JPS6052229B2 - 模様を有する織編物の製造法 - Google Patents

模様を有する織編物の製造法

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JPS6052229B2
JPS6052229B2 JP13467779A JP13467779A JPS6052229B2 JP S6052229 B2 JPS6052229 B2 JP S6052229B2 JP 13467779 A JP13467779 A JP 13467779A JP 13467779 A JP13467779 A JP 13467779A JP S6052229 B2 JPS6052229 B2 JP S6052229B2
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JP
Japan
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woven
pattern
fiber
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knitted fabric
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JP13467779A
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JPS5658062A (en
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三宜 岡本
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優美な模様を有する織編物の製造方法に関す
るものである。
フィラメントヤーンなどに強いよりを付与し、織物をつ
くり、しかる後、湯に織物を振るようにして導入すると
シホ織物がえられることはよく知られている。
これは、仏人、マダムジヨーゼツトが発明したとされジ
ョーゼットと呼ばれているときもあり、或いは、ちりめ
ん、シボ物と呼ばれているときもあり、広義にあるいは
、狭義に限定され、何々ちりめんなどとよばれ、タテ糸
、ヨコ糸、組織などの選択の多様化により、多種多様あ
り、名前も多い(すべてが強ネン糸使いとは限らぬから
一層多いのである)。かかる織編物は、最近まで高級品
扱いされ、高価なものとされていたが、近代化学の進歩
によりあまねく普及し、最早、シボ物と言えども高級品
扱いされ難くなつてきた。
単なる大あるいは小のシボ程度では、あきたらぬものと
なつてしまつた。本発明は、かかる状況にかんがみ、よ
り一層高級品としての優美な模様を有する布帛を考えつ
き、それを作る方法を提供することを目的とする。
しかもその方法の中でも、特に目的にてらし、工業的に
実施しやすいすぐれた方法を提供することも目的とする
。更に染め、特にプリントの染色と相重なり、より高級
にみえやすい構成の布帛を提供することも目的とする。
他の目的は更に後の説明の中で明らかにすることにする
。本発明はかかる諸目的を次の手段により達成した。
すなわち本発明は次の構成を有する。捲縮発現力の異な
る2成分からなる複数の芯に分割できる多芯複合繊維を
用いて織編物を作り、次いで該織編物に熱又は薬液を模
様状に付与して組織を固定または繊維内部に変化を与え
、その後該多芯複合繊維を複数の芯に分割する操作を加
え、しかる後捲縮発現させる操作を施すことを特徴とす
る模様を有する織編物の製造法。
本発明について詳述する。
本発明の方法は強撚糸使いの織編物にも撚数の少ない糸
使いの織編物にも適用でき、各々異質の風合の製品が得
られる。
強ネン加工の場合は普通750〜350債゛/M(ツウ
イストパーメーター)がよく用いられ好ましくは、10
0〜3000T/Mである。
フィラメントヤーンが最も多く用いられ、時には紡績糸
が用いられる。
織物が多く、時には目のこんだ編物もある。ヨリは、ヨ
コ糸のみまたはたて糸のみ、さらに両者もあり、さらに
は糸をそろえて用いたりされる。強ネンされない方は、
ヨリなしまたはかるいヨリがかけられる。この技術には
公知のあらゆる、シボを発生する。織編物としぼ立て技
術が用いられることは言うまでもない。本発明で、数の
芯に分割できる多芯複合繊維とは、たとえば第1〜3図
に示すような断面をもつようなものであり、介在(C)
成分を除去又は剥離すればA,.B両成分からなる芯繊
維(多芯複合繊維の芯に相当する)に分割できるものを
言う。AlB両成分は互いに接合性があるポリマ、多く
は同系ポリマが用いられる。たとえばポリアミド系の2
種またはポリエステルの2種が好ましい。C成分はA.
.B両成分とは接合性が小さいか、あるいはA,.B両
成分を残したまま化学的又は物理的に溶出又は除去でき
るものである。たとえば、ポリスチレン、ポリエチレン
の他に、(A..B成分がポリエステル系なら)ポリア
ミド、スルホン酸基含有ポリエステル、(A..B成分
がポリアミド系なら)ポリエステル等が適する。すなわ
ち、本発明における芯成分は、熱や水分、薬液等による
収縮率が異なる2成分からなるものでなくてはならない
。これらの中でポリスチレン系は熱、薬品に弱く模様を
固定しやすい利点がある。また、分割して得られた極細
芯繊維が第1〜3図の如く異形断面とくに三角断面に近
いものであことは織編物の風合上好ましいことが多い。
分割数(1本の多芯複合繊維から得られる芯繊維数)は
3〜7が好ましい。3〜7の場合に極細芯繊維の断面の
変形の大きいものが得やすいからである。
本発明において、A,.B,.C成分のうちいずれかが
熱や溶剤によりとけたり軟化したり、相互にくつついた
りしやすい場合にはそれを利用して模様を固定できる。
また、溶剤による繊維微細構造の変化(結晶化など)に
よつて模様づけできる。−就中、エンボスロールでおし
あてたとき、とけたりして糸を模様として部分固定すれ
ば、しぼ立て機に投入したとき部分固定されない部分の
み、しぼが出る。このことによつてしぼが全体に及ぶの
