JP2002531519A - 血栓性血小板減少性紫斑病および溶血性尿毒症性症候群の処置法 - Google Patents

血栓性血小板減少性紫斑病および溶血性尿毒症性症候群の処置法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、プロテインCを用いた血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)および溶血性尿毒症性症候群(HUS)の処置法を提供する。特許請求する本発明は、合併症(例えば、出血傾向、毒性、および血漿交換の通常の副作用または現在に利用可能な抗凝固剤の通常の副作用)を避けながら、潜在的に深刻で、且つ衰弱性である障害について必要とされる療法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、医学、特にプロテインCを用いた血栓性血小板減少性紫斑病(thro
mbotic thrombocytopenia purpura)および溶血性尿毒症性症候群(hemolytic u
remia syndrome)の処置に関する。
【0002】 (背景技術) プロテインCはビタミンK依存型セリンプロテアーゼであり、天然に存在する
抗凝固物質であって、凝固カスケードのVa因子およびVIIIa因子を失活さ
せることによって止血の調節に役割を果たしている。ヒトプロテインCは2本鎖
チモーゲンとして循環するが、細胞表面膜プロテインであるトロンボモジュリン
との複合体としてトロンビンによる限定的なタンパク分解反応による活性化プロ
テインC(aPC)への変換後、内皮表面および血小板表面で作用する。
【0003】 他のタンパク質と共に、aPCは血液凝固作用のおそらく最も重要な下方調節
因子として働き、血栓症を防止するであろう。その抗凝固機能に加えて、aPC
はサイトカイン(例えば、TNFおよびIL−1)の生成を阻害することによっ
て抗炎症効果を有し、また血塊の溶解を促進するプロフィブリン溶解の性質(P
AI−1の阻害)をも発揮する。従って、プロテインC酵素系は、抗凝固作用、
抗炎症作用およびフィブリン溶解の主要な生理学的機構である。
【0004】 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)および溶血性尿毒症性症候群(HUS)
は、微小血栓による細動脈および毛細血管の閉塞、血小板減少、神経系機能の損
傷および進行性の腎不全を特徴とする血栓性微小血管症と定義される。TTPは
、発熱、変動性の中枢系異常(fluctuating central nervous system abnormali
ties)、腎不全、微小血管性溶血性貧血および血小板減少を特徴とする多系統疾
患と定義される。HUSは、赤血球の断片化に関係する血管内溶血性貧血、血小
板減少および終末器官の損傷を特徴とするが、それら終末器官の損傷は(a)血
栓性微小血管症の過程の組織学上という証拠(腎臓中が最も一般的である)、ま
たは(b)いずれかの他の疾患もしくはそれらの原因となりそうなものがない場
合でのそれら終末器官の損傷という臨床学的証拠を有する[Neild, G.によるKid ney International 53(補遺、64): S-45-S-49, 1988]。
【0005】 TTP/HUSの病態生理学の原因である因子は、内皮細胞の損傷および初期
の血小板の凝集であると考えられている[MoakeによるSeminars in Hematology,
34(2): 83-89, 1997]。内皮損傷は、異常に大きいフォンウィルブランド因子
(unusually large von Willebrand factor (UL vWF))マルチマーの放出をも
たらし、これらは次に血小板凝集となる。フィブリン血栓は身体のフィブリン溶
解システムの低下の結果として、血小板血栓上に蓄積する。HUSおよびTTP
において、プラスミノーゲン活性化因子阻害物質(PAI−1)のレベルの上昇
およびプロテインC活性のレベルの低下を見出した。
【0006】 TPPは、バルトネラ属(Bartonella sp.)のバクテリア感染、そしてまたH
IVおよび内臓カポジ肉腫に関係する[AvertyらによるAmerican Journal of He matology , 58: 148-149, 1988]。TTPはまた、多数の薬物(例えば、チクロ
ビジン、FK506、高用量のコルチコステロイド、タモキシフェンまたはシク
ロスポリンA)の使用と関係する[GordonらによるSeminars in Hematology, 34
(2),: 140-147, 1997]。
【0007】 HUSは、多数の細菌(例えば、大腸菌O157:H7菌株、赤痢菌、肺炎球
菌、溶血性連鎖球菌またはエルシニア)の感染と関係している。HUSは、ウイ
