JPS62286467A - セラミックスの接着方法 - Google Patents

セラミックスの接着方法

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JPS62286467A
JPS62286467A JP61131194A JP13119486A JPS62286467A JP S62286467 A JPS62286467 A JP S62286467A JP 61131194 A JP61131194 A JP 61131194A JP 13119486 A JP13119486 A JP 13119486A JP S62286467 A JPS62286467 A JP S62286467A
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acid
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silane coupling
adhesive
ceramics
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宣男 中林
成道 本田
光夫 中村
健 阪下
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 発明の技術分野 本発明は、セラミックス特に医療用セラミックスを接着
する際に用いられる接着剤、およびその接着剤を用いた
セラミックス特に医療用セラミックスの接着方法に関す
る。
発明の技術的背景ならびにその間 点 近年に至ってセラミックスは、種々の用途に用いられて
いるが、このうち特に医療用セラミックスは、たとえば
人工骨あるいは歯科治療などの分野への用途が期待され
ている。このような医療用セラミックスとしては、歯科
治療分野では、シリカ、アルミナを主成分とし、これら
に融点、焼結性、色調などを改善するための修i酸化物
が含まれてなる歯科用向側(以下ポーセレンということ
がある)が用いられている。このポーセレンは、陶歯、
焼付陶材冠、ジャケット冠などとして用いられているほ
が、人工歯根などとしての用途が検討されている。
このようなポーセレンを用いた歯科治療は、たとえば虫
歯などに浸された歯を削った後、これに嵌合する金属製
のクラウン(冠)を準備し、この金属製クラウン上にポ
ーセレンを焼付けてなる陶材焼付冠を、歯に冠着するこ
とにより行なわれてきた。ところが、ポーセレンは硬く
てもろいため破折することがあったり、あるいはポーセ
レンと金属との接着性が低いためポーセレンが金属から
離れてしまうなどの問題点があった。特にポーセレンが
破折したような場合には、ポーセレン同士を強固に接着
させることができないため、新たに高価な陶材焼付冠を
作製し直さなければならないという問題点があった。
このような問題点を解決するため、ポーセレンに対して
接着性を示す接着剤が提案されている。
たとえば歯科材料・器械、第3巻第6月第739〜74
6頁には、(a)シランカッブリジグ剤、(b)ffi
合性モノマーとしての4−メタクリロキシエチルトリメ
リット酸無水物(以下4−M E T Aと略記するこ
と力鳴る)、<C)!合性モノマー左してのメチルメタ
クリレート(以下〜iMAと略記することがある)およ
び(d>重合触媒としてのトリアルキルボロン(以下T
BBと略記することがある)からなる接着剤が、ポーセ
レンに対して接着i生を有することが開示されている。
この接着剤は、従来提案されているポーセレン用接着剤
と比較してその接着性はある程度浸れているが、その接
着力が使用条件によって大ぎく変化して信頼性に欠け、
しかも耐水性などの面で充分に満足しうるちのではなく
、したがってさらに接着性を向上させることが強く望ま
れていた。
本発明者らは、上記のような問題点を解決し、接着性に
優れ、しかもその接着力が使用条件によって変化せずそ
の上耐水性にも優れたセラミックス用接着剤を得るべく
鋭意研究したところ、従来公知のセラミックス用接着剤
に、特定の酸性化合物を添加するとともに、シランカッ
プリング剤の使用量を大幅に増加させればよいことを見
出して、本発明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、ポーセレンなどのセラミッ
クスに対して優れた接着性を有するとともに耐水性にも
優れた接着剤を提供することを第1の目的としている。
本発明は、また、上記のような接着剤を用いたポーセレ
ンなどのセラミックスの接着方法を提供することを第2
の目的としている。
発明の概要 本発明に係る第1のセラミックス用接着剤は、(a)シ
ランカップリング剤、(b)有機カルボン酸、有機カル
ボン酸無水物、無機酸、有機スルホン酸類および有v隻
リン酸類からなる群から選ばれる少なくとも1種の酸性
化合物、(c)重合性モノマーおよび(d>重合触媒か
らなり、前記シランカップリング剤が上記成分(a)、
(b)、(c)および(d)の合計重量の少なくとも5
