JPS62293115A - 移動物体の位置姿勢自動測量装置 - Google Patents

移動物体の位置姿勢自動測量装置

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JPS62293115A
JPS62293115A JP13716886A JP13716886A JPS62293115A JP S62293115 A JPS62293115 A JP S62293115A JP 13716886 A JP13716886 A JP 13716886A JP 13716886 A JP13716886 A JP 13716886A JP S62293115 A JPS62293115 A JP S62293115A
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Tadao Mikami
三上 忠雄
Akio Suzuki
昭夫 鈴木
Takaaki Tsuruoka
孝章 鶴岡
Kiyoyoshi Sakamoto
坂元 清義
Shigeo Yoshino
吉野 茂夫
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Takenaka Komuten Co Ltd
Takenaka Doboku Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
Takenaka Doboku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は、主としてシールドトンネル工事におけるシ
ールドIa(移動物体)の掘進位置や姿勢等を測量する
ための自動測量装置に係り、さらにいえば、検出部の自
己位置は既知位置の基準点部を規準することによって随
時自動測量して求めることができ、その上でシールド機
(移動物体)に設置したターゲット部を規準することに
よってその位置、姿勢などの絶対値を自動測量すること
ができ、かつこうした測量は全て遠隔操作と全自動処理
により行なわれる移動物体の位置姿勢自動測量装置に関
する。
なお、本発明に係る移動物体の位置姿勢臼!!2I測量
装置は、上記シールド工法におけるシールド機の位置姿
勢の自動測量に限らず、既設のセグメントの位置や滑走
路に進入してくる飛行機、あるいは道路を走行中の自動
車、又は港に入ってくる船舶その他の各種移動物体の位
置、姿勢の測量等に広く使用可能である。
(従来技術とその問題点など) シールドトンネル工事を高精度かつ能率的に施工するた
めには、掘進中のシールド機の位置、姿勢あるいはセグ
メントの位置などを常時リアルタイムで正確に把握し、
随時計画線上を正確に掘進するように適切な測量管理と
方向修正を行なうことが肝要である。
■ そこで従来、シールドトンネル工事における坑内測
量は、坑内に設置した基準点をもとにしてトランシット
やレベル、スチールテープ等による手作業でシールド計
画中心線及びシールド機の位置、方向を把握する方法、
又はシールド機に設置した傾斜計などによりシールド機
の姿勢(ピッチング角、ローリング角など)を把握する
測量方法を実施しているのが通例である。
■ その他、移動物体の位置姿勢を自動化機器で測量す
る方法としては、基準軸に発振させたレーザービームを
一定の距離をおいた2個の平行な板で受ける構成のもの
、あるいはジャイロコンパス等を使用した自動測量シス
テムも開発されている。
■ 次に、先の特願昭60−11974号明細書及び図
面に記載されたシールド機の自動測量装置は、シールド
機に三角形の各頂点に位置させた3個の輝点より成るタ
ーゲットを取付け、これを後方のTV右カメラび光波測
距計から成る検出部で規準し、同検出部で得た情報はデ
ータ処理部に送ってシールド機の位置、姿勢をリアルタ
イムに自動測量し記録表示する構成とされている。
本発明が解決しようとする問題点 (I)上記■のような手作業によるam方法の場合は、
測量が非能率的で省人化できないばかりでなく、測量に
豊富な経験と高度な技術が要求される。また、測量及び
