JP2000234929A - 中継式自動位置姿勢計測システム - Google Patents

中継式自動位置姿勢計測システム

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JP2000234929A
JP2000234929A JP11035793A JP3579399A JP2000234929A JP 2000234929 A JP2000234929 A JP 2000234929A JP 11035793 A JP11035793 A JP 11035793A JP 3579399 A JP3579399 A JP 3579399A JP 2000234929 A JP2000234929 A JP 2000234929A
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Shigeki Sugihara
繁樹 杉原
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BERUTEKUSU KK
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】曲線道路や曲線隧道でも自動的に位置及び姿勢
の計測を正確に行う。 【解決手段】水平調整機構を有する三脚に支持された基
台上に設置された計測機本体と、発光体及び反射体で成
り前記基台上に設置された複数の画像処理基準体と、全
体的な制御を行うコンピュータとを具備し、前記計測機
本体が上下左右に旋回可能なオートズーム、オートフォ
ーカス機能のCCDカメラと、前記CCDカメラに連結
された距離計及び受光センサ付き発光器と、画像処理装
置とで構成されている複合位置姿勢計測機を複数台中継
して直視不可点又は遠方ターゲットの計側点の位置姿勢
を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲線型道路や隧道
(トンネル)での不可視点や遠方の位置計測を自動的に
行うことができる中継式自動位置計測システム及びそれ
に用いる複合位置姿勢計測機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来曲線道路や曲線隧道での測量、遠距
離点の計測、被遮蔽位置の計測等は、1台の測量機では
計測することが非常に困難であった。また、隧道におけ
る測量は多数の人員を要し、トランジット、レベル、ス
タッフ等を用いる目視測量が主であり、時間と手間がか
かると共に、その割に人為誤差が大きいという問題があ
った。特に曲線隧道における測量については見通しがき
かないため、副基準点を多数設定する必要があり、それ
に従って誤差が増加する傾向があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き問題を解決
するシステムとして、例えば特開昭63−159710
号公報に示すものがある。即ち、入射された光ビームを
任意方向に偏角させるさせる光偏角機を光源部及び隧道
等の屈曲部に配設し、前記光源部からの照射ビームを前
記各光偏角機の偏角によって、前記隧道等の先端部に導
いて前記隧道等の測量を行うようになっている。しか
し、位置計測は光学系を使用するため直線しか計測でき
ず、曲線形の隧道等では計測点が見えない場合、計測機
を可視範囲まで適宜移動して計測しなければならない。
【0004】近年自動計測機械が発達し、計測点を自動
追尾、自動視準で自動計測するものが一般的になって来
たが、直線形隧道等しか計測できない点は従来と同様で
ある。
【0005】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、曲線道路や曲線隧道でも自
動的に位置計測を正確に行うことのできる中継式自動位
置姿勢計測システム若しくはそのための複合位置姿勢計
測機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は中継式自動位置
姿勢計測システムに関するものであり、本発明の上記目
的は、水平調整機構を有する三脚に支持された基台上に
設置された計測機本体と、発光体及び反射体で成り前記
基台上に設置された複数の画像処理基準体と、全体的な
制御を行うコンピュータとを具備し、前記計測機本体が
上下左右に旋回可能なオートズーム、オートフォーカス
機能のCCDカメラと、前記CCDカメラに連結された
距離計及び受光センサ付き発光器と、画像処理装置とで
構成されている複合位置姿勢計測機を提供することによ
って達成される。
【0007】また、本発明の目的は、水平調整機構を有
する三脚に支持された基台上に設置された計測機本体
と、発光体及び反射体で成り前記基台上に設置された複
数の画像処理基準体と、全体的な制御を行うコンピュー
タとを具備し、前記計測機本体が上下左右に旋回可能な
オートズーム、オートフォーカス機能のCCDカメラ
