JP2947897B2 - 水系美爪料 - Google Patents

水系美爪料

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水系美爪料に関し、更に詳細には従来、美爪
料に用いられていた有機溶剤に代え、水を主体とする水
系美爪料に関する。
本発明における美爪料とは、ネイルエナメル、ネイル
エナメルベースコート、ネイルエナメルオーバーコート
等を含むものである。
[従来の技術及びその課題] ネイルエナメル、ネイルエナメルベースコート、ネイ
ルエナメルオーバーコート等の美爪料は、爪を着色、装
飾したり、爪のキズの発生を防止するものとして広く使
用されている。
従来の美爪料は、皮膜形成剤としてのニトロセルロー
ス、アルキッド樹脂等の樹脂、更に可塑剤、有機溶剤を
主基剤としたものがその主流を占めている。しかしなが
ら、これらの有機溶剤系美爪料は、塗膜形成剤としての
諸性能はすぐれているものの、有機溶剤使用による引火
性、溶剤臭、人体への影響、特に、爪そのものへの悪影
響等において重大な欠点を有している。
これに対し、ポリマーエマルジョンを用いたネイルエ
ナメル等は、溶剤を用いないので安全性の上で有利であ
り、このような技術は従来から知られている(特公昭55
−43445号、特開昭57−56410号および特開昭54−28836
号等)。
しかし、上記のポリマーエマルジョンを用いたネイル
エナメル等は、耐水性、耐久性に問題があり、その改善
が必要とされていた。
さらに美爪料として必要な特性として、前述の耐久
性、耐水性等の皮膜物性の他、貯蔵安定性も良好である
ことが要求される。
メーキャップ効果を付与するために、チタン、マイ
カ、雲母チタン等の無機顔料やパール光沢剤を添加する
が、これらは比重が大きく、経済的に沈降し、その結果
美爪料の外観、美粧効果、使用性に悪影響を及ぼし、品
質の低下の原因となる場合がある。
水系美爪料においても顔料沈降防止剤を添加して、貯
蔵安定性を改善することは可能であるが、この沈降防止
剤の添加により、形成した皮膜の耐久性、耐水性がさら
に悪化してしまう。
このように水系美爪料では、耐久性、耐水性、貯蔵安
定性等すべて良好なものを設計することは困難であっ
た。
[課題を解決するための手段] このような状況において、本発明者らは鋭意研究を行
った結果、表面陽電荷を有するポリマーエマルジョンを
皮膜形成剤とする系において、多価金属の含水酸化物を
用いれば顔料を安定に分散でき、耐久性、耐水性等良好
な美爪料が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の成分(A)および(B) (A)カチオンポリマーエマルジョンを固形分として5
〜60重量% (B)多価金属元素の含水酸化物0.1〜10重量% を含有することを特徴する水系美爪料を提供するもので
ある。
本発明の(A)成分であるカチオンポリマーエマルジ
ョンは、カチオン界面活性剤の存在下で乳化重合等の反
応を行って得られるポリマーエマルジョン、カチオンモ
ノマーのみで重合させるか、あるいはカチオンモノマー
と疎水性非イオンモノマーとの共重合によって得られる
ポリマーエマルジョン等が挙げられる。カチオン界面活
性剤の存在下で乳化重合により得られるポリマーエマル
ジョンは公知のカチオン性、非イオン性のモノマーを適
宜、組み合わせて公知の乳化重合法により合成される。
一方、カチオンモノマーと疎水性非イオンモノマーと
の共重合によるカチオンポリマーエマルジョンは、適当
なカチオンモノマーと疎水性非イオンモノマーとを用
い、公知の方法例えば、乳化重合、無乳化剤重合等の方
法で重合させることにより製造される。
特に好ましいカチオンポリマーエマルジョンは、正に
帯電し得る塩生成基を有し重合可能な二重結合を有する
含窒素単量体(カチオンモノマー)0.5〜15重量%と、
それと共重合し得る重合可能な二重結合を有する非イオ
ン性で水不溶性の単量体(疎水性非イオンモノマー)85
〜99.5重量%とを共重合して得られる共重合体の有機溶
剤溶液に水を加えた後、有機溶剤を留去して得られる
(転相乳化法)。ここで有機溶剤とは、メチルエチルケ
トン、低級アルコールのように、水より低沸点で、水と
混和し得るものをいう。
また、多段階にシード重合を行なって多層構造の複合
ポリマーエマルジョンを製造しこれを使用することもで
きる。
カチオンモノマーとしては、例えばN,N−ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノプロピルアクリルアミド等のジアルカリアミノ基を有
する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリル
アミド類;N,N−ジメチルアミノスチレン、N,N−ジメチ
