JPS62277455A - 含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents

含ハロゲン樹脂組成物

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JPS62277455A
JPS62277455A JP12173186A JP12173186A JPS62277455A JP S62277455 A JPS62277455 A JP S62277455A JP 12173186 A JP12173186 A JP 12173186A JP 12173186 A JP12173186 A JP 12173186A JP S62277455 A JPS62277455 A JP S62277455A
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JP
Japan
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acid
halogen
containing resin
examples
metal
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Application number
JP12173186A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Sato
義則 佐藤
Minoru Fukuda
稔 福田
Hiroshi Akamine
赤嶺 博司
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Nissan Fine Organic Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nissan Fine Organic Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (イ)産業上の利用分野 本発明は安定化された含ハロゲン樹脂組成物に関する。
詳しくは、含ハロゲン樹脂に、有機酸の金属塩および複
合金属水酸化物を添加してなる、安定化された含ハロゲ
ン樹脂組成物に関する。
(ロ)従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 一般に含ハロゲン樹脂、例えば塩化ビニル樹脂、塩化ビ
ニリデン樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂
及び塩素化ポリエチレン等は、成形加工時における加熱
により樹脂の著しい着色や分解が起こる。
このような欠点を防止するため、安定剤が添加されてい
る。
しかしながら、従来より使用されている安定剤は、カド
ミウム及び鉛等の重金属を含んでおり毒性を有する欠点
が存在する。
又、を機成亜鉛塩、有機酸アルカリ土類金属塩、有機錫
化合物、β−アミノクロトン酸エステル等の含窒素化合
物及びポリオール化合物等の毒性の低い安定剤の組合せ
も使用されている。
しかし、それ等毒性の低い安定剤の使用では、成形加工
時の加熱により樹脂の着色をきたす上、長間にわたる熱
安定性が劣るため、これらの改善が強く要望されていた
近年、特公昭58−46146号公報に見られるような
、ハイドロタルサイト類化合物の含ハロゲン樹脂への添
加によって、長期の熱安定性を改善するような試みが提
案されている。ハイドロタルサイト化合物とは、次の一
般式(II)で示される。マグネシウムとアルミニウム
の含水複塩化合物であり、天然品や合成品がある。
Mg+−x  A l g (011) 2BX/Z 
 ・m1lzO(II )しかしながら、これらの化合
物は、含ハロゲン樹脂の分解によって発生するハロゲン
に対する安定化効果としての捕捉能が大である反面、樹
脂中より積極的にハロゲンを引抜(傾向があるため、ポ
リエンの生成を助長させ、それによる強い着色をうなが
すという欠点があった。
(ハ)問題点を解決するための手段 本発明者等は、上記の如き、ハロゲン捕捉能の優れたハ
イドロタルサイト類化合物を、含ハロゲン樹脂の安定剤
として用いた場合の欠点を解消するため、検討を重ねた
結果、特開昭60−203657号明細書によって開示
されたように、過塩素酸イオン型ハイドロタルサイトa
化合物を見い出した。
すなわちこの発明によれば、慣用の低毒または無毒の安
定剤成分、例えば、Ba −ZnまたはCa −Zn系
などの金属石ケンと、過塩素酸イオン型ハイドロタルサ
イトa化合物を併用することによって、含ハロゲン樹脂
