JPS622940B2 - - Google Patents

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JPS622940B2
JPS622940B2 JP14463881A JP14463881A JPS622940B2 JP S622940 B2 JPS622940 B2 JP S622940B2 JP 14463881 A JP14463881 A JP 14463881A JP 14463881 A JP14463881 A JP 14463881A JP S622940 B2 JPS622940 B2 JP S622940B2
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JP
Japan
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roll
receiving
processed
receiving roll
chuck
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JP14463881A
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JPS5845857A (ja
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
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SHINKU LABORATORY KK
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SHINKU LABORATORY KK
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Publication date
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Publication of JPS5845857A publication Critical patent/JPS5845857A/ja
Publication of JPS622940B2 publication Critical patent/JPS622940B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B55/00Safety devices for grinding or polishing machines; Accessories fitted to grinding or polishing machines for keeping tools or parts of the machine in good working condition
    • B24B55/06Dust extraction equipment on grinding or polishing machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 技術分野 この発明は、バフ研摩位置よりも手前に受けロ
ールを備えて被処理ロールを載置できて、該被処
理ロールをチヤツクスピンドルに両端チヤツクさ
れるバフ研摩位置まで上昇及び水平移動できる受
けロール支持構造を備えて研摩塵の掃除・回収が
容易なバフ研摩機、並びに上記受けロール及び受
けロール支持構造を備えて研摩塵の掃除・回収が
容易にできるだけでなく、元位置にある受けロー
ルの上方に別個装置であるカセツト形ロール脱着
装置を載置して被処理ロールを組付けるロール脱
着台ともなりさらにまた簡単な前処理、後処理も
しくは洗滌処理ができる複合機能をもつたバフ研
摩機に関する。
特に、本発明はグラビア製版ロールを作るまで
の一連の製造設備、すなわち、前処理装置、メツ
キ装置、後処理装置、バフ研摩機、感光膜塗布装
置、焼付機、現像装置等を設備するラインにおい
て好適なバフ研摩機に関する。
(2) 背景技術 従来のグラビア製版ロール用のバフ研摩機を第
1図に示す。先ず構成を説明する。パネルフレー
ム1a,1bとタイフレーム2及びベツド3が結
合している。ベツド3の左側には該ベツド3を案
内に往復動する往復研摩テーブル4があり、右側
にはエアシリンダ装置5とチヤツクスピンドル6
を支持して該ベツド3を案内に往復動するスピン
ドル支持用テーブル7がある。チヤツクスピンド
ル6は図示しないロータリージヨイントを介して
エアシリンダ装置5と結合される軸方向移動自在
かつ回転可能となつている。パネルフレーム1a
に設けたブラケツト8上のモータ9はベルト車1
0,11及びベルト12を介してパネルフレーム
1aに上記チヤツクスピンドル6と一軸線上に対
応して設けたチヤツクスピンドル13と接続して
該モータ9により該チヤツクスピンドル13が回
転駆動されるように成つている。したがつて、一
対のチヤツクスピンドル6,13は任意長さの被
処理ロールRをチヤツクして回転できるように成
つている。ベルト車11はチヤツクスピンドル1
3に直結している。上記横往復テーブル4にはバ
フ14及びこれを駆動する図示しないモータを有
し該バフ14を被処理ロールRに対して接近・離
隔自在である縦往復テーブル15を備えている。
バフ4の手前側のみを開放して該バフ4を囲んで
いる集塵ホツパ16があり、該ホツパ16に後端
に十分な長さで設けられている可撓性ダクト17
