JPH08231332A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JPH08231332A
JPH08231332A JP3815295A JP3815295A JPH08231332A JP H08231332 A JPH08231332 A JP H08231332A JP 3815295 A JP3815295 A JP 3815295A JP 3815295 A JP3815295 A JP 3815295A JP H08231332 A JPH08231332 A JP H08231332A
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JP
Japan
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cosmetic
aqueous polymer
film
polymer emulsion
parts
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Pending
Application number
JP3815295A
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English (en)
Inventor
Takehiro Tsutsumi
武弘 堤
Yoshiki Hidaka
由季 日高
Kazuo Kuwabara
一夫 桑原
Susumu Sugawara
享 菅原
Mizue Saitou
みずえ 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた艶、成膜性、耐水性を有し、塗膜の密
着性も良好な化粧料の提供。 【構成】 重合可能な二重結合を有する単量体の1種又
は2種以上を固体可塑剤の存在下に重合してなる水性ポ
リマーエマルジョン、及び成膜助剤を含有する化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、さらに詳
しくは艶、耐水性、成膜性に優れる毛髪化粧料、皮膚化
粧料等の化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪用、メイクアップ用、薬用等の化粧料には水溶性又
は油溶性の成膜性ポリマーが配合されている。しかし、
化粧料中に水溶性ポリマーを配合した場合には耐水性が
劣ることから該化粧料は汗や水によりとれやすく、一方
油溶性ポリマーを配合した場合、該化粧料は皮脂により
とれやすいという欠点を有する。これらの欠点を解決す
るために、従来より水性ポリマーエマルジョンを含有す
る化粧料が提案されている。例えば、特開昭54−28836
号公報、特開昭54−52736 号公報、特開昭56−131513号
公報、特開昭57−56410 号公報にはアクリル系水性ポリ
マーエマルジョンからなる化粧料(美爪料)が開示され
ているが、艶、成膜性、耐水性等において未だ満足のい
くものではない。
【0003】また、特開平6−80537号公報には、
重合可能な二重結合を有する単量体を可塑剤又は成膜助
剤存在下で重合してなる水性エマルジョンを含有する化
粧料が開示されている。しかしここで用いられている可
塑剤は常温で液状のものが主体である。液状の可塑剤の
場合、ポリマーの運動性を上げ、エマルジョンの成膜を
助け、成膜に有効に働くが、成膜後は塗膜に残存し経時
的に若干可塑剤がブリードアウトし、塗膜の密着性を低
下させたり、塗膜物性を低下させる場合がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、優れた艶、成膜
性、耐水性を有し、塗膜の密着性も良好な化粧料を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、常温で固体状
の可塑剤(以下、単に固体可塑剤という)と成膜助剤と
を併用することによって、可塑剤がブリードアウトせず
光沢等の外観を損ねることなく、物性の良好な塗膜を形
成でき、化粧料として優れた性能を発揮できることを見
出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、重
合可能な二重結合を有する単量体の1種又は2種以上を
固体可塑剤の存在下に重合してなる水性ポリマーエマル
ジョン、及び成膜助剤を含有することを特徴とする化粧
料を提供するものである。
【0006】本発明の化粧料においては、固体可塑剤と
成膜助剤を併用することにより、成膜時には可塑剤が成
膜助剤に溶解し、ポリマーを有効に可塑化させるが、成
膜後に成膜助剤が揮散することにより、可塑剤が膜中に
析出してフィラーとして働き、塗膜物性を更に向上させ
ることが出来る。
【0007】本発明において、「水性ポリマーエマルジ
ョン」とは、水を主とする溶剤にポリマーを分散させて
なるエマルジョンをいう。本発明に使用される重合可能
な二重結合を有する単量体としては、親水性単量体、疎
水性単量体のいずれでもよく、親水性単量体としてはア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フ
マール酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和カルボン
酸;ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレング
リコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノメタクリレート等のヒドロキシ基又はグリシジル基含
有エチレン性単量体;アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、N−ダイアセトンアクリルアミド等の
