JPS62278793A - Ｅｌデイスプレイパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、ディスプレイ装置等に用いられる薄膜ＥＬ（
エレクトロルミネッセンス）ディスプレイ・／Ｅ’ネル
において、発光層と背面電極の間に着色した有機絶縁膜
を形成し、コントラストを大きくしたＥＬパネルに関す
るものである。

（従来の技術） 従来、この種の技術として本願出願人の先の出願に係る
特願昭６０−１９３１３５号に開示される技術がある。

第２図は、二重絶縁膜構造を有する従来のＥＬディスプ
レイ・／セイ・ルの膜構成を示す模式図である。ストラ
イプ状に、−ｅターニングされたＩｎｄｉｕｍＴｉｎ　
０ｘｉｄｅ　（以下ＩＴＯと呼ぶ）等の透明電極１２の
形成されたガラス等の透明のＥＬパネル基板上１ノに、
ＳｉＯ２，Ｔａ２０５の絶縁膜材料を順次積層して二重
絶縁膜構造のスパンタリング法等により第１絶縁層１３
を形成し、その上に発光膜材料ＺｎＳ、等にＭｎなどを
発光中心としてドープした発光膜材料を電子ビーム蒸着
法等を用いて発光層１４を形成する。更に第２絶縁層５
を前記絶縁層１３と同等な方法でＴａ２０５．ＳｉＯ２
の順に二重絶縁膜構造に形成し最後に透明電極１に直交
するようストライプ状のＡｔ等から成る背面電極１６を
形成する。

発光は透明電極１２と背面電極１６との間に交流電圧を
印加することにより両電極の交差部分より得られる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記構成のＥＬディスグレイノＲネルでは
、背面電極１６として反射率１の大きいＡｔを使用して
いるため、発光層１４から出る光や外部光がＡｔ面と他
の膜面で反射を繰返しＥＬディスプレイパネルのコント
ラストを悪化させる原因になるという問題点があった。

本発明は以上述べた背面電極１６のＡｔの反射を減少さ
せコントラストの優れたＥＬディスプレイパネルを提供
することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明の目的の達成を図るため、本発明において、透明
基板上に、透明電極と、第１絶縁層と、発光層と、第２
絶縁層と、背面電極とを順次積層してなるＥＬディスプ
レイパネルにおいて、前記発光層と前記背面電極との間
に５０〜３００ｎｍ厚の着色した有機絶縁膜を具備する
ようにしたものである。

この場合、前記有機絶縁膜は前記発光層と前記第２絶縁
層との間に設けることが好ましく、また、少くとも前記
第２絶縁層は二重絶縁膜構造であっても良い。さらに第
２絶縁層を二重絶縁膜構造とする場合、この二重絶縁膜
のうちの一方の絶縁膜と他方の絶縁膜との間に前記有機
絶縁膜を設けるようにしても良い。

（作用） 本発明のＥＬディスプレイ・母ネルは、発光層とＡｔ等
からなる背面電極との間に着色した有機絶縁膜を設けた
ことによシ、背面電極からの反射光を低減させ、高コン
トラストの表示を行なう。

（実施例） 第１図は、本発明の第１の実施例を示すＥＬディスプレ
イノ母ネルの膜構成であって、ストライプ状に・ぐター
ニングされた透明電極２２の形成されたガラス等からな
る透明のＥＬＡ’ネル基板２１上にＹ２Ｏ５，５ｔ０２
　、　Ｓｉ３Ｎ４．　Ｔａ２０５等の絶縁膜材料を積層
して第１絶縁層２３を形成し、その上に発光膜材料Ｚｎ
Ｓ　、　ＣａＳ　、　ＳｒＳ等にＭｎ若しくは希土類化
合物などを発光中心としてドーグした発光膜材料を用い
て発光層２４を形成する。この上にコントラスト改善用
のインジウムフタロシアニン等からなる着色された有機
絶縁膜２５を電子ビーム法ス／Ｊツタリング法等を用い
て５０〜３００　ｎｍ厚に形成した後第１絶縁層と同様
にして第２絶縁層２６を形成し、さらに背面電極２７を
形成する。

第３図はこの着色した有機絶縁膜の作用を示し発光層２
４から背面電極２７方向へ出た光はこの有機絶縁膜２５
で吸収され、膜面内での反射は減少する。同様に・セネ
ル外部からの入射光もこの有機絶縁膜２５で吸収される
ため、反射光は減少する。

第４図は前述の有機絶縁膜２５としてインジウム・フタ
ロシアニンを電子ビーム蒸着法で１１００ｎ厚に形成し
、発光層２４どしてＺｎＳ：Ｍｎを６００ｎｍ厚に形成
したＥＬ／＃ネルの印加電圧−輝度特性を示す。従来の
素子（曲線ａ）に比べ本素子（曲線ｂ）は低電圧で発光
するが、発光層２４から出た光が背面電極２７で反射を
うけずツクネル前面に出てこないこと等の理由で飽和域
の輝度は減少する。