重量%の量で存在することを特徴としている。
本発明に係る第1のセラミックスの接着方法は、下記の
工程を含むことを特徴としている。
■セラミックス表面に、(a)シランカップリング剤お
よび(b)前記酸性化合物を含む液を、シランカップリ
ング剤の量が、成分(a)、(b)(c)および(d)
の合計重量に対して少なくとも5重量%となるような呈
で塗布する工程、■上記のようにして被着物表面に塗布
された塗イ5物を乾燥する工程、 (3)この塗布物上に(c)重合性モノマーおよび(d
>重合触媒を塗布する工程、 (4)このような処理がされたセラミックス表面に被着
物を接合する工程。
本発明に係る第2のセラミックスの接着方法は、下記の
工程を含むことを特徴としている。
■被着物表面に、(a)シランカップリング剤、(b)
前記酸性化合物、(c)@合性モノマーおよび(d)重
合触媒を、シランカップリング剤の量が、成分(a>、
(b)(c)および(d)の合計重量に対して少なくと
も5重量%となるような量で塗布する工程、および (2)このような処理がされたセラミックス表面に被着
物を接合する工程。
本発明に係るセラミックス用接着剤は、シランカップリ
ング剤、重合性モノマーおよび重合触媒に加えて、有機
カルボン酸などの酸性化合物を含むとともに、シランカ
ップリング剤が特定量で用いられているため、接着性に
優れるとともに、信頼性および耐水性に浸れている。
発明の詳細な説明 以下本発明に係るセラミックス用接着剤およびこの接着
剤を用いたセラミックスの接着方法について具体的に説
明する。
本発明に係るセラミックス用接着剤は、(a)シランカ
ップリング剤、(b)有機カルボン酸、有機カルボン酸
無水物、無機酸、有機スルホン酸類および有じリン@類
からなる群から選ばれる少なくとも1種の酸性化合物、
(c)重合性モノマーおよび(d)重合触媒からなる。
以下に各成分について詳細に説明する。
(a)シランカップリング剤 本発明では、シランカップリング剤としては有機系のも
のが好ましく用いられる。具体的には、たとえばビニル
トリクロロシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロシキプロピルトリメト
キシシラン、γ−メタクリロシキプロビルトリ(トリメ
チルシロキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルペ
ンタメチルジシロキサン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、メル′カプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエト
キシシランなどが用いられる。
このうち特に、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ(トリメチ
ルシロキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルペン
タメチルジシロキサンが好ましく使用される。
このシランカップリング剤は、シランカップリング剤を
含めて後述する各成分ずなわら、(a)シランカップリ
ング剤、(b>M性化合物、(c)重合性モノマーおよ
び(d)重合触媒の合計平呈の少なくとも5重量%好ま
しくは5〜15重量%の」で存在することが望ましい。
シランカップリング剤の量が5平置%未満であると、1
qられる接着剤の接着力が小さいため好ましくない。
このようなシランカップリング剤は、メタノール、エタ
ノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン類、必るいは後)ホする重合性モノマ
ーであるメチルメタクリレートなど有機溶媒中に溶解あ
るいは分散されて用いられることが好ましい。
(b)酸性化合物 酸性化合物としては、有機カルボン酸、有機カルボン酸
無水物、無機酸、スルホン酸類および有機リン酸類から
選ばれる少なくとも119の化合物が用いられる。
有機カルボン酸としては、不飽和カルボン酸、飽和カル
ボン酸のいずれも使用できる。このよう・な有機カルボ
ン酸としては、たとえばクロメン駿、リノール酸、ウン
デセン酸、ケイ皮酸、ソルビン酸、フマル酸、マレイン
酸、シトラコン酸、叶ビニル安息香酸、4−メタクリロ
キシエチルトリメリット酸などをあげることができる。
また、たとえば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉
草酸、ラウリン醗、ステアリン酸、ピルビン酸、メトキ
シ酢酸、アセト酢酸などの脂肪族カルボン酸、安息香酸
、フェニル酢酸、サリチル酸などの芳香族カルボン酸;
グリコール酸、乳酸などのヒドロキシカルボン酸;シュ
ウ酸、コハク酸、アジピン酸、酒石酸、マレイン酸、フ
マル酸、フタル酸などのジカルボン酸;アクリル酸、メ
タクリル酸、ビニル酢@などのビニルカルボン酸なども
用いることができる。
ざらに上記のような有機カルボン酸の無水物を用いるこ