エチレン性アミド;アミノエチルアクリレート、アミノ
エチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
アクリレート、N, N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、N, N−ジエチルアミノエチルアクリレート、
N, N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N,
N, N−トリメチルアミノエチルアクリレート、N,
N, N−トリメチルアミノエチルメタクリレート等のエ
チレン性アミン又はその塩などが挙げられる。
【0008】また、疎水性単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン、アルキルスチレ
ン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノ及びジビニル化合
物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアク
リレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ターシャ
リーブチルアクリレート、ターシャリーブチルメタクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート等のアクリル酸エステル及びメタクリル
酸エステル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル化合物;酢酸ビニル等のビニルエステ
ル;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
ル;トリフルオロエチルメタクリレート、 2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルメタクリレート、 2,2,3,3,4,4−
ヘキサフルオロブチルメタクリレート、パーフルオロオ
クチルメタクリレート、パーフルオロオクチルアクリレ
ート等のフッ素系単量体;下記の一般式(1)〜(5)
で表わされるようなシリコーンマクロモノマーなどが挙
げられる。
【0009】
【化1】
【0010】〔上記式中、R1は水素原子又はメチル基を
示し、R2〜R10 はそれぞれ低級アルキル基、低級アルコ
キシ基又はフェニル基を示し、X は下記式;
【0011】
【化2】
【0012】で表わされる基を示し、n は1〜500 の数
を示す〕 これらの単量体は1種のみを使用しても、また2種以上
を組合せて使用してもよいが親水性単量体が0〜30重量
%、疎水性単量体が70〜100 重量%の組合せを用いるの
が好ましく、親水性単量体が0〜15重量%、疎水性単量
体が85〜100 重量%の組合せを用いるのが更に好まし
い。
【0013】本発明に使用される水性ポリマーエマルジ
ョンは上記単量体を固体可塑剤の存在下に重合させるこ
とにより得られる。本発明に用いられる固体可塑剤は、
常温で固体であれば特に限定されないが、本発明に係わ
る水性ポリマーエマルジョンを構成する単量体、及び成
膜助剤に溶解するものが好ましい。具体的には、フタル
酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジシクロ
ヘキシル、フタル酸ジヒドロアビエチル、イソフタル酸
ジメチル、安息香酸スクロース、二安息香酸エチレング
リコール、三安息香酸トリメチロールエタン、四安息香
酸ペンタエリスリトール、八酢酸スクロース、クエン酸
トリシクロヘキシル、N−シクロヘキシル−p−トルエ
ンスルホンアミド、トリフェニルホスフェート、トリ−
p−tert−ブチルフェニルホスフェート、エチル−2−
フロエート、メルドラム酸、ジメトキシトルエン、ステ
アリン酸エチル、ステアリン酸イソブチル、セタノー
ル、コレステロール、ステアリン酸アミド、ラウリン酸
アミド、カンファー、炭酸エチレン、トルエンスルホン
アミド樹脂、ポリエステルオリゴマー樹脂、アルキッド
樹脂等が挙げられるが、フタル酸ジシクロヘキシル、八
酢酸スクロース、トリフェニルホスフェート、トルエン
スルホンアミド樹脂が好ましい。可塑剤の添加量は、重
合安定性、貯蔵安定性及び塗膜の耐水性、耐久性などの
点で、水性ポリマーエマルジョンを構成する単量体 100
重量部に対し1〜50重量部が好ましく、5〜30重量部が
さらに好ましい。
【0014】本発明において使用される重合開始剤とし
ては、特に限定されないが、例えばクメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド、パラメンタンハイドロパーオキサイドなどのハ
イドロパーオキサイド類、ベンゾイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド等のパーオキサイド類及びア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類などの有機
系重合開始剤、並びに過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩などの無機系重
合開始剤などが挙げられる。また、重亜硫酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸及びその塩等の還元剤を重合開始剤
と組合せて用いる、いわゆるレドックス系重合開始剤も
使用することができる。
【0015】また、上記重合時には、分散安定化のため
界面活性剤を添加することが好ましい。使用される界面
活性剤には特に制限はなく、一般のアニオン系、カチオ
ン系又はノニオン系界面活性剤が挙げられる。また、ア
ニオン系とノニオン系の組合せ、カチオン系とノニオン
系の組合せ等のように2種以上を併用してもよい。
