JPS6229547B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6229547B2 JPS6229547B2 JP57156805A JP15680582A JPS6229547B2 JP S6229547 B2 JPS6229547 B2 JP S6229547B2 JP 57156805 A JP57156805 A JP 57156805A JP 15680582 A JP15680582 A JP 15680582A JP S6229547 B2 JPS6229547 B2 JP S6229547B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- woven
- knitted fabric
- temperature
- pressure
- polyester
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
本発明は、特殊光沢の表面を有する織編物の製
造方法に関する。 従来、熱可塑性繊維より構成される織編物に光
沢加工を行う方法は種々知られている。例えば、
エンボス加工による絵柄模様を有する光沢加工、
細線様のシユライナー加工などがその代表として
見い出されるが、いずれも規則性がありナチユラ
ルな感じのものが得られていない。 本発明者らは、この様な従来の光沢加工の欠点
を補うべく、鋭意研究を重ねた結果、ナチユラル
な外観効果としての光沢表面を有する織編物の製
造方法を見出し、本発明に到達したものである。 即ち、本発明は、ポリエステル織編物を集束・
加圧することによりシワ加工を施して、該ポリエ
ステル織編物の表面にランダムな折れシワを付与
し、しかる後、該シワ加工布を拡巾状にして加熱
金属面ローラを有する加圧機にて温度160℃以上
で加圧処理することを特徴とする特殊光沢表面を
有する織編物の製造方法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明方法は、ポリエステル織編物に、シワを
付与するシワ加工処理工程と、しかる後、該シワ
付与織編物に、高温で加圧処理する工程とを必須
とするものである。 シワ加工処理としては、該ポリエステル織編物
をロープ状に集束し、これに連続的に仮撚をかけ
るか、又は、加撚後、解撚することにより、シワ
を付与する方法が例示され、又、他の方法として
は、該ポリエステル織編物を染色機等の容器に押
込み充填せしめてシワを付与する方法がある。 これらのシワ付与方法では、該ポリエステル織
編物に、ポリエステルの２次転位点以上の温度の
熱を加えることが望ましい。 即ち、連続的に仮撚して、シワを付与するもの
では、仮撚の加撚域に熱処理ゾーンを設けること
ができ、加撚−解撚式の場合は、加撚状態の織編
物を熱処理し、又、押込み充填方法では、充填状
態の織編物を加熱処理して行うことができる。 このように、シワ加工処理を受けたポリエステ
ル織編物には、規則性のない、ランダムなシワが
付与されるのである。 次いで、該シワ付与織編物に、カレンダー、ロ
ーラー、又はプレス・ローラーなど加熱金属面ロ
ーラーをもつ加圧機にて加熱加圧処理を行う。こ
の加熱は、該ローラーの表面温度160℃以上で該
ポリエステル繊維の溶融温度以下の温度で行う必
要があり、圧力は、10Kg／cm2〜60Kg／cm2が適当で
ある。 この加熱、加圧の条件が弱いと、耐久性に乏し
く、又、充分な効果が得られない。特に、温度が
160℃未満の場合は、耐久性・光沢の両方で充分
な効果が得られない。 尚、かかる高温加圧処理は、シワ加工処理に引
続いて行つてもよいが、シワ加工処理の後、アル
カリ減量処理や、染色加工等の所望の工程を経た
後、行つてもよいが、染料の昇華堅牢度が低い場
合は、染色加工工程の前に行うとよい。 このような方法により得られる織編物は、シワ
付与によつて高温加圧のプレス効果が異なる織編
物表面を有することになり、光沢強度の変化をそ
の表面に付与し、多面体の如き表面効果をランダ
ムに付与することができる。 即ち、前記の高温加圧のプレス効果により、前
記の折れシワを境にして光沢効果が異なる表面を
得ることが出来、該折れシワのところで異なる光
沢の表面が形成され、多面体の如き表面効果を得
ることができる。特に、該高温・加圧処理によつ
ても、該折れシワが僅かでも残存する場合、前記
の多面体の如き表面効果が容易に得られる。 以下、本発明について実施例を挙げて説明する （実施例） ポリエステル長繊維糸からなるパレス織物（経
糸50de／36fils Ｓ 300T／Ｍ、緯糸50de／
36filsＳ Ｚ2700T／Ｍ密度経300本／3.79cm、緯120
本／3.79cm）であつて幅120cm、目付70ｇ／m2の
ものを集束せしめ、式
造方法に関する。 従来、熱可塑性繊維より構成される織編物に光