ルアミノメチルスチレンの如きジアルキルアミノ基を有
するスチレン類;4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジ
ンの如きビニルピリジン類;或いはこれらをハロゲン化
アルキル、ハルゲン化ベンジル、アルキル又はアリール
スルホン酸、又は硫酸ジアルキルの如き公知の四級化剤
で四級化したもの等が挙げられる。
また、疎水性非イオンモノマーとしては、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ノルマルブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシジル、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、ビニルバーサチック酸、
酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、マレイン酸
ジブチル、その他ジエン及びオレフィン系不飽和炭化水
素等が挙げられる。
この様にして得られるカチオン性ポリマーエマルジョ
ンは、本発明の美爪料中、固形分として5〜60重量%
(固形分として、以下単に「%」で示す)配合される。
配合量が5%より少ない場合には実用上必要な塗膜を得
るのに度数の重ね塗りが必要となり、60%を越える場合
には美爪料の粘度が高くなり、筆さばき性等の塗布性の
低下が見られる。
本発明の(B)成分である多価金属元素の含水酸化物
としては、2〜6価金属元素、例えばマグネシウム、ベ
リリウム、カリウム、インジウム、鉄(III)、アルミ
ニウム、ランタン、マンガン(III)、アンチモン(II
I)、ビスマス(III)、チタン(IV)、スズ(IV)、ジ
ルコニウム、セリウム(IV)、トリウム、ケイ素、マン
ガン(IV)ニオブ、タンタル、アンチモン(V)、モリ
ブデン、タングスンテン等の含水酸化物が挙げられる。
本明細書において含水酸化物とは、水和酸化物ともい
い、いわゆる水酸化物を含んだ金属酸化物の水和物であ
り、一般式MnOm′xH2Oで表される(式中、Mは金属、
n、mは整数、xは整数を示す)。
多価金属元素の含水酸化物の例としては、BeO・1.7H2
O、Hg(OH)、Ga2O3・2.4H2O、In2O3・3.5H2O、Sb2O3
3H2O、Bi2O3・3H2O、La2O3・3H2O、Fe2O3・2H2O、β−F
e2O3・H2O、Al2O3・3H2O、Al2O3・1.2H2O、Al2O3・H
2O、MnO・OH、MnO2・0.6H2O、SiO2・1.2H2O、α−TiO2
・1.6H2O、β−TiO2・0.8H2O、TiO2・0.5H2O(ルチ
ル)、ZrO2・2.8H2O、α−SnO2・1.8H2O、β−SnO2・1.
6H2O、CeO2・2.6H2O、ThO2・3.5H2O、Nb2O3・4.6H2O、T
a2O3・3.4H2O、Sb2O3・4H2O、HBiO3、MoO3・2H2O、WO3
・3H2O、WO3・1.8H2O等が挙げられる。
なお、ネイルエナメルに配合する場合はこれらのう
ち、アルミニウム、チタン、鉄の含水酸化物が好まし
く、特にアルミナ−水和物のゾルの一種であるベーマイ
トを用いるのが好ましい。また、多価金属元素の含水酸
化物のゾルを利用する場合は、多価金属元素の含水酸化
物の水分散液を一塩基酸で処理して解膠を行ない、その
後更に一塩基酸を添加するか、水溶性塩類を添加してゾ
ルの粘度を調整することが好ましい。更に増粘が要求さ
れる場合は、公知の水溶性高分子を配合しても良い。
前記多価金属の含水酸化物は、100μm以下の微粒子
であることが好ましく、特に10μm以下が好ましい。ま
た、含水金属酸化物分散液とすることが好ましく、その
pHは1〜7とするのが好ましい。
分散液のpHの調整は、塩酸、硝酸、酢酸およびギ酸等
の揮発性酸を用いるのが好ましいが、金属含水酸化物
は、酸の添加量によってそれぞれ特有のpH域で緩衝性を
示すことに留意する必要がある。酸の添加量は、金属含
水酸化物に対してモル比で0.001〜5程度が好ましい。
系のpHが上記のpH1〜7の範囲では、金属含水酸化物
は、コロイド状に分散し、その状態ではコロイド粒子の
界面は正に帯電している。
これらの多価金属の含水酸化物は本発明の水系美爪料
中、0.01〜20%、特に0.1〜10%用いることが好まし
い。金属含水酸化物を処理する一塩基酸としては、酢
酸、ギ酸、スルファミン酸およびカルボン酸、硝酸、塩
酸等が挙げられる。
また、水溶性塩類は水溶性で無毒であれば有機、無機
のいずれを用いてもよい。
このうち、水溶性無機塩としては、塩酸、硫酸、硝酸
等の無機酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは
アルミニウム塩が挙げられる。これらの無機塩のうち好
