JPS62277963A - バルサム状芳香性組成物およびその製造方法 - Google Patents

バルサム状芳香性組成物およびその製造方法

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JPS62277963A
JPS62277963A JP62109100A JP10910087A JPS62277963A JP S62277963 A JPS62277963 A JP S62277963A JP 62109100 A JP62109100 A JP 62109100A JP 10910087 A JP10910087 A JP 10910087A JP S62277963 A JPS62277963 A JP S62277963A
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ethyl
camphene
pressure
mixture
molar ratio
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JP62109100A
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English (en)
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ユージン ジー ハリス
ジエン シー メニングホフ
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Millennium Petrochemicals Inc
Original Assignee
National Destillers and Chemical Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B9/00Essential oils; Perfumes
    • C11B9/0003Compounds of unspecified constitution defined by the chemical reaction for their preparation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は非常に望ましいフルーツ状のバルサム特性をも
つ芳香性化合物およびその興造方法に関する。
〈従来の技術〉 カナダ・パルサム(アビニス・パルサメア・エル)のよ
うな稲々の針葉樹の針葉および小枝からえられる樹脂質
/オイル状の生成物は心地よいパルサム状の芳香全もち
、その使用は香料の技術分野において周知である。これ
らの生成物は石鹸中に使用する香料の良好な固定剤であ
ることが認められておυ、そのバルサム特性はまた重質
の甘い花の香料の配合物にも非常に望ましい。
これらの天然に誘導される生成物の望ましい芳香特性に
もかかわらず、その使用には種々の問題がつき壕とう。
これらの生成物は天然物中に存在する通常の組成上の変
化を受け、そしてこれらは皮膚を刺戟する物質を含むこ
とがある。また、この種の絶えず均一な芳香級の生成物
を製造するためのコストは高い。バルサム特性をもつ合
成品はそれ故、遥か後に香料工業によって探求された。
ノルボルナンの種々の誘導体、すなわちビシクロ〔2,
′2.。
1〕へブタン部分を含む化合物類は芳香剤として有用で
あることが知られている。たとえば、メチル置換ビシク
ロ[:ZZI )ヘプタン−およびヘプテン−カルボン
酸は新鮮な天然の芳香をもつものとして米国特許第4,
442,025号に記載されている。これらの化合物類
は次の機造式に相エンド責ENDO)        
エキン(EXO)〔式中、点線は炭素−炭素の単一結合
または二重結合でちゃ、R1は水素原子1だはメチル基
であり、そしてR2は1〜4個の炭素原子をもつアルキ
ル基またはアルケニル基である。〕上記の式に@Mする
エステル類のある種やものは松材および杉材を想い出さ
せる芳香をもつ。上記米国特許には他のノルボルナン誘
導体の一般的記述もある。
米国特許第4.44125号の生成物を得るためには対
応する酸をまず製造し、次いでこれを適切なアルコール
でエステル化する。3,3−ジメチル−ビシクロ〔λλ
1〕へブタンカルボン酸はカンフエンとエテルホーメー
トとのパーオキサイド誘起反応によって見られる。メチ
ル置換ビシクロ[2,2,1]へブタンカルボン酸はジ
シクロペンタジェンをβ、β−ジメチルアクリルクロラ
イドと反応させるか、あるいはシクロペンタジェンをエ
チルクロトネートと反応させるととによって見られる。
American Perfumer  and  C
osmetics  83(11):5l−2(196
8)の−gsters of Terpene−Der
ived 5ubstituted Proptoni
c Ac1d”なる雑文においてR,C,クダーはふ3
−ジメチル−2−ノルボルナンプロピオン酸の低級アル
キルエステルが非常に心地よい芳香をもつことを示して
いる。これらのエステルはカンフエンを無水酢酸と反応
させて下記の2付加物を製造することによって見られる
