JP2844076B2 - アイメイクアップ化粧料 - Google Patents

アイメイクアップ化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アイメイクアップ化粧料に関し、更に詳細
には、経時安定性が良好であって、均一な膜ができ、の
びなどの使用性及び使用感触面の良さを持ち、また耐水
性、耐油性、付着性が向上し、化粧持続性が優れたアイ
メイクアップ化粧料に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来、アイライナー、マスカラ等のアイメイクアップ
化粧料は、皮膜形成タイプ、水中油型タイプ、油
中水型タイプ、非水系タイプの4タイプが知られてい
る。
の皮膜形成タイプは、皮膜形成剤として合成樹脂エ
マルジョンを用い、水相中に均一分散させたタイプであ
る。の水中油型タイプは、通常の固体、半固体、液状
の油剤と水とを乳化させたタイプである。また、と
を兼ねた乳化皮膜タイプもある。の油中水型タイプは
通常の固体、半固体、液状の油剤や揮発性炭化水素油と
水とを乳化せしめたタイプであり、の非水系タイプ
は、通常の固体、半固体、液状の油剤や揮発性炭化水素
油などの低沸点油からなるものであり、水を全く含まな
いものである。
しかしながら、においては、水に不溶性の皮膜を形
成するものの、この皮膜は水に濡れると、破れ、剥がれ
等の現象が起こりやすく、耐水性、付着性の点で十分満
足できないばかりでなく、皮膚の皺の状態や瞬きによる
目周辺皮膚の動きによって影響を受けやすく化粧持続性
にも問題があった。
は、均一な膜ができ、のびが良く、皮膚の皺の状態
や瞬きによる目周辺皮膚の動きに対して影響を受けにく
いが、耐水性においては必ずしも満足行くものではな
く、そのため、目の周辺に滲み、斑が生じやすいという
欠点があった。
一方、は耐水性の点では非常に優れているもの
の、化粧落としの際に油分の多い除去剤を使用せねばな
らず、また目の周囲または目に入った場合、非常に違和
感があった。
このように従来のアイメイクアップ化粧料には各々一
長一短があった。このため、均一な膜ができ、のびなど
の使用性及び使用感触面の良さを持ち皮膚の皺の状態や
瞬きによる目周辺皮膚の動きによって影響を受けにくく
耐水性に優れ、化粧持続性が良好なアイメイクアップ化
粧料が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情に鑑み本発明者らは、上記欠点を克服すべ
く鋭意研究を行なった結果、皮膚形成剤として特定のア
クリル−シリコーン系グラフト共重合体を、分散剤とし
てアルカあリ増粘型ポリメタクリル酸系エマルジョンを
用いれば、必ずしも乳化剤を用いることがなくとも、水
相中に安定分散でき得られたアイメイクアップ化粧料
は、均一な膜をつくり、のびが良く、しかも皮膚の皺の
状態や瞬きによる目周辺皮膚の動きに対して影響を受け
にくく、また、耐水性も良好であり、化粧持続性に優れ
たものであることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は分子鎖の片末端にラジカル重合性
基を有するジメチルポリシロキサン化合物(A)と、ア
クリレート及び/又はメタクリレートの一種又は二種以
上の合計量が50重量%以上を占めるラジカル重合性モノ
マー(B)とをラジカル共重合して得たアクリル−シリ
コーン系グラフト共重合体を、低沸点イソパラフィン系
炭化水素油及び/又は低沸点シリコーン油から選ばれる
一種又は二種以上の低沸点油に溶解した混合組成物並び
に化粧料用粉体をアルカリ増粘型ポリメタクリル酸系エ
マルジョンにて水相に均一分散せしめたことを特徴とす
るアイメイクアップ化粧料を提供するものである。
本発明に用いられるアクリル−シリコーン系グラフト
共重合体は、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有す
るジメチルポリシロキンサン化合物(A)と、アクリレ
ート及び/又はメタクリレートの一種又は二種以上の合
計量が50重量%以上を占めるラジカル重合性モノマー
(以下、「アクリレート及び/又はメタクリレートを主
体とするラジカル重合性モノマー」という)(B)とを
ラジカル共重合させることにより合成されるものであ
る。
(A)の分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有する
ジメチルポリシロキサン化合物は、下記の一般式(1)
で示されるものである。
Me:メチル基 R1:メチル基又は水素原子 R2:場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断されて
いる直鎖状又は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原子1〜
10個の2価の飽和炭化水素基 l:3〜300 R2は場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断され
ている直鎖状又は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原子1
〜10個の2価の飽和炭化水素基を表わすものであるが、
これには具体的に −CH2−、CH2 、CH2 、CH2 、CH2
10、−CH2−CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2OCH2CH2CH
