JPS62281802A - 薬効指示性組成物 - Google Patents

薬効指示性組成物

Info

Publication number
JPS62281802A
JPS62281802A JP12228086A JP12228086A JPS62281802A JP S62281802 A JPS62281802 A JP S62281802A JP 12228086 A JP12228086 A JP 12228086A JP 12228086 A JP12228086 A JP 12228086A JP S62281802 A JPS62281802 A JP S62281802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
drug
volatile
action
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12228086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2607365B2 (ja
Inventor
Koji Takei
康治 武井
Satoru Oi
大井 哲
Fumitoshi Hoshiide
星出 文利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUMAKIRAA KK
Fumakilla Ltd
Original Assignee
FUMAKIRAA KK
Fumakilla Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUMAKIRAA KK, Fumakilla Ltd filed Critical FUMAKIRAA KK
Priority to JP61122280A priority Critical patent/JP2607365B2/ja
Publication of JPS62281802A publication Critical patent/JPS62281802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607365B2 publication Critical patent/JP2607365B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、薬効指示性組成物、さらに詳しくは色調の変
化により視覚的に揮散性薬剤の薬効残存状態及びその終
点を認知可能にし、た発色性の薬剤組成物に関する。
従来の技術 従来、常温常圧下で視覚により効力保持の度合いが認知
可能な製剤の代表的なものとしては、以下のようなもの
がある。
(イ) 昇華性防虫剤 バラジクロロベンゼン、ナフタリン、wi脳等の固形防
虫剤は、それ自身常温常圧下で徐々に昇華するため、顆
粒、錠剤、ボール状の剤型においてその大きさ及び消失
状態で薬効残存状態及びその終点を認知することができ
る。
(ロ) ゲル状芳香剤 水溶性ゲル化剤を使用し7た香料等を含有する固形ゲル
は、香料及び水が揮散し、固形物が縮小状態となること
により、薬効残存状態及びその終点を認知することがで
きる、 (ハ) 乾燥剤 シリカゲル等の乾燥剤は、湿気を吸湿し1、シリカゲル
中に含まれている塩化コバルトが青か赤色に変色するこ
とにより、吸湿12力の保持の度合い及びその終点を認
知できる。
以上の製剤は、それ自身が効力表示の特性・機能を有し
1薬効・能力の表示を可能圧シ、ている。
しかし、通常、殆んどの製剤は、上記のような特性・機
能を保有せず、正確に薬効残存状態及びその終点を認知
及び表示することが困難であり、またその方法に苦慮し
ているのが現状である。すなわち、薬効を有する物質が
液状であり、これを多孔質物質等の保持体に含浸させて
使用し、液状薬剤を揮散させたり、揮散させなくても違
った構造に変化していくような場合には、保持体は使用
の前後で外観が何ら変化しないものが多く、このため、
薬効が既に消失しているものを続けて使用したり、逆に
薬効がまだ残存しているにも拘らず、廃棄してしまうな
どの問題がある。
この対応策としては、一般に、例えば薬剤の有効期間を
予め確定した上で、使用時期と終了時期を印刷したシー
ルを貼付したり、印刷部分の一部を取り除くことにより
、使用者に薬効終了時期を知らせる手段が採用されてい
る、また、常温常圧下ではないが、別の薬効表示方法と
