JPS62194030A - フレキシブルカツプリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明はモータ軸、従動輪等の各種軸を連結し、軸間
に動力を伝達するためのカップリングに関するものであ
り、詳しくは軸間に存在する偏心や角度偏位を吸収しつ
つ同軸を連結するフレキシブルなカップリングに関する
ものである。

（従来の技術、発明が解決しようとする問題点）従来、
この種のカップリングには第１８図に示すようにハブ５
１とスペーサ５２との間に薄くて全く平らな中１友き正
方形のフレキシブルプレート５３を介在させ、ゼのフレ
キシブルプレーＩ・５３の四つのコーナ部のうち対角線
上に相対丙する一組のコーナ部をポル１へ５４とナツト
５５とによって前記ハブ５１に固定し、もう−組の対角
線上のコーナ部をポル］・５４とナツト５５とによって
スペーサ５２に固定したものがある。

このカップリングにおいてはフレキシブルプレー　ｉ−
５３か平らなため伸縮できないので、可１尭性を持たせ
るために各ポル１〜５４が挿通されるフレキシブルプレ
ート５３の穴をポル１〜の径より大きく形成するととも
に、フレキシブルプレー１〜５３とボルト５４又はナツ
ト５５との間に弾性体、例えばナイロン製ワッシ１７５
６を介装していた。

しかしながら、このナイロン製ワッシャ５６が使用され
ているカップリングには次のよ′うな問題点がめった。

（イ）ナイロン製ワッシｒ５６は弾性体であるので、ポ
ル１〜５４でフレキシブルプレート５３をハブ５１又は
スペーサ５２に堅く固定することができなかった。従っ
て、モータ軸等のトルクはフレキシブルプレート５３の
穴の縁にボルトが当たることにより伝えられていたため
、前記カップリングは大きな１〜ルクを伝達することが
できなかった。

（ロ）カップリングの使用とともにナイロン製ワッシャ
５６が老化して、そのＩａ能を失う。従って、メンテナ
ンスか必要になっていた。

（ハ）あまり大きなフレキシビリティが得られなかった
。又、１枚のフレキシブルプレー１−５３を使用した場
合平行偏心させることができなかった。

ざらに、第１９図に示すように全く平らな平板状のフレ
キシブルプレー１−５３と接触する端面を曲面形状にし
た金属製ワッシャ５７を使用したカップリングもあるが
、このカップリングにおいては前記（イ）及び（ハ）の
問題の外にフレキシブルプレート５３を重ねて使用する
ことかできないという問題点があった。

本第二発明及び第二発明の目的は前記のような従来のカ
ップリングにおける問題点を解消することにある。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） 本第二発明は前記の問題点を解消するｆこめに一対のハ
ブが少なくと石１枚のフレキシブルプレートを介して連
結されたフレキシブルカップリングにおいて、前記フレ
キシブルプレートにその側面形状が非直線となる非直線
部を設けるという手段を採用した。

本第二発明は前記の問題点をより効果的に解決するため
に前記第一発明の手段に加えて前記フレキシブルプレー
１〜を前記ハブ等に固定するためのボルトと該フレキシ
ブルプレートとの間に相対移りｊが不能になるように前
記ボルトの面圧によって前記一対のハブ、又は同ハブと
それらの間に設けたスペー１１に列して前記フレキシブ
ルプレートを固定するという手段を採用した。

（作用） 本第二発明においてはフレキシブルプレートが撓むとぎ
、ボルトと、該ポルｌ〜が挿通されるフレキシブルプレ
ー１〜の穴とが移動することはないが、フレキシブルプ
レートの非直線部がより直線化する方向又はにり非直線
化する方向に変形するため、フレキシブルプレートのフ
レキシビリティが増大する。そのためカップリングは大
きなフレキシビリティをイ１するに至る。

本第二発明は前記第一発明の作用に加えてフレキシブル
プレートは強固にボルトの面圧によってハブ等に固定さ
れているので、フレキシブルプレー１−が撓むときも、
同フレキシブルプレートとその固定ボルトとの間に相対
移動が起こらず、従って、第二発明に係るカップリング
はより大きな１〜ルクを伝達することができる。

（実施例）　。

本第二発明及び第二発明を置体化した一実施例を第１図
、第２図に基づいて説明するか、第２図においてはこの
実施例における主要な構成要素だ（プを示し、ボルトや
ナラ１へ等は示されていない。

この実施例のカップリングは主要な構成要素として一対
のハブ１と、それらの間に介在するスペーサ２と、前記
ハブ］とスペーサ２との間に介在するフレキシブルプレ
ート３とを備えている。