沢加工を行う方法は種々知られている。例えば、
エンボス加工による絵柄模様を有する光沢加工、
細線様のシユライナー加工などがその代表として
見い出されるが、いずれも規則性がありナチユラ
ルな感じのものが得られていない。 本発明者らは、この様な従来の光沢加工の欠点
を補うべく、鋭意研究を重ねた結果、ナチユラル
な外観効果としての光沢表面を有する織編物の製
造方法を見出し、本発明に到達したものである。 即ち、本発明は、ポリエステル織編物を集束・
加圧することによりシワ加工を施して、該ポリエ
ステル織編物の表面にランダムな折れシワを付与
し、しかる後、該シワ加工布を拡巾状にして加熱
金属面ローラを有する加圧機にて温度160℃以上
で加圧処理することを特徴とする特殊光沢表面を
有する織編物の製造方法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明方法は、ポリエステル織編物に、シワを
付与するシワ加工処理工程と、しかる後、該シワ
付与織編物に、高温で加圧処理する工程とを必須
とするものである。 シワ加工処理としては、該ポリエステル織編物
をロープ状に集束し、これに連続的に仮撚をかけ
るか、又は、加撚後、解撚することにより、シワ
を付与する方法が例示され、又、他の方法として
は、該ポリエステル織編物を染色機等の容器に押
込み充填せしめてシワを付与する方法がある。 これらのシワ付与方法では、該ポリエステル織
編物に、ポリエステルの２次転位点以上の温度の
熱を加えることが望ましい。 即ち、連続的に仮撚して、シワを付与するもの
では、仮撚の加撚域に熱処理ゾーンを設けること
ができ、加撚−解撚式の場合は、加撚状態の織編
物を熱処理し、又、押込み充填方法では、充填状
態の織編物を加熱処理して行うことができる。 このように、シワ加工処理を受けたポリエステ
ル織編物には、規則性のない、ランダムなシワが
付与されるのである。 次いで、該シワ付与織編物に、カレンダー、ロ
ーラー、又はプレス・ローラーなど加熱金属面ロ
ーラーをもつ加圧機にて加熱加圧処理を行う。こ
の加熱は、該ローラーの表面温度160℃以上で該
ポリエステル繊維の溶融温度以下の温度で行う必
要があり、圧力は、10Kg／cm2〜60Kg／cm2が適当で
ある。 この加熱、加圧の条件が弱いと、耐久性に乏し
く、又、充分な効果が得られない。特に、温度が
160℃未満の場合は、耐久性・光沢の両方で充分
な効果が得られない。 尚、かかる高温加圧処理は、シワ加工処理に引
続いて行つてもよいが、シワ加工処理の後、アル
カリ減量処理や、染色加工等の所望の工程を経た
後、行つてもよいが、染料の昇華堅牢度が低い場
合は、染色加工工程の前に行うとよい。 このような方法により得られる織編物は、シワ
付与によつて高温加圧のプレス効果が異なる織編
物表面を有することになり、光沢強度の変化をそ
の表面に付与し、多面体の如き表面効果をランダ
ムに付与することができる。 即ち、前記の高温加圧のプレス効果により、前
記の折れシワを境にして光沢効果が異なる表面を
得ることが出来、該折れシワのところで異なる光
沢の表面が形成され、多面体の如き表面効果を得
ることができる。特に、該高温・加圧処理によつ
ても、該折れシワが僅かでも残存する場合、前記
の多面体の如き表面効果が容易に得られる。 以下、本発明について実施例を挙げて説明する （実施例） ポリエステル長繊維糸からなるパレス織物（経
糸50de／36fils Ｓ 300T／Ｍ、緯糸50de／
36filsＳ Ｚ2700T／Ｍ密度経300本／3.79cm、緯120
本／3.79cm）であつて幅120cm、目付70ｇ／m2の
ものを集束せしめ、式
【式】（Ｄ…日付
ｇ／m2、Ｗ…布重量ｇ、α…撚係数）で表わされ
るαが0.5で撚掛けして二重撚を付与した。しか
る後スチーミング処理を120秒間行い、シワ固定
せしめた後、温度160℃、圧力20Kg／cm2のカレン
ダー・ローラーにてプレス加工し、次いでアルカ
リ減量加工（減量率15％）を施し、染仕上した。
得られた織物はランダマイズされたプリーツ状の
シワを有し、かつ、多面的な強度の異なる光沢を
有する優美性な表面の織物であつた。
るαが0.5で撚掛けして二重撚を付与した。しか
る後スチーミング処理を120秒間行い、シワ固定
せしめた後、温度160℃、圧力20Kg／cm2のカレン
ダー・ローラーにてプレス加工し、次いでアルカ
リ減量加工（減量率15％）を施し、染仕上した。
得られた織物はランダマイズされたプリーツ状の
シワを有し、かつ、多面的な強度の異なる光沢を
有する優美性な表面の織物であつた。
Claims (1)
- １ ポリエステル織編物を集束・加圧することに
よりシワ加工を施して、該ポリエステル織編物の
表面にランダムな折れシワを付与し、しかる後、
該シワ加工布を拡巾状にして加熱金属面ローラを
有する加圧機にて温度160℃以上で加圧処理する
