JP3653845B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は投入した硬貨を選別して収納する硬貨分類収納装置や、その分類収納した硬貨をつり銭として払出す硬貨つり銭自動支払機などに組込まれる硬貨選別装置に関する。
なお、以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の国内発行6金種の硬貨選別装置の一例の要部の構成を示す上面図、図9は図8の装置の振分けスリット7部分の側部断面図である。図8において1は硬貨の投入口、3は投入口1に投入された硬貨を矢印方向へ搬送する搬送ベルト、61は搬送ベルト3により搬送された硬貨を左方の振分けスリット7の方向に案内する固定ゲートである。振分けスリット7には硬貨2の搬送方向(図では左方向)に順次その切欠き幅が拡がるように、6金種の外径に対応した幅の切欠き(スリット)SLが形成されている。そして硬貨2は図外の搬送手段によって振分けスリット7に沿い左方へ搬送されながら、自身の外径に対応する幅のスリットSLの部分で図9に示すように下方(矢印方向、図8では紙面の背後方向)へ落下して振分けられ選別される。
【0003】
図10は従来の国内発行6金種の硬貨選別装置の異なる例の要部の構成を示す上面図、図11は図10の装置の動作説明用のタイムチャートである。図10においては硬貨の外径・材質等の識別要素から金種を判定する硬貨識別部CVを硬貨搬送手段(搬送ベルト3など)の上流側に配置し、この識別部CVの下流側に金種別の振分けゲートG(G1〜G6)を設け、識別部CVの識別結果に応じて図11に示すように硬貨の搬送距離に対応したパルスを発生する同期信号発生器SGにより、当該硬貨が対応する振分けゲートGの部分に搬送されたタイミングに、その金種のゲートGを駆動してその硬貨を外部に振分け選別する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
確実に硬貨の選別を行う、という観点からみると、従来の図8の硬貨選別装置では構造を比較的簡単に構成できるが、国内発行の6金種の硬貨の選別をしようとする場合、5円硬貨(公称寸法22.0mm),100円硬貨(公称寸法22.6mm)の分類箇所のようにその寸法差が僅かである部分には、部品の製作精度を高める必要があった。また、一方で昭和24年〜33年に発行された5円硬貨は現在発行されている5円硬貨と比較して外径寸法のバラツキが大きく、22.5mm程度の外径の物も存在しており、5円の選別切欠き部にて落下せず100円の選別切欠き部まで到達し、誤振分けが発生している。
【0005】
また、図10の硬貨選別装置では前述のような誤選別の問題は解決されてはいるが、識別部CVの識別結果に応じた各金種別振分けゲートG1〜G6の同期制御が必要であり、装置が複雑且つ高価格となっている。
そこで本発明はこれらの問題を解消し、より確実な硬貨選別を行い、且つ構造を簡略化できる硬貨選別装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1の硬貨選別装置は、
(投入口1に)投入された硬貨(2)を1枚ずつ硬貨通路(8)に沿って移動させ、硬貨通路の下手側に設けられた、金種別の硬貨の外径に対応した幅ずつ、硬貨の移動方向に段階的に増加する切欠き(SL)を持つ振分けスリットの該当する切欠きから振分けスリット外へ硬貨を排出して硬貨を選別する硬貨選別装置において、
硬貨通路の上手側に設けられ、移動して行く各硬貨の材質を判別する材質判別手段(4など)と、
硬貨通路の材質判別手段より下手側に設けられ、材質判別手段の判別結果に応じて自身より下手側の硬貨通路を分岐させる振分けゲート(6,6’など)と、この分岐した各下手側の硬貨通路に設けられ、夫々該当する材質の硬貨に対応する振分けスリット(71,72、71’,72’など)とを備えたものとする。
