JP2006298880A - 化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】さっぱりした塗布感を与えつつ、広範囲の化粧料に制限なく使用できる増粘剤としての化粧料組成物を提供する。
【解決手段】(A)(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0〜15モル%、及び、(a3)それ以外の構成単位0〜45モル%、からなる(共)重合体(A)、特定の界面活性剤(B)、及び水(C)を含有してなり、粘度が30mPa・s〜1,000,000mPa・sである化粧料組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は化粧料組成物に関する。より詳しくは、毛髪用化粧料、皮膚用化粧料及びメークアップ化粧料等に用いうる化粧料組成物に関する。
ヘアワックス、ヘアクリーム等の整髪料や、乳液、化粧水等の皮膚化粧料として、親水性基を有する重合体を用いることが知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。このような組成物は油性液としても水性液(エマルジョン形態を含む)としても用いられるが、最近は揮発性有機化合物(いわゆる「VOC」)削減のため、また、使用時の延び、みずみずしさといった感触向上のため、水性液として用いられる例が多い。
このような化粧料は水溶液、乳液、ジェル等、様々な形態を取るために増粘剤を含むことが多いが、従来、一般には、この増粘剤として、カルボキシビニルポリマー等のアニオン性増粘剤やヒドロキシエチルセルロース等の非イオン性増粘剤が使用されている。
特開平10−072323号公報 特開平10−279434号公報
しかし、カルボキシビニルポリマー等のアニオン性増粘剤を配合した化粧料は、さっぱりした塗布感となるものの、アニオン性増粘剤は電解質に弱く、低pH領域では使用しにくいという課題があった。一方、ヒドロキシエチルセルロース等の非イオン性増粘剤を配合した化粧料は、そのような課題はないものの、逆に、塗布する際に曳糸しやすく、さっぱりした感触が少ないという課題があるほか、曳糸するためミスト状の製品には使用が困難であるという課題があった。
このため、さっぱりした塗布感を与えつつ、広範囲の化粧料に制限なく使用できる増粘剤が求められていた。
上述の課題に鑑み、本発明者が検討した結果、特定の重合体と界面活性剤と水とを配合すると増粘すること、そして、この組成物は、更に、耐イオン性、耐塩性に優れ、pH依存性が小さい;曳糸がなく塗布時にさっぱりとした使用感を与える;など、化粧料組成物として有利な物性を有しうることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明の要旨は、下記の重合体(A)、界面活性剤(B)、及び水(C)を含有してなり、粘度が30mPa・s〜1,000,000mPa・sであることを特徴とする化粧料組成物、に存する(請求項1)。
(A)(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0〜15モル%、及び、(a3)(a1)及び(a2)以外の構成単位0〜45モル%、からなる重合体
(B)下記の(b1)〜(b3)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤
(b1)ポリオキシアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びポリオキシアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上
(b2)2以上の水酸基を有する親水基と、炭素数12以上のアルキル基とを含む界面活性剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上
(b3)HLBが12以下の、(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテル、(ポリ)オキシエチレンアルケニルエーテル、及び(ポリ)オキシエチレンアルキルエステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上
本発明において、好ましくは成分(b2)が、ソルビタン、ソルビット、ショ糖、グリセリン及びペンタエリスリトールよりなる群から選ばれる1種以上の水酸基含有化合物と、炭素数12以上のアルキル基を有する脂肪酸とのエステルである界面活性剤である(請求項2)。
また、好ましくは成分(b3)が、HLB12以下の(ポリ)オキシエチレンラウリルエーテル及び/又は(ポリ)オキシエチレンオレイルエーテルである(請求項3)。
また、前記重合体(A)が、(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0.5〜15モル%、及び、(a3)(a1)及び(a2)以外の構成単位0〜44.5モル%、からなる共重合体であることも好ましい(請求項4)。
更に、前記親水基を有する構成単位(a1)がアミンオキシド基を有する構成単位であることが好ましい(請求項5)。
なお、本発明において(メタ)アクリルとは、アクリル及び/又はメタクリルを指す。また(共)重合体とは、重合体及び/又は共重合体を指し、(共)重合は重合又は共重合を指す。
本発明の化粧料組成物は、耐イオン性、耐塩性に優れ、pH依存性が小さいので、ジェル、フォーム、ミスト、ローション、ヘアトリートメント、ヘアワックス、一時染毛料、酸性染毛料、酸化染毛料等の毛髪用化粧料、化粧水、乳液、クリーム、パック、シェービングローション、日焼け止め、制汗剤等の皮膚用化粧料、ファンデーション、コンシーラー、マスカラ、アイライナー、口紅、マニキュア等のメークアップ化粧料等、様々な種類の化粧料に制限なく適用できる利点がある。このうち、ヘアワックス、クリーム、乳液等の乳化組成物に用いると、乳化を安定化できる利点がある。
また、曳糸がなく塗布時にさっぱりとした使用感を与えることができ、フォームやミスト等、幅広い剤型に適用できる。更に、通常困難な、グリセリン等の溶剤を多量に配合することも可能である。
更に、本発明の化粧料組成物は、顔料、パール剤、グリッター、等を始めとする粉体の分散にも適する利点がある。
なお、本発明の化粧料組成物は必ずしも以上の効果全てを備える必要はなく、1以上の効果を有していればよい。
以下に本発明をより詳細に説明する。
本発明の化粧料組成物は、下記の重合体(A)、界面活性剤(B)、及び水(C)を含有してなり、粘度が30mPa・s〜1,000,000mPa・sであることを特徴とする。
(A)(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0〜15モル%、及び、(a3)(a1)及び(a2)以外の構成単位0〜45モル%、からなる重合体
(B)下記の(b1)〜(b3)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤
