JPS62281809A - 水性メ−クアツプ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 本発明は、必須成分として、Ｎ、Ｎ−ジメチルアミノ・
・エチルメタクリレートのモノクロル酢酸アミン塩変性
物（Ｎ−メタクリロイルエチル−Ｎ、Ｎ−ジメチルアン
モニウム−α−Ｎ−メチルカルボキノベタイン）とメタ
クリル酸アルキルエステル徴とする水性メークアップ化
粧料に関するものであり、特には多価金属イオン類の存
在下においても凝集等を生起仕ず経時安定性に優れ、且
つ塗布性や化、粧もち等の化粧使用性にも秀でた低粘度
型の水性メークアップ化粧料を提供せんとする乙のであ
る。

従来、水性メークアップ化粧料はメチルセルロースやア
ルギン酸ナトリウムなどの水溶性高分子やポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリル酸エステルなどの乳化重合樹脂エマル
ジョンを配合した高粘度の顔料分散液タイプのらのが多
くを占め、これを刷毛に含ませて使用するものが主流で
あった。

しかし、近年は低粘度の顔料分散液を化粧容器（カート
リッジ）に内臓させ、化粧容器に一体的に固定された刷
毛もしくはスポンジ状の穂先（チップ）を用いて描くタ
イプの化粧料、いわゆる筆ペン型化粧料が完成され、そ
の簡便性から広く普及しつつある。そして、この低粘度
顔料分散液は、使用時の少量の塗布下においてら相応の
波膜形成性及び特性を必要とするため、アクリル酸重合
体、アクリル酸エステル重合体、もしくはアクリル酸ア
ミド重合体等のアクリル酸系高分子を配合したものが中
心であったが、これらは使用中に描けなくなるという欠
点を有するものが多かった。

この原因としては、水性メークアップ化粧料中に同時に
配合される粉体乃至は顔料類に由来するアルミニウムイ
オン、カルシウムイオン、鉄イオン等の多価金属イオン
、または水性メークアップ化粧料塗布時に既に塗布され
ているメークアップ化粧料より刷毛らしくはチップを介
して移行してくる多価金属イオンとアクリル酸系高分子
とが反応し、凝集を生起せしめているために上述の繊維
体、刷毛もしくはチップの内部に目詰まりを起こすこと
や、液の粘度が極端に大きくなるために、チ布具を介し
て浸出することかできず、描くことができなくなるため
であった。

そこで、本発明者らは、上記の欠点に鑑み鋭意研究を重
ねた結果、ある特定の両性イオン系樹脂を水溶性高分子
成分として水性メークアップ化粧料に用いると、上記多
価金属イオンと凝集を起こさず、長期間にわたり使用性
、分散性に優れた低粘度の顔料分散液か得られること、
またアクリル酸系高分子等の樹脂エマルジョンと併用し
た場合にも、樹脂エマルジョンと多価金属イオンとの反
応を阻害して凝集、増粘等を引起さず、その被膜特性を
充分に発揮させることができることなどを見出し、本発
明の完成に至った。

すなわち、本発明は、Ｎ、Ｎ−ツメチルアミノエチルメ
タクリレートのモノクロル酢酸アミン塩変性物とメタク
リル酸アルキルエステルとの共重合体を化粧料全体に対
して０．０１〜２０重量％配合することを特徴とする水
性メークアップ化粧料に関するものである。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明に適用されろＮ、Ｎ−ジメチルアミノエチルメタ
クリレートのモノクロル酢酸アミン塩変性物とメタクリ
ル酸アルキルエステルとの共重合体とは、一般式（１）
に示される如き平均分子量が凡そ３万〜１０万で淡黄色
乃至黄褐色の両性イオン系共重合体である。

ＣＨ，Ｃ００− （但し、式中ＲはＣ４〜Ｃ１８のアルキル基であり、ま
ｆこ共重合比・ｍ／ｎ（重量比）＝１〜４である。）こ
のような両性イオン系共重合体としては例えば「二カフ
十−マーＡＭ−７５ｊ（三菱油化ファイン味式会社製）
などが、市販のものとしても人手し得ろ。