しては、例えば特公昭46−24277号公報、特公昭
46−38599号公報に、染料を含有した薬剤を含浸
材に保持したものを加熱することにより、薬剤の揮散と
共に染料の放散及び退色変化による色調の変化を得、こ
れを効力表示として利用することが開示されている。
発明が解決しようとする問題点 前記した従来の薬効表示手段のうち、使用時期と終了時
期を印刷したシールを貼付する方法等、予め確定した薬
剤有効期間を使用者に告知する方法の場合、薬剤の挿散
速反が例えば夏場の暑い時期と冬場の寒い時期とではか
なり違っているにも拘らず、一定期間経過すると又換す
るようになっている。このため、保持体中の薬剤が消失
して効力がないにも拘らず使用を航けたり、逆に薬剤が
十分に残存していて効力があるにも拘らず廃棄するなど
、予め設定した有効期間と実際に使用した時に得られる
効力のめる期間とが一致しないという問題がある。
一方、薬剤の揮散と共に染料の放散及び退色変化による
色調の変化を効力表示として利用する場合、染料の放散
及び退色変化を加熱によって生起せしめる必要があり、
常温常圧下では色質が得られ難く効力表示ができないと
いう問題がある。また、薬剤の揮散速度と染料の放散速
度が必ずしも一致しないため、正確な効力表示を行なえ
るように調整することが困難である。
このように、効力表示の特性・機能を有さない製剤に対
して種々の効力表示方法が研究されているが、その効力
表示はある程度の目安としかならなかったり、加熱等特
定の態様でし、か適用できなかったり、実際の薬効期間
と一致しない場合が多い、製剤化したものを常温常圧下
で使用者が投置するだけで、その他何ら外的な条件を加
えずとも、視覚により明確にかつ正確疋薬効の残存状態
及びその終点を認知できるような薬剤組成物は、これま
でのところ見当らない。
従って、本発明の目的は、殺虫剤、忌避剤、防虫剤、殺
菌剤、芳香剤等の揮散性薬剤の有効期間、すなわち薬剤
が揮散する過程において、色調の変化を示し、これによ
って薬効の残存状態及び終点を視覚的に容易にしかも正
確に認知することができる発色性の薬剤組成物を提供す
ることにある。
間順点を解決するだめの手段 本発明に係る薬効指示性組成物は、前記目的を達成する
ため、 (A 81々の薬効を有する揮散性漁色性薬剤、又は種
々の薬効を有する揮散性薬剤とこれと向等の揮散速度を
有する揮散性化合物、 !Ai%を子供与件呈色性有機化合物、及び(C減感剤 を含有することを各機とするものである。
発明の作用 本発明の薬効指示性組成物の発色機構と薬効表示機能に
′ついて説明する、 前記した電子供与性呈色性有機化合物としては、一般に
感熱感圧染料と称されているものがこれに属する。この
染料で工業的規模で生産されているものにはトリフェニ
ルメタン−フタリド系、フルオラン系、フェノチアジン
系など種々ノモのがらるが、−例としてトリフェニルメ
タン−フタリド系の染料であるクリスタルバイオレット
ラクトン(CVL)について発色の原理を簡単に説明す
ると、まずこの染料の顕色剤及び減感剤との反応機構は
以下のとおりである。
■ (無色)       (青色) クリスタルバイオレットラクトンそのものは無色である
が、顕色剤(例えばビスフェノールA)の作用によりク
リスタルバイオレットラクトン中のラクトン環が開環し
、クリスタルバイオレットとなり青色を呈する。一方、
減感剤(例工ばエステル類、アミド類等)が作用すると
、逆の反応が進み、ラクトン環にもどり無色となる。
本発明の薬効指示性組成物は、この発色原理を薬効表示
に応用したものであり、前記1.*を子供毒性呈色性有
機化合物と減感剤とにさらに揮散性顕色性薬剤もし、く
け化合物を存在せしめることによって、核薬剤もしくは
化合物の揮散前、すなわち該薬剤もしくは化合物が充分
に残存している間はその顕色作用が減感剤の作用に勝り
、発色し、残存率が低くなると電子供与性呈色性有機化
合物と減感剤との反応が開始し、呈色を抑え、さらに上
記揮散性顕色性薬剤もしくは化合物が揮散して残存しな
くなったときに発色が消失するようになる。従って、上
記のような反応によって有色から無色(保持体が着色し
ている場合には有色)への色装が得られ、また、上記反
応過程と揮散性薬剤もしくは化合物の揮散過程とが対応
し、上記組成物の色調の変化により視覚的に揮散性薬剤
の薬効残存状態及びその終点を極めて正確に認知するこ
とができる。
なお、電子供与性呈色性有機化合物が呈色するか否かは
、上記顕色性薬剤もしくは化合物の反応性(顕色性)と
