JPS62294006A - 田植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の植付爪を走行装置に連動して機体横方
向の軸芯周りで回転駆動される１つの取付部材に取付け
ると共に、この取付部材の回動に伴って複数の前記植付
爪が順次に苗供給装置の苗取出し部と圃場の間を上下に
回動して苗植え運動するように構成した田植機に関する
。

〔従来の技術〕

上記田植機は、例えば特開昭６０〜６６９０９号公報に
示されるように、植付爪の駆動を取付部材の回転駆動に
よってすることにより、揺動リンクによる揺動駆動に比
して、植付爪駆動に伴う振動を抑制できるように構成さ
れたものである。

この種田植機において、従来、取付部材の駆動回転速度
の変化にかかわらず複数の植付爪の全てが常に植付作動
するようになっており、次の如き不都合があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

田植機にあっては、機体走行速度の変更にかかわらず機
体進行方向での植付苗間隔が設定の一定間隔になるよう
にする必要があって、走行速度の変化に伴って植付爪の
苗植え運動速度が変化するようにするのである。他方、
植付爪にあっては、苗取出し部から取出した苗の圃場ま
での保持を植付爪の下降速度が極端に低下しても苗落下
の伴わないところの挟持の如き手段でするのではないた
めに、植付爪の圃場までの下降速度があまり低下すると
、取出し苗が落下するのである。これらのために、畦際
での作業時の如く地盤条件が悪い等のために走行速度を
遅くした場合、この減速に伴って植付爪の運動速度も低
下して、取出し苗が植付爪の下降途中で落下することが
あった。

本発明の目的は、植付爪の駆動が振動を少なくしながら
できるものでありながら、低速走行作業が苗落下を伴わ
ないでできるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、雪起した田植機において、前記取
付部材に対する変速装置を走行用変速装置より伝動下手
側に位置させて設けると共に、前記植付爪が前記苗取出
し部を通過して苗植え作動する第１取付姿勢と、前記植
付爪が前記苗取出し部の外側を通過する第２取付姿勢と
に複数の前記植付爪の一部を変更する姿勢切換え機構を
設けてあることにあり、その作用及び効果は次のとおり
である。

〔作　用〕

取付部材に対する変速装置が現出する伝動速度の設定に
より、高速走行時には、前記姿勢切換え機構が一部の植
付爪を前記第１取付姿勢にする側になり、かつ、前記変
速装置が低速側になるように操作することで、複数の植
付爪の全てが順次に苗植え運動することになることから
、一部の植付爪のみに苗植え運動させるに比して、植付
苗間隔を設定間隔にしながらの植付爪の運動速度が遅（
なるようにできるのであり、低速走行時には、前記姿勢
切換え機構が一部の植付爪を前記第２取付姿勢にする側
になり、かつ、前記変速装置が高速側になるように操作
することで、纂２取付姿勢になっている植付爪以外の残
りの植付爪のみが苗植え運動をすることになることから
、全ての植付爪に苗植え運動させるに比して、植付苗間
隔を設定間隔にしながらの植付爪の運動速度が速くなる
ようにできる。

〔発明の効果〕

高速走行時には、植付爪の運動速度を低速に抑制できる
ことにより、植付爪駆動が振動を少なくしながらできる
ものでありながら、低速走行時には植付爪の運動速度を
比較的速くできることにより、低速走行作業が苗落下を
伴わないでできるようになり、畦際等、地盤条件の悪い
箇所での作業が低速で安全にできるようになった。

〔実施例〕

第９図に示すように、走行装置の一例としての走行用車
輪（１）、エンジン（２）及び操縦ハンドル（３）等を
有した走行機体の後部に、苗植付装置（４）、及び、こ
の苗植付装置（４）の苗植え運動に連動して機体横方向
に往復動じながら苗植付装置（４）に苗供給する装置と
しての苗のせ台（５）を付設すると共に、前記走行機体
の下部に接地フロート（６）を付設して歩行型田植機を
構成しである。

