JPS62289538A - フルオロアルキル置換ステレン誘導体 - Google Patents

フルオロアルキル置換ステレン誘導体

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JPS62289538A
JPS62289538A JP13189086A JP13189086A JPS62289538A JP S62289538 A JPS62289538 A JP S62289538A JP 13189086 A JP13189086 A JP 13189086A JP 13189086 A JP13189086 A JP 13189086A JP S62289538 A JPS62289538 A JP S62289538A
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fluoroalkyl
styrene
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Kiyohide Matsui
松井 清英
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
Rieko Kogure
小暮 利衣子
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Sagami Chemical Research Institute
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガラス表面をその光透過性を損うことな(撥水
、10油性処理をしうるコーティング材料の原料として
有用な新規フルオロアルキル置換スは文献未載の新規化
合物である。該誘導体より得られる重合体はガラス表面
をその光必過性を損うことなく、fΩ水、18油性処理
、反射防止処理または耐薬品処理できるコーティング材
料として用いることができる。
〔従来の技術〕
含フツ素重合体は、炭化水素系重合体に比較して耐食性
及び耐薬品性に優れ、さらに撥水、撥油性を有するため
、これらの特性を利用した防汚材料、非粘着材料への応
用がなされている。
〔発明が解決しようとする間8点〕 しかしながら、ポリテトラフルオロエチレンやポリフッ
化ビニリデンのように主鎖にフッ素原子が導入されてい
る重合体は通常の有lll溶媒には不溶であるため、例
えばガラスや金属などの基材上にコーティングする際に
は加熱溶融した後に圧着する操作が必要となり、?3[
91な形状を有する基材上にはコーティングすることが
できない、また、含フツ素アクリル酸エステルあるいは
含フツ素メタクリル酸エステルの重合体は、酢酸エチル
等の有a溶媒に可溶で、この重合体溶液をコーティング
することにより繊維の撥水処理、防汚処理や光ファイバ
ーのコーティング材料などに利用されているが、これら
の重合体は加水分解性を有するエステル結合が存在する
ため、長期間にわたる使用に際しては撥水性や光透過性
などの性能低下が避けられない。
本発明者らは上記の問題点を解決するため鋭意研究した
結果、本発明のフルオロアルキル置換スび安定性を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のフルオロアルキル置換スチレン誘導体は、一般
式 (式中、R1は水素原子または低級アルキル基を表わし
、R1は水素原子または低級ポリフルオロアルキル基を
表わし、R3はポリフルオロアルキt (但し、R4及びR8は低級アルキル基を表わす、)、
)で示される。
R8で示される低級ポリフルオロアルキル基としては、
ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2から4
個のフッ素原子で置換されたエチル基、ペルフルオロエ
チル基、2から6個のフッチル基、ペルフルオロブチル
基などを挙げることができる。特にペルフルオロメチル
基、ペルフルオロエチル基が好適な反応性、撥水、撥油
性を与える意味で好ましい、Rゝで示されるポリフルオ
ロアルキル基としてはアルキル鎖中にエーテル結合を有
してもよく、ペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチ
ル基、ペルフルオロプロピル基、ペルフルオロブチル基
、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基、
ペルフルオロヘプチル基、ペルフルオロオクチル基、ペ
ルフルオロノニル基、ペルフルオロデシル基、ジフルオ
ロメチル基、2から4個のフン素原子で置換されたエチ
ル基、2から6個のフッ素原子で置換されたプロピル基
、2から8個のフッ素原子で置換されたブチル基、3−
オキサ−2−トリフルオロメチル−2゜4.4.5.5
.6,6.6−オクタフルオロヘキシル基などを例示す
ることができる。特にペルフルオロアルキル基あるいは
2.2,3.3.4゜4.5,5.5−ノナフルオロペ
ンチル基等のアルキル末端が完全にフン素化されたアル
キル基が高い撥水、撥油性を発現する点で好ましい。
本発明の一般式(1)で示されるフルオロアルアル置換
スチレンFAR体のうちXが一〇−のものは、例えばフ
ルオロアセトフェノンと塩基存在下含フツ素アルコール
とを反応させるかあるいはヒドロキシアセトフェノンと
含フツ素アルコールのトリフルオロメタンスルホン酸エ
ステルとを塩基存在下に反応させて得られるアセトフェ
ノン誘導体を還元し、生成するカルビノールを脱水する
ことにより合成することができる。塩基としては、水素
化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化
物、ナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカリ金
属及びジアザビシクロ[3,4゜0〕ノネン−5(DB
N) 、1.5−ジアザビシクロ(5,4,O)ウンデ
セン−5(DBU)等のアミン類を例示することができ
る。
また、含フツ素アルコールとしては、2.2゜2−トリ
フルオロエタノール、2.2.3.3゜3−ペンタンフ
ルオロ−1−プロパツール、2゜2.3.3.4.4.