2−、−CH2CH2OCH2CH(CH3)CH2−、−CH2CH2OCH2CH2OC
H2CH2CH2−などが例示される。lは3〜300好ましくは
5〜100の範囲であり、これは3未満であると、化粧膜
の耐水性が充分でなかったり後述する低沸点シリコーン
油等との相溶性が低下することになり、また300を超え
ると、得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合
体のガラス転移点が低下しすぎるために、充分な強度を
有する化粧膜を形成できなくなるためである。
この分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有する一般
式(1)で表わされるジメチルポリシロキサン化合物
は、代表的には下記の一般式(2)で表わされる(メ
タ)アクリレート置換クロロシラン化合物と一般式
(3)で表わされる末端水酸基置換ジメチルポリシロキ
サンとを常法に従い、脱塩酸反応させることにより得る
ことができるが、合成方法は、これに限定されるもので
はない。
Me:メチル基 R1:メチル基又は水素原子 R2:場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断されて
いる直鎖状又は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原子1〜
10個の2価の飽和炭化水素基 Me:メチル基 l:3〜300 しかして分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有する
ジメチルポリシロキサン化合物として好適に用いられる
ものの具体例としては以下に示すものが挙げられる。
一方(B)のアクリレート及び/又はメタクリレート
を主体とするラジカル重合性モノマーは、ラジカル重合
性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味し、使
用されるアクリレート及び/又はメタクリレートとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリルレート等のアルキル(メ
タ)アクリルレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、フ
ルオロ炭素鎖1〜10のパーフロロアルキル(メタ)アク
リレート等を例示することができる。本発明において
は、上記ラジカル重合性モノマーにおけるアクリレート
及び/又はメタクリレートの一種又は二種以上の合計量
がラジカル重合性モノマー全体の50重量%以上を占める
ことが必要である。これはアクリレート及び/又はメタ
クリレートの合計量が50重量%未満であると、良好な化
粧膜を得ることができないことを理由とするものであ
る。
本発明におけるラジカル重合性モノマーにおいて、上
記したアクリレート及び/又はメタクリレート以外に必
要に応じて種々の化合物を使用することができる。これ
らの重合性モノマーとしては、スチレン、置換スチレ
ン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸、無水マレイン
酸、マレイン酸エステル、フマル酸エステル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ブタジエ
ン、アクリロニトリル、フッ化オレフィン等を例示する
ことができる。
本発明において(A)の分子鎖の片末端にラジカル重
合性基を有するジメチルポリシロキサン化合物と(B)
のアクリレート及び/又はメタクリレートを主体とする
ラジカル重合性モノマーとの重合比率((A)/
(B))は1/19〜2/1の範囲内にあることが必要であ
る。これは1/19未満となり、(A)の分子鎖の片末端に
ラジカル重合性基を有するジメチルポリシロキサン化合
物の割合が少なくなりすぎると、化粧膜の耐水性が充分
でなかったり、アクリル−シリコーン系グラフト共重合
体と後述する低沸点シリコーン油等の相溶性が低下する
ことになったり、又2/1を超えるとアクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体の強度が低下するために良好な化
粧膜を得ることができなくなることによるものである。
(A)の分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有する
ジメトリポリシロキサン化合物と(B)のアクリレート
及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル重合性
モノマーとの共重合はベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等
の通常のラジカル重合開始剤の存在下に行われ、溶液重
合法、乳化重合法、懸濁重合法、バルク重合法のいずれ
の方法の適用も可能である。これらの中でも溶液重合法
は、得られるグラフト共重合体の分子量を最適範囲に調
製することが容易であるので、より好ましい方法であ
る。用いられる溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸
イソブチルなどのエステル類、イソプロパノール、ブタ
ノールなどのアルコール類の一種又は二種以上の混合物
が挙げられる。
重合反応は50〜180℃、好ましくは60〜120℃の温度範
囲内において行なうことができ、この条件下に5〜10時
間程度で完結させることができる。このようにして製造