前記苗植付装置（４）は第１図、第３図及び第７図に示
すように構成しである。

すなわち、２つの苗植付具（７ａ）　、　（７ｂ）を取
付けた植付具取付部材（８）を、この取付部材（８）と
一体回転自在な支軸（９）を介して機体横方向の第１軸
芯（Ｐ＋）の周りで回転するように走行機体部分（１０
）に取付けると共に、エンジン（２）から前進３段後進
１段に切換え可能な走行用変速装置（１１）、伝動チェ
ーン（１２）及び変速装置（Ｉ３）を介して伝達される
動力によって前記支軸（９）が回転駆動されることによ
り、矢印（Ａ）の方向に回転駆動されるようにしである
。２つの前記苗植付具（７ａ）　、　（７ｂ）の夫々は
、植付具取付部材（８）のうち第１軸芯（Ｐｌ）を中心
とする仮想円（Ｓ）の上に等間隔で位置する２箇所の一
方または他方に、苗植付具（７ａ）または（７ｂ）と一
体回転する筒軸（１４）、及び、この筒軸（１４）と相
対回転自在な支軸（１５）を介して前記第１軸芯（Ｐｌ
）と平行な第２軸芯（Ｐ２）の周りで相対回転するよう
に取付けである。そして、前記植付具取付部材（８）に
付設しである駆動機構（１６）により、２つの植付具（
７ａ）　、　（７ｂ）が植付具取付部材（８）の回転に
伴いこの回転方向とは反対の矢印（Ｂ）の回転方向に速
度調節させながら自転操作されるように構成してあり、
走行用車輪（１）に連動して植付具取付部材（８）が回
転駆動されることと、前記駆動機構（１６）の作用とに
より、２つの苗植付具（７ａ）。

（７ｂ）夫々がこれの植付爪（１７ａ）または（１７ｂ
）の先端が苗のせ台（５）の苗取出し部（５ａ）と圃場
の間を軌跡（Ｔ）を描くように上下に回動移動する状態
で駆動され、２つの植付爪（１７ａ）　、　（１７ｂ）
が交互に苗のせ台（５）の載置マット状苗から１株分の
ブロック状苗を切断すると共に保持し、圃場に下降して
植付けるようにしである。

前記駆動機構（１６）は、第１図及び第３図に示すよう
に、前記走行機体部分（１０）の筒部（１０ａ）にスプ
ライン係合によって回転しないように取付けた太陽ギア
（１８）、この太陽ギア（１８）に咬合させた状態で植
付具取付部材（８）に回転支軸（２０ａ）を介して回転
自在に取付けである中間ギア（２０）、この中間ギア（
２０）に咬合させた状態で前記支軸（１５）に相対回転
可能に取付けである遊星ギア（２１）、前記中間ギア（
２０）と一体回転する扇形カム（２２）、前記遊星ギア
（２１）に連設しである伝動型（２３）、前記筒軸（１
４）に連設しである受動爪（２４）及びアーム（２５）
、一対の前記爪（２３）　。

（２４）を接当付勢するように、かつ、前記遊星ギア（
２１）と前記筒軸（１４）を弾性連動させるように第５
図の如く、前記伝動型（２３）と受動爪（２４）にわた
って取付けであるリングバネ（２６）の夫々から構成し
である。そして、植付具取付部材（８）の回転に伴い、
これに伴う遊星ギア（２１）の回転と、リングバネ（２
６）の連動作用とにより、苗植付具（７ａ）及び（７ｂ
）を矢印（Ｂ）の回転方向に自転させるようにしてあり
、そして、植付爪（１７ａ）または（１７ｂ）が苗取出
し部（５ａ）から植付位置に下降する１間は扇形カム（
２２）の周部（２２ａ）と前記アーム（２５）が摺接し
て苗植付具（７ａ）　、　（７ｂ）の自転を停止させる
ようにしてあり、かつ、この自転停止時には伝動型（２
３）が受動爪（２４）から離れるように回動してリング
バネ（２６）が弾性変形されており、植付爪（１７ａ）
または（１７ｂ）が植付けを完了して上昇する際には、
アーム（２５）が前記周部（２２ａ）から外れて苗植付
具（７ａ）　、　（７ｂ）の自転停止が解除され、リン
グバネ（２６）の復元力と遊星ギア（２１）の回転とに
よって苗植付具（７ａ）及び（７ｂ）を自転させるよう
にしである。つまり、植付爪（１７ａ）及び（１７ｂ）
の先端に前記軌跡（Ｔ）を描かせるようにしである。

前記変速装置（１３）は、苗植付具（７ａ）　、　（７
ｂ）の苗植え運動速度を変更するように植付具取付部材
（８）の駆動速度を高低速２段に切換えるものであり、
第１図に示す如く構成しである。

すなわち、人力軸（２７）の大径伝動ギア（２８）に咬
合させた高速ギア（２９）、及び、前記入力軸（２７）
の小径伝動ギア（３０）に咬合させた低速ギア（３１）
の夫々を前記支軸（９）に相対回転た自在に取付けると
共に、シフトギア（３２）をスプライン係合によって一
体回転するように、かつ、変速レバー（３３）によって
摺動操作されるように前記支軸（９）に取付けである。