4−へブタフルオロ−1−ブタノール、2.2.3.3
.4.4.5.5゜6.6.7,7.8.8.8−ペン
タデカフルオロ−1−オクタツール、2,2.2−)リ
フル第1:l−1−()リフルオロメチル)エタノール
、2゜2−ジフルオロエタノール、2.2.3.3.4
゜4−へキサフルオロ−1−ブタノール、2,2゜3.
3−テトラフルオロ−1−プロパツール、2゜2.3.
3.4.4.5.5−オクタフルオロ−1−ペンタノー
ル、3.3.4.4.4−ペンタフルオロ−1−ブタノ
ール、4,4.4−)リフルオロ−1−ブタノール、1
.1.1,3.3゜3−ヘキサフルオロ−2−プロパツ
ール、4,4゜5.5.6.6.7.7.8.8.9.
9.10゜10、10−へブタデカフルオロ−1−デカ
ノール、1.1.1,6.6.7.7.7−オクタフル
オロ−2−ヘプタツール、3−オキサ−2−トリフルオ
ロメチル−2,4,4,5,5,6,6,6−オクタフ
ルオロヘキサノール、3.3.4.4゜5.5.6,6
.6−ノナフルオロヘキサノールなどを例示することが
できる。
■。
わされるフルオロアルキル置換スチレン誘導体は、例え
ば一般式 (式中、Rt 、、、 RSは前記と同一であり、Yは
ハロゲン原子を表わす、) で示されるフルオロアルキル基置換ハロシランとビニル
置換フェニルマグネシウムハライドの反応により合成す
ることができる。
−a式(II)で表わされるフルオロアルキル基置換ハ
ロシランは、例えばフルオロアルキル基を有するオレフ
ィンへのヒドロシリル化反応の他、公知の方法により合
成しうる化合物であり、ジメチル(3,3,3−トリフ
ルオロプロピル)クロロシラン、ジメチル(3,3,4
,4,5,5゜6.6.7.7.8.8.8−)リデカ
フルオロオクチル)クロロシラン、ジエチル(4,4,
5゜5.6.6□ 7.7.7−ノナフルオロヘプチル
)ブロモシラン、ジメチル(3−()リフルオロメチル
)−3,4,4,4−テトラフルオロブチル)フルオロ
シラン、ジメチル(2,2,3,3,4゜4.4−ヘプ
タフルオロブチル)クロロシラン等を例示することがで
きる。
本発明のフルオロアルキル置換スチレン誘導体は、通常
のラジカル重合法により容易に高分子量の重合体とする
ことが可能であり、この際反応はバルク重合、溶液重合
、乳化重合など公知の方法を用いることができる。ラジ
カル重合反応は単に熱、紫外線の照射またはラジカル開
始剤の添加により速かに開始される0反応に好適に用い
られるラジカル開始剤としてはジラウロイルペルオキシ
ド、ベンゾイルペルオキシドなどの有機過酸化合物ある
いはα、α′−アゾビスイソブチロニトリルのようなア
ゾ化合物などを例示することができる。
重合反応に利用できる有1at8媒として生成する重合
体が可溶である溶媒を選択することが高分子量体を得る
上で好ましく、例えばベンゼン、トルエン、クロロベン
ゼン、テトラヒドロフラン、四塩化炭素、クロロホルム
、メチルエチルケトン、フルオロベンゼン、ヘキサフル
オロベンゼン等を用いることができるが、これらに限定
されるものではない0反応は通常40℃から100℃の
範囲で行う。
さらに本発明のフルオロアルキル置換スチレン誘導体と
他の一種類または数種類の単量体とを混合し、ラジカル
重合することにより共重合体を得ることができる。共重
合することのできる単量体としてはスチレン、p−メチ
ルスチレン、p−クロスチレンなどのスチレン誘導体、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、ブチルアクリレート、ポリフ
ルオロアルキルアクリレートなどのアクリル酸エステル