されるアクリル−シリコーン系グラフト共重合体は、GP
Cにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量におい
て、約3,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約1
00,000の範囲にあることが必要であり、また−30〜+60
℃の範囲のガラス転移温度を持つとが好ましい。
本発明におけるアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体はアクリル鎖の組成、シリコーン鎖長、置換度など
を変化させることにより物性をコントロールすることが
できる。
例えば、アクリレート鎖部分にメチルメタクリレート
を多く導入すれば形成される膜が適度な硬さのものとな
り、他方ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等を多く導入すれば形成される膜がより柔軟性
のあるものとなる。
このアクリル−シリコーン系グラフト共重合体の配合
量は本発明化粧料全体の5〜20重量%の範囲であること
が好ましい。
この範囲から逸脱して5重量%未満であると本発明の
効果が充分得られず、20重量%を超えると化粧料の粘度
が高くなり、塗布しづらくなったり、化粧後の膜厚感を
感じさせることがあり、好ましくない。
本発明に用いられる低沸点油としては、沸点が常圧に
おいて260℃以下である低沸点イソパラフィン系炭化水
素油や低沸点シリコーン油である。
低沸点イソプラフィン系炭化水素油としては、たとえ
ばIPソルベルト(出光石油化学社製)、アイソパー(エ
ッソ化学社製)、シェルソル(シェル化学社製)等が挙
げられる。
低沸点シリコーン油としては、鎖状、環状のシリコー
ン油、例えば低重合度ジメチルポリシロキンサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシロペン
タシロキサン等が挙げられる。
上記低沸点油は単独でも適宜任意の二種以上を組合せ
ても用いることができ、低沸点油全体の配合量は5〜30
重量%が好ましく、特に、7〜20重量%が好ましい。
これら低沸点油は、前記のアクリル−シリコーン系グ
ラフト共重合体の溶解剤としての作用のみならず、耐久
性のある化粧膜を得るために極めて重要である。
アルカリ増粘型ポリメタクリル酸系エマルジョンとし
ては、例えば、メタクリル酸の重合体、共重合体、及び
それら重合体を一部架橋したものが挙げられ、一般的に
乳化重合によって製造され、アルカリで中和することに
より増粘するものである。
上記アルカリ増粘型ポリメタクリル酸系エマルジョン
は単独でも適宜任意の二種以上を組合せても用いること
ができ、アルカリ増粘型ポリメタクリル酸系エマルジョ
ン全体の配合量は1〜10重量%が好ましく、この範囲で
あれば、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体を低
沸点油に混合した油性成分を水相に均一に分散させるこ
とが充分可能である。配合量が1重量%未満であると分
散性が良好でなくなると同時に、化粧料の適度の粘度が
得られず、10重量%を越えると製品の粘度が高くなり塗
布しづらくなるので好ましくない。
なお、上記ポリメタクリル酸系エマルジョンを中和
し、増粘させるためのアルカリ剤としては、化粧料に許
容されるものであれば、特に制限はないが、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ剤、
L−アルギニン等の塩基性アミノ酸、トリエタノールア
ミン等のアミン類、アンモニア等が挙げられる。このア
ルカリ剤の添加量は、アルカリ剤の種類及びポリメタク
リル酸系エマルジョンの種類により適宜決定されるもの
であるので特に限定はないが、一般に0.03〜2.5重量%
の範囲が好ましい。アルカリ剤の添加は、予め水に溶解
する方法、直接ポリメタクリル酸系エマジョンに混合す
る方法等が挙げられるが特に限定されるものではない。
本発明に用いられる化粧料用粉体としては、通常アイ
メイクアップ化粧料に使用可能なものであれば特に限定
されず、例えば、体質顔料、無機白色顔料、無機有色顔
料、有機顔料、有機粉末、パール剤等を用いることがで
きる。より具体的には黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青タール
色素、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、メチルメタク
リレート粉末、ポリスチレン粉末、テフロン粉末、シル
ク粉末、結晶化セルロース粉末、酸化鉄雲母チタン、雲
母チアン、オキシ塩化ビスマス等が挙げられる。さら
に、目的に応じてシリコーン等の油剤で表面被覆処理し
た粉体を使用することも可能である。
化粧料用粉来の配合量は、化粧料の用途、使用目的に
応じて適宜決定すればよく、特に限定されるものではな
いが、通常、5〜40重量%の範囲が好ましい。
本発明化粧料は、上記必須成分の他、通常アイメイク
アップ化粧料で用いられる固体・半固体・液状の油剤、
水溶性高分子、紫外線吸収剤、防腐剤、合成樹脂エマル
ジョン、保湿剤、香料、界面活性剤、酸化防止剤、美肌
用成分等も本発明の効果を損なわない範囲で任意に配合
可能である。
〔実施例〕
以下、参考例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