を安定化する方法であり、その安定化効果は優れている
しかし、実際の加工工程においては、最終熟成型の前に
、長時間の加熱による混練りが行なわれるのが常である
。さらに、成型品は屋外等に使用された場合、太陽光線
による劣化も伴なうものである。これら厳しい熱成型加
工の条件下の熱劣化および成型品の耐候劣化を防止すべ
く、更に研究した結果、一般式〔I〕で表わされる複合
金属水酸化物がよりいっそうこれらの安定化効果が優れ
ていることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、含ハロゲン樹脂に(al有機酸の
金属塩およびfb)次の一般式〔I〕で表わされる複合
金属水酸化物を添加することを特徴とする含ハロゲン樹
脂組成物である。
一般式Mx” A l %”(Ofl)zx+3y−g
 (A”−)z ・a II 、 0        
       ・・・ CI)式中M Z−は特定の陽
イオンであり、x、yおよび2は、 A≦x/y≦8と 0<z/ (x+y)<’/、0)
二条件を満足する正数、aは正数を表わす。
A’−は次の(1)〜(4)の陰イオンを表わすが、(
11ClO4,− (2)1価ないし多価無機陰イオン (31−COOH−OH,S)l、 −5O311の中
のいずれか一種または二種以上の官能基を1〜4個有す
る有機配位アニオン (41CO3,SO4イオン A’−は(1)を必ず含有し、さらに(2L (3+、
 (41のうらから選ばれる陰イオンの1種又は2種以
上との混合物を表わす。
2は陰イオン(1)、(2)、(3)、(4)の合計当
量を表わす。
M Z−の特定の陽イオンとしては、M g + Ca
 + S r +B a + Z n + M n +
 F e + Co + N i、Cuのうちから選ば
れる金属の陽イオンのうちの一種又は二種以上を表わす
本発明に使用する有8g、酸の金属塩は、その金属成分
となる金属の例として、L i+ N a、 K + 
Mg、Ca+Sr、 Ba、 Zn、 Cd+ P b
+ Snより選ばれる金属の一種又は二種以上と、以下
のカルボン酸又は、フェノール類より選ばれる有機酸残
基の一種又は二種以上を組み合わせて、得ることができ
る。
カルボン酸の例としては、酢酸、プロピオン酸、カプリ
ル酸、2−エチルへキソイン酸、ラウリン酸、ステアリ
ン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、ジルイン酸、チオグリコ
ール酸、メルカプトプロピオン酸、ラウリルメルカプト
プロピオン酸、安息香酸、パラターシャリブチル安息香
酸、ジメチル安息香酸、アミノ安息香酸、サリチル酸、
アミン酢酸、グルタミン酸、シュウ酸、コハク酸、アジ
ピン酸、フタル酸、マレイン酸、チオジプロピオン酸等
があげられる。
フェノール類の例としては、フェノール、ノニルフェノ
ール、ターシャリ−ブチルフェノール、オクチルフェノ
ール、イソアミルフェノール、クレゾール、キシレノー
ル等があげられる。
本発明に使用する複合金属水酸化物とは、前記一般式〔
I〕で表わされるものであり、これ等製造方法として、
特公昭47−32198、特公昭48−29477、特
公昭51−29129号等の各公報に開始されている。
一般式(I)におけるMは、2価の金属イオンを表わし
、Mg+ Ca、 S rl B al Z rll 
M n、 F e、 CO,Nt +Cu等の2価の金
属イオンのうちから選ばれる一種又は二種以上の組合わ
せである。この二種以上の組合わせの例としては、Mg
−Zn、 Ca−Zn、 Ba−Zn、Mg−Ni、M
g−Cu、 Zn−Cu、Mg−Zn−Ni、 Ba−
Zn−Cu等任意に選択することができる。
一般式(1)におけるANの代わりに、他の3価をとり
得る金属イオン例えばSc、Ti、V、Cr。
Mn、 F e、 Co、 N i等と置換えても、複
合金属水酸化物を得ることができる。
一般式(I)に於けるA’−として選ばれる1価無機陰
イオンとしてはF−、C(1−、Br−、I−、C10
−。
NCS −+  NO3−、C1o2−  、oH−+
  BiO3−+IO−+SH−+1(SO,F、N0
C−、J、  4−  +RuO4−+5bO3−、B
rO3−,503F−lPO3−等が挙げられる。
一般式(I)におけるA’−として選ばれる1価以上の
無機陰イオンとしては、S、 Se、 Te、  P。
Si、Ge、Sn、 B 、Cr、 Mo、 W、門n
、Ru、 Rh、Os等が挙げられる。
一般式におけるA’−として選ばれる有機配位化合物と
しては、−COOI(、−01l、(フェノール性また
はアルコール性) 、−5H1−SO,l+の中のいず