ともできる。
無機酸としては、硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、フッ化水
素、臭化水素、ヨウ化水素、ニリン酸、トリポリリン酸
、ホスホン酸などが用いられる。
有機スルホン酸類としては、メタンスルホン酸、エタン
スルホン醸などのアルキルスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン鼠など
のアリールスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、トルエ
ンジスルホン酸などのポリスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸なとのヒ゛ニルスルホン酸などが用いられる。
有機リン酸類としては、メチルホスホン酸、エチルホス
ホン酸などのアルキルリン酸、フェニルホスホン酸、ナ
フチルホスホン酸などのアリールリン酸、ポリリン酸、
メチルホスホリック酸、エチルホスホリック酸、フェニ
ルホスホリック酸などの酸性リン酸エステル、メタクリ
ロキシエチルホスホリック酸、メタクリロキシエチルフ
ェニルホリツク酸などのビニルリン酸などが用いられる
このような酸性化合物は、メタノール、エタノールなど
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンなどの
ケトン類あるいは後述する重合性モノマーであるメチル
メタクリレートなどの有機溶媒中に溶解あるいは分散さ
れて用いられることか好ましい。
(c)重合性上ツマ一 本発明に係るセラミックス用接着剤では、重合性モノマ
ーが用いられるが、この重合性モノマーとしては、重合
可能なビニル化合物が広く用いられる。
このような重合性モノマーとしては、以下のような化合
物が具体的に用いられる。
塩化ビニル、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類
;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソ
ブチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;スチレ
ン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルメチ
ルスチレン、スチルベンなどのアルケニルベンゼン類;
メチルアクリレート、メチルアクリレ−ト、エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−
ヒドロキシプロピルメタクリレートなどのアクリル酸ま
たはメタクリル酸のアルキルエステルまたはグリシジル
エステル類;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ブヂレングリコールなど
のジアクリル酸エステルあるいはジメタクリル酸エステ
ル類;トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン
などのトリアクリル酸エステルあるいはトリメタクリル
酸エステル類;テトラメチロールエタンのトリアクリル
酸エステルあるいはトリメタクリル酸エステル類;テト
ラメチロールエタンのテトラアクリル酸エステルあるい
はテトラメタクリル酸エステル類;ビスフェノール−へ
−ジメタクリレート、ビスフェノール−へ−ジグリシジ
ルメタクリレート、2,2−ヒス(4−メタクリロキシ
エトキシフェニル)プロパン;アクリル酸、メタクリル
酸、無水メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水
マレイン酸、p−メタクリロキシ安息香酸、ト2−ヒド
ロキシー3−メタクリロキシプロピル−N−フェニルグ
リシン、4−メタクリロキシエチル1ヘリメリツト酸、
4−メタクリロギシエヂルトリメリット酸無水物など。
このうち特に、メチルメタクリレートなどのアクリル酸
またはメタクリル酸のアルキルエステルか好ましい。
さらにこのようなメチルメタクリレートと4−メククリ
ロキシエチルトリメリット酸無水物とを組み合せて用い
ることも好ましい。
(d)重合触媒 重合触媒としては、上記のような重合性モノマーを重合
させて常温で硬化しうるちのが好ましく用いられる。
このような重合触媒としては、以下のような化合物が具
体的に用いられる。
■トリアルキルボロンおよびその類縁体トリアルキルボ
ロンとしては、具体的に、トリエチルボロン、トリプロ
ピルボロン、トリイソプロピルボロン、トリーローブチ
ルボロン、トリイソプロピルボロン、トリイソアミルボ
ロン、トリイソアミルボロン、トリ=sec−アミルホ
ロンなどが用いられる。またこれらの一部が酸化された
トリアルキルボロン類縁体を用いることができる。
■有機過酸化物−アミン類混合系 有機過酸化物としては、通常、重合開始剤として用いら
れるものでおれば特に制限なく使用できる。たとえば、
ジベンゾイルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサ
イド、ジーtert−ブチルパーオキサイド、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)
ヘキサン、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、
tert−ブチルパーオキシベンゾエートなどが好適に
使用される。
このような有機過酸化物と組み合せて用いられるアミン
類としては、芳香族アミン類が好ましく用いられる。芳
香族アミンは、窒素原子にアリール基が少なくとも1個
結合しているものでおり、第一アミン、第三アミン、第
三アミンのいずれでも使用することができるが、このう
ち特に第三アミンが好ましい。具体的には、アニリン、
トルイジン、キシリジン、フェニレンジアミン、N、N
−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、N、
N−ジ(β−ヒドロキシエチル)アニリン、N、N−ジ
メチルトルイジン、N、N−ジエチルトルイジン、N、
N−ジメチルアニシジン、N、N−ジエチルアニシジン
、N。
N−ジメチル−t−ブチルアニリン、N、N−ジエチル
=を一ブチルアニリン、N、N−ジメチル−p−クロル
アニリン、ジフェニルアミン、N、N−(,9−ヒドロ
キシエチル〉−叶トルイジンなどを例示することができ
る。これらの中では、N、N−ジメチル−〇−トルイジ
ン、N、N−ジメチル−叶℃−プチルアニワン、N、N
−ジメチルアニシジン、N、N−ジメチル−p−クロル
アニリン、N、N−ジ(β−ヒドロキシエチル>−p−
トルイジンなどの少なくともベンゼン環の0位に電子供
与性の置換基を有する第三級アミンが好ましい。
■可視光重合開始剤 この可視光重合開始剤は、α−ケトカルボニル化合物と
、アミン類または芳香族系窒素含有縮合環化合物とから
なる。
α−ケトカルボニル化合物としてはα−ジケトン、α−
ケトアルデヒド、α−ケトカルボン酸、α−ケトカルボ
ン酸エステルなどを例示することができる。ざらに具体
的には、ジアセチル、2,3−ペンタジオン、2,3−
へキサジオン、ベンジル、4゜4−ジメトキシベンジル
、4,4°−ジェトキシベンジル、4,4゛−オキシベ
ンジル、4,4゛−ジクロルベンジル、4−ニトロベン
ジル、α−ナフチル、β−ナフチル、カンファーキノン
、1,2−シクロヘキサンジオンなどのα−ジケトン、
メチルグリオキザール、フェニルグリオキザールなどの
α−ケトアルデヒド、ピルビン酸、ベンゾイルギ酸、フ
ェニルピルビン酸、ピルビン酸メチル、ベンゾイルギ酸
エチル、フェニルピルビン酸メチル、フェニルピルビン
酸ブチルなどを例示することができる。
これらのα−ケトカルボニル化合物のうちでは、安定性
などの面からα−ジケトンを使用することか好ましい。
α−ジケトンのうちでは特にジアセチル、ベンジル、カ
ンファーキノンが好ましい。
可視光重合開始剤の1成分として用いられるアミン類と
しては、脂肪族アミンまたは芳香族アミンが好ましい。
特に好適な芳香族アミンは一般式[工] [式中、R1は水素原子、アルキル基またはヒドロキシ
アルキル基を示し、R2は水素原子、アルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、またはアリール基を示し、R,はア
シル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ヒド
ロキシアシル基、置換基を有していてもよいカルバモイ
ル基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子を示す]で表
わされる置換芳香族アミンである。このような置換芳香
族アミンとして具体的には、4−ジメチルアミノベンズ
アルデヒド、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド、4
−(メチルフェニルアミノ)ベンズアルデヒド、4−(
β−ヒドロキシエチルメチルアミノ)ベンズアルデヒド
、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジエチルアミノ安
息香酸、4−(メチルフェニルアミノ)安息香酸、4−
(β−じドロキシエチルアミノ)安息香酸、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸メチル、4−ジ・ エチルアミノ安息
香酸メチル、4−(メチルフェニルアミノ)安息香酸メ
チル、4−(β−ヒドロキシエチルメチルアミノ)安息
香酸プロピル、4−ジメチルアミノ安息香酸フェニル、
4−ジメチルアミノフタル酸、4−ジメチルアミノイソ
フタル酸ジメチル、N、N−ジメチル−シアノアニリン
、N、N−ジメチル−ニトロアニリン、N、N−ジメチ
ル−クロルアニリン、N、N−ジメチル−ブロムアニリ