参考例1 アクリル−シリコーン系グラフト共重合体の合成 下記化学式で表わされる片末端メタクリレート置換ジ
メチルポリシロキサン40g メチルメタクリレート40g、2−エチル−ヘキシルア
クリレート20g、トルエン100gを混合し、続いてアゾビ
スイソプチロニトリル1.5gを添加、溶解させた後、撹拌
下に80〜90℃の温度範囲内で5時間反応させ粘稠な溶液
を得た。この溶液を2のメタノール中に注ぎ込み、グ
ラフトポリマーを沈殿析出せしめた。沈殿物を濾別し、
乾燥させて白色状物88gを得た。このものは、赤外吸収
スペクトルによりジメチルポリシロキサンがグラフト化
されたメタクリレートポリマーであることが確認され、
GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量は約15,000
であり、ガラス転移温度は25℃であった。
参考例2 アクリル−シリコーン系グラフト共重合体の合成 下記化学式で表わされる片末端メタクリレート置換ジ
メチルポリシロキサン35g メチルメタクリレート45g、2−エチル−ヘキシルア
クリルレート20g、トルエン100gを混合し、続いてアゾ
イソブチロニトリル1.5gを添加、溶解させた後、撹拌下
に80〜90℃の温度範囲内で5時間反応させ粘稠な溶液を
得た。この溶液を2のメタノール中に注ぎ込み、グラ
フトポリマーを沈殿析出せしめた。沈殿物を濾別し、乾
燥させて白色状物88gを得た。このものは、赤外吸収ス
ペクトルによりジメチルポリシロキサンがグラフト化さ
れたメタクリレートポリマーであることが確認され、GP
Cによるポリスチレン換算重量平均分子量は約13,000で
あり、ガラス転移温度は37℃であった。
実施例1.アイライナー 下記に示す組成、製法によりアイライナーを製造し
た。それを試料として用い、耐水性、付着性、耐油性及
び化粧持続性のそれぞれについて、下記方法により試験
した。結果を表1に示す。
<製法> 実施例1 A 成分(6)、(10)、(11)、(12)、(13)を加
熱混合する。
B 成分(8)と(9)の混合物に撹拌しながらAを添
加し、均一に分散する。
C Bを冷却した後、容器に充填してアイライナーを得
た。
比較例1 A 成分(6)、(10)、(11)、(12)、(13)を加
熱混合する。
B (7)に撹拌しながらAを添加し均一分散する。
C Bを冷却した後、容器に充填してアイライナーを得
た。
比較例2 A 成分(1)〜(5)を加熱溶解する。
B (6)、(11)、(12)、(13)を加熱混合する。
C AにBを加えて乳化し、撹拌しながら(7)を添加
して分散する。
D Cを冷却した後、容器に充填してアイライナーを得
た。
<試験方法> a耐水性 ガラスプレート板に、試料を適量採りドクターブレー
ドで一定膜厚の皮膜を形成し、乾燥後精製水中に浸漬し
振とうする。その後塗膜の剥離時間を比較評価した。
b付着性 試料を手首部に塗布し、乾燥後30回屈曲動作を行な
い、その状態を観察し、比較評価した。
c耐油性 ガラスプレート板に、試料を適量採りドクターブレー
ドで一定膜厚の皮膜を形成し乾燥後、更に人工皮脂をド
クターブレードで塗布し一定時間後に指で擦取してその
状態を比較した。
d化粧持続性 試料について実際の使用テストを行ない比較評価し
た。
a〜dの結果については次の評価基準を用いた。
◎:非常に良好 ○:量共 △:やや悪い ×:悪い 表1の結果に認められる如く本発明のアイライナーは
比較例1、2のものに比較し、耐水性、付着性、耐油性
が向上し、更に化粧持続性に優れたものであることが判
る。また、本発明のアイライナーはのびなどの使用性が
良く均一な膜ができ、使用感触、経時安定性面において
も良好なものであった。
実施例2.マスカラ 下記に示す組成、製法によりマスカラを製造した。
<製法> A 成分(1)〜(5)を混合加熱溶解した後、
(7)、(8)、(9)の混合物を均一分散する。
B (6)、(10)、(11)、(12)、(13)を加熱混
合する。
C AにBを撹拌しながら添加し、均一分散する。
D Cを冷却した後、容器に充填してマスカラを得た。
以上の如くして得られたマスカラは、のびなどの使用
性がよく、耐水性・耐油性・付着性が良好で優れた化粧
持続性を持ち、更に使用感触や経時安定性も良好であっ
た。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明により、均一な膜ができ、
のびなどの使用性及び使用感触面の良さを持ち、更に、
耐水性、耐油性、付着性が向上し、化粧持続性が優れて
おり、また必ずしも乳化剤と用いなくても経時安定性の
良好なアイメイクアップ化粧料の提供が可能となった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有す
    るジメチルポリシロキサン化合物(A)と、アクリレー
    ト及び/又はメタクリレートの一種又は二種以上の合計
    量が50重量%以上を占めるラジカル重合性モノマー
    (B)とをラジカル共重合して得たアクリル−シリコー
    ン系グラフト共重合体を、低沸点イソパラフィン系炭化
    水素油及び/又は低沸点シリコーン油から選ばれる一種
    又は二種以上の低沸点油に溶解した混合組成物並びに化
    粧料用粉体をアルカリ増粘型ポリメタクリル酸系エマル
    ジョンにて水相に均一分散せしめたことを特徴とするア
    イメイクアップ化粧料。
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