(b1)ポリオキシアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びポリオキシアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上
(b2)2以上の水酸基を有する親水基と、炭素数12以上のアルキル基とを含む界面活性剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上
(b3)HLBが12以下の、(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテル、(ポリ)オキシエチレンアルケニルエーテル、及び(ポリ)オキシエチレンアルキルエステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上
以下、本発明の化粧料組成物を、その粘度、構成成分及び組成、用途、(共)重合体(A)の調製方法に区分して詳細に説明する。
[粘度]
本発明の化粧料組成物は、(a1)親水基を有する疎水性の構成単位を55モル%以上含む特定の(共)重合体(A)、特定の界面活性剤(B)、及び水(C)を含有することにより増粘した、粘度が30mPa・s〜1,000,000mPa・sの組成物である。
本発明の化粧料組成物の増粘機構の詳細は明らかではないが、水(C)中で、(共)重合体(A)の疎水基が界面活性剤(B)のミセルに取り込まれポリマー鎖が拘束されることで増粘し、高粘度の組成物が得られるものと推察される。
一般的に、ゲル化剤として使用されているカルボキシビニルポリマーやアクリル酸/アクリル酸エステル共重合体は、アクリル酸部分のイオン反発によって増粘しているため、イオン性成分や酸を添加した場合にゲルの破壊が起こる。これに対して、本発明の組成物ではそれら成分を添加しても疎水的な凝集部分は破壊されず、(共)重合体(A)のアミンオキシド基等の親水性部分も影響を受けないためにゲルは安定している。
本発明においては、各成分の種類や組成を変えることで種々の粘度の組成物を得ることができるが、増粘用の組成物としては通常30mPa・s以上必要であり、好ましくは35mPa・s以上、より好ましくは40mPa・s以上、特に好ましくは45mPa・s以上である。なお、増粘していない状態の粘度は通常25mPa・s程度以下である。ただし、あまり粘度が高すぎると配合しにくく適用範囲が狭くなる場合もあるため、通常1,000,000mPa・s以下であり、好ましくは300,000Pa・s以下、より好ましくは100,000以下である。粘度の上限の目安としては、固めのヘアワックスに使用する場合で300,000Pa・s程度以下、ヘアジェルに使用する場合で100,000Pa・s程度以下である。
なお、本発明において、化粧料組成物の粘度は次のようにして測定された値である。
粘度の測定法:粘度計((株)東京計器社製「B型粘度計」型式:BL)を用い、室温
(25℃)、回転速度12rpmとし、粘度2500mPa・s以下の
ものは2番ローターを用い、粘度2500mPa・s以上のものは3番
ローターを用いて測定する。
[構成成分]
〈(共)重合体(A)〉
(共)重合体(A)は、
(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、
(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0〜15モル%、
及び、
(a3)(a1)及び(a2)以外の構成単位0〜45モル%、
からなるものであり、各構成単位を形成し得る単量体を用いて(共)重合を行うことにより製造される。
ここで、(a1)親水基を有する構成単位が55モル%未満であると、十分な増粘組成物を得ることができない。(a1)親水基を有する構成単位は100モル%でもよいが、増粘効果を高めるには好ましくは99.5モル%以下である。
(a2)炭素数12以上の(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位が15モル%を超えると十分な増粘組成物を得ることができない。(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位は0モル%でもよいが、組成物の透明性を良好にしたり増粘効果を高めたりするには好ましくは0.5モル%以上である。
(a3)その他構成単位は0〜45モル%の範囲で含みうる。
(a1)親水基を有する構成単位(以下「成分(a1)」と称す場合がある。)
成分(a1)の親水性基としては、例えばノニオン基や、アニオン基、カチオン基、及び両性基等のイオン性基あるいはアミンオキシド基のような半極性基が挙げられる。
(共)重合体(A)の製造に用いられるノニオン性基を有する単量体の具体例としては(メタ)アクリロニトリル、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルアセトアミド、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリ(エチレングリコール/プロピレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、N−ポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリルアミドと炭素原子数2〜4のアルキレンオキシドとから誘導される単量体及び(メタ)アクリルアミド等の単量体が例示される。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」等の表記は、それぞれ対応する「アクリル及び/又はメタクリル」等を意味する。
(共)重合体(A)の製造に用いられるアニオン性基を有する単量体の具体例としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸単量体、不飽和多塩基酸無水物(例えば無水コハク酸、無水フタル酸等)とヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートとの半エステル、スチレンスルホン酸、スルホエチル(メタ)アクリレート等のスルホン酸基を有する単量体、アシッドホスホオキシエチル(メタ)アクリレート等のリン酸基を有する単量体等が例示される。
これらのアニオン性不飽和単量体は、酸のまま、又は塩基性化合物で部分中和又は完全中和して(共)重合に使用することができ、或いは、酸のまま(共)重合に供した後に、塩基性化合物で部分中和又は完全中和することもできる。中和に使用する塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;アンモニア水等の無機塩基性化合物;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、アミノメルカプトプロパンジオール等のアルカノールアミン類;リジン、アルギニン、ヒスチジン等の塩基性アミノ酸化合物等を使用することができる。
