JPS6397215A - 気体透過性重合体膜 - Google Patents

気体透過性重合体膜

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JPS6397215A
JPS6397215A JP24306886A JP24306886A JPS6397215A JP S6397215 A JPS6397215 A JP S6397215A JP 24306886 A JP24306886 A JP 24306886A JP 24306886 A JP24306886 A JP 24306886A JP S6397215 A JPS6397215 A JP S6397215A
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JP
Japan
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group
membrane
fluoroalkyl
substituted
hydrogen atom
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Application number
JP24306886A
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English (en)
Inventor
Kiyohide Matsui
松井 清英
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
Riiko Kogure
小暮 利衣子
Yutaka Nagase
裕 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は気体混合物の選択透過性重合体膜に関するもの
である。特に、空気中の酸素ガスを濃縮しうる、酸素透
過率が大きくしかも優れた選択透過性と膜強度を有する
気体透過性重合体膜に関するものである。
〔発明の背景〕
膜を用いる気体分離法は、その省エネルギー性、高い安
全性および操作の簡便性の故に、急激に用途が拡大しつ
つある。その中でも混合気体から酸素を分離する技術、
特に空気から酸素を分離、濃縮する技術は有用である。
空気より酸素に富む空気を簡単に、かつ経済的に製造で
きれば、各種燃焼機関、医療用機器、食品工業、廃棄物
処理などの分野に多大な貢献をすると期待される。
かかる目的に用いる膜に望まれる特性は、酸素ガスと窒
素ガスの透過係数の比が大きいことと酸素ガスの透過量
が大きいことである。特に、後者は分離装置を小型化し
、処理可能な気体量を増加させる上で極めて重要である
。大きな酸素ガス透過量を得るためには、膜素材として
酸素ガスの透過係数Poアの大きなものを選び、かつ膜
の厚みをできるだけ薄くする必要をある。したがって、
膜素材としては薄膜化に耐え得るための充分な膜強度を
有することが重要である。
通常、気体の膜透過係数は膜に対する気体の溶解度係数
と膜中での気体の拡散係数の積で表わされる。したがっ
て、膜を通して酸素富化空気を得ようとする場合、酸素
の溶解度係数および拡散係数の大きい膜素材を用いる必
要がある。
これまで知られている高分子膜のうち、大きな透過係数
を有する膜の代表としてポリジメチルシロキサンを挙げ
ることができる。しかしながら、ポリジメチルシロキサ
ンは膜の機械的強度が小さいため、数十μm以下では実
際の使用に耐え得る膜とすることができない。このため
、充分な気体透過量を有する膜を得ることが難しい。
一方、ポリジメチルシロキサンより高い気体透過係数を
有する材料としてポリトリメチルシリルプロピンに代表
されるボリニ置換アセチレンが知られている。(J、A
m、Ch em、S o c。
19B3,105.P、7413またはJ、Appl、
Polym、Sci、1985゜30、P、1605)
このポリトリメチルシリルプロピンより形成される膜は
、優れた膜強度を有するため薄膜への成形が可能である
。しかしながら、酸素分離膜としてそのまま使用するに
は分離係数が2以下と小さいため充分な酸素濃度が得ら
れず、さらに長期間の使用に際して酸素透過係数が低下
するという欠点を有している。液状ペルフルオロカーボ
ンはその低表面張力のゆえに酸素の溶解度が太き(、人
工血液として実用化されている 。したがって、このよ
うな特性を有するペルフルオロカーボンを安定に膜中に
担持し、かつ良好な酸素分子の拡散性を有する重合体膜
は優れた酸素の選択透過膜として期待できる。
本発明者らは、上記の観点より鋭意研究した結果、本発