がバフ研摩機の外に設置される集塵器に接続して
いる。チヤツクスピンドル6,13の下方には受
けロール18があり、該受けロール18は平面よ
り見て互いに平行しかつ両端で結合ピース19,
19により互いに結合している2本の軸20に取
付けてある。該受けロール18は各軸20に3個
備えてある。2本の軸20の両端は該軸20が所
定寸法軸方向に移動可能に支持ブロツク21,2
1により支持され、さらに各支持ブロツク21,
21に垂下しているロツド22が受けロール支持
用テーブル23に上下摺動可能に係合しかつロツ
ド22が内側にくるように取付けたばね24によ
り受けロール18をテーブル23に弾持してい
る。上記受けロール支持用テーブル23は4本の
ロツド25及び2個のラツク26を垂下するよう
に有し、各ロツド25はタイフレーム2上に設け
た筒ガイド27に係合案内され、またラツク26
はパネルフレーム1bに取付けたブラケツト28
上に設置したモータ29によりスプロケツト歯車
30,31、チエーン32、伝達軸33を介して
回転するピニオン34と噛合している。したがつ
て、テーブル23はモータ29により昇降自在と
なつている。
次に作用を説明する。チヤツクスピンドル6を
引退した状態でチヤツクスピンドル6,13の間
隔を被処理ロールRの面長Lよりも10cm内外大き
く確保し、被処理ロールRをホイスト等で吊つて
チヤツクスピンドル6,13間にくるようにして
受けロール18上に載置する。次いでモータ29
を駆動して被処理ロールRのロール中心の高さを
チヤツクスピンドル6,13の中心線と同一と
し、しかる後被処理ロールRをチヤツクスピンド
ル13の方向に手押して同スピンドルにロール端
を係合し、続いてエアシリンダ装置5によりスピ
ンドル6を伸張して被処理ロールRを両端チヤツ
クする。その後、モータ29を逆転駆動して受け
ロール18を下降する。そして、バフ14を回転
し縦往復テーブル15によりバフ14を被処理ロ
ールRに接触させてバフ研摩を始め、横往復テー
ブル4をベツド3を案内に一往復させてバフ研摩
を終了する。被処理ロールRを取外すには、バフ
14を被処理ロールRから離し、バフ14の回転
を停止しモータ29を駆動して受けロール18を
上昇して被処理ロールRに接触するや否や停止
し、エアシリンダ装置5によりチヤツクスピンド
ル6を引退し、被処理ロールRをチヤツクスピン
ドル6の方向に手押してチヤツクスピンドル13
との係合も解き、続いてホイスト等で被処理ロー
ルRを吊上げれば良い。
しかるに、上述のようなバフ研摩機は受けロー
ル18がチヤツクスピンドル6,13で両端チヤ
ツクされる被処理ロールRの真下にあるので研摩
塵が受けロール13及びその支持構造部分にも汚
なく付着し掃除が大変であるという欠点があつ
た。
また、上述のようなバフ研摩機は第2図に示す
ような本願出願人の特願昭54−071853号に係るカ
セツト形中空ロール自動脱着装置には適用できな
かつた。すなわち、該装置でチヤツクしたままで
は被処理ロールを受けロール18上に乗せられず
別個のロール脱着台で取外してから乗せねばなら
なかつた。
ここで、カセツト形中空ロール自動脱着装置に
ついて簡単に説明する。被処理ロールRはスピン
ドル35a,35bの各先端の通電支持体36
a,36bに両端支持されるとともに防液キヤツ
プ37a,37bにより通電支持体36a,36
bが内部に密封され、これらを圧力タンクを兼る
タイフレーム38aとスピンドル35a,35b
を支持するエンドプレート38b,38cとから
成る吊りフレーム38を支持しており、スピンド
ル35bの外端にはスプロケツト歯車39が設け
られ、スピンドル35aはエアシリンダ装置40
のスリーブ形のピストン40aに回転可能に支持
されシリンダ側40bがエンドプレート38bに
固定され、圧力タンク38aの圧力流体を切換弁
41を介してシリンダ装置40のシリンダに導入
させることにより軸方向移動自在であり、また防
液キヤツプ37a,37bは各スピンドル35
a,35bとの間に形成したシリンダ室42a,
42bに圧力流体を切換弁43を介して導入する
ことによりスピンドル35a,35bに対して移
動自在に構成されている。このようなカセツト形
ロール自動脱着装置は図示しないロール脱着台の
昇降調整自在で平面より見て平行な受けロール上
に載置した被処理ロールの上方に載置するもの
で、被処理ロールをスピンドル35a,35bと
同芯状態に上昇させた後手押してスピンドル35
bに係合しスピンドル35aを伸長して受けロー
ルを下降させることにより被処理ロールを該装置
に組付けた状態の搬送可能なカセツトとし、順次
前処理槽、メツキ槽、後処理槽に移送して各槽に
備えたスピンドル駆動手段で被処理ロールを回転
しつつ各所定の処理を行なわせた後再びロール脱
着台に移送してカセツト形ロール自動脱着装置よ
り被処理ロールを取外すものである。後処理の終
了した被処理ロールはホイスト等で吊つて第1図
に示すバフ研摩機に移送してセツトしバフ研摩す
るものである。
なお、本願出願人は、他のカセツト形ロール脱
着装置として特願昭55−173433号に係る特許出願
もしてある。
しかるに、上述したようにこの種のカセツト形
ロール脱着装置に共通する問題として、該装置は
第1図に示した従来のバフ研摩機には適用出来な
いので、これを解決するようにバフ研摩機を改良
することが要望されている。さらにバフ研摩時に
は受けロールは用をなしておらずしかも研摩塵が
付着して掃除も大変なのでこれを解消できるよう
にバフ研摩機を改良してほしいとの要望がある。
(3) 発明の開示 本願は上述した点に鑑み案出したものである。