れか一種または二種以上の官能基を1〜4個持つ有機化
合物およびそれらの誘導体で、たとえば、芳香族化合物
およびその誘導体として、フェノール、置換フェノール
、安息香酸、オキシ安息香酸、アミノ安息香酸、ジニト
ロ安息香酸、フタノール酸類、サルチル酸、スルホサリ
チル酸、トルイル酸、アントラニール酸、メタニール酸
、ヘンインスルホン。酸、漫食子酸、カテコール、レゾ
ルシン、ハイドロキノン、フロログルシン、チロン、ナ
フトール、ナフタリンスルホン酸、2−ナフトール−6
−スルホン酸等を、脂肪族化合物およびその誘導体とし
て、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、ビネ
リン酸、スペリン酸、セバシン酸、クエン酸、マレイン
酸、酒石酸、酢酸、スルホ酢酸、アゼライン、メタスル
ホン酸、1・2−シクロブタンジカルボン酸、チオグリ
コール酸、メタノール、エタノール、エチレングリコー
ル、フェニル酢酸、E、D、T、A 、エチルメルカプ
タン等を、複素環化合物として、ヒキノリン酸、オキシ
ン、ニコチン酸、インドメサシン等を、アミノ酸として
はグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシ
ン、セリン、スレオニン、システィン、メチオニン、リ
ジン、アルギニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒス
チジン、トリプトファン、プロリン、オキシプロリン、
β−アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、T−ア
ミノ酪酸、アントラニル酸等が挙げられる。
本発明に使用する含ハロゲン樹脂とは、例えばハロゲン
化ビニル、ハロゲン化ビニリデン等の重合により得られ
る単独及び共重合体並びにこれらの共重合可能な化合物
との共重合体、例えば塩化ビニル−エチレン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−スチレ
ン共重合体、塩化ビニル−ウレタン共重合体、塩化ビニ
ル−メタアクリル酸エステル共重合体等を挙げることが
できる。
更にはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン樹脂をハロゲン化して得られた樹脂、例えば塩素化ポ
リエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレ
フィン樹脂等が挙げられる。
また、含ハロゲン樹脂とハロゲンを含まない樹脂、例え
ば、ABS 、 MBS St!V^、ブタジェン樹脂
、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂等とのポリマーブレン
ドの際にも本発明は適用できる。
上記含ハロゲン樹脂に対する本発明の有機酸の金属塩の
添加量は、該樹脂100重量部に対し、0.001〜5
.0重量部である。また本発明の複合金属水酸化物の添
加量は0.001〜100重量部である。を機成の金属
塩と複合金属水酸化物の添加量が0.001重量部以下
の場合では、添加効果が見られない。また、有機酸の金
属塩の添加量が5重量部以上、複合金属水酸化物の添加
量が100重量部以上では、改善効果が見られるが、経
済的見地から妥当性が無くなる。
(ニ)発明の応用範囲 本発明の実施に際しては、本発明有機酸の金属塩および
複合金属水酸化物の添加と共に、該樹脂に慣用の添加剤
の一種又は二種以上を併せて添加することにより、本発
明組成物との間にすぐれた相乗的効果を得ることができ
る。
このような添加剤の例としては、金属の酸化物、水酸化
物、塩基性無機酸塩類、ハイドロタルサイト類化合物、
有機ホスファイト化合物、有機燐酸金属塩類、ポリオー
ル類、含窒素非金属化合物、酸化防止剤、光安定剤、β
−ジケトン化合物、エポキシ化合物、有機錫系化合物等
が挙げられる。
上記慣用の添加剤を以下に、種類別に例示する。
金属の酸化物の例としてはMgO+ Cab、 Bad
、 A 1 t(:hが挙げられる。
水酸化物としては、Mg (Oil) 2 、 Ca 
(Off) z 。
[1a (Oft) z、 A l (OH) s等が
あげられる。
塩基性無機酸塩類の例としては、 MgO・Mgs(PO4)zlMg(OH)z ・Mg
HP(h。
門g(Oft)2  ・MgzSiOa 、 2Mg0
・Mg2Si03 。
CaO・Ca(Pot)z + Ca(OH)z HC
a5(PO4)z+2Ca(lca)lPO3,CaO
・CazSiOa +2ZnO・Znz(PO4)z、
 ZnO−Zn1lPO:+等があげられる。