減感剤の反応性(減感性)の強弱によって決まり、上記
薬剤もしくは化合物が残存している間は電子供与性呈色
性有機化合物が発色し、ている必要がある。従って、上
記薬剤もしくは化合物そのものの顕色作用が弱い場合に
は、その作用の弱い減感剤を用いるか、上記薬剤もしく
は化合物の顕色性を他の顕色性化合物の添加により補償
してやればよい。
発明の態様 以下、本発明の各種態様について詳細に説明する。
本発明で用いる揮散性顕色性薬剤(A−1)とは、使用
状態下で揮散し、かつ前記電子供与性呈色性化合物に対
して顕色作用を有するものであり、例えば、マラソン、
フェンチオン、ジクロルポス、ダイアジノン等の有機リ
ン系殺虫剤、プロヒレング1)コール、安息香酸等の殺
菌剤、6−t−ブチル−m−クレゾール等の防黴剤、ケ
イ皮アルコール等の防虫・香料などが挙げられる、 使用する薬剤が非和色性の場合昏τは、それと向等の揮
散速度を有する揮散性顕色性化合物を併用すればよい、
このような揮散性顕色性化合物(、(−2)としては、
例えばO−二)Oトルエン、メチルアルコール、1−プ
ロパツール、カプリル酸、プレピレングリコールなどが
!’られる。
上記各薬剤もしくは化合物は、それぞれ単独で使用して
もよく、あるいは同様の性質を有する範凹で2種以上を
併用してもよいことはもちろんである。
本発明において使用する電子供与性呈色性有機化合物(
肋としては、トリフェニルメタンフタリド類、フルオラ
ン類、フェノチアジン類、インドリルフタリド類、スピ
ロピラン類、ロイコオーラミン類、ローダミンラクタム
類等があり、例示するとマラカイトグリーンラクトン、
クリスタルバイオレットラクトン、ローダミンラクトン
、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメチルフルオラン、
3−シクロヘキシルアミノ−6−り0ロフルオラン、2
−メチル−6−(N−p−トリル−A−エチルアミノ)
フルオラン、3−ジエチルアミン−6−メチル−7−ク
ロロフルオラン、3−ジエチルアミン−7−メドキンフ
ルオラン、3−ジエチルアミン−6−ベンジルオキシフ
ルオラン、3−ジエチルアミン−6−メチルフルオラン
、3−ジエチルアミン−7−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミン−5−メチル−7−(r’J、N−ジベン
ジルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミン−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミン−
7−クロロアユ13ノフルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(ジエチルア
ミ/ ) −7(IV 、 7v−シヘンジルアミノ)
フルオラ/、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオ
ラ/−γ−(4′−ニトロアニリノ)ラクタム、3−(
IV−シクロヘキシル−八−メチルアミン)6−メチル
−7−アニリノフルオラン、2.3−ブチレン−6−ジ
−ループチルアミノフルオラン、3−ジエチル−7−(
P−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチルアミン−7
−(!v−メチルアニυ))フルオラン、3−ジメチル
アミン−6−メチルフルオラン、1,2−ベンツ−6−
ジニチルアミノフルオラン、3.6−ジニトキシフルオ
ラン、3−ジメチルアミン−6−メチル−7−クロルフ
ルオラン、1.2−ベンツ−6−ジニチルアミノフルオ
ラン、A−フェニルローダミンラクタム、2−[3,6
−ビス(ジエチルアミノ)−9−(0−クロロアニリノ
)キサンチル〕安息香酸ラクタム、2−(フェニルイミ
ノエタンジリデン)−3,3−ジメチルインドリン、8
′−メトキシ−、’V−3,3−1リメチルインドリノ
ベンゾスピロビラン、N−3、3−トリメチルインドリ
ノベンゾスピロビラン、1.3.3−1−リフチルイン
ドリン−2,2’−スピロ−6フー二トロー87−メド
キシペンゾビラン、1,3.3−トリメチル−インドリ
ノ−7′−クロル−β−ナフトスピロピラン、ジ−β−
ナフトスピロピラン、ベンゾ−β−ナフトインスピロピ
ラン、キサント−β−ナフトスピロピラン、N−アセチ
ルオーラミン、y−フェニルオーラミン、ローダミンB
ラクタム、ベンゾイルロイコメチレンブルー、メチルロ