そして、第２図に示す如く変速レバー（３４）を第１操
作位置（Ｈ）に操作すると、シフトギア（３２）がクラ
ッチ機構（３４ａ）により前記高速ギア（２９）に係合
すると共にこの保合状態にスプリング（３５）により維
持されて、高速ギア（２９）の回動力を支軸（９）に伝
達することにより、植付具取付部材（８）の駆動変速を
速くするように高速伝動状態になり、第１図に示す如く
変速レバー（３３）を第２操作位置（Ｌ）に操作すると
、シフトギア（３２）がクラッチ機構（３４ｂ）により
低速ギア（３１）に係合すると共にこの保合状態に前記
スプリング（３５）により維持されて、低速ギア（３１
）の回動力を支軸（９）に伝達することにより、植付具
取付部材（８）の駆動速度を遅くするように低速伝動状
態になるようにしである。

第１図及び第２図に示すように、前記支軸（１５）が植
付具取付部材（８）に対して摺動するに伴って前記遊星
ギア（２１）と前記中間ギア（２０）が咬合したり、こ
の咬合が外れるように、遊星ギア（２１）を支軸（１５
）に一体摺動するように係合させると共に、前記支軸（
１５）と植付具取付部材（８）の間に姿勢変更カム機構
（３７）を設けて、一方の苗植付具（７ａ）の植付具取
付部材（８）に対する取付姿勢を変更する姿勢切換え機
構（３８）を構成しである。すなわち、前記姿勢変更カ
ム機構（３７）は、第６図に明示するように、植付具取
付部材（８）に固定したカム部材（５０）と、前記支軸
（１５）の一体回転可能に付設したピン（５１）とから
構成しである。そして、第１図に示すように、支軸（１
５）が第１操作位置（ＯＮ）に摺動操作されると、遊星
ギア（２１）が中間ギア（２０）に咬合うこと、第４図
に明示する如く前記遊星ギア（２１）及び中間ギア（２
０）の夫々に特定の回転位相に在る歯部間以外の歯部間
を覆うように取付けであるギアカバー（３６ａ）　、　
（３６ｂ）の作用により、苗植付具（７ａ）が植付具取
付部材（８）に対して所定の特定回転位置に在る状態で
のみ遊星ギア（２１）と中間ギア（２０）が咬合うこと
、さらに、遊星ギア（２１）と中間ギア（２０）の咬合
い状態では前記ピン（５１）がカム部材（５０）から離
脱して苗植付具（７ａ）の自転が可能になることから、
植付具取付部材（８）の回転に伴って前記苗取出し部（
５ａ）を通過して苗植え作動するように前記軌跡（Ｔ）
を描きながら上下運動するところの第７図に示す如き第
１取付姿勢（Ｃ）に植付爪（１７ａ）がなるのである。

そして、第２図に示すように、支軸（１５）が第２操作
位置（ＯＦＦ）に摺動操作されると、遊星ギア（２１）
が中間ギア（２０）から離脱して苗植付具（７ａ）の自
転駆動が不能になること、遊星ギア（２１）と中間ギア
（２０）の離脱に伴い前記ピン（５１）がカム部材（５
０）に係合してこのカム部材（５０）の傾斜カム部（５
０ａ）の作用により揺動操作され、支軸（１５）を介し
て植付具（７ａ）を揺動操作することにより、植付具取
付部材（８）の回転にかかわらず前記苗取出し部（５ａ
）の外側を通過して苗植え作動しないように１、前記第
１取付姿勢（Ｃ）より前記第１軸芯（Ｐ、）の方に引退
すると共にこの引退状態にスプリング（３９）で維持さ
れるところの第８図に示す如き第２取付姿勢（Ｄ）に植
付爪（１７ａ）が切換ねるのである。

第１図に示すように、前記支軸（１５）を前記第２操作
位置（ＯＦＦ）に付勢するスプリング（３９）を苗植付
具（７ａ）に作用させ、そして、前記支軸（１５）に摺
動自在に外嵌させた状態で走行機体部分（１０）に摺動
自在に取付けた摺動連動具（４０）、走行機体部分（１
０）に軸芯（Ｐ３）周りで揺動するように枢着した揺動
連動具（４１）、この揺動連動具（４１）と前記変速レ
バー（３３）を連動させた押引き連動具（４２）の夫々
により、支軸（１５）と変速レバー　（３３）を連動さ
せて、前記変速装置（１３）の切換え操作をするだけで
前記姿勢切換え機構（３８）の切換え操作が次の如くで
きるように、変速装置（１３）と姿勢切換え機構（３８
）を連動させである。