第1の発明は従来のバフ研摩機に抱合せるように
して脱着台を設け、従来のバフ研摩機に有してい
たが受けロール及びその支持構造部分がなくし、
かつ従来の脱着台において受けロール支持構造部
分が有していた垂直上昇機能を改良して受けロー
ル上の被処理ロールをバフ研摩機のチヤツクスピ
ンドルに受け渡せるように垂直上昇及び水平移送
機能とし、さらに該脱着台部分をバフ研摩空間か
ら隔離する扉を設けて従来のバフ研摩機において
有していた欠点、すなわち受けロール及びその支
持構造部分に研摩塵が付着することをなくすとと
もにバフ研摩機の設置床もしくはそれより上方に
設ける受け皿に研摩塵を溜らせてその回収を容易
にでき、しかも被処理ロールのバフ仕上終了後の
受け取り時に受けロールに研摩粉が付着しないこ
とによる被処理ロールのバフ仕上面への悪影響の
防止が図れるバフ研摩機を提供することを目的と
している。
第2の発明は上記第1の発明で達成できる目的
にとどまらず、それに加えてロール脱着台部分に
受け皿、散液ノズル及び駆動手段を備えるという
積重ねの工夫をして受けロールの上方へ別個装置
であるカセツト形ロール脱着装置を載置して受け
ロール上の被処理ロールを取付け得るロール脱着
台としての役目を果すとともに受けロールの上方
で上記カセツト形ロール脱着装置により被処理ロ
ールがチヤツクされ回転されることで簡単な前処
理、後処理もしくは洗滌処理も行な得るバフ研摩
機を提供することを目的としている。
(4) 発明の概要 先ず第1の発明のバフ研摩機の要旨を述べる
と、水平に位置される被処理ロールをロール軸に
直交する水平方向に変位した位置でかつ元位置よ
り所定高さ上昇した位置である被チヤツク位置に
移送できるように、平面より見て平行に一対あり
上記被処理ロールを水平に受ける受けロールと、
該受けロールを昇降駆動手段により昇降自在であ
り該受けロールをロール軸方向に所定寸法水平移
動可能でありさらにロール軸と直交する水平方向
のバフ研摩位置と対応する一側に水平移動可能で
ある受けロール支持構造とを備えてバフ研摩機に
おける被処理ロールのロール脱着台部分を構成
し、さらに該ロール脱着台部分と、チヤツクスピ
ンドルを含む上下空間とを仕切り、かつ上記被処
理ロールのチヤツク位置への押込み時に該被処理
ロール、上記受けロール及び上記受けロール支持
構造と干渉しない開閉自在な扉を設けたことを特
徴とする。したがつて、扉の外側で受けロール上
に被処理ロールを載置し、扉を開き、次いで被処
理ロールをチヤツクスピンドル方向へ手押した後
上昇駆動しあるいは上昇駆動した後チヤツクスピ
ンドル方向へ手押して、被処理ロールをチヤツク
スピンドルに同心状態とし、その後被処理ロール
をチヤツクスピンドルで両端チヤツクしてから受
けロールを元位置に復帰して扉を閉めバフ研摩作
業を行えば良く、研摩粉は受けロール及び受けロ
ール支持構造に飛散しないものである。次に第2
の発明の要旨を述べると、水平に位置される被処
理ロールをロール軸方向に直交する水平方向に変
位した位置でかつ元位置より所定高さ上昇した位
置である被チヤツク位置に移送できるように、及
び元位置の被処理ロールを所定高さ垂直上昇した
位置である対カセツト形ロール脱着装置受け渡し
位置に移送できるように、平面より見て少くとも
平行に一対あり上記被処理ロールを水平に受ける
受けロールと、該受けロールを昇降駆動手段によ
り昇降自在であり該受けロールをロール軸方向に
所定寸法水平移動可能でありさらにロール軸と直
交する水平方向のバフ研摩位置と対応する一側に
水平移動可能である受けロール支持構造とを備え
てバフ研摩機における被処理ロールのロール脱着
台部分を構成し、さらに該ロール脱着台部分と、
チヤツクスピンドルを含む上下空間とを仕切り
得、かつ上記受けロール及び上記受けロール支持
構造と干渉しない開閉自在な扉を設け、上記受け
ロールの所定高さ上方に上記カセツト形ロール脱
着装置を吊降し挾持状態に載置し得るように本体
フレームに切り欠きを設け、またカセツト形ロー
ル脱着装置の上記受けロールの上方への載置時
に、該カセツト形ロール脱着装置の駆動側スピン
ドルを駆動する駆動手段を備えるとともにカセツ
ト形ロール脱着装置にチヤツクされる被処理ロー
ルに対して水または酸もしくはアルカリの液を注
ぐ散液ノズルを該被処理ロールに関して適宜位置
に備え、さらに上記受けロールの上方で上記散液
ノズルより被処理ロールに放射された落下液を受
け止めるドレン皿を上記受けロールの下側に囲ん
で上記受けロール支持構造に支持されるように備
えたことを特徴とする。したがつて、扉の外側で
受けロール上に被処理ロールを載置してその上方
より別個装置であるカセツト形ロール脱着装置を
吊降してから上記受けロールを上昇して高さ合せ
をし、被処理ロールを両端チヤツクすればカセツ
トに組付けができ、こうして組付けてなるカセツ
トを前処理、メツキ処理、後処理の各工程に順次
移送して後、バフ研摩をかけるときは該カセツト
のままで受けロール上にセツトして被処理ロール
を受けロール上に受け取ることができ従来のよう
にバフ研摩機とは別個に設備していたロール脱着
台が不用となり、また後処理を終えて受けロール
の上方にセツトされたカセツトのままの被処理ロ
ールを点検して後処理にむらが残つていれば酸洗
い、アルカリ洗いまたは水洗を軽く行うことがで
き、さらにカセツト形ロール脱着装置から受けロ
ール上に受け取つた被処理ロールを、カセツト形
ロール脱着装置を吊上げ移送の後に、上述した第
1の発明のバフ研摩機と同様にバフ研摩位置に移
送してチヤツクスピンドルに受け渡しすることが