ハイドロタルサイト類化合物とは、下記一般式(II)
で示される、マグネシウムとアルミニウムの含水複塩化
合物であり、天然品や合成品がある。
Mg+−x  A I X(OH) zBi/z  ・
n+)IZo    +・・(II )有機ホスファイ
ト化合物の例としてはイソオクチルホスファイト、ジス
テアリルホスファイト、トリイソデシルホスファイト、
トリイソオクチル17フアイト、トリラウリルホスファ
イト、トリステアリルホスファイト、トリジプロピレン
グリコールホスファイト、ジフェニルホスファイト、ト
リイソノニルフェニルホスファイト、トリフェニルホス
ファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、ジフェ
ニルイソオクチルホスファイト、フェニルジイソオクチ
ルホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトール−
ジホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコー
ルジホスファイト、ポリジプロピレングリコールフェニ
ルホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイト、
トリスノニルフェニルホスファイト、ジステアリルペン
タエリスリトール−ジホスファイト、ビス<2.4−’
;ターシャリーブチルフェニル)−ペンタエリスリトー
ルジホスファイト、ジウラジルホスファイト、ジトリデ
シルホスファイト、エチルへキシルジフェニルホスファ
イト、フェニルネオペンチレンゲリコールホスファイト
、ペプタキストリプロピレングリコールホスファイト、
ジフェニルジデシル(2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタジオール)−ジホスファイト、ジイソオクチル
オクチルフェニルホスファイト、ポリ4,4′−イソプ
ロピリデンジフェノールネオドール25アルコールホス
フアイト等が挙げられる。
有機燐酸金属類の例としては下記一般式(II[)又は
〔■〕によって示されるものである。
(III)のモノ有機燐酸金属塩または(TV)のジ有
機燐酸金属塩のいずれか又は、両方の混合物が挙げられ
る。
式中R,,RZおよびR1は各々アルキル、アリール、
アリールアルキル、アルキルアリール、又はエーテル結
合を有するアルキル基を示し、Mは2個のアルカリ金属
原子、アルカリ土類金属原子又は亜鉛を示し、M′は、
アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子又は亜鉛を示
す、aは1または2を示す。
このような有機燐酸金属塩類の金属成分の例としては、
l、i、  Na、になどのアルカリ金属、Mg。
Ca、Sr、3aなどのアルカリ土類金属やZnが挙げ
られる。
アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2ブチル、第3
ブチル、アミル、ネオペンチル、イソアミル、ヘキシル
、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、
2−エチルヘキシル、デシル、イソデシル、ラウリル、
トリデシル、0+z−+3?R合アルキル、ステアリル
、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、
シクロドデシル、4−メチルシクロヘキシル等を挙げる
ことができる。
アリール基の例としてはフェニル、ナフチル等を挙げる
ことができる。アリールアルキル基の例としてはベンジ
ル−β−フェニルエチル、γ−フェニルプロピルーγ−
フェニルプロピル−β−フェニルプロピルなどを挙げる
ことができる。
アルキルアリール基の例としてはトリル、キシリル、エ
チルフェニル、ブチルフェニル、第37’チルフエニル
、オクチルフェニル、イソオクチルフェニル、第3オク
チルフエニル、ノニルフェニル、2.4−ジ第3ブチル
フェニル等が挙げられる。
エーテル結合を有するアルキル基としては、フルフリル
、テトラヒドロフルフリル、5−メチルフルフリル及び
α−メチルフルフリル基、又はメチル−、エチル−、イ
ソプロピル−、ブチル−、イソブチル−、ヘキシル−、
シクロヘキシル−、フェニルセロソルブ残基;メチル−
、エチル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチルカ
ルピトール残基;トリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、−モノエチルエーテル、−モノブチルエーテル
