JPS62292729A - ヒト子宮組織由来プラスミノ−ゲン活性化因子製剤 - Google Patents

ヒト子宮組織由来プラスミノ−ゲン活性化因子製剤

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JPS62292729A
JPS62292729A JP61137015A JP13701586A JPS62292729A JP S62292729 A JPS62292729 A JP S62292729A JP 61137015 A JP61137015 A JP 61137015A JP 13701586 A JP13701586 A JP 13701586A JP S62292729 A JPS62292729 A JP S62292729A
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克美 広瀬
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恒彦 山根
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 不発明は、強力な血栓溶解作用を有し、深部静脈血・栓
症、fs6塞栓症、心筋梗塞、動脈閉塞、脳梗塞などの
治療にその有用性が期待されている、実質的に1重鎖か
ら成るヒト子宮組織由来プラスミノーゲン活性化因子(
以下、組織由来プラスミノ製剤に関するものである。
(従来の技術) 従来、心筋梗塞、脳梗塞、FA梗塞などの治療に有用な
血栓溶解剤として、ウロキナーゼ、ストレプトキナーゼ
等が使用されてきた。しかしながら、これ等は血中から
の正常なプラスミノーゲン活性化因子とは異なること、
またフィブリンに対して特異的な親和性をもつわけでな
いことから、これ等による泊りはすべての点で満足でさ
るものではなかった。近年、ウロキナーゼ、ストレプト
千ナーゼと構造ならびに免疫学的にも異なり、更に強い
フィブリン親和性を有するTPAがヒトまたは動物の各
種組織中に見い出され、ウロキナーゼ、ストレプトキナ
ーゼに勝る血栓溶解剤として、その応用が期待されてい
る。
一方、P 、LVa 11 en等(Prog、Che
m、FibrinolysisThrombo lys
 i s±、16−23(1981) )によれば、T
 P Aは2つの異なった形状で生じ、1つは1重鎖形
状であり、化ニオジスルフィドブリッジで法合スる2重
鎖形状である。更に1重鎖TPAは2重鎮TPAよりも
フィブリンへの吸着のより高い親和性を有すること、お
よび1重gTPAが、フィブリンへ吸着すると非常に速
く2重鎮TPAに転換され、次いでこれを必要とする凝
血部分で最大限の活性が得られる(特開昭59−118
717 )ことがら、1重aTPAの方がより高い治療
効果を有することが期待されている。
本発明者らは、この様に有用な、実質的に1重鎖から成
るu−TPAを遺伝子組換技術により大量に生産し、精
製し、製剤化することを試みた。
(発明の解決しようとする間領点) ところが遺伝子組換技術により得られた、実質的に1重
鎖からなるu−TPAは、 ■ 水に対する溶解度が低く、凍結乾燥に供する為のシ
、1製液を保存する際に濃度に依っては沈澱を生じ躬い
こと。また、凍結乾燥で得られた製剤を少量の蒸留水や
生理食塩水で溶解させる時にしばしば完全溶解が困wi
なこと。
■ 調製液の保存時、凍結乾燥時、凍結乾燥で得られた
製剤の保存時、および製剤の再溶解時の安定性が乏しく
、活性が徐々に低下したり、2重鎖u −T P Aへ
変換し易いこと。
■ 製剤容器、への吸着が大きく、投与量を一定に設定
することが困難であること等、工業的規模で一定品質の
製剤を製造する為には、溶液状態、凍結乾燥時、凍結乾
燥後の固体状態での安定性に関し、多くの解決すべき問
題がめることが明らかになった。
一般に酵素類の安定化方法に関して種々の提案がなされ
ているが、酵素組成は千差万別であり、そのため酵素の
組成も全て異なり同じ系統に属する酵素であっても、性
質が必ずしも同じでないためにその特性に応じた安定化
方決はそれぞれについて見出されなくてはならない。
従来開発されてきた技術の一部を略載する。
■ α−アミラーゼやL−アスパラギナーゼにアミノ酸
類を添加する(特公昭41−16541号公報、特公昭
46−41593号公報、特公昭48−7797号公報
)。
■ 肝臓カタラーゼ、細菌性プロテアーゼ、エラスター
ゼ等に糖類を配合する(特公昭40−10953号公報
、特公昭41−4394号公報、特公昭44−5072
号公報、特開昭52−47984号公報)。