でき、受けロール及び受けロール支持構造の扉の
外の元位置に復帰させてバフ研摩を行えば研摩塵
が受けロール等に降りかからず、バフ研摩を完了
した被処理ロールを綺麗な受けロール上に受け取
ることができるというものである。
以上述べてきたことから分かるように、第1の
発明はその必須構成要件の全て及びそれから生ず
る作用を第2の発明の中にそつくり含まれている
ので、以下に第3図ないし第11図を参照して説
明する実施例は第2の発明のものとして説明し、
第1の発明については第12図に同一符号を付し
た側面図のみを示し説明を省略する。
(5) 発明の実施形態 このバフ研摩機は平面図を第3図に示す。正面
図は第3図における―矢視断面からのものと
―矢視断面からのものをそれぞれ第4図及び
第5図に示す。側面図は第3図における―矢
視断面からのものと、―矢視断面からのもの
と、―矢視断面からのものとをそれぞれ第6
図、第7図及び第8図に示す。第6図と第7図と
はそれぞれ異なる作動状態を示し、さらに異なる
作動状態を示す側面図として第9図ないし第11
図に示す。
(5―1) 構成 先ずフレームについて説明すると第3図及び第
6図に示すように、両側の鋼製のパネルフレーム
44a,44bとタイフレーム45,45とベツ
ド46とをボルト・ナツトで一体に組立ててな
る。タイフレーム45はI形鋼にエンドプレート
を溶接してなり、ベツド46はH形鋼にエンドプ
レートを溶接してなる。第6図に示すようにベツ
ド46の上面には平行する2本のレール47,4
7があり、第3図及び第5図に示すように該レー
ル47,47の左側に研摩用縦往復テーブル48
が、また右側にスピンドル支持用テーブル49が
離脱不能に係合している。ベツド46の上面に研
摩塵が降りかかるのを防ぐために、ベツド46の
上方を断面形の塵除けカバー50で覆い、該カバ
ー50は両側のパネルフレーム44a,44bよ
り取付けてある。上記二つのテーブル48,49
はベツド46とカバー50を取囲む形状に複数枚
の鋼板をボルト締によりあるいは溶接により組立
ている。第7図に示すように、テーブル48はレ
ール47,47の間に設けた親ねじ51に螺合
し、該親ねじ51が図示しないロータリーエンコ
ーダ及び第8図に示すようにパネルフレーム44
aの外側に取付けたモータ52で減速機53、ス
プロケツト歯車54,55、チエーン56を介し
て駆動されることにより第3図の被処理ロールR
の左端よりロール面長の右端までの距離をベツド
46に沿う移動をNC制御される。第6図に示す
ようにスピンドル支持用テーブル49は、ベツド
46の下側に設けた親ねじ57に螺合し、該親ね
じ57が図示しないロータリーエンコーダ及び第
8図に示すようにパネルフレーム44aの外面に
取付けたモータ58で減速機59、スプロケツト
歯車60,61、チエーン62を介して駆動され
ることにより第3図のベツド46の右端からロー
ル面長の左端より所要寸法離れた位置へベツド4
6に沿う移動をNC制御される。第7図に示すよ
うにテーブル48の上面にはガイド63があり、
このガイド63にバフ62及びこれをベルト車6
5,66ベルト67を介して駆動するモータ68
を有する研摩用縦往復テーブル69が離脱不能に
係合案内され、かつテーブル48の上面に設けた
親ねじ70と螺合し、該親ねじ70がテーブル4
8の後側面に取付けたモータ71で傘歯車72,
73を介して駆動される。第5図及び第7図に示
すようにバフ64には該バフ64の前側のみを開
放した形状の該バフ64を囲む集塵ホツパー74
がテーブル69より取付けられ、集塵ホツパー7
4の後端に接続された可撓性ダクト75が複式構
造に組合さつたテーブル48,69の移動を保障
するに十分な長さをもつてバフ研摩機の上面、後
面を覆うケーシングパネル76,77内に収めら
れてパネルフレーム44aを貫通してバフ研摩機
の外部に設置する図示しない集塵器と接続されバ
フ研摩時の研摩粉の相当量を集塵し得る。第6図
及び第11図に示すようにテーブル69の前側及
び後側には下端におもりを有してガイド63、モ
ータ71等をカバーする可撓性塵除けカバー78
及び79がありそれぞれガイド63及びモータ7
1上に研摩塵が降りかかるのを防止する。第3図
に示すようにベツド46の手前でバフ64に対応
する高さには互いに一軸上に対向しており被処理
ロールRを両端チヤツクして回転する一対のチヤ
ツクスピンドル80,81がある。第3図及び第
5図に示すようにチヤツクスピンドル80はパネ
ルフレーム44aに取付けた支持筐82に支持さ
れ第8図に示すようにモータ83で減速機84、
ベルト車85,86、ベルト87を介して回転駆
動される。第3図及び第5図に示すようにチヤツ
クスピンドル81は上記スピンドル支持用テーブ
ル49に回転可能に支持されかつ同テーブル49
に取付けたエアシリンダ装置88に図示しないロ
ータリージヨイントを介して接続され伸長され得
る。テーブル49の最右端位置ではパネルフレー
ム44bの切り欠き89よりエアシリンダ装置8
8が外方へ突出て、それを透明プラスチツク製の
キヤツプ状カバー90が覆つている。第3図、第
5図及び第6図に示すようにチヤツクスピンドル
80,81の下方にはテーブル48,49と干渉
しないように研摩塵受け皿91があり、該受け皿
91は設置床より所定高さに両側の立て板フレー
ム44a,44bより横架され、該受け皿91に
溜る研摩塵をパネルフレーム44a,44bに設
けた塵回収口92から回収することができ、塵回
収口92に蓋93を取付けてある。一対のチヤツ
クスピンドル80,81を含む上下空間の手前を
