JPH06100233B2 - たわみ軸継手 - Google Patents
たわみ軸継手Info
- Publication number
- JPH06100233B2 JPH06100233B2 JP60057789A JP5778985A JPH06100233B2 JP H06100233 B2 JPH06100233 B2 JP H06100233B2 JP 60057789 A JP60057789 A JP 60057789A JP 5778985 A JP5778985 A JP 5778985A JP H06100233 B2 JPH06100233 B2 JP H06100233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible shaft
- elastic body
- claws
- shaft coupling
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は継手本体間に装着した弾性体を介して回転を伝
えるたわみ軸継手の構造に関する。
えるたわみ軸継手の構造に関する。
回転力を伝える出力軸や伝動軸では、トルク変動による
回転振動や起動・停止時の衝撃を吸収したり、あるいは
軸心のずれを補正するなどの目的で、弾性体を介してト
ルクを伝達するたわみ軸継手が使用されることがある。
回転振動や起動・停止時の衝撃を吸収したり、あるいは
軸心のずれを補正するなどの目的で、弾性体を介してト
ルクを伝達するたわみ軸継手が使用されることがある。
しかし、前記弾性体としてゴムなどゴム状弾性材を使用
する従来のたわみ軸継手にあっては、弾性体のねじり剛
性が低くバックラッシュが生じやすくまたバックラッシ
ュの量も大きいため、高精度の位置決め用としては使用
し難いという問題があった。
する従来のたわみ軸継手にあっては、弾性体のねじり剛
性が低くバックラッシュが生じやすくまたバックラッシ
ュの量も大きいため、高精度の位置決め用としては使用
し難いという問題があった。
本発明は、このような従来のたわみ軸継手の問題を解決
でき、衝撃吸収性能および軸心ずれの補正機能を確保す
ると同時に、回転力伝達時の周方向の剛性を向上させ、
バックラッシュの減少および回転方向位置決め精度の向
上を実現することが可能なたわみ軸継手を提供すること
である。
でき、衝撃吸収性能および軸心ずれの補正機能を確保す
ると同時に、回転力伝達時の周方向の剛性を向上させ、
バックラッシュの減少および回転方向位置決め精度の向
上を実現することが可能なたわみ軸継手を提供すること
である。
〔概要〕 本発明のたわみ軸継手は、同軸で軸方向に離隔した両継
手本体の相対向する端面に、同一半径上の両継手本体で
交互の所定角度ごとの位置に爪が突設され、両継手のそ
れぞれ隣接する爪の間に、ゴム状弾性材と金属板または
硬質プラスチック板とを交互に積層した積層弾性体を、
積層方向の軸力が作用するように同一円周の略接線方向
に配列して取り付ける構成とすることにより、上記目的
を達成するものである。
手本体の相対向する端面に、同一半径上の両継手本体で
交互の所定角度ごとの位置に爪が突設され、両継手のそ
れぞれ隣接する爪の間に、ゴム状弾性材と金属板または
硬質プラスチック板とを交互に積層した積層弾性体を、
積層方向の軸力が作用するように同一円周の略接線方向
に配列して取り付ける構成とすることにより、上記目的
を達成するものである。
以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は一実施例に係るたわみ軸継手の分解斜視図であ
り、第2図は第1図を組付けた時の継手部横断面を示
す。
り、第2図は第1図を組付けた時の継手部横断面を示
す。
第1図および第2図において、それぞれの軸(図示せ
ず)に固定される一対の継手本体1,2の対向する面に爪
3,4が一体的に設けられている。図示の例では、爪3お
よび爪4はそれぞれ180度で相対する2箇所づつに設け
られている。
ず)に固定される一対の継手本体1,2の対向する面に爪
3,4が一体的に設けられている。図示の例では、爪3お
よび爪4はそれぞれ180度で相対する2箇所づつに設け
られている。
然して、両継手本体1,2の爪3,4の間には、第2図に示す
ように、合計4個の円筒状の弾性体5が円周上等間隔に
配列され、各爪3,4間でトルク伝達可能に装着されてい
る。
ように、合計4個の円筒状の弾性体5が円周上等間隔に
配列され、各爪3,4間でトルク伝達可能に装着されてい
る。
すなわち、各弾性体5は、円周の接線方向に配列され、
それぞれの両端部をボルト6で隣り合う爪3,4に固定し
て装着されている。
それぞれの両端部をボルト6で隣り合う爪3,4に固定し
て装着されている。
なお、各継手本体1,2中心にはそれぞれの軸に固定する
ためのキー溝7付きの軸孔8が形成されている。
ためのキー溝7付きの軸孔8が形成されている。
第3図は前記弾性体5の縦断面を示す。
第3図において、この弾性体5はゴム状弾性材(一般に
はゴム)9と金属板またはプラスチック板10とを交互に
積層した積層弾性体で構成され、その両端には金属のフ
ランジ11,11が焼付けあるいは接着等で固定されてい
る。各フランジ11,11の中心部には前記ボルト6をねじ
込んで爪3,4に固定するためのねじ孔12,12が形成されて
いる。
はゴム)9と金属板またはプラスチック板10とを交互に
積層した積層弾性体で構成され、その両端には金属のフ
ランジ11,11が焼付けあるいは接着等で固定されてい