明の気体透過性重合体膜が高い酸素透過係数、選択性及
び良好な成膜性を有することを見い出し、本発明を完成
するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一般式 (式中、R′は水素原子または低級アルキル基を表わし
、R:は水素原子、ハロゲン原子または低級ポリフルオ
ロアルキル基を表わし、R3はポリフルオロアルキル基
を表わし、Xは一〇−又は一3t−を表わし、Y1〜Y
″は各々水素原子又はハロゲン原子を表わし、n、mは
各々0又は1を表わす。但し、R4、R5は各々低級ア
ルキル基である。)で示される繰返し単位を全繰返し単
位中、10モル%以上含有する分子量1万以上のフルオ
ロアルキル置換スチレン重合体よりなる気体透過性重合
体膜に関する。とくに、共重合体を用いる場合には、一
般式(I)で表わされる繰返し単位以外の繰返し単位と
して、一般式 %式%) 〔式中、R6は水素原子または低級アルキル基を表わし
、2は置換もしくは無置換のフェニル基、低級アルキル
基またはアルキルオキシ基、あるいRaは水素原子ある
いは置換もしくは無置換の炭素数1から15のアルキル
基、シクロアルキル基、またはフェニル基を示し、R9
は水素原子または低級アルキル基を表わす。)を表わす
。〕で示される繰返し単位を含有するフルオロアルキル
置換スチレン共重合体が気体透過性膜として優れた性能
を発揮する上で好ましい。
R2で示される低級ポリフルオロアルキル基としては、
ジフルオロメチル基、ペルフルオロメチル基、2から4
個のフッ素原子で置換されたエチル基、ペルフルオロエ
チル基、2から6個のフッ素原子で置換されたプロピル
基、ペルフルオロプロピル基、2から8個のフッ素原子
で置換されたブチル基、ペルフルオロブチル基などを挙
げることができるが、特にペルフルオロメチル基、ペル
フルオロエチル基が好適な反応性、気体透過性を与える
意味で好ましい。R3で示されるポリフルオロアルキル
基としてはアルキル鎖中にエーテル結合を有してもよく
、ペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基、ペル
フルオロプロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフル
オロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基、ペルフルオ
ロ、ブチル基、ペルフルオロオクチル基、ペルフルオロ
ノニル基、ペルフルオロデシル基、ペルフルオロドデシ
ル基、2から6個のフッ素原子で置換されたプロピル基
、2から10個のフッ素原子で置換されたペンチル基、
2から14個のフン素原子で置換されたヘプチル基、2
から18個のフン素原子で置換されたノニル基、3−オ
キサ−2−トリフルオロメチル−2,4,4,5,5,
6,6,6−オクタフルオロヘキシル基などを例示する
ことができる。特に2,2,3,3.4,4.5,5゜
5−ノナフルオロペンチル基あるいはアルキル末端が完
全にフッ素化された炭素数3以上のポリフルオロアルキ
ル基が高い気体溶解度係数を有する点で好ましい。
Zがフェニル基、低級アルキル基またはアルキルオキシ
基である場合、それらの水素原子の一個または複数個が
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基あ
るいは低級アルキルオキシ基等で置換されていてもよい
R7、R8がアルキル基、シクロアルキル基、またはフ
ェニル基である場合、それらの水素原子の一個または複
数個がハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基、カルボキシル基、スルホン基、ホルミル基等で
置換されていてもよい。
本発明に用いるフルオロアルキル置換スチレン重合体は
、一般式 (式中、R1,R1、R3、X1Y1〜Y5及びn1m
は前記と同一。)で表わされる単量体を通常のラジカル
重合法により重合することにより容易に製造することが
できる。重合反応に用いる方法としては、バルク重合、
溶液重合、乳化重合などの公知の方法を用いることがで
きる。ラジカル重合反応は単に、熱、紫外線の照射また
はラジカル開始剤の添加により速やかに開始される。反
応に好適に用いられるラジカル開始剤としてはジラウロ
イルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド(BPO)
などの有機過酸化物あるいはα、α′−アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)のようなアゾ化合物などを例