すなわち、変速レバー（３３）を前記第１操作位置（１
１）に操作すると、揺動連動具（４１）が第２図に示す
位置に揺動操作されて、摺動連動具（４０）がスプリン
グ（３９）により植付具取付部材（８）の側に摺動され
、支軸（１５）がスプリング（３９）によって前記第２
操作位置（ＯＦＦ）に操作されるのである。そして、変
速レバー（３３）を前記第２操作位置（Ｌ）に操作する
と、摺動連動具（４０）が第１図に示す位置に摺動操作
され、支軸（１５）に対する接当部（４０ａ）をして支
軸（１５）を前記第１操作位置（ＯＮ）に操作するので
ある。

要するに、高速走行時には、走行用変速装置（１３）か
ら苗植付装置（４）に伝達される駆動回動力が高速にな
ることから、変速装置（１３）を低速側で、姿勢切換え
機構（３８）を苗植付具（７ａ）が前記第１取付姿勢（
Ｃ）になる側にして、２つの植付爪（１７ａ）　、　（
１７ｂ）のいずれにも苗植え作動をさせ、植付具取付部
材（８）の駆動回転速度を比較的遅くしながら作業する
ように、そして、低速走行時には、走行用変速装置（１
１）から苗植付装置（４）に伝達される駆動回動力が低
速になることから、変速装置（１３）を高速側で、姿勢
切換え機構（３８）を苗植付具（７ａ）が前記第２取付
姿勢（Ｄ）になる側にして１つの植付爪（１７ｂ）のみ
に苗植え作動をさせ、苗のせ台（５）からの取出し苗が
落下しないように植付具取付部材（８）の駆動回転速度
を速くしながら作業するようにしである。

〔別実施例〕

第１０図に示すように、走行装置に連動して軸芯（Ｐ、
）の周りで回転駆動される回転体（８）の周部に複数の
植付爪（１７ａ）及び（１７ｂ）を取付けて、回転体（
８）の回動により複数の植付爪（１７ａ）。

（１７ｂ）に順次に苗植え運動させるように苗植付装置
（４）を構成し、一部の植付爪（１７ａ）を第１０図に
示す第１取付姿勢（Ｃ）と第１１図に示す第２取付姿勢
（Ｄ）とに揺動切換えするように構成して実施してもよ
い。従って、前記植付具取付部材（８）及び回転体（８
）を植付爪（１７ａ）　、　（１７ｂ）の取付部材（８
）と称する。

前記変速装置（１３）の切換え操作と、姿勢切換え機構
（３８）の切換え操作とを各別にするように構成して実
施してもよい。

乗用型の田植機にも本発明は適用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る田植機の実施例を示し、第１図及び
第２図は苗植付装置の一部切欠き平面図、第３図は苗植
付具自転駆動機構の側面図、第４図は中間ギア及び遊星
ギアの側面図、第５図は遊星ギアと筒軸の連動部の断面
図、第６図は姿勢変更カム機構の正面図、第７図及び第
８図は苗植付装置の側面図、第９図は歩行型田植機全体
の側面図、第１０図及び第１１図は別実施苗植付装置の
側面図である。 （１）・・・・・・走行装置、（５ａ）・・・・・・苗
取出し部、（８）・・・・・・取付部材、（１１）・・
・・・・走行用変速装置、（１３）・・・・・・変速装
置、（１７ａ）　、　（１７ｂ）・・・・・・植付爪、
（３８）・・・・・・姿勢切換え機構、（Ｃ）・・・・
・・第１取付姿勢、（Ｄ）・・・・・・第２取付姿勢、
（Ｐｌ）・・・・・・軸芯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の植付爪（１７ａ）、（１７ｂ）を走行装置（１）
   に連動して機体横方向の軸芯（Ｐ＿１）周りで回転駆動
   される１つの取付部材（８）に取付けると共に、この取
   付部材（８）の回動に伴って複数の前記植付爪（１７ａ
   ）、（１７ｂ）が順次に苗供給装置（５）の苗取出し部
   （５ａ）と圃場の間を上下に回動して苗植え運動するよ
   うに構成した田植機であって、前記取付部材（８）に対
   する変速装置（１３）を走行用変速装置（１１）より伝
   動下手側に位置させて設けると共に、前記植付爪（１７
   ａ）が前記苗取出し部（５ａ）を通過して苗植え作動す
   る第１取付姿勢（Ｃ）と、前記植付爪（１７ａ）が前記
   苗取出し部（５ａ）の外側を通過する第２取付姿勢（Ｄ
   ）とに複数の前記植付爪（１７ａ）、（１７ｂ）の一部
   を変更する姿勢切換え機構（３８）を設けてある田植機
   。