類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ブチルメタクリレート、シクロへキシルメタク
リレート、ベンジルメタクリレート、ポリフルオロアル
キルメタクリレートなどのメタクリル酸エステル類、ア
クリルニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
アクロレイン、アクリル酸、メタクリル酸などを用いる
ことができる0重合反応は溶媒中で行うのが好ましく、
溶媒としては単量体及び重合開始剤を均一に溶解するも
のであれば制限な(用いることができる。特に、テトラ
ヒドロフラン(THF)、ベンゼン、クロロベンゼンが
ラジカル連鎖移動による停止反応を引き起こし難く、高
分子量体を得られる点で好ましく用いることができる。
次に、参考例、実施例、試験例、比較例によって本発明
をさらに具体的に説明する。
参考例1 ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)50ml中に
50%水素化ナトリウム(油性)2.6gを加え、アル
ゴン気流下に攪拌する。これを10℃以下に冷却し2.
2.2−)リフルオロエタノール10.0gを加え30
分攪拌する0次にp−フルオロアセトフェニン6.06
m1を加え、10℃以下で2.5時間、さらに室温にて
15時間攪拌を続ける0反応混合物を水中に投じ、有機
相をエーテルで抽出する。これを硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下でエーテルを留去する。粗生成物をクロロ
ホルム/酢酸エチル(10/1)混合液を溶出液とした
シリカゲルカラムにより精製した。溶出液を減圧留去し
、収18.54g、収率77.6%にてp−(2,2,
2−トリフルオロエトキシ)アセトフェノン(p−TF
EA)を得た。
元素分析値(%); 理論値:C:55.1.H二4.2 実測値:c:ss、1.H:4.1 1Rむs−’):3000〜2800.1610(芳香
環)、1690 (C−0)、1280゜1240(C
F3)。
NMR(ppm); 2.56  (3H)、4.19
〜4.63  (2H)、6.80〜7.0’7  (
2)1)。
7.75〜8.06  (2)1)。
参考例2 含フツ素アルコールを2.2.3.3.4.4゜4−ヘ
プタフルオロ−1−ブタノールに替えた以外は参考例1
と同様の方法によりp−(2,2゜3.3.4,4.4
−ヘプタフルオロブトキシ)アセトフェノン(p−HF
BA)を収率50%で得た。
元素分析値(%) ; 理論値:C:45.3.H:2.9 実測値:C:45.2.H:2.7 NMR(ppm): 2.53 (3H)、4.33〜
4.72 (2H)、6.83〜7.11 (2H)。
7.8〜8.07 (2H)。
参考例3 含フツ素アルコールを3.3.4.4.5.5゜6.6
.6−ノナフルオロ−1−ヘキサノールに替えた以外は
参考例1と同様の方法によりp−(3,3,4,4,5
,5,6,6,6−ノナフルオロへキサオキシ)アセト
フェノン<p−NF)(A)を収率57%で得た。
元素分析値(%) ; 理論値:C:44.Q、 H:2.9 実測値:C!43.7.H:2.7 NMR(ppm)  ; 2.52  (3H)、  
2.3〜3.0  (2H)、  4.1〜4.4  
(2)り、  6.7〜7.0 (2H)、  7.9
〜8.1  (2H)  。
参考例4 50%水素化ナトリウム(油性)1.26gにHMPA
3Gmlに溶解したp−ヒドロキシアセトフェノン4.