ルス(例えば、HIVウイルス、コクサッキーウイルスまたはアデノウイルス)
の感染とも関係している。加えて、HUSはTPPについての上記の薬物と類似
する多数の薬物の使用と関係している[Gordenらによる1997]。TTPおよびH
USは共に、妊娠中の合併症と関係している[EgermanらによるAm J Obstet Gyn ecol , 175: 950-956, 1996]。
【0008】 血栓性微小血菅症の臨床上の発見は、微小血管性溶血性貧血(MAHA)、急
性腎不全および血小板減少を含み、TTPの場合では急性の神経系の変化を含む
。未処置のまま放置すると、TTPおよびHUSは予後に乏しく、死亡率は90
%に達する。生き残った患者は、末期の腎疾患に発展することが多い。好ましい
結果を有する唯一の処置方法は、新鮮な凍結血漿を用いた血漿交換[PE]であ
る[HollenbeckらによるNephrol Dial Transplant 13: 76081, 1998]。しかし
ながら、PEで処置した場合でさえも、死はなお生じ、多数の患者は長期の合併
症を患う。従って、TTPおよび/またはHUSのより効果的な処置についての
要求が存在する。
【0009】 本発明は、プロテインCを用いたTTPおよび/またはHUSの処置を記載す
る初めてのものである。抗凝固性およびプロフィブリン溶解活性、並びにPAI
−1を失活させる能力を有するプロテインCは、TTPおよびHUSを有する患
者において生じる微小血栓による細動脈および毛細血管の閉塞の処置に有用であ
る。
【0010】 (本発明の概要) 本発明は、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を患っている患者の処置方法
を提供し、該方法はその患者に医薬的に有効な量のプロテインCを投与すること
を含む。
【0011】 別の態様において、本発明は溶血性尿毒症性症候群(HUS)を患っている患
者の処置方法を提供し、該方法はその患者に医薬的に有効な量のプロテインCを
投与することを含む。
【0012】 別の態様において、本発明は血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の処置方法
を提供し、該方法は活性化プロテインCの血中レベルが約2ng/mL〜約30
0ng/mLに達するように、その患者に医薬的に有効な量の活性化プロテイン
Cを投与することを含む。
【0013】 更に別の態様において、本発明は処置が必要な患者における溶血性尿毒症性症
候群(HUS)の処置方法を提供し、該方法は活性化プロテインCの血中レベル
が約2ng/mL〜約300ng/mLに達するように、その患者に医薬的に有
効な量の活性化プロテインCを投与することを含む。
【0014】 (発明の詳細な記載) 本明細書で開示し、特許請求する本発明の目的のために、次の用語は以下に定
義する通りである。
【0015】 プロテインCは、抗凝固性、抗炎症性およびプロフィブリン溶解性を有するビ
タミンK依存型セリンプロテアーゼを意味し、このものは血漿由来のプロテイン
Cおよび組換え産生のプロテインCを含むが、これらに限定されない。プロテイ
ンCはプロテインCのタンパク質分解活性、アミド分解活性、エステル分解活性
および生物学的(抗凝固性、プロフィブリン溶解性および抗炎症性)活性を有す
る他の種または他の誘導体をも含み得るが、プロテインCはヒトプロテインCを
含み、ヒトプロテインCであることが好ましい。プロテインC誘導体の例は、Ge
rlitzらによる米国特許第5,453,373号およびFosterらによる米国特許第5,516,65
0号(これらの教示は本明細書の一部を構成する)に記載されている。
【0016】 チモーゲンとは、タンパク質分解酵素の酵素的に不活性な前駆体である。本明
細書で使用するプロテインCチモーゲンは、分泌された不活性な形態の1本鎖ま
たは2本鎖のプロテインCを意味する。
【0017】 活性化プロテインCまたはaPCとは、限定的なタンパク質分解反応によって
その活性化形態に変換されるプロテインCチモーゲンを意味する。aPCはプロ
テインCのタンパク質分解活性、アミド分解活性、エステル分解活性および生物
学的活性(抗凝固性またはプロフィブリン溶解性)を有する他の種または他の誘
導体をも含み得るが、aPCはヒトプロテインCを含み、ヒトプロテインCであ
ることが好ましい。プロテインC誘導体の例は、上記のプロテインCに関する記
載の通りである。 HPC:ヒトプロテインCチモーゲン。 r−hPC:組換えヒトプロテインCチモーゲン。 r−aPC:r−hPCをインビトロで活性化することによって産生するか、
または原核生物細胞、真核生物細胞およびトランスジェニックな動物もしくは植
物から活性化型プロテインCを直接に分泌させることによって製造した組換えヒ