ン、N、N−ジメチル−O−ヨードアニリン、N、N−
ジエチル−シアノアニリン、N、N−ジエチル−p−ク
ロルアニリン、N。
N−ジプロピル−p−シアノアニリン、N、N−メチル
フェニル−p−シアノアニリン、N、N−β−ヒドロギ
シエヂルメチルーp−クロルアニリン、N、N−ジメチ
ル−2,4−ジシアノアニリン、N、N−ジメチル−2
,4−ジニトロアニリン、N、N−ジメチル−2,4−
ジシアノアニリンなどを例示することができる。これら
の置換芳香族アミンのうちでは、4−ジアルキルアミノ
ベンズアルデヒド、4−ジアルキルアミノ安息香酸、4
−ジアルキルアミノ安息香酸エステル、N、N−シア・
ルキシーp−シアノアニリンが好ましく、4−ジエチル
アミノ安息香酸が特に好ましい。
また、可視光重合開始剤の1成分として用いられる芳香
族系窒素含有縮合環化合物として好適なものは、 [式中Xは>NR2、酸素原子または硫黄原子を示し、
Yは水素原子、−8R3または1ないし3価の金属を示
し、R1はアルキル基、アリール基、アラルキル基、ハ
ロゲン原子を示し、nはOないし4の整数を示し、nが
2以上の場合にはR1は相異なる基であってもよく、R
2は水素原子、アルキル基、アリール基またはアラルキ
ル基を示し、R3はアルキル基、アリール基または 一般式[I[1] (式中、X、R1およびnは前記と同一である)で表わ
される芳香族系窒素含有縮合環化合物である。このよう
な芳香族系窒素含有縮合環化合物として具体的には、2
−メルカプトベンツイミダゾール、2−メルカプトベン
ゾオキサゾールプトベンゾチアゾール、2−メルカプト
メチルベンツイミダゾール、2−メルカプトメチルベン
ツイミダゾール、2−メルカプトメチルベンゾチアゾー
ルジベンゾオキサジルジスルフィド、ジベンゾチアジル
ジスルフィド、2−(フェニルチオ)ベンゾチアゾール
、およびこれらの金属塩たとえばナトリウム塩、亜鉛(
II)塩、銅(II)塩、ニッケル塩、2−メルカプト
ジメチルベンツイミダゾールルカプトジメヂルベンゾオ
キサゾール、2−メルカプトメチルベンゾチアゾールな
どを例示することができる。これらの硫黄化合物のうち
では、2−メルカプトベンツイミダゾール、2−メルカ
プトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾー
ルンゾチアジルジスルフィド、2−メルカプトベンツイ
ミダゾールの亜aur>塩、2−メルカプトベンゾチア
ゾール亜1G(n)塩、2−メルカプトメチルベンゾチ
アゾール に2−メルカプトベンゾデアゾール、2−メルカプトメ
チルベンゾチアゾール アゾールの亜鉛(■)塩、2−メルカプトメチルベンゾ
チアゾール亜1(n)塩が好ましい。
本発明に係るセラミックス用接着剤には、必要に応じて
、上記各成分以外にポリマー、フィラー、安定剤などが
構成成分として加えられることがある。重合収縮を低下
させたり、粘度を調整したりするため添加されるポリマ
ーとしては、たとえばポリメチル(メタ)アクリレート
、ポリエチル(メタ)アクリレートなどの単官能性モノ
マーの重合体または共重合体などがおる。またフィラー
の例としては粒径1〜100μm程度のガラスピーズ、
酸化アルミナ、α−石英紛、コロイダルシリカなどがあ
る。また安定剤としてはハイドロキノン七ツメチルエー
テル、t−ブチル−叶クレゾール、ヒドロキシメトキシ
ベンゾフェノンなどが用いられる。
また本発明に係るセラミックス用接着剤には、芳香族ス
ルフィン酸塩を添加することもできる。
このような芳香族スルフィン酸塩としては、アルカリ金
属、アルカリ土類金属あるいはアミンなどの塩が用いら
れ、具体的には、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム、ベ
ンゼンスルフィン酸カルシウム、ベンゼンスルフィン酸
ストロンチウム、ベンゼンスルフィン酸アンモニウム、
ベンゼンスルフィン酸トリエヂルアンモニウム塩、ベン
ゼンスルフィン酸・N、N−ジメチル−P−トルイジン
塩などのベンゼンスルフィン酸塩あるいはp−トルエン
スルフィン酸、β−ナフタレンスルフィン酸、スチレン
スルフィン酸などの塩が用いられる。
ところで本発明では、上述のような各成分(a)、(b
)、(c)および(d)は、下記のような量的関係で用
いられることが好ましい。
(a)シランカップリング剤 シランカップリング剤は、上記(a)、(b)、(c)
および(d)の合計重量に対して、5重M%以上好まし
くは5〜15MF4%の量で用いられることが好ましい
(b)酸性化合物 酸性化合物は、上記(a)、(b)、(c)および(d
)の合計重量に対して0.01〜2重量%の量で用いら
れることが好ましい。
(c)重合性モノマー 重合性モノマーは、上記(a)、(b)、(c)および
(d)の合計重量に対して95〜43重量%の量で用い
られることが好ましい。
(d>重合触媒 重合触媒は、上記(a)、(b)、(c)および(d)
の合計重量に対して0.01〜43重量%の量で用いら
れることが好ましい。