ここで、従来のＥＬパネルのコントラスト比が１５：ｌ
程度であるのに対して本発明のＥＬパネルは２０：１程
度でコントラストの向上が得られる。

第５図は本発明の第２の実施例を示すＥＬディスプレイ
・ぞネルの膜構成で、第１の実施例の飽和輝度減少を改
善するよう改良したもので背面電極側の絶縁層を２種類
の材料で２層に形成し、２層の絶縁層の間に有機絶縁膜
を挿入している。

第５図において、３１は透明基板、３２は透明電極、３
３はＹ２Ｏ３，５ｉｏ２．５ｉ３Ｎ４．　Ｔａ２ｏＳ等
の絶縁膜材料を２層積層した二重絶縁膜構造の第１絶縁
層であり、ここではＳｉＯ□、Ｔａ２ｏ５の順に積層さ
れてなっている。３４は発光層であり、前述の第１の実
施例と同様のものである。この発光層３４の上に、第２
絶縁層３５をＴａ２０５を電子ビームで１００〜３００
　ｎｍ厚に形成後インジウム・フタロシアニン等を用い
た有機絶縁膜３６を５０〜３００ｎｍ厚に形成し、さら
に第３絶縁層３７としてＳ　ｉＯ２を４０〜１００　ｎ
ｍ厚に形成し、背面電極３８をＡｔでストライプ状に形
成している。

第６図に第２の実施例の輝度−印加電圧特性（曲線Ｃ）
従来のＥ　Ｌ　ｚ＃ネル（曲線ｄ）と比較して示した。

コントラストは第１の実施例とほぼ同じである。

なお前述の第２の実施例では第２絶縁層３５と第３絶縁
層３７との間に有機絶縁膜３６を設けた構成を示したが
、これに代えて発光層３４と第２絶縁層３５との間に有
機絶縁膜３６を設け、第２絶縁層３５と第３絶縁層とは
連続的に積層する構成としてもよい。

また有機絶縁膜としては、インジウム・フタロ７７ニノ
ノ他ニガリウム・フタロシアニン、アルミニウム・フタ
ロシアニン、銅・フタロシアニン等が用いられる。

これらの各フタロシアニンは青色もしくは緑色を呈する
。

（発明の効果） 以上説明したように本発明のｇＬディスプレイパネルに
よれば、着色した有機絶縁膜を発光層と背面電極の間に
形成したので、背面電極からの反−射が防止できコント
ラストの改善が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の構造を示す断面図、第
２図は従来のＥＬディスプレイ・９ネルの構造を示す断
面図、第３図は第１図のＥＬディスプレイ・ぞネルにお
ける反射光の状態の説明図、第４図は第１図のＥＬディ
スプレイパネルにおける印加電圧−輝度特性を示した図
、第５図は本発明の第２の実施例の構造を示す断面図、
第６図は第５図のＥＬディスプレイパネルにおける印加
電圧−輝度特性を示した図。 ２１．３１・・・透明基板、２２．３２・・・透明電極
、２３．３３・・・第１絶縁層、２４．３４・・・発光
層、２５．３６・・・有機絶縁膜、２６．３５・・・第
２絶縁層、３７・・・第３絶縁層、２７．３８・・・背
面電極。 特許出願人　沖電気工業株式会社 オ書９１ｇ）；乍叱る旺テ１．ズ、プレイ）２オルの構
、？艷。 第１図 Ａ丈＆ｙＥＬ−ｒ’！（ス２）゛レイ」ぐ木ルａ１１’
Ｌ％第２図 丸打え（設四図 第３図 印加を圧（Ｖ） キ７［ｓａ謎シル１携印叩魁−塵昧 第４図 オ璃シ１■１１１１へ忙吐しデ１ス丁レイＪぐネルの剣
へＳ翫第５図 印Ｒｆｌｉｆｈ　　（Ｖ） ｙ＃、５３ｑ　εミＬ　＋＃ノｌｚ＋Ｃ＠ｉｂＦＩＩｊ
ｍ’マｊｒｔ−、％％艷）１第６図 手続補正書（自制 醇♂１・１斉２２Ｂ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 　（１）透明基板上に、透明電極と、第１絶縁層と、発
   光層と、第２絶縁層と、背面電極とを順次積層してなる
   ＥＬディスプレイパネルにおいて、前記発光層と前記背
   面電極との間に５０〜３００ｎｍ厚の着色した有機絶縁
   膜を具備することを特徴とするＥＬディスプレイパネル
   。
2. 　（２）前記有機絶縁膜が前記発光層と前記第２絶縁層
   との間に設けられることを特徴とする特許請求の範囲第
   （１）項記載のＥＬディスプレイパネル。
3. 　（３）前記第１絶縁層及び前記第２絶縁層のうちの少
   なくとも前記第２絶縁層が二重絶縁膜構造であり、当該
   第２絶縁層の二重絶縁膜のうちの一方の絶縁膜と他方の
   絶縁膜との間に前記有機絶縁膜を設けてなることを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項記載のＥＬディスプレ
   イパネル。
4. 　（４）前記第１絶縁層及び前記第２絶縁層のうちの少
   なくとも前記第２絶縁層が二重絶縁膜構造であることを
   特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載のＥＬディス
   プレイパネル。