残基;グリセリン1.2−ジメチルエーテル、=1,3
−ジメチルエーテル、−1,3−ジエチルエーテル、−
1−エチル−2−プロピルエーテル残基;ノニルフェノ
キシポリエトキシエチル、ラウロキシポリエトキシエチ
ル基等が挙げられる。
ポリオール類の例としては、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリト
ール、マンニトール、ソルビトール、ポリエチレングリ
コール、ジトリメチロールプロパン、トリス−(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレートなどであり、更に、
これらの−塩基酸及び又は、多塩基酸との部分エステル
化物であってもよい。
含窒素非金属安定剤の例としては、尿素、メラミン、α
−フェニルインドール、ジフェニルチオ尿素、1.4−
ブタンジオールアミノクロトン酸エステル等が挙げられ
る。
酸化防止剤の例としては2.6−ジーt−ブチル−p−
クレゾール、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、
2.2’−メチレン−ビス−(4−メチル−5−t−ブ
チルフェノール)、4,4′−チオビス−(6−t−ブ
チルフェノール)、4.4’−チオビス−(6−t−ブ
チル−m−クレゾール)、オクタデシル3−(3’、5
’−ジーt−プチル−4′−ビトロキシフェノール)プ
ロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス(3−
(3,5−ジターシャリブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕等が挙げられる。
光安定剤の例としては、2−ヒドロキシ−4−オクトキ
シベンゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、エチル−2−シアノ
−3,3−ジフェニルアクリレート、ビス(2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケー)、2
.4−ジ−ターシャリブチルフェニル−3’、5’−ジ
ターシャリブチル、4′−ハイドロオキシベンゾエート
等が挙げられる。
β−ジケトン化合物の例としては、ジベンゾイルメタン
、ステアロイルベンゾイルメタン、バルミトイルベンゾ
イルメタン、デヒドロ酢酸、さらにはこれ等のβ−ジケ
トン化合物の金属塩等が挙げられる。
エポキシ化合物の例としては、エポキシ化大豆油、エポ
キシ化アマニ油、エポキシ化魚油、エポキシ化トール油
脂肪酸エステル、エポキシ化牛脂油、エポキシ化ポリブ
タジェン、エポキシステアリン酸メチル、−ブチル、−
2エチルヘキシル、−ステプリル、トリス(エポキシプ
ロピル)イソシアヌレート、エポキシ化ヒマシ油、エポ
キシ化すフラワー油、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル
、3−(2−キセノキシ)−C2−エポキシプロパン、
ビスフェノール−Aジグリシジルエーテル、ビニルシク
ロヘキセンジエボキサイド、ジシクロペンタジエンジエ
ボキサイド、3.4−エポキシシクロへキシル−6−メ
チルエポキシシクロヘキサンカルボキシレートなどがあ
げられる。
有機錫系化合物の例としては、ジブチルスズラウレート
、ジブチルスズラウレート、ジオクチルスズラウレート
、ジブチルスズマレエート、ジオクチルスズマレエート
、ジブチルスズメルカプトアセテート、モノブチルスズ
メルカプトアセテート、ジブチルスズイソオクチルチオ
グリコレート、モノブチルスズイソオクチルチオグリコ
レート、ジオクチルスズメルカプトアセテート、モノオ
クチルスズメルカプトアセテート、ジオクチルスズイソ
オクチルチオグリコレート、モノオクチルスズイソオク
チルチオグリコレート等が挙げられる。
上記慣用の添加剤の外に、更に必要に応じて可塑剤、顔
料、充填剤、発泡剤、帯電防止剤、防曇剤、フレートア
ウト防止剤表面処理剤、滑剤、難燃剤等を配合に加える
ことは何等差支えない。
(ホ)複合金属水酸化の合成例 合成例−1 500mlのビーカーにpHfi極を浸漬する量の水を
入れミニスターラで攪拌しながら、15gのA l (
NOi) ! ・911zO及び35.6 gのZn 
(NOz) z ・6HzOを200m+2に溶解した
酸性液と、Na、C0,2,1g及びNaOH12,8
gを2001111の水に溶解したアルカリ性液を、常
温、常圧でpl(が10.0〜11.0を保つように両
者の流量を調節しながら滴下する。反応終了後、沈澱を
真空ポンプ付き脱水装置で脱水し、水道水200mj!
