JP2913512B2 - 測量情報の送受信ターゲット - Google Patents
測量情報の送受信ターゲットInfo
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- JP2913512B2 JP2913512B2 JP21205290A JP21205290A JP2913512B2 JP 2913512 B2 JP2913512 B2 JP 2913512B2 JP 21205290 A JP21205290 A JP 21205290A JP 21205290 A JP21205290 A JP 21205290A JP 2913512 B2 JP2913512 B2 JP 2913512B2
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- surveying instrument
- surveying
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、測量情報を発信し、かつ受信できるターゲ
ットに関するものである。
ットに関するものである。
〈従来の技術〉 通常の測量は、測量機器側に一人と、そのターゲット
側に一人の少なくとも二人の作業員が必要であった。
側に一人の少なくとも二人の作業員が必要であった。
その場合にすべての作業の主導は測量機器側において
行い、ターゲット側ではその指示に従って測量点をポー
ルの先端で示したり、次の点に移動したりする方法であ
る。
行い、ターゲット側ではその指示に従って測量点をポー
ルの先端で示したり、次の点に移動したりする方法であ
る。
このような測量の予定は開始前に十分に打ち合わせる
はずであるが、多数の測点を対象とした測量では完全な
打ち合わせを行うことは事実上困難である。
はずであるが、多数の測点を対象とした測量では完全な
打ち合わせを行うことは事実上困難である。
そのうえ、自然の地形を測量するのであるから、ター
ゲット側の状況は常に変化し、その変化に応じて測量者
の予定もまた変化してゆく。
ゲット側の状況は常に変化し、その変化に応じて測量者
の予定もまた変化してゆく。
したがってターゲット側では現地の状況を適切に判断
して最良の行動をとる必要があるが、その状況の変化が
正確に測量側に伝わらない場合が生じやすい。
して最良の行動をとる必要があるが、その状況の変化が
正確に測量側に伝わらない場合が生じやすい。
一方、測量者側の予定が変化してもターゲット側では
その意図の変化が把握できず、まごつくような場合も発
生する。
その意図の変化が把握できず、まごつくような場合も発
生する。
そのためにターゲット側で無駄なポイントを指示した
り、思わぬ方向へターゲットを移動させてしまうなど、
作業のそごをきたす場合が多かった。
り、思わぬ方向へターゲットを移動させてしまうなど、
作業のそごをきたす場合が多かった。
こうした車両の誤解が測量間違いの原因のひとつとも
なり、さらに測量作業をきわめて不経済なものとしてい
た。
なり、さらに測量作業をきわめて不経済なものとしてい
た。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 本発明はこのような従来の問題を改善するためになさ
れたもので、作業者の間に意思の伝達の不足によって生
じる測量の間違や不経済な作業の発生を防ぐことのでき
る測量情報の送受信ターゲットを提供することを目的と
する。
れたもので、作業者の間に意思の伝達の不足によって生
じる測量の間違や不経済な作業の発生を防ぐことのでき
る測量情報の送受信ターゲットを提供することを目的と
する。
〈問題点を解決する手段〉 すなわち本発明は、一点を指示する支持部材と、支持
部材に取り付けられ、測量機器の信号を反射する反射板
と、支持部材に取り付けられ、支持部材の傾斜を感知す
る傾斜計と、測量機器へ情報を発信する発信装置と、測
量機器からの情報を受信する受信装置と、受信情報を表
示する表示装置とを備え、傾斜計からの傾斜情報を測量
機器側へ発信することができるように構成した、測量情
報の送受信ターゲットである。
部材に取り付けられ、測量機器の信号を反射する反射板
と、支持部材に取り付けられ、支持部材の傾斜を感知す
る傾斜計と、測量機器へ情報を発信する発信装置と、測
量機器からの情報を受信する受信装置と、受信情報を表
示する表示装置とを備え、傾斜計からの傾斜情報を測量
機器側へ発信することができるように構成した、測量情
報の送受信ターゲットである。
〈本発明の説明〉 以下本発明を詳細に説明する。
〈イ〉全体の構成 測量機器とターゲットの組み合わせによって測量する
方法は従来と同様であるが、本発明の方法では測量機器
側に測量者は存在しない。
方法は従来と同様であるが、本発明の方法では測量機器
側に測量者は存在しない。
そのためにターゲット側から測量機器を操作して測量
作業を行わせ、その結果の情報をターゲット側で受信す
る方法を採用する。
作業を行わせ、その結果の情報をターゲット側で受信す
る方法を採用する。
〈ロ〉ターゲット1 ターゲット1とは、測量機器2によって角度、距離を
測定する場合にその測点を表示するための装置である。
たとえば従来の赤白に染め分けたポールなどがこれに当
たる。
測定する場合にその測点を表示するための装置である。
たとえば従来の赤白に染め分けたポールなどがこれに当
たる。
しかし、本発明の測量に使用するターゲットは、次の
ような装置を一体に構成してなるものである。
ような装置を一体に構成してなるものである。
(1)測量機器2に情報を発信する発信装置。
ターゲット1を視準する測量機器2に対して操作の指
示を与える。
示を与える。
操作とは測角、測距、など測量に必要な動作を行わせ
ることである。