斯る両性イオン系共重合体については、これまで酸性基
を有する染料との錯体形成能を利用した染毛剤やエアゾ
ール等のプロペラントとの相溶性の良さを利用した毛髪
固定剤などに使用されたことはあるが、顔料類を必須の
配合成分とする水性メークアップ化粧料にはこれまで適
用されたことはなく、増してや旧述の如きアクリル酸系
高分子等に由来する凝集、増粘などを抑制する効果につ
いても知られざることであった。

本発明では、上記両性イオ゛ン系共重合体を水性メーク
アップ化粧料全体に対して０．０１〜２０重量％好まし
くは１〜６重量％配合することによって、良好な低粘度
の顔料分散液を得ることができる。配合量が上記範囲よ
り少ないと、顔料分散性、被膜形成性またはアクリル酸
系高分子等配合時の凝集抑制効果などが期待できず、逆
に多くなると皮膜感が強くなり、また粘度が高くなるた
め色材の分散粒子が大きくなりアイライナー等には不向
きとなってしまう。

尚、本発明に言う低粘度とは１〜５００センチポイズ程
度の粘度を指すが、分散安定性を加味しつつ、且つ通常
の筆ペン型として使用する場合は好ましくは３〜２０セ
ンチポイズ、押出し機構等の浸出機能を具備する時は２
０〜２００センチポイズでら構イっず、また通常の使用
方法ならばそれ以上の粘度を存していても良い。

また本発明では、両性イオン系共重合体を配合すること
により、特に顔料分散性、経時安定性に優れた低粘度の
水性メークアップ化粧料を得ることができるが、更に池
の樹脂エマルジョンを併用することにより、化粧もち等
の化粧使用性のより改善された水性メークアップ化粧料
を提供し得る。

斯る樹脂エマルジョンとしては、これまで水性メークア
ップ化粧料に用いられていた周知のもの例えばアクリル
酸系、酢酸ビニル系、スチレン系、合成ゴム系、オレフ
ィン系、アルキ！ド系などの樹脂エマルジョンを使用す
ることができるが、中でも前述の両性イオン系共重合体
による凝集抑制効果が特に高く、しかも化粧もちの最も
良いスチレン／アクリル酸アルキルエステル（エチルエ
ステル、ブチルエステル、オクチルエステル、２〜エチ
ルヘキシルエステル等）共重合体エマルジョンが特に育
利である。

また、併用時の樹脂エマルジョンの配合量としては、樹
脂分換算量として、水性メークアップ化粧料全体に対し
て１６重中火以下に留めることが好ましい。これ以上の
配合は、粘度が著しく増大し、また両性イオン系共重合
体による凝集抑制効果も期待し難くなる。

尚、樹脂エマルジョンとして特に酢酸ビニル系、アクリ
ル酸系のものを用いる場合には、ｐ　Ｉ−１の影響によ
る樹脂エマルジョンの増粘を避けるため、クエン酸等の
有機酸をバッファーとして添加すると好ましい結果を与
え得る。

本発明の水性メークアップ化粧料においては、上記した
成分以外の成分について、通常使用されるものは全て適
用し得る。例えば、顔料については目的の色に応じて酸
化チタン、酸化鉄、酸化クロム、群青、カーボンブラッ
ク、紺青、マンガン紫、タール系色素、天然色素などの
中から１種または２種以上が任意に選択され、その他必
要に応じて界面活性剤、保湿剤、薬効成分、防腐剤、香
料などが添加される。

次に、本発明を実施例及び比較例によってさらに詳細に
説明する。当然のことながら、本発明はこれにより限定
されるものではない。

実施例１〜２、比較例１〜２、アイライナー両性イオン
系共重合体、樹脂エマルジョン、顔料、その他成分を表
−１に示す配合組成及び量で配合し、アイライナーを調
製した。

（以下余白） （製　法） 成分１０を成分１１に溶解したものに成分５゜６、を成
分８の一部に溶解し、前述の防腐剤溶液に加えかきまぜ
る。これに成分７を成分８の一部に溶解した液を加えて
よく混合する。さらに成分１．２．３．４　、を加えて
混合し、最後に成分９を加えてよくかきまぜる。

