JPH0544153A - 布帛の部分的皺づけ加工方法 - Google Patents

布帛の部分的皺づけ加工方法

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JPH0544153A
JPH0544153A JP3216130A JP21613091A JPH0544153A JP H0544153 A JPH0544153 A JP H0544153A JP 3216130 A JP3216130 A JP 3216130A JP 21613091 A JP21613091 A JP 21613091A JP H0544153 A JPH0544153 A JP H0544153A
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JP
Japan
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cloth
water
rubber belt
fabric
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP3216130A
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English (en)
Inventor
Tsunekatsu Furuta
常勝 古田
Hideki Matsuzaka
英幾 松阪
Yoichi Kimura
洋一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C23/00Making patterns or designs on fabrics
    • D06C23/04Making patterns or designs on fabrics by shrinking, embossing, moiréing, or crêping
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C21/00Shrinking by compressing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 布帛に損傷を与えることなく,部分的な皺づ
けを行うことができる加工方法を提供する。 【構成】 布帛に水分を部分的に付与してから,布帛の
強制収縮加工装置に導入し,布帛の経方向に5%以上の
強制圧縮処理を施す。 【効果】 布帛に何らの損傷を与えず,簡単に部分的な
波状の皺が得られ,新規な外観を付与することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,布帛に部分的な皺づけ
を行う加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,布帛の部分的な皺づけ方法には,
エンボスローラーを用いて加圧下で刻印する方法,膨潤
剤等の物質を部分的に付着させて,収縮差で皺づけする
方法,糊剤等を部分的に付着させて熱処理し,熱処理効
果の差から生じる収縮差で皺づけする方法,同じく電熱
線を布帛に近接させ,熱収縮を起こさせて皺づけする方
法等が知られている。
【0003】これらの従来法において,加圧下で刻印す
るエンボス加工法では,皺づけした布帛の一部分が加圧
伸長されるために,皺づけ部分が損傷しやすく,しかも
凹凸感の差の大きいものが得られ難いこと,加圧伸長さ
れるため耐久性に欠けること,さらに,カレンダーロー
ルの彫刻は,高度の技術と時間および労力を必要とし,
加工布帛のコスト高の原因となるため,皺づけ模様が自
ずから限定されること等の問題点がある。膨潤剤等の物
質を部分的に付着させる方法では,膨潤剤の多くが危険
物や毒物で,作業性に問題があること,糊剤等を部分的
に付着させる方法では,特に熱に敏感な繊維を使用する
場合,風合が粗硬となること,電熱線を使用する方法で
は,皺づけ模様が限定される等の問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
従来の皺づけ加工方法における諸問題を一気に解決する
もので,布帛を損傷させることもなく,容易に布帛の皺
づけ加工ができる加工方法を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわち
本発明は,回転する熱シリンダーロールの周面の一部に
無端状ゴムベルトが圧接して走行する布帛の収縮加工装