示することができる。重合反応に利用できる有機溶媒は
、生成する重合体が可溶であることが高分子量体を得る
上で好ましり、例エバベンゼン、トルエン、クロロベン
ゼン、テトラヒドロフラン(THF) 、四塩化炭素、
りできるが、これらに限定されるものではない。反応は
通常40℃から100℃の範囲で行う。
さらに本発明に用いるフルオロアルキル置換スチレン重
合体として共重合体を用いる場合は、一般式(Ill)
で表わされる単量体と、一般式(IV)(式中、R6及
びZは前記と同一。)で表わされる単量体の一種類また
は数種類とを混合し、ラジカル重合することにより共重
合体を得ることができる。共重合することのできる一般
式(IV)で示−12= される単量体としてはスチレン、p−メチルスチレン、
p−クロロスチレン、p−クロロメチルスチレン、ペン
タフルオロスチレン、p−アミノスチレンなどのスチレ
ン誘導体、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、ポリ
フルオロアルキルアクリレート、p−フルオロフヱニル
アクリレー)、m−)リフルオロメチルフェニルアクリ
レートなどのアクリル酸エステル類、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、ジクロヘキシル
メタクリレート、ベンジルメタクリレート、ポリフルオ
ロアルキルメタクリレートなどのメタクリル酸エステル
酸、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、アクリルアミド−N−メチル−2−プロパンスル
ホン酸、アクロレイン、アクリル酸、メタクリル酸など
を用いることができる。重合反応は溶媒中で行うのが好
ましく、溶媒としては単量体及び重合開始剤を均一に溶
解するものであれば制限なく用いることができる。特に
、テトラヒドロフラン(THF) 、ベンゼン、クロロ
ベンゼンがラジカル連鎖移動による停止反応を引き起こ
し難く、高分子量体が得られる点で好ましく用いること
ができる。
一般式(III)で示されるフルオロアルキル置換スチ
レン誘導体は、例えばクロロメチルスチレン、クロロス
チレン、フルオロアセトフェノン、ヒドロキシアセトフ
ェノン、ペンタフルオロスチレン等より、容易に製造し
うる化合物である。
例えば、一般式(I[[)で示されるフルオロアルキル
置換スチレン誘導体のうち、Xが一〇−で表わされるも
のは、一般式 (式中、y&はハロゲン原子を表わし、RI 、 Y 
I〜Y4及びnは前記と同一である。)で表わされるハ
ロゲン置換スチレン誘導体に一般式 (RNおよびR3は前記と同一、)で示される含フツ素
アルコールを塩基の存在下反応させることにより得るこ
とができる。反応は溶媒中で行うことが望ましく、用い
ることのできる溶媒としては、テトラヒドロフラン、1
,4−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン等を例示す
ることができる。
また反応に用いる塩基としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の
アルカリ金属化合物、ナトリウム、カリウム、リチウム
などのアルカリ金属及びジアザビシクロ(3,4,0)
ノネン−5(DBN)、1.5−ジアザビシクロ(5,
4,0)ウンデセン−5(DBU)等のアミン類を例示
することができる。
また、含フツ素アルコールとしては、2,2゜2−トリ
フルオロエタノール、2,2.3.3゜3−ペンタフル
オロ−1−プロパツール、2,2゜3.3,4.4.4
−ヘプタフルオロ−1−ブタノール、2,2,3,3,
4,4,5,5,6゜6.7.7,8,8.8−ペンタ
デカフルオロ−1−オクタツール、2,2.2−1−リ
フルオロ−1−(トリフルオロメチル)エタノール、2
.2−ジフルオロエタノール、2,2,3,3,4゜4
−ヘキサフルオロ−1−ブタノール、2,2゜3.3−
テトラフルオロ−1−プロパツール、2゜2.3,3,
4,4,5.5−オクタフルオロ−1−ペンタノール、
3,3,4,4.4−ペンタフルオロ−1−ブタノール
、4,4.4−トリフルオロ−1−ブタノール、1,1
,1.3,3゜3−へキサフルオロ−2−プロパツール
、4. 4゜5.5,6,6,7.7,8,8,9.9
,10゜10、10−ヘプタデカフルオロ−1−デカノ
ール、1.1,1.6,6,7,7.7−オクタフルオ
ロ−2−ヘプタツール、3−オキサ−2−トリフルオロ
メチル−2,4,4,5,5,6,6,6−オクタフル
オロヘキサノール、3.3,4.4゜5.5,6,6.