イコメチレンブルー、エチルロイコメチレンブルー、メ
トキンベンゾイルロイコメチレンブルー等が挙げられ、
その使用に当っては単独でも2種以上でもよい。上記電
子供与性呈色性有機化合物は、薬剤組成物の使用状態で
揮散せずに残存し、すなわち非揮散性もしくは難揮散性
のものでおれば従来公知の各種の化合物が使用できる。
本発明で使用する減感剤は、前記顕色性薬剤もしくは化
合物が揮散した後に組成物中に残存し、上記電子供与性
呈色性有機化合物に作用して消色させるものでおり、こ
のような減感剤(○としては、例えばマレイン酸ジブチ
ル、酒石醗ジプチル、セバシン酸・/ブチル、フタル′
rR2ブチル、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、
ウンデカン酸イソブチル、ラウリン酸イソブチル、ブチ
ルカルピトール、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ペ
ンチル、安息香酸ブチル、安息香酸イソペンチル、安息
香酸ベンジル、オクタクooジプロピルエーテル等が挙
げられ、単独もしくは2ね以上で使用される0 前記各成分の配合割合は、通常、Nt比で、揮散性成分
を基準に考えて、揮散性顕色性薬剤もしくは化合物(、
(−1、A−2) :電子供与性呈色性有機化合物(2
)二減感剤((、’)−too:o、t〜50:O,O
I〜100程度で充分である。電子供与性呈色性有機化
合物の配合量を多くする程その発色濃度が高くなるが、
大過剰になると均一な混合、溶解が困難となり、また薬
剤の揮散抑制、電子供与性呈色性有機化合物等による汚
染などのllllll題を生じるので好まし2くない。
従って、上記配合割合の好ましい範囲は、(,4−1゜
A −2) :(A: (C)−100:0.2−30
  :  0,1−100  である。
前記した揮散性顕色性薬剤もしくは化合物(A−1、A
−2)は、電子供与性呈色性有機化合物■及び/又は減
感剤(C)と均一に溶解または溶融できることが好まし
いが、不溶または難溶の場合は溶剤を使用してもよい。
溶剤としては、上記各成分を均一に溶解するもので、経
時的に溶解物を安定に保つものであればよく、例えば脂
肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類、アルコール類、エステル類、エーテル類、ケトン
類、アミド類等が挙げられる。薬剤の揮散速度と溶剤の
揮散速度が大きく異なると、正確な薬効表示が困難にな
るほどの弊害を生じる場合がある。この場合には、薬剤
と溶剤の揮散速度が大きく異ならないものを使用すれば
よい。
電子供与性呈色性有機化合物が発色して得られる色調と
しては、赤、黒、青、緑、紫、橙、黄、茶と殆んどの色
が得られるため、使用する薬剤、化合物に対し2て適当
に電子供与性呈色性有機化合物と減感剤、さらに必要と
あれば溶剤を選定することによって、目的とする色調、
色濃度及び色装期間を得ることができる。また、一般の
油溶性染料等着色剤を添加することにより、有色から有
色への色質も可能である。
使用する薬剤もしくは化合物が徐々に揮散してその効力
を発揮するようなタイプのものでない場合、例えば昇華
性あるいは昇華はしないが徐々に分解し効力を失うよう
な薬剤もしくは化合物に対しても使用可能である。すな
わち、前者においては昇華することにより、後者におい
ては分解することにより薬剤もしくは化合物自身が有す
る顕色性が弱まり、減感剤の減感性が強まることにより
徐々に消色ないし変色することができる。また、薬剤、
化合物の分解速度に合わせた揮散速度を有する適当な揮
散性溶剤を使用し、溶剤が揮散することにより消色する
ように調節することもできる。従って、本発明でいう“
揮散性″薬剤、化合物とは、使用状態(常温常圧下及び
高温下)において分解せずに揮散する薬剤、化合物の他
、昇華性あるいは分解性薬剤、化合物をも含み、「揮散
性」とは呈色反応系から薬剤、化合物が逸散する状態を
示す広い概念の用語と解釈されねばならない。
上記薬効指示性組成物には、必要に応じて紫外線吸収剤
、抗酸化剤、減感剤、増感剤、協力剤、揮散調節剤等を
添加することができる、本発明の薬効指示性組成物は、
使用に当っては、有効かつ効果的な効力表示を得るため
に保持体を使用する。保持体を使用することにより、液
状の揮散性薬剤は固形状として扱うことができ、汚染を
抑えることができると共に、薬剤組成物の色質を明確に
することができ、また場合によっては経時安定性をより