シールド掘進の管理が複雑になるし、測量結果のフィー
ドバックはセグメントリングにして数リングおき位にま
で遅れ、このため施工精度の確保が難かしいという問題
点があった。
(n)また、上記■の自動測量システムの場合は、いず
れもシールド機に精密で比較的大きな検出部を設置する
構成であるため、シールド径が小さくなるにしたがって
その実施が困fiになる。また、シールド機は掘削部に
近接した極めて悪い環境下にあるため、これに設置した
精密機器たる検出部やデータ処理部が故障しやすいし、
そのメンテナンスがむずかしいという欠点1問題点があ
った。
(m)さらに、上記■の先願に係る自動測量装置の場合
は、シールド機と検出部との相対位置をΔI4量するこ
とは容易であるが、同シールド機の絶対位置を測量する
ためにはまず検出部が基準点に対しいかなる座標位置に
あるか自己位置を正確に特定把握しなければならない、
そのためにはまず検出部を据付けるべき位置を測量し、
同測量により求められた通常ダボと呼ばれる基準点上に
検出部を正確に設置しなければならないから、そうした
測量及び検出部の設置に大変な手数と高度な熟練が必要
であった。また、シールド工事の場合、測量した前記基
準点(ダボ)及び検出部は既設のセグメントに設けるが
、シールド工事の施工に伴ない往々このセグメントがず
り動くので、度々基準点の測量のやり直しと検出部の位
置の修正とが必要であった・ さらにシールド機がカーブして掘進するときは、このシ
ールド機をきっちり規準できるように検出部の設置位置
を折々変更していく必要があるので一層手数がかかると
いう問題点があった。
問題点を解決するための手段 上記した従来技術の問題点を解決するための手段として
、この発明に係る移動物体の位置姿勢自!!IJ測量装
置は、図面の第1〜第14図に実施例を示したとおり、 (イ)三角形の各頂点の位置に配置された3個の検出用
輝点3a〜3Cと光波測距用反射プリズム4などから成
り、測量対象たるシールド機等の移動物体1に設置され
たターゲット部Aと、(ロ)前記ターゲット部Aを規準
する測距測角儀7及びその望遠鏡7aに取り付けたテレ
ビカメラ6などから成り、移動物体1を規準できる位置
に設置された検出部Bと、 (ハ)前記検出部Bで規準可能な既知の異なった少なく
とも2位置に設置された、光波測距用反射プリズム5a
及び輝点5bの対から成る基準点部りと、 (ニ)前記検出部Bで得た移動物体の測量情報。
即ちシールド機1までの距離、検出用輝点3a〜3cの
X−Y座標データをそれぞれ演算処理し、シールド機l
の位菅、姿勢などを例えばシールド機の計画線に対する
位置ずれ、ピッチング角、ヨーインク角、ローリング角
としてそれぞれ計算し記録表示するデータ処理部Cとよ
りなる構成とした。
そして、前記検出部Bは水平回転及び垂直回転が可能に
、かつその水平、垂直回転を遠隔操作することが可能に
構成し、該検出部Bによって基準点部りを規準して同移
動物体1の位置、姿勢をそれぞれ自動測量する構成とし
た。
作     用 検出部Bは、例えば移動物体1の移動経路に沿って予め
敷設したレール上を移動自在なトロリー等に装置した構
成であってもよく、かくして移動物体1を追尾させその
規準に適切な位置に止めた上で、まず基準点部りを規準
させ、もって自己位置を測量し特定把握せしめる。
即ち、検出部Bの測距測角儀7で基準点部りの2個の輝
点5bを規準し、より具体的にはTVカメラ6の十字線
に輝点5bの中心を合せる操作によって基準点部D(反
射プリズム5a)までの斜距@L及び水平角θ並びに垂
直角を測定すると、この測量情報に基き所謂後方交会法
に基いて自己の位置座標がデータ処理部Cにて演算処理
され、かつ記録、表示される。特に検出部Bは、基準点
部りを規準することに必要な水平、垂直回転を遠隔操作
可能であるから、必要に応じて何回でも自己の位置座標
を特定把握することが容易であり、セグメントのずれに
対する自己位置の再確認とか検出部B自体が移動する場
合の再固定などが容易でそれが苦にならない。
かくして自己位置が把握された検出部Bを使用して、そ
のTVカメラ6が移動物体1のターゲット部Aをとらえ
るまで水平に回して規準し、前記基準点部りからターゲ
