JPH08239308A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH08239308A JPH08239308A JP4280595A JP4280595A JPH08239308A JP H08239308 A JPH08239308 A JP H08239308A JP 4280595 A JP4280595 A JP 4280595A JP 4280595 A JP4280595 A JP 4280595A JP H08239308 A JPH08239308 A JP H08239308A
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- Japan
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- parts
- emulsion
- polymer emulsion
- methacrylate
- polyoxyethylene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた艶、成膜性、耐水性を有し、塗膜の密
着性も良好な化粧料の提供。 【構成】 重合可能な二重結合を有する単量体を構成成
分とする水性ポリマーエマルジョンとアクリル系オリゴ
マーを含有してなり、該アクリル系オリゴマーの含有量
が該水性ポリマーエマルジョン中のポリマーに対して固
形分換算で1〜50重量%であり、かつ該水性ポリマーエ
マルジョンとアクリル系オリゴマーの合計含有量が固形
分換算で1〜80重量%である化粧料。
着性も良好な化粧料の提供。 【構成】 重合可能な二重結合を有する単量体を構成成
分とする水性ポリマーエマルジョンとアクリル系オリゴ
マーを含有してなり、該アクリル系オリゴマーの含有量
が該水性ポリマーエマルジョン中のポリマーに対して固
形分換算で1〜50重量%であり、かつ該水性ポリマーエ
マルジョンとアクリル系オリゴマーの合計含有量が固形
分換算で1〜80重量%である化粧料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、さらに詳
しくは艶、耐水性、成膜性に優れる毛髪化粧料、皮膚化
粧料等の化粧料に関するものである。
しくは艶、耐水性、成膜性に優れる毛髪化粧料、皮膚化
粧料等の化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪用、メイクアップ用、薬用等の化粧料には水溶性又
は油溶性の成膜性ポリマーが配合されている。しかし、
化粧料中に水溶性ポリマーを配合した場合には耐水性が
劣ることから該化粧料は汗や水によりとれやすく、一方
油溶性ポリマーを配合した場合、該化粧料は皮脂により
とれやすいという欠点を有する。これらの欠点を解決す
るために、従来より水性ポリマーエマルジョンを含有す
る化粧料が提案されている。例えば、特開昭54−28836
号公報、特開昭54−52736 号公報、特開昭56−131513号
公報、特開昭57−56410 号公報にはアクリル系水性ポリ
マーエマルジョンからなる化粧料(美爪料)が開示され
ているが、艶、成膜性、耐水性等において未だ満足のい
くものではない。
毛髪用、メイクアップ用、薬用等の化粧料には水溶性又
は油溶性の成膜性ポリマーが配合されている。しかし、
化粧料中に水溶性ポリマーを配合した場合には耐水性が
劣ることから該化粧料は汗や水によりとれやすく、一方
油溶性ポリマーを配合した場合、該化粧料は皮脂により
とれやすいという欠点を有する。これらの欠点を解決す
るために、従来より水性ポリマーエマルジョンを含有す
る化粧料が提案されている。例えば、特開昭54−28836
号公報、特開昭54−52736 号公報、特開昭56−131513号
公報、特開昭57−56410 号公報にはアクリル系水性ポリ
マーエマルジョンからなる化粧料(美爪料)が開示され
ているが、艶、成膜性、耐水性等において未だ満足のい
くものではない。
【0003】また、特開平6−80537号公報には、
重合可能な二重結合を有する単量体を可塑剤又は成膜助
剤存在下で重合してなる水性エマルジョンを含有する化
粧料が開示されている。しかしここで用いられている可
塑剤は常温で液状のものが主体である。液状の可塑剤の
場合、ポリマーの運動性を上げ、エマルジョンの成膜を
助け、成膜に有効に働くが、成膜後は塗膜に残存し経時
的に若干可塑剤がブリードアウトし、塗膜の密着性を低
下させたり、塗膜物性を低下させる場合がある。
重合可能な二重結合を有する単量体を可塑剤又は成膜助
剤存在下で重合してなる水性エマルジョンを含有する化
粧料が開示されている。しかしここで用いられている可
塑剤は常温で液状のものが主体である。液状の可塑剤の
場合、ポリマーの運動性を上げ、エマルジョンの成膜を
助け、成膜に有効に働くが、成膜後は塗膜に残存し経時
的に若干可塑剤がブリードアウトし、塗膜の密着性を低
下させたり、塗膜物性を低下させる場合がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、優れた艶、成膜
性、耐水性を有し、塗膜の密着性も良好な化粧料を提供
することにある。
性、耐水性を有し、塗膜の密着性も良好な化粧料を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、重合可能な二
重結合を有する単量体を構成成分とする水性ポリマーエ
マルジョンとアクリル系オリゴマーとを併用することに
よって、良好な成膜性を有しながら、塗膜の密着性が低
下せず光沢等の外観を損ねることなく、物性の良好な塗
膜を形成でき、化粧料として優れた性能を発揮できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、重合可能な二重結合を有する単量体を構成成分とす
る水性ポリマーエマルジョンとアクリル系オリゴマーを
含有してなり、該アクリル系オリゴマーの含有量が該水
性ポリマーエマルジョン中のポリマーに対して固形分換
算で1〜50重量%であり、かつ該水性ポリマーエマルジ
ョンとアクリル系オリゴマーの合計含有量が固形分換算
で1〜80重量%であることを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
を解決するために鋭意検討を行った結果、重合可能な二
重結合を有する単量体を構成成分とする水性ポリマーエ
マルジョンとアクリル系オリゴマーとを併用することに
よって、良好な成膜性を有しながら、塗膜の密着性が低
下せず光沢等の外観を損ねることなく、物性の良好な塗
膜を形成でき、化粧料として優れた性能を発揮できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、重合可能な二重結合を有する単量体を構成成分とす
る水性ポリマーエマルジョンとアクリル系オリゴマーを
含有してなり、該アクリル系オリゴマーの含有量が該水
性ポリマーエマルジョン中のポリマーに対して固形分換
算で1〜50重量%であり、かつ該水性ポリマーエマルジ
ョンとアクリル系オリゴマーの合計含有量が固形分換算
で1〜80重量%であることを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
【0006】本発明において、「水性ポリマーエマルジ
ョン」とは、水を主とする溶剤にポリマーを分散させて
なるエマルジョンをいう。本発明において重合可能な二
重結合を有する単量体としては、親水性単量体、疎水性
単量体のいずれでもよく、親水性単量体としてはアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマー
ル酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸;ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタク
リレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタ
クリレート等のヒドロキシ基又はグリシジル基含有エチ
レン性単量体;アクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド、N−ダイアセトンアクリルアミド等のエチレ
ン性アミド;アミノエチルアクリレート、アミノエチル
メタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリ
レート、N, N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N, N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N,
N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N, N, N
−トリメチルアミノエチルアクリレート、N, N, N−
トリメチルアミノエチルメタクリレート等のエチレン性
アミン又はその塩などが挙げられる。
ョン」とは、水を主とする溶剤にポリマーを分散させて
なるエマルジョンをいう。本発明において重合可能な二
重結合を有する単量体としては、親水性単量体、疎水性
単量体のいずれでもよく、親水性単量体としてはアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマー
ル酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸;ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタク
リレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタ
クリレート等のヒドロキシ基又はグリシジル基含有エチ
レン性単量体;アクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド、N−ダイアセトンアクリルアミド等のエチレ
ン性アミド;アミノエチルアクリレート、アミノエチル
メタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリ
レート、N, N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N, N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N,
N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N, N, N
−トリメチルアミノエチルアクリレート、N, N, N−
トリメチルアミノエチルメタクリレート等のエチレン性
