JPS6227708Y2 - - Google Patents

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JPS6227708Y2
JPS6227708Y2 JP1981132124U JP13212481U JPS6227708Y2 JP S6227708 Y2 JPS6227708 Y2 JP S6227708Y2 JP 1981132124 U JP1981132124 U JP 1981132124U JP 13212481 U JP13212481 U JP 13212481U JP S6227708 Y2 JPS6227708 Y2 JP S6227708Y2
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rubber body
joint member
rotating shaft
yoke portion
metal plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は2つの回転軸同士を円板状のラバー体
を介して結合するようにしたラバーカツプリング
の改良に関するものである。
(従来技術) 自動車のステアリング装置等においては、2つ
の回転軸同士を結合するため、円板状のラバー体
を利用した十字継手の一種としてのラバーカツプ
リングが用いられている。すなわち、第5図に示
すように、ステアリングシヤフト10と、方向転
換機構11の入力軸11aとの継手部X、および
方向転換機構11の出力軸11bとラツクアンド
ピニオン機構12の入力軸12aとの継手部Y
に、ラバーカツプリング13が用いられている。
このラバーカツプリング13による結合部分
は、互いに結合される2つの軸同士の多少の傾き
きを吸収することに加えて、車輪からハンドル1
4への振動吸収のため、さらには2つの軸同士を
結合する際の組立寸法誤差吸収のため、単なる十
字継手ではなく、この結合部分に弾性をもたせる
べく、円板状のラバー体を用いた結合を行なつて
いる。
このような従来のラバーカツプリング13は、
第6図ないし第8図に示すような構成とされてい
る。すなわち、 互いに軸方向に間隔をあけて配置された第1回
転軸15および第2回転軸16と、 前記両回転軸15,16とほぼ直交するように
該両回転軸15,16の間に配置された円板状の
ラバー体18と、 前記第1回転軸15に連結されるジヨイント部
17A1および該第1回転軸15の径方向に細長
く伸びて前記ラバー体18の第1回転軸15が存
在する側の一端面に着座されたヨーク部17A2
とを備えた第1継手部材17Aと、 前記第2回転軸16に連結されるジヨイント部
17B1および前記第1継手部材17Aのヨーク
部17A2に対して直交する方向に細長く伸びて
前記ラバー体18の他端面に着座されたヨーク部
17B2とを備えた第2継手部材17Bと、 前記ラバー体18の他端面側に配置され、前記
第1継手部材17Aのヨーク部17A2が伸びる
方向に細長く伸びて該ラバー体18の他端面に着
座された第1連結金属板20Bと、 前記ラバー体18の一端面側に配置され、前記
第2継手部材17Bのヨーク部17B2が伸びる
方向に細長く伸びて該ラバー体18の一端面に着
座された第2連結金属板20Aと、 それぞれ前記両回転軸15,16とほぼ平行に
伸び、前記第1継手部材17Aのヨーク部17
A2とラバー体18と第1連結金属板20Bとを
該ヨーク部17A2の長手方向各端部において貫
通してこれ等を一体に結合する2本のボルト19
と、 それぞれ前記両回転軸15,16とほぼ平行に
伸び、前記第2継手部材17Bのヨーク部17
B2とラバー体18と第2連結金属板20Aとを
該ヨーク部17B2の長手方向各端部において貫
通してこれ等を一体に結合する2本のボルト19
と、 を備えた構成とされている。
このような構成とすることにより、ラバー体1
8の周方向および板厚方向(曲げ)の弾性変形を
利用しつつ、互い直交する2つの各ヨーク部17
A2,17B2同士の十字結合によつて、2つの回
転軸15と16との間での傾き吸収、振動吸収、
組立寸法誤差吸収が行なわれることになる。そし
て、連結金属板20Aと20Bとは、それぞれ対
応するヨーク部17B2,17A2と同じように細
長く伸ばして形成することにより、ボルト19の
単なる座金としてだけではなく、回転軸15ある
いは16が、ラバー体18に対してその両端面側
から強固に結合されることになる。換言すれば、
連結金属板20A,20Bを利用することによ