6−ノナフルオロヘキサノールなどを例示することがで
きる。
また、一般式(In)においてXが一3t−で表わされ
るフルオロアルキル置換スチレン誘導体は、例えば一般
式 (式中、R2−R5は前記と同一であり、Aはハロゲン
原子を表わす。) で示されるフルオロアルキル基置換ハロシランとビニル
置換フェニルマグネシウムハライドの反応により合成す
ることができる。
一般式(■)で表わされるフルオロアルキル基置換ハロ
シランは、例えばフルオロアルキル基を有するオレフィ
ンへのヒドロシリル化反応の他、公知の方法により合成
しうる化合物であり、ジメチル(3,3,3−1−リフ
ルオロプロピル)クロロシラン、ジメチル(3,3,4
,4,5,5゜6.6,7,7,8,8.8−)リデカ
フルオロオクチル)クロロシラン、ジエチル(4,4,
5゜5.6.6,7,7.7−ノナフルオロヘプチル)
ブロモシラン、ジメチル[3−()リフルオロメチル)
 −3,4,4,4−テトラフルオロブチル)フルオロ
シラン、ジメチル(2,2,3,3,4゜4.4−ヘプ
タフルオロブチル)クロロシラン等を例示することがで
きる。また一般式(DI)においてn=o及びm −Q
の場合の一般式で示される単量体は、下式に従って製造
しうる。
噛 なお、本発明に用いるフルオロアルキル置換スチレン重
合体のうち、Xが一〇−で表わされるものは、一般式 (式中、Y6はハロゲン原子を表わし、R1,Yl〜Y
4及びnは前記と同一である。)表わされる単量体から
なる単独重合体あるいは、上記一般式(V)と一般式(
IV)で表わされる単量体の一種もしくは複数種の共重
合反応で得られる重合体に=20− 上記一般式(VI)で示される含フツ素アルコールを上
記のハロゲン置換スチレン誘導体の場合と同様な反応条
件下で反応させることによっても得ることができる。
本発明におけるフルオロアルキル置換スチレン重合体の
分子量は重合体膜として用いる上で、1万以上であるこ
とが好ましい。
本発明の気体透過性重合体膜は、上記一般式(I)で示
される繰返し単位を全繰返し単位中、10モル%以上含
有するフルオロアルキル置換スチレン重合体よりなの3
、のである。
上記(I)で示される繰返し単位が10モル%より少な
い場合は、気体の透過係数が著しく低下し、本発明の重
合体膜に用いることができない。
この観点から上記繰返し単位を20モル%以上より好ま
しくは50モル%以上含有する重合体よりなる重合体膜
が望ましい。
その成膜方法としては、特に限定されることなく公知あ
るいは周知の手段を用いることができる。
例えば、キャスト溶液から金属上、ガラス板上、水面上
などで溶媒を蒸発させて製膜することができる。また、
多孔質の支持体を溶液に浸漬したのちにひき上げたり、
溶液を塗布、乾燥させるなどの方法も採用することがで
きる。
本発明の膜は、充分な気体透過量を与えかつ実用的な強
度を持つために、膜の厚さが0.05〜用いられる。膜
厚が1μm以下の薄膜では支持体とともに用いることが
好ましい。支持体としては、織布状支持体、不織布状支
持体、ミクロフィルター、限外ろ過膜など膜を支持する
充分な強度を有する多孔質体であれば、これを用いるこ
とができる。
本発明の膜は平膜、管状膜、中空糸膜など、いかなる形
態においても用いることができる。
以下、本発明を参考例、実施例、比較例によりさらに詳
細に説明する。
参考例I CHf℃H2(CF2) 6CF’3 2、2.3.3.4.4.5.5.6.6.7゜7.8
,8.8−ペンタデカフルオロオクタツール(PFOH
)15.4g及び硫酸水素テトラn−ブチルアンモニウ
ム(TBAS)13.0g及びベンゼン128 m l
を三ソロフラスコに仕込みアンボン気流下で攪拌した。
次に50wt%の水酸化ナトリウム水溶液7.4mlを
入れ15分攪拌した後、p−クロロメチルスチレン4.