アミン又はその塩などが挙げられる。
【0007】また、疎水性単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン、アルキルスチレ
ン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノ及びジビニル化合
物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアク
リレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ターシャ
リーブチルアクリレート、ターシャリーブチルメタクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート等のアクリル酸エステル及びメタクリル
酸エステル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル化合物;酢酸ビニル等のビニルエステ
ル;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
ル;トリフルオロエチルメタクリレート、 2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルメタクリレート、 2,2,3,3,4,4−
ヘキサフルオロブチルメタクリレート、パーフルオロオ
クチルメタクリレート、パーフルオロオクチルアクリレ
ート等のフッ素系単量体;下記の一般式(1)〜(5)
で表わされるようなシリコーンマクロモノマーなどが挙
げられる。
α−メチルスチレン、クロロスチレン、アルキルスチレ
ン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノ及びジビニル化合
物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアク
リレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ターシャ
リーブチルアクリレート、ターシャリーブチルメタクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート等のアクリル酸エステル及びメタクリル
酸エステル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル化合物;酢酸ビニル等のビニルエステ
ル;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
ル;トリフルオロエチルメタクリレート、 2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルメタクリレート、 2,2,3,3,4,4−
ヘキサフルオロブチルメタクリレート、パーフルオロオ
クチルメタクリレート、パーフルオロオクチルアクリレ
ート等のフッ素系単量体;下記の一般式(1)〜(5)
で表わされるようなシリコーンマクロモノマーなどが挙
げられる。
【0008】
【化1】
【0009】〔上記式中、R1は水素原子又はメチル基を
示し、R2〜R10 はそれぞれ低級アルキル基、低級アルコ
キシ基又はフェニル基を示し、X は下記式;
示し、R2〜R10 はそれぞれ低級アルキル基、低級アルコ
キシ基又はフェニル基を示し、X は下記式;
【0010】
【化2】
【0011】で表わされる基を示し、n は1〜500 の数
を示す〕 これらの単量体は1種のみを使用しても、また2種以上
を組合せて使用してもよいが親水性単量体が0〜30重量
%、疎水性単量体が70〜100 重量%の組合せを用いるの
が好ましく、親水性単量体が0〜15重量%、疎水性単量
体が85〜100 重量%の組合せを用いるのが更に好まし
い。
を示す〕 これらの単量体は1種のみを使用しても、また2種以上
を組合せて使用してもよいが親水性単量体が0〜30重量
%、疎水性単量体が70〜100 重量%の組合せを用いるの
が好ましく、親水性単量体が0〜15重量%、疎水性単量
体が85〜100 重量%の組合せを用いるのが更に好まし
い。
【0012】本発明に使用される水性ポリマーエマルジ
ョンには成膜助剤等を添加してもよい。本発明に使用さ
れる成膜助剤の具体例としては、セロソルブ、メチルセ
ロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;カルビ
トール、ジメチルカルビトール、ジエチルカルビトー
ル、ブチルカルビトール、ジブチルカルビトール等のカ
ルビトール類;エチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート等のカーボネート類;セロソルブアセテート、
ブチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセ
テート等のアセテート類;ヘキサノール、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール等のアルコール類;ヘキ
シレングリコール、エチレングリコール、プロピレング
リコール等のジオール類などが挙げられる。
ョンには成膜助剤等を添加してもよい。本発明に使用さ
れる成膜助剤の具体例としては、セロソルブ、メチルセ
ロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;カルビ
トール、ジメチルカルビトール、ジエチルカルビトー
ル、ブチルカルビトール、ジブチルカルビトール等のカ
ルビトール類;エチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート等のカーボネート類;セロソルブアセテート、
ブチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセ
テート等のアセテート類;ヘキサノール、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール等のアルコール類;ヘキ
シレングリコール、エチレングリコール、プロピレング
リコール等のジオール類などが挙げられる。
【0013】成膜助剤の添加量は、重合安定性、貯蔵安
定性及び塗膜の耐水性、耐久性などの点で上記単量体 1
00重量部に対し1〜50重量部が好ましく、5〜30重量部
がさらに好ましい。
定性及び塗膜の耐水性、耐久性などの点で上記単量体 1
00重量部に対し1〜50重量部が好ましく、5〜30重量部
がさらに好ましい。
【0014】本発明において使用される重合開始剤とし
ては、特に限定されないが、例えばクメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド、パラメンタンハイドロパーオキサイドなどのハ
イドロパーオキサイド類、ベンゾイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド等のパーオキサイド類及びア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類などの有機
系重合開始剤、並びに過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩などの無機系重
合開始剤などが挙げられる。また、重亜硫酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸及びその塩等の還元剤を重合開始剤
と組合せて用いる、いわゆるレドックス系重合開始剤も
使用することができる。
ては、特に限定されないが、例えばクメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド、パラメンタンハイドロパーオキサイドなどのハ
イドロパーオキサイド類、ベンゾイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド等のパーオキサイド類及びア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類などの有機
系重合開始剤、並びに過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩などの無機系重
合開始剤などが挙げられる。また、重亜硫酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸及びその塩等の還元剤を重合開始剤
と組合せて用いる、いわゆるレドックス系重合開始剤も
使用することができる。
【0015】また、上記重合時には、分散安定化のため
界面活性剤を添加することが好ましい。使用される界面
活性剤には特に制限はなく、一般のアニオン系、カチオ
ン系又はノニオン系界面活性剤が挙げられる。また、ア
ニオン系とノニオン系の組合せ、カチオン系とノニオン
系の組合せ等のように2種以上を併用してもよい。
界面活性剤を添加することが好ましい。使用される界面
活性剤には特に制限はなく、一般のアニオン系、カチオ
ン系又はノニオン系界面活性剤が挙げられる。また、ア
ニオン系とノニオン系の組合せ、カチオン系とノニオン
系の組合せ等のように2種以上を併用してもよい。
【0016】ノニオン系界面活性剤としては、例えばポ
リエチレンオキサイドアルキルエーテル、ポリエチレン
オキサイドアルキルフェニルエーテル、ポリエチレンオ
キサイド−ポリプロピレンオキサイドブロックコポリマ
ー等、アニオン系界面活性剤としては、例えばアルキル
ベンゼンスルホネート、アルキルナフタレン−スルホネ
ート、ポリエチレンオキサイドアルキルエーテルサルフ
ェート等が挙げられる。またカチオン系界面活性剤とし
ては、脂肪族炭化水素基を有する第1級、第2級、第3
級アミン塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。界
面活性剤の添加量は、上記単量体 100重量部に対し5重
量部以下が好ましく、3重量部以下がさらに好ましい。
5重量部を超えると被膜物性及び密着性が劣化する。
リエチレンオキサイドアルキルエーテル、ポリエチレン
オキサイドアルキルフェニルエーテル、ポリエチレンオ
キサイド−ポリプロピレンオキサイドブロックコポリマ
ー等、アニオン系界面活性剤としては、例えばアルキル
ベンゼンスルホネート、アルキルナフタレン−スルホネ
ート、ポリエチレンオキサイドアルキルエーテルサルフ
ェート等が挙げられる。またカチオン系界面活性剤とし
ては、脂肪族炭化水素基を有する第1級、第2級、第3
級アミン塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。界
面活性剤の添加量は、上記単量体 100重量部に対し5重
量部以下が好ましく、3重量部以下がさらに好ましい。
5重量部を超えると被膜物性及び密着性が劣化する。