と、前記CCDカメラに連結された距離計及び受光セン
サ付き発光器と、画像処理装置とで構成されている複合
位置姿勢計測機を複数台中継して、直視不可点又は遠方
ターゲットの計側点の位置姿勢を計測することによって
達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は曲線隧道を掘削する場合に
おける本発明の原理構成を示しており、掘削対象の隧道
は、種々の装置を設置したり搬入するための隧道入り口
部10と、曲線を形成する中途部の円形状隧道部20
と、先端部に隧道掘削機を設置して掘削する隧道先端部
30とで構成されている。隧道入り口部10には位置座
標が既知若しくは計測可能な基準点K1が定められ、円
形状隧道部20の任意な場所には中継点K6,K7,K
8が定められている。基準点K1には第1の複合位置姿
勢計測機(以下、単に計測機とする)asp−1が設置
され、計測機asp−1からは直線視準できない位置の
円形状隧道部20内の中継点K6,K7,K8にもそれ
ぞれ第2の計測機asp−2、第3の計測機asp−
3,第4の計測機asp−4が設置されており、隧道先
端部30には隧道掘削機(図示せず)が搬入されると共
に、隧道掘削機に第5の計測機asp−5が取り付けら
れている。計測機asp−1は計測機asp−2が可視
であり、同様に計測機asp−2は計測機asp−3が
可視であり、計測機asp−3は計測機asp−4が可
視であり、計測機asp−4は計測機asp−5が可視
となっている。隧道入り口部10の位置に設定されてい
る基準点K1は既知点であり、また点K2,K3,K
4,K5も既知点であり、基準点K1の変位を点K2,
K3,K4,K5のようなn(n>3)個の点を計測機
asp−1で自動計測して補正する。図では点K2及び
K5を用いて補正する例を示している。隧道先端部30
のobj−1,obj−2,obj−nは計測対象点を
示しており、基準点K1の計測機asp−1からは計測
対象点obj−1,obj−2,obj−nを直視でき
ない状態となっている。
【0009】また、計測対象点obj−1,obj−
2,obj−nには後述する計測ターゲット400が設
置され、各計測機asp−1〜asp−5は有線又は無
線による通信のためのデータ送受信機DM1〜DM5を
具備している。そして、最初の計測機asp−1のデー
タ送受信機DM1は中央管理装置1のコンピュータに接
続され、中央管理装置1からの全体的な管理が可能とな
っている。また、円形状隧道部20内には他の既設計測
点T1,T2が設定されている。
【0010】以上のような配置で、最初の計測機asp
−1により次段の計測機asp−2の位置姿勢を計測
し、その値を計測機asp−2に有線又は無線でデータ
送受信機DM1及びDM2を介して伝送し、計測機as
p−2はその位置姿勢で計測機asp−3を同様に計測
し、以下同様な動作を繰り返して、隧道先端部30の計
測対象点obj−1,obj−2,obj−nまで計測
する。また、計測機asp−5から計測機asp−4を
逆に計測することにより、計測機asp−5の姿勢の精
度を上げることができる。上記方法により、既知の基準
点K1(又はK2,K3,K4,K5)から不可視の計
測対象点obj−1,obj−2,obj−nの位置姿
勢を計測することができる。
【0011】図2は、本発明の計測機(asp−1,a
sp−2,asp−3,asp−4,asp−5)の一
例を示す外観構成例を示しており、矩形状の基台100
はそれぞれがネジ等で伸縮可能になっている三脚101
を介して円盤状の基盤102に設けられている。三脚1
01を手動又は自動で微調整することによって、基台1
00を2方向に水平に調整することができる。基台10
0の上には計測機本体200が設置されると共に、各コ
ーナー部には発光体(例えば発光ダイオード、ランプ)
111及び反射体(例えば反射テープ、反射プリズム)
112で成る画像処理基準体110が4個設置されてい
る。発光体111の代わりに鮮明なマーカを用いても良
い。また、基台100の上には、計測機の絶対方向を計
測するジャイロコンパス(ジャイロスコープ)120、
水平面内2方向の傾斜を計測する傾斜計121が設置さ
れている。計測機本体200は、オートフォーカス、オ
ートズーム機能を有したCCDカメラ201及び画像処
理装置202を搭載すると共に、エンコーダ付きモータ
駆動2軸旋回機構203によって上下左右の任意方向に
CCDカメラ201を向けられるようになっている。ま
た、計測機本体200は光波距離計210、受光センサ
付きレーザ発光器211を具備すると共に、GPS位置
計測受信機(図示せず)を内蔵している。計測機は測量
機としての機能を有し、距離及び角度の3次元計測が可
能である。
【0012】計測機は通信線(有線又は無線)を介して
演算処理や制御を行うコンピュータ(マイクロコンピュ
ータ)300に接続されており、コンピュータ300は