〔式中、R1およびR2は水素またはアルキルである。
〕この種の反応は米国特許第3.637,801号、同
第3,641゜144号および同第3゜689,537
号に詳細に記載されている。過剰の無水酢酸を除去した
後、この付加物を加アルコール分解によりエステルに転
化させることができる。クダーは3.3−ジメチル−2
−ノルボルナンプロピオン酸の低級アルキルエステルが
木材の香りと共に非常に心地よいフルーツ状イチゴ状の
芳香をもつこと、およびメチルエステルはけつきシした
杉材の香りをもつこと全示している。
〈発明が解決しようとする問題点〉 心地よい松葉の香りをもつバルサム状芳香性生成物が入
手しうるならば、それは非常に望ましいことである。ま
たこれらの生成物を容易に入手することができて経済的
な物質を使用して確実に製造しうるならば、それは更に
有利なことでおる。本発明はこの問題を解決するもので
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の問題点はモミ材バルサムの特徴のフルーツ状の松
葉針状特性音もつ芳香性組成物を製造する本発明によっ
て達成される。これらの組成物は次の(a)〜(d)の
多段工程から成る方法を使用してえられる。
(a)20:Iy:1〜7.5 : 1 : 0.1の
モル比で存在するエチルハロアセテート、0〜25チの
トリサイクレンを含有スるカンフエン、およびジ第3級
ブチルパーオキサイドを実質的にすべてのカンフエンが
反応するまで大気圧〜200 psigの圧力下に13
5〜180℃の温度で加熱し、そして該混合物を大気圧
またはや5減圧下で蒸留して実質的にすべての未反応エ
チル々・ロアセテートを除き、(b)  中間体モル当
り1〜5モルの亜鉛、および中間体モル当り1〜30モ
ルの水を上記の実質的にエチルハロアセテートを含ま力
い混合物に加え、そして還元消去が実質的に完了するま
で激しく撹拌しながら70〜100℃の温度に保ち、 (c)  有機相全水性相から分離し、そして(d) 
 この有機相を51111H9またはそれよシ低い圧力
で蒸留して、1tmHyにおいて90〜125℃の沸点
範囲をもつ芳香性組成物を収集する。
添付図面を参照して、第1図は本発明の実施例1.の工
程(d)から見られるバルサム状芳香性組成物のGLC
プロフィルを示す。
第2図は米国特許第ムロ37,801号の実施例2に記
載の方法により見られる生成物のGLCプロフィルを示
す。
第3図は本発明の実施例1の工程(&)から見られる実
質的にエチルクロロアセテ−)k含まない中間体のGL
Cプロフィルを示す。
更に詳しくは、第1図は本発明の実施例1の工程(d)
からえられる&4留分のGLCプロフィルの一部で1、
本発明により製造されるバルサム状芳香性組成物中に存
在する主生成物を示すものである。存在する主要成分を
示す、バルサム状芳香性組成物についてえられた、ここ
に報告する面積チは次のとおりである。
11.957      66Q     O,336
7112,46910050,51272 12,5974’037    2.0595512.
960     3575    1.8238514
.079    13665    6.971441
4.295    17321    8.83661
14.650     7236    3.6915
715.1.38     1524    0.77
75015.593     1339    0.6
831115.777    19326    9.
8595016.004     3530    1
.8008916.339   102875   5
14834916.537     1828    
0.9325917.846     1383   
 0.7055618.041    14751  
  7.52548合計  196014 100 生成物の全芳香特性に対して重要なその他の成分は使用
した特定の積分法の結果として上記の表中には示されて
いない。
第2図は米国特許第3,637,801号の実施例2に
従いカンフエンを無水酢酸と反応させたときに見られる
主要生成物を示すGLCプロフィルの一部である。この
生成物はGLC分析の前に蒸留した。分留器ヘッドは本
発明の芳香性組成物と同じ沸点範囲である1 tmHy
で90〜125℃の間で沸とうするすべての成分を収集
するようにセットした。存在する主要成分を示す、この
生成物について報告す14.066       37
34      1.6347714.665    
   8689      3.8040915.61
1       1420      0.62168
15.792      17173      7.
5184316.033       3769   
   1.6500916.439    19104
4    83.6400616.593      
 1626      0.71187第1図のGLC
プロフィルと第2図のGLCプロフィルとの比較から、
これらの組成物が実質的に相違していることは明らかで
ある。第1図にプロフィルされている本発明の組成物は
第2図にプロフィルされている生成物には存在しない且
つ所望のバルサム状芳香特性を得るために必須の多数の