【0007】
また請求項2の硬貨選別装置は、請求項1に記載の硬貨選別装置において、
硬貨が、硬貨の面内にあって硬貨通路の硬貨の移動方向に直交する直線がほぼ水平となる姿勢で、硬貨通路を搬送手段(図外の搬送ベルトなど)によって搬送されつつ振分けスリットにて振分けられるようにする。
また請求項3の硬貨選別装置は、請求項1に記載の硬貨選別装置において、
振分けスリットにて振分けられる直前の硬貨の姿勢を、このときの硬貨の面内にあって、硬貨通路の硬貨の移動方向に直交する直線の、この硬貨の移動方向を含む鉛直面となす角度が0°を越え90°未満となるようにする。
【0008】
また請求項4の硬貨選別装置は、請求項3に記載の硬貨選別装置において、
硬貨が硬貨通路を転動落下して移動しつつ、前記振分けスリットによって振分けられるようにする。
また請求項5の硬貨選別装置は、請求項4に記載の硬貨選別装置において、
硬貨の材質別の2つの振分けスリット(71’,72’)の夫々の基面が断面V字型の谷状の硬貨通路の傾斜して対向する側壁面を形成し、この2つの側壁面が交わる硬貨通路の底部(枠体下端面FRa)が硬貨の転動路となるようにする。
【0009】
また請求項6の硬貨選別装置は、請求項1ないし5に記載の硬貨選別装置において、
前記硬貨の材質別の振分けスリットが沿う硬貨通路での硬貨の移動方向を一致させ、
各振分けスリットの各切欠きを、この硬貨の移動方向において、硬貨の金額順となるように配置する。
【0010】
本発明の主となる作用は次の如くである。即ち先ず投入された硬貨の材質を検出し、その検出した材質の結果に基づき振分けゲートを制御し、硬貨を材質別に設けた振分けスリットへ分岐移動させて選別する。
国内発行6金種の硬貨の外径と材質を硬貨の外径順に並べて示すと、表1のようになる。
【0011】
【表1】
この表1に示すように、5円と100円との外径差が最も小さい。そして従来技術の項で説明した通り、5円硬貨には大きめの外径のものがありその差はさらに小さくなり、余裕がなくなる。次に表1を材質(白銅とそれ以外)毎に並べ変えると、表2のようになる。
【0012】
【表2】
この表2から判るように白銅グループと非白銅グループとの各グループ内では、夫々に外径差の最小値が存在するが、その値は従来の0.6mmから1.5mmと大きくなり選別がより容易になる。
【0013】
選別される硬貨の流れは次のようになる。投入された硬貨は材質センサによってその材質を白銅とそれ以外の材質とに判定される。材質センサの検出結果(判定結果)により振分けゲートはその材質に対応した振分けスリット側に切換わる。硬貨はその材質に対応した振分けスリットに導かれ、その金種の外径幅の切欠き部から落下する。
【0014】
なお、材質センサとしては例えばコルピッツ発振器を主回路とするものを用いることにより、白銅と非白銅を判定できる。なお、このような材質センサは本出願人の先願になる特開平7−200912号公報に記載されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例としての、ベルト式搬送手段を有する硬貨選別装置の要部の構成を示す上面図である。同図においては図8に対し搬送ベルト3の搬送距離の近い方から順に搬送ベルト3と直角の方向(図では左方)に向けて、振分けスリット71,72が並設されている。そして振分けスリット72の右端の硬貨導入部には、搬送ベルト3によって搬送されて来た硬貨を振分けスリット72側へ導く固定ゲート61が設けられ、振分けスリット71の右端の硬貨の導入部には搬送ベルト3によって搬送されて来た硬貨を振分けスリット71側へ導いたり、そのまま通過させたりする硬貨振分けの可能な振分けゲート6が設けられている。また、搬送ベルト3の搬送途上の硬貨の投入口1と振分けゲート6との間の位置に材質センサ4が設けられている。ここで振分けスリット71は前述の白銅グループの金種の硬貨を振分けるためのものであり、振分けスリット72は非白銅グループの金種の硬貨を振分けるためのものである。なお、制御部5は材質センサ4の検出信号4aに基づく硬貨材質の判定結果に応じて、振分けゲート6の駆動制御を行うほか、この装置全体を制御する。