ることである。
(2)測量機器からの情報を受信する受信装置。
測量機器2によって測量した数値を受信する装置であ
る。
る。
(3)受信結果を表示する表示装置。
測量機器2からの情報を受信した結果を数値として表
示する装置である。
示する装置である。
(4)反射板11 本来のターゲット1としての役割を果たす部材であ
り、測量機器2が測量すべき点をしてとらえるのがこの
反射板11である。
り、測量機器2が測量すべき点をしてとらえるのがこの
反射板11である。
(5)支持部材12 以上の装置を容器内に一体に収納する。
そして容器全体をパイプなどの一点を指示する支持部
材12の上端に固定する。
材12の上端に固定する。
この支持部材12の下端から、ターゲット1の一点まで
の長さを明確にしておく。
の長さを明確にしておく。
(6)傾斜計13 支持部材12には傾斜計13を取り付ける。
この傾斜計13は少なくとも2個を使用し、二次元方向
に固定すれば、支持部材12がどちらの方向に傾いてもそ
の傾斜角度を読み取ることができる。この傾斜計13が検
知した傾斜角度は、前記の発信装置を介して測量機器2
側に発信される。
に固定すれば、支持部材12がどちらの方向に傾いてもそ
の傾斜角度を読み取ることができる。この傾斜計13が検
知した傾斜角度は、前記の発信装置を介して測量機器2
側に発信される。
〈ハ〉測量機器2 測量機器2とは従来のトランシットと同様に、基準線
とターゲット1の反射板11間の水平角、あるいは天頂角
の測量や、機器の位置からターゲット1の反射板11まで
の距離を測定することがその主要な目的である。
とターゲット1の反射板11間の水平角、あるいは天頂角
の測量や、機器の位置からターゲット1の反射板11まで
の距離を測定することがその主要な目的である。
さらに本発明の測量機器2は、ターゲット1の反射板
11を追跡して回転盤の回転、望遠鏡の起伏を行うことが
できる。
11を追跡して回転盤の回転、望遠鏡の起伏を行うことが
できる。
この動作は機器に付属した小型モーターによって行う
が、このモーターに所定の回転を与えるのが制御装置3
である。
が、このモーターに所定の回転を与えるのが制御装置3
である。
〈ニ〉制御装置3 測量機器2に対して測距動作、測角動作、および追尾
動作を与えるのが制御装置3である。
動作を与えるのが制御装置3である。
制御装置3には信号伝送装置4を介してターゲット1
からの指示信号が入力するので、その信号、すなわちタ
ーゲット1側の作業員の指示信号に応じて測量機器2の
モーター群に回転数と回転方向の指示を与えるものであ
る。
からの指示信号が入力するので、その信号、すなわちタ
ーゲット1側の作業員の指示信号に応じて測量機器2の
モーター群に回転数と回転方向の指示を与えるものであ
る。
〈ホ〉信号伝送装置4 ターゲット1側からの制御信号を受信し、制御装置3
に入力する。
に入力する。
さらに測量機器2によって得られた数値をターゲット
1の受信装置へむけて発信する。
1の受信装置へむけて発信する。
こうしたターゲット1との信号の授受は、無線によっ
ても有線によっても行うことができる。
ても有線によっても行うことができる。
〈測量方法〉 次に上記の装置、機器を使用した測量について説明す
る。
る。
この方法は基本的には測角のみ、あるいは測角と測距
の組み合わせであるが、具体的な使用方法をセンター測
量を例として説明する。
の組み合わせであるが、具体的な使用方法をセンター測
量を例として説明する。
まず測量機器2を一定位置に固定し、基準方向(例え
ば磁北)とターゲット1との間の角度を読み取れるよう
にセットする。
ば磁北)とターゲット1との間の角度を読み取れるよう
にセットする。
その作業が完了したら測量者は測量機器2側から離
れ、ターゲット1を持ってセンターライン付近を移動す
る。
れ、ターゲット1を持ってセンターライン付近を移動す
る。
すると測量機器2はターゲット1を追尾し続ける。そ
してターゲット1の表示装置には基準方向からの角度が
常時表示される。
してターゲット1の表示装置には基準方向からの角度が
常時表示される。
基準方向とセンターラインとの角度はターゲット1を
移動する測量者には明確に分かっているから、ターゲッ
ト1の表示装置に示される数値がその値に一致する点を
探せば、その点の連続位置がセンターラインであるとい
うことになる。
移動する測量者には明確に分かっているから、ターゲッ
ト1の表示装置に示される数値がその値に一致する点を
探せば、その点の連続位置がセンターラインであるとい
うことになる。
測量機器2はターゲット1を追尾するから、常に数値
を確認しながらターゲット1を移動し、土地の地形など
の都合のよい場所に杭を打てばよい。
を確認しながらターゲット1を移動し、土地の地形など
の都合のよい場所に杭を打てばよい。
こうした方法は、センターラインの測量だけでなく、
水平角の測量、面積の測量、あるいは高さ、距離の測量
など従来のすべての測量でも同様に行うことができる。
水平角の測量、面積の測量、あるいは高さ、距離の測量
など従来のすべての測量でも同様に行うことができる。
〈ターゲットの傾斜〉 以上のすべての測量において、本発明のターゲット1
を利用するときわめて迅速な測量が可能である。
を利用するときわめて迅速な測量が可能である。
すなわち測量機器2側ではターゲット1の反射板11の
位置を常にとらえており、ターゲット1自体では傾斜の
状態が分かっている。
位置を常にとらえており、ターゲット1自体では傾斜の
状態が分かっている。
さらに支持部材12の長さも分かっている。
この情報をターゲット1の発信装置から測量機器2側
に発信し、測量機器2側で演算する。
に発信し、測量機器2側で演算する。
そして測量機器2側で補正した変換座標を再びターゲ
ット1側に返送する。