(共)重合体(A)の製造に用いられるカチオン性基を有する単量体の具体例としては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−ジメチルアミノメチルスチレン、p−ジメチルアミノエチルスチレン、p−ジエチルアミノメチルスチレン、p−ジエチルアミノエチルスチレン等の第三級アミノ基含有単量体を、カチオン化剤、例えば塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸類、N−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド等の第三級アミン鉱酸塩のエピクロルヒドリン付加物、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸等でカチオン化したカチオン性単量体が例示される。
なお、カチオン基を有する構成単位を含む(共)重合体は、上記第三級アミノ基含有単量体を重合した後、カチオン化剤でカチオン化して得ることもできる。
また、(共)重合体(A)の製造に用いられる両性イオン基を有する単量体の具体例としては、以下の一般式(1)で表される単量体が挙げられる。
(式中、R1は水素原子又はメチル基、R2、R5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜4のアルキレン基、R3、R4はそれぞれ独立に炭素原子数1〜4のアルキル基、X1は酸素原子又はイミノ(NH)基、YはCOO基、PHO3基又はSO3基である。)
一般式(1)で示される単量体としては、両性イオン基を有する(メタ)アクリル酸誘導体が例示できる。具体的には、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−メチルカルボキシレート、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−メチルカルボキシレート、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジエチルアンモニウム−N−プロパンスルホネート等を挙げることができる。
中でも、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−メチルカルボキシレートが化粧料として用いた場合の風合いに優れるので好ましい。
なお、このような両性基を有する構成単位を含む(共)重合体(A)は、前駆体である窒素原子含有不飽和単量体を重合した後、両性化剤を用いて両性化することによっても得ることができる。
こうした前駆体として用いることができる窒素原子含有不飽和単量体としては、次の一般式(2)で表されるものが例示できる。
(式中、R1〜R4,X1は前記一般式(1)におけると同義である。)
一般式(2)で示される単量体としては、例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
また、両性化剤としては、例えば、モノブロム酢酸ナトリウム、モノクロル酢酸カリウム、モノクロルプロピオン酸リチウム、もしくはモノクロル酢酸と、アンモニア、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、又はトリエタノールアミン等との中和物等のモノハロゲン化脂肪酸の塩;プロピオラクトン等のラクトン類;プロパンサルトン等のサルトン類;プロピオホスファイト等のホスファイト類等が挙げられる。
両性化剤は前駆重合体中に含まれる両性化可能な官能基に対して、0.2〜3倍モル当量の割合で使用するのが好ましく、0.5〜2倍モル当量使用するのがより好ましい。また、両性化反応後に残存した塩又は対イオンは未処理のままでもよいが、例えば濾過処理、イオン交換処理、活性炭処理等によって除去しておくこともできる。
両性化処理は、前駆重合体の溶液に、両性化剤を加えて20〜100℃で、0.1〜100時間、好ましくは1〜50時間反応させることによって行うのが好ましく、これによって両性イオン基含有重合体を得ることができる。
(共)重合体(A)の製造に用いられるアミンオキシド基を含有する構成単位としては、アミンオキシド基を側鎖に有するものであれば特に限定されるものではないが、その好ましい具体例としては、例えば下記一般式(3)〜(7)で表される構造のものを挙げることができ、中でも下記一般式(3)で表されるものが好ましい。
(式中、R6は水素原子又はメチル基、R7、R8及びR9は各々独立してアルキル基、アリール基、又はアリールアルキル基、X2は二価の結合基、Zはメチレン結合、イミノ結合、エーテル結合、又はチア結合をそれぞれ示し、mは0又は1、nは1又は2、p及びqは一方が0で他方が1である。)
ここでR7、R8及びR9におけるアルキル基としては、炭素原子数1〜24のものが、アリール基としては炭素原子数6〜24のものが、又、アリールアルキル基としては炭素原子数7〜24のものがそれぞれ挙げられ、これらは更に置換基を有していてもよい。
また二価の結合基X2としては、具体的には、例えば、カルボキシ結合、イミノ結合、アルキレンアミド結合、アルキレンカルボニルオキシ結合、カルボニル結合、アルキレン結合、アルキレンオキシ結合、又はアルキレンフェニル結合等が挙げられ、また式(4)、(5)、(6)、及び(7)における窒素原子含有複素環並びにZのメチレン結合及びイミノ結合は、それぞれアルキル基、アリール基、又はアリールアルキル基等の置換基を有していてもよい。
なお、アミンオキシド基を含有する構成単位を含む(共)重合体(A)を製造するには、両性基を有する構成単位を含む(共)重合体(A)の場合と同様に、窒素原子含有不飽和単量体を予めオキシド化した上で共重合してもよく、また、前駆体としての対応する窒素原子含有不飽和単量体を共重合した後にオキシド化してもよい。操作性や重合性の観点からは、後者の前駆体としての窒素原子含有不飽和単量体を共重合した後にオキシド化する方法によるものであるのが好ましい。
ここで、オキシド化可能な前駆体としての窒素原子含有不飽和単量体としては、例えば、一般式(3)の構成単位を形成するものとして、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピオン酸ビニル、N,N−ジエチルアミノプロピオン酸ビニル、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアリルアミン、p−ジメチルアミノメチルスチレン、p−ジメチルアミノエチルスチレン、p−ジエチルアミノメチルスチレン、p−ジエチルアミノエチルスチレン、N,N−ジメチルビニルアミン、N,N−ジエチルビニルアミン、N,N−ジフェニルビニルアミン、或いは、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等の不飽和基含有酸無水物と、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン等との反応生成物;グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有不飽和化合物とN,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン等との反応生成物;等が挙げられる。