データ送受信機DM(DM1〜DM5)を経て、他の計
測機等と通信線(有線又は無線)を介して通信できるよ
うになっている。
【0013】計測対象となる計測ターゲット400は図
3に示すような構成となっており、矩形状の基板401
上に発光体及び反射体で成る指示体411、412,4
13,414が散在して、例えば4角点近傍に設けられ
ており、中央部には反射テープ、反射プリズム等の反射
体420が設置されている。例えば指示体411は、円
形状の発光体411A及び矩形状の反射体411Bが支
柱上部に取り付けられている。このように、計測ターゲ
ット400に設置されている反射体420、発光体及び
反射体で成る複数個の指示体411〜414を計測する
ことにより、位置だけでなく、複数個の反射体及び発光
体と一定固定的な関係にある剛体の姿勢を計算すること
ができる。
【0014】計測機はコンピュータ300の駆動により
CCDカメラ201、レーザ発光器211、光波距離計
210の光軸を計測ターゲット400の近傍に自動旋回
し、画像処理上のマーカ、つまり発光体近傍から自動追
尾探査を開始し、反射体からのレーザ光の反射及び発光
体の画像に基づいて、発光体の中心及び反射体の中心を
検知する。その時の各軸角度を、2軸旋回機構203に
装着されているエンコーダから読み取って、コンピュー
タ300(画像処理装置202でも可)内のメモリに記
憶する。その際、光波距離計210はレーザ発光器21
1やCCDカメラ201から一定のオフセットをもって
旋回しており、同時に距離を計測してメモリに記憶す
る。以上より、各計測機は計測ターゲット400の3次
元座標を取得することができる。
【0015】計測機asp−1乃至asp−5は同一機
能を備えており、計測ターゲット400の反射体420
までの距離、反射体420からのレーザ反射光量の解析
から求められた反射体中心の角度、指示体411〜41
4の各発光体の画像を処理することにより必要なデータ
を得ることができる。さらに、計測ターゲット400に
設置された3個以上の計測点(指示体411〜414)
を計測することにより、その計測ターゲット400の位
置だけでなく姿勢を計算することもできる。
【0016】上述のような計測システムの計測方法を、
図1の曲線隧道掘削工事について説明する。本例では5
台の計測機asp−1〜asp−5を使用しているが、
台数等は任意である。
【0017】隧道掘削部30の計測対象点obj−1,
obj−2,obj−nは、隧道入り口部10の計測機
asp−1からは直視できない位置にある。そして、点
K1〜K5の各座標は既知である。基準点K1も既知で
あるが、計測機asp−1の位置姿勢は、計測機asp
−1で点K2〜K5を自動計測することにより計算可能
である。また、定期的に点K2〜K5を自動計測するこ
とにより基準点K1の初期位置からの微少変位を検知し
て補正することができ、水平面内の2方向の傾斜は基準
点視準しなくても得られる。
【0018】先ず、点K1〜K5の座標を別の計測機で
最初に測量し既知の値として与え、点K2〜K5に計測
ターゲット400を配置し、その反射体420を計測機
asp−1で自動視準し、また、指示体411〜414
の発光体を自動追尾探査して画像処理により発光体の中
心座標を求め、これらの値から計測機asp−1の自己
位置を計算すると共に、予め与えられた測量値と比較し
て補正する。計測機asp−1の基準点K1は、地盤振
動や地殻変動その他設置環境上の理由により変位、傾斜
することがあるので、この基準点K1の視準は定期的に
行って補正に利用する。与えられ又はn個の基準点視準
により決定された計測機asp−1で、次段の計測機a
sp−2を自動追尾探査、計測する。計測値として、3
次元座標及び計測機asp−2の姿勢(3次元姿勢ピッ
チング、ローリング、ヨーイング、xyz軸回転の傾斜
傾き)が得られる。ピッチング及びローリングについて
は計測機asp−2内蔵の傾斜計からも得られ、比較
(統計手法で比較)して良い方を使用する。
【0019】計測機asp−2は一旦求められた位置姿
勢を基に前段の計測機asp−1を自動視準し、計測機
asp−1を計測することにより自己の位置姿勢を再確
認する。計測機asp−2を計測する際、使用した計測
ターゲット400はその設置間隔に制限があるため、計
測機asp−1だけによる姿勢計測値は多少悪いと思わ
れる。計測機asp−2から計測機asp−1側を視準
して得られた計測機asp−2の姿勢計測値は、計測機
asp−1及びasp−2の距離が遠い程正確である。
【0020】このようにして計測機asp−2は正確な
位置姿勢を得て、次の計測機asp−3の位置姿勢を計
測する。同時に計測機asp−2から直視できる構造物
の位置、姿勢も計測する。このようにして、次々に中継
して計測機asp−1から直視不可点にある計測対象点
obj−1〜obj−nの位置を計測する。このような
場合は、図4に示すように、隧道掘削部30に計測機a