また本発明では、上記成分に加えて、金属塩を加えると
、得られるセラミックス用接着剤の接着j生が向上する
。このような金属塩としては、塩化第二鉄、塩化マグネ
シウム、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第一スズ、
塩化第二スズ、塩化ジルコニウム、塩化モリブデン、塩
化第一ニッケル、塩化第二銅または塩化第一コバルトが
用いられる。
上記のような金属塩は、用いられる場合には、上記各成
分(a>、(b)、(c)および(d)の合計重量に対
して、O,C)1〜2重藁%の量で用いられることが好
ましい。
次に、上述のようなセラミックス用接着剤を用いたセラ
ミックスの接着方法について説明する。
本発明に係る第1のセラミックスの接着方法は、下記の
工程を含むことを特徴としている。
■セラミックス表面に、(a)シランカップリン ′グ
剤および(b)前記酸性化合物を含む液を、シランカッ
プリング剤の量が、成分(a>、(b)、(c)および
(d)の合計重量に対して少なくとも5重量%となるよ
うな量で塗布する工程、■上記のようにして被着物表面
に塗布された塗布物を乾燥する工程、 (3)この塗布物上に、(c)重合性モノマーおよび(
d>重合触媒を塗布する工程、 (4)このような遮理がされたセラミックス表面に被着
物を接合する工程。
より具体的には、■の工程は、たとえばシランカップリ
ング剤を含むメチルメタクリレート溶液と4−メタクリ
ロキシエチルトリメット酸、リン酸などの酸性化合物を
含むアセトン溶液とを混合した液を、シランカップリン
グ剤の量が、成分(a)、(b)(c)および(d>の
合計重量に対して少な゛くとも5重M%となるような量
でセラミックス表面に塗布することにより行なわれる。
セラミックス表面は、シランカップリング剤および酸性
化合物を含む液を塗布するに先立って、研摩および洗浄
されることが好ましい。セラミックス表面の洗浄は、た
とえばアセトンなどの有機溶媒中で超音波洗浄すること
により行なわれる。
また■の工程は、セラミックス表面に塗布された塗布物
を、たとえば風乾した後、エアーブローすることにより
行なわれる。
■の工程は、セラミックス表面上に形成されたシランカ
ップリング剤および酸性化合物を含む塗布物上に、(c
)重合性モノマーと(d>重合触媒との混合物からなる
液状物を塗布することにより行なわれる。
■の工程は、上記のような処理がされたセラミックス表
面に、被着物を圧着あるいは載置して接合することによ
り行なわれる。セラミックス表面に接着される被着物と
しては、ステンレス、鉄などの金属あるいはポーセレン
などのセラミックスであることが好ましい。
本発明に係る第2のセラミックスの接着方法は、下記の
工程を含むことを特徴としている。
■セラミックス表面に、(a)シランカップ1〕ング剤
、(b)前記酸性化合物、(c)重合性モノマーおよび
(d>重合触媒を含む液状物を、シランカップリング剤
の量が、成分(a>、(b)、(c)および(d>の合
計重量に対して少なくとも5重量%となるような量で塗
布する工程、および (2)このような処理がされたセラミックス表面に被着
物を接合する工程。
このセラミックスの接着方法は、すべての成分を予じめ
混合して液状物を調製し、この液状物をセラミックス表
面に塗布した後、必要に応じて得られた塗布物を乾燥し
て、この表面にセラミックスあるいは金属などの被着物
を圧着あるいは載置して接合することにより行なわれる
発明の効果 本発明に係る第1のセラミックス用接着剤は、シランカ
ップリング剤、重合性モノマーおよび重合触媒に加えて
、4−メタクリロキシエチルトリメット酸などの第1酸
性化合物を含むとともにシランカップリング剤が、成分
(a>、(b)、(c)および(d)の合計重量の少な
くとも5重量%好ましくは5〜15重量%の量で存在す
るため、接着性に優れるとともに、信頼性および耐水性
に優れている。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 Vita社製の扮末状歯科用セラミック(商品名VMK
68)を10.mm×10mm×5#r1のブロックに
成形した復、その表面を注水下にエメリー紙#600ま
で研摩した。このサンプルを1分間水洗した後、エアー
ブローによらて乾燥した。この表面に素早く直径5Mの
穴が形成された0、1m厚のセロハンテープを貼りつけ
ることによって、面積が規定された接着表面を形成した
次いでシランカップリング剤としての6重量%のγ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシランを含むM M
 A溶液と、酸性化合物としての0.5重量%の4−メ
タクリロキシエチルトリメット酸を含むエタノール液と
の1:1混合物をセラミックス表面に塗布して塗イ5膜
を形成した。塗布直俊に、セラミックス表面にエアーブ
ロー処理を加え、表面の塗布膜を均一に拡げ、かつ余分
の塗布膜を除去するとともに塗布膜を乾燥した。
この接着表面に、重合性モノマーとしてのMMA溶液お