【0016】
図2は振分けスリット71,72の動作説明のための図1の振分けスリット71,72部分の側部断面図である。
図3は図1の振分けゲート6の動作説明用の右側面図である。この例では振分けゲート6は上,下に駆動され、硬貨2を振分けスリット71側へ送るときは点線にように下方に駆動されて、搬送ベルト3上の硬貨2がそのまま通り抜けることを防いで、硬貨2を搬送ベルト3の搬送方向と直交する振分けスリット71の方向(図1の左方)へ案内する。また、振分けゲート6は硬貨2を振分けスリット72側へ送るときは実線のように下方に駆動されず、硬貨2はそのままこのゲート6を通り抜ける。
【0017】
図4は図1の制御部5の動作説明用のタイムチャートを示し、図4の上側の図は材質センサ4の硬貨材質別の検出信号4aを示す。この図のように硬貨材質が白銅のときは非白銅に比べて材質センサ4の検出信号出力のレベルが大きい。ここでL1を白銅か非白銅かの材質判定のしきい値とし、L2を硬貨検知のしきい値とする。また、図4の下側の図は材質センサ4が白銅の検出信号4aを出力したとき、制御部5から出力される振分けゲート6の駆動用の信号5aの出力のタイミングを示す。
【0018】
図5は図1の制御部5の動作説明用のフローチャートで、S1〜S6はそのステップを示す。次に図2ないし図5を参照しつつ図1の動作を説明する。投入口1に硬貨2が投入されると制御部5は搬送ベルト3を駆動する(図5,S1)。これにより硬貨2は硬貨搬送ベルト3に載せられて装置内に取込まれ、搬送される。取込まれた硬貨2が搬送ベルト3の略裏面に配置された材質センサ4の部分に到達し、材質センサ4の検出信号4aのレベルが図4に示すように硬貨検知のしきい値L2を越えると(図5,S2,分岐Y)、制御部5は検出信号4aの最大値のサンプリングを開始する(図5,S3)。そしてセンサ検出信号4aが硬貨検知のしきい値L2を下回った時点で(図5,S4,分岐N)、制御部5はサンプリングした最大値から材質を判定する。この例ではセンサ検出信号4aが材質判定のしきい値L1を越えたことで白銅と判定した時(図5,S5,分岐Y)、図4に示すように駆動信号5aを出力し振分けゲート6を所定時間駆動する(図5,S6)。振分けゲート6は駆動信号5aにて搬送ベルト3の面側へと移動する。白銅と判定された硬貨は搬送ベルト3の搬送方向に対し略45°の傾きを持つ振分けゲート6のガイドに沿って搬送方向を変更され、白銅硬貨用の振分けスリット71へと搬送される。
【0019】
制御部5は硬貨2の搬送ベルト3側から振分けスリット71側への通過を図外の手段を介し検知すると、振分けゲート6の駆動を解除する。
白銅硬貨用振分けスリット71側へと搬送された硬貨2は、該当する金種の切欠き(スリット)SL部分から外部へ落下する。
材質センサ4の検出信号4aに基づく判定結果が白銅以外の場合は(図5,S5,分岐N)、制御部5は振分けゲート6に対して駆動信号は送らず、硬貨2はこの振分けゲート6の部分をそのまま通り抜けたのち、固定ゲート61によって非白銅硬貨用振分けスリット72側へ案内され搬送されて行く。
【0020】
(実施例2)
図6は本発明の第2の実施例としての硬貨転動式の硬貨選別装置の要部の構成を示す。ここで同図(A)はこの装置の上面図、同図(B)は同じく左側面図、同図(C)は同じく正面図である。