sp−5を設置する必要はない。また、図1に示すよう
に、各対象点obj−1〜obj−nの代わりに計測機
asp−5をターゲット側に置き、計測機asp−5の
ジャイロコンパス120、傾斜計121、画像処理装置
202、レーザ発光器211で計測機asp−4を視準
し、計測機asp−4に対する距離、方向を計測し、同
様に計測機asp−4から計測機asp−3のようにタ
ーゲット側から逆順に基準点K1を視準し、最後に基準
点K1の座標値から計測機asp−5の位置姿勢を逆算
することも可能である。
【0021】各計測値は計測機相互にデータ送受信機D
M1〜DM5を介して伝送すると同時に中央管理装置1
にも伝送し、途中の変位及び掘削機の変位、姿勢から総
合判断し掘削制御すると共に、既設構造物の管理も行
う。CCDカメラ201で撮影された実画像は、データ
ラインに併設された画像伝送ラインで中央管理装置1に
伝送され、実像による現場管理を行う。画像処理装置2
02は以下の理由により重要である。中継点が複数個必
要な場合、レーザ発光器211及び光波距離計210で
計測すると全部の点を計測するのに時間がかかる。
【0022】対象点obj−1〜obj−nから掘削機
の位置姿勢を計測し、制御などにフィードバックする場
合などではリアルタイムの計測が要求される。このよう
な場合は画像処理だけでも位置、姿勢の計測ができる。
画像処理による計測は高速である。
【0023】なお、光波距離計210やレーザ発光器2
11が無い場合でも、計測ターゲット400上の発光体
を画像処理装置202で追尾探査、自動視準できる。発
光体がn(n=>3)個以上あり固定的な位置関係にあ
れば、CCDカメラ201の映像と画像処理分解能、C
CDカメラ201の焦点距離等から発光体個別の3次元
位置及び複数個の発光体と一体一定の関係にある物体の
位置姿勢を計算して求めることができる。
【0024】ジャイロコンパス120を設ける代わり
に、図5に示すように例えばレーザ発光器211上に発
光体の指向性マーカ212、指向性反射面213、指向
性受光センサ214を設け、計測で姿勢を求めるように
することも可能である。既知の計測機で未知の計測機の
姿勢を計測する方法が通常であるが、未知の点にある計
測機上の指向性マーカ212、指向性反射面213、指
向性受光センサ214で基準線に対する自己位置姿勢を
計測する。即ち、既知の方向と距離をもつレーザビーム
又はCCDの光軸を基準線とし、未知の計測機上に設置
された指向性マーカ212、指向性反射面213、指向
性受光センサ214を旋回させ、指向性受光センサ21
4を利用する場合はその出力、指向性マーカ212や指
向性反射面213を利用する場合は1つ手前の既知の計
測機上の画像処理や受光センサ付きレーザ発光器の受光
センサの出力を基に基準線であるビーム、光軸に直角な
ときのエンコーダの値を読み、未知の計測機の姿勢、座
標を計算する。なお、指向性を要するのは、指向性があ
るほど直角性がクリアになるからである。
【0025】また、画像処理装置202を使用しなくて
も、3次元計測機能だけでも理論的には上記の計測はで
きるが、光波距離計210、レーザ発光器211、エン
コーダによる3次元計測機では1点1点計測しなけらば
ならないので、全てを計測するまでに時間がかかる。そ
のため、対象点obj―1,…,obj−nの計測値を
基に制御をしようとする場合は高速計測する必要があ
る。画像処理装置を利用すれば一度に数個の発光体を視
準し、画像データから同じく位置姿勢が得られ高速計測
が可能になる。
【0026】ところで、推進式シールド掘削工法等にお
いては、計測機asp−1の位置だけが固定である。計
測機asp−2,…,asp−5はその基盤102が固
定されているシールドセグメントが移動するため、位置
姿勢は一定ではない。このため、瞬時に各計測機の位置
姿勢を計測して、対象点の位置姿勢を演算できる画像処
理装置が必要になる。
【0027】GPS受信機は、近くに基準点がとれない
ときに自己位置を得ることができるし、複数個設置する
ことにより画像処理又は距離角度測量法が無くても位置
姿勢の計測ができるし、ジャイロコンパスを併用するこ
とにより方向角を迅速に計測できる。GPS受信機は1
個あれば位置を計測でき、複数個あれば姿勢も計測でき
る。ジャイロコンパスは単独で方向角の計測ができ、G
PSやジャイロコンパスを併用することにより精度を上
げることができる。
【0028】また、傾斜計121から水平面内2方向の
値が得られれば、計測機が傾斜していても原理的には全
ての位置姿勢を計算して算出できるが、本発明では傾斜
計121からのフィードバック制御により計測機を水平
に保つ自動水平機構としての三脚101が設けられてい
る。三脚101による自動水平機構を利用することによ
り、迅速な自動追尾探査、旋回機構の簡略化を図ること
ができる。
【0029】各基準点(K1〜K5)は反射体1個と発
光体1個以上あれば良く、発光体が2個以上あれば自動