ましいものとして硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸
マグネシウム、硫酸アルミニウム、硝酸カリウム、硝酸
ナトリム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝酸ア
ルミニウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化マグ
ネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸アルミニウムが挙げら
れ、このうち特に硫酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムが挙げられ
る。
また、水溶性有機塩類としては、酢酸、クエン酸、酒
石酸のアルカリ金属塩等が挙げられる。
これらの水溶性塩類は塩のイオン価によって異なる
が、通常、金属含水酸化物に対して、0.001〜10%、特
に0.01〜5%用いるのが好ましい。
本発明の水性美爪料には、上記した各成分に加え、顔
料、染料、防腐剤、香料、可塑剤、成膜助剤、増粘剤、
湿潤剤、消泡剤、充填剤等を配合することができる。
顔料としては、特にR−221、R−226、B−404、Y
−401等公知の有機顔料が挙げられる。このような有機
着色剤以外に、二酸化チタン、褐色酸化鉄、ベンガラ、
雲母チタン、オキシ塩化ビスマスといった無機物質も使
用することができる。
可塑剤、成膜助剤としては、セロソルブ、メチルセロ
ソルブ、ブチルセロソルブ、カルビトール、ブチルカル
ビトール、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブア
セテート、ブチルカルビトールアセテート、ヘキシレン
グリコール等の公知のものが使用できるが、ポリマーエ
マルジョンの貯蔵安定性、塗膜の耐水性の面から、その
配合量は0〜15%が望ましい。
増粘剤としては公知のものが使用できるが、ポリマー
エマルジョンの荷電がカチオンであるので、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ポリエチレンオキシド、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース等のノニオン性の水溶性増粘剤や、カチオン化グ
アーガム、カチオン化セルロース等、それらをカチオン
変性したものも使用できる。
[発明の効果] 本発明の美爪料は、有機溶剤を使用しない水性である
ので、安全性が高く、しかも耐水性、耐久性、密着性が
良いものである。
更に、系中に配合される顔料等を安定に保ち、長期間
保存しても沈降等の問題を生じない優れたものである。
したがって、従来の有機溶剤を用いる美爪剤にかかわ
るものとして利用が期待される。
[実 施 例] 次に合成例、実施例及び比較例を挙げ、本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等により何
ら制約を受けるものではない。
合成例 1 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入
管のついた反応器に、メチルエチルケトン50部を仕込
み、窒素ガスを流し、溶存酸素を除去した。
一方、滴下ロートにメチルエチルケトン35部、メチル
メタクリレート56部、n−ブチルアクリレート40部、N,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート4部及びアゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部を仕込んだ。
攪拌下、反応器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより
上記モノマー及びラジカル開始剤のメチルエチルケトン
溶液を2.5時間かけて滴下した。モノマーを滴下終了2
時間後、アゾビスイソブチロニトリル0.2部をメチルエ
チルケトン10部に溶解した溶液を加えた。3時間同じ温
度で熟成後、再びアゾビスイソブチロニトリル0.1部を
メチルエチルケトン5部に溶解したものを加え、更に5
時間反応を続け、共重合体を得た。
得られた共重合体の一部を単離し、分子量をゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーによって測定してとこ
ろ、その重量平均分子量は75,000であった。尚、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーの検量線はポリスチ
レンを標準物質として作成した(溶媒:テトラヒドロフ
ラン)。
反応終了後の共重合体溶液を室温まで冷却し、乳酸5.