ト活性化プロテインCであり、チモーゲンとしてヒトの腎臓293細胞から分泌
させ、次いで当業者にとってよく知られる方法、およびYanによる米国特許第4,9
81,952号およびCottinghamによるWO97/20043(これらは本明細書の一部を構成す
る)に示された方法によって精製し、活性化させたものを含む。
【0018】 血漿由来の活性化プロテインCとは、Eiblによる米国特許第5,478,558号(こ
の教示は本明細書の一部を構成する)に記載されているように、血漿HPCを活
性化することによって産生する活性化プロテインCである。
【0019】 連続注入とは、一定の期間、静脈中に実質的に中断せずに、連続して溶液を導
入することである。
【0020】 ボーラス注入とは、決まった量(ボーラスと呼ばれる)の薬物を約120分間
までの時間に注入することである。
【0021】 投与に適当であるとは、治療学的薬剤として与えることが適当な凍結乾燥した
製剤および溶液である。
【0022】 単位用量形態とは、ヒトの被験者にとって単一用量として適当な物理的に別個
の単位を言い、各単位は適当な医薬賦形剤と共に、目的の治療学的効果を得るよ
うに計算された、予め決定した量の活性物質を含む。
【0023】 医薬的に有効な量とは、ヒトの敗血症を阻害することができる本発明の化合物
の量を意味する。本発明に従って投与する化合物の用量は、当然に患者の置かれ
ている状況を考慮して、医師によって決定されるべきである。
【0024】 本発明は、活性化プロテインCを用いた血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
および溶血性尿毒症性症候群(HUS)の処置方法を提供する。TTPは、発熱
、変動性の中枢系異常、腎不全、微小血管性溶血性貧血および血小板減少を特徴
とする多系統疾患と定義されている。HUSは、赤血球の断片化に関係する血管
内溶血性貧血、血小板減少および終末器官の損傷を特徴とするが、それら終末器
官の損傷は(a)血管性微小血管症の過程という組織学上の証拠(腎臓中が最も
一般的である)、または(b)いずれかの他の疾患もしくはそれらの原因となり
そうなものがない場合でのそれら終末器官の損傷という臨床学的証拠を有する。
抗凝固性およびプロフィブリン溶解活性、並びにPAI−1を失活させる能力を
有するプロテインCは、TTPおよびHUSを有する患者において生じる微小血
栓による細動脈および毛細血管の閉塞の処置に有用である。
【0025】 本発明に従って投与するプロテインCは、当該分野で知られるか、または米国
特許第4,981,952号および米国特許第5,550,036号(これらは本明細書の一部を構
成する)に記載のいずれかの方法によって生成し、および/または単離すること
ができる。例えば、本発明は完全鎖の溶解性プロテインC、またはプロテインC
の生物学的に活性なポリペプチド変異体を細胞から生産し、分泌させる方法を提
供し、その方法は(a)プロテインCをコードしたDNAを含むベクターを構築
し;(b)そのベクターを用いて細胞をトランスフェクトし;そして(c)完全
鎖の溶解性プロテインCまたは生物学的に活性なプロテインCのポリペプチド変
異体が分泌される条件下で培地中で、トランスフェクトした細胞を培養すること
を含む。更に、その細胞は真核生物細胞(例えば、シリアン(Syrian)ハムスタ
ーのAV12細胞、ヒトの胚の293細胞または仔ハムスターの腎臓細胞などの
哺乳動物の細胞)である。
【0026】 TTPおよび/またはHUSの処置において使用するプロテインCは、公知の
方法に従って製剤化を行って医薬的に有用な組成物を製造することができる。例
えば、目的の製剤は安定な高純度の凍結乾燥した生成物であって、これはバルク
剤(例えば、スクロース)、塩(例えば、塩化ナトリウム)、バッファー(例え
ば、クエン酸ナトリウム)およびプロテインCもしくはaPCを含む。
【0027】 プロテインCは、有効な形態での血流中への運搬を保証するために、適量を約
1時間〜約240時間連続注入として注入することによって非経口投与する。
【0028】 良い医療と個々の患者の臨床学上の病状によって決まる通り、当該分野の当業
者は、プロテインCを含む治療学的な組成物の医薬的に有効な量および投与レジ
メを容易に最適化することができる。通常、投与するプロテインCの量は、約5
.0μg/kg/時間〜約250μg/kg/時間である。TTP/HUSの処
置に使用されるプロテインCは活性化プロテインCであることが好ましい。投与
するaPCの量は約1.0μg/kg/時間〜約96μg/kg/時間である。
その投与するaPCの量は、約1.0μg/kg/時間〜約50μg/kg/時
間であることがより好ましい。その投与するaPCの量は、約1.0μg/kg