透明板より成る上・下のケーシングパネル94,
95と、上下に開閉する透明板より成る上・下扉
96,97で外部に対して仕切り、その外方にロ
ール脱着台部分Yがある。該ロール脱着台部分Y
の説明を以下に述べる。被処理ロールRを水平に
乗せ得る受けロール98は、耐酸・耐アルカリ性
の合成樹脂より作られた第3図に示すように平面
よりみて平行する2本の軸99,99に三対備え
られ、中央に対の受けロール98は軸99に関し
て軸方向の摺動及び回転が可能であり、両側に対
の受けロール98は軸に固定され軸と一体に回転
する。受けロール98の下側を囲んで耐酸・耐ア
ルカリ性の例えばステンレス製のドレン皿100
があり、該ドレン皿100上に設けたブロツク1
01,101が上記2本の軸99,99の両側を
回転可能に支持している。ここで、ドレン皿10
0を支持して移送し得る以下の構成部分を受けロ
ール支持構造と称するものとする。該受けロール
支持構造は従来のように受けロールを単純に昇降
駆動できるものでは用をなさず、受けロール上に
載置する被処理ロールを2ケ所の異なる所定上昇
位置に移送できる機能を有して構成されねばなら
ない。そのような移送機能を有する受けロール支
持構造は機構の組合せにより種々に達成すること
ができ、本発明において特に限定するものでな
い。受けロールを扉の外から内側へ水平移送する
機能を達成するため伸縮アーム方式を採用するこ
とは、受けロール支持構造の前後方向の幅を狭め
る上で最も好ましく採用されるものである。図示
例の受けロール支持構造では、第4図及び第6図
に示すようにタイフレーム45,45上にプレー
ト102を設置し、該プレート102上の四ケ所
に取付けた筒ガイド103に受けロール支持用テ
ーブル104の下側に垂下して設けた4個のロツ
ド105を上下方向に案内係合し、かつ同テーブ
ル104の下側に垂下して設けた2個のラツク1
06,106がフツトスイツチ107または10
8を押続けることによりパネルフレーム44aに
取付けたモータ110で減速機111、平歯車1
12,113、伝達軸114を介して回転する2
個のピニオン115,115と係合して昇降自在
である。そして、昇降自在なテーブル104の上
面に左右のパネルフレーム寄りにガイド溝116
を設け、該溝116に断面U形の第1アーム11
7を収容しさらに第1アーム17の溝に断面I形
の第2アーム118し、第9図に示すように第1
アーム117の外側に設けたコロ119により上
記第1アーム117がガイド溝116から離脱不
能にベツト方向に水平に案内され、さらに第1ア
ーム117の内側に設けたコロ120により第2
アーム118が第1アーム117から離脱不能に
ベツド方向に案内され、第1アーム117と第2
アーム118は2段式伸縮自在にアームを構成
し、上記プレート102上に設けたエアーシリン
ダ装置より成るストツパ装置121を第3図に示
すフツトスイツチ122を足踏みすることにより
完全な伸縮状態に掛止される。第4図に示すよう
に上記各第2アーム118の上面に支持ブロツク
123があり、左右の第2アーム118の支持ブ
ロツク123に2点支持されて両端をパネルフレ
ーム方向に張り出し第2アーム118の上方で平
面より見て第2アーム118に対して直交する方
向に延びている2本の水平ロツド124があり、
2本の水平ロツド124,124同士の両端を結
合ピース125,125で連結し、結合ピース1
25,125には上記ドレン皿100の下側に垂
下する4本のロツド126を上下方向に案内して
おり、ドレン皿100は各ロツド126がコイル
中心にくるように取付けたばね127を介して上
記結合ピース125,125に弾持されている。
したがつて、ドレン皿100をいずれかのパネル
フレーム44a,44b側へ手押移動可能であ
り、また受けロール98上に被処理ロールRが受
け渡される際ばね127がクツシヨンとなつて被
処理ロールRの表面に傷が付くのを防止する。受
けロール支持構造は、以上のように構成されてい
るので、駆動手段での上昇機能と手押による水平
移動機能により受けロール98上に載置する被処
理ロールRを2ケ所の異なる上昇位置、すなわち
第6図及び第7図に示すように受けロール98の
上方にセツトされるカセツト形ロール脱着装置X
に対して受けロール98上の被処理ロールRを受
け渡す垂直上昇位置及び被処理ロールRが第7図
の位置から押込まれてチヤツクスピンドルに両端
チヤツクされる位置に移送できるようになつてい
る。左右のパネルフレーム44a,44bには切
り欠き128a,128bがあり、該切り欠き1
28a,128bに第2図に示すカセツト形ロー
ル脱着装置Xのエンドプレート38b,38cを
吊降し載置でき、該装置Xが上記受けロール98
の上方に位置するようになつている。したがつ
て、受けロール98及び受けロール支持構造はチ
ヤツクスピンドル80,81へ被処理ロールを受
け渡し、受け取る機能を有するほかに、切り欠き
128a,128bと協働してカセツト形ロール
脱着装置の適用が可能なロール脱着台としての機
能も有している。続いて上記した上・下扉96,
97の説明に戻ると、上・下扉96,97は受け
ロール98及び受けロール支持構造をバフ研摩空
間から遮断するようになつており、第9図のよう
に扉が開いて受けロール98に乗せた被処理ロー
ルRを押込むとき並びに第10図のように被処理
ロールRをチヤツクスピンドル80,81に受け
渡して受けロール98を引出すとき、それぞれ被
処理ロールR並びに受けロール支持構造と干渉し
ないようになつている。扉96,97を開閉する
機構は、上側の扉96の両側をテープ129と結