ハブ１はフランジ部１ａとボス部１ｂとからなり、ボス
部１ｂにはキー溝１７付きの連結穴１８が設りられてい
る。

前記フランジ部１ａには２個のボルト孔４と同ボルト孔
４より内径の大きな遊挿孔５が周方向に交互にかつ等間
隔に設けられている。

前記スペーサ２は円板の両側を欠いてなるほぼ長方形の
金属板から形成されており、その中央部にほぼ楕円形状
の透孔６が設けられている。又、スペーサ２の両端部寄
りにはボルト孔７が設けられており、フレキシブルプレ
ー１〜３を固定してそれがその中央部で座屈するのを防
止する機能を果している。

フレキシブルプレート３はほぼ中扱き四角形状をなして
いるバネ鋼から形成され、各コーナ部にはボルト孔８が
設けられている。ざらに、前記フレキシブルプレート３
は一定厚みを有しているが、その側面形状は平らに形成
されることなく、各辺の途中が段差状をなす二つずつの
非直線部３ａｌｆｉ形成されている。

又、前記フレキシブルプレート３を水平面においた場合
、−組の対角線上に相対向するコーナ部は同じレベルに
なり、他の一組の相対向するコーナ部と相違するレベル
になるにうに高低差が付いている。

２個のハブ１．２枚のフレキシブルプレー１〜３及び１
個のスペーサ２は次のようにしてフレキシブルカップリ
ングに組立てられている。

ポル］・９が重荷重用の皿ばね１１と、１枚のフレキシ
ブルプレート３のボルト孔８と、カラー１０と、スペー
サ２のホルト孔７とに挿通されている。

ざらに、そのボルト９の先端がカラー１０と、もう１枚
のフレキシブルプレート３のボルト孔８と、旧ばね１１
とに挿通され、同先端にはナツト１２が締め付けられて
いる。ボルト９はそれとフレキシブルプレート３との間
に相対移動が不能になるように締め付けられている。

なお、前記カラー１０がフレキシブルプレート３と接触
する側のエツジ部にはアールが形成され、フレキシブル
プレート３を傷付けないようになっている。

このようにしてスペーサ２の両面側のそれぞれにフレキ
シブルプレート３が固定されたフレキシブルプレートア
ッセンブリーが形成される。

このアッセンブリーの両側のそれぞれにはハブ１が固定
される。ハブ１の２本のポル］・孔４にボルト１３が挿
通され、ざらにそのボルト１３はスペースワッシャ１５
と、前記アッセンブリーにおけるフレキシブルプレート
３のボルト孔８と、皿ばね１６とに挿通され、その先端
部にナツト１４がねじ締めされる。ボルト１３はそれと
フレキシブルプレー１−３との間に相対移動が不能にな
るように締め付けられている。

ナラ１〜１４が締め付けられるとぎ、スペーサ２に対し
てフレキシブルプレート３を締め付けたボルト９の頭部
とそのナツト９はフランジ部１ａの遊挿孔５に入り込む
ようになっている。

このようにして、ハブ１とスペーサ２とが２枚のフレキ
シブルプレート３によって連結されたフレキシブルカッ
プリングが形成される。なお、１１ム記スペーシワツシ
ヤ１５はフレキシブルプレート３のフレキシビリティ分
のスペースをハブ１のフランジ部１ａとフレキシブルプ
レート３との間にとることができるような厚みを有して
いる。

以上のように構成されたカップリングの作用・効果を次
に説明する。

まず、このフレキシブルカップリングは従来のカップリ
ングと同様に、軸間に組み込まれる。すると、その軸間
、に従来技術と同様に平行偏心、偏角、軸方向変位等が
存在しても、これらを吸収して確実に前記軸間を連結で
きるが、この実施例のカップリングにおいてはフレキシ
ブルプレート３の側面形状が真直ぐではなく、各辺の途
中（段差状の非直線部３ａが設けられているので、前記
従来技術に加えてざらに次の作用・効果が発揮される。

すなわち、前記フレキシブルプレート３が１尭むとき、
その非直線部３ａのわずかな直線化によって、この実施
例のカップリングは従来のカップリングに比較して大き
な平行偏心、偏角、軸方向変位等を吸収することができ
る。この効果は従来技術のようにボルトの面圧を利用す
るごとくハブ１とスペーサ２に対して固定した場合であ
っても相当発揮される。なお、前記フレキシブルプレー
（・アッセンブリーは取扱いが容易であるため、そのア
ッセンブリーを単品としてユーザに提供することもてき
る（本第二発明）。

さらに、この実施例のカンプリングにおいてはフレキシ
ブルプレート３は金属製のカラー１０と皿ばね１１、又
はスペースワッシャ１５と皿ばね１６とに挟まれた形で
ポルｌ−９，１３によって堅く締め付けられているので
、フレキシブルプレート３はボルト９．１３の面圧を十
分受けて両者の相対的移動が起らない。そのため、フレ
キシブルプレー１−３のポル１〜孔８の中でポル１−〇
、１３が移動することがなく、従って、両者の間にがた
つきが発生せず、ボルト孔８が変形することがない。