ット部Aまでの振り角(水平回転角)と反射プリズム4
までの測距値、及びTVカメラ6でとらえたターゲット
部Aの3点の輝点3a〜3Cの位置座標を求めてこれを
データ処理部Cで演算処理することにより、移動物体1
の絶対位置、姿勢を正確に自動測定し記録1表示するこ
とができる。
ターゲット部Aを3点の輝点3a〜3Cで構成した理由
は、移動物体1の立体的測量を可能ならしめ、特にヨー
イング角(第11図)を測量可能とするためである。
このターゲット部Aは、発光ダイオードの如き3点の輝
点3a〜3Cと光波Δ11距用反射プリズム4から成る
簡単な構成であるから悪環境下に耐える。また全体の大
きさは5cm角位であるから、比較的小さな移動物体(
例えば小口径シールド機)にも容易に取付は使用できる
のである。
(実施例) 次に、図面の第1−第13図に示したこの発明の好適な
第1実施例を説明する。
まず、第1図は、この発明に係る自動測量装置をシール
ドトンネル工事に実施した場合の全体構成の概念図を示
している。
図中1が測量対象の移助物体たるシールド機。
2はシールド機lの後方に組込まれたセグメントである
また、図中Aはシールドal内に設置されたターゲット
部、Bはシールド機1よりずっと後方の環境の良い場所
を選んでその位置のセグメント2に取付けて又は坑内に
立てたボールスタンド上等に設置された検出部、Cはデ
ータ処理部、Dは座標位置が既知である基準点部である
ターゲット部Aは、3点の検出用輝点3a。
3b、3cが中心をなす、これら3点の検出用輝点3a
〜3Cはそれぞれ発光ダイオード(LED)より成り、
その基本的配置は第5図に示したとおり、正面方向に見
ると水平一直線上の配置とされ、平面方向に見ると一辺
の長さが文の正三角形(又は二等辺三角形でも可〕の各
頂点に位置する構成とされている。
このターゲット部Aには、光波測距用反射プリズム4が
包含され、ターゲット部Aは全体として第2図のように
構成されている。その全体の大きさは5cm角位とされ
ている。
次に、検出部Bは、前記ターゲット部Aを規準する測距
測角儀7と、その望遠鏡7aに取付けたTV左カメラと
より成る。また、この測距測角儀7は、水平回転を水平
駆動用モータ(ステ7ピングモータ)7bにより、垂直
回転を垂直駆動用モータ(ステッピングモータ)7cに
より各々遠隔操作可能に構成されている。
この検出部Bは、TV左カメラが前記シールド機1のタ
ーゲット部Aをとらえるまで測距測角儀7をモータ7b
、7cで水平、垂直回転させ、TV左カメラでとらえた
3点の輝点3a〜3Cの座標位置を後述のデータ処理部
Cへ出力する。また、測距部(光波距離計)はターゲッ
ト部Aの光波測距用反射プリズム4までの距離を測定し
、そのΔIII距値もデータ処理部Cに出力する。
次に、2&準点部りは、上記検出部Bがターグー2ト部
Aを規準する以前に、自己の位置座標を特定把握させる
ためのものであり、光波3(鴫距用反射プリズム5aと
発光ダイオード等より成る輝点5bとを第3図のように
組合せたもの2個から成り、これらは検出部Bで規準し
やすい既知の異なった2位置に設置されている(第1図
参照)、即ち、基準点部りの設置位置は検出部Bの前方
又は後方のいずれかでもよいが、それがシールド機1の
位置姿勢測量の原点となるだけに、予め不動の定点とし
てfilffiされた位置に設置されている。
従って、検出部Bをシールド機1に対しこれを規準し易
い任意所望の位置に設置したときは、まず測距測角儀7
の水平度を出す、しかる後に同測距測角儀7で二つの基
準点部り、Dをそれぞれ規準し、各基準点部りまでの斜
距ML、水平角O1垂直角φをそれぞれ検出する。各基
準点部りの規準は、望遠鏡7aに取付けたTV左カメラ
を通じて各基準点部りの輝点5bが望遠鏡7aのレンズ
に付しである十字線に一致するように各方向の駆動モー
タ7b、7cを遠隔操作して行ない、もって水平角θ、
垂直角φをを求める。また、測距部は光波測距用反射プ
リズム5aまでの斜距#Lを測定する。これらの測定値
はそれぞれ後述のデータ処理部Cへ出力し、後方交合法
に基く演算処理により測距測角儀7の位置座標を算出し