追加成分を含んでいる。双方のGLC分析は全留出物の
95チ以上を表わす試料について同一の条件下で行なっ
た。これらのGLCプロフィルはクロマトグラフ・トレ
ースのtミぼ同じ部分を表わす。
第3図は本発明の実施例1の工程(a)に従いエチルク
ロロアセテートとカンフエンとジ第3級ブチルパーオキ
サイドを反応させることによって見られた中間体混合物
中に存在する主要成分を示すGLCプロフィルの一部で
ある。この生成物はGLC分析前に蒸留して未反応エチ
ルクロロアセテートの実質的にすべて全除去した。この
プロフィルは約13〜25分(リテンション・タイム)
の間のクロマトグラムの部分を表わす。存在する主要成
分を示す、この生成物についてのここに報告する面i%
は次のとおりである。
Z9B8        813     1.560
673.435       371     0.7
12193.895       495     0
.950224.032       330    
 0.633484.943       566  
   1.086525.098       570
     1.094205.420      30
36     5.8280414.384     
 8042    15.4377814.659  
     716     1.3744616.10
0      1291     2.4782617
.895      2525     4.8471
018.049      7058    13.5
488418.616      1078     
 ZO693818,8518191,57219 20,6489071,74112 21,2401000019゜1964321.715
     11513    22.10086合計 
 52093 100 〈実施態様〉 バルサム状の芳香をもつ、す力わちモミ材のバルサムの
特徴を想い出させる天然樹脂背景をもつ、本発明の組成
物を得るために多段工程法を使用する。
反応系列の第1工程において、カンフエン〔λ2−ジメ
チルー3−メチレンビシクロ〔z′2..1〕ヘプテン
;別名22−ジメチル−3−メチレンノルボルナン〕ヲ
有機バーオキサイドの存在下にエチルクロロアセテート
と反応させる。約15〜25%の量で商業用カンフエン
中に存在する平衡生成物であるトリサイクレンはこの反
応を妨害しない。
事実1、トリサイクレンはパーオキサイドの存在下でカ
ンフエンと殆んど同様にエチルハロアセテートと反応す
るので、組成物の組立ておよびそれに伴なう望ましい芳
香特性に対して有意義であると信じられる。この反応に
使用するエチルハロアセテートはクロロまたはブロモ誘
導体すなわちエチルクロロアセテート−tたはエチルブ
ロモアセテートでありうる。ジ第3級ブチルパーオキサ
イドはえらばれた有機パーオキサイドであるけれども、
匹敵する分解温度をもつ他の有機パーオキサイドを使用
することもできる。
反応にはモル過剰のエチルハロアセテ−)f使用する。
最も一般的にはエチルハロアセテートとカンフエンとの
モル比は7.5:1〜20:1の範囲にある。更に好ま
しくはエチルハロアセテートとカンフエンとのモル比は
9:1〜12;1の範囲にある。使用するパーオキサイ
ドの量は変化させるこ・とができるが、最も一般的には
カンフエン1モル当り約0.1〜1モルのパーオキサイ
ドを使用する。本発明の更に好ましい具体例において、
カンフエンとパーオキサイドとのモル比は1:0.5〜
1:0.25の範囲にある。
特に有利な結果は反応試剤のモル比が約10:1:0.
3(エチルハロアセテート:カンフエン:パーオキサイ
ド)であるときに見られる。上記のモル比の計算のすべ
てはカンフエンのM量を基準にして且つカンフエンが1
00%の2.2−ジメチル−3−メチレンビシクロ(Z
2−1 ’:lヘプタンであると仮定してなされている
エチルハロアセテートとカンフエンとの反応はガラス装
置またはガラス内張り装置中で大気圧から200 ps
igまでの範囲の圧力および約135℃から約180℃
までの範囲の温度で行なわれる。然し更に一般的には1
45℃〜160℃の温度および30〜100 psig
の圧力で行なわれる。エチルハロアセテートとカンフエ
ンとの反応の進行は反応したカンフエンのt’に追跡す
ることによって好都合に検知することができる。これは
反応混合物の試料の気液クロマトグラフ(GLC)分析
によって容易に行なうことができる。実質的にすべての
カンフエンが反応したとき、反応混合物を蒸留して過剰
のエチルハロアセテートを除く0この蒸留は代表的には
大気条件下で行なうが、所望ならば真空蒸留を使用する
こともできる。実質的にすべてのエチルハロアセテート
を除去したとき、すなわち大気圧での蒸留の蒸気温度が
エチルクロロアセテートを使用した場合に約150℃で
あるか、またはエチルブロモアセテート全使用した場合
に約175℃であるとき、蒸留は終り、蒸留残渣は本発
明の方法による更なる反応に供するのに好適である。最
終生成物の芳香性は、蒸留をエチルハロアセテートの沸
点をずっと越えて進行させて反応によって生成した且つ
所望の芳香性に寄与する生成物のかなりの量を除去した
ときには悪影響を受けうる。実質的にすべてのエチルハ