そのため、非直線部３ａ有するフレキシブルプレート３
を従来技術のようにボルトの面圧を利用することくハブ
１とスペーサ２に対して固定した場合に比較してより効
率よく大きな１〜ルクを伝達することができる。

又、カラー１０、スペースワッシャ１５等はナイロン等
の弾性体で形成されることなく、全て金属で形成され、
かつ摺動等によって摩耗する箇所を有していないので、
疲労又は老化の心配がなく、給油やメンテナンスし不要
である（本第二発明）。

本発明は前記実施例に限定されることなく、例えば、次
の態様で実施することができる。

（１）フレキシブルプレー１〜３における平面の輪郭形
状は必要に応じて種々変更することができる。

例えば、第３図に示すように外周側の輪郭が四角形、第
４図のように六角形、第５図のように円形、第６図のよ
うに内周側の輪郭を円形、又は、第７図のようにほぼ長
楕円のピースを４個組み合わせて第３図と同様にＧＩぼ
四角形にすることもできる。

又、フレキシブルプレート３の外側と内側の輪郭の間隔
は隣接する二つのボルト孔８を同時に結ぶ平行な接線の
幅より大きく、しかも、内側の輪郭が前記内側の接線に
かからないようにした方がフレキシブルプレート３の変
形を防ぐために有効である。

（２）ざらに、フレキシブルプレート３に対して種々の
態様の非直線部３ａを設けることができる。

第８図に示すように段差を１か所設ける態様、第９図の
ように段差を２か所設けるとともに中央部が高くなるよ
うにする態様、第１０図のように中央部を７字形に屈曲
させる態様、第１１図に示すように中央部に二つのカー
ブ部分を寄せた態様、第１２図のように全体をなだらか
なＳ字形にする態様、第１３図のように全体を上になだ
らかな凸状にする態様、第１４図のように中央部が角ば
った凸部を設ける態様、第１５図のように同じ凸部を複
数個設ける態様、第１６図のように中央部に湾曲部を一
つ形成する態様、第１７図のように同じ湾曲部を複数個
形成する態様等を採用することができる。これらの態様
においては非直線部３ａかなだらかになっている方がフ
レキシブルプレー１へにおりる応力集中を防ぐ上で好ま
しい。

（３）スペーサ２を使用することなく、一対のハブ１の
間に直接フレキシブルプレート３を取り付けたカップリ
ングにすることもできる。

（４）スペーＩす２の中央部に設（）られている透孔６
の形状は接続される軸及びキーの横断面形状に合わせて
任意に変更することができる。

発明の効果 以上詳述したように、本第二発明はフレキシブルプレー
トをラジアル方向と軸方向に大きく変位させることがで
きるので、フレキシビリティの大きなカップリングを形
成することができ、ざらに、従来技術と異なり、１枚の
フレキシブルプレートでもある程度の平行偏心を吸収さ
ぜるこができるという優れた効果を発揮する。

本第二発明は前記第一発明の効果にハ■えてボルトの面
圧によって同ボルトとフレキシブルプレートとが相対移
動しないように該フレキシブルプレートをハブ等に固定
したので、バツクラツシをなくすることができ、ひいて
は大きな１〜ルクを伝達することができるばかりでなく
、メンテナンスをすることなくフレキシブルプレートの
寿命を長くすることができるという優れた効果を発揮す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の正面図、第２図は実施例における主要
部の分解斜視図、第３〜７図は秤々のフレキシブルプレ
ートの平面図、第８〜１７図は種々のフレキシブルプレ
ー１−の側面図、第１８図は従来技術を部分的に破断し
て示す側面図、第１９図は他の従来技術について前記同
様に示す側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一対のハブ（１）が少なくとも１枚のフレキシブル
   プレート（３）を介して連結されたフレキシブルカップ
   リングにおいて、前記フレキシブルプレート（３）にそ
   の側面形状が非直線となる非直線部（３ａ）を設けたこ
   とを特徴とするフレキシブルカップリング。 ２、一対のハブ（１）が少なくとも１枚のフレキシブル
   プレート（３）を介して連結されたフレキシブルカップ
   リングにおいて、前記フレキシブルプレート（３）にそ
   の側面形状が非直線となる非直線部（３ａ）を設け、前
   記フレキシブルプレート（３）を前記ハブ（１）等に固
   定するためのボルト（９、１３）と該フレキシブルプレ
   ート（３）との間に相対移動が不能になるように前記ボ
   ルト（９、１３）の面圧によって前記一対のハブ（１）
   、又は同ハブとそれらの間に設けたスペーサ（２）に対
   して前記フレキシブルプレート（３）を固定したことを
   特徴とするフレキシブルカップリング。