【0017】上記重合時には、さらに重合連鎖移動剤を
添加してもよい。使用される重合連鎖移動剤の具体例と
しては、例えば、オクチルメルカプタン、n−ドデシル
メルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサ
デシルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、
t−テトラデシルメルカプタンなどのメルカプタン類;
ジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサント
ゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスル
フィドなどのキサントゲンジスルフィド類;テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラブチルチウラムジスルフィドなどのチウ
ラムジスルフィド類;四塩化炭素、臭化エチレンなどの
ハロゲン化炭化水素類;ペンタフェニルエタンなどの炭
化水素類;及びアクロレイン、メタクロレイン、アリル
アルコール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、タ
ービノーレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペ
ンテン、α−メチルスチレンダイマー(2,4 −ジフェニ
ル−4−メチル−1−ペンテンが50重量部以上のものが
好ましい)、さらに9,10−ジヒドロアントラセン、1,4
−ジヒドロナフタレン、インデン、 1,4−シクロヘキサ
ジエン等の不飽和環状炭化水素化合物;キサンテン、
2,5−ジヒドロフラン等の不飽和ヘテロ環状化合物等が
挙げられる。これらは、単独でも2種以上を組合せて使
用してもよい。
添加してもよい。使用される重合連鎖移動剤の具体例と
しては、例えば、オクチルメルカプタン、n−ドデシル
メルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサ
デシルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、
t−テトラデシルメルカプタンなどのメルカプタン類;
ジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサント
ゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスル
フィドなどのキサントゲンジスルフィド類;テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラブチルチウラムジスルフィドなどのチウ
ラムジスルフィド類;四塩化炭素、臭化エチレンなどの
ハロゲン化炭化水素類;ペンタフェニルエタンなどの炭
化水素類;及びアクロレイン、メタクロレイン、アリル
アルコール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、タ
ービノーレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペ
ンテン、α−メチルスチレンダイマー(2,4 −ジフェニ
ル−4−メチル−1−ペンテンが50重量部以上のものが
好ましい)、さらに9,10−ジヒドロアントラセン、1,4
−ジヒドロナフタレン、インデン、 1,4−シクロヘキサ
ジエン等の不飽和環状炭化水素化合物;キサンテン、
2,5−ジヒドロフラン等の不飽和ヘテロ環状化合物等が
挙げられる。これらは、単独でも2種以上を組合せて使
用してもよい。
【0018】本発明における重合は、例えば乳化重合、
溶液重合、バルク重合、沈澱重合、無乳化重合等の公知
の方法により行なうことができるが、乳化重合が好まし
い。重合により得られる水性ポリマーエマルジョンの重
量平均分子量は 200,000以下が好ましく、20,000〜100,
000 がさらに好ましい。
溶液重合、バルク重合、沈澱重合、無乳化重合等の公知
の方法により行なうことができるが、乳化重合が好まし
い。重合により得られる水性ポリマーエマルジョンの重
量平均分子量は 200,000以下が好ましく、20,000〜100,
000 がさらに好ましい。
【0019】本発明で用いられるアクリル系オリゴマー
を構成する単量体としては、上記水性ポリマーエマルジ
ョンの製造に用いられるアクリル系の単量体を用いるこ
とができる。具体的には、メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、ターシャリーブチルアクリレート、ターシ
ャリーブチルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート等のアクリル酸エ
ステル及びメタクリル酸エステル;アクリル酸、メタク
リル酸等のアクリル系不飽和カルボン酸;ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールモノアク
リレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
等のヒドロキシ基又はグリシジル基含有アクリル系単量
体が挙げられる。また、アクリル系オリゴマーの重量平
均分子量は、GPCによる測定で 500〜8000が好まし
く、1000〜7000が更に好ましい。重量平均分子量が500
未満では重合率の低下により未反応モノマーの残存量が
多くなり、8000より大きい場合には、オリゴマーとして
の効果を発現できない。
を構成する単量体としては、上記水性ポリマーエマルジ
ョンの製造に用いられるアクリル系の単量体を用いるこ
とができる。具体的には、メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、ターシャリーブチルアクリレート、ターシ
ャリーブチルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート等のアクリル酸エ
ステル及びメタクリル酸エステル;アクリル酸、メタク
リル酸等のアクリル系不飽和カルボン酸;ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールモノアク
リレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
等のヒドロキシ基又はグリシジル基含有アクリル系単量
体が挙げられる。また、アクリル系オリゴマーの重量平
均分子量は、GPCによる測定で 500〜8000が好まし
く、1000〜7000が更に好ましい。重量平均分子量が500
未満では重合率の低下により未反応モノマーの残存量が
多くなり、8000より大きい場合には、オリゴマーとして
の効果を発現できない。
【0020】本発明においては、重合可能な二重結合を
有する単量体を構成成分とする水性ポリマーエマルジョ
ンとアクリル系オリゴマーとを併用するが、アクリル系
オリゴマーの配合方法としては、上記水性ポリマーエマ
ルジョンを製造後にアクリル系オリゴマーを構成する単
量体を、必要により連鎖移動剤とともに滴下して更に重
合する方法、上記水性ポリマーエマルジョンを製造する
途中で、アクリル系オリゴマーを構成する単量体を、必
要により連鎖移動剤とともに滴下して重合する方法、或
いはあらかじめアクリル系オリゴマーの水性エマルジョ
ンを製造し、上記水性ポリマーエマルジョンと混合する
方法等が挙げられる。特に、連鎖移動剤の残存を防ぐた
め、水性ポリマーエマルジョンを製造する途中で、アク
リル系オリゴマーを構成する単量体を滴下して重合する
方法が好ましい。この方法で製造すると、アクリル系オ
リゴマーを水性ポリマーエマルジョンのポリマー粒子中
に存在させることができ、本発明の効果を一層発現する
ことができる。尚、アクリル系オリゴマーを構成する単
量体とともに用いられる連鎖移動剤は、上記水性ポリマ
ーエマルジョンの製造に用いられるものと同様のものを
用いることができる。
有する単量体を構成成分とする水性ポリマーエマルジョ
ンとアクリル系オリゴマーとを併用するが、アクリル系
オリゴマーの配合方法としては、上記水性ポリマーエマ
ルジョンを製造後にアクリル系オリゴマーを構成する単
量体を、必要により連鎖移動剤とともに滴下して更に重
合する方法、上記水性ポリマーエマルジョンを製造する
途中で、アクリル系オリゴマーを構成する単量体を、必
要により連鎖移動剤とともに滴下して重合する方法、或
いはあらかじめアクリル系オリゴマーの水性エマルジョ
ンを製造し、上記水性ポリマーエマルジョンと混合する
方法等が挙げられる。特に、連鎖移動剤の残存を防ぐた
め、水性ポリマーエマルジョンを製造する途中で、アク
リル系オリゴマーを構成する単量体を滴下して重合する
方法が好ましい。この方法で製造すると、アクリル系オ
リゴマーを水性ポリマーエマルジョンのポリマー粒子中
に存在させることができ、本発明の効果を一層発現する
ことができる。尚、アクリル系オリゴマーを構成する単
量体とともに用いられる連鎖移動剤は、上記水性ポリマ
ーエマルジョンの製造に用いられるものと同様のものを
用いることができる。
【0021】本発明の化粧料中には、上記の水性ポリマ
ーエマルジョン、アクリル系オリゴマーはそれぞれ1種
を配合してもよいが、2種以上を混合して配合してもよ
い。2種以上を混合する場合、ガラス転移温度の異なる
ポリマーの2種以上を組合せることもできる。アクリル
系オリゴマーの含有量は水性ポリマーエマルジョン中の
ポリマーに対して固形分換算で1〜50重量%が好まし
く、5〜30重量%が更に好ましい。1重量%未満では本
発明の効果が発現されず、50重量%より多い場合には皮
膜に粘着性がでて、耐摩耗性が著しく劣化する。また本
発明の化粧料中の水性ポリマーエマルジョンとアクリル
系オリゴマーの合計含有量は固形分換算で1〜80重量%
である。1重量%未満では本発明の効果が得られず、一
方、80重量%を超えると化粧料の粘度が高くなりすぎ、
製剤化及び皮膚や毛髪への塗布が困難となる。
ーエマルジョン、アクリル系オリゴマーはそれぞれ1種
を配合してもよいが、2種以上を混合して配合してもよ
い。2種以上を混合する場合、ガラス転移温度の異なる
ポリマーの2種以上を組合せることもできる。アクリル
系オリゴマーの含有量は水性ポリマーエマルジョン中の
ポリマーに対して固形分換算で1〜50重量%が好まし
く、5〜30重量%が更に好ましい。1重量%未満では本
発明の効果が発現されず、50重量%より多い場合には皮
膜に粘着性がでて、耐摩耗性が著しく劣化する。また本
発明の化粧料中の水性ポリマーエマルジョンとアクリル
系オリゴマーの合計含有量は固形分換算で1〜80重量%
である。1重量%未満では本発明の効果が得られず、一