よびその重合触媒であるTBB<溶液を、12.5:、
1(容積比)で混合した溶液とMMAポリマーを1〜1
.5:1 (重量部)の割合で筆積み法にて塗布し、次
いでこの接着表面に先端部の直径が6mmであるステン
レス棒(SUS’ 304)の先端部を突合せ接着させ
た。この接着試験片を30分間放置し、続いて37°C
水中に24hr浸漬後、4°Cに1分間保ち次いで60
’Cで1分間保つヒートサイクル2a理を60回行った
後、島津製作所製引張試験薇オートグラフI M −5
00を用いて、2 mm / m i nの速度で、ス
テンレスとセラミックスとの間の接着力を測定した。測
定は同一条件で6点行いその平均値を接着強度とした。
接着強度は247Kg/ctAであった。
このようにすると、シランカップリング剤は、各成分(
a)、(b)、(c)および(d)の合計重量に対して
6重量%の量で存在している。
実施例2 実施例1において、重合性モノマーとしてのM M A
溶液の代わりに、4−META(4−メタクリロキシエ
チルトリメリット酸無水物)が5重足%の濃度で溶解さ
れたMMA溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして
ステンレスとセラミックスとを接着させ、その接着力を
測定した。
接着強度の平均値は314 K’j/ cmであった。
実施例3 実施例1において、酸性化合物として、0.5重量%の
H3PO4を含むエタノール溶液を用い、また重合性モ
ノマーとしてのMMA溶液の代わりに、4−M E T
 Aが5重量%の濃度で溶解されたMMA溶液を用いた
以外は、実施例1と同様にしてステンレスとセラミック
スとを接着させ、その接着力を測定した。
接着強度の平均値は300に3/crAであった。
実施例4 実施例1において、酸性化合物として、0.5重量%の
HCIを用い、また重合性モノマーとしてのMMA溶液
の代わりに、4−M E T Aが5重量%の濃度で溶
解されたMMA溶液を用いた以外は、実施例1と同様に
してステンレスとセラミックスとを接着させ、その接着
力を測定した。
接着強度の平均値は296Nff/CIiであった。
実施例5 実施例1において、酸性化合物として、0.5重量%の
I」2SO4を用い、また重合性モノマーとしてのMM
A溶液の代わりに、4−METAが5重量%の濃度で溶
解されたMMA溶液を用いた以外は、実施例1と同様に
してステンレスとセラミックスとを接着させ、その接着
力を測定した。
接着強度の平均値は328に!j/ctrtであった。
比較例1 実施例1において、酸性化合物としての4−メタクリロ
キシエチルトリメット酸が含まれたエタノール液を用い
なかった以外は、実施例1と同様にしてステンレスとセ
ラミックスとを接着させ、その接着力を測定した。
接着強度の平均値は79Ky/−であった。
比較例2 実施例1において、酸性化合物としての4−メタクリロ
キシエチルトリメット酸が含まれたエタノール液を用い
ず、また重合性モノマーとじてのMMA溶液の代わりに
、LM E T Aが5重量%の濃度で溶解されたMM
A溶液を用いた以外は、実施例1と同様にしてステンレ
スとセラミックスとを接着させ、その接着力を測定した
接着強度の平均値は69Kg/c屑でめった。
比較例3 実施例1において、シランカップリング剤として、6重
量%のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
を含むMMA溶液の代わりに、1重量%のγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシランを含むMMA溶液用
いた以外は、実施例1と同様にしてステンレスとセラミ
ックスとを接着させ、その接着力を測定した。
接着強度の平均値は150に!j/crAであった。
なお、このようにすると、シランカップリング剤は、各
成分の合計重量の1重量%の量で存在している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)シランカップリング剤、(b)有機カルボン
    酸、有機カルボン酸無水物、無機酸、有機スルホン酸類
    および有機リン酸類からなる群から選ばれる少なくとも
    1種の酸性化合物、(c)重合性モノマーおよび(d)
    重合触媒からなり、前記(a)シランカップリング剤が
    、成分(a)、(b)、(c)および(d)の合計重量
    の少なくとも5重量%の量で存在することを特徴とする
    セラミックス用接着剤。 2、シランカップリング剤が、γ−メタクリロキシプロ
    ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
    トリ(トリメチルシロキシ)シランまたはγ−メタクリ
    ロキシプロピルペンタメチルジシロキサンである特許請
    求の範囲第1項に記載のセラミックス用接着剤。 3、酸性化合物が、4−メタクリロキシエチルトリメリ