記録1表示させる。
次に、データ処理部Cは、前記検出部BのTV左カメラ
で撮影した映像信号を処理し移動する輝点3a〜3Cの
各重心位置を1テレビフレーム毎に計測し自動的に追跡
しながらそのデータをデジタル出力する移動物体位置計
測装置8と、その映像信号を画像表示するモニターテレ
ビ9.及び前記測距測角儀7で測定した反射プリズム4
までの距離と前記移動物体位置計測装置8でデジタル出
力された各重心位置データに基いてシールド機1の位置
姿勢を演算処理するパーソナルコンピュータ10と、そ
の出力を画像表示するCRTディスプレイ(モニタ一部
)11及び同出力を記録保存するディスクユニット12
とにより構成され、坑内又は地上の所定位置に設置され
る。具体的にデータ処理部Cを示すと第4図のような形
態である。
要するに、上述の如く基準点部りを規準することにより
自己位置座標(X、Y、Z)が把握された検出部Bの測
距測角儀7によっていずれか−の基準点部りからターゲ
ット部AをTVカメラ6でとらえるまで望遠鏡7aを回
転させ、もって基準点部りからターゲット部Aまでの水
平、垂直振り角が求まるので、測距部によるターゲラ)
Aまでの測距値とに基き、ターゲット部Aにおける望遠
鏡7aの十字線の中心座標(Xo  、 Yo  + 
Zo )が求められる。
したがって、TVカメラ6でとらえた移動物体位置計測
装置8のモニターテレビ9の画面上のX、Y基準線を前
記望遠鏡7aの十字線と一致させると、3個の輝点3a
〜3Cの座標位置は、それぞれa (X+  、Y+ 
) 、  b (X2  、Y2 )、C(Xl  、
 Y3 )として求まるのである。そこでこの座標位置
出力をパーソナルコンピュータ10へ入力し演算処理せ
しめることによりシールド機1の絶対位置座標がわかる
のである。
(図形処理の考え方と演算処理方法) パーソナルコンピュータ10においては、前記測距デー
タとX−Y座標データに広きシールド機1の計画線に対
する位置ずれ、姿勢を次の要領で演算し記録表示する。
■ 位置ずれ いま、移動物体位置計測装置8のモニターテレビ9の画
面に、3点の検出用輝点3a、3b。
3Cが、第5図中にa点(x、、y、)、b点(X2 
 、Y2 )、0点(Xl、Y3)と表示された場合を
考える。各輝点の本来の基本的配置は第6図のとおりで
あるから、測距測角gA7の光軸に対するシールド機1
の位置ずれ(平行ずれ)は、モニターテレビ9の画面に
おけるX−Y基準線の原点(Xo  、 Yo  * 
Zo )に対するa点の座標(x+、y+)として求め
ることができる。
■ ヨーイング角 上記モニターテレビ9の画面の検出用輝点a。
b、cの座標位置にについては、第7図に示したように
a点を座標原点にとるx−y座標に座標変換して以下の
図形処理を行なう。
第7図に実線図示したΔabcを平面的に見た形が、第
8図に実線で示したΔabcである。第8図のΔabc
における斜辺丁テの中点pを通る直線apをZ軸上に一
致するまで回転したものが同図に点線図示したΔab1
 c+ で、このときの直線apの回転角αが測距測角
(C7の光軸に対するシールド機1のヨーイング角αと
して把握される。
したがって、ヨーイング角α(右方向を+)を演算で求
めるには、まず座標変換を次のように行なう。
x+  =Oy+  エ O X2  =Xz  −Xl     y2  =Y2−
Y+X3  =Xs  −X+     73  =Y
:+  −Y+そして、この新座標a(0,0)、b 
(X2、y2)、C(Xl 、:IM)に基いて、る。
■ ピッチング角 上記第8図に点線図示したΔab+  C+ を第7図
に正面図として投影したものが、同図に点線図示したΔ
ab+  c+ であり、その側面図が第9図に点線図
示したΔabI C1である。第9図のΔabI cl
における底辺bl  cl の中点Qを通る直線−「で
−をZ軸と一致するまで回転させたものが、第9図に2
点鎖線で図示したΔab2cz である、このときの7
酊の回転角βがシールド機1のピッチング角βとして把
握される。
したがって、ピッチング角β(前上りを+)を演算で求
めるには、 x2  =x2cosa−z2sinα、22  ’ 