置を用いて,前記熱シリンダーロールと無端状ゴムベル
トの間に布帛を導入するに際して,布帛に部分的に水分
を10〜100%含有させた状態で導入し,該布帛を経
方向に5%以上強制圧縮することを特徴とする布帛の部
分的皺づけ加工方法を要旨とするものである。
【0006】以下,本発明を詳細に説明する。本発明方
法では,加工機として,回転する熱シリンダーロールの
周面の一部に無端状ゴムベルトが圧接して走行する布帛
の収縮加工装置を利用する。具体的には,特公昭42−
13419号公報に記載のものを好ましく用いることが
できる。この加工装置は,図1に示すごとく,回転する
熱シリンダーロール1の一部に無端状ゴムベルト5がプ
レツシヤーロール2によって圧接され,ゴムベルト5の
表面変化による“伸→縮”作用を利用して,布帛10を
その経方向に圧縮せしめる形式の加工装置である。
【0007】本発明で加工の対象となる布帛とは,ポリ
エステル系,ポリアミド系,ポリアクリロニトリル系等
の合成繊維,アセテート,トリアセテート等の半合成繊
維,レーヨン,ポリノジツク等の再生繊維,綿,パルプ
等の天然繊維等を単独で用いた織物,不織布,紙,ある
いはこれらの繊維を混繊,混紡して用いた織物等をい
う。
【0008】吸水性の乏しい合成繊維や半合成繊維に吸
水性のある天然繊維や再生繊維を混繊,混紡して用いる
場合には,後者の天然繊維や再生繊維を10〜90重量
%併用すると,布帛の吸水性の点で加工上良好な結果が
得られる。合成繊維や半合成繊維100%の布帛を用い
る場合には,吸水性が乏しいので,加工に際して予め布
帛に吸水処理を施しておくとよい結果が得られる。
【0009】本発明では,まず,上述の布帛を収縮加工
機に投入するに際して,予め布帛に部分的に水分をその
部分の繊維重量に対して10〜100%含有せしめる。
布帛に部分的に水分を含有せしめる方法としては,水ス
プレーを用いて部分的に給水する方法や,撥水性を予め
部分的に付与しておき,その他の部分に水分を付与させ
る方法等がある。布帛に部分的な皺を効果的に形成せし
めるには,水分を10%以上付与しておくことが必要で
あり,この水分の含有された部分に皺が形成される。水
分が10%未満では,十分な皺が形成されないので不適
である。水分が100%を超えると,皺の形状が不明確
になるので好ましくない。本発明では,水分を10〜1
00%含有せしめるが,この水分率を20〜40%にす
ると,より一層望ましい皺形成が行われるようになる。
【0010】布帛に水分を部分的に含有せしめた後,本
発明方法では,この布帛を前述の収縮加工装置の熱シリ
ンダーロールと無端状ゴムベルトの間に導入し,経方向
に5%以上強制圧縮する。このときの熱シリンダーロー
ルの温度を40〜150℃としておくと,処理布帛の動
きもよく望ましい。
【0011】布帛を無端状ゴムベルトと熱シリンダーロ
ールの間に導入し,強制収縮するとき,布帛は無端状ゴ
ムベルトによって保持され,熱シリンダーロール面では
滑りつつ,布帛自体が無端状ゴムベルトの収縮に伴って
微小な目立たない皺を形成しながら収縮するのである
が,前もって布帛に部分的に水分を付与しておくと,そ
の部分の布帛は熱シリンダーロール面との摩擦抵抗が少
なくなってスリツプし,波状の大きな皺が発生する。経
方向の圧縮は,布帛の密度によって異なるが,本発明で
重要なことは,水分を含有させていない部分に目立った
波状の皺が形成されない程度の条件で圧縮することであ
る。
【0012】熱シリンダーロールの温度は,熱可塑性の
合成繊維の場合では80〜150℃程度とするのが,繊
維も動きやすく,皺固定の効果もあり,その他に皺付与
後の水分を蒸発させるのに効果的である。
【0013】無端状ゴムベルトを熱シリンダーロールへ
プレツシヤーロールにより圧接させる程度は,布帛の種
類,形態によって異なるが,厚さを大きく変化させるこ
とよって布帛の経方向の圧縮率は大きくなり,皺づけ効
果も大きくなる。
【0014】布帛を経方向に強制圧縮する圧縮率は5%
以上あればよく,30%程度までである。本発明でいう
圧縮率5%とは,加工前の布帛に布帛の長さ方向に10
0cmの印をつけ,加工後の印間が95cmになったことを
いう。また,水分率10%とは,公定水分率以上に含水
された水分率をいう。
【0015】本発明方法では,布帛を経方向に強制圧縮
するので,生じる皺は緯方向の波状の皺となる。本発明
は,以上の構成よりなるものである。
【0016】
【作 用】本発明方法のごとく,回転する熱シリンダー