また、一般式(4)の構成単位を形成するものとして、例えば、2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メチル−4−ビニルピリジン、3−メチル−4−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、3−メチル−5−ビニルピリジン、4−メチル−5−ビニルピリジン、6−メチル−5−ビニルピリジン、2−ラウリル−4−ビニルピリジン、2−ラウリル−5−ビニルピリジン、2−(t−ブチル)−4−ビニルピリジン、2−(t−ブチル)−5−ビニルピリジン等が挙げられる。
一般式(5)の構成単位を形成するものとして、例えば、1−ビニルイミダゾール、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、4−メチル−1−ビニルイミダゾール、5−メチル−1−ビニルイミダゾール、2−ラウリル−1−ビニルイミダゾール、4−(t−ブチル)−1−ビニルイミダゾール等が挙げられる。
一般式(6)の構成単位を形成するものとして、例えば、1−ビニルピロリジン、1−ビニルイミダゾリジン、1−ビニルオキサゾリジン、1−ビニルチアゾリジン、1−ビニルピペリジン、4−メチル−1−ビニルピペリジン、2−ラウリル−1−ビニルピペラジン、2−メチルピペラジノエチル(メタ)アクリレート、4−ビニルモルホリン、2−メチル−4−ビニルモルホリン、4−アリルモルホリン、4−ビニルチアモルホリン等が挙げられる。
一般式(7)の構成単位を形成するものとして、例えば、ジアリルアミン、ジアリルメチルアミン、ジアリルエチルアミン等が挙げられる。
上記窒素原子含有不飽和単量体、及びそれから得られる(共)重合体のオキシド化も、前記両性化処理と同様に、常法により、過酸化水素、過酸化アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酢酸、メタクロロ過安息香酸、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルハイドロパーオキシド等の過酸化物や、オゾン等のオキシド化剤を用いて、20〜100℃程度の温度、0.1〜100程度の時間で行うことができる。
なお、成分(a1)は、(共)重合体(A)中に1種のみが含まれていても良く、2種以上が任意の組み合わせ、任意の割合で含まれていてもよい。
成分(a1)としては、カルボキシベタイン基のような両性基やアミンオキシド基を含有するものが、化粧料とした場合の皮膚や毛髪への親和性が高く、また毛髪セット力が優れているので好ましい。中でも、アミンオキシド基を有するものは各種の化粧基材との相溶性が優れていて特に好ましい。
(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位(以下「成分(a2)」と称す場合がある。)
ここで、炭素数12以上の炭化水素基としては、炭素数12〜25の直鎖又は分岐鎖で、水酸基を有していてもよい、飽和又は不飽和の炭化水素基が好ましい。この炭化水素基の炭素数が12より少ないと乳化安定性が低下し、仕上がりの滑らかさの効果がでにくい。炭素数が25より多いと水、アルコール等の溶媒への溶解性、分散性に劣るので仕上がりの滑らかさが低下しやすい。より好ましくは炭素数22以下の炭化水素基であり、更に好ましくは水酸基を有しない炭化水素基である。
このような炭化水素基の具体例としては、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、アラキル、ベヘニル等の飽和炭化水素基、オレイル等の不飽和炭化水素基、12−ヒドロキシステアリル等の水酸基を有する炭化水素基などが挙げられる。
(共)重合体(A)の製造に用いられる、これらの炭化水素基のうちの任意の1種又は2種以上を含む(メタ)アクリル酸エステルとしては、具体的には、例えばラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
成分(a2)は、(共)重合体(A)中に1種のみが含まれていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ、任意の割合で含まれていてもよい。
(a3)成分(a1)及び成分(a2)以外の構成単位(以下「成分(a3)」と称す場合がある。)
成分(a3)は、(共)重合体(A)の固さや疎水性を調節するために、必要に応じて用いうる。
成分(a3)としては、本発明の目的、効果を阻害しないものであればよく、特に制限はないが、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ターシャリーブチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート等の炭素数12未満の(メタ)アクリル酸エステル類、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸のフルオロアルキルエステル等の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリロニトリル類、スチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン等のスチレン類、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド類が挙げられる。
成分(a3)としては、好ましくは(共)重合体(A)に適度な固さや疎水性を与える点で、炭素数12未満の(メタ)アクリル酸エステル類が挙げられる。
(共)重合体(A)は、好ましくは成分(a1)を55〜100モル%、成分(a2)を0.5〜15モル%、成分(a3)を0〜44.5モル%含む(共)重合体である。
(共)重合体(A)の重量平均分子量(以下「Mw」と記す)は、1,000以上1,000,000以下が好ましい。十分な増粘効果を得るにはMwが1,000以上が好ましく、より好ましくは10,000以上である。ただし水への溶解性を重視すればMwは1,000,000以下が好ましく、より好ましくは500,000以下である。
なお、ここで重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレンを標準物質とするGPC(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー)分析により求めた値である。
〈界面活性剤(B)〉
界面活性剤(B)は下記の(b1)〜(b3)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上である。
(b1)ポリオキシアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びポリオキシアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上(以下「成分(b1)」と称す場合がある。)