ロアセテ−)f除去していないときは、本発明の方法の
経済性に悪影響を及ぼす。それはこの反応の次の工程に
使用する亜鉛の量の増加を必要とするからである。それ
はまた最終生成物の芳香性にも有害な影響を及ぼす。
蒸留残渣のGLC分析はそれが生成物混合物であること
を示す。然し主要成分はハロゲン化したエチル−3,3
−ジメチルビシクロ〔zλ1〕へブタン−2−プロパノ
エート、たとえば次式のエチル−α−ハロー3.3−ジ
メチル−ビシクロ(: 2.Zl )へブタン−2−プ
ロパノエートである。
〔式中のXはクロロまたはブロモである。〕このように
してえられた中間体混合物はこの反応の次の工程に使用
され、そこで該混合物は水の存在下で亜鉛と反応せしめ
られる。この反応はハロゲン化成分たとえばα位K ハ
ロゲンヲ含ムエチルーα−ハロー3.3−ジメチルビシ
クロ(: ′2..11 )へブタン−2−プロパノエ
ートからのハロゲンの還元消去をもたらす。アルキルノ
・ライドの還元消去反応は周知であり、上記の中間体混
合物中の主要成分であるエチル−α−クロロ−3,3−
ジメチルビシクロC′2..Zl〕へブタン−2−プロ
パノエートについて次のように表わすことができる。
還元消去反応のために、亜鉛金属と水を先行反応工程か
ら見られた実質的にエチルハロアセテートを含まない混
合物に加え、そしてこの混合物を反応が実質的に完了す
るまで激しく撹拌しながら約り0℃〜約100℃に保つ
。還元消去反応は主要なハロゲン化成分の消滅をC,L
Cで追跡することによって検知するのが便利である。
本発明の1つの具体例において、亜鉛と水は別々に加え
る。好ましくは粉末状である亜鉛金属をはじめに加える
のが最も一般的である。亜鉛金属は使用前に希酸で洗う
か又は通常の方法により活性化することができる。亜鉛
の添加が完了したとき、反応混合物に水全加える。亜鉛
の添加および水の添加は共に発熱と若干の発泡を伴なう
ので、これらの物質を反応混合物に添加するのは一般に
少しづつ加えるようにして行なう。これらの添加を更に
容易にするために反応混合物を冷却するのも有利である
。水の添加が完了したら、次いで混合物を70〜100
℃、更に好ましくは85〜100℃に保つ。反応試剤の
効率的接触を得るために激しい撹拌を行なうのが有利で
ある。
反応混合物は代表的に粘稠物質であり、ある場合にはエ
マルジョンさえ形成しうるので、還元消去反応に不活性
有機溶媒または希釈剤を加えるのが有利である。このよ
うな溶媒または希釈剤は有機物質をとかし、亜鉛とのよ
り良い接触を与え、そして反応をより流動性のある状態
に保つので、反応を促進する。有用な有機溶媒は反応条
件に不活性であり、そして水と混和しないものであるべ
きである。これらの溶媒はまた大気圧で100℃より沸
点をもち、そして芳香性組成物の沸点範囲よシ低い、す
なわち1 wHyにおいて90℃未満の沸点をもつべき
である。使用しうる有機溶媒の例としてトルエン、キシ
レン、ミネラル畳スピリット、スーパー・ナンドライト
(商標)、アミルアセテート、などがあげられる。本発
明の1つの具体例において、トルエンやキシレンのよう
な芳香族炭化水素を還元消去反応用に使用する。有機溶
媒を使用するとき、それは反応混合物の約5〜30%の
番゛で使用するのが一般的である。史に好ましくは、有
機溶媒は混合物の10〜20チを構成する0 反応に使用する亜鉛の量は約5:1〜約1:1(亜鉛:
中間体混合物のモル比)の範囲であシうる。中間体混合
物のモル比はそれが100%のエチル−α−クロロ−3
,3−ジメチルビシクロ[: 2.Zl )ヘプタン−
2−プロパノエートであると仮定して計算されたもので
ある。更に好壕しくは、亜鉛:中間体のモル比は1.5
:1〜1:1の範囲でらシうる。水:中間体のモル比は
30:1〜1:1の範囲でありうるが、最も一般的には
15:1〜5:1である。
実質的にすべてのハロゲン化成分が反応したとき、加熱
を終了する。反応混合物音やや冷却した後、所望の芳香
性組成物を含む有機相、ならびに未反応亜鉛、溶解して
いる亜鉛塩と溶解していない亜鉛塩、およびその他の反
応副生物を含む水性相を分離する。必要というわけでは
ないけれども、有機相と水性相との分離の前に反応混合
物をr過して不溶塩および未反応亜鉛を除くことができ
る。還元消去工程に有機溶媒を使用するとき、反応混合
物を分離させ、そして有機相をデカンテーションまたは
サイフオンで除くか、あるいは反応器底部から水性相を
排出させることによって分離を完了するのが便利である
。還元消去工程に希釈剤全使用しない場合、あるいは希
釈剤の量が有効な分離全達成するのに十分でない場合、
有機溶媒を反応混合物に加え、直ちにこれと接触させる
。次いで分離を常法どおり行なう。水と混合せず且つ芳
香性組成物の沸点範囲内の沸点をもたない任意の有機溶
媒をこの目的に使用することができる。これらの溶媒は
還元消去反応に使用した溶媒と同一であってもよく、あ
るいは異なっていてもよい。ベンゼン、キヅレン、トル
エンのような芳香族炭化水素をこの目的のために有利に
使用しうる。
分離後に、GLC分析の際に生成物混合物であることの
示される有機相を蒸留して本発明の有用カバルサム状芳
香性組成物を得る。蒸留は減圧下で、代表的には5 箪