ではなく、固定部分はシボのない非常に優美な、−従来
にないシポ物として仕上るのである。かかるように粘着
固定するような成分のないときは少し状況がことなり、
繊維内部の結晶化、変形、座屈により、模様を固定する
模様を固定した部分にシボが出る楊合でも、何らの処理
が及んでいない部分とは挙動を大なり小なり異にするの
で、異質のシボ模様となるのである。かかるアクション
は、染色性にまで及ぶことがあり、それは、一層、布帛
に変化をもたせることにつながるのである。本発明の織
編物は、アルカリ処理などをほどこし、表面を浸食する
と、一層優な外観とタッチをそなえるようになるので好
ましい。模様を付与する方式の一つに、エンボスロール
がある。本発明は、あまりなじみのないくらい深いほり
のエンボスロールを用いて、押えると、熱分布、圧力分
布の圧が大きく模様的に与えられるので、一層好ましい
のである。
本発明では、既述のように芯2成分からなリケン縮発生
力をひめてもつている多芯複合繊維を用いる。
その捲縮発現力により模様を付与できるからである。
強撚糸の場合においても、芯が複合繊維でない場合に比
較して、異質のシボが発現するからである。すなわち、
熱処理等によつて模様状に固定された織編物に、繊維の
分割操作を施した後、捲縮発現操作を加えると、固定さ
れた部分には捲縮は生じにくく、一方固定されていない
部分には捲縮が顕著に生じるため、独特な模様が発生す
るのである。なお、本発明における捲縮発現させる操作
とは、芯成分の性質によつて異なるが、熱処理や水分、
薬液の付与などをいう。かかる布帛は、高級和装用、高
級洋装用としてプリント染め、液染め、抜染も駆使した
ものとして、好ましく用いられる。
プリントのとき模様の凹部と凸部に差が出てくることは
申すまでもない。次に実施例を示すが、本発明の有用性
、特異性は、これによつて何ら制限されたり、拘束され
たりすることはない。
実施例 第1図のごとき多芯複合繊維(3成分)であり、A成分
がポリエチレンテレフタレート、B成分が2.4モル%
のイソフタル酸ソデイウムスルフオネートを共重合成分
として含むポリエチレンテレフタレート共重合体で両者
合せて85%、残り15%がポリスチレンであり、かか
る多芯複合繊維50D−8fi1に20/Mのヨリをか
けて、平織りに織り上げた。
これに凹凸のはげしい銀付人工皮革用エンボスロールを
130〜110℃でおしあて(エンボスマシン)、模様
をつくり、ポリスレン部分は軟化してくぼんだ。これを
93〜97℃界面活性剤入り沸水中にふりながら投入し
た所、エンボス模様付の織物となつたが、これはまだゴ
ワゴワしたもので、とてもしなやかな織物と言えるよう
なしろものではなかつた。
乾燥後、これを四塩化炭素で十分洗浄し、乾燥した。こ
れにより海成分はほぼ除去された。さらに160〜18
0Cで熱処理し、しかる後、3%力性ソーダー水溶液(
加熱浴)で洗い、減量率が全体の約15%になつた所で
水洗乾燥した所、シボ模様付のしなやかな優美な織物と
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本発明に適用される繊維の断面の模式図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 捲縮発現力の異なる2成分からなる複数の芯に分割
    できる多芯複合繊維を用いて織編物を作り、次いで該織
    編物に熱又は薬液を模様状に付与して組織を固定または
    繊維内部に変化を与え、その後該多芯複合繊維を複数の
    芯に分割する操作を加え、しかる後捲縮発現させる操作
    を施すことを特徴とする模様を有する織編物の製造法。
JP13467779A 1979-10-18 1979-10-18 模様を有する織編物の製造法 Expired JPS6052229B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13467779A JPS6052229B2 (ja) 1979-10-18 1979-10-18 模様を有する織編物の製造法

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JP13467779A JPS6052229B2 (ja) 1979-10-18 1979-10-18 模様を有する織編物の製造法

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JPS5658062A JPS5658062A (en) 1981-05-20
JPS6052229B2 true JPS6052229B2 (ja) 1985-11-18

Family

ID=15133979

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JP (1) JPS6052229B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0273123U (ja) * 1988-11-21 1990-06-04
JPH03120429U (ja) * 1990-03-23 1991-12-11
JPH0471632U (ja) * 1990-10-29 1992-06-24

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0273123U (ja) * 1988-11-21 1990-06-04
JPH03120429U (ja) * 1990-03-23 1991-12-11
JPH0471632U (ja) * 1990-10-29 1992-06-24

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Publication number Publication date
JPS5658062A (en) 1981-05-20

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