【0016】ノニオン系界面活性剤としては、例えばポ
リエチレンオキサイドアルキルエーテル、ポリエチレン
オキサイドアルキルフェニルエーテル、ポリエチレンオ
キサイド−ポリプロピレンオキサイドブロックコポリマ
ー等、アニオン系界面活性剤としては、例えばアルキル
ベンゼンスルホネート、アルキルナフタレン−スルホネ
ート、ポリエチレンオキサイドアルキルエーテルサルフ
ェート等が挙げられる。またカチオン系界面活性剤とし
ては、脂肪族炭化水素基を有する第1級、第2級、第3
級アミン塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。界
面活性剤の添加量は、上記単量体 100重量部に対し5重
量部以下が好ましく、3重量部以下がさらに好ましい。
5重量部を超えると被膜物性及び密着性が劣化する。
【0017】上記重合時には、さらに重合連鎖移動剤を
添加してもよい。使用される重合連鎖移動剤の具体例と
しては、例えば、オクチルメルカプタン、n−ドデシル
メルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサ
デシルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、
t−テトラデシルメルカプタンなどのメルカプタン類;
ジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサント
ゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスル
フィドなどのキサントゲンジスルフィド類;テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラブチルチウラムジスルフィドなどのチウ
ラムジスルフィド類;四塩化炭素、臭化エチレンなどの
ハロゲン化炭化水素類;ペンタフェニルエタンなどの炭
化水素類;及びアクロレイン、メタクロレイン、アリル
アルコール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、タ
ービノーレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペ
ンテン、α−メチルスチレンダイマー(2,4 −ジフェニ
ル−4−メチル−1−ペンテンが50重量部以上のものが
好ましい)、さらに9,10−ジヒドロアントラセン、1,4
−ジヒドロナフタレン、インデン、 1,4−シクロヘキサ
ジエン等の不飽和環状炭化水素化合物;キサンテン、
2,5−ジヒドロフラン等の不飽和ヘテロ環状化合物等が
挙げられる。これらは、単独でも2種以上を組合せて使
用してもよい。
【0018】本発明における重合は、例えば乳化重合、
溶液重合、バルク重合、沈澱重合、無乳化重合等の公知
の方法により行なうことができる。重合により得られる
水性ポリマーエマルジョンの重量平均分子量は 200,000
以下が好ましく、10,000〜100,000 がさらに好ましい。
【0019】本発明の化粧料は、上記のようにして得ら
れる水性ポリマーエマルジョンと成膜助剤、必要により
他の添加剤とを混合攪拌することにより得られる。上記
の水性ポリマーエマルジョンは1種を配合してもよい
が、2種以上を混合して配合してもよい。2種以上を混
合する場合、ガラス転移温度の異なるポリマーの2種以
上を組合せることもできる。また、これらの水性ポリマ
ーエマルジョンは、本発明の化粧料中に固形分換算で1
〜60重量%配合するのが好ましい。配合量が1重量%未
満では本発明の効果が得られず、一方、60重量%を超え
ると化粧料の粘度が高くなりすぎ、製剤化及び皮膚や毛
髪への塗布が困難となる。
【0020】本発明に用いられる成膜助剤としては、上
記ポリマーエマルジョンの成膜を助け、乾燥後は揮散す
るような溶剤であれば特に限定されないが、具体例とし
ては、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、カルビトール、エチルカルビトール、ジメチルカル
ビトール、ジエチルカルビトール、ブチルカルビトー
ル、ジブチルカルビトール、セロソルブアセテート、ブ
チルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセテ
ート等が挙げられる。本発明の化粧料中の成膜助剤の含
有量は、貯蔵安定性及び塗膜の耐水性、耐久性等の点
で、上記水性ポリマーエマルジョンの固形分に対し5〜
40重量%が好ましく、10〜25重量%がさらに好ましい。
含有量が5重量%未満では固体可塑剤を溶解させるのに
十分でなく、また40重量%を超えると塗膜が柔らかくな
り、耐久性に劣るものとなる。
【0021】本発明の化粧料には、本発明の効果を損な
わない範囲で、上記成分の他に化粧料成分として一般に
使用されている成分、例えば油分、保湿剤、紫外線吸収
剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、染料、顔
料、香料等を適宜配合することができる。
【0022】ここで顔料としては、R-221 、R-226 、B-
404 、Y-401 等の有機顔料;及び二酸化チタン、褐色酸
化鉄、ベンガラ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等の
無機顔料を使用することができる。これらの顔料の分散
剤としては、石けん、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜
鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル燐酸、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエー
テル燐酸、ポリオキシエチレンセチルエーテル燐酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル燐酸、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル燐酸、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル燐酸、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル燐酸トリエタノールア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐
酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、大豆
リン脂質等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セ
チルピリジニウム、臭化アルキルイソキノリニウム、臭
化ドミフェン等のカチオン界面活性剤;β−ラウリルア
ミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルジメチルアミノ
酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等の両
イオン性界面活性剤;自己乳化型モノステアリン酸グリ
セリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、親油型モ
ノオレイン酸グリセライド、モノステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、
ジオレイン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸ソ
ルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリ
ン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオ
レイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ショ
糖脂肪酸エステル、ウンデシレン酸モノエタノールアミ
ド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド、モノラウリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオ
レイン酸ポリエチレングリコール、乳酸ミリスチル、乳
酸セチル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリ
オキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリン酸アミド、モノステアリン酸ポリオ
キシエチレングリセリン、モノラウリン酸ポリオキシエ
チレンソルビット、モノラウリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20EO)、モノパルミチン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン(20EO)、モノステアリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(6EO)、モノステアリン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(20EO)、ヘキサステアリン酸ポ
リオキシエチレンソルビット、モノオレイン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(20EO)、トリオレイン酸ポリオ
キシエチレンソルビタン(20EO)、テトラオレイン酸ポ
リオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンソル
ビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリ
ン等のノニオン界面活性剤等が挙げられる。
【0023】さらに増粘剤としては、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポ
リエチレンオキシド、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース等の
有機系増粘剤や、無機系のベントナイト系増粘剤、ベー
マイト等の含水酸化物等が使用できる。
【0024】本発明の化粧料は、各種ファンデーショ
ン、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、マスカ
ラ、ネイルエナメル等のメイクアップ化粧料類、パッ
ク、口紅、ほほ紅、サンスクリーン等の皮膚化粧料類、
毛髪化粧料、薬用化粧料などに広く応用することがで
き、それぞれの用途に応じて常法に従い製造することが
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明の化粧料は、皮膚や毛髪に適用さ
れて優れた艶、成膜性、塗膜安定性、耐水性等を示し、
汗や皮脂により流れたり、とれたりすることのない、す
なわち化粧崩れのないものである。また、特にネイルエ
ナメル等に用いた場合には、非粘着性、速乾性、高い膜
硬度、密着性、耐水性、耐摩耗性等に優れている。
【0026】
【実施例】以下、合成例及び実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。尚、以下において「部」、「%」はそれぞれ「重
量部」、「重量%」を示す。