/時間〜約35μg/kg/時間であることがなおより好ましい。その投与する
aPCの量は、約5.0μg/kg/時間〜約30μg/kg/時間であること
がより一層好ましい。その投与するaPCの量は、約15μg/kg/時間〜約
30μg/kg/時間であることがなおより一層好ましい。その投与するaPC
の量は、約20μg/kg/時間〜30μg/kg/時間であることが更により
一層好ましい。その投与するaPCの最も好ましい量は、約24μg/kg/時
間である。適当な用量のaPCを投与することにより、TTPおよびHUSを有
する患者において生じる微小血栓による細動脈および毛細血管の閉塞の軽減が得
られる。
【0029】 投与するaPCの量から得られる血中濃度の範囲は、約2ng/mL〜約30
0ng/mLである。その好ましい血中濃度の範囲は約2ng/mL〜約200
ng/mLである。その血中濃度の範囲は約30ng/mL〜約150ng/m
Lであることが最も好ましく、約100ng/mLであることが一層より好まし
い。
【0030】 別法として、aPCを1時間当りの適当な用量の1/3をボーラス注入として
投与し、続いてその1時間当りの用量の残り2/3を1時間で連続注入によって
投与し、続いてその適当な用量を23時間連続注入することによって、結果とし
てその適当な用量を24時間投与する。加えて、ボーラス注入は、通常の約2倍
の速度で10〜20分間、続いて通常の約1.5倍の速度で40〜50分間、静
脈内持続点滴用ポンプ(intravenous bag drip pump)またはシリンジ用ポンプ
によって投与する。次いで、その通常の速度(すなわち、1時間につき適当な用
量レベルの治療剤を投与するように決められた速度)を240時間まで続ける。
【0031】 本発明で示す、TTP/HUSの処置におけるプロテインCの使用は、潜在的
に深刻であって、且つ衰弱性である障害について要求される療法を提供する。プ
ロテインCの使用は効果があり、合併症(例えば、毒性および、現在に利用可能
な新鮮な凍結血漿を用いる血漿交換療法[PE]の通常の副作用または他の現在
に利用可能な抗凝固剤の通常の副作用)を避ける。
【0032】 以下の実施例は更に本発明を例示するためにのみ提供する。本発明の範囲を以
下の実施例だけからなるものと解すべきではない。
【0033】 製造例1 ヒトプロテインCの調製 組換えヒトプロテインC(r−hPC)は、当業者にとってよく知られた技術
(例えば、前述のYanによる米国特許第4,981,952号、これは本明細書の一部を構
成する)によって、ヒト腎臓293細胞中で製造した。ヒトプロテインCをコー
ドする遺伝子については、Bangらによる米国特許第4,755,624号(これは本明細
書の一部を構成する)に開示され、特許請求されている。293細胞中でヒトプ
ロテインCを発現するのに使用するプラスミドはプラスミドpLPCであって、
これはBangらによる米国特許第4,992,373号(これは本明細書の一部を構成する
)に開示されている。プラスミドpLPCの構築については、欧州特許公報0445
939号およびGrinnellらによるBio/Technology 5: 1189-1192,1987 (1987)(こ
れらは本明細書の一部を構成する)にも記載されている。要するに、そのプラス
ミドを293細胞中にトランスフェクトし、次いで安定な形質転換物を同定し、
継代培養し、血清を含まない培地中で増殖させる。発酵後、ミクロろ過によって
細胞を含まない培地を得る。
【0034】 ヒトプロテインCを、Yanによる米国特許第4,981,952号の教示を適応すること
によって培養液から分離した。アニオン交換樹脂(Fast-Flow Q、ファーマシア
)に吸着させる前に、清澄化した培地をEDTA中で4mMに調製した。カラム
の4倍量の20mMのトリス、200mMのNaCl、pH 7.4、およびカ
ラムの2倍量の20mMのトリス、150mMのNaCl、pH 7.4を用い
て洗浄後、20mMのトリス、150mMのNaCl、10mMのCaCl
pH 7.4を用いて、結合した組換えヒトプロテインCチモーゲンを溶出した
。溶出後の溶出したタンパク質は、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動に
よって判定すると、純度は95%より大きかった。
【0035】 タンパク質の更なる精製は、3Mのタンパク質のNaCl液を調製し、続いて
疎水的相互作用樹脂(Toyopearl Phenyl 650M、TosoHaas)(20mMのトリス
、3MのNaCl、10mMのCaCl、pH 7.4で平衡化した)に吸着
させることによって達成した。カラムの2倍量のCaClを含まない平衡化バ
ッファーで洗浄後、組み換えヒトプロテインCを20mMのトリス、pH 7.