び、該テープ129をパネルフレーム44a,4
4bの上端及び下端より設けたコロ131,13
2に掛け回した後、小プーリー133に結び、ま
た下側の扉97の下端に結んだテープ134をコ
ロ135,136に掛け回した後、大プーリー1
30に上記テープ129のくり出し・巻付きと逆
になるように結び、プーリー133,130はそ
れぞれパネルフレーム44a,44bの内側にし
て一本の軸137に固定し、該軸137に取付け
た小歯車138を大歯車139と噛合し、大歯車
139に固定したアーム140をエアシリンダ装
置141と接続し、第11図のようにエアシリン
ダ装置141を伸張することにより上下の扉9
6,97を上下に開けるように成つている。チヤ
ツクスピンドル80,81の下方でパネルフレー
ム44a,44bの間に設けてある上記研摩塵受
け皿91は受けロール支持構造の第2アーム11
8よりも低い高さとなつている。第6図に示すよ
うに受けロール98の上方にはパネルフレーム4
4a,44bより取付けたパイプ142があり、
該パイプ142には所定間隔毎にノズル143を
有し、パネルフレーム44aを外側に貫通したパ
イプ端を水または酸もしくはアルカリの液をパイ
プ142に対して送液する図示しない送液装置に
接続して受けロール98の上方でセツトされるカ
セツト形ロール脱着装置Xに両端チヤツクされる
被処理ロールRに上記ノズル143より上記水ま
たは酸もしくはアルカリの液を噴射でき、ドレン
皿100上に落下する液は十分な長さの可撓性ホ
ース144よりドレンし得る。そして、パネルフ
レーム44aの外側に3個のスプロケツト14
5,146,147にチエーン148を巻き回し
スウイングアーム149に取付けたスプロケツト
150がばね151の弾発力でチエーン151に
テンションを与え、モータ152が減速機153
を介してスプロケツト147を駆動することによ
りスプロケツト145,146間のチエーン14
8上に乗るように噛合する第2図に示すカセツト
形ロール脱着装置Xのスプロケツト39を回転で
きるようになつている。したがつて、モータ15
2は受けロール98の上方にセツトしたカセツト
形ロール脱着装置Xに両端チヤツクされる被処理
ロールRを回転駆動できるようになつている。右
側のパネルフレーム44bの切り欠き128bに
対応する外側下側にはボンベ、コンプレツサ等の
高圧空気供給源154と接続したガン155を備
えており該ガン155がカセツト形ロール脱着装
置Xが切り欠き128a,128bに吊降された
とき該装置X側の高圧空気封入口と接続して該装
置Xの圧力タンク38a内に高圧空気を自動補給
できるようになつている。
なお、ラツク106のピニオン115と反対側
の面を転圧ロール156が接しており、また上・
下の扉96,97の両側端にコロ157があつて
ガイド158に案内されている。
(5―2) 作用 第6図に示すように、先ずカセツト形ロール脱
着装置Xで被処理ロールRを両端チヤツクするに
は、受けロール98が扉96,97の外側にあり
かつ下降した状態において、被処理ロールRをホ
イスト等で吊つて受けロール98上に乗せ、この
状態でカセツト形ロール脱着装置Xをそのエンド
プレート38b,38cがパネルフレーム44
a,44bの切り欠き128a,128bに収ま
るようにセツトし、次いでフツトスイツチ107
を足踏しモータ110を正転駆動してピニオン1
15を回転して受けロール98上の被処理ロール
Rをカセツト形ロール脱着装置Xのスピンドル中
心線に一致する高さに停止させ、装置Xで被処理
ロールRを両端チヤツクしたらフツトスイツチ1
08を足踏して受けロール98を下降すれば良
い。ここで装置Xによるチヤツクは被処理ロール
Rをロール軸方向に手押移動して装置Xの駆動側
スピンドルに係合してから行う。被処理ロールR
を両端チヤツクした装置Xはこれでカセツトとな
り、天井クレーン、ホイスト等で前処理、メツキ
処理、後処理の各工程に移送されカセツトのまま
で処理がなされる。したがつて、受けロール98
及び受けロール支持構造及び切り欠き128a,
128b等はカセツト形ロール脱着装置Xを適用
できるロール脱着台としての役目を果す。
次に、後処理を終えたカセツトは第6図に示す
ように再びロール脱着台部分にセツトされる。そ
して、被処理ロールRの後処理の状態を受けロー
ル98で受け取る前に点検し、もしむらがあれば
モータ152により被処理ロールRを回転すると
ともにパイプ142に酸もしくはアルカリの後処
理液または水を送給してノズル143より被処理
ロールRに噴射してむらを取り除く。しかして後
処理を完全にした被処理ロールRを受けロール9
8に受け渡すには、受けロール98をカセツトの
まま上方にセツトされる被処理ロールRに軽く当
接する所まで上昇し、次いで装置Xの反駆動側ス
ピンドルを引退し続いて受けロール98と一体に
被処理ロールRを反駆動側スピンドルの引退方向
に少しスライドして両スピンドルから外し、カセ
ツト形ロール脱着装置Xは上方に吊上げれば良
い。
続いて後処理を完了して上昇状態の受けロール
98上に乗つている被処理ロールRはチヤツクス
ピンドル80,81にチヤツクされる位置に水平
移送される。しかし、その前にエアシリンダ装置
141を伸張駆動して上下扉96,97を開く。
被処理ロールRの上記水平移送は被処理ロールR
を手押することにより第1アーム117及び第2
アーム118がベツド方向に大きく伸張すること
により達成されその際チヤツクスピンドル80と
干渉しないようにする。そして、再びフツトスイ
ツチ107の足踏調整により水平移送位置の被処