■ ウロキナーゼにゼラチン又はアルブミンを配合する
(特公昭56−43233号公報)。
本発明者らは、遺伝子組換技術により得られた実質的に
1重鎖から成るu−TPAについて上記技術の効果を確
めたがいずれも安定化方法として不十分であることが判
った。
一方、種々組織から得られたTPAについては安定化方
法として、アルギニン(J、B、Cm、 1998(1
979))、ゼラチン(Biochemistry、 
8.79(1969))、あるいはフィブリン(Thr
ombasHaemostaa 、 4旦、43(19
81) 〕、アルブミン〔特開昭58−65218号公
報〕号公報間昭58−224687 号公報〕、ポリオ
キシエチレ〉・ソルビタン・モノオレーrト〔特開昭5
8−224687号公報〕等が報告されている。しかし
、アルギニンはTPAと強固に結合する為に活性を大き
く低下させ、フィブリンは医薬品に添加できない。
また、ゼラチンやアルブミン、ポリオキシエチレンソル
ビタン・モノオレイト等は単独では、実質的に1重鎖か
らなるu −T P Aの多様な不安定性要因を解決す
ることが出来ず、より効果的な安定化方法を見出す必要
があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは従来技術のこの様な欠点に鑑み、実質的に
1重鎖から成るu−TPAの安定化方法に関して鋭意工
夫した結果、従来技術では達成し得゛なかった極めて安
定な製剤を得る方法を見出し、本発明に到達したもので
ある、 すなわち、本発明は実質的に1重鎖からなるU−TPA
、 0.001〜1重量%の非イオン界面活性剤および
0.01重量%以上のアルブミン、糖類、ゼラチンおよ
びデキストランからなる群から選ばれた1種または2種
以上の化合物を含有するpH4〜6の緩衝溶液又は該溶
液を凍結乾燥して得られたものであることを特徴とする
ヒト子宮組織由来ブラスミノーゲン活性化因子製剤であ
る。
↓ 本発明に用いるu−TPAは、雇伝子組換技術により生
産したu −T P Aならびにヒト子宮組織から採っ
たu−TPAを含む。
遺伝子組換技術により生産したu−TPAとは、u−T
PA7伝子を有するベクターを挿入された大腸菌、酵母
、動物細胞などが生産するu−TPAである。
本発明に用いるu−TPAは例えば以下のようにして製
造される。
CD ヒト子宮組織をグアニジンチオシアネートの如き
RNA分解酵素阻害剤の存在下で破砕した後、遠心分離
操作により全RNAを単離した。
■ 得られたヒト子宮組織全RNAからオリゴdTアフ
ィニティーカラムクロマトによりメツセンジャーRN 
A (mRNA )を単離し、更にシーJ塘密度勾配沈
降法により該rnRNAをサイズ分画した。
u−TPAvp異的mRNAを含む分画はノザンブロノ
ト法によって得た。
■ 上記の様にして同定されたu−TPAe異的mRN
Aを含む分画からRN Aを回収し、該RNAに対応す
る一重鎖cDNAを逆転写酵素を用いて作製し、該−重
鎖cDNAからDNAポリメラーゼにより二重[cDN
Aを作製した。
■ 得られた二重鎖cDNAをSIニュークレアーゼで
処理した後、オリゴdcテールを末端に付与しオリゴd
a末端を有するcDNAを作製した。
■ 前記の如く得られたオリゴdC末端を有するc D
 N AをオリゴdG末端を有する直@ p B R3
22プラスミドに挿入した。得られたベクターを使用し
、大腸菌を形質転換しcDNAライブラリーを作製した
■ 前記の如く作製されたcDNAライブラリーからコ
ロニーハイブリダイ−ビイジョン法によりホ“ジティブ
なcDNAクローンを単離した。単層したクローンから
プラスミドDNAを単離し該D N Aの配列を決定し
た。
■ 以上の様にして得られ、配列を決定された複数のe
DNAを適当な制限酵素による切断とDNAライゲース
による結合を組合せて、全uTPAコーディング部を含
むu−TPAcDNAを構築した。
■ 上記の様にして構築したu−TPAcDNAを適当
な制限酵素による切断と末端の修飾処理とDNAライゲ
ースによる結合とを組合せて適当な発現ベクターに挿入
した。
■ 本発明にかかわる発現ベクターは下記のDNA配列
を含む。すなわちu−TPAcDNA以外に牛乳頭腫ウ
ィルスDNA配列の全部もしくは一部と、pBR322
プラスミドDNAの一部とu −T PAcDNAの発
現に必要なりNA配列と転写停止に必要なりNA配列を
含み、場合によっては発現ベクターによる形質転換体を
選別するのに有効なりNA配列も含む。
[相] 前記の如く得られた発現ベクターを適当な宿主
細Q、例えばマウス細胞C127に形質転換し、得られ
た形質転換細胞を培養により増殖させ、目的とするu 