4を用いて溶出した。
【0036】 溶出したタンパク質を、残留カルシウムを除去することによって活性化のため
に調製した。その組換えヒトプロテインCを金属アフィニティーカラム(Chelex
-100、Bio-Rad)を通してカルシウムを除き、再びアニオン交換体(Fast Flow Q
、ファーマシア)に結合させた。これら両方のカラムを直列に配置し、20mM
のトリス、150mMのNaCl、5mMのEDTA、pH 7.4中で平衡化
させた。タンパク質をロードした後、Chelex-100カラムをカラムの1倍量の同一
バッファーを用いて洗浄し、その直列からはずした。そのアニオン交換カラムを
カラムの3倍量の平衡バッファーを用いて洗浄し、そのタンパク質を0.4Mの
NaCl、20mMのトリス−酢酸塩、pH 6.5を用いて溶出した。組換え
ヒトプロテインC溶液および組換え活性化プロテインC溶液のタンパク質濃度は
、UV 280nmでの吸光度によって測定し、それぞれE0.1%=1.81ま
たは1.85を得た。
【0037】 製造例2 組換えヒトプロテインCの活性化 ウシトロンビンを、50mMのHEPES(pH 7.5、4℃)の存在下で
、活性化CH−セファロース4B(ファーマシア)に結合させた。その結合反応
を、カラムに既に充填した樹脂上で約5000ユニットのトロンビン/樹脂mL
を用いて行った。2−アミノエタノール(MEA)を加えて循環溶液の濃度を0
.6mL/Lとする前に、トロンビン溶液を該カラムに約3時間循環させた。樹
脂上の未反応のアミンを完全に遮断することを保証するために、そのMEAを含
有する溶液を更に10〜12時間循環させた。遮断した後、トロンビンを結合さ
せた樹脂を、カラムの10倍量の1MのNaCl、20mMのトリス、pH 6
.5を用いて洗浄して、全ての非特異的に結合したタンパク質を除去し、そして
活性化バッファー中で平衡化の後、活性化反応液に使用した。
【0038】 精製したr−hPCをEDTA中で5mMに調製し(残留カルシウムをキレー
トさせるため)、20mMのトリス(pH 7.4)または20mMのトリス−
酢酸塩(pH 6.5)を用いて2mg/mLの濃度まで希釈した。この物質を
、50mMのNaClおよび、20mMのトリス(pH 7.4)または20m
Mのトリス−酢酸塩(pH 6.5)を用いて37℃で平衡化したトロンビンカ
ラムを通した。流速は、r−hPCとトロンビン樹脂の接触時間が約20分とな
るように調節した。流出液を集め、直ちにアミド分解活性をアッセイした。その
物質が確立されたプロテインC標準液に匹敵する比活性(アミド分解性)を有し
ない場合、そのトロンビンカラムに再循環させて、そのr−hPCの活性化を完
結させた。これに続いて、次の処理工程を待つ間、プロテインCをより低濃度に
保つために、上記の通り、20mMのバッファー(pHは7.4または6.5)を
用いてその物質を1:1に希釈した。
【0039】 150mMのNaClを含む活性化バッファー(20mMのトリス(pH 7
.4)または20mMのトリス−酢酸塩(pH 6.5))中で平衡化させたアニ
オン交換樹脂(Fast Flow Q,ファルマシア)にプロテインCを結合させること
によって、プロテインC物質から浸出したトロンビンを除去した。トロンビンは
これらの条件下でアニオン交換樹脂と相互作用せず、そのカラムを通過して試料
適用流出液に入る。プロテインCをそのカラム上にロードしたら、カラムの2〜
6倍量の20mMの平衡バッファーを用いて洗浄を行った後に、5mMのトリス
−酢酸塩(pH 6.5)または20mMのトリス(pH 7.4)中の0.4M
のNaClを用いた逐次溶出によって結合したプロテインCを溶出する。カラム
のより高容量の洗液により、ドデカペプチドのより完全な除去が容易となった。
このカラムから溶出した物質を、凍結した溶液(−20℃)または凍結乾燥した
粉末として保存した。
【0040】 活性化プロテインCの抗凝固活性を、活性化部分トロンボプラスチン時間(A
PTT)凝固アッセイの凝固時間の延長を測定することによって測定した。プロ
テインCの濃度が125〜1000ng/mLの範囲である希釈バッファー(1
mg/mLのラジオイムノアッセイグレードウシ血清アルブミン[BSA]、2
0mMのトリス、pH 7.4、150mMのNaCl、0.02%のNaN
で標準曲線を作製し、この濃度範囲内のいくつかの希釈液の試料を調製した。各