6部を加えて中和し、更に300rpmで攪拌下、イオン交換
水400部を加えた。減圧下で40℃でメチルエチルケトン
を留去し、更に50℃で水を留去することにより濃縮し、
固形分30%のポリマーエマルジョンを得た。
合成例 2 攪拌器、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入
管のついた反応器にイソプロパノール50部を仕込み、窒
素ガスを流し溶存酸素を除去した。
一方、滴下ロートにイソプロパノール35部、スチレン
50部、エチルアクリレート46部、N,N−ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド4部及びアゾビスイソブチロニ
トリル0.2部を仕込んだ。
攪拌下、反応器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより
上記モノマー及びラジカル開始剤のイソプロパノール溶
液を2.5時間かけて滴下した。モノマーを滴下終了2時
間後、アゾビスイソブチロニトリル0.2部をイソプロパ
ノール10部に溶解した溶液を加えた。3時間同じ温度で
熟成後、再びアゾビスイソブチロニトリル0.1部をイソ
プロパノール5部に溶解したものを加え、更に5時間反
応を続け、共重合体を得た。
得られた共重合体の一部を単離し、分子量をゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーによって測定したとこ
ろ、その重量平均分子量は75,000であった。尚、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーの検量線はポリスチ
レンを標準物質として作成した(溶媒:テトラヒドロフ
ラン)。
反応終了後の共重合体溶液を室温まで冷却し、酢酸5.
6部を加えて中和し、更に300rpmで攪拌下、イオン交換
水400部を加えた。減圧下、40℃でメチルエチルケトン
を留去し、更に50℃で水を留去することにより濃縮し、
固形分33%のポリマーエマルジョンを得た。
実施例 1〜4 第1表に示す処方で、ネイルエナメルを調製した。
(製 法) イオン交換水に成膜助剤を加え、顔料、ポリマーエマ
ルジョン、ベーマイトゲルその他の成分を添加し、均一
に攪拌混合を行ない、最後に脱気し、ネイルエナメルを
調製した。
(組 成) 比較例 1〜4 第2表に示す処方でネイルエナメルを調製した。尚、
比較例3.4では市販のダイヤナールLX−125(アニオン性
アクリル系エマルジョン、固形分35%、三菱レーヨン
製)をポリマーエマルジョンとして使用した。
(製 法) イオン交換水に成膜助剤を加え、顔料、ポリマーエマ
ルジョン、その他の成分を添加し、均一に攪拌混合を行
ない、最後に脱気し、ネイルエナメルを調製した。
(組 成) 試 験 例 実施例1〜4及び比較例1〜4で得られたネイルエナ
メルの物性を下記方法により評価した。結果を第3表に
示す。
(評価方法) (1) 乾燥性 温度25℃、相対湿度60%の条件下で爪に試料をネイル
エナメル筆にて塗布し、指触乾燥時間を測定する。
○;3分以内 △;3〜6分 ×;6分以上 (2) 光沢 乾燥性評価時に於て、30分後の乾燥塗膜の光沢を肉眼
評価する。
(3) 接着性 乾燥性評価時に於て、30分後の、爪への接着性をミク
ロスパチュラについて、皮膜を表面より削り取り評価す
る (4) 耐水性 0.5×15×40mmの大きさのナイロン板に試料をネイル
エナメル筆にて均一に塗布し、温度25℃、相対湿度60%
の条件で1時間乾燥後35℃の水に1時間浸漬して塗膜の
劣化の有無(白濁、膨潤、柔軟カ化、剥離等)を評価す
る。
(5) 耐摩耗性 乾燥性評価時に於て、30分後の乾燥塗膜を木綿布で50
回摩擦した後の状態を観察する。
(6) 臭い ネイルエナメルビンの口元で臭いを官能評価する。
尚、上記評価項目(2)〜(6)については次のよう
に判定した。
◎;極めて良好 ○;良好 △;普通 ×;不良 (7) 経時安定性 試料を40℃の恒温槽に1ケ月放置後、パール光沢剤、
顔料の沈降の有無について肉眼により外観を観察した。
◎;極めて良好 ○;良好 △;沈降あり (結 果) この結果から明らかなように、本発明の美爪料は比較
例と比べ、接着性、耐水性、耐摩耗性、経時安定性等す
べての点において優れていた。
尚、本発明はその他のアイライナー、マスカラ等アイ
メイクアップ化粧料類、パック、毛髪用着色料等の皮膚
化粧料や頭紙化粧料に広く適用されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−131513(JP,A) 特開 昭54−52736(JP,A) 特開 昭57−56410(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/043

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の2成分(A)及び(B)、 (A)カチオンポリマーエマルジョンを固形分として5
    〜60重量% (B)多価金属元素の含水酸化物0.1〜10重量% を含有することを特徴する水系美爪料。
  2. 【請求項2】成分(B)が、アルミニウム、チタンまた
    は鉄の含水酸化物である請求項第1項記載の水系美爪
    料。
  3. 【請求項3】成分(B)がベーマイトである請求項第1
    項または第2項記載の水系美爪料。
  4. 【請求項4】成分(B)の粒径が、100μm以下である
    請求項第1項記載の水系美爪料。
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