り、ラバー体18の所定の弾性変形機能を十分に
確保しつつ、該ラバー体18と回転軸15,16
との強固な結合が確保されることになる。
しかしながら、上述した従来のラバーカツプリ
ングでは、両回転軸15と16との間で、常にラ
バー体18を介して回転力の伝達が行なわれるた
め、この回転力伝達に十分な剛性感をもたせるこ
とが不可能であつた。すなわちラバー体18は、
前述した傾き等の種々の吸収を行なう関係上比較
的容易に弾性変形することが望まれる一方、剛性
感ある回転力伝達確保のためにはこのラバー体1
8の弾性変形というものが邪魔になる。
このような観点から、両回転軸間での剛性感あ
る回転力伝達を極力確保するようにしたものとし
て、実開昭54−161443号公報に示すようなものが
ある。これは、ラバー体の周方向に形成される合
計4本のボルト挿通孔間において、該ラバー体の
各端面にそれぞれ突出する合計4個の突起部を形
成する一方、断面コ字上の座金をラバー体の外周
縁に嵌合させるようにして各ボルト挿通孔部分に
配設し、さらに合計4個の各座金の側端縁に形成
したフランジ部を、上記突起部に対してラバー体
の周方向に所定間隙有するようにしてある。これ
により、上記所定間隙分のラバー体の比較的容易
な弾性変形(薄肉部分での弾性変形)により振動
吸収等がなされる。一方、一の回転軸から他の回
転軸へと回転力を伝達させる際には、ラバー体が
その周方向に弾性変形してやがて座金と突起部と
が当接するため、この突起部(ラバー体の肉厚
部)を弾性変形させるのに大きな力を要すること
となつて、回転力伝達の際の剛性感が向上される
ことになる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記公報記記載のものにおいて
も、ラバー体の突起部というように、弾性変形さ
せるのに比較的大きな力は必要とするも、あくま
で弾性部材としてのラバー体を介した回転力伝達
とならざるを得ないので、剛性感の向上には限度
がある。
また、ラバー体の突起部を介した回転力伝達で
あるため、長期の使用によりこの突起部にへたり
を生じると剛性感に変化が生じてしまうことにな
り、初期性能を維持することが困難になる。とり
わけ、弾性材からなる突起部に対して金属性の座
金が当接すること、およびこの当接部分の面積
(突起部の側端面の面積)が小さいものとならざ
るを得ないこともあつて、初期性能の維持がむず
かしいものとなる。これに加えて、突起部の側面
に座金を当接させる関係上、この突起部は必然的
に外部に露出した構造とならざるを得ず、このた
め、走行中にはね上げる小石等によつて突起部の
損傷を生じ易いものとなつて、上記初期性能維持
がより困難になり易いものとなる。
さらに、座金がラバー体の径方向に分断された
ものであるので、この座金を利用した回転軸とラ
バー体との結合強度確保という点で好ましくな
く、しかも座金がボルト数に応じた数だけ必要と
なつて部品点数の増加ともなり、組立性の面でも
好ましくないものとなる。
本考案は以上のような事情を勘案してなされた
もので、2つの回転軸同士を円板状のラバー体を
有するラバーカツプリングによつて結合するよう
にしたものにおいて、各回転軸とラバー体との結
合強度の確保、部品点数の増大抑制という前提の
もとに、両回転軸同士での回転力伝達をより剛性
あるものに設定し得ると共に初期性能を長期に渡
つて維持し得るようにしたラバーカツプリングを
提供することを目的とする。
(問題点を解消するための手段および作用) 前述の目的を達成するため、本考案にあつて
は、次のような構成としてある。すなわち、 互いに軸方向に間隔をあけて配置された第1回
転軸および第2回転軸と、 前記両回転軸とほぼ直交するように該両回転軸
の間に配置された円板状のラバー体と、 前記第1回転軸に連結されるジヨイント部およ
び該第1回転軸の径方向に細長く伸びて前記ラバ
ー体の該第1回転軸が存在する側の一端面に着座
されたヨーク部とを備えた第1継手部材と、 前記第2回転軸に連結されるジヨイント部およ
び前記第1継手部材のヨーク部に対して直交する
方向に細長く伸びて前記ラバー体の他端面に着座
されたヨーク部とを備えた第2継手部材と、 前記ラバー体の他端面側に配置され、前記第1
継手部材のヨーク部が伸びる方向に細長く伸びて
該ラバー体の他端面に着座される基辺部を備えた
第1連結金属板と、 前記ラバー体の一端面側に配置され、前記第2
継手部材のヨーク部が伸びる方向に細長く伸びて
該ラバー体の一端面に着座される基辺部を備えた
第2連結金属板と、 それぞれ前記両回転軸とほぼ平行に伸び、前記