I(y以下、更に一般的には約0.1〜2mHyの圧力
で行なう。通常の蒸留装置と蒸留を使用する。所望のバ
ルサム状芳香性をもつ、すなわち特に望ましい拡散性フ
ルーツ状のモミ材針状頂部特徴をもつモミ材バルサム特
性全想い出させる性JXtもつ、組成物を得るために、
1wxHfの圧力において約り0℃〜約125℃の範囲
で沸とうする留分を収集する。
当業渚に明らかなように、生成物の沸点範囲は1wHf
以外の圧力では上記と異なる。特定の沸点範囲外の物質
は所望の芳香特性をもたない。このようにして見られた
芳香性組成物は、0.9750〜0.9850の範囲の
比重(25/25℃)、266下の72ツ・ンユ・ボイ
7) (COC)、200〜212の鹸化値(AOC8
法Ti1a−64)、および2未満の酸価(AOC8法
Te1a−64)’tもつ無色ないし淡黄色の液体であ
る。この組成物はモミ材バルサム特性を想起させる心地
よいバルサム状芳香(樹脂質茸景)をもつ。この組成物
はまた明瞭なフルーツ状の且つジストス/ラダナムの特
徴をもつ。
本発明のバルサム状芳香性組成物は香料、コロン、シャ
ンプー、デオドラント、シェービングクリームおよびゲ
ル、ボディローションおよびクリーム、洗剤および棒石
鹸、空気清浄剤、ルームスプレー、香り玉、ローソクな
どの芳香剤入り製品の製造に有用である。使用する組成
物の量は特定の処方物に応じて、及び単一の芳香剤とし
て使用するのか又は殆んどの場合がそうであるように他
の芳香勾料と組合せて使用するのかによって変化する。
ある場合には005チ程度の少量の組成物が処方物に明
らかに識別できるバルサム状芳香を与えるのに十分であ
る。然し殆んどの用途について、組成物は最終処方物の
0.1〜約10重量%の量で使用される。
本発明の組成物はエツセンス油、レジノイド、アブソリ
ュート、および広範囲の他の合成化合物を包含する他の
芳香性物質と容易に混和しうる。この組成物はまた芳香
性処方物の調製に使用する溶媒および他の助剤たとえば
エタノール、イソプロパツール、ジエチレングリコール
、モノエチルエーテル、ジエーテルフタレートなどと容
易に混和しうる。
本発明の芳香性組成物は植物香料および広範囲の他の処
方物の調製に有用であり、この点に関して該組成物はジ
ャスミン香料、ローズ香料、オレンジフラワー香料、ユ
リ香料、フルーツ香料、および緑および木材の特徴を与
える香料と組合せてイ1利に使用されるが、これらとの
組合せに限定されない。本発明のバルサム状組成物と一
緒に配合しうる芳香性化合物として次のものがあげられ
るニジトロネロール;ヒドロキシシトロネロール;リナ
ロール;テトラヒドロリナロール;クマリン;バニリン
;ケラニオール;ロジノール;シトラール;ネロール;
オイゲノール;イソローオキゲノール;ファルネソール
;ボルネオール;フェニルエチルアルコール;フェノキ
シエタノール;フェニル酢酸;フェニル酢酸メチル;メ
チルフェニルエーテル;フェニルアセトアルデヒド;フ
ェニルアセトアルデヒド・ジメチルアセタール;シンナ
ミルアセテート;シンナミルチグレート;ヘキシルシン
ナムアルデヒド;シンナミル・ホーメート;エチルシン
ナメート;ベンジルアセテート;ベンジルサリチレート
;ジャスモン;インジャスモン;ヒドロキシシトロネラ
ール;リナリルアセテート;メチルアンスラニレート;
インドール;ヒドロシア/トロピンアルデヒド;シス−
3−ヘキセナール;シス−3−ヘキソノール;トランス
−2−ヘキセナール;ノナジェニルアセテート;フェノ
キシアセトアルデヒド;ガンマ−ウンデカラクトン;フ
ェニルエチルアセテート;ベンズアルデヒド;ヘキシル
ベンゾエート;トランスーアネソール;アミルプロピオ
ネート;セドリルアセテート;t−ブチルシクロヘキシ
ルアセテート;イオノネン;メチルイオノネン;4−カ
ルブエトキシ−2−エチル−5−メチル−2,3−ジヒ
ドロフラン;4−カルブエトキシ−2−エチル−λ5−
ジメチルー2.3−ジヒドロ7ラン;4−カルブエトキ
シ−2−プロピル−5−メチル−′2.3−ジヒドロ7
ラン;エチレンブラシレート;エチレントチカンジオエ
ート;など。
〈実施例〉 下記の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
これらの実施例は本発明の範囲を限定するものと解すべ
きではない。これらの実施例において、すべての部およ
びチは他に特別の記載のない限り重量基準である。
GLC分析はモデル3393Aの積分器を備えたHew
lettPackardモデル5980ガスクロマトグ
ラフを使用して行なった。30メートルのDB5毛管カ
ラム(内径0.32fist採用し、100:1のスプ
リット・モードのヘリウムキャリヤーガスおよび毎分2
℃で150〜200℃の温度音用いた。1マイクロリツ
トル(μt)の試料(ジエチルエーテル中50%)を使
用した。積分法はユニグラム・オプション全採用し、次
の操作パラメータを用いた。
ZERO=O ATT  2  =  0 CRT  SP=  0.5 ARREJ=  0 THR8H=  O PK  WD  =  0.04 実施例 1 (a)カンフエンとエチルクロロアセテートとの反応透
明な、乾燥した撹拌機付きのガラス内張り反応器に、5