76gをアルゴン気流下にて滴下した。これを20分攪
拌した後、トリフルオロメタンスルホン酸2,2.3.
3.4.4.4−へブタフルオロブチル(TFHB)1
2.8gを溶解した。HMPAlomlを滴下した。こ
れを140℃にて20時間攪拌し、反応混合液を氷水中
に注ぎエーテルで有機相を抽出した。減圧下でニーチル
を抽出した後、粗生成物をクロロホルム/酢酸エチル(
20/1)混合液を溶出液としたシリカゲルカラムによ
り精製し、収量8.0g、収率71.8%でp−HFP
Aを得た。
元素分析値(%); 理論値:C:45.3.H:2.9 実測値:c:4s、s、H:2.8 IR(cs−’);3000〜2800.1610(芳
香環)、1690 (C−0)、1280〜1160(
C−F)。
NMR(ppm); 2.54 (3H)、4.33〜
4.71 (2H)、6.78〜7.09 (2H)。
7.78〜8.04 (2H)。
参考例5 TF)(Bをトリフルオロメタンスルホンf!!2゜2
.3.3,4.4.5.5,6.6.7.7゜8.8.
8−ペンタデカフルオロオクチルに替えた以外は参考例
4と同様の方法でP−(2,2゜3.3.4.4.5.
5.6.6,7.7,8゜8.8−ペンタデカフルオロ
オクチルオキシ)アセトフェノン(p−PFOA)を収
率94%で得た。
元素分析値(%); 理論値:C:37.1.H:1.8 実測値:C:37.2.H:2.O NMR(ppm): 2.52 (3H)、4.33〜
4.73 (2H)、6.9〜7.1 (2H) 。
7.87〜8.1 (2H)。
参考例6 参考例1で得たp−TFEA8.54gを溶解したエー
テル40m1をリチウムアルミニウムハイドライドo、
szgを含むエーテル40m1中にアルゴン気流下にて
滴下した。室温にて1時間攪拌した後、5.8mlの水
を加え、さらに3Nの塩酸78 rn 1を加えた。有
機相をエーテルにて抽出し、減圧下にてエーテルを留去
、粗生成物をクロロホルム/酢酸エチル(10/1)混
合液を溶出液としたシリカゲルカラムにて精製し、収1
8.0g、収率92%でp −(2,2,2−)リフル
オロエトキシ)フェニルメチルカルビノール<p−TF
EC)を得た。
元素分析値(%); 理論値:C:54.5.H:5.0 実測値:C:54.8.H:5.2 IR(cm−’);3700〜3100 (01()。
1610.1510.  (芳香環)、107G(C−
0)、1280.1240 (CF、)。
NMR(Ppm): i、42〜1.49  (3H)
1.93  (IH,OH)、  4.12〜4.46
(2H)、4.67〜4.97  (I H)、6.7
7〜6.99  (2H)、  7.17〜7.41 
 (2H)。
参考例7 p−TFHAを参考例2および参考例4で得たp−HF
BAに替えた以外は参考例6と同様の方法でp−(2,
2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブトキシ)フ
ェニルメチルカルビノール(p−HFBC)を収率75
%得た。
IR(cm−’);3700〜3100 (OH)。
1620.1520.  (芳香環)、1300〜11
60(C−F)。
NMR(ppm); 1.27〜1.53 (3H)。
2.37 <IH)、4.17〜4.6(2H)。
4.6〜4.92 (IH)、6.7〜6.97(2H
)、7.1〜7.37  (2H)。
参考例8 p−TFEAを参考例5で得たp−PFOAに替えた以
外は参考例6と同様の方法でp −(2゜2.3,3,