向上させることができる、 上記保持体は、薬剤組成物を安定に保持することができ
、色質が視覚的に判定できるものであれば何でもよ、く
、紙、不織布、布、木材、バルブ、無機高分子物質、無
機多孔質物質(ケイ酸塩、シリカ、ゼオライト等)、有
機高分子物質(セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリフ゛ロピレン、ポリビニルアルコール、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体、スチレン−ジビニルベン
ゼン共重合体等)、ゲル化物質(寒天、カラギーナン、
でん粉、ゼラチン、アルギン酸等)、昇華性物質(アダ
マンタン、シクロドデカン、ノルボルナン、トリメチル
ノルボルナン、エン)’ −トIJメチレンノルボルナ
ン、バラジクロロベンゼン、ナフタリン、樟脳等)など
が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて
使用でき、マット状、シート状、フィルム状、ゲル状、
粉状、粒状、打錠形など任意の剤型で使用できる。
本発明の薬効指示性薬剤保持体を製造するに当っては、
保持体への滴下塗布、浸漬塗布、スプレー塗布、印刷、
ハケ塗り等、あるいは保持体への貼り付けなどの方法が
利用でき、さらに使用する薬剤組成物が液状のものでな
い場合ちるいは溶剤を使用しない場合などにおいては、
混練り、混合溶融などの方法によって得られた混合物を
保持体に練り込み、塗布、印刷等によって適用したり、
あるいはそのま゛まゲル状、粉状、粒状等だ製剤するこ
とができる。また、混合物を保持体に塗布、含浸等によ
り適用する場合には、保持体に全面的に、部分的に、点
状に、片面に、あるいは模様状に塗布、含浸等すること
ができる。
保持体に対する薬剤組成物含有濃度は、目的とする色質
が起こり、それを視覚的に判別できればよく、保持体自
身の色にもよるが、通常、保持体に対し、て飽和含浸量
(もしくは飽和保持量)の10〜80%程度が適当であ
る。例えば、飽和含浸量1.52のリンター製マット(
白色無地)に#、A−ジエチルーm−)ルアミド100
部、NC−R−11部、ビスフェノ−kA2部の薬剤組
成物を含浸した場合に、塗布量が約0.12以下では薬
剤組成物のマットへの拡散が悪く、色質後の色濃度も低
く、呈色の具合が判然としにくい。逆に飽和量に近い量
を塗布すると、薬剤組成物の滲出が起こり、汚染等の問
題を生じる。但L、薬剤組成液の浸透、拡散のない保持
体、例えは金属、プラスチック、合成紙などに、おるい
は浸透、拡散のない薬剤組成物(固形物あるいは流動物
もしくは半流動物等)、例えば無機物質、高分子物質な
どを配合した組成物にスポット的に塗布又は印刷する場
合には上記範囲でなくてもよい。また、有機高分子化合
物または昇華剤などを保持体として使用した場合には、
薬剤組成物を高濃度に保持(含有)することができない
。そのような時には保持能力の高い吸着物質に保持させ
た後に混入する方法が利用できる。
前記保持体には、必要に応じてバインダー、抗酸化剤、
紫外線吸収剤、分散剤、固着剤等を配合することができ
る。また、保持体は、それ自体色を有するものでおって
もよく、この場合、有色から有色への色質が得られる。
本発明の薬効指示性薬剤保持体を使用する上で、色の移
行による汚染などの防止を行なわなければならない場合
には、必gに応じて通気性の不織布、紙、布、フィルム
等による包装、プラスチック容器、紙容器等への収納、
あるいは皮膠処理、積層加工等を施すことができ、その
用途に応じて適宜商品形態を選定することができる。
実  施  例 実施例 1 (A  N散性顕色性薬剤とUてm−クレゾール、助 
電子供与性呈色性有機化合物とし−て八C−R−1(保
土谷化学工業(株)製 フルオラン系化合物)、及び (C’l  減感剤としてオクタクロロジプロピルエー
テルを(77):(劫:U)−too  :  2  
:  4の重量比で混合溶解し2、リンターマット(2
,0間厚、2.2 x 3,5  cm )に0.52
塗布し7た。
得られたマットを常温、開放条件下に放置し、上記薬剤
の揮散に伴なうマットの色質を観察したところ、薬剤が
揮散してマット中に殆んどなくなり始めた頃から最初濃
赤色のマットが薄赤色になり、1ツト中の残存ホが殆ん
ど零に近くなった時にマット全体が明瞭に無色になった
揮散開始からマット全体が明瞭に白色に色質するまで約
5ケ月を要した。