図6においてFRは上方が開いたV字状の断面を持つスリット枠体で、枠体FRの下端面FRaは図(A),(C)の右方から左方へ向って傾斜し、硬貨の転動路を形成している。そして枠体FRの内部は硬貨通路8を構成し、図1の振分けスリット71,72に夫々対応する振分けスリット71’,72’はこのスリット枠体FRの対向する傾斜面(換言すれば硬貨の面が沿う硬貨通路8の、両側の傾斜した壁面)を形成し、枠体下端面FRaを転動落下する硬貨2が切欠きSLから枠体FRの外部へ抜けて落下するように切欠きSLが設けられている。
【0021】
材質センサ4と、図1の振分けゲート6に対応する振分けゲート6’は、非白銅硬貨用の振分けスリット72’の硬貨投入口1に近い基面(硬貨が沿って動く面)上に設けられている。そして硬貨投入口1は投入口1から硬貨通路8の内部に取込まれた硬貨が、先ず振分けスリット72’の基面側に沿って転動落下するように構成されている。
【0022】
図4に示した材質センサ4の検出信号4aと制御部5の出力する振分けゲート駆動信号5aの関係は、図6の制御部5についても同様にあてはまる。
図6の動作を述べると、投入口1に投入された硬貨2は硬貨通路8の片側の壁面(つまり振分けスリット72’の基面)にその片面を沿わせて枠体下端面FRa上を転動しながら図(A),(C)の右方から左方へ落下して行く。材質センサ4は、前述のように硬貨通路8の硬貨2が沿う側(つまり振分けスリット72’の基面上)に配置されている。転動落下する硬貨2は材質センサ4の部分に到達する。材質センサ4の検出信号4aに基づいて制御部5は図1の場合と同様に白銅とそれ以外を磁気的な特性の違いから判定する。
【0023】
制御部5は材質センサ4の検出信号4aに基づく判定結果が白銅であった場合は、振分けゲート6’に駆動信号5aを送る。振分けゲート6’は硬貨通路8の硬貨が沿う振分けスリット72’の基面上に配置されていて、制御部5からの駆動信号5aを受けると図5(B)に示すように硬貨2の上の縁を突くように突出する。これにより硬貨2はその姿勢を換えられ白銅硬貨用振分けスリット71’の基面に沿って転動落下して行く。制御部5は、図4と同様に所定時間だけ振分けゲート6’を駆動する。
【0024】
白銅硬貨用振分けスリット71’の基面に沿って転動する硬貨2は、該当する金種の切欠きSL部分から硬貨通路8の外部に落下する。材質センサ4の検出信号4aに基づく制御部5の判定結果が白銅以外の場合は、制御部5は振分けゲート6’に対して駆動信号5aは送らず、硬貨2はそのまま非白銅硬貨用振分けスリット72’の基面に沿って転動落下し、その切欠きSL部分で硬貨通路の外部に落下する。
【0025】
(実施例3)
図7は本発明の第3の実施例としての振分けスリット71,72の切欠きの位置を白銅貨,非白銅貨を通じて金額順に配置した硬貨選別装置の上面図である。この図7の配置は図1の硬貨選別装置に対して適用した場合を示すが、図6の硬貨選別装置にも適用できることは云うまでもない。
【0026】
この図7のように、振分けスリット71,72の切欠きSLを設ける位置を配置すると金額順に選別硬貨を並べることができ、硬貨の取扱が判り易くなる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば硬貨選別装置の硬貨投入口に投入した硬貨を、硬貨通路に沿い、搬送ベルト、あるいは硬貨自身の転動落下等によって1枚ずつ移動させ、硬貨通路の硬貨移動の上手側に硬貨の材質を判定するための材質センサを、下手側に硬貨の材質別の振分けスリットを、また材質センサと振分けスリットとの中間に振分けゲートを夫々設け、材質センサの検出信号に基づく硬貨材質の判定結果に応じて振分けゲートを介し当該の硬貨の移動して行く通路を、対応する硬貨材質の振分けスリットの方向へ切換え分岐するようにしたので、次のような効果を得ることができる。