方、80重量%を超えると化粧料の粘度が高くなりすぎ、
製剤化及び皮膚や毛髪への塗布が困難となる。
【0022】本発明の化粧料には、本発明の効果を損な
わない範囲で、上記成分の他に化粧料成分として一般に
使用されている成分、例えば油分、保湿剤、紫外線吸収
剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、染料、顔
料、香料等を適宜配合することができる。
わない範囲で、上記成分の他に化粧料成分として一般に
使用されている成分、例えば油分、保湿剤、紫外線吸収
剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、染料、顔
料、香料等を適宜配合することができる。
【0023】ここで顔料としては、R-221 、R-226 、B-
404 、Y-401 等の有機顔料;及び二酸化チタン、褐色酸
化鉄、ベンガラ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等の
無機顔料を使用することができる。これらの顔料の分散
剤としては、石けん、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜
鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル燐酸、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエー
テル燐酸、ポリオキシエチレンセチルエーテル燐酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル燐酸、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル燐酸、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル燐酸、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル燐酸トリエタノールア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐
酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、大豆
リン脂質等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セ
チルピリジニウム、臭化アルキルイソキノリニウム、臭
化ドミフェン等のカチオン界面活性剤;β−ラウリルア
ミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルジメチルアミノ
酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等の両
イオン性界面活性剤;自己乳化型モノステアリン酸グリ
セリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、親油型モ
ノオレイン酸グリセライド、モノステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、
ジオレイン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸ソ
ルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリ
ン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオ
レイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ショ
糖脂肪酸エステル、ウンデシレン酸モノエタノールアミ
ド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド、モノラウリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオ
レイン酸ポリエチレングリコール、乳酸ミリスチル、乳
酸セチル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリ
オキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリン酸アミド、モノステアリン酸ポリオ
キシエチレングリセリン、モノラウリン酸ポリオキシエ
チレンソルビット、モノラウリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20EO)、モノパルミチン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン(20EO)、モノステアリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(6EO)、モノステアリン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(20EO)、ヘキサステアリン酸ポ
リオキシエチレンソルビット、モノオレイン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(20EO)、トリオレイン酸ポリオ
キシエチレンソルビタン(20EO)、テトラオレイン酸ポ
リオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンソル
ビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリ
ン等のノニオン界面活性剤等が挙げられる。
404 、Y-401 等の有機顔料;及び二酸化チタン、褐色酸
化鉄、ベンガラ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等の
無機顔料を使用することができる。これらの顔料の分散
剤としては、石けん、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜
鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル燐酸、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエー
テル燐酸、ポリオキシエチレンセチルエーテル燐酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル燐酸、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル燐酸、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル燐酸、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル燐酸トリエタノールア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐
酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、大豆
リン脂質等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セ
チルピリジニウム、臭化アルキルイソキノリニウム、臭
化ドミフェン等のカチオン界面活性剤;β−ラウリルア
ミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルジメチルアミノ
酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等の両
イオン性界面活性剤;自己乳化型モノステアリン酸グリ
セリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、親油型モ
ノオレイン酸グリセライド、モノステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、
ジオレイン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸ソ
ルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリ
ン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオ
レイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ショ
糖脂肪酸エステル、ウンデシレン酸モノエタノールアミ
ド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド、モノラウリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオ
レイン酸ポリエチレングリコール、乳酸ミリスチル、乳
酸セチル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリ
オキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリン酸アミド、モノステアリン酸ポリオ
キシエチレングリセリン、モノラウリン酸ポリオキシエ
チレンソルビット、モノラウリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20EO)、モノパルミチン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン(20EO)、モノステアリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(6EO)、モノステアリン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(20EO)、ヘキサステアリン酸ポ
リオキシエチレンソルビット、モノオレイン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(20EO)、トリオレイン酸ポリオ
キシエチレンソルビタン(20EO)、テトラオレイン酸ポ
リオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンソル
ビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリ
ン等のノニオン界面活性剤等が挙げられる。
【0024】さらに増粘剤としては、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポ
リエチレンオキシド、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース等の