追尾探査だけでなく、2個間の離隔距離を尺度として各
基準点(K1〜K5)の位置を計測でき、3個以上あれ
ば姿勢も計算できる。
【0030】本発明の計測システムは、曲線隧道工事等
における直視不可点の掘削機等の作業機械の位置姿勢の
計測、途中構造物の位置計測、一般的な測量における直
視不可点の位置姿勢計測にも適用できる。また、無人化
工場、無人倉庫等の自動走行、搬入、作業機械等の位置
姿勢計測、1台の計測機では不可能な遠方計測点の位置
姿勢計測、測量固定点が多くとれない推進式シールド工
法や海上工事での測量や計測にも利用できる。更に、直
視不可点や遠方点へのレーザによる工事作業点照射にも
応用できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の複合位置姿勢計測
機によれば、水平調整機構を有しているので任意位置で
の設置が可能であり、2軸旋回機構を有しているので任
意方向への計測が可能であり、また種々の計測機器を有
機的に搭載しているので、総合的な計測が可能である。
本発明の計測システムでは、種々の計測機器を有機的に
搭載している複合位置姿勢計測機を中継的に用いて計測
するので、曲線道路や曲線隧道でも自動的に位置姿勢の
計測を正確かつ高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計測システムの原理構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の複合位置姿勢計測機の一例を示す外観
構成図である。
【図3】本発明に用いる計測ターゲットの一例を示す外
観構成図である。
【図4】本発明による計測システムの他の例を示す部分
図である。
【図5】本発明の複合位置姿勢計測機の他の例を示す一
部外観図である。
【符号の説明】
1 中央管理装置 10 隧道入り口部 20 円形状隧道部 30 隧道先端部 100 基台 110 画像処理基準体 200 計測機本体 201 CCDカメラ 202 画像処理装置 210 光波距離計 300 コンピュータ 400 計測ターゲット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平調整機構を有する三脚に支持された基
    台上に設置された計測機本体と、発光体及び反射体で成
    り前記基台上に設置された複数の画像処理基準体と、全
    体的な制御を行うコンピュータとを具備し、前記計測機
    本体が上下左右に旋回可能なオートズーム、オートフォ
    ーカス機能のCCDカメラと、前記CCDカメラに連結
    された距離計及び受光センサ付き発光器と、画像処理装
    置とで構成されていることを特徴とする複合位置姿勢計
    測機。
  2. 【請求項2】前記基台上に更にジャイロコンパス、傾斜
    計が設置されている請求項1に記載の複合位置姿勢計測
    機。
  3. 【請求項3】前記三脚が前記傾斜計からの計測値をフィ
    ードバックして自動的に前記基台を水平にするようにな
    っている請求項2に記載の複合位置姿勢計測機。
  4. 【請求項4】前記画像処理基準体が1又は2個以上であ
    り、各画像処理基準体が発光ダイオード、ランプ等発光
    源若しくは鮮明なマーカ及び反射テープ、反射プリズム
    等の反射体を支柱上部に配置して成る請求項1に記載の
    複合位置姿勢計測機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の複合位置姿勢計測機を複
    数台中継して直視不可点又は遠方ターゲットの計側点の
    位置姿勢を計測する中継式自動位置姿勢計測システム。
  6. 【請求項6】前記複数台の複合位置姿勢計測機をそれぞ
    れ有線で接続すると共に、最初の複合位置姿勢計測機の
    位置姿勢を所定複数位置に設置した基準ターゲットに基
    づいて算出するようにした請求項5に記載の中継式自動
    位置姿勢計測システム。
  7. 【請求項7】前記複数台の複合位置姿勢計測機をそれぞ
    れ無線で接続すると共に、最初の複合位置姿勢計測機の
    位置姿勢を所定複数位置に設置した基準ターゲットに基
    づいて算出するようにした請求項5に記載の中継式自動
    位置姿勢計測システム。
  8. 【請求項8】前記複数台の複合位置姿勢計測機をそれぞ
    れ有線又は無線で接続すると共に、最初の複合位置姿勢
    計測機を所定基準位置に設置して計測するようにした請
    求項5に記載の中継式自動位置姿勢計測システム。
JP11035793A 1999-02-15 1999-02-15 中継式自動位置姿勢計測システム Pending JP2000234929A (ja)

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