第1継手部材のヨーク部とラバー体と第1連結金
属板の基辺部とを該ヨーク部の長手方向各端部に
おいて貫通してこれ等を一体に結合するボルト
と、 それぞれ前記両回転軸とほぼ平行に伸び、前記
第2継手部材のヨーク部とラバー体と第2連結金
属板の基辺部とを該ヨーク部の長手方向各端部に
おいて貫通してこれ等を一体に結合するボルト
と、 を備え、 前記第1連結金属板は、その基辺部に一体成形
されて、前記ラバー体の他端面に対して所定間隙
を有して該他端面のほぼ全面を覆うと共に、前記
第2継手部材のヨーク部に対して該ラバー体の周
方向に所定間隙を有するプロテクタ部を有し、 前記第2連結金属板は、その基辺部に一体成形
されて、前記ラバー体の一端面に対して所定間隙
を有して該一端面のほぼ全面を覆うと共に、前記
第1継手部材のヨーク部に対して該ラバー体の周
方向に所定間隙を有するプロテクタ部を有する、 ような構成としてある。
このような構成とすることにり、通常は、プロ
テクタ部とヨーク部との間のラバー体周方向にお
ける所定間隙に相当する分の当該ラバー体の周方
向弾性変形が確保される。よつて、ラバー体周方
向における組立寸法の誤差吸収や振動吸収がなさ
れる。
一方、回転力伝達の際、上記ラバー体の周方向
間隙に相当する分だけラバー体が弾性変形した後
は、連結金属板とヨーク部とが直接に当接して回
転力の伝達が行なわれるので、すなわちラバー体
を介することなく回転力の伝達が行なわれるの
で、剛性感のある回転力伝達というものが得られ
る。そして、この連結金属板とヨーク部とは、ラ
バー体に比して十分固くて容易にへたつたり摩耗
し難いので、この剛性感ある回転力伝達というも
のを長期に渡つて維持することができる。
また、ラバー体の両端面は、プロテクタ部によ
つて覆われているので、走行中にばね上げられた
小石等によつて当該ラバー体が損傷されるのが防
止され、耐久性向上ひいては初期性能維持の点で
も好ましいものとなる。勿論、ラバー体の側面
(円周面)は、その両側にプロテクタ部の端縁が
位置しているので、この側面の損傷というものも
防止される。
そして、プロテクタ部は、ラバー体の各端面に
対して所定間隙を有しているので、この所定間隙
に相当する分だけラバー体がその板厚方向に弾性
変形(曲げ変形)するのが許容されて、当該ラバ
ー体による両回転軸同士の傾き方向における組立
寸法の誤差吸収や振動吸収等に何等悪影響を与え
ることもない。
勿論、連結金属板は、基辺部とプロテクタ部と
が一体成形されているので部品点数の増加という
こともなくて組立性に優れ、かつヨーク部と同じ
ように2つのボルト挿通孔を有する部分が互いに
連続しているので、回転軸とラバー体との結合強
度そのものも十分に確保されて、上述した剛性感
ある回転力伝達をより効果的に行なう上で好まし
いものとなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面に基づいて説明
する。
第1図〜第3図において、4は第1回転軸、5
は第2回転軸であり、この両回転軸4と5とは互
いにほぼ同一軸線上に配置されて、軸方向に小間
隔を有している。勿論、第1回転軸4は例えば第
5図におけるステアリングシヤフト10あるいは
出力軸11bに相当し、第2回転軸5は第5図に
おける入力軸11aあるいは入力軸12aに相当
する。
両回転軸4と5との間には、円板状のラバー体
3が配置され、その軸心は、回転軸4,5の軸心
とほぼ一致されてる。このラバー体3の一端面3
a側には、第1継手部材1Aおよび第2連結金属
板2Bが配設される一方、ラバー体3の他端面3
b側には、第2継手部材1Bおよび第1連結金属
板2Aが配設されている。
上記第1継手部材1Aは、第1回転軸4に一体
化されるジヨイント部1A1と、その径方向に細
長く伸びるヨーク部1A2とを有する。このヨー
ク部1A2は、その中間部分に凹所1A4を有し
て、この凹所1A4を挾んで長手方向両端部側
は、ラバー体3の一端面3aに着座されている。
同様に、第2継手部材1Bも、第2回転軸5に一
体化されるジヨイント部1B1と、その径方向に
細長く伸びるヨーク部1B2とを有し、このヨー
ク部1B2もその中間部分に凹所1B4を有して、
この凹所1B4を挾んで長手方向両端部側は、ラ
バー体3の他端面3bに着座されている。そし
て、両継手部材1A,1Bにおける各ヨーク部同
士1A2,1B2は、互いに直交するように配置さ
れている。
前記両連結金属板2A,2Bは、それぞれ、対
応するヨーク部1A2,1B2と同じように回転軸
4,5の径方向に細長く伸びる基辺部2A2,2
B2を有する。すなわち、第1連結金属板2Aの