=Z2 cos α+X2 sin am3  ” =
x3 cos a−z3 sin a。
Z3  ’  =  z3 cos  a十X3  s
in  aとすると。
できる。
■ ローリンク角 上記第9図のΔab2c2 を再び第7図に正面図とし
て投影したものが2点鎖線図示の直線7璽rで2である
。この直線7璽τで2を、上記3点の検出用輝点3a、
3b、3cの基本的な水平方向−直線上の配置b”ac
”と一致させるべく回転したときの回転角γが、測距測
角儀7の光軸に対するシールド411のローリング角γ
として把握される。
したがって、ローリング角γ(右回転を+)を演算で求
めるには、 ’12  ” : 72 cosβ−22sinβ、z
2 “=z2”cosβ+y2ginβ73  ” ”
 73 CoSβ−z3’sinβ。
Z3  ”=23  ’CoSβ+y3sinβとする
と、 なお、以上の位置ずれ、ヨーイング角α、ピッチング角
β及びローリング角γは全て測距測角儀7の光軸に対す
る計算値である。従って、これらのデータはシールド計
画線に対する水平、垂直振り角によって補正し、もって
計画線に対する位置ずれ、ヨーイング角、ピッチング角
及びローリング角を求めることになる。
(計算実例) 第11図〜第13図は、測距測角儀7の光軸と計画線が
一致している場合の一例として、第10図のようにモニ
タ画面に表示された3点の検出用輝点3a〜3Cの座標
位置に基いて計算した結果を図形表示したものである。
モニターテレビ9の画面上における検出用輝点3aの位
置は(−120,−80) ts、検出用輝点3cの位
置は(−50,−40) am、検出用輝点3bの位置
は(25,−55) mmテあった。
従って、位置ずれに関しては、上記■に説明したとおり
、第10図のa点の読みとして把握されるので、計画線
に対する位置ずれ読みは(−50゜−40) mtaで
ある(第13図も参照)。
また、ヨーイング角αは、上記■のように演算した結果
、第11図にシールド機1の平面図を示したように右に
0.779 ’である。
ピッチング角βは、上記■のように演算した結果、第1
2図にシールド機1の側面図を示したとおり部下りに−
8,503°である。
ローリンク角αは、上記■のように演算した結果、第1
3図に示したとおり左方向に−7,281。
である。
従って、シールド機1の方向修正は、こうした演算処理
の結果に基いて各成分方向に行なえばよいことになる。
演算結果は、CRTディスプレイ11に表示される。
(第2の実施例) 上記シールド機1に設置したターゲット部Aは第14図
に示したようにセグメント2にトンネルスタッフ13を
介して設置することにより、当該セグメント2の位置を
上記シールドa1の位置。
姿勢測量の場合と全く同様に自動測量することができる
即ち、セグメント2は、シールド機1の掘進動作にとも
ない漸次位置ずれを起すことが知られているので、必要
の都度セグメント2の計画線に対する位置を計算し、そ
の経過を記録表示することも重要な施行管理である。
:Js14図中20は位置検出用輝点、21は反射プリ
ズム、23は水準器である。
本発明が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この発
明に係る移動物体の自動測量装置によれば、シールド機
1その他の移動物体の位置姿勢の測量を全自動的に行な
うことができ、測量の省人化、効率化が図れる。そして
、測量及び掘進管理の簡素化を図ることもできる。
とりわけ、移動物体1の位置移動に伴いこれを追尾し規
準し易いように検出部Bの設置位置を変更すること、又
は検出部Bの設置基盤たるセグメント等の位置ずれ又は
検出部B自体の据付状態の狂いに原因する検出部Bの自
己位置座標の測量、確認は、同検出部Bを基準点部りに
対して必要の都度再々規準させることにより即座に正確
に確認把握することが容易である。しかもその確認は遠
隔操作により全自動的に行なうことができる。
従って、検出部Bは常に移動物体1を最も規準し易い位
置に移設して測量ができるし、その移設が全く苦になら
ない、また、検出部Bの自己位置座標の正確な測量管理