.313部のエチルクロロアセテート、587部の溶融
カンフエン、および189部のジ第3級ブチルパーオキ
サイドを充てんした(エチルクロロアセテート:カンフ
エン:パーオキサイドのモル比1iIO:1:0.3)
。反応器を真空にし絶縁した。次いで反応混合物を徐々
に150〜155℃に加熱した。必要に応じて反応器を
水性苛性アルカリ液を含む洗浄器に排気して圧力が70
 psiを越えないようにした。4時間に反応混合物の
GLC分析は実質的にすべてのカンフエンが反応したこ
とを示した。
圧力を徐々に開放することによって未反応エチルクロロ
アセテートを反応混合物から蒸留し、そして蒸留がおそ
くなったとき26インチの真空を徐々に適圧した。もは
や留出液が除去されなくなったとき、混合物を50℃に
冷却し、窒素を用いて真空全解除した。塩素分析により
生成物が9チの壌素を含んでいることがわかった。第3
図はこのようにして見られた中間体混合物のGLCプロ
フィルの一部を示す。
(b)  還元消去反応 工程(a)からえられた実質的にエチルクロロアセテー
トを含まない生成物を激しくかくはんしながら、これに
トルエン(300部)を加えた。次いで+4鉛粉末を少
しづつ加え、温度が約100℃を越えないように、そし
て過度の発泡が起らないようにした。283部の亜鉛粉
末の全部を加えた後、反応器を100℃に加熱した。次
いで水(1,128部)全過度の還流を避けるような速
度で約1時間にわたって加えた。この反応の亜鉛:中間
体:水のモル比は1:1:14であった。水の添加が完
了したときに、混合物音100℃で加熱し、規則的間隔
でサンプリングを行なってGLC分析に供した。GLC
分析が主要な塩素化置換基の実質的にすべてが消費され
たことを示したとき、す彦わち21.240分および2
1.715分のリテンションタイムで起り第3図のAお
よびBで示される2つのピークを示したとき、かくはん
を停止して反応混合物を50℃に冷却した。塩素分析は
生成物がCL3Flの塩素全含んでいることを示した。
(c)  水性相と有機相との分離 工程(b)からえられた粘稠な混合物を水性相と有機相
とが分離するまで放置した。次いで弔機相(上層)をサ
イホンで反応器から取υ出した。
(d)蒸留 工程(c)から見られた有機相の一部を蒸留器(移し、
大気圧下1110℃で蒸留してトルエンおよび残存水を
除いた。
蒸留残渣(3449)i次いでらせん金属付き2フイー
トの断熱カラムを使用して真空蒸留し、ノメルサム状の
芳香性組成物をえた。真空蒸留中に集めた蒸留カットは
次のとおりであった。
1      1.2   27−49    1.8
2      3.3   48−79    0.8
−ZO32,081−951,7−2−0 4325,094−1301,8−2,0留分4は心地
よいバルサム状芳香をもっており、これを保存した。こ
の生成物は0.9795の比重(25/25℃)、20
5.9の鹸化値、および1.35の酸化をもつ無色液体
であった。この生成物は1■H7において90〜125
℃の範囲で沸とうし、組成物のGLC分析はそれが生成
物混合物であることを示した。第1図は非常に望ましい
バルサム状芳香性組成物である留分4のGLCプロフィ
ルの一部を示す。
芳香性組成物(留分A4)は特に望ましい拡散性のフル
ーツ状、モミ材針状頂部の特徴をもつモミ材バルサム純
粋物を想起させる心地よいバルサム状芳香をもつものと
して特徴づけられ、種々の石鹸、洗剤および家庭用品に
芳香を付与するのに使用された。たとえば、芳香石鹸棒
はマゾニイ法を使用して製造された。商業的の芳香の付
与されていない石鹸を使用し、これに水を加えて所望の
可塑性2保った。上記の芳香性組成物(1重量%)を加
え、十分に混合してからこの石鹸を精練し、管状に押し
出した。石鹸棒全次いで押し出した管の部分から型で打
ち抜いた。見られた芳香を付与した石鹸は該芳香性組成
物と同様の心地よいバルサム状芳香をもっていた。
F1様に上記のバルサム状芳香性の組成物を1重量%の
濃度で代表的な薬草香料基材に加えて所望のバルサム状
の香りを付与し、そして全体の芳香特性を改良した。
上記のバルサム状芳香性組成物を0.1重量%の濃度で
化粧品縁メルクにブレンドした。芳香を付与したメルク
の一部を次いで8時間紫外線照射にかけたが、心地よい
バルサム状芳香特性に認めうるほどの変色もしくは変化
は観察されなか、つた。同様に商業的に入手しうる洗剤
に上記の芳香性組成物全0.1重量r、%吸着させるこ
とによって心地よい芳香の洗剤をえた。生成した洗剤は
変色または劣化の徴候を示さず、そして洗剤の臭いは有
効に減少した。芳香を付与したタルクまたは洗剤はこれ
らをオープン安定性試験にかけ50℃で2週間加熱した
とき認めうるほどの芳香または色の変化はなかった。
比較例 2 米国特許第3,637,801号の実施例2の方法に従
い、676−の無水酢酸をガラス反応器に充てんして1
40℃に加熱した。671のカンフエン(0,5モル)
、6.57y(0,09モル)のジ第3級ブチルパーオ
キサイド、および149耐の無水酢酸から成る混合物に
13−の酢酸を加えてカンフエンの溶解を促進し、これ
らの混合物を上記の反応器に4時間にわたって徐々に加