理ロールRの中心高さをチヤツクスピンドル8
0,81の中心線上に合致させ、被処理ロールR
を手押によりスライドさせてチヤツクスピンドル
80に係合し、次いでエアシリンダ装置88を伸
張駆動してチヤツクスピンドル81を被処理ロー
ルRに係合させ両端チヤツクを完了し、受け渡し
の終えた受けロール98はモータ110を逆転し
て下降された後手前に人力で引かれて元位置に戻
しフツトスイツチ122を踏んでストツパ装置1
21で水平方向を拘束しチヤツクスピンドル8
0,81に両端チヤツクされた被処理ロールRに
研摩液を塗る。なおスピンドル支持用テーブル4
9は前回バフ研摩処理した被処理ロールRに対し
て今回バフ研摩処理する被処理ロールRが、所定
の寸法差を越えるときにのみベツド46上の位置
を改めて調整され、したがつて所定の寸法差を越
えないときは位置がそのままとなりチヤツクスピ
ンドル81の伸張寸法が被処理ロールRの長さに
応じて異なりチヤツクを行う。
続いて、エアシリンダ装置141を引退駆動し
て扉96,97を閉じ、次いで図示しない集塵機
を駆動しモータ68によりバフ64を駆動し、ま
たモータ83によりチヤツクスピンドル80,8
1にチヤツクされた被処理ロールRを回転し、続
いてモータ71をNC駆動してバフ64を被処理
ロールRに接触してバフ研摩を始め、さらにモー
タ52をNC駆動してバフ64を被処理ロールR
に対応した所定ストロークだけ一往復させればバ
フ研摩は完了する。バフ研摩時における研摩済及
び研摩塵は集塵ホツパ74を通して集塵機に回収
するとともに受け皿91上に落ちたものは一定の
厚さに堆積したときに蓋93を外して掻き集め回
収する。バフ研摩の間は受けロール98及び受け
ロール支持構造は扉96,97の外方にあり研摩
塵が降りかからず空いているので別の被処理ロー
ルRを空いているカセツト形ロール脱着装置Xと
組付けるロール脱着台として使用し、あるいは既
に後処理の終えたカセツトをセツトして上記のよ
うにバフ研摩する前の被処理ロールのむらの点
検・補修処理を行う。
(6) 効果 以上説明してきたように、本願の第1の発明は
従来のバフ研摩機において、受けロール及び受け
ロール支持構造をチヤツクスピンドルの真下位置
からケーシング前面の外側に移し、かつケーシン
グ前面を扉としてバフ研摩空間より隔離する改良
を加えさらに扉を開いて受けロール支持構造移送
機能により受けロールに乗せた被処理ロールをチ
ヤツクスピンドルにチヤツクされる位置に移送で
きるように、該受けロール支持構造をチヤツクス
ピンドル方向への水平スライド機構と昇降駆動機
構とを組合せてなる改良を加えた構成であり、扉
の外側で受けロール上に被処理ロールを乗せ得る
ので従来のようにチヤツクスピンドルを考慮せず
に済み作業が簡単になり、またバフ研摩時には受
けロール及び受けロール支持構造が扉の外側にあ
り研摩塵が降りかかることがなくなるとともに設
置床あるいは研摩塵受け皿に溜つた研摩塵を回収
すれば良く掃除が大変楽になり、また受けロール
の表面を滑らかに保てることによりバフ研摩を終
えた後に被処理ロールを受けロールで受け取る際
被処理ロールの表面に傷等の悪影響を与えること
がないという効果を有する。また第1の発明にお
いて、受けロール支持構造にチヤツクスピンドル
方向への水平スライド機能を伸縮自在アームによ
つて達成する実施例によれば、本発明が受けロー
ル及び受けロール支持構造を扉の手前に出して設
置する改良であるも扉の手前スペースをさほど大
きくとらずに済むバフ研摩状況を透明な扉を通し
て肉眼で把握する距離が短かく有効に保たれる。
次に本願の第2の発明は従来のバフ研摩機にお
いて、受けロール及び受けロール支持構造をチヤ
ツクスピンドルの真下位置からケーシング前面の
外方に移し、ケーシング前面を扉としてバフ研摩
空間より隔離する改良を加え、さらに扉を開いて
受けロール支持構造の移送機能により受けロール
に乗せた被処理ロールをチヤツクスピンドルにチ
ヤツクされる位置に移送できるように、該受けロ
ール支持構造をチヤツクスピンドル方向への水平
スライド機構と昇降駆動機構とを組合せて成る改
良を加え、さらにパネルフレームに切り欠きを設
けてカセツト形ロール脱着装置を扉の手前で受け
ロールの上方にセツトできかつセツトされた同装
置の駆動できる駆動手段を備え、また受けロール
の下側にドレン皿を一体に備えるとともに、受け
ロールの上方にセツトされたカセツト形ロール脱
着装置に両端チヤツクされた被処理ロールに水ま
たは酸もしくはアルカリの液を噴射できるノズル
を備えた構成であり、受けロール及び受けロール
支持構造はバフ研摩時には扉の外方に待機するの
で従来のように研摩塵が降りかかることはなくな
るとともに設置床あるいは研摩塵受け皿に溜つた
研摩塵を回収すれば良いので掃除が大変楽にな
り、また受けロールの表面を滑らかに保てるので
バフ研摩を終えた被処理ロールを受けロール上に
受け取る際被処理ロールの表面に傷等の悪影響を
与えることがなく、さらに受けロールと受けロー
ル支持構造と切り欠きと駆動手段とドレン皿とノ
ズルとの組合部分が扉の外方にあるのでカセツト
形ロール脱着装置に適用可能なロール脱着台を兼
ねるとともに後処理を終えたカセツトのままの被
処理ロールの点検補修処理槽と兼ね、従つて従来
のようにバフ研摩機とロール脱着台と簡易処理槽
とを別個設置してカセツト形ロール脱着装置に適
用させてきた場合に比べて、従来のバフ研摩機の
受けロールと受けロール支持構造を省略できる
分、及び簡易処理槽を省ける分だけ設備コストが
大幅ダウンし、また設備設置スペースを大幅に小