4.4,5.5,6.6.7.7゜8.8.8−ペンタ
デカフルオロオクチルオキシ)フェニルメチルカルビノ
ール(p−PFOC)を収率72%で得た。
NMR(ppm): 1.37〜1.57 (3H)。
1.92 <IH)、4.23〜4.63 (2H)。
4.63〜4.98 (I H)、6.8〜7.05(
2H)、7.2〜7・、47 (2H)。
参考例9 p−TFEAを参考例3で得たp−NFHAに替えた以
外は参考例6と同様の方法でp−(3゜3.4.4.5
.5,6.6.6−ノナフルオロへキシルオキシ)フェ
ニルメチルカルビノール(p−、NFHC)を収率69
%で得た。
NMR(ppm); 1.30〜1.55 (3H)。
2.20 (I H)、2.2〜2.9 (2H)、3
.8〜4.2 (2H)、4.52〜4.85 (I 
H)。
6.75〜7.0 (2H)、7.13〜7.41(2
H)。
実施例1 トリブロモホスフィン5.7gに48%臭化水素水を1
滴加え、アルゴン気流下にてこれに参考例5で得たp−
TFECllgを滴下し、10℃にて1時間攪拌した0
次に室温にて15時間攪拌を続けた後反応混合物に氷水
20m1を加え、有機相をエーテルで抽出した。エーテ
ルを減圧留去した後、これにキノリン12.4ml及び
少量のp−tert−ブチルカテコールを加え、120
℃2mmHgにて1留した。蒸留物に希塩酸を加えた後
、有機相をエーテルで抽出した。エーテルを減圧留去し
、粗生成物をn−ヘキサン/エーテル(2/l)混合物
を溶出液としたシリカゲルカラムにより精製し、収13
.68g、収率52%でp−(2,2,2−トリフルオ
ロエトキシ)スチレン(TFES)を得た。
元素分析値(%); 計算値:C:59.4.H:4.5 実測値:C:59.1.H:4.4 IR(cn−’);3000〜2800.1610(芳
香環)、1615 (CHI−CH)。
1280.1240 (CFs)。
NMR(ppm)  :  4.12〜4.47  (
2H)。
5.03〜5.73  (2H)、  6.43〜6.
77(IH)、  6.77〜7.00  (2H)、
  7.17〜7.45  (2H)。
実施例2 p−TFECを実施例6で得たp−HFBGに替えた以
外は実施例1と同様の方法によりp −(2,2,3,
3,4,4,4−へブタフルオロブトキシ)スチレン(
HF B S)を収率36%で得た。
元素分析値(%): 理論値:C:47.7.H:3.0 実測値:C:47.6.H:3.1 HMR(Ppm); 4.2〜4.6 (2H)。
5.03〜5.27 (IH)、5.47〜5.75(
IH)、6.47〜6.8 (I H) 、  6.8
〜6.98  (2H)、  7.1〜7.47  (
2H)。
実施例3 p−TFECを参考例7で得たp−PFOCに替えた以
外は実施例1と同様の方法にてp −(2゜2.3.3
,4.4.5.5.6,6.7.7゜8.8.8−ペン
タデカフルオロオクチルオキシ)スチレン(PFO3)
を収率26%で得た。
元素分析値(%); 環1自イ直 :C:38.3.  H:1.3実測値:
C:3B、2.H: 1.9 HMR(ppm); 4.23〜4.65 (2H)。
5.03〜5.29 (IH)、5.45〜5.77(
I H)、6.45〜6.77 (IH)、6.77〜
7.03 (2H)、7.23〜7.47 (2H)。
実施例4 p−TFECを参考例9で得たp−NFHCに替えた以
外は実施例1と同様の方法にてp−(3゜3.4.4.