この混合液をサントミルにて１５分間分散処理を行い、
得られた分散液を、アクリル繊維束の先端に発泡ウレタ
ン製のペン先を取付けたアイライナー容器に充填して試
験用サンプルとした。

次に得られたアイライナーの各試験用サンプルについて
、以下に示した方法に従って評価を行い、その結果を表
−２に示した。また、これとは別に本発明のアイライナ
ー（実施例１及び２）と市販の同種アイライナー（市販
品Ａ、Ｂ、Ｃ）とについて、比較評価を行い、その結果
を表−３に示した。

（評価方法） （１）対多価金属イオン安定性 各試料に対してそれぞれ、硫酸アルミニウム１６〜１８
水塩、硫酸カルシウム２水塩、塩化第２鉄６水塩を２％
加えてよくかき混ぜ、４０℃下にＩ遊間放置した後、分
散状態を光学顕微鏡にて観察、評価した。

○：　放置前と同じ分散状態 △：　部分的にゲル凝集、顔料凝集 ×；　ゲル凝集、顔料凝集 （２）経時使用安定性 各試料を、それぞれ女性１０名に１ケ月間実使用しても
らった後、書は具合を評価した。

○：　全で使用曲と同じに書ける △、　使用前よりうすくなった（１ヶ以上）×、書けな
くなった（１ヶ以上） （３）化粧もち 上記実使用テスト（女性１０名）時に、下記評価基卒に
従い評価してもらし）、平均値を以って評価した。

Ｏ：　平均点５点以上 △：　平均点３〜５点 Ｘ：　平均点３点以下 （４）筆記安定性 各試料（ｎ＝　１０）を、市販のアイカラーを塗布した
上に塗布した後、４０℃に放置することを毎日、１ケ月
間繰り返した後、書は具合を評価した。

Ｏ：　全て試験前と同じに書ける △：　試験前よりうすくなった（１ケ以上）×：　書け
なくなった（１ケ以上） 表−２比較品との比較評価 表−３市販品との比較評価 表−２及び３に示された様に、本発明の両性イオン系共
重合体を配合したアイライナーは、従来品に比べて増粘
や凝集を引起さず安定性に優れたものであることが証明
された。そして、これに更にスチレン／アクリル酸エス
テル共重合体を併用した場合にも、増粘や凝集を生起せ
ず、しかも化粧もち等の化粧使用性に優れたしのが得ら
れろことが明らかとなった。

実施例３．マスカラ （１）　Ｎ−メタクリロイルエチル−Ｎ、Ｎ−ジメチル
アンモニウム−α−Ｎ− メチルカルボキシベタイン／ メタクリル酸アルキルエステル 共重合体（３０％Ｓｏ１．）　　　　　　　　　２０部
（２）スチレン／アクリル酸オクチル 共重合体（４５％Ｓｏ１．）　　　　　　　　　３５（
３）　ＰＯＥ（３０）セチルエーテル　　　　　　　　
２．５（４）ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　
０．３（５）クエン酸　　　　　　　　　　　　　　　
　０．５（６）顔　　　科　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１５（７）イオン交換水　　　　
　　　　　　　　２１．７（８）防腐剤　　　　　　　
　　　適棗（９）プロピレングリコール　　　　　　　
　　５（粘度（２０℃）　：　１０５．５センチポイズ
）（製　法） １．３．４．５．８．９各成分を成分７に溶解し、この
溶液に成分６を加えて混合し、サンドミルにて粉砕、分
散し、得られた分散液に対して成分２を加えて高速ホモ
ミキサーにてｌＯ分間混合分散する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリレートのモ
   ノクロル酢酸アミン塩変性物とメタクリル酸アルキルエ
   ステルとの共重合体を化粧料全体に対して０．０１〜２
   ０重量％配合することを特徴とする水性メークアップ化
   粧料。 ２）該水性メークアップ化粧料中にスチレン／アクリル
   酸アルキルエステル共重合体を含有する特許請求の範囲
   第１）項記載の水性メークアップ化粧料。