有機系増粘剤や、無機系のベントナイト系増粘剤、ベー
マイト等の含水酸化物等が使用できる。
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポ
リエチレンオキシド、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース等の
有機系増粘剤や、無機系のベントナイト系増粘剤、ベー
マイト等の含水酸化物等が使用できる。
【0025】本発明の化粧料は、各種ファンデーショ
ン、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、マスカ
ラ、ネイルエナメル等のメイクアップ化粧料類、パッ
ク、口紅、ほほ紅、サンスクリーン等の皮膚化粧料類、
毛髪化粧料、薬用化粧料などに広く応用することがで
き、それぞれの用途に応じて常法に従い製造することが
できる。
ン、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、マスカ
ラ、ネイルエナメル等のメイクアップ化粧料類、パッ
ク、口紅、ほほ紅、サンスクリーン等の皮膚化粧料類、
毛髪化粧料、薬用化粧料などに広く応用することがで
き、それぞれの用途に応じて常法に従い製造することが
できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の化粧料は、皮膚や毛髪に適用さ
れて優れた艶、成膜性、塗膜安定性、耐水性等を示し、
汗や皮脂により流れたり、とれたりすることのない、す
なわち化粧崩れのないものである。また、特にネイルエ
ナメル等に用いた場合には、非粘着性、速乾性、高い膜
硬度、密着性、耐水性、耐摩耗性等に優れている。
れて優れた艶、成膜性、塗膜安定性、耐水性等を示し、
汗や皮脂により流れたり、とれたりすることのない、す
なわち化粧崩れのないものである。また、特にネイルエ
ナメル等に用いた場合には、非粘着性、速乾性、高い膜
硬度、密着性、耐水性、耐摩耗性等に優れている。
【0027】
【実施例】以下、参考例及び実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。尚、以下において「部」、「%」はそれぞれ「重
量部」、「重量%」を示す。
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。尚、以下において「部」、「%」はそれぞれ「重
量部」、「重量%」を示す。
【0028】合成例1 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム 1.2部、スチ
レン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メタクリル
酸n−ブチル50部、メタクリル酸5部、N, N−ジメチ
ルアクリルアミド1部、n−ドデシルメルカプタン5部
を仕込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。攪拌下
に反応容器内を70℃まで昇温し、3時間かけ重合を行な
った。50℃まで冷却した。滴下ロートに水25部、エタノ
ール25部、n−ドデシルメルカプタン0.25部を仕込み、
15分間かけて滴下した。攪拌下に反応容器内を再び70℃
まで昇温し、滴下ロートにアクリル酸ブチル7部、アク
リル酸エチル3部、n−ドデシルメルカプタン1部を仕
込み、20分間かけて滴下した。3時間同じ温度で熟成
後、若干の凝集物を除き、固形分47%の水性ポリマーエ
マルジョンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜温
度(MFT)は最低造膜温度測定器を用いた測定により
31℃であり、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、
GPCを用いた測定によりポリマー主成分 25000、オリ
ゴマー成分5000であった。
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム 1.2部、スチ
レン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メタクリル
酸n−ブチル50部、メタクリル酸5部、N, N−ジメチ
ルアクリルアミド1部、n−ドデシルメルカプタン5部
を仕込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。攪拌下
に反応容器内を70℃まで昇温し、3時間かけ重合を行な
った。50℃まで冷却した。滴下ロートに水25部、エタノ
ール25部、n−ドデシルメルカプタン0.25部を仕込み、
15分間かけて滴下した。攪拌下に反応容器内を再び70℃
まで昇温し、滴下ロートにアクリル酸ブチル7部、アク
リル酸エチル3部、n−ドデシルメルカプタン1部を仕
込み、20分間かけて滴下した。3時間同じ温度で熟成
後、若干の凝集物を除き、固形分47%の水性ポリマーエ
マルジョンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜温
度(MFT)は最低造膜温度測定器を用いた測定により
31℃であり、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、
GPCを用いた測定によりポリマー主成分 25000、オリ
ゴマー成分5000であった。
【0029】上記エマルジョン 100部にエチルカルビト
ール25部および少量の水を加え、ホモディスパーを用い
て30分間攪拌しポリマーエマルジョン(1)(固形分35
%)を得た。
ール25部および少量の水を加え、ホモディスパーを用い
て30分間攪拌しポリマーエマルジョン(1)(固形分35
%)を得た。
【0030】合成例2 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム 1.2部を仕込
み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロー
トにスチレン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メ
タクリル酸n−ブチル50部、メタクリル酸5部、N, N
−ジメチルアクリルアミド1部、n−ドデシルメルカプ
タン5部を仕込んだ。攪拌下に反応容器内を70℃まで昇
温し、滴下ロートより上記モノマーを3時間かけて滴下
した。滴下終了後、50℃まで冷却した。その後、滴下ロ
ートに水25部、エタノール25部、n−ドデシルメルカプ
タン0.25部を仕込み、15分間かけて滴下した。攪拌下に
反応容器内を再び70℃まで昇温し、滴下ロートにアクリ
ル酸ブチル17部、アクリル酸エチル13部、n−ドデシル
メルカプタン3部を仕込み、20分間かけて滴下した。3
時間同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分50
%の水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマル
ジョンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器
を用いた測定により48℃であり、また共重合体の重量平
均分子量(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー
主成分 21000、オリゴマー成分6000であった。上記エマ
ルジョン 100部にエチルカルビトール25部および少量の
水を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマ
ーエマルジョン(2)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム 1.2部を仕込
み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロー
トにスチレン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メ
タクリル酸n−ブチル50部、メタクリル酸5部、N, N
−ジメチルアクリルアミド1部、n−ドデシルメルカプ
タン5部を仕込んだ。攪拌下に反応容器内を70℃まで昇
温し、滴下ロートより上記モノマーを3時間かけて滴下
した。滴下終了後、50℃まで冷却した。その後、滴下ロ
ートに水25部、エタノール25部、n−ドデシルメルカプ
タン0.25部を仕込み、15分間かけて滴下した。攪拌下に
反応容器内を再び70℃まで昇温し、滴下ロートにアクリ
ル酸ブチル17部、アクリル酸エチル13部、n−ドデシル
メルカプタン3部を仕込み、20分間かけて滴下した。3
時間同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分50
%の水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマル
ジョンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器
を用いた測定により48℃であり、また共重合体の重量平
均分子量(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー
主成分 21000、オリゴマー成分6000であった。上記エマ
ルジョン 100部にエチルカルビトール25部および少量の
水を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマ
ーエマルジョン(2)(固形分35%)を得た。
【0031】合成例3 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部を仕込んだ。攪拌下に反応
容器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマー
の7割を2時間かけて滴下した。滴下終了後、50℃まで
冷却した。滴下ロートに水25部、エタノール25部、ブチ
ルメルカプタン0.25部を仕込み、15分間かけて滴下し
た。攪拌下に反応容器内を再び80℃まで昇温し、滴下ロ
ートにメタクリル酸メチル7部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル3部、n−ドデシルメルカプタン1部を仕込
み、20分間かけて滴下した。さらに先に滴下ロートを仕
込んだモノマーの残りを1時間かけて滴下した。3時間
同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分45%の
水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマルジョ
ンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用
いた測定により30℃であり、また共重合体の重量平均分
子量(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー主成
分 98000、オリゴマー成分6800であった。上記エマルジ
ョン 100部にエチルセロソルブ20部および少量の水を加
え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマ
ルジョン(3)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部を仕込んだ。攪拌下に反応
容器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマー
の7割を2時間かけて滴下した。滴下終了後、50℃まで
冷却した。滴下ロートに水25部、エタノール25部、ブチ
ルメルカプタン0.25部を仕込み、15分間かけて滴下し
た。攪拌下に反応容器内を再び80℃まで昇温し、滴下ロ
ートにメタクリル酸メチル7部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル3部、n−ドデシルメルカプタン1部を仕込
み、20分間かけて滴下した。さらに先に滴下ロートを仕
込んだモノマーの残りを1時間かけて滴下した。3時間
同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分45%の
水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマルジョ
ンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用
いた測定により30℃であり、また共重合体の重量平均分
子量(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー主成
分 98000、オリゴマー成分6800であった。上記エマルジ
ョン 100部にエチルセロソルブ20部および少量の水を加
え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマ
ルジョン(3)(固形分35%)を得た。
【0032】合成例4 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部を仕込んだ。攪拌下に反応
容器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマー
の7割を2時間かけて滴下した。滴下終了後、50℃まで
冷却した。滴下ロートに水25部、エタノール25部、n−
ドデシルメルカプタン0.5 部を仕込み、15分間かけて滴
下した。攪拌下に反応容器内を再び80℃まで昇温し、滴
下ロートにメタクリル酸メチル7部、アクリル酸2−エ
チルヘキシル13部、n−ドデシルメルカプタン10部を仕
込み、20分間かけて滴下した。さらに先に滴下ロートを
仕込んだモノマーの残りを1時間かけて滴下した。3時
間同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分45%
の水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマルジ
ョンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を
用いた測定により35℃であり、また共重合体の重量平均
分子量(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー主
成分80000 、オリゴマー成分1000であった。上記エマル
ジョン 100部にエチルセロソルブ20部および少量の水を
加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエ
マルジョン(4)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部を仕込んだ。攪拌下に反応
容器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマー
の7割を2時間かけて滴下した。滴下終了後、50℃まで
冷却した。滴下ロートに水25部、エタノール25部、n−
ドデシルメルカプタン0.5 部を仕込み、15分間かけて滴
下した。攪拌下に反応容器内を再び80℃まで昇温し、滴
下ロートにメタクリル酸メチル7部、アクリル酸2−エ
チルヘキシル13部、n−ドデシルメルカプタン10部を仕
込み、20分間かけて滴下した。さらに先に滴下ロートを
仕込んだモノマーの残りを1時間かけて滴下した。3時
間同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分45%
の水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマルジ
ョンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を
用いた測定により35℃であり、また共重合体の重量平均
分子量(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー主
成分80000 、オリゴマー成分1000であった。上記エマル
ジョン 100部にエチルセロソルブ20部および少量の水を
加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエ
マルジョン(4)(固形分35%)を得た。
【0033】合成例5 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、過硫酸カリウム1.2 部を仕込
み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロー
トにメタクリル酸t−ブチル63部、メタクリル酸ラウリ
ル23部、スチレン10部、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル3部、アクリル酸3部、オクチルメルカプタン5部
を仕込んだ。攪拌下に反応容器内を80℃まで昇温し、滴
下ロートより上記モノマーの7割を2時間かけて滴下し
た。滴下終了後、50℃まで冷却した。滴下ロートに水25
部、エタノール25部、オクチルメルカプタン0.25部を仕
込み、15分間かけて滴下した。攪拌下に反応容器内を再
び80℃まで昇温し、滴下ロートにメタクリル酸t−ブチ
ル6部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3部、メタ
クリル酸1部、オクチルメルカプタン10部を仕込み、20
分間かけて滴下した。さらに先に滴下ロートを仕込んだ
モノマーの残りを1時間かけて滴下した。3時間同じ温
度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分47%の水性ポ
リマーエマルジョンを得た。得られたエマルジョンの最
低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用いた測
定により28℃であり、また共重合体の重量平均分子量
(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー主成分 7
2000、オリゴマー成分1500であった。上記エマルジョン
100部にジエチルカルビトール20部および少量の水を加
え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマ
ルジョン(5)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、過硫酸カリウム1.2 部を仕込
み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロー
トにメタクリル酸t−ブチル63部、メタクリル酸ラウリ
ル23部、スチレン10部、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル3部、アクリル酸3部、オクチルメルカプタン5部
を仕込んだ。攪拌下に反応容器内を80℃まで昇温し、滴
下ロートより上記モノマーの7割を2時間かけて滴下し
た。滴下終了後、50℃まで冷却した。滴下ロートに水25
部、エタノール25部、オクチルメルカプタン0.25部を仕
込み、15分間かけて滴下した。攪拌下に反応容器内を再
び80℃まで昇温し、滴下ロートにメタクリル酸t−ブチ
ル6部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3部、メタ
クリル酸1部、オクチルメルカプタン10部を仕込み、20
分間かけて滴下した。さらに先に滴下ロートを仕込んだ
モノマーの残りを1時間かけて滴下した。3時間同じ温
度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分47%の水性ポ
リマーエマルジョンを得た。得られたエマルジョンの最
低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用いた測
定により28℃であり、また共重合体の重量平均分子量
(Mw) は、GPCを用いた測定によりポリマー主成分 7
2000、オリゴマー成分1500であった。上記エマルジョン
100部にジエチルカルビトール20部および少量の水を加
え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマ
ルジョン(5)(固形分35%)を得た。
【0034】比較合成例1 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム1部、スチレ
ン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メタクリル酸
n−ブチル50部、メタクリル酸5部、 N,N−ジメチルア
クリルアミド1部、ブチルメルカプタン5部、フタル酸
ジメチル10部を仕込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去
した。攪拌下に反応容器内を70℃まで昇温し、3時間か
けて重合を行なった後、3時間同じ温度で熟成後、若干
の凝集物を除き、固形分45%の水性ポリマーエマルジョ
ンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜温度(MF
T)は最低造膜温度測定器を用いた測定により30℃であ