え、次いで約20時間還流させた。この反応の無水酢酸
:カンフエンのモル比は17:1であった。蒸留によっ
て過剰の無水酢酸を除去した後、500−のエタノール
と0.5−の濃硫酸を加え、この混合物t−GLC分析
が加アルコール分解の実質的な完了を示すまで還流させ
た。この混合物を炭酸ナトリウムで中和し、濾過し、そ
して真空蒸留した。111IIIH2で90〜125℃
の範囲にわたって沸とうする留分を集めた。第2回はこ
の生成物についてえられたGLCプロフィルの一部を示
す。この生成物は僅かなイチゴ状のラダナム特性をもっ
ていけたけれども、実施例1の方法に従って製造した生
成物の強くて非常に拡散性の天然モミ打針状ノくルサム
特性はもっていなかった。
実施例 3 本発明の方法のある面を変化させうろこと全実証するた
めに、4501.89のエチルクロロアセテートを反応
器に充てんし、6189のカンフエンと162Fのジ第
3級ブチルパーオキサイドとの混合物を反応器に内容物
を還流させながら6時間にわたって加え、次いで更に1
2時間還流サセた。(エチルクロロアセテート:カンフ
エン:)く−オキサイドのモル比は10:1:0.3)
次いで過剰のエチルクロロアセテート全反応混合物から
除き、478.79(7,32モル)の亜鉛粉末と12
007!の水を加えた。
(Zn:中間体:水のモル比は2:1:18)中間体の
発熱が観察された。還元消去反応が完了したとき、21
4.5−の酢酸全かくはんしながら加えた。次いでこの
混合物を濾過して過剰の亜鉛を除き、有機相と水性相を
分離した。
有機相を蒸留し、水、酢酸、およびその他の低沸点物質
を含むトップ・カットt−除いた後、1 mHfにおい
て90〜125℃で沸とうする留分全集めた。生成物は
実施例1の生成物に匹敵する心地よいバルサム状の芳香
とGLCプロフィルをもっていた。
実施例 4 本発明の方法の多様性を更に実証するために、異なった
操作法を使用して還元消去工程を行なった。これらの反
応のすべてについて、実施例1の工程(a)の操作法に
従って得た中間体混合物を使用した。1番目の反応につ
いて、129.99(0,39モル)の実質的にエチル
クロロアセテートを含まない中間体混合物(23%のト
ルエンを含む)kloodの水を含む反応器に充てんし
て60℃に加熱した。次いで亜鉛粉末(25,!M;0
.39モル)を加え、混合物を徐々に90℃にまで加熱
した。加熱を約6時間続け、濾過して未反応亜鉛および
その他の不溶性物質金除去した後、実施例1の工程(c
)および(d)の操作を行なってバルサム状の芳香性組
成物をえた。
別の実験において、実質的にエチルクロロアセテートを
含まがい中間体混合物100F(0,39モル)を10
0−の水と混合し、100℃に加熱した。次いで亜鉛金
属(25,5y;0.39モル)を加え、加熱を16時
間続けた。
濾過によって未反応亜鉛およびその他の不溶性物質を除
去した後、実施例1の工8(c)および(d)の操作を
行なってバルサム状芳香性組成物をえた。
別の還元消去反応を行なうために、実質的にエチルクロ
ロアセテートを含まない中間体混合物100F(0,3
9モル)iloo−の水と混合し、80℃に加熱した。
亜鉛金属25.!M(0,39モル)を加え、混合物を
80℃で2時間そして100℃で16時間加熱した。濾
過して未反応亜鉛およびその他の不溶性混合物を除去し
た後、生成物を実施例1の工程(clおよび(d)に従
って処理し、バルサム状の芳香性組成物をえた。
更に別の操作において、IZ6y(0,2モル)の亜鉛
粉末を500−の水と混合し、80℃に加熱したつ次い
で2−の濃塩酸を加え、混合物を1時間加熱した。次い
で実質的にエチルクロロアセテートを含まない中間体混
合物50F(0,2モル)をフラスコ(上記の亜鉛と水
を含む)に加え、約16時間かくはんしながら加熱した
。濾過の後にこの生成物を実施例1の工8(C)および
(d)に従って処理し、芳香性組成物をえた。
上記のすべての場合において所望生成物の収率は変化す
るけれども、生成した組成物は実施例1の生成物に匹敵
するバルサム状の芳香とGLPプロフィルをもっていた
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の工程(d)からえちれるバ
ルサム状芳香性組成物のGLC(気液クロマトグラフ)
プロフィル全示す。 第2図は米国特許第3,637,801号の実施例2に
記載の方法にようえられる生成物のGLCプロフィルを
示す。 第3図は本発明の実施例1の工程(a)からえられる実
質的にエチルクロロアセテートを含まない中間体のGL
Cプロフィルを示す。なお、第3図中のAおよびBで示
す2つのピークは工程(b)により主要な塩素化置換基
の実質的にすべてが消費されたときに現われるピークで
ある。 特許出願人 ナショナルデイステイラーズアンドケミカ