(b2)2以上の水酸基を有する親水基と、炭素数12以上のアルキル基とを含む界面活性剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上(以下「成分(b2)」と称す場合がある。)
(b3)HLBが12以下の、(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテル、(ポリ)オキシエチレンアルケニルエーテル、及び(ポリ)オキシエチレンアルキルエステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上(以下「成分(b3)」と称す場合がある。)
但し、(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテルは、エチレングリコールアルキルエーテルとポリオキシエチレンアルキルエーテルを含む概念である。他の2つも同様である。
成分(b1)のオキシアルキレン基としては、好ましくはオキシエチレン基又はオキシプロピレン基であり、より好ましくはオキシエチレン基である。成分(b1)において、オキシアルキレン基は1分子中に2以上あればよく、特に上限はないが、通常1000以下であり、好ましくは500以下である。
成分(b1)としては、特に限定されないが、例えばポリオキシエチレンジステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリルエーテル、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチレンジオレエート、ポリオキシプロピレングリコールジステアリルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールセチルステアリルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールジステアレート、ポリオキシプロピレングリコールジラウレート、ポリオキシプロピレングリコールジオレエート等が挙げられる。
成分(b2)としては、限定はされないが、好ましくは、ソルビタン、ソルビット、ショ糖、グリセリル及びペンタエリスリトールから選ばれる親水基と、炭素数12以上のアルキル基とを含む界面活性剤が挙げられる。ここで、グリセリルはモノグリセリルのほか、ジグリセリル、トリグリセリル、デカグリセリル等のポリグリセリルを含み、ポリグリセリルのグリセリル数は通常1以上100以下である。アルキル基は、通常、炭素数7〜25の直鎖又は分岐鎖をもつアルキル基である。
このような界面活性剤は、ソルビタン、ソルビット、ショ糖、グリセリン及びペンタエリスリトールよりなる群から選ばれる1種又は2種以上と、炭素数12以上、好ましくは炭素数7〜25の高級脂肪酸とのエステル化反応により得られる。
成分(b2)としては、具体的には、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド等が挙げられる。
成分(b3)において、一般にHLBは低いほど増粘効果がある。HLB12を超えると増粘効果が得られないので、HLBは12以下、好ましくは11以下とする。
成分(b3)のオキシエチレン基は1以上あればよく、特に上限はないが通常1000以下であり、好ましくは500以下である。
成分(b3)のうち、例えば、(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテルの例としては、(ポリ)オキシエチレンラウリルエーテル、(ポリ)オキシエチレンミリスチルエーテル、(ポリ)オキシエチレンセチルエーテル、(ポリ)オキシエチレンステアリルエーテル、(ポリ)オキシエチレンベヘニルエーテル等が挙げられる。
(ポリ)オキシエチレンアルケニルエーテルの例としては、(ポリ)オキシエチレンオレイルエーテル等が挙げられる。
(ポリ)オキシエチレンアルキルエステルの例としては、(ポリ)オキシエチレンラウリルエステル、(ポリ)オキシエチレンセチルエステル、(ポリ)オキシエチレンステアリルエステル等が挙げられる。
これらのうち、特に(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテル及び(ポリ)オキシエチレンアルケニルエーテルが好ましく、なかでも(ポリ)オキシエチレンラウリルエーテル(エチレングリコールラウリルエーテルを含む)、ポリオキシエチレンオレイルエーテル(エチレングリコールオレイルエーテルを含む)が透明性や増粘性の効果が高いので好ましい。
これらの成分(b1)〜(b3)は、各々1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ、任意の割合で併用してもよい。また、成分(b1)〜(b3)のうちの異なる成分の2種以上を併用してもよい。
上記成分(b1)〜(b3)のうち、なかでも好ましくは成分(b1)及び/又は成分(b2)である。
なお、成分(b1)及び(b2)は、HLBは12以下である必要はない。
[成分組成]
本発明の化粧料組成物中の(共)重合体(A)の配合量は、特に限定されないが、ゲル化力及び経時安定性、ヘアケア剤に配合したときのセット力の観点より、(共)重合体(A)と界面活性剤(B)と水(C)との合計100質量%中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質量%以上であり、更に好ましくは1質量%以上である。一方、例えば、ヘアケア剤に配合したときに固まりすぎないこと、またべたつきのなさ等の使用感の観点から15質量%以下が好ましく、より好ましくは12質量%以下であり、更に好ましくは10質量%以下である。
本発明の化粧組成物中の界面活性剤(B)の配合量は、特に限定されないが、ゲル化力及び経時安定性、ヘアケア剤に配合したときのセット力の観点より、(共)重合体(A)と界面活性剤(B)と水(C)との合計100質量%中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上であり、更に好ましくは0.7質量%以上である。一方、例えば、ヘアケア剤に配合したときに固まりすぎないこと、またべたつきのなさ等の使用感の観点から15質量%以下が好ましく、より好ましくは12質量%以下であり、更に好ましくは10質量%以下である。
水(C)の量は、化粧組成物中の(共)重合体(A)と界面活性剤(B)と水(C)との合計100質量%中、70質量%以上99.8質量%以下が好ましい。
なお、本発明の化粧料組成物は、本発明の効果を著しく損なわない限り、(共)重合体(A)、界面活性剤(B)及び水(C)の他、任意の成分を任意の量で添加してもよい。
例えば、水以外の溶剤として、エタノール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜6の低級アルコール類、エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ブタンジオール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、その他、アセトン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、等を添加することができる。