9gを加え、室温にて一晩攪拌した。反応混合物に希塩
酸を加え中和し、次に有機層を分液ロートに取り充分に
水洗した。その後、無水硫酸マグネシウムにより乾燥し
、減圧下トルエンを留去した。残留物をn−ヘキサンを
溶出液としてシリカゲルカラムに通し精製し、n−ヘキ
サンを留去することにより収量8.4g、収率50.9
%でp−(2,2,3,3゜4、 4. 5. 5. 
6. 6. 7. 7. 8. 8. 8−ペンタデカ
フルオロオクチルオキシメチル)スチレン(PFO3)
を得た。
元素分析値(%); 実測値:C19,5,H:2.2 計算値:C19,6,H:2.2 IRaa−’;2800〜3000,1610゜151
0 (芳香環)、1630 (CH,=。
CH)、1210.1150 (C−F)。
1100〜1080 (−0−)。
NMR(ppm)  ;3.8〜4.1 (−CHz−
+2H)、4.6 (−CHIO−,2H)。
5.2〜5.9(CHアー、2H)、6.5〜6.9(
−CH=、IH)、7.2〜7.5(芳香環。
4H)。
参考例2 CH20(CH2)2(CF2)5CF3PFOHの替
わりに3. 3. 4. 4. 5. 5゜6.6,7
,7,8,8.8−)リデカフルオロオクタノールを用
いた以外は参考例1と同様の方法にて収率68.0%に
てp−3,3,4,4,5゜5.6,6,7,7,8,
8.8−トリデカフルオロオクチルオキシメチルスチレ
ン(TPO5)を得た。
元素分析値(%); 実測値:C:42.5.H:2.1 計算値:C:42.1.H:2.3 IRcm−’;2B00〜3000. 1610゜15
10 (芳香環) 、  1630 (CH*=。
CH)、  1210. 1150  (C−F)。
1110〜1 100  (−0−)。
NMR(ppm)  ;  2.1〜2.8 (−CH
t−。
2H)、3.7〜3.9 (−CHg−、2H)。
4.5  (−CHIO−、2H)、  5.2〜5.