で洗浄し、80°Cで空気中で10時間乾燥する。得ら
れた生成物の化学分析等の結果より組成式は ZnJ N z(Ol() +h  ・Coal  ・
411zOであった。目的物を得るためには、これを同
一出願人に係る特開昭59−140261号公報、特開
昭60−203657号公報開示の方法を用いて処理す
ればよい。具体的には得られた試料0.1モルをビーカ
ー中で撹拌しながら、過塩素酸0.04モル酢酸0.0
4モルの水溶液を滴下しながら加え、充分に混合した。
生成物を真空ポンプ付脱水装置で脱水し、80℃で10
時間乾燥した。得られた試料は化学分析より、 Zni、A 1 z(Oil) +b ((CI Os
) o、 4(CIt3COO) 0.4 (CO3)
 o、 b〕・41hO であった。
合成例−2 攪拌機とpH電掻をそなえたビーカー中へ、Mg(NO
3)z・6HzO25,6g (0,1モル)とZn(
NOi)z・6HzO6,95g (0,02モル)、
更にA I (NO3)2・98z0 15.Og (
0,04モル)を純水200mffに溶解した酸性液と
、NazCO32,1g(0,0198)およびNa0
1112.8g(0,32モル)を純水200mlに溶
解したアルカリ性液を、液のpHが、10.0〜11.
0の間を保つように、両者の流量を調節しながら滴下す
る。
反応終了後、沈澱を濾別し、80″Cにて10時間乾燥
した。得られた試料は金属分析等により、門gsZnA
ffz(Off)+6  ・ CO3・ 4H20であ
った。
得られた試料64.5g(0,1モル)をビーカー中で
攪拌しながら、過塩素酸2.0 g (0,02モル)
と?L/イン酸3.5 g (0,03(−ル)を15
0Illの水で溶解したものを滴下しながら加え、十分
に混合した。生成分を真空ポンプ付脱水装置で脱水し、
80℃で10時間乾燥した。得られた試料の組成は概略
、 合成例−3 エタノール溶媒中へ硝酸マグネシウムMg(NO3)z
・6H2O,11,0gと硝酸亜鉛Zn (NOx) 
z ・6820゜14.9g、更に硝酸アル、ミニラム
A l (NO3) 3・qozo。
150gを溶かし、撹拌しながらチオシアン化カリウム
KNC324gと水酸化カルシウムCa(Oll)z5
2gを徐々に加え、30℃で、5時間反応させた。反応
終了後、攪拌を止め、30°Cで24時間熟成した。沈
#物を濾過し、200℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析等により Mgo、 5Zno、 s A l 4(011) +
2((NC5) 1. Z(CO3)0.4 )・1.
2511.0 であった。上記生成物1モルに対し、合成例1と同様な
操作により、過塩素酸0.2モルを溶解させ、下記の目
的物を得た。
Mg@、5Zn4.5AA4(OH)+z  ((Cf
Ot)o、z(NC5)+、z(coi)。、、〕  
・1.251120合成例−4 硝酸亜鉛と硝酸銅および過塩素酸アルミニウムの混ン夜
(Zn”= 0.1モル、 Cu”= 0.1モル、A
fコ。
−(1,05モル)300mlと0.02モルのニトリ
ロ3酢酸ナトリウム溶液200 mlとを、2モル/2
の水酸化ナトリウムと共に、11容のビーカー(予め水
を入れ、マグネシウムスタラーで撹拌し、pHメーター
の電極を浸しておく。)に3本のとュレットを使って、
それぞれ約6mβ/min、 4m l/minの流量
で滴下し、反応系のpHが8.5〜9.0を保つように
、水酸化ナトリウムの滴下量をきめて供給する。2価、
3価および配位アニオンの溶液の供給が完全に終わった
ところで、反応を終え、これを減圧濾過、水洗後、60
℃で10時間乾燥し、概路次の化学組成のものを得た。
ZnzCuzA l (011) 9.7配位アニオン
A’!−への過塩素酸イオンCX O4−の導入は、本
合成例のように過塩素酸の金属塩を使用しても可能であ
る。また本合成例での、反応系の原料のうち過塩素酸ア
ルミニウムを硝酸アルミニウムに置換え、水酸化ナトリ
ウムを一部炭酸ナトリウムに代替して、合成し、合成物
の炭酸基を、合成例1〜3と同様な方法で、過塩素酸水
溶液と接触させることによって過塩素酸イオンの導入は
可能であり、導入の方法は適宜選択できる。