その他、本発明の効果を損なわない範囲で、通常化粧料に用いられる成分として、例えば、油剤、界面活性剤、水性成分、水溶性高分子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、防腐剤、着色剤、美容剤等を任意の量で配合することができる。
また、化粧料組成物のpH調整のために、各種の酸やアルカリを添加することもできる。
このような成分を含む本発明の化粧料組成物の調製方法は特に限定されず、必要な成分を所定の割合で混合すればよい。
[用途]
本発明の化粧料組成物の用途は特に限定されないが、ジェル、フォーム、ミスト、ローション、ヘアトリートメント、ヘアワックス、一時染毛料、酸性染毛料、酸化染毛料等の毛髪用化粧料、化粧水、乳液、クリーム、パック、シェービングローション、日焼け止め、制汗剤等の皮膚用化粧料、ファンデーション、コンシーラー、マスカラ、アイライナー、口紅、マニキュア等のメークアップ化粧料等に使用できる。このうち、ヘアワックス、クリーム、乳液等の乳化組成物に用いることもでき、乳化を安定化する効果がある。
更に本発明の化粧料組成物は、粉体の分散にも適している。この場合、粉体の具体例としては、顔料、パール剤、グリッター等が挙げられる。これらはマスカラ、アイライナー、口紅、ファンデーションなどに配合されることが多い。顔料の具体例としては、酸化鉄、カーボンブラック、酸化チタン、タルク、カオリン、群青、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、カオリン、マイカ、セリサイトなどが挙げられる。
[(共)重合体(A)の調製方法]
以下に本発明の化粧料組成物に用いられる特定の(共)重合体(A)の調製方法について説明する。本発明に係る(共)重合体(A)は、前述の各構成単位を与えるような単量体及び/又は前駆体単量体の混合物を、通常はラジカル重合開始剤の存在下で、溶液重合、塊状重合、乳化重合及び懸濁重合等の方法によって(共)重合して得ることができる。
これらの(共)重合方法の内では、溶液重合法が好ましく、例えば各単量体成分を溶媒中に溶解した上で、重合開始剤を添加して、窒素気流下で加熱・撹拌する等の方法で(共)重合を行うことができる。
溶液重合法において用いることのできる溶媒としては、水;メタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、及びブチルセロソルブ等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル類;流動パラフィン、イソパラフィン等の炭化水素類;の1種又は2種以上の混合物が挙げられる。溶媒の使用量は、得られる(共)重合体溶液の(共)重合体濃度が10〜65質量%となる量とするのがよい。
上記の(共)重合において用いることのできるラジカル重合開始剤としては、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチレート、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1′−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の過酸化物等が挙げられる。これらの重合開始剤は単量体成分に対して、通常0.01〜5質量%用いられる。
(共)重合は、通常、窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下で30〜120℃、好ましくは40〜100℃で1〜20時間の範囲で行われる。単量体はその全種類及び全量を重合当初から存在させるのが一般的であるが、単量体の種類及び又は量に応じて分割添加、逐次添加、又は連続添加を行うこともできる。
(共)重合に際して、得られる(共)重合体(A)の分子量の制御は、重合温度、重合開始剤の種類や量、エタノール、イソプロパノール等の連鎖移動性のある溶媒の使用量、ブチルメルカプタン、ラウリルメルカプタン等の連鎖移動剤の使用量、等の重合条件を適宜選択することにより行うことができる。
なお、前述の通り、親水性基を有する(共)重合体(A)は、当該親水性基を与えることができる前駆体単量体を用いて重合した後、カチオン化、両性化、アミンオキシド化等の処理を行って得ることもできる。
これら種々の方法によって得られた親水性基含有(共)重合体(A)は、溶液として得られた場合はそのまま使用してもよく、また溶媒を除去したり(共)重合体(A)の貧溶媒中への沈殿形成によって固体の(共)重合体(A)を得た上で使用してもよい。
なお、合成された(共)重合体(A)には、必要に応じて再沈殿や溶媒洗浄等によって精製を加えてもよい。特に、(共)重合体(A)が着臭している場合は、溶液の場合は臭気成分を溶媒と共沸除去したり、活性炭、ゼオライト、活性白土等の吸着剤によって処理したりすることによって臭気を除去することができる。(共)重合体(A)が固体の場合は、加温下での減圧処理やエーテル等の溶媒による抽出処理を行えばよい。
以下、実施例を用いて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り以下の実施例によって限定されるものではない。
なお、以下において、「部」は、特記する場合以外は質量部を表す。また、実施例中の「%」は、特記する場合以外は、固形分の質量%を表す。
(共)重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレンを標準物質とするGPC(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー)分析により求めた。
実施例及び比較例で用いた(共)重合体P−1〜P−13の組成と重量平均分子量を表1に示す。これらの(共)重合体は以下の製造例1〜13の方法で製造したものである。
〈製造例1:共重合体P−1〉
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラス管、及び攪拌装置を取り付けた五つ口フラスコ内に、ジメチルアミノエチルメタクリレート89.8部(95モル%)、ステアリルメタクリレート(メタクリル酸ステアリル)10.2部(5モル%)、及び無水エタノール100部を仕込み、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート0.2部を添加して、攪拌を行いながら窒素気流下、80℃に加熱して8時間反応し、共重合体溶液を得た。
次に、得られた溶液に、ジメチルアミノエチルメタクリレートと等モルの34%過酸化水素水を滴下ロートにて1時間かけて滴下し、更に窒素気流下、沸点で12時間還流加熱してジメチルアミノ基のオキシド化反応を行い共重合体P−1を得た。オキシド化反応の終点は、反応液のアミン価測定により確認した。また、赤外吸収スペクトルよりN−Oの吸収が認められ、アミンオキシド基の生成を確認した。この共重合体P−1の重量平均分子量は150,000であった。