り、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを
用いた測定により 25000であった。上記エマルジョン 1
00部にエチルカルビトール25部および少量の水を加え、
ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマルジ
ョン(6)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム1部、スチレ
ン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メタクリル酸
n−ブチル50部、メタクリル酸5部、 N,N−ジメチルア
クリルアミド1部、ブチルメルカプタン5部、フタル酸
ジメチル10部を仕込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去
した。攪拌下に反応容器内を70℃まで昇温し、3時間か
けて重合を行なった後、3時間同じ温度で熟成後、若干
の凝集物を除き、固形分45%の水性ポリマーエマルジョ
ンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜温度(MF
T)は最低造膜温度測定器を用いた測定により30℃であ
り、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを
用いた測定により 25000であった。上記エマルジョン 1
00部にエチルカルビトール25部および少量の水を加え、
ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマルジ
ョン(6)(固形分35%)を得た。
【0035】比較合成例2 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム1部を仕込
み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロー
トにスチレン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メ
タクリル酸n−ブチル50部、メタクリル酸5部、N, N
−ジメチルアクリルアミド1部、ブチルメルカプタン5
部、フタル酸ジメチル30部を仕込んだ。攪拌下に反応容
器内を70℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマーを
3時間かけて滴下した。3時間同じ温度で熟成後、若干
の凝集物を除き、固形分46%の水性ポリマーエマルジョ
ンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜温度(MF
T)は最低造膜温度測定器を用いた測定により52℃であ
り、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを
用いた測定により 21000であった。上記エマルジョン 1
00部にエチルカルビトール25部および少量の水を加え、
ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマルジ
ョン(7)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンドデシルフ
ェニルエーテル3部、過硫酸アンモニウム1部を仕込
み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロー
トにスチレン20部、メタクリル酸n−プロピル24部、メ
タクリル酸n−ブチル50部、メタクリル酸5部、N, N
−ジメチルアクリルアミド1部、ブチルメルカプタン5
部、フタル酸ジメチル30部を仕込んだ。攪拌下に反応容
器内を70℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマーを
3時間かけて滴下した。3時間同じ温度で熟成後、若干
の凝集物を除き、固形分46%の水性ポリマーエマルジョ
ンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜温度(MF
T)は最低造膜温度測定器を用いた測定により52℃であ
り、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを
用いた測定により 21000であった。上記エマルジョン 1
00部にエチルカルビトール25部および少量の水を加え、
ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマルジ
ョン(7)(固形分35%)を得た。
【0036】比較合成例3 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部、マロン酸エチル15部を仕
込んだ。攪拌下に反応容器内を80℃まで昇温し、滴下ロ
ートより上記モノマーを3時間かけて滴下した。3時間
同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分44%の
水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマルジョ
ンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用
いた測定により25℃であり、また共重合体の重量平均分
子量(Mw) は、GPCを用いた測定により 98000であっ
た。上記エマルジョン 100部にエチルセロソルブ20部お
よび少量の水を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪
拌しポリマーエマルジョン(8)(固形分35%)を得
た。
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部、マロン酸エチル15部を仕
込んだ。攪拌下に反応容器内を80℃まで昇温し、滴下ロ
ートより上記モノマーを3時間かけて滴下した。3時間
同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分44%の
水性ポリマーエマルジョンを得た。得られたエマルジョ
ンの最低造膜温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用
いた測定により25℃であり、また共重合体の重量平均分
子量(Mw) は、GPCを用いた測定により 98000であっ
た。上記エマルジョン 100部にエチルセロソルブ20部お
よび少量の水を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪
拌しポリマーエマルジョン(8)(固形分35%)を得
た。
【0037】比較合成例4 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部、セバシン酸ジエチル20
部、n−ドデシルメルカプタン0.5 部を仕込んだ。攪拌
下に反応容器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより上記
モノマーを3時間かけて滴下した。3時間同じ温度で熟
成後、若干の凝集物を除き、固形分44%の水性ポリマー
エマルジョンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜
温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用いた測定によ
り50℃であり、また共重合体の重量平均分子量(Mw)
は、GPCを用いた測定により90000 であった。上記エ
マルジョン 100部にエチルセロソルブ20部および少量の
水を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマ
ーエマルジョン(9)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ポリオキシエチレンド
デシルフェニルエーテル5部、過硫酸カリウム10部を仕
込み、窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにアクリル酸エチル45部、メタクリル酸i−プロピ
ル45部、アクリルアミド10部、セバシン酸ジエチル20
部、n−ドデシルメルカプタン0.5 部を仕込んだ。攪拌
下に反応容器内を80℃まで昇温し、滴下ロートより上記
モノマーを3時間かけて滴下した。3時間同じ温度で熟
成後、若干の凝集物を除き、固形分44%の水性ポリマー
エマルジョンを得た。得られたエマルジョンの最低造膜
温度(MFT)は最低造膜温度測定器を用いた測定によ
り50℃であり、また共重合体の重量平均分子量(Mw)
は、GPCを用いた測定により90000 であった。上記エ
マルジョン 100部にエチルセロソルブ20部および少量の
水を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌しポリマ
ーエマルジョン(9)(固形分35%)を得た。
【0038】比較合成例5 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、過硫酸カリウム1部を仕込み、
窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロートに
メタクリル酸t−ブチル63部、メタクリル酸ラウリル23
部、スチレン10部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
3部、アクリル酸3部、オクチルメルカプタン5部、コ
ハク酸ジエチル10部を仕込んだ。攪拌下に反応容器内を
80℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマーを3時間
かけて滴下した。3時間同じ温度で熟成後、若干の凝集
物を除き、固形分46%の水性ポリマーエマルジョンを得
た。得られたエマルジョンの最低造膜温度(MFT)は
最低造膜温度測定器を用いた測定により35℃であり、ま
た共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを用いた
測定により 72000であった。上記エマルジョン 100部に
ジエチルカルビトール20部および少量の水を加え、ホモ
ディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマルジョン
(10)(固形分35%)を得た。
を備えた反応容器に、水 135部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム2部、過硫酸カリウム1部を仕込み、
窒素ガスを流し溶存酸素を除去した。一方滴下ロートに