9(CHt−、2H)、  6.4〜6.9  (−C
H=。
IH)、7.2〜7.5(芳香環、4H)。
参考例3 0CH2(CF2)60F3 THF75mlとへキサメチルホスホルアミド10m1
の混合液中に60%水素化ナトリウム(油性)0.62
gを加えアルゴン気流下に攪拌した。これにPFOH6
,15gを加え、室温にて15分攪拌した。次にペンタ
フルオロスチレン2.39gを加え室温にて1晩反応し
た後、反応混合物を大量の水中に投じた。有機層をエー
テルにて抽出し、これに希塩酸及び水で十分に洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去した
後、n−ヘキサンを溶出液としてシリカゲルカラムによ
り精製し、収量8.6g、収率67.0%で4− (2
,2,3,3,4,4,5,5,6゜6.7,7,8,
8.8−ペンタデカフルオロオクチルオキシ)−2,3
,5,6−チトラフルオロスチレン(PFOTFS)を
得た。
NMR(ppm); 4.43〜4.87(−0CH1
−,2H)、5.55〜6.2(=CHz、2H)、6
.47〜6.85(−CH=、  LH)。
参考例4 アルゴン気流下、マグネシウム0.495gにテトラヒ
ドロフラン(THF)を5 m l加えた中に、少量の
臭化エチルを加え反応を開始させた。そこへp−クロロ
スチレン2.82gのTHF15ml溶液をゆっくりと
滴下した。滴下終了後、80℃で1時間攪拌し、10g
のジメチル(3,3,4゜4.5,5,6,6.7.7
,8.8,9,9゜10.10.10−ヘプタデカフル
オロデシル)クロロシランを滴下した。加熱還流を約3
0分間行なった後、反応液を冷却し、その汲水にあけニ
ー28= −チル抽出した。エーテル層を水洗後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。
粗生成物は蒸留ののち(沸点144〜146℃/1mm
Hg)さらにシリカゲルカラムクロマトにより精製し、
4−〔ジメチル(3,3,4,4゜5.5,6.6,7
,7.8,8,9,9,10゜10.10−へブタデカ
フルオロデシル)シリル〕スチレン(SiFS)を4.
8g得た。
収率40.5% 元素分析値(%); 実測値:C:39.4.H:2.9 理論値:C:39,5.H:2.8 NMR(ppm); 0.51〜0.80 (2H)。
1.3〜1.97 (2H)、4.79〜5.0(LH
)。
5.25〜5.34 (IH)、6.15〜6.53(
LH)、7.05 (4H)。
参考例5 H p−ヨードフェニルメチルカルビノール9.92g (
40mmo 1)と銅粉末10.16g(160mmo
l)を三ツロフラスコに入れ、これをアルゴン置換した
。これにジメチルスルホキシド60m1を加え、125
℃にて40分間攪拌後、21.8g (40mmol)
の1−ヨードへブタデカフルオロオクタン(IHdFO
)を加え、さらに12時間加熱攪拌した。反応液を冷却
し、銅粉末を濾別した後、濾液をエーテルにて抽出した
エーテルを減圧留去することにより粗生成物15.0g
(収率69%)を得た。これをn−ヘキサン/トルエン
混合物(10/1)で再結晶し、p−へブタデカフルオ
ロオクチルフェニルメチルカルビノール(Hd F C
)の白色結晶を得た。
元素分析値(%); 理論値:C: 35.6.H: 1.7実測値:C: 
35.6.H: 1.5HMR(ppm); 1.51
  (3H)、2.0(IH)、4.91 (IH)、
7.5 (4H)。
得られたHdFC28g (53,6mmo 1)と硫
酸水素カリウム5.6g及び少量の4  tert−プ
チルカテコールをフラスコに入れ、200℃に加熱した
。反応器内の圧力を25mmHgとすることにより p
−ヘプタデカフルオロオクチルスチレン(HdFO3)
を蒸留により単離した。
粗生成物をn−ヘキサンを溶出液としたシリカゲルカラ
ムにより精製し、収量18.7g、収率69.2%で)
IdFO3を得た。
元素分析4a (%); 理論値:C:36.8.H:1.4 実測値:C16,7,H:1.3 NMR(ppm)  ; 5.30  (L)()、 
 5.76(IH)、  6.73  (IH)、  
7.45(4H)。
IR(cIll−’)  ;3150〜2950. 1
610(芳香族) 、  1600 (CH=CHz)
 。
1350〜1060  (C−F)。
参考例6 参考例1で得たPFO31,29g及びα、α′−アゾ
ビスイソブチロニトリル(AIBN)2.051+1r
を重合用アンプルに仕込みさらに溶媒としてテトラヒド
ロフラン(THF)1.2mlを加えた。これを常法に
より脱気後高真空下(10−’mmHg以下)にて封管