−T P Aを培地中に分泌産生させた。
実質的に1重鎖から成るu−TPAとは、2重鎖が含ま
れていても柵く少量であり、物理化学的性質、生物学的
性質等いずれに於ても1重鎖u −TPAとほぼ同じ特
徴を有するものを言い、その意味で通常1重鎖/2重鎮
比が9/1より大きいu −1’ P Aを指す。
本発明に用いられる緩衝液はpH4〜6のqf域に於て
緩衝作用を有するものであり、酢酸、クエン酸、酒石原
などの緩衝液を挙げることが出来る。
その中でも酒石酸緩衝液が緩衝作用、注=q時の刺激性
などの点で最も好ましい。
緩衝液濃度は任意に選ぶことが出来るが、通常0.00
2〜0.5 Mの範囲が用いられる。0.002Mより
薄いときは緩衝作用か弱すぎる為、pHを安定に保つこ
とが困難である。実質的に1重鎖からなるu−TPAの
溶解度は塩濃度が増加すると共に増大する為、塩a度が
濃い程、使用時の溶解が容易であり、凍結乾燥前の調製
液段階で析出する心配が少ないが、余り濃すぎると注射
時に通常使用する溶解液(生理食塩水又は注射用蒸留水
)ttで溶解させた時の浸透圧が高くなりすぎて、好古
しくけ無い。その意味で緩衝液励度としては0.5Mを
越えないことが望ましい。また、薄いω受液に食塩など
の中性塩を添加することに依り、緩衝作用と、溶解度の
増加を達成することも可能である。その場合にも塩濃度
の合計がo、shi以下であることが望ましい。
緩衝液を調整する際のpHは4〜6の範囲であることが
必要であり、これより酸性では溶液での安定性が十分で
なく、徐々に失活する。これよりアルカリ性側では、や
はり徐々に失活すると同時に、1重鎖u −T P A
の2重鎖u−TPAへの変換が生じる。更に、u−TP
Aの溶解度が低下し、安定な溶液をつくることが困難で
ある。その意味で91は通常4〜6、好ましくは4.5
〜5.5が用いられ、その範囲ではu −T P Aは
容易に溶解し、活性の低下、2重鎖への変換等は全く問
題にならない。
従来、種々TPAの製剤化については、あまり検討され
ておらず、例えば特開昭57−120523号公報、5
7−28009号公報、58 65218号公報、58
−224687号公報等の実施例に於て述ぺられている
製剤処方はリン酸緩衝液などの中性付近に使用される緩
衝液が使用されているが、本発明の様に酸性領域で調製
されたTPA溶液から凍結乾燥して製剤を得ることに依
り優れた効果が得られることについては、全く予期され
ていなかった。
本発明の製剤に用いられる非イオン界面活性剤とは、脂
肪族アルコールのポリアルキレングリコールエーテル、
アルキルフェノールのポリアルキレングリコールエーテ
ル、脂肪醗のポリアルキレングリコールエステルなど、
イオン性を示さない界面活性剤を指し、好適な例として
、ツイーン80■(J、T、ペーカー・ケミカルズ)及
びHCO−600にツコーケミカルズ)が挙げられる。
非イオン界面活性剤は調整液中に0.001〜1重量%
の範囲にあることが必要で、特に0.01〜0.1重量
%の範囲が好ましい。非イオン界面活性剤が0.001
重量%より薄いと、調整液タンクの壁面への吸着、注射
剤用充填機の機材への吸着、充填後のバイアルへの吸着
等により活性が低下する。
上記非イオン性界面活性剤は人体に投与しても安全であ
るが、余り多く用いることは溶血などの微弱な副作用を
もたらすことも有り、その意味で1重量%を越えないこ
とが好ましい。
本発明の実質的に1重頭からなるu−TPA製剤には、
上記の成分以外に、アルブミン、糖類、ゼラチン、およ
びデキストランからなる群から選ばれた1種または2種
以上の化合物を調整液中に帆01重量%以上の濃度で含
ませることが必要であり、これ等により製剤の安定性を
より高めることができる。0.01重量%より少ない濃
度では十分な効果が得られない。
糖類の例としては、グルコース、キシロース、ガラクト
ース、フラクトースなどの単糖類、ラクトース、マルト
ース、サッカロースなどの二糖類、マンニット、ソルビ
ット、キシリットなどの糖アルコール類を挙げることが
できる。
本発明の調剤を得る方法は特に限定されないが具体例を
述べると、前述の遺伝子組換技術を用いて分泌産生させ
た実質的に1重鎖から成るu −TPA(培養中に11
鎖から2重鎖に変換することを防止する為に培養液甲に
は少量の抗プラスミン剤が通常添加される)を常法に依
り精製し、得られた高純度の実質的に1!鎧からなるu
−TPAを取得する。この精製操作は特に限定されない
が、1製方法に依っては、操作の各段階に少量の抗プラ
スミン剤および非イオン界面活性剤が添加されることが
ある。
得られた実質的に1重鎖から成るu−TPA溶液を0.