〈製造例2:共重合体P−2〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及びステアリルメタクリレートの仕込量をそれぞれ95.8部(98モル%)及び4.2部(2モル%)とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−2を得た。この共重合体P−2の重量平均分子量は100,000であった。
〈製造例3:共重合体P−3〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及びステアリルメタクリレートの仕込量をそれぞれ79.5部(80モル%)及び4.3部(2%)とし、更にイソブチルメタクリレート(メタクリル酸イソブチル)16.2部(18モル%)を加えた以外は製造例1と同様にして、共重合体P−3を得た。この共重合体P−3の重量平均分子量は100,000であった。
〈製造例4:共重合体P−4〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート仕込量を89.1部(93モル%)とし、ステアリルメタクリレートにかえてラウリルメタクリレート(メタクリル酸ラウリル)10.9部(7モル%)とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−4を得た。この共重合体P−4の重量平均分子量は130,000であった。
〈製造例5:共重合体P−5〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート仕込量を89.9部(89モル%)とし、ステアリルメタクリレートにかえてイソブチルメタクリレート10.1部(11モル%)とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−5を得た。この共重合体P−5の重量平均分子量は130,000であった。
〈製造例6:共重合体P−6〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート仕込量を89.9部(85モル%)とし、ステアリルメタクリレートにかえてメチルメタクリレート(メタクリル酸メチル)10.1部(15モル%)とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−6を得た。この共重合体P−6の重量平均分子量は100,000であった。
〈製造例7:重合体P−7〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート仕込量を100部(100モル%)とし、ステアリルメタクリレートを0部とした以外は製造例1と同様にして、重合体P−7を得た。この重合体P−7の重量平均分子量は120,000であった。
〈製造例8:共重合体P−8〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及びステアリルメタクリレート仕込量を、それぞれ49.8部(59モル%)及び40.0部(22モル%)とし、更にメチルメタクリレート10.2部(19モル%)を加え、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレートの添加量を1.0部とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−8を得た。この共重合体P−8の重量平均分子量は120,000であった。
〈製造例9:共重合体P−9〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及びステアリルメタクリレート仕込量をそれぞれ69.4部(83モル%)及び30.6部(17モル%)とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−9を得た。この共重合体P−9の重量平均分子量は110,000であった。
〈製造例10:共重合体P−10〉
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラス管、及び攪拌装置を取り付けた五つ口フラスコ内に、ジメチルアミノエチルメタクリレート69.4部(83モル%)、ステアリルメタクリレート30.6部(17モル%)、及び無水エタノール100部を仕込み、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート1.0部を添加して、攪拌を行いながら窒素気流下、80℃に加熱して8時間反応し、共重合体溶液を得た。
次に、得られた溶液に、ジメチルアミノエチルメタクリレートと等モルのモノクロロ酢酸カリウムのエタノール溶液を滴下し、更に12時間攪拌を行ってジメチルアミノ基の両性イオン化反応を行った。得られた懸濁液をろ過後、ろ液を、再生済みカチオン交換樹脂を充填したカラムに、次いで再生済みアニオン交換樹脂を充填したカラムに、順次通して、共重合体P−10を得た。この共重合体P−10の重量平均分子量は110,000であった。
〈製造例11:共重合体P−11〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及びステアリルメタクリレート仕込量をそれぞれ50.4部(43モル%)及び10.1部(4モル%)とし、更にメチルメタクリレート39.5部(53モル%)を加え、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレートの添加量を1.0部とした以外は製造例1と同様にして、共重合体P−11を得た。この重合体P−11の重量平均分子量は40,000であった。
〈製造例12:共重合体P−12〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート仕込量を40.4部(38モル%)とし、ステアリルメタクリレートに代えてターシャリーブチルメタクリレート59.6部(62モル%)を用い、エタノール仕込量233.3部、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレートの添加量を4.0部とし、それ以外は製造例1と同様にして、共重合体P−12を得た。この共重合体P−12の重量平均分子量は30,000であった。
〈製造例13:共重合体P−13〉
製造例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート仕込量を40.2部(30モル%)とし、ステアリルメタクリレートに代えてメチルメタクリレート59.8部(70モル%)を用い、エタノール仕込量233.3部、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレートの添加量を1.66部とし、それ以外は製造例1と同様にして共重合体P−13を得た。この共重合体P−13の重量平均分子量は20,000であった。
[実施例1〜7、比較例1〜6]
〈化粧料組成物調製手順〉
表3に示す成分を用いて化粧料組成物を調製した。