メタクリル酸t−ブチル63部、メタクリル酸ラウリル23
部、スチレン10部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
3部、アクリル酸3部、オクチルメルカプタン5部、コ
ハク酸ジエチル10部を仕込んだ。攪拌下に反応容器内を
80℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマーを3時間
かけて滴下した。3時間同じ温度で熟成後、若干の凝集
物を除き、固形分46%の水性ポリマーエマルジョンを得
た。得られたエマルジョンの最低造膜温度(MFT)は
最低造膜温度測定器を用いた測定により35℃であり、ま
た共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを用いた
測定により 72000であった。上記エマルジョン 100部に
ジエチルカルビトール20部および少量の水を加え、ホモ
ディスパーを用いて30分間攪拌しポリマーエマルジョン
(10)(固形分35%)を得た。
【0039】実施例1(アイシャドウ) 下記の製造方法により、以下に示す組成のアイシャドウ
を製造した。得られたアイシャドウは艶及び耐水(汗)
性に優れるものであった。 <製造方法>イオン交換水にメチルセルロース、グリセ
リン、トリエタノールアミンを溶解し、その後、加温し
てパール顔料及び群青を均一に分散する。次いで、マイ
クロクリスタリンワックス等の油相成分を加熱溶解し、
前記水相中に攪拌しながら添加し乳化を行なう。冷却
後、ポリマーエマルジョン(1)及び香料、防腐剤を加
えて青色のクリームタイプアイシャドウとする。
を製造した。得られたアイシャドウは艶及び耐水(汗)
性に優れるものであった。 <製造方法>イオン交換水にメチルセルロース、グリセ
リン、トリエタノールアミンを溶解し、その後、加温し
てパール顔料及び群青を均一に分散する。次いで、マイ
クロクリスタリンワックス等の油相成分を加熱溶解し、
前記水相中に攪拌しながら添加し乳化を行なう。冷却
後、ポリマーエマルジョン(1)及び香料、防腐剤を加
えて青色のクリームタイプアイシャドウとする。
【0040】実施例2(マスカラ) 下記の製造方法により、以下に示す組成のマスカラを製
造した。得られたマスカラは艶及び耐水(汗)性に優れ
るものであった。 組成 (重量%) ポリマーエマルジョン(2) 45.0 黒色酸化鉄 15.0 タルク 10.0 メチルヒドロキシプロピルセルロース 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 1.5 グリセリン 5.0 イオン交換水 残量 香料 微量 防腐剤 微量 <製造方法>イオン交換水にメチルヒドロキシプロピル
セルロース、タルク及びポリマーエマルジョン(2)を
添加し、均一に攪拌混合した後に、黒色酸化鉄、グリセ
リン、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートから
なる着色ペーストを添加して均一に混合し、香料及び防
腐剤を加えて黒色のマスカラとする。
造した。得られたマスカラは艶及び耐水(汗)性に優れ
るものであった。 組成 (重量%) ポリマーエマルジョン(2) 45.0 黒色酸化鉄 15.0 タルク 10.0 メチルヒドロキシプロピルセルロース 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 1.5 グリセリン 5.0 イオン交換水 残量 香料 微量 防腐剤 微量 <製造方法>イオン交換水にメチルヒドロキシプロピル
セルロース、タルク及びポリマーエマルジョン(2)を
添加し、均一に攪拌混合した後に、黒色酸化鉄、グリセ
リン、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートから
なる着色ペーストを添加して均一に混合し、香料及び防
腐剤を加えて黒色のマスカラとする。
【0041】実施例3(アイライナー) 下記の製造方法により、以下に示す組成の液状皮膜タイ
プのアイライナーを製造した。得られたアイライナーは
艶及び耐水(汗)性に優れるものであった。 組成 (重量%) ポリマーエマルジョン(3) 58.0 カーボンブラック 6.0 二酸化チタン 3.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0 グリセリン 3.0 メチルセルロース 1.0 イオン交換水 残量 香料 微量 防腐剤 微量 <製造方法>イオン交換水にポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアレートを溶解し、それにカーボンブラッ
ク及び二酸化チタンを混合し、コロイドミルを用いて均
一に分散させる。これをグリセリン、メチルセルロース
及びポリマーエマルジョン(3)を添加し、均一に混合
し、最後に香料、防腐剤を添加して黒色の皮膜タイプア
イライナーとする。
プのアイライナーを製造した。得られたアイライナーは
艶及び耐水(汗)性に優れるものであった。 組成 (重量%) ポリマーエマルジョン(3) 58.0 カーボンブラック 6.0 二酸化チタン 3.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0 グリセリン 3.0 メチルセルロース 1.0 イオン交換水 残量 香料 微量 防腐剤 微量 <製造方法>イオン交換水にポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアレートを溶解し、それにカーボンブラッ
ク及び二酸化チタンを混合し、コロイドミルを用いて均
一に分散させる。これをグリセリン、メチルセルロース
及びポリマーエマルジョン(3)を添加し、均一に混合
し、最後に香料、防腐剤を添加して黒色の皮膜タイプア
イライナーとする。
【0042】実施例4〜8及び比較例1〜5(ネイルエ
ナメル) 下記の製造方法により、表1及び表2に示す組成のネイ
ルエナメルを製造し、得られたネイルエナメルの非粘着
性、耐摩耗性及びブリードアウト量をそれぞれ下記評価
方法により評価した。結果を表1及び表2に示す。 <製造方法>イオン交換水に顔料を分散させた後、ポリ
マーエマルジョン(1)〜(10)、次いでその他の成分
を添加し、均一に攪拌混合し、最後に脱気して水系ネイ
ルエナメルを製造した。
ナメル) 下記の製造方法により、表1及び表2に示す組成のネイ
ルエナメルを製造し、得られたネイルエナメルの非粘着
性、耐摩耗性及びブリードアウト量をそれぞれ下記評価
方法により評価した。結果を表1及び表2に示す。 <製造方法>イオン交換水に顔料を分散させた後、ポリ
マーエマルジョン(1)〜(10)、次いでその他の成分
を添加し、均一に攪拌混合し、最後に脱気して水系ネイ
ルエナメルを製造した。
【0043】<評価方法> a) 非粘着性;25℃、相対湿度60%の条件下で試料をガ
ラス板にアプリケーターにて厚さ 100μm に塗布し乾燥
させた。2時間後に皮膜を指で触り触感により、非粘着
性を下記基準で評価した。 ◎;極めて良好、○;良好、△;普通、×;不良 b) 耐摩耗性;25℃、相対湿度60%の条件下で試料を爪
上にネイルエナメル筆にて塗布し乾燥させた。20分後に
ミクロスパチュラにて皮膜を表面より削り取り、その削
れ度(削れにくさ)を観察し、耐摩耗性を下記基準で評
価した。 ◎;極めて良好、○;良好、△;普通、×;不良 c) 可塑剤ブリードアウト量;25℃、相対湿度60%の条
件下で試料をガラス板にアプリケーターにて厚さ 100μ
m に塗布し乾燥させた。3時間後に皮膜をヘキサンにて
ふき取りガスクロマトグラフィーにて皮膜表面ブリード
アウト量を定量した。
ラス板にアプリケーターにて厚さ 100μm に塗布し乾燥
させた。2時間後に皮膜を指で触り触感により、非粘着
性を下記基準で評価した。 ◎;極めて良好、○;良好、△;普通、×;不良 b) 耐摩耗性;25℃、相対湿度60%の条件下で試料を爪
上にネイルエナメル筆にて塗布し乾燥させた。20分後に
ミクロスパチュラにて皮膜を表面より削り取り、その削
れ度(削れにくさ)を観察し、耐摩耗性を下記基準で評
価した。 ◎;極めて良好、○;良好、△;普通、×;不良 c) 可塑剤ブリードアウト量;25℃、相対湿度60%の条
件下で試料をガラス板にアプリケーターにて厚さ 100μ
m に塗布し乾燥させた。3時間後に皮膜をヘキサンにて
ふき取りガスクロマトグラフィーにて皮膜表面ブリード
アウト量を定量した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
Claims (3)
- 【請求項1】 重合可能な二重結合を有する単量体を構
成成分とする水性ポリマーエマルジョンとアクリル系オ
リゴマーを含有してなり、該アクリル系オリゴマーの含
有量が該水性ポリマーエマルジョン中のポリマーに対し
て固形分換算で1〜50重量%であり、かつ該水性ポリマ
ーエマルジョンとアクリル系オリゴマーの合計含有量が
固形分換算で1〜80重量%であることを特徴とする化粧
料。 - 【請求項2】 アクリル系オリゴマーが水性ポリマーエ
マルジョンのポリマー粒子中に存在するものである請求
項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 アクリル系オリゴマーの重量平均分子量
がGPCによる測定で 500〜8000である請求項1または
2記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280595A JPH08239308A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280595A JPH08239308A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08239308A true JPH08239308A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12646185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4280595A Pending JPH08239308A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH08239308A (ja) |
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-
1995
- 1995-03-02 JP JP4280595A patent/JPH08239308A/ja active Pending
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