【0027】合成例1 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に水150部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム2部、過硫酸カリウム 0.5部を仕込み、
窒素ガスを流し、溶存酸素を除去した。一方滴下ロート
にメチルメタクリレート55部、n−ブチルアクリレート
33部、スチレン10部、アクリル酸2部、八酢酸スクロー
ス(スクロースオクタアセテート)10部、及びn−ドデ
シルメルカプタン 2.5部を仕込み、窒素ガスを流し、溶
存酸素を除去した。攪拌下に反応容器を70℃まで昇温
し、3時間かけ重合を行なった。3時間同じ温度で熟成
後、若干の凝集物を除き、固形分46%のエマルジョンを
得た。得られたエマルジョン中の共重合体のガラス転移
温度(Tg)はDSCを用いた測定により30℃であり、ま
た共重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを用いた
測定(ポリスチレン標準)により28,000であった。上記
エマルジョン 100部にエチルカルビトール8部を加え、
ホモディスパーを用いて30分攪拌し、水性ポリマーエマ
ルジョン(1)(固形分43%)を得た。
【0028】合成例2 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に水150部、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル3部、過硫酸カリウム 0.5部を仕込
み、窒素ガスを流し、溶存酸素を除去した。一方滴下ロ
ートにイソブチルメタクリレート98部、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート2部、フタル酸ジシクロヘキシル10
部、及びn−ドデシルメルカプタン 2.5部を仕込み、窒
素ガスを流し、溶存酸素を除去した。攪拌下に反応容器
を70℃まで昇温し、3時間かけ重合を行なった。3時間
同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分46%の
エマルジョンを得た。得られたエマルジョン中の共重合
体のガラス転移温度(Tg)はDSCを用いた測定により
60℃であり、また共重合体の重量平均分子量(Mw) は、
GPCを用いた測定(ポリスチレン標準)により30,000
であった。上記エマルジョン 100部にブチルカルビトー
ル8部を加え、ホモディスパーを用いて30分攪拌し、水
性ポリマーエマルジョン(2)(固形分43%)を得た。
【0029】合成例3 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に水150部、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル硫酸ナトリウム 0.5部、過硫酸カリウム
0.5部を仕込み、窒素ガスを流し、溶存酸素を除去し
た。一方滴下ロートにメチルメタクリレート63部、2−
エチルヘキシルアクリレート21部、スチレン10部、ヒド
ロキシメチルメタクリレート3部、アクリル酸3部、ト
ルエンスルホンアミド樹脂(ケッチェンフレックスHM:
アクゾジャパン製)10部、及びn−ドデシルメルカプタ
ン 2.5部を仕込み、窒素ガスを流し、溶存酸素を除去し
た。攪拌下に反応容器を70℃まで昇温し、3時間かけ重
合を行なった。3時間同じ温度で熟成後、若干の凝集物
を除き、固形分46%のエマルジョンを得た。得られたエ
マルジョン中の共重合体のガラス転移温度(Tg)はDS
Cを用いた測定により52℃であり、また共重合体の重量
平均分子量(Mw) は、GPCを用いた測定(ポリスチレ
ン標準)により32,000であった。上記エマルジョン 100
部にジエチルカルビトール8部を加え、ホモディスパー
を用いて30分攪拌し、水性ポリマーエマルジョン(3)
(固形分43%)を得た。
【0030】比較合成例 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応容器に水150部、ラウリル硫酸ナトリウム
2部、過硫酸カリウム 0.5部を仕込み、窒素ガスを流
し、溶存酸素を除去した。一方滴下ロートにスチレン73
部、2−エチルヘキシルアクリレート27部、フタル酸ジ
ブチル(常温で液状の可塑剤)10部、及びn−ドデシル
メルカプタン 2.5部を仕込み、窒素ガスを流し、溶存酸
素を除去した。攪拌下に反応容器を70℃まで昇温し、3
時間かけ重合を行なった。3時間同じ温度で熟成後、若
干の凝集物を除き、固形分46%のエマルジョンを得た。
得られたエマルジョン中の共重合体のガラス転移温度
(Tg)はDSCを用いた測定により40℃であり、また共
重合体の重量平均分子量(Mw) は、GPCを用いた測定
(ポリスチレン標準)により28,000であった。上記エマ
ルジョン 100部にジメチルカルビトール8部を加え、ホ
モディスパーを用いて30分攪拌し、水性ポリマーエマル
ジョン(4)(固形分43%)を得た。
【0031】実施例1(アイシャドウ) 下記の製造方法により、以下に示す組成のアイシャドウ
を製造した。得られたアイシャドウは艶及び耐水(汗)
性に優れるものであった。 <製造方法>イオン交換水にメチルセルロース、グリセ
リン、トリエタノールアミンを溶解し、その後、加温し
てパール顔料及び群青を均一に分散する。次いで、マイ
クロクリスタリンワックス等の油相成分を加熱溶解し、
前記水相中に攪拌しながら添加し乳化を行なう。冷却
後、水性ポリマーエマルジョン(1)及び香料、防腐剤
を加えて青色のクリームタイプアイシャドウとする。
【0032】実施例2(マスカラ) 下記の製造方法により、以下に示す組成のマスカラを製
造した。得られたマスカラは艶及び耐水(汗)性に優れ