試料キュベットに、50μLの冷ホース血漿および50μLの再構成した活性部
分トロンボプラスチン時間試薬(APTT試薬、シグマ)を加え、37℃で5分
間インキュベートした。インキュベートした後、50μLの適当な試料および標
準液を各キュベットに加えた。基本(basal)凝固時間を測定するために、試料
または標準液の代わりに希釈バッファーを用いた。各試料または標準液にCaC
(50μL、37℃、30mM)を加えた後、直ちに、フィブロメーター(
fibrometer)(CoA Screener Hemostasis Analyzer、American Labor)のタイマ
ーを開始させた。試料中の活性化プロテインCの濃度は、標準曲線の直線回帰式
から算出した。本明細書で報告する凝固時間は、3つの反復試験(標準曲線用試
料を含む)の最小値の平均である。
【0041】 上の記載により、当業者は血栓性血小板減少性紫斑病および溶血性尿毒症性症
候群の処置において有用なプロテインCを製造することが可能である。
【0042】 製造例3 活性化プロテインCの製剤化 活性化プロテインCの安定な凍結乾燥製剤は、約2.5mg/mLの活性化プ
ロテインC、約15mg/mLのスクロース、約20mg/mLのNaClおよ
びpHが5.5よりも高いが6.5よりも低いクエン酸ナトリウムバッファーを含
む溶液を凍結乾燥することを含む方法によって製造した。加えて、活性化プロテ
インCの安定な凍結乾燥製剤化は、約5mg/mLの活性化プロテインC、約3
0mg/mLのスクロース、約38mg/mLのNaClおよびpHが5.5よ
り高いが6.5より低いクエン酸ナトリウムバッファーを含む溶液を凍結乾燥す
ることを含む。
【0043】 プロテインC:塩:バルク剤の重量比は、凍結乾燥法に適当な製剤化における
重要な因子である。その比は、プロテインCの濃度、塩の選択およびその濃度、
並びにバルク剤の選択およびその濃度に応じて変わる。特に、活性化プロテイン
C:塩:バルク剤(約1:約7.6:約6)の比が好ましい。
【0044】 連続注入による投与が適当な活性化プロテインCの単位用量製剤は、活性化プ
ロテインC、NaCl、スクロースおよびクエン酸ナトリウムバッファーを混合
することによって製造される。混合した後、4mLの溶液を単位用量容器に移し
、凍結乾燥した。それらの処置が必要な患者に約0.01mg/kg/時間〜約
0.05mg/kg/時間の用量を投与するのに適当な、約5mg〜約20mg
の活性化プロテインCを含む単位用量容器を封して、使用するまで保存した。
【0045】 実施例1 血栓性微小血管症の処置における組換え活性化プロテインC(r−aPC)のプ
ラシーボコントロール二重盲無作為試験 溶血性尿毒症性症候群(HUS)および血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
は、刺激事象として内皮の損傷を有する2種類の血栓性微小血管症である。これ
らの疾患状態において、内皮の損傷は感染性生物(例えば、大腸菌157:H7
および赤痢菌)からのベロ毒素によるか、薬物(例えば、FK506およびチク
ロビジン)によるか、または自己抗体による。内皮の損傷は、異常に大きいフォ
ンウィルブランド因子マルチマーの放出をもたらし、これは次に血小板凝集とな
る。フィブリン血栓は身体のフィブリン溶解システムの低下の結果として、血小
板血栓上に蓄積する。
【0046】 HUSおよびTTPにおいて、プラスミノーゲン活性化因子阻害物質(PAI
−1)のレベルの上昇およびプロテインCの活性レベルの低下が見出された。血
栓性微小血管症の臨床上の発見は、微小血管性溶血性貧血(MAHA)、急性腎
不全、血小板減少を含み、TTPの場合では、急性の神経の変化を含む。
【0047】 本試験の第1の目的は、r−aPCの注入により、プラシーボの場合と比較し
て、病気の寛解時間における統計学上の有意な減少を示すことである。第2の目
的は、r−aPCの注入により、腎不全を有する日数、必要な輸血回数および痙
攣発現の回数の統計学上の有意な減少を示すことである。この試験の主要な安全
性の目的は、r−aPCはプラシーボの場合と比較して臨床的に重要な出血事象
の回数が統計学上で有意に増加しないことを示すことである。
【0048】 試験へのエントリーを考慮する患者についての包含基準は、血栓性微小血管症
の証拠であり、このことは1)血小板の数が<80×10細胞/Lであると定
義される血小板減少の存在;2)末梢赤血球標本の視野毎に>2の分裂赤血球を