001〜121iji%の非イオン界面活性剤を含むp
H4〜6の扁新液(必要に応じて、食塩などの中性塩が
添加される)に透析する。透析液中には少量の抗プラス
ミン剤を添加しておく方が、より確実に2重鎖への変換
が防止できる為に好ましい。
この透析の目的は、凍結乾燥に供する?J3整液を得る
ことにあり、必ずしも透析で無くとも、ゲル濾過法に依
る溶媒置換を用いることも可能である。
ゲル濾過法を用いる場合にも少量の抗プラスミン剤を移
動層溶媒に含ませることが好ましい。抗プラスミン剤と
はセトラキf−)(:4−(2−カルボキシエチル)フ
ェニル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカ
ルボキシレート) 、l−アミノカルボン酸、トラネキ
サム酸〔トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカ
ルボン酸〕等の抗プラスミン作用を看するものを言い、
通常10−8〜10’Mの濃度で用いられる。
得られたu −T P A溶液を透析液またはゲル1過
溶媒と同一組成の溶媒にて適宜希釈し、所定濃度のu 
−T P A溶液を得る。
このu−TPA溶液にヒト血清アルブミン、糖類、ゼラ
チンおよびデキストランからなる群から選ばれた1種ま
たは2種以上の化合物を溶液の0,01重ffi%以上
の濃度になる様に添加し、調整液を得る。
精製u−TPAが調整液と同じ溶媒組成の溶液として得
られる場合には溶媒置換は不要であり、不足する添加物
をu −T P A溶液に添加することで、調整液を得
ることができる。
得られたu−TPA調整液をそのま一製剤として使用し
てもよいが、一般には常法により容器に必要陸分注し、
凍結乾燥を行うことに依り製剤として極めて容易に得る
ことができる。
(発1月の効果) 本発明は実質的に1重鎖から成るヒト子宮組織白米プラ
スミノーゲン活性化因子製剤に関するものであり、例え
ば実質的に1重鎖から成るヒト子宮組織由来プラスミノ
ーゲン活性化因子を、pH4〜6のvh液および0.0
01〜1重if1%の非イメン界面活性剤および0.0
1重量%以上のアルブミン・糖類、ゼラチンおよびテキ
ストランからなる群から選ばれた1種または2種以上の
化合物を含有する溶液に溶解させた又は該溶液を凍結乾
燥して得られた実質的に1重鎖から成るヒト子宮組織由
来プラスミノーゲン活性化因子裂創である。
口σ述のように本発明の実質的に1重鎖から成るu −
T P A製剤は保存安定性にすぐれているのみでなく
、溶解が容易であり、更に溶液とした場合の安定性にも
極めてすぐれた特徴を有するものである。
(実施例) 以下実施例に依り本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれ等により限定されるものでは無い。
試験方法1.FCLT法(フィブリンクロットライシス
タイム法)による活性の測定。
J41ougら% Blochimlca et Bi
ophysica Acta。
ユ、278〜282(1957)の方法に従って測定し
た。なおサンプルの希釈は0.01%HCO−60を含
む生理食塩水にて行い、活性の表示はWHOの標準T 
P A f−基準として行った。
試験方法2.8−2288法(合成基準法)による活性
の測定 S−2288基質(H−D −I le −Pro −
Arg −NH−し、遊離するp−ニトロアニリンの吸
光度を測定する標準操作方法で測定した。
試験方法3.u−TPAの1重鎖/2重鎖比の定量 5DS−ポリアクリルアミド電気泳動法を用いて銀染色
後のデンジトメ) IJ−を行い、予め作成した2重鎖
u−TPAの検′jA線から求めた。
実施例1゜ 本発明の製剤添加物のFCLT活性への影響u−TPA
m伝子を有するベクターを挿入したマウスC−127細