5.5.6.6.6−ノナフルオロヘキシルオキシ)ス
チレン(N F HS)を収率30%で得た。
元素分析値(%); 理論値:C:45.9.H:3.Q 実測値:C:45.7.H:2.9 HMR(PPm); 2.2〜3.0 (2H)。
4.0〜4.3 <2H)、4.95〜5.2 (I 
H) 。
5.4〜5.7 (I H)、6.4〜6.7(IH)
6.7〜6.9 (2H)、7.2〜7.45 (2H
)。
実施例5 MeSiMe C142C1−12(CF2) 7CF3アルゴン気流
下、マグネシウム0.4958にTHFを5ml加えた
中に、少量の臭化エチルを加え反応を開始させた。そこ
へp−クロロスチレン2.82gのTHF15ml溶液
をゆっくりと滴下した0滴下終了後、80℃で1時間攪
拌し、10gのジメチル(3,3,4,4,5,5,6
゜6.7. 7. 8. 8. 9. 9.10.10
.10−ヘプタデカフルオロデシル)クロロシランを滴
下した。
加熱還流を約30分間行なった後、反応液を冷却し、そ
の汲水をあけエーテル抽出した。エーテル相を水洗後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し
た。粗生成物は蒸留ののち(沸点144〜146℃/ 
l m m Hg )さらにシリカゲルカラムクロマト
により精製し、4−〔ジメチル(3,3,4,4,5,
5,6,6,7゜7、 8. 8. 9. 9.10.
10.10−へブタデカフルオロデシル)シリル〕スチ
レン(SiFS)を4.8g得た。収率40.5% 元素分析値(%); 実測値:C:39.4. H:2.9 理論値:C:39.S、H:2.8 HMR(ppm); 0.51〜0.80 (2H)。
1.3〜1.97 (2H)、4.79〜5.0(IH
)、5.25〜5.34 (IH)、6.15〜6.5
3 (IH)、7.05 (4H)。
参考例10 (Jul’12しr’3             (
X、’l−42UF。
実施例1で得たTFE3607■を重合用アンプルに取
り、重合開始剤としてα、α′−アゾビスイソブチロニ
トリル(AIBN)2.46■及び溶媒としてTHF2
.4mlを加え、常法に従い脱気後、高真空下(10−
’mmHg以下)で封管した。これを60℃にて24時
間振り混ぜ重合反応を行った0反応混合物を大量のメタ
ノール中に投じることにより重合体を沈殿させこれを濾
別後真空乾燥した。収量134■、収率22%。
元素分析値(%); 理論値:C:59.4.H:4.5 実測値:C:58.9. H:4.4 分子量;3.7XlO’  (ポリスチレン換算)参考
例11〜13 フルオロアルコキシ置換スチレン誘導体の種類を替え、
参考例1Oと同様の方法にて華独重合体を得た。結果を
表1に示す。
参考例14 0CI−12CF3 実施例1で得たTFESおよびスチレン(St)の仕込
みモル組成比がTFES/5t=0.810.2になる
ように各々1.05gおよび0.14gを重合用アンプ
ルに仕込み、これにAIBN5.34■およびTHF5
.3mlを加え、常法に従い脱気後、高真空下に封管し
た。これを60℃にて22時間振り混ぜることにより共
重合反応を行ない、反応混合物を大量のメタノール中に
投じ、重合体を沈殿させた。これを濾別し真空乾燥する
ことにより収量62■、収率5.294でTFES−3
t共重合体を得た0元素分析値より共重合体中のTFE
Sモル分率は0.80であった。
元素分析値(%);c: 63.2.H: 5.OIR
(am−’)  : 1600 (芳香環)。
1280.1210 (CFs)。
分子量:5.lX10’  (ポリスチレン換算)参考
例15〜22 実施例1〜4で得たフルオロアルコキシ置換スチレン誘
導体及びStとの仕込みモル組成比を種々に変化させて
共重合体を合成した。結果を表2に示す。
参考例23 CH2田z(”F2)4’s 参考例14で得た5iFS1.521gを重合用アンプ
ルに取り、重合開始剤として、AlBN2.06■及び
溶媒として、1,4ビス(トリフルオロメチル)ベンゼ
ンl m lを加え常法に従い脱気後、高真空下(10
−’mmHg以下)で封管した。これを60℃にて29