ット1側に返送する。
すると、ターゲット1の先端さえ正確に測点を指示し
ていれば、反射板11の位置を元にして座標を変換し、そ
の先端の座標を簡単に求めることができるということに
なる。
ていれば、反射板11の位置を元にして座標を変換し、そ
の先端の座標を簡単に求めることができるということに
なる。
〈本発明の効果〉 本発明は上記したような構成によってなるから、次の
ような効果を達成することができる。
ような効果を達成することができる。
〈イ〉測量機器2をいったん正確にすえつければ、その
後はターゲット1側の一人のみによって測定点の選択、
測量作業、記録作業などすべてを行うことができる。
後はターゲット1側の一人のみによって測定点の選択、
測量作業、記録作業などすべてを行うことができる。
したがって作業する者を減らすことができることはも
ちろん、従来のように測量機器2側とターゲット1側と
の意思の不一致による錯誤などの発生の可能性がない。
ちろん、従来のように測量機器2側とターゲット1側と
の意思の不一致による錯誤などの発生の可能性がない。
〈ロ〉ターゲット1を正確な鉛直状態にセットする必要
がないから、作業が簡単である。
がないから、作業が簡単である。
セットする時に揺動しても計測を瞬時に完了して測量
機器2側で補正し、再びターゲット1側に返送できるか
ら足場の悪い地点での測量も迅速に行うことができる。
機器2側で補正し、再びターゲット1側に返送できるか
ら足場の悪い地点での測量も迅速に行うことができる。
〈ハ〉斜面の途中など、測定点に接近できない場合に
も、ターゲット1の先端さえ正確な測定点に届けばよ
い。
も、ターゲット1の先端さえ正確な測定点に届けばよ
い。
このように斜め方向からポイントを指示するだけで測
量を完了できるか作業がきわめて迅速で安全である。
量を完了できるか作業がきわめて迅速で安全である。
第1図:本発明のターゲットの説明図 第2図:そのターゲットを利用した測量方法の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】一点を指示する支持部材と、 支持部材に取り付けられ、測量機器の信号を反射する反
射板と、 支持部材に取り付けられ、支持部材の傾斜を感知する傾
斜計と、 測量機器へ情報を発信する発信装置と、 測量機器からの情報を受信する受信装置と、 受信情報を表示する表示装置とを備え、 傾斜計からの傾斜情報を測量機器側へ発信することがで
きるように構成した、 測量情報の送受信ターゲット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21205290A JP2913512B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 測量情報の送受信ターゲット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21205290A JP2913512B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 測量情報の送受信ターゲット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493714A JPH0493714A (ja) | 1992-03-26 |
JP2913512B2 true JP2913512B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16616071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21205290A Expired - Fee Related JP2913512B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 測量情報の送受信ターゲット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913512B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2910959B2 (ja) * | 1992-06-25 | 1999-06-23 | 富士写真光機株式会社 | 位置計測作図装置 |
US5419052A (en) * | 1993-12-13 | 1995-05-30 | Goller; Albert | Field land survey light |
JPH09159449A (ja) * | 1995-12-04 | 1997-06-20 | Hitachi Commun Syst Inc | 測量方法 |
DE19948705A1 (de) | 1999-10-09 | 2001-04-12 | Zeiss Carl Jena Gmbh | Absteckvorrichtung |
JP2001241950A (ja) * | 2000-03-02 | 2001-09-07 | Topcon Corp | ターゲット、測量装置及び測量方法 |
JP5337204B2 (ja) * | 2011-06-23 | 2013-11-06 | 美佐緒 片井 | 測量用ターゲット支持具 |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP21205290A patent/JP2913512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493714A (ja) | 1992-03-26 |
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