(共)重合体、エチレングリコールモノオレイルエーテル(HLB:4)、エタノールをウルトラディスパーサーLK−21(ヤマト科学社製)にて室温で1分間攪拌した後、攪拌しながら徐々に精製水を加えて化粧料組成物を得た。
得られた化粧料組成物について、下記の評価を行って、結果を表3に示した。
〈評価〉
(粘度)
粘度の測定は次のようにして行った。
粘度計((株)東京計器社製「B型粘度計」型式:BL)を用い、室温(25℃)、回転速度12rpmとし、粘度2500mPa・s以下のものは2番ローターを、粘度2500mPa・s以上のものは3番ローターを用いて測定した。
(透明性)
透明性の測定は次のようにして行った。
光路長1cmのPMMA(ポリメチルメタクリレート)製セルに試料を入れ、波長655nmで水の透過率を100%とし透過率を測定した。
透明性の評価基準は以下の通りである。
表3より、(共)重合体としてP−1〜P−7を用いた実施例1〜7の本発明の化粧料組成物では増粘が観察されたが、(共)重合体としてP−8〜P−13を用いた比較例1〜6の組成物の粘度は低いままであった。比較例3〜6では組成物が分離してしまい、透明性は評価できなかった。
[実施例8〜15]
(共)重合体(A)として共重合体P−2を用い、表4に示す成分を用いて化粧料組成物を調製した。
精製水以外の成分をウルトラディスパーサーLK−21(ヤマト科学社製)にて室温で1分間攪拌した後、攪拌しながら徐々に精製水を加えて化粧料組成物を得た。
得られた化粧料組成物について、実施例1と同様にして粘度の評価を行い、結果を表4に示した。
表4より明らかなように、実施例8〜15の全てで、化粧料組成物の増粘が観察された。
[実施例16〜20、比較例7]
(共)重合体(A)として共重合体P−1を用い、表5に示す成分を用いて化粧料組成物を調製した。
精製水以外の成分をウルトラディスパーサーLK−21(ヤマト科学社製)にて室温で1分間攪拌した後、攪拌しながら徐々に精製水を加えて化粧料組成物を得た。
得られた化粧料組成物について、実施例1と同様にして評価を行い、結果を表5に示した。
なお、表5中、PEG140ジステアレートとはオキシエチレン基を140個有するポリオキシエチレンジステアレートであり、POE15グリセリルモノステアレートとはオキシエチレン基を15個有するポリオキシエチレングリセリルモノステアレートであり、POE55ステアレートとはオキシエチレン基を55個有するポリオキシエチレンモノステアレートである。
表5より明らかなように、実施例16〜20の化粧料組成物では増粘が観察されたが、比較例7の組成物の粘度は低いままであった。
[実施例21、22]
(共)重合体(A)として共重合体P−2を用い、表6に示す成分を用いて化粧料組成物を調製した。
精製水以外の成分をウルトラディスパーサーLK−21(ヤマト科学社製)にて室温で1分間攪拌した後、攪拌しながら徐々に精製水を加えて組成物を得た。
得られた化粧料組成物について、実施例1と同様にして評価を行い、結果を表6に示した。
なお、表6中、POE7オレイルエーテルとはオキシエチレン基を7個有するポリオキシエチレンオレイルエーテルであり、POE2ラウリルエーテルとはオキシエチレン基を2個有するポリオキシエチレンラウリルエーテルである。
表6より明らかなように、実施例21,22の化粧料組成物では、増粘が観察され、透明性も良好であった。
本発明の化粧料組成物は、耐イオン性、耐塩性に優れ、pH依存性が小さいので、ジェル、フォーム、ミスト、ローション、ヘアトリートメント、一時染毛料、酸性染毛料、酸化染毛料等の毛髪用化粧料、化粧水、乳液、クリーム、パック、シェービングローション、日焼け止め、制汗剤等の皮膚用化粧料、ファンデーション、コンシーラー、マスカラ、アイライナー、口紅、マニキュア等のメークアップ化粧料等、様々な種類の化粧料に制限なく適用できる。また、塗布時にさっぱりとした使用感を与えることができ、フォームやミスト等、幅広い剤型に適用できる。更に、グリセリン等の溶剤を多量に配合することも可能である。
また、本発明の化粧料組成物は、乳化安定剤として、ヘアワックス、クリーム、乳液等の乳化組成物にも添加できる。
更に、本発明の組成物は、顔料、パール剤、グリッター、等を始めとする粉体の分散にも有効に使用することができる。

Claims (5)

  1. 下記の重合体(A)、界面活性剤(B)、及び水(C)を含有してなり、粘度が30mPa・s〜1,000,000mPa・sであることを特徴とする化粧料組成物。
    (A)(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0〜15モル%、及び、(a3)(a1)及び(a2)以外の構成単位0〜45モル%、からなる重合体
    (B)下記の(b1)〜(b3)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤
    (b1)ポリオキシアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びポリオキシアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上
    (b2)2以上の水酸基を有する親水基と、炭素数12以上のアルキル基とを含む界面活性剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上
    (b3)HLBが12以下の、(ポリ)オキシエチレンアルキルエーテル、(ポリ)オキシエチレンアルケニルエーテル、及び(ポリ)オキシエチレンアルキルエステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上
  2. 前記成分(b2)が、ソルビタン、ソルビット、ショ糖、グリセリン及びペンタエリスリトールよりなる群から選ばれる1種以上の水酸基含有化合物と、炭素数12以上のアルキル基を有する脂肪酸とのエステルである界面活性剤である、請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. 前記成分(b3)が、HLB12以下の(ポリ)オキシエチレンラウリルエーテル及び/又は(ポリ)オキシエチレンオレイルエーテルである、請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
  4. 前記重合体(A)が、(a1)親水基を有する構成単位55〜100モル%、(a2)炭素数12以上の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる構成単位0.5〜15モル%、及び、(a3)(a1)及び(a2)以外の構成単位0〜44.5モル%、からなる共重合体である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  5. 前記親水基を有する構成単位(a1)がアミンオキシド基を有する構成単位である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
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