により、常に正しい高精度の測量ができ、移動物体1の
絶対位置測量ができる。
その上、移動物体例えばシールド機1の位置、姿勢など
は、シールド機1の掘削運転中に常時リアルタイムで’
IIA Qできるので、これをシールド機1にフィード
バックすることにより、その迅速。
適確な姿勢、方向修正ができ、ひいては高精度かつ能率
的なシールド施工に寄与するのである。
また、常に悪環境下にあるシールド機1内には輝点3a
〜3Cと反射プリズム4とより成る簡単な構成のターゲ
ット部Aが設置されているにすぎず、そのずっと後方の
環境のよい場所のセグメント2又は坑内に検出部Bやデ
ータ処理部Cが設置されているので、トラブル発生時の
メンテナンスが極めて容易であり、しかもシールド径が
小さくなった場合にも十分対応して採用実施できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はシールド機に対するこの発明の自動測量装置全
体の構成を概念的に示した説明図、第2図はターゲット
部の構成態様を示した斜視図、第3図は基準点部の構成
態様を示した斜視図、第4図はデータ処理部の構に&態
様を示した斜視図、第5図と第6図は移動物体位置計測
装置のモニターテレビ画面と検出用輝点の基本的配置を
示した説明図、第7図〜第9図は検出用輝点の画像処理
(図形処理)の要領を示した正面図と平面図及び側面図
である。第10図はやはり移動物体位置計測装置のモニ
ターテレビ画面の一例であり、第11図〜第13図は前
記モニターテレビ画面に甚くシールド機のヨーイング角
、ピッチング角、ローリング角の演算結果を図形表示し
たCRTディスプレイの画像例、第14図は第2実施例
としてセグメントにターゲット部を設置した状態の正面
図である。 咥閏渾 第4図 第8図 ア 第9図 ■ 第12図 第13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【1】(イ)略三角形状の配置とした3個の検出用輝点
    (3a)〜(3c)と光波測距用反射プリズム(4)等
    より成り、測量対象の移動物体(1)に設置されたター
    ゲット部(A)と、(ロ)前記ターゲット部(A)を規
    準する測距測角儀(7)及びその望遠鏡(7a)に取り
    付けたテレビカメラ(6)などから成り、移動物体(1
    )を規準できる位置に設置された検出部(B)と、 (ハ)前記検出部(B)で規準可能な既知の異なった少
    なくとも2位置に設置された、光波測距用反射プリズム
    (5a)及び輝点(5b)の対から成る基準点部(D)
    (D)と、 (ニ)検出部(B)で得た測量情報を処理し、移動物体
    (1)の位置、姿勢などを演算処理し記録表示するデー
    タ処理部(C)とより成り、 前記検出部(B)は水平回転及び垂直回転が可能で、か
    つその水平、垂直回転を遠隔操作することが可能に構成
    されており、該検出部(B)によって基準点部(D)を
    規準することにより自己位置を、そして移動物体(1)
    のターゲット部(A)を規準することにより同移動物体
    (1)の位置、姿勢をそれぞれ自動測量することを特徴
    とする移動物体の位置姿勢自動測量装置。 【2】特許請求の範囲第1項に記載したターゲット部(
    A)を構成する3点の検出用輝点(3a)〜(3c)は
    、正面方向から見ると水平一直線上に配置され、平面方
    向に見ると二等辺又は正三角形の各頂点の位置に配置さ
    れていることを特徴とする移動物体の位置姿勢自動測量
    装置。 【3】特許請求の範囲第1項に記載した検出部(B)は
    、移動物体(1)の位置移動等に応じて任意にその位置
    を変更可能であることを特徴とする移動物体の位置姿勢
    自動測量装置。
JP13716886A 1986-06-12 1986-06-12 移動物体の位置姿勢自動測量装置 Granted JPS62293115A (ja)

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