基辺部2A2は、第1継手部材1Aのヨーク部2
A2と同方向に伸び、また第2連結金属板2Bの
基辺部2B2は第2継手部材1Bのヨーク部1B2
と同方向に伸びている。そして、両連結金属板2
A,2Bは、それぞれ、基辺部2A2,2B2より
延設された後述するプロテクタ部2A1,2B1
有する。
第1継手部材1Aのヨーク部1A2とラバー体
18と第1連結金属板2Aの基辺部2A2とは、
それぞれ回転軸4,5とほぼ平行に配設された2
本のボルト6を利用して一体化されている。すな
わち、ヨーク部1A2の長手方向各端部とラバー
体の18外周縁部と基辺部2A2の長手方向各端
部とにそれぞれ互いに連通するボルト挿通孔1
A3,2A3,3c,3eが形成され、これ等のボ
ルト挿通孔にボルト6を貫通させてナツト7によ
り締結されている。同様に、第2継手部材1Bの
ヨーク部1B2とラバー体18と第2連結金属板
2Bの基辺部2B2とは、それぞれ回転軸4,5
とほぼ平行に配設された2本のボルト6を利用し
て一体化されている。すなわち、ヨーク部1B2
の長手方向各端部とラバー体18の外周縁部と基
辺部2B2の長手方向各端部とにそれぞれ互いに
連通するボルト挿通孔1B3,2B3,3d,3f
が形成され、これ等ボルト挿通孔にボルト6を貫
通させてナツト7により締結されている。
なお、ラバー体18の各ボルト挿通孔3c〜3
fにはライナ8が嵌挿されて、ボルト6によりラ
バー体18(ボルト挿通孔内周面)が損傷される
のを防止するようになつている。
前記プロテクタ部2A1,2B1は、次のように
なつている。先ず、第1連結金属板1Aの基辺部
2A2は、第2継手部材1Bの凹所1B4を貫通し
ており、プロテクタ部2A1はこの基辺部2A2
両側面側から延設されて、ラバー体18の他端面
3bに対して所定間隙hを有して、該他端面3b
のほぼ全面を覆つている。そして、このプロテク
タ部2A1と第2継手部材1Bのヨーク部1B2
が、ラバー体18の周方向において所定間隙lを
有している。同様に、第2連結金属板1Bの基辺
部2B2は、第1継手部材1Aの凹所1A4を貫通
しており、プロテクタ部2B1はこの基辺部2B2
の両側面側から延設されて、ラバー体18の一端
面3aに対して所定間隙hを有して、該一端面3
aのほぼ全面を覆つている。そして、このプロテ
クタ部2B1と第1継手部材1Aのヨーク部1A2
とが、ラバー体18の周方向において所定間隙l
を有している。
次に、以上のような構成の作用について説明す
る。先ず、回転軸4,5の傾き方向における組立
寸法誤差吸収、振動吸収は、ラバー体18がその
板厚方向に曲げられるように弾性変形することに
よつて行なわる。このとき、プロテクタ部2
A1,2B1は、ラバー体18の各端面3a,3b
に対して所定間隙hを有するので、上述した方向
へラバー体18が弾性変形するのを阻害すること
はない。また、ラバー体18の周方向における組
立寸法誤差吸収、振動吸収は、所定間隙lの範囲
内でラバー体18がその周方向に弾性変形するこ
とによつて行なわれる。
いま、例えば第1回転軸4から第2回転軸5へ
回転力を伝達する場合、その初期においては、所
定間隙lに相当する分だけラバー体18が周方向
に弾性変形する。そして、この所定間隙lに相当
する分だけラバー体18が周方向に弾性変形した
後は、プロテクタ部2A1とヨーク部1B2(2B1
と1A2)とが直接当接して、この直接の当接部分
を介して回転力が伝達される。このように、回転
力伝達の際には、ラバー体18を介することなく
剛体的に行なわれるので、剛性感ある回転力の伝
達が得られることになる。勿論、ヨーク部1
A2,1B2とこれと同方向に長く伸びる連結金属
板2A,2Bの基辺部2A2,2B2とによつて、
ラバー体18をその両側から挾むようにして回転
軸4,5とラバー体18とが結合されているの
で、回転軸4,5とラバー体18との結合強度を
十分に確保して、上記剛性感ある回転力伝達とい
うものをより十分に発揮させることができる。
(考案の効果) 本考案は以上述べたことから明らかなように、
次のような種々の効果を奏する。
継手部材のヨーク部と連結金属板のプロテク
タ部との直接の当接によつて回転力を伝達する
ので、剛性感ある回転力伝達というものを確保
することができる。特に、連結金属板と回転軸
との結合強度が高いものとされ、また連結金属
板のプロテクタ部はラバー体の端面ほぼ全面を
覆うように大きくされてその剛性も十分確保さ
れるので、上記剛性感ある回転力伝達を効果的
に行なうことができる。
回転力伝達がラバー体を介することなく行な
