JPS62278947A - 食用油脂 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、合成添加物を使用することなく品質を安定
化させた食用油脂に関するものである。

〔従来の技術〕

食用油脂の用途は広く、揚げる、炒める、焼（、煮る等
の調理用は勿論、製菓、製パンの材料用、粉末油脂とし
てインスタントのカレー、シチュー、麺類のスープ用、
さらにバター、マーガリン、卓上油、ドレッシング、各
種ソース類、マヨネーズ等に広く使用されているが、従
来の食用油脂は酸化を防止するために、ＢＨＡ、ＢＨＴ
のほがエリソルビン酸等の抗酸化剤が添加されたり、そ
の他色々な合成添加物が使用されていた。

〔発明が解決しようとす、る問題点〕

天然油脂はその酸化を防ぐ物質として、トコフェロール
（ビタミンＥ）やセザモールというフェノールを含んで
いる。大豆油、菜種油、ゴマ油、落花生油など原料成分
の特質をもった天然油中にはトコフェロールが含有され
ているが、精製されたサラダオイルにはこれら成分は除
去されて含有されていない。

また、前記天然油中のトコフェロールは人間の体内にで
きる脂肪酸の過酸化を抑えることにより、細胞の老化を
防ぐ役目を果たすとして今日脚光を浴びているが、この
トコフェロールは脂肪酸の過酸化を抑制する作用は僅か
数％しかない。

したがって、食用油脂の採り過ぎは健康や美容に好まし
くないという問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記脂肪酸の過酸化を抑制する作用が７０
％以上あるとされているタンニンを多く含有する茶に注
目し、この茶が食用油脂と、脂肪酸の過酸化抑制作用に
どう関与するか各種実験を重ねた結果なされたものであ
り、その構成を、食用油脂に茶の微粉末を熔解混入した
ものとしている〔作用〕 上記手段を施した結果、この発明の食用油脂は、抗酸化
剤を添加しないでも酸化及び変質することなく、又脂肪
酸の過酸化抑制作用も有するものとなった。

〔実施例〕

以下、この発明を実施例に従って説明する。

先ず、茶を微粉末にしたのち食用植物油に溶解させる。

そしてこれを、４５〜５０″Ｃ程度に保温した動物油脂
、又は常温の植物油脂に溶解混入した。

食用油脂に対する茶の微粉末の混入率は、油脂の形状、
種類、及びその用途により、食用油脂：茶の微粉末の割
合は、１００　　：　　０．５〜５０とした。

この発明において作用した茶としては、醗酵茶、半醗酵
茶、かまいり茶、緑茶、及びその粉末、並びに抽出液、
浸漬液等である。

動物油脂としては、各種の魚油、鯨油、牛脂、ゴマ油、
落花生油等を使用した。

次に、従来の各種食用油脂と、緑茶粉末を２％混入した
本発明の実施品である食用油脂の成分を表−■に示す。

（以下余白） 表−■ 表−ｒ３売き） 〔発明の効果〕 この発明の食用油脂は以上に述べたように構成されてお
り、抗酸化剤を添加しないでも酸化、変質することはな
く、この食用油脂を揚物用として使用した場合、揚物材
料が内包する臭気を除去し、特に鳥獣肉、魚介等を揚物
加工した場合に残存臭気が揚油中に怒じられなくなり、
又揚物の香りが非常に良くなり旨味を増した。

さらに、この発明の食用油脂のうち、牛脂、肝脂に実施
したものは、これを肉料理の調理加工に使用すると次の
ような効果を有した。

（１）マトン、ラム肉、輸入冷凍肉の調理加熱工程に使
用すると材料肉の臭気を除去した。

（２）肉の表面にタンニンの収れん作用による皮膜が生
じ汁液や油脂の脱落を防いで、肉の旨味を内包させるこ
とができた。

（３）発煙を抑制した。

さらにまた、ドレッシング、マヨネーズ、卓上油、マー
ガリン、パター等に実施すると、食用油脂には含有され
ないビタミン、ミネラル、タンニン、テアニン等の成分
を摂取することができるので、健康や美容にも好適なも
のになる等の優れた効果を有する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、茶の微粉末を溶解混入したことを特徴とする食用油
   脂。