した。これを60℃にて8時間振りまぜながら重合反応
を行ない、反応混合物を大量のメタノール中に注ぎ重合
体を沈澱させた。これを濾別し乾燥し白色固体を325
■(収率25.2%)回収した。元素分析、IR測測定
りポリ (P F OS)であることを確認した。
GPCにより測定した重量平均分子量はポリスチレン換
算で7.7X10’、DSCにより測定したガラス転移
温度(Tg)は−81℃であった。
元素分析値(Z); 実測値:C:39.7.H:2.1 理論値:C: 39.6.H: 2.2IR(cm−’
)2800〜3000 (CHz  ) 。
1610.1500 (芳香族)、1210゜1150
 (C−F)、1100〜1080(−0−)。
参 考 例 7〜13 各種のフルオロアルキル置換ス
チレン重合体の合成 フルオロアルキル置換スチレンの種類を替えて参考例6
と同様の方法により単独重合反応を行ない、フルオロア
ルキル置換スチレン重合体を得た。
結果を表1に示す。さらにフルオロアルキル置換スチレ
ンと他の単量体とを同時に重合管に仕込み、参考例6と
同様の操作にて共重合反応を行ない、フルオロアルキル
置換スチレン共重合体を得た。
結果を表1に同時に示す。
11開日863〜97215(10) 、  あ  =  ニ ー   〇    〇    〇 実 施 例 1〜8 各種重合体膜の製造とその物性 参考例6〜13で得られたフルオロアルキル置換スチレ
ン重合体0.3gを1.4−ビストリフルオロメチルベ
ンゼン3 m lに溶解し、面積9−のテフロン皿上に
この溶液を流延、室温にて溶媒を留去することにより透
明で均質な重合体膜を得た。
得られた重合体膜の気体透過性を高真空差圧法により測
定し、酸素透過係数potならびに窒素透過係数PHI
を算出した。結果を表2に示した。また、比較例として
代表的なペルフルオロカーボン系重合体であるポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)から得られる膜の気体
透過性を表2に示した。なお、potならびにPNtの
単位はd(STP)  ・cs/csl ・s e c
 −cmHgである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼−( I ) (式中、R^1は水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、R^2は水素原子、ハロゲン原子または低級ポリフ
    ルオロアルキル基を表わし、R^3はポリフルオロアル
    キル基を表わし、Xは −O−又は▲数式、化学式、表等があります▼を表わし
    、Y^1〜Y^5は各々水素原子又はハロゲン原子を表
    わし、n、m、は各々0または1を表わす。但し、R^
    4、R^5は各々低級アルキル基である。)で示される
    繰返し単位を全繰返し単位中、10モル%以上含有する
    フルオロアルキル置換スチレン重合体よりなる気体透過
    性重合体膜。
  2. (2)一般式( I )で示される繰返し単位以外の繰返
    し単位として、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼−(II) 〔式中、R^6は水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、Zは置換もしくは無置換のフェニル基、低級アルキ
    ル基またはアルキルオキシ基、あるいは水素原子、シア
    ノ基、−CO_2R^7で示される基または▲数式、化
    学式、表等があります▼で示される基(但 し、R^7、R^8は水素原子あるいは置換もしくは無
    置換の炭素数1から15のアルキル基、シクロアルキル
    基、またはフェニル基を示し、R^9は水素原子または
    低級アルキル基を表わす。)を表わす。〕で示される繰
    返し単位を含有するフルオロアルキル置換スチレン重合
    体よりなる特許請求の範囲第(1)項に記載の気体透過
    性重合体膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04169590A (ja) * 1990-10-31 1992-06-17 Shin Etsu Chem Co Ltd 含フッ素有機ケイ素化合物
KR20180030753A (ko) * 2016-09-16 2018-03-26 폴 코포레이션 플루오로폴리머 및 플루오로폴리머를 포함한 막(iii)

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