ロールの周面の一部に無端状ゴムベルトが圧接して走行
する布帛の圧縮収縮加工装置を用いて,前記熱シリンダ
ーロールと無端状ゴムベルトの間に布帛を導入するに際
し,布帛に部分的に水分を10〜100%含有させた状
態で導入し,該布帛を経方向に5%以上強制圧縮する
と,水分を含有していない部分は均一に圧縮作用を受け
るが,布帛に水分を含有させた部分は均一な圧縮作用を
受けることができず,その部分に波状の皺が発生するよ
うになる。本発明方法によれば,部分的皺づけ加工を短
時間で行うことができ,危険性もなく,作業性もスムー
ズに問題なくできる。また,布帛を損傷させることもな
く,凹凸の差が大きい,立体感のある,明確な部分的な
皺が付与できる。さらに,無端状ゴムベルトの表面の伸
縮挙動により布帛を大きく押込んで収縮させるため,布
帛に柔軟性を付与することもできる。
【0017】
【実施例】次に,実施例によって本発明方法をさらに具
体的に説明する。 実施例1 被加工布帛として,経糸70d/24f,緯糸70d/
24f,経密度118本/吋,緯密度90本/吋のナイ
ロンタフタ(目付70g/m2)に通常の条件で精練,
染色等の前処理を行ったものを用意した。布帛に部分的
に水分を付与するため,まず,2本ロールマングルを用
い,その直前にスプレー装置を設けて,0.5秒単位で断
続的にスプレーから水を滴下しつつ,上記被加工布帛を
布速10m/分にて走行させ,次に,2本ロールマング
ルで給水部分の布帛が水分を30%含有するように絞液
した。続いて,図1に示すごとき布帛の収縮加工装置を
使用し,熱シリンダーロール1の表面温度を120℃と
し,無端状ゴムベルト5は50mmの厚みが40mm厚みに
なるまでプレツシヤー用ゴムロール2にて圧縮変形さ
せ,布帛10を熱シリンダーロール1と無端状ゴムベル
ト5の間に導入しつつ,強制圧縮率10%,加工速度1
0m/分にて強制圧縮処理を行った。皺づけしたナイロ
ンタフタは,導出側に設けた布帛導出用ロール7を経
て,張力が掛からないように取出し,布帛に何らの損害
を与えることなく,部分的皺づけ加工布を製造した。
【0018】皺の形状については,凹凸の差の大きい,
立体感のある,きれいな波状の皺が水分を含有させた部
分に緯方向に形成され,皺づけされたナイロンタフタの
表面は独得の外観を呈し,風合もソフトであった。
【0019】本発明との比較のため,本実施例において
スプレーからの布帛への水分付与を省くほかは,本実施
例と全く同一の方法で強制収縮加工を行った。この結
果,布帛の経方向の収縮と風合は改良されていたもの
の,部分的な目立った皺の形状はみられなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明方法によれば,布帛に何らの損傷
も与えることなく,部分的な波状の皺加工布を得ること
ができ,同時にソフトな風合をも得ることができる。本
発明の皺加工布帛は,衣料用およびインテリア用に応用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で用いる布帛の圧縮収縮加工装置の
一例の要部を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 熱シリンダーロール 2 プレツシヤーロール 3 ガイドロール 4A,4B ガイドロール 5 無端状ゴムベルト 6 布帛導入用ロール 7 布帛導出用ロール 8,9 テンションバー 10 布 帛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する熱シリンダーロールの周面の一
    部に無端状ゴムベルトが圧接して走行する布帛の収縮加
    工装置を用いて,前記熱シリンダーロールと無端状ゴム
    ベルトの間に布帛を導入するに際して,布帛に部分的に
    水分を10〜100%含有させた状態で導入し,該布帛
    を経方向に5%以上強制圧縮することを特徴とする布帛
    の部分的皺づけ加工方法。
JP3216130A 1991-07-31 1991-07-31 布帛の部分的皺づけ加工方法 Pending JPH0544153A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013129388A1 (ja) 2012-02-29 2013-09-06 株式会社クラレ 伸縮性人工皮革及びその製造方法
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