実施例2〜4 (2)表−1に示す各穐揮散性顕色性薬剤、(B)電子
供与性呈色性有機化合物(7VC−R−+ )及び(O
減感剤(オクタクロロジプロピルエーテル)を(A:C
l1I: (C)−100:2;4 の重量比で混合溶
解し、リンターマント(2,QwR厚、2.2X3.5
0)に0.52塗布した。得られたマットを常温、開放
条件下で揮散させ、最初赤色のマット全体が明瞭に無色
に色質するまでの期間を調べた。
その結果を表−1に示す。
表        1 発明の効果 以上述べたように、不発明に係る薬効指示性組成物は、
忌避、防虫、殺虫、防黴、殺菌等の各種効能及び芳香性
を有する揮散性顕色性薬剤に電子供与性呈色性有機化合
物と減感剤とを添加し、混合、溶解もしくは溶融し7た
ものであり、揮散性顕色性薬剤が充分に残存している間
は減感剤の電子供与性呈色性有機化合物に対する反応を
抑圧して呈色を起(、上記薬剤の揮散によって呈色を消
失させるものである。このため、上記呈色変化により、
使用者は薬効の終点や中間点等を視覚的に極めて正確に
認、知することができ、これまで揮散性薬剤を使用して
いた分野において、薬効の終点が不明確、不正罹なこと
により生じていた問題点を一挙に解消するものである。
また、本発明の薬効指示性組成物を紙、布、パルプ、多
孔質物質、高分子物質、ゲル化物質等に含浸、塗布もし
くは保持させるととKより、マット状、ゲル状、粉状、
粒状等各種剤型に極めて容易にまた安価に製造でき、ま
たこれにより液状の揮散性薬剤を固形状として扱うこと
ができ、汚染を防止できると共に、安定した色調の発色
が得られて色質をより明確にでき、さらに経時安定性も
向上する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)揮散性顕色性薬剤、又は揮散性薬剤とこれと同等
    の揮散速度を有する揮散性化合物、 (B)電子供与性呈色性有機化合物、及び (C)減感剤 を含有することを特徴とする薬効指示性組成物。
JP61122280A 1986-05-29 1986-05-29 薬効指示性組成物 Expired - Lifetime JP2607365B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61122280A JP2607365B2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29 薬効指示性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61122280A JP2607365B2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29 薬効指示性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62281802A true JPS62281802A (ja) 1987-12-07
JP2607365B2 JP2607365B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=14832050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61122280A Expired - Lifetime JP2607365B2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29 薬効指示性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607365B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03206956A (ja) * 1990-01-09 1991-09-10 Sharp Corp 物質検知素子
WO2002046743A3 (en) * 2000-12-05 2002-11-07 Firmenich & Cie Compositions able to indicate when they become inefficient in use
JP2007531873A (ja) * 2004-02-02 2007-11-08 フレッシュポイント・ホールディングス・ソシエテ・アノニム 原子価異性化に基づく時間−温度指示薬