.2時間振り混ぜ重合反応を行なった0反応混合物を大
量のメタノール中に投じることにより、重合体を沈澱さ
せこれを濾別後真空乾燥した。収1489■ 収率32
%元素分析値(%); 実測値:C:39.3.H:2.1 理論値:C:39.5.Hl、8 試 験 例 1 (撥水、撥油性の評価)参考例10〜
13で得られたフルオロアルコキシ置換スチレン重合体
のQ、5wt%テトラヒドロフラン(THF)溶液を調
製し、この溶液をガラス板上に流延した。40℃にて2
4時間保ちTHFを留去した後、2日間真空乾燥した。
得られたガラス板表面の水及びn−オクタン接触角をコ
ンタクトアングルゴニオメータ−(協和科学製)にて測
定した。結果を表3に示す、なお、比較のために、ポリ
スチレン及びポリジメチルシロキサンの表面の液滴接触
角を測定した結果について、それぞれ比較例1及び比較
例2として表3に示す。
表 3 表面の液滴接触角測定結果 水   n−オクタン 参考例9     109    45参考例10  
  113    4g参考例11    117  
  49参考例12    124    54参考例
13    120    49比較例1      
90    <10比較例2     101    
<10試験例2 参考例14〜22で得られたフルオロアルコキシ置換ス
チレンとスチレンとの共重合体表面の純水およびn−オ
クタン接触角を試験例1と同様の方法により測定した。
結果を表4に示す。
表 4 表面の液滴接触角測定結果 水   n−オクタン 参考例14    109    44’参考例15 
   107    40参考例16    103 
   31参考例17    100    20参考
例18    113    45参考例19    
110    40参考例20    104    
33参考例21    106    40参考例22
    114    42手続補正書(自発) 昭和62年2月コS日 特許庁長官  小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第 131890  号2、発明の名
称 フルオロアルキル置換スチレン誘導体 3、補正をする者 4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 (11本願明細書第6頁第10〜11行の「フルオロア
ルアル」をrフルオロアルキルJに訂正する。
(2)  同第13頁第6行の「アセトフェニン」を「
アセトフェノンJに訂正する。
(3)同第17頁第4行のrHFPAjをr HF B
AJに訂正する。
(4)同第22頁最下行より2行目から最下行の7」に
訂正する。
(6)  同第25頁第3行の「参考例7」をr参考例
8Jに訂正する。
(7)同第35頁第3行の「参考例14」を「実施例5
」に訂正する。
(8)同第36頁第2行の「参考例10〜13」の次に
「および23Jを挿入する。
(9)同第37頁表3を別紙の通り訂正する。
以上 刃)入 表 3 表面の液滴接触角測定結果 液滴接触角(度) 重合体   □ 水   n−オクタン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、R^2は水素原子または低級ポリフルオロアルキル
    基を表わし、R^3はポリフルオロアルキル基を表わし
    、Xは−O−又は▲数式、化学式、表等があります▼を
    表わす(但し、R^4及びR^5は低級アルキル基を表
    わす。)。)で示されるフルオロアルキル置換スチレン
    誘導体。
JP13189086A 1986-06-09 1986-06-09 フルオロアルキル置換ステレン誘導体 Granted JPS62289538A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04169590A (ja) * 1990-10-31 1992-06-17 Shin Etsu Chem Co Ltd 含フッ素有機ケイ素化合物

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