るものであった。 組成 (重量%) 水性ポリマーエマルジョン(2) 45.0 黒色酸化鉄 15.0 タルク 10.0 メチルヒドロキシプロピルセルロース 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 1.5 グリセリン 5.0 イオン交換水 残量 香料 微量 防腐剤 微量 <製造方法>イオン交換水にメチルヒドロキシプロピル
セルロース、タルク及び水性ポリマーエマルジョン
(2)を添加し、均一に攪拌混合した後に、黒色酸化
鉄、グリセリン、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レートからなる着色ペーストを添加して均一に混合し、
香料及び防腐剤を加えて黒色のマスカラとする。
【0033】実施例3(アイライナー) 下記の製造方法により、以下に示す組成の液状皮膜タイ
プのアイライナーを製造した。得られたアイライナーは
艶及び耐水(汗)性に優れるものであった。 組成 (重量%) 水性ポリマーエマルジョン(3) 58.0 カーボンブラック 6.0 二酸化チタン 3.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0 グリセリン 3.0メチルセルロース 1.0 イオン交換水 残量 香料 微量 防腐剤 微量 <製造方法>イオン交換水にポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアレートを溶解し、それにカーボンブラッ
ク及び二酸化チタンを混合し、コロイドミルを用いて均
一に分散させる。これをグリセリン、メチルセルロース
及び水性ポリマーエマルジョン(3)を添加し、均一に
混合し、最後に香料、防腐剤を添加して黒色の皮膜タイ
プアイライナーとする。
【0034】実施例4〜6及び比較例1(ネイルエナメ
ル) 下記の製造方法により、表1に示す組成のネイルエナメ
ルを製造し、得られたネイルエナメルの接着性、硬度及
び耐摩耗性をそれぞれ下記評価方法及び評価基準により
評価した。結果を表1に示す。 <製造方法>イオン交換水に顔料を分散させた後、水性
ポリマーエマルジョン(1)〜(4)、次いでその他の
成分を添加し、均一に攪拌混合し、最後に脱気して水系
ネイルエナメルを製造した。
【0035】<評価方法> (a) 接着性 25℃、相対湿度60%の条件下で試料を爪にネイルエナメ
ル筆等にて塗布し乾燥させる。20分後にミクロスパチュ
ラにて皮膜を表面より削り取り、その剥がれ度(削れ難
さ)を観察し、下記基準で評価した。 (b) 硬度 0.5×15×40mmの大きさのナイロン版に試料をネイルエ
ナメル筆にて均一に塗布し、25℃、相対湿度60%の条件
下で1時間乾燥後、ミクロスパチュラにて皮膜を削り取
り、その硬度を観察し、下記基準で評価した。 (c) 耐摩耗性 30分後の乾燥塗膜を木綿布で 100回摩擦した後の摩耗度
(摩耗され難さ)を観察し、下記基準で評価した。 (評価基準) ◎;極めて良好 ○;良好 △;普通 ×;不良
【0036】
【表1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合可能な二重結合を有する単量体の1
    種又は2種以上を固体可塑剤の存在下に重合してなる水
    性ポリマーエマルジョン、及び成膜助剤を含有すること
    を特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 化粧料中の水性ポリマーエマルジョンの
    含有量が、固形分換算で1〜60重量%である請求項1記
    載の化粧料。
  3. 【請求項3】 固体可塑剤の配合量が、水性ポリマーエ
    マルジョンを構成する単量体 100重量部に対し1〜50重
    量部である請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 成膜助剤の配合量が、水性ポリマーエマ
    ルジョンの固形分に対し5〜40重量%である請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 固体可塑剤が、水性ポリマーエマルジョ
    ンを構成する単量体に溶解するものである請求項1〜4
    のいずれか一項に記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 固体可塑剤が、成膜助剤に溶解するもの
    である請求項5記載の化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003074015A1 (de) * 2002-03-01 2003-09-12 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Formkörper mit perlglanzpigment
DE102004030784A1 (de) * 2004-06-25 2006-01-19 Leoni Ag Elektrische Kontaktverbindung und Verfahren zum Ausbilden einer solchen Kontaktverbindung
JP2017019742A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 第一工業製薬株式会社 エアゾール整髪剤

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DE102004030784A1 (de) * 2004-06-25 2006-01-19 Leoni Ag Elektrische Kontaktverbindung und Verfahren zum Ausbilden einer solchen Kontaktverbindung
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