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131684A (en) * 1980-03-21 1981-10-15 Earth Chem Corp Ltd Composition capable of changing color tone with time

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131684A (en) * 1980-03-21 1981-10-15 Earth Chem Corp Ltd Composition capable of changing color tone with time

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03206956A (ja) * 1990-01-09 1991-09-10 Sharp Corp 物質検知素子
WO2002046743A3 (en) * 2000-12-05 2002-11-07 Firmenich & Cie Compositions able to indicate when they become inefficient in use
US7033990B2 (en) 2000-12-05 2006-04-25 Firmenich Sa Compositions able to indicate when they become inefficient in use
JP2007531873A (ja) * 2004-02-02 2007-11-08 フレッシュポイント・ホールディングス・ソシエテ・アノニム 原子価異性化に基づく時間−温度指示薬

Also Published As

Publication number Publication date
JP2607365B2 (ja) 1997-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3386807A (en) Indicator tape
RU2585806C2 (ru) Композиция, изменяющая цвет
NL8503456A (nl) Tijdsduurindicatorsystemen, alsmede dergelijke indicatorsystemen bevattende produkten met een beperkte gebruiks- of levensduur.
NZ209337A (en) Elapsed time indicator: flowable colourant released upon volatilisation of part of its container
JPH07171205A (ja) 100%酸化エチレンを利用する滅菌方法の監視装置
JPS62281802A (ja) 薬効指示性組成物
JP2607361B2 (ja) 薬効指示性組成物及び薬効指示性薬剤保持体
JPS62179640A (ja) 薬効終点指示方法
US7033990B2 (en) Compositions able to indicate when they become inefficient in use
JP3630244B2 (ja) 揮散性薬剤の拡散装置
KR930006674B1 (ko) 약제 포장체
GB2085582A (en) Indicator
JP2640717B2 (ja) 薬効指示性組成物及び薬効指示性薬剤保持体
JPS6051101A (ja) インジケータ付の揮発性防虫シート
JPS62235562A (ja) 間接薬効終点指示体
JPH07324003A (ja) 防虫剤用インジケーター
JP3706202B2 (ja) 気体状物質検知体およびこれを用いる気体状物質検知方法
JPH06116544A (ja) 表示材および表示方法
JPH0688887B2 (ja) 薬効指示性防虫剤
JP2919853B2 (ja) タイムインジケーター
JP2810696B2 (ja) タイムインジケーター
JP2000292563A (ja) タイムインジケーター用組成物及びこれを保持したタイムインジケーター
JPH01161081A (ja) タイムインジケーター
JPH02276964A (ja) 蒸散方法および蒸散器
JPS61263633A (ja) 水溶性ドライカプセル

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term