胞を培養し、精製して得られた1重鎖/2重鎖比98/
2のu−TPAを用いて、25400単(f!、/−の
fi’cLT活性を有するU−丁PA溶液(0,3M 
N1171,0.03M酒石mB衝液、0.02ffi
遺%ツイーン80を含む、pH5,0)を得た。この溶
液および溶液量の0.5重足%のツイーン8oおよび5
重景%のアルブミン、ゼラチン、デキストラン又は糖類
を添加した溶液を得た。この溶液を0.02%のツイー
ン80を含む生理食塩水で200倍に希釈し、FCLT
活性を測定した。その結果3第1表に示す。
比較例1゜ アルギニンのFCLT活性へのll!ji害効果実施例
1のu −’FP A溶液に溶液量の5重a%のアルギ
ニン・塩酸を添加した溶液を用い、実施例1と同様の実
験を行なった。その結果を実施例1と共に第1表に示す
第1表の実施例と比較例より本発明に用いられる添加物
はFCLT活性に影響しないのに対し、アルギニンはu
 −’I’ P Aと相互作用し、活性を低下させるこ
とかわかる。
第1表 *10.02重量%のツイーン80を含む*10.52
2jfのツイーン80を含む実施例2゜ 本発明の製剤処方に於る溶解度 実施例1と同様の方法で得た1重鎖/2重鎮比90/1
0の1l−TPAを用いて、FCLT活性4,130.
000重位/ゴ(7”i/ −)の溶液(1,6Mチオ
シアン化カリ、0.02%ツイーン80を含む)を得た
。この溶液の一部、250μtずつをコロジオンバッグ
5M13200に入れ、それぞれ1重量%のマンニトー
ルを含む30 m M酒石酸緩衝液(pf−14,s 
、 s、s、s)又は1重thllt%のマンニトール
を含030 m M クエン酸緩衝液(p)14.8.
5,5.5 )に対し4℃で透析し、2時間をかけて完
全に溶媒置換を行なった。透析終了後、遠心分離(4℃
、 16000 r、p、m )を行ない、上清中のu
−TPA濃度をS−2288活性測定決を用いて計質し
た。
この結果を第1図に示す。図中・は酒石酸緩衝液、○は
クエン酸緩衝液の場合をそれぞれ示す。
更に、1重蓋%のマンニトールを含む5 m M酒石酸
緩衝液(PH4,8,5)に食塩を種々濃度添加した液
に対し透析し、溶解度を測定した結果を第2図に示すっ
第2図中、口はpH4,8、・はpH5の場合の結果を
それぞれ示す。
第1図より本発明のpH4〜6の溶液では高い溶解度が
得られることがわかる。また第2図より塩濃度を上げる
ことに依り、更に高い溶解度が得られることがわかる。
比較例2゜ 本発明の製剤処方のpH領域以外での溶解度実施例2の
u−TPA溶液250μtずつを用いて、0.02 f
f1M %のツイーン80を含む30mMのリン酸緩衝
液(pH7,0,6,5)に対し、同様に透析し、同様
の方法で溶解度を求めた。この結果を第1図の口の点で
示す。第1図より中性付近では高い溶解度が得られない
ことがわかる。
実施例3゜ 本製剤処方の溶液状態での安定性 実施例1と同様の方法で得た1重鎖/2重鎮比98/2
のu−TPAを用いて、310.000重位/−のFC
LT活性を有するu−TPA溶液(0,3MNaC1、
0,03M酒石酸緩衝液、0.027Rht %ツイー
ン80を含む、pH5,0)を得た。この溶液1〇−ず
つを透析チューブに入れ、1[t%のマンニトール、0
.02重量%のツイーン80およびlXl0  ’Mの
セトラキセートを含むpH5,5,5,4,5の各緩衝
液に対し、4℃で透析し、8時間をかけて完全に溶媒を
置換した。透析終了後の液をポリプロピレン容器に移し
密閉後、37℃の恒温槽に入れ、7日後にサンプリング
し、1jf[/2重鎮比及びFCLT活性を測定した。
その結果を第2表に示す。
比較例3゜ 本発明の製剤処方のpH領域以外での溶解度実施例3で
得られたu−TPA溶液の10−ずつを用いて、li!