われるので、ラバー体のへたりというものに関
係なく、上述した剛性感ある回転力伝達を、初
期性能を殆どんど損なうことなく長期に渡つて
維持することができる。
所定間隙hとlとの設定によつて、ラバー体
の弾性変形を利用した組立寸法の誤差吸収、振
動吸収、回転軸同士の傾き吸収等を、従来と同
様に十分に確保することができる。
連結金属板は基辺部とプロテクタ部とが一体
成形されているので、この連結金属板としては
一対設けるだけでよく、組立性等を阻害するこ
ともない。
ラバー体の各端面はそのほぼ全面がプロテク
タ部によつて覆われているので、小石等によつ
てラバー体が損傷されてしまうような事態を極
力防止して該ラバー体の保護を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、回転
軸の軸方向から見た正面図。第2図は第1図のA
−A線断面図。第3図は第1図のB−B線断面
図。第4図はラバー体の正面図。第5図はラバー
カツプリングの使用状態の一例を示す斜視図。第
6図は従来のラバーカツプリングを示す正面図。
第7図は第6図のC−C線断面図。第8図は第6
図のD−D線断面図。 l……間隙、h……間隙、1A……第1継手部
材、1B……第2継手部材、1A1,1B1……ジ
ヨイント部、1A2,1B2……ヨーク部、1A3
1B3……ボルト挿通孔、2A……第1連結金属
板、2B……第2連結金属板、2A1,2B1……
プロテクタ部、2A2,2B2……基辺部、2A3
2B3……ボルト挿通孔、3……ラバー体、3a
……一端面、3b……他端面、3c〜3f……ボ
ルト挿通孔、4……第1回転軸、5……第2回転
軸、6……ボルト、7……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに軸方向に間隔をあけて配置された第1回
    転軸および第2回転軸と、 前記両回転軸とほぼ直交するように該両回転軸
    の間に配置された円板状のラバー体と、 前記第1回転軸に連結されるジヨイント部およ
    び該第1回転軸の径方向に細長く伸びて前記ラバ
    ー体の該第1回転軸が存在する側の一端面に着座
    されたヨーク部とを備えた第1継手部材と、 前記第2回転軸に連結されるジヨイント部およ
    び前記第1継手部材のヨーク部に対して直交する
    方向に細長く伸びて前記ラバー体の他端面に着座
    されたヨーク部とを備えた第2継手部材と、 前記ラバー体の他端面側に配置され、前記第1
    継手部材のヨーク部が伸びる方向に細長く伸びて
    該ラバー体の他端面に着座される基辺部を備えた
    第1連結金属板と、 前記ラバー体の一端面側に配置され、前記第2
    継手部材のヨーク部が伸びる方向に細長く伸びて
    該ラバー体の一端面に着座される基辺部を備えた
    第2連結金属板と、 それぞれ前記両回転軸とほぼ平行に伸び、前記
    第1継手部材のヨーク部とラバー体と第1連結金
    属板の基辺部とを該ヨーク部の長手方向各端部に
    おいて貫通してこれ等を一体に結合するボルト
    と、 それぞれ前記両回転軸とほぼ平行に伸び、前記
    第2継手部材のヨーク部とラバー体と第2連結金
    属板の基辺部とを該ヨーク部の長手方向各端部に
    おいて貫通してこれ等を一体に結合するボルト
    と、 を備え、 前記第1連結金属板は、その基辺部に一体成形
    されて、前記ラバー体の他端面に対して所定間隙
    を有して該他端面のほぼ全面を覆うと共に、前記
    第2継手部材のヨーク部に対して該ラバー体の周
    方向に所定間隙を有するプロテクタ部を有し、 前記第2連結金属板は、その基辺部に一体成形
    されて、前記ラバー体の一端面に対して所定間隙
    を有して該一端面のほぼ全面を覆うと共に、前記
    第1継手部材のヨーク部に対して該ラバー体の周
    方向に所定間隙を有するプロテクタ部を有する、 ことを特徴とするラバーカツプリング。
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JPS60201119A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Fuji Kiko Co Ltd 弾性軸継手装置
JPS60159230U (ja) * 1984-03-30 1985-10-23 東海ゴム工業株式会社 緩衝継手

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