ことを特徴とする特殊光沢表面を有する織編物の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15680582A JPS5947470A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 特殊光沢表面を有する織編物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15680582A JPS5947470A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 特殊光沢表面を有する織編物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5947470A JPS5947470A (ja) | 1984-03-17 |
| JPS6229547B2 true JPS6229547B2 (ja) | 1987-06-26 |
Family
ID=15635703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15680582A Granted JPS5947470A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 特殊光沢表面を有する織編物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5947470A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6285067A (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-18 | 帝人株式会社 | ポリエステル織編物の製造方法 |
| JPS62282064A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-07 | ユニチカ株式会社 | シワを有するポリエステル織物の製造方法 |
| JPS63275777A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-14 | 日本繊維化工株式会社 | ランダム絣織物製造法 |
| JPS6443440A (en) * | 1987-08-07 | 1989-02-15 | Polymer Processing Res Inst | Device for crumpling cloth, film or the like |
| JPH02277872A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-14 | Kanebo Ltd | チンチラ調斑染布帛の製造方法 |
| JP5770983B2 (ja) * | 2010-07-02 | 2015-08-26 | 帝人フロンティア株式会社 | 側地用織物および繊維製品 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52114796A (en) * | 1976-03-18 | 1977-09-26 | Unitika Ltd | Method of crease vest fabric |
| JPS52114795A (en) * | 1976-03-18 | 1977-09-26 | Unitika Ltd | Method of crease vest fabric |
| JPS55107574A (en) * | 1979-02-06 | 1980-08-18 | Unitika Ltd | Fabric modifying method |
-
1982
- 1982-09-10 JP JP15680582A patent/JPS5947470A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52114796A (en) * | 1976-03-18 | 1977-09-26 | Unitika Ltd | Method of crease vest fabric |
| JPS52114795A (en) * | 1976-03-18 | 1977-09-26 | Unitika Ltd | Method of crease vest fabric |
| JPS55107574A (en) * | 1979-02-06 | 1980-08-18 | Unitika Ltd | Fabric modifying method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5947470A (ja) | 1984-03-17 |
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