iMk%のマンニトール、0.02!!量%のツイーン
80およびlX10’Mのセトラキセートを含むpH9
,7,0,6,5および3.5の種々緩衝液に対し、同
様の方法で溶媒置換を行った。実施例3と同様の試験で
得られた13!i鎖/2重鎖比、及びFCLT活性の測
定結果を実施L!A3の結果と共に第2表に示す。
第2表より本発明の製剤処方OpH領域では、それより
アルカリ側、酸性側に比べ、活性の保持率も高く、2i
鎖への変換が少ないことがわかる。
以下余日 第2表 実施例4゜ 本製剤の凍結乾燥時及び凍結乾燥後の安定性実施例1と
同様の方法で得た1重鎖/2重趙比99/1のu−TP
Aを用いて1;’ CL、 T活性265,000単位
/ゴのu −T P /、溶液(0,3M NaC1,
0,03M酒石酸、10’Mセトラキセートを含む、P
H5)を得た。これを種々濃度の非イオン界面活性剤お
よびアルブミン、ゼラチン、糖類またはデキストランを
含む溶媒(0,3MNaCl、0.03M酒石酸、10
’M七トラキセートを含む、pH5)で2倍に希釈し、
非イオン界面活性剤を0.001〜1重量%の=Xで含
み、更にアルブミン、ゼラチン、!:It類古たけデキ
ストランを0.01重量%以上の濃度で含む調製液を得
た。これを20−のシリコンコートバイアルにそれぞれ
4 ytずつ分注した。これを通當の方法で凍結乾燥し
、−得:枦滓た猿増渠項目−得られた凍結乾燥製剤およ
びこれを60℃の恒温槽中に3日間保持した時のl;’
 CL T活性を測定した。
この結果を第3表に示す。
比較例4゜ 本発明の製剤処方外の場合の凍結乾燥時及び凍結乾燥後
の安定性 実施例4と同様のu−TPA溶液を用い、これを種々濃
度の非イオン界面活性剤、アルブミン、ゼラチン、糖類
またはデキストランのそれぞれ単独を含む溶媒(o、a
 hr NaC1,0,03M酒石酸、10−6Mセト
ラキセートを含む、p)I5)で2倍に希釈し、非イオ
ン界面活性剤、アルブミン、ゼラチン、糖類またはデキ
ストランのぞれぞれを単独で含む調製液を得た。一方、
非イオン界面活性剤およびアルブミン、ゼラチン、糖類
またはデキストランを本発明の処方の範囲外の組合せで
なる調製液を得た。これらを実施例4と同様に凍結乾燥
し、凍結乾燥時及び凍結乾燥後の安定性をみた。この結
果を実施例4の結果と併せて第3表に示す。第3表より
、本製剤処方のすぐれた安定性かわかる。
以下余白
【図面の簡単な説明】
第1図はpHと溶解度の関係を示したものであり、図中
・は酒石酸緩衝液(¥L:i!i例2)、○はクエン酸
緩衝液(実施例2)、口はリン改v新液(比較例2)の
それぞれ30mMを用いたときの溶解度を表わす。 第2図は5 m Mの酒石酸緩衝液に食塩を添加したと
きの溶解度の変化を示したものであり、図中・はpH5
、口はpH4,8の溶解度を示す。 特許出願人 東洋紡!六株式会社 早 lI21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 実質的に1重鎖から成るヒト子宮組織由来プラスミノー
    ゲン活性化因子、0.001〜1重量%の非イオン界面
    活性剤および0.01重量%以上のアルブミン、糖類、
    ゼラチンおよびデキストランからなる群から選ばれた1
    種または2種以上の化合物を含有するpH4〜6の緩衝
    溶液又は該溶液を凍結乾燥して得られたものであること
    を特徴とするヒト子宮組織由来プラスミノーゲン活性化
    因子製剤。
JP61137015A 1986-06-12 1986-06-12 ヒト子宮組織由来プラスミノ−ゲン活性化因子製剤 Granted JPS62292729A (ja)

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