さくでき、工程距離が短縮し、後処理を終えた被
処理ロールをロール脱着台装置でカセツト状態か
ら取外してからバフ研摩機にセツトしていた手間
を省けるという効果を有する。
また第2の発明において、受けロール支持構造
にチヤツクスピンドル方向への水平スライド機構
を付与する改良を伸縮自在アームによつて達成す
る実施例によれば、本発明が受けロール及び受け
ロール支持構造を扉の手前に出して設置する改良
であるも扉の手前スペースをさほど大きくとらず
バフ研摩状況を透明な扉を通して肉眼で把握する
距離が短かく有効に保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバフ研摩機の正面図である。第
2図は特願昭54−071853号に係るカセツト形中空
ロール自動脱着装置の正面図である。第3図ない
し第11図は本願の第2の発明にかかるバフ研摩
機にかかり、第3図は平面図、第4図及び第5図
はそれぞれ第3図における―矢視断面及び
―矢視断面からの正面図、第6図及び第7図は
第3図における―矢視断面、―矢視断面
及び―矢視断面からの側面図、第8図は第3
図における―矢視からの側面図、第9図、第
10図はそれぞれ第7図と同一断面であつて第7
図とは異なる動作にある側面図、第11図は第6
図と同一断面であつて第6図とは異なる動作にあ
る側面図である。第12図は本願の第1の発明の
側面図である。 R…被処理ロール、X…カセツト形ロール脱着
装置、Y…ロール脱着台部分、80,81…チヤ
ツクスピンドル、96,97…扉、98…受けロ
ール、100…ドレン皿、103…筒ガイド、1
04…受けロール支持用テーブル、105…ロツ
ド、106…ラツク、115…ピニオン、117
…第1アーム、118…第2アーム、123…支
持ブロツク、124…水平ロツド、125…結合
ピース、128a,128b…切り欠き、142
…パイプ、143…ノズル、145,146,1
47…スプロケツト、148…チエーン、152
…モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水平に位置される被処理ロールをロール軸に
    直交する水平方向に変位した位置でかつ元位置よ
    り所定高さ上昇した位置である被チヤツク位置に
    移送できるように、平面より見て平行に少くとも
    一対あり上記被処理ロールを水平に受ける受けロ
    ールと、該受けロールを昇降駆動手段により昇降
    自在であり該受けロールをロール軸方向に所定寸
    法水平移動可能でありさらにロール軸と直交する
    水平方向のバフ研摩位置と対応する一側に水平移
    動可能である受けロール支持構造とを備えてバフ
    研摩機における被処理ロールのロール脱着台部分
    を構成し、さらに該ロール脱着台部分と、チヤツ
    クスピンドルを含む上下空間とを仕切り、かつ上
    記被処理ロールのチヤツク位置への押込み時に該
    被処理ロール、上記受けロール及び上記受けロー
    ル支持構造と干渉しない開閉自在な扉を設けたこ
    とを特徴とするバフ研摩機。 2 水平に位置される被処理ロールをロール軸方
    向に直交する水平方向に変位した位置でかつ元位
    置より所定高さ上昇した位置である被チヤツク位
    置に移送できるように、及び元位置の被処理ロー
    ルを所定高さ垂直上昇した位置である対カセツト
    形ロール脱着装置受け渡し位置に移送できるよう
    に、平面より見て少くとも平行に一対あり上記被
    処理ロールを水平に受ける受けロールと、該受け
    ロールを昇降駆動手段により昇降自在であり該受
    けロールをロール軸方向に所定寸法水平移動可能
    でありさらにロール軸と直交する水平方向のバフ
    研摩位置と対応する一側に水平移動可能である受
    けロール支持構造とを備えてバフ研摩機における
    被処理ロールのロール脱着台部分を構成し、さら
    に該ロール脱着台部分と、チヤツクスピンドルを
    含む上下空間とを仕切り得、かつ上記受けロール
    及び上記受けロール支持構造と干渉しない開閉自
    在な扉を設け、上記受けロールの所定高さ上方に
    上記カセツト形ロール脱着装置を吊降し挾持状態
    に載置し得るように本体フレームに切り欠きを設
    け、またカセツト形ロール脱着装置の上記受けロ
    ールの上方への載置時に、該カセツト形ロール脱
    着装置の駆動側スピンドルを駆動する駆動手段を
    備えるとともにカセツト形ロール脱着装置にチヤ
    ツクされる被処理ロールに対して水または酸もし
    くはアルカリの液を注ぐ散液ノズルを該被処理ロ
    ールに関して適宜位置に備え、さらに上記受けロ
    ールの上方で上記散液ノズルより被処理ロールに
    放射された落下液を受け止めるドレン皿を上記受
    けロールの下側を囲んで上記受けロール支持構造
    に支持されるように備えたことを特徴とするバフ
    研摩機。
JP14463881A 1981-09-16 1981-09-16 バフ研摩機 Granted JPS5845857A (ja)

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CN108527117A (zh) * 2018-04-08 2018-09-14 乐康 一种新型的自动抛光设备
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