【0028】
(1)硬貨振分けスリットの金種間の外径差を大きくとれるため、誤選別の回避が容易になる。
(2)構造が簡単に構成できるため安価に装置を供給できる。
(3)硬貨振分けスリットの金種別の切欠きを金額順に配置することが可能となり、装置内部の硬貨収納状態と表示装置の表示内容の配置順における不整合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての要部の構成を示す上面図
【図2】図1の動作説明用の振分けスリット部分の側部断面図
【図3】図1の振分けゲートの動作説明用の右側面図
【図4】図1の制御部の動作説明用のタイムチャート
【図5】図1の制御部の動作説明用のフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例としての要部の構成図
【図7】本発明の第3の実施例としての要部の構成を示す上面図
【図8】従来の硬貨選別装置の一例としての要部の構成を示す上面図
【図9】図8の動作説明用の振分けスリット部分の側部断面図
【図10】従来の硬貨選別装置の異なる例としての要部の構成を示す上面図
【図11】図10の動作説明用の同期信号のタイムチャート
【符号の説明】
1 投入口
2 硬貨
3 搬送ベルト
4 材質センサ
4a 検出信号
5 制御部
5a ゲート駆動信号
6,6’ 振分けゲート
8 硬貨通路
61 固定ゲート
71,72,71’,72’ 振分けスリット
SL 切欠き
FR スリット枠体
FRa 枠体下端面
Claims (6)
- 投入された硬貨を1枚ずつ硬貨通路に沿って移動させ、硬貨通路の下手側に設けられた、金種別の硬貨の外径に対応した幅ずつ、硬貨の移動方向に段階的に増加する切欠きを持つ振分けスリットの該当する切欠きから振分けスリット外へ硬貨を排出して硬貨を選別する硬貨選別装置において、硬貨通路の上手側に設けられ、移動して行く各硬貨の材質を白銅と白銅以外とに判別する材質判別手段と、硬貨通路の材質判別手段より下手側に設けられ、材質判別手段の判別結果に応じて自身より下手側の硬貨通路を分岐させる振分けゲートと、この分岐した各下手側の硬貨通路に設けられ、夫々該当する材質の硬貨に対応する振分けスリットとを備えたことを特徴とする硬貨選別装置。
- 請求項1に記載の硬貨選別装置において、硬貨が、硬貨の面内にあって硬貨通路の硬貨の移動方向に直交する直線がほぼ水平となる姿勢で、硬貨通路を搬送手段によって搬送されつつ、振分けスリットにて振分けられるようにしたことを特徴とする硬貨選別装置。
- 請求項1に記載の硬貨選別装置において、振分けスリットにて振分けられる直前の硬貨の姿勢を、このときの硬貨の面内にあって、硬貨通路の硬貨の移動方向に直交する直線の、この硬貨の移動方向を含む鉛直面となす角度が0°を越え90°未満となるようにしたことを特徴とする硬貨選別装置。
- 請求項3に記載の硬貨選別装置において、硬貨が硬貨通路を転動落下して移動しつつ、前記振分けスリットによって振分けられるようにしたことを特徴とする硬貨選別装置。
- 請求項4に記載の硬貨選別装置において、硬貨の材質別の2つの振分けスリットの夫々の基面が断面V字型の谷状の硬貨通路の傾斜して対向する側壁面を形成し、この2つの側壁面が交わる硬貨通路の底部が硬貨の転動路となるようにしたことを特徴とする硬貨選別装置。
- 請求項1ないし5に記載の硬貨選別装置において、前記硬貨の材質別の振分けスリットが沿う硬貨通路での硬貨の移動方向を一致させ、各振分けスリットの各切欠きを、この硬貨の移動方向において、硬貨の金額順となるように配置したことを特徴とする硬貨選別装置。
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