有し、直接的および間接的なクームス試験が陰性であり、そしてHgbが<10
g/dlであると定義される微小血管性溶血性貧血(MAHA)の存在;3)患
者のベースラインの血清中クレアチニンが2倍であると定義される急性腎不全ま
たは尿の排泄量が<0.5mL/kg/時間であると定義される乏尿の存在;4
)正常な凝固時間(PT、PTTおよびフィブリノーゲン)の存在によって定義
される。患者に抗凝固薬および治験薬を与えている場合、その患者は該試験から
除く。呼吸器官または胃腸器官からの活発な出血を有する患者は、該研究から除
いた。
【0049】 すべての包含基準を満たし、且つ排除基準を有しない患者を無作為化し、プラ
シーボを与えるか、または48μg/kg/時間までの用量(これは、以前にa
PTTがベースラインの2倍まで上昇を示した)のr−aPCの注入を96時間
与えた。Hgb数、血小板数、血清中クレアチニン、24時間の尿の排泄量、痙
攣発現の回数およびパックした赤血球の輸血した回数のデータを試験中に集めた
。分析の主要な終点、すなわち病気の寛解の時間は、血小板の輸血を行わない状
態で2日間、>100×10細胞数/Lの持続的な血小板の計数によって決め
た。
【0050】 従って、抗凝固性およびプロフィブリン溶解活性、並びにPAI−1を失活さ
せる能力を有するr−aPCを用いた療法は、TTPおよびHUSを有する患者
において生じる血栓性微小血管症の処置に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 サウ−チ・ベティ・ヤン アメリカ合衆国46240インディアナ州イン ディアナポリス、メンロ・コート・イース ト・ドライブ8131番 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA03 BA44 DC03 NA14 ZA541 ZA811 ZC192

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血栓性血小板減少性紫斑病および溶血性尿毒症性症候群の処
    置法であって、該患者に医薬的に有効な量のプロテインCを投与することを含む
    方法。
  2. 【請求項2】 プロテインCはヒトプロテインCチモーゲンである、請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 プロテインCはヒト活性化プロテインCである、請求項1に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 ヒト活性化プロテインCの量は、約1μg/kg/時間〜約
    96μg/kg/時間である、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ヒト活性化プロテインCは、連続注入によって約1〜約24
    0時間投与する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 処置の必要な患者における血栓性血小板減少性紫斑病および
    溶血性尿毒症性症候群の処置法であって、該患者に医薬的に有効な量の活性化プ
    ロテインCを投与し、その結果、活性化プロテインCの血中レベルが約2ng/
    ml〜約300ng/mlに達する方法。
  7. 【請求項7】 活性化プロテインCをボーラス注入で投与する、請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 活性化プロテインCを、連続注入によって約1〜約240時
    間投与する、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 活性化プロテインCを先ずボーラス注入として投与し、次い
    で連続注入として投与する、請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 活性化プロテインCの血中レベルが約2ng/ml〜約3
    00ng/mlの範囲に達するのに必要な活性化プロテインCの1/3をボーラ
    ス注入で投与し、続いて該活性化プロテインCの残り2/3を連続注入によって
    投与する、請求項9に記載の方法。
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