    ット酸である特許請求の範囲第1項に記載のセラミック
    ス用接着剤。 4、酸性化合物がリン酸である特許請求の範囲第1項に
    記載のセラミック用接着剤。 5、重合性モノマーが、メチルメタクリレートである特
    許請求の範囲第1項に記載のセラミックス用接着剤。 6、重合性モノマーが、メチルメタクリレートと4−メ
    タクリロキシエチルトリメリット酸無水物とからなる、
    特許請求の範囲第1項に記載のセラミックス用接着剤。 7、重合触媒が、トリアルキルボロンまたはその酸化物
    、あるいは有機過酸化物とアミン類との混合系である特
    許請求の範囲第1項に記載のセラミックス用接着剤。 8、シランカップリング剤が、上記成分(a)、(b)
    、(c)および(d)の合計重量に対して、5〜15重
    量%の量で存在することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のセラミックス用接着剤。 9、下記の工程を含むことを特徴とするセラミックスの
    接着方法: (1)セラミックス表面に、(a)シランカップリング
    剤および(b)有機カルボン酸、有機カルボン酸無水物
    、無機酸、スルホン酸類および有機リン酸類からなる群
    から選ばれる少なくとも1種の酸性化合物を含む液を、
    シランカップリング剤の量が、成分(a)、(b)、(
    c)および(d)の合計重量に対して少なくとも5重量
    %となるような量で塗布する工程、 (2)上記のようにして被着物表面に塗布された塗布物
    を乾燥する工程 (3)この塗布物上に重合性モノマーおよび重合触媒を
    塗布する工程、 (4)このような処理がされたセラミックス表面に被着
    物を接合する工程。 10、被着物が金属またはセラミックスである特許請求
    の範囲第9項に記載の方法。 11、シランカップリング剤が、γ−メタクリロキシプ
    ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
    ルトリ(トリメチルシロキシ)シランまたはγ−メタク
    リロキシプロピルペンタメチルジシロキサンである特許
    請求の範囲第9項に記載の方法。 12、酸性化合物が4−メタクリロキシエチルトリメリ
    ット酸である特許請求の範囲第9項に記載の方法。 13、酸性化合物がリン酸である特許請求の範囲第9項
    に記載の方法。 14、重合性モノマーが、メチルメタクリレートである
    特許請求の範囲第9項に記載の方法。 15、重合性モノマーが、メチルメタクリレートと4−
    メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物とからなる
    特許請求の範囲第9項に記載の方法。 16、重合触媒が、トリアルキルボロンまたはその酸化
    物、あるいは有機過酸化物とアミン類との混合系である
    特許請求の範囲第9項に記載の方法。 17、下記の工程を含むことを特徴とするセラミックス
    の接着方法: (1)セラミックス表面に、(a)シランカップリング
    剤、および(b)有機カルボン酸、有機カルボン酸無水
    物、無機酸、スルホン酸類および有機リン酸類からなる
    群から選ばれる少なくとも1種の酸性化合物、(c)重
    合比モノマー、および(d)重合触媒を、シランカップ
    リング剤の量が、成分(a)、(b)、(c)および(
    d)の合計重量に対して少なくとも5重量%となるよう
    な量で塗布する工程、および (2)このような処理がされたセラミックス表面に被着
    物を接合する工程。 18、被着物が金属またはセラミックスである特許請求
    の範囲第17項に記載の方法。 19、シランカップリング剤が、γ−メタクリロキシプ
    ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
    ルトリ(トリメチルシロキシ)シランまたはγ−メタク
    リロキシプロピルペンタメチルジシロキサンである特許
    請求の範囲第17項に記載の方法。 20、酸性化合物が4−メタクリロキシエチルトリメリ
    ット酸である特許請求の範囲第17項に記載の方法。 21、酸性化合物がリン酸である特許請求の範囲第17
    項に記載の方法。 22、重合性モノマーが、メチルメタクリレートである
    特許請求の範囲第17項に記載の方法。 23、重合性モノマーが、メチルメタクリレートと4−
    メタクリロキシエチルトリメリット酸無水物とからなる
    特許請求の範囲第17項に記載の方法。 24、重合触媒が、トリアルキルボロンまたはその酸化
    物、あるいは有機過酸化物とアミン類との混合系である
    特許請求の範囲第17項に記載の方法。
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