ル コーポレーション 代理人 弁理士 斉藤武彦i;:: 同  弁理士 用瀬良治 APAN FIG、1− FIG、2− 丁ハPAN FIG、3− 手続補正書 昭和62年6月8日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1事件の表示 昭和62年特許願第109100号 2発明の名称 バルサム状芳香性組成物およびその製造方法3補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 4代理人 へ、−、H,、:% 6、補正の内容 別紙のとおり、但し明細書の内容の補正はない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の(a)〜(d)の諸工程から成ることを特徴と
    する芳香性組成物の製造方法: (a)20:1:1〜7.5:1:0.1のモル比で存
    在するエチルハロアセテート、0〜25%のトリサイク
    レンを含有するカンフェン、およびジ第3級ブチルパー
    オキサイドを実質的にすべてのカンフェンが反応するま
    で大気圧〜200psigの圧力下に135〜180℃
    の温度で加熱し、そして該混合物を大気圧またはやゝ減
    圧下で蒸留して実質的にすべての未反応エチルハロアセ
    テートを除き、(b)中間体モル当り1〜5モルの亜鉛
    、および中間体モル当り1〜30モルの水を上記の実質
    的にエチルハロアセテートを含まない混合物に加え、そ
    して還元消去が実質的に完了するまで激しく撹拌しなが
    ら70〜100℃の温度に保ち、 (c)有機相を水性相から分離し、そして (d)この有機相を5mmHgまたはそれより低い圧力
    で蒸留して、1mmHgにおいて90〜125℃の沸点
    範囲をもつ芳香性組成物を収集する。 2、工程(a)においてエチルハロアセテート:カンフ
    ェン:第3級ブチルパーオキサイドのモル比が9:1:
    0.25〜12:1:0.5であり温度が145〜16
    0℃であり、そして圧力が30〜100psigである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、エチルハロアセテートがエチルクロロアセテートで
    ある特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、工程(b)において亜鉛の添加後に水を加える特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 5、還元消去反応(b)を全反応混合物の重量を基準に
    して5〜30重量%の不活性有機溶媒の存在で行なう特
    許請求の範囲第4項記載の方法。 6、亜鉛:中間体のモル比が1.5:1〜1:1であり
    、水:中間体のモル比が15:1〜5:1である特許請
    求の範囲第4項記載の方法。 7、次の(1)〜(d)の諸工程から成る方法によつて
    製造される生成物であつて、モミ材バルサム純粋物の特
    性のフルーツ状の松葉針状物の香りをもつ芳香性生成物
    :(a)20:1:1〜7.5:1:0.1のモル比で
    存在するエチルハロアセテート、0〜25g%のトリサ
    イクレンを含有するカンフェン、およびジ第3級ブチル
    パーオキサイドを実質的にすべてのカンフェンが反応す
    るまで大気圧〜200psigの圧力下に135〜18
    0℃の温度で加熱し、そして該混合物を大気圧またはや
    ゝ減圧下で蒸留して実質的にすべての未反応エチルハロ
    アセテートを除き、(b)中間体モル当り1〜5モルの
    亜鉛、および中間体モル当り1〜30モルの水を上記の
    実質的にエチルハロアセテートを含まない混合物に加え
    、そして還元消去が実質的に完了するまで激しく撹拌し
    ながら70〜100℃の温度に保ち、 (c)有機相を水性相から分離し、そして (d)この有機相を5mmHgまたはそれより低い圧力
    で蒸留して、1mmHgにおいて90〜125℃の沸点
    範囲をもつ芳香性組成物を収集する。 8、次の(a)〜(d)の諸工程から成る方法によつて
    製造される生成物の芳香増大もしくは強化量を添加する
    ことから成ることを特徴とする芳香性組成物もしくは芳
    香付与物品の芳香を増大もしくは強化するための方法: (a)20:1:1〜7.5:1:0.1のモル比で存
    在するエチルハロアセテート、0〜25%のトリサイク
    レンを含有するカンフェン、およびジ第3級ブチルパー
    オキサイドを実質的にすべてのカンフェンが反応するま
    で大気圧〜200psigの圧力下に135〜180℃
    の温度で加熱し、そして該混合物を大気圧またはやゝ減
    圧下で蒸留して実質的にすべての未反応エチルハロアセ
    テートを除き、(b)中間体モル当り1〜5モルの亜鉛
    、および中間体モル当り1〜30モルの水を上記の実質
    的にエチルハロアセテートを含まない混合物に加え、そ
    して還元消去が実質的に完了するまで激しく撹拌しなが
    ら70〜100℃の温度に保ち、 (c)有機相を水性相から分離し、そして (d)この有機相を5mmHgまたはそれより低い圧力
    で蒸留して、1mmHgにおいて90〜125℃の沸点
    範囲をもつ芳香性組成物を収集する。
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