同様な操作を行ない、種々の複合金属水酸化物を合成し
第1表、試料A−Fに示した。また過塩素酸基をもたな
い試料についても合成し、試料G〜Iとした。
さらに一般式CI)における係数x、  y、  zお
よびx / y 、  b / (x + y )の値
も併せて第1表に示した。
(へ)実施例 以下実施例により本発明の要旨を具体的に説明する。し
かしながら、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。
実施例−1 本発明による含ハロゲン樹脂組成物の効果を見るため、
下記に示す混合物を混練ロールにより厚さ0.5Nの試
験用シートを作成した。ギヤー老化試験機を用いて、1
80℃の熱安定性を調べた。
熱安定性の評価は試験片が黒化したときの時間をもって
表わした。その結果を第2表に示す。更にサンシャイン
ウェザ−メーターを用いて光による劣化を測定した。劣
化度合は500時間後の伸び残率%で表わし、また同時
間での試験片の着色度合を目視しその色調を併記した。
なお、伸び残率は100%に近い程、光による劣化が少
ないことを示している。
また、比較のため、試料のない場合および他の水酸化物
についても同様の試験を行ない、その結果を併せて第2
表に示した。
配合 ポリ塩化ビニル     100重量部DOP 
          40  〃エポキシ化大豆油  
   1.0〃 バリウムノニルフエネート 0.8〃 亜鉛ステアレート0.2〃 試   料       表示の通り 実施例2 本発明組成物に、通常安定剤成分として使用されている
、慣用の添加剤の一種または二種以上を併用した場合は
、より一層の改善効果が得られた。
下記に示す配合物を用いて実施例1と同様な方法により
、併用安定剤との相乗効果を調べた。その結果を第3表
に示す。
配合  ポリ塩化ビニル   100重量部ABS  
       20  〃 炭酸カルシウム     5 〃 DOP         50  〃 バリウムステアレート0.6〃 亜鉛オクトエ−)0.3〃 試 料 B又はC0,5〃 なお、表3においては、 を示す。
(ト)発明の効果 実施例1の結果から明らかな如く、本発明樹脂組成物は
、熱安定性および光による劣化防止、物性の向上に著し
く優れたものであることが分かる。
実施例2に於ては、本発明樹脂組成物に慣用の添加剤の
一種又は二種以上を配合することによって、長期の熱安
定性、光による劣化防止に優れた相乗的効果が本発明組
成物との間に認められた。
従って本発明はきわめて商品価値の高い含ハロゲン樹脂
組成物を提供するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 含ハロゲン樹脂に(a)有機酸の金属塩および(b)次
    の一般式〔 I 〕で表わされる複合金属水酸化物を添加
    することを特徴とする含ハロゲン樹脂組成物。 M_x^2^+Al_y^3^+(OH)_2_x_+
    _3_y_−_z(A^n^−)_z・aH_2O・・
    ・〔 I 〕但し、式中M^2^+は特定の陽イオンであ
    り、x、yおよびzは、 1/4≦x/y≦8と0<z/(x+y)<1/2の二
    条件を満足する正数、aは正数を表わす。 A^n^−は次の(1)〜(4)の陰イオンを表わす。 (i)ClO_4^− (2)1価ないし多価無機陰イオン (3)−COOH、−OH、SH、−SO_3Hの中の
    いずれか1種または2種以上の官能基を1〜4個有する
    有機配位アニオン (4)CO_3、SO_4イオン A^n^−は(1)を必ず含有し、(2)、(3)、(
    4)のうちから選ばれる陰イオンの1種又は2種以上と
    の混合物を表わす。 zは陰イオン(1)、(2)、(3)、(4)の合計当
    量を表わす。 さらに、M^2^+の特定の陽イオンとしては、Mg、
    Ca、Sr、Ba、Zn、Mn、Fe、Co、Ni、C
    uのうちから選ばれる金属の陽イオンのうちの一種又は
    二種以上を表わす。
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Cited By (1)

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