る。各フランジ11,11の中心部には前記ボルト6をねじ
込んで爪3,4に固定するためのねじ孔12,12が形成されて
いる。
また、図示の積層弾性体5は、複数枚の金属板またはプ
ラスチック板10をゴム状弾性材9内の所定間隔位置に埋
込む構造を有しているが、これは、別体のゴム状弾性材
と金属板またはプラスチック板とを交互に焼付けまたは
装着などで一体化した構造にすることもできる。
ラスチック板10をゴム状弾性材9内の所定間隔位置に埋
込む構造を有しているが、これは、別体のゴム状弾性材
と金属板またはプラスチック板とを交互に焼付けまたは
装着などで一体化した構造にすることもできる。
前記板10が金属の場合の材質としては、例えば鋼または
ステンレス鋼の他、アルミ系や銅系の金属など適当なも
のを使用でき、プラスチック板の場合は硬質のポリエチ
レンやナイロン等の適当な材質のものを使用することが
できる。
ステンレス鋼の他、アルミ系や銅系の金属など適当なも
のを使用でき、プラスチック板の場合は硬質のポリエチ
レンやナイロン等の適当な材質のものを使用することが
できる。
さらに、金属板またはプラスチック板10の厚さ、数ある
いは間隔などは積層弾性体5に要求されるたわみ特性を
考慮して適宜選定することができる。
いは間隔などは積層弾性体5に要求されるたわみ特性を
考慮して適宜選定することができる。
以上説明した実施例によれば、たわみ軸継手の弾性体と
して、ゴム状弾性材9と金属板またはプラスチック板10
とを交互に積層した積層弾性体を使用するので、従来の
ゴム状弾性体に比べねじり剛性が大巾に向上するので、
バックラッシュを減少させることができ、継手本体1,2
間の相対的位置決め精度を高めることができる。
して、ゴム状弾性材9と金属板またはプラスチック板10
とを交互に積層した積層弾性体を使用するので、従来の
ゴム状弾性体に比べねじり剛性が大巾に向上するので、
バックラッシュを減少させることができ、継手本体1,2
間の相対的位置決め精度を高めることができる。
一方、振動・衝撃吸収能並びに軸心ずれの補正能力は従
来のゴム状弾性体の場合とほぼ同等に確保することがで
きる。
来のゴム状弾性体の場合とほぼ同等に確保することがで
きる。
したがって、上記実施例によれば、たわみ軸継手に要求
されるこれら対照的な性能を両方とも実現させることが
でき、もって、理想的または理想に近いたわみ軸継手が
得られる。
されるこれら対照的な性能を両方とも実現させることが
でき、もって、理想的または理想に近いたわみ軸継手が
得られる。
なお、図示の例では各継手本体1,2の爪3,4を2箇所づつ
に設け、かつ4個の弾性体5を使用したが、爪3,4の数
および弾性体5の数は必要に応じ適当に選定することが
できる。また、弾性体5は同心状に2重または3重に配
列することもできる。
に設け、かつ4個の弾性体5を使用したが、爪3,4の数
および弾性体5の数は必要に応じ適当に選定することが
できる。また、弾性体5は同心状に2重または3重に配
列することもできる。
さらに、積層弾性体5の断面形状は、図示のような円形
に限られるものではなく、四角、長円など種々の適当な
形状にすることができる。
に限られるものではなく、四角、長円など種々の適当な
形状にすることができる。
以上の説明から明らかなごとく、本発明のたわみ軸継手
によれば、同軸で軸方向に離隔した両継手本体の相対向
する端面に、同一半径上の両継手本体で交互の所定角度
ごとの位置に爪が突設され、両継手のそれぞれ隣接する
爪の間に、ゴム状弾性材と金属板または硬質プラスチッ
ク板とを交互に積層した積層弾性体を、積層方向の軸力
が作用するように同一円周の略接線方向に配列して取り
付ける構成としたので、衝撃吸収性能および軸心ずれの
補正機能を確保すると同時に、回転力伝達時の周方向の
剛性を向上させ、バックラッシュの減少および回転方向
位置決め精度の向上を実現することが可能なたわみ軸継
手が提供される。
によれば、同軸で軸方向に離隔した両継手本体の相対向
する端面に、同一半径上の両継手本体で交互の所定角度
ごとの位置に爪が突設され、両継手のそれぞれ隣接する
爪の間に、ゴム状弾性材と金属板または硬質プラスチッ
ク板とを交互に積層した積層弾性体を、積層方向の軸力
が作用するように同一円周の略接線方向に配列して取り
付ける構成としたので、衝撃吸収性能および軸心ずれの
補正機能を確保すると同時に、回転力伝達時の周方向の
剛性を向上させ、バックラッシュの減少および回転方向
位置決め精度の向上を実現することが可能なたわみ軸継
手が提供される。
第1図は本発明の一実施例に係るたわみ軸継手の分解斜
視図、第2図は第1図のたわみ軸継手の組付け状態にお
ける継手部の断面図、第3図は第1図および第2図の弾
性体の縦断面図である。 1,2……継手本体、3,4……爪、 5……積層弾性体、6……弾性体取付け用のボルト。
視図、第2図は第1図のたわみ軸継手の組付け状態にお
ける継手部の断面図、第3図は第1図および第2図の弾
性体の縦断面図である。 1,2……継手本体、3,4……爪、 5……積層弾性体、6……弾性体取付け用のボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】同軸で軸方向に離隔した両継手本体の相対
向する端面に、同一半径上の両継手本体で交互の所定角
度ごとの位置に爪が突設され、両継手のそれぞれ隣接す
る爪の間に、ゴム状弾性材と金属板または硬質プラスチ
ック板とを交互に積層した積層弾性体を、積層方向の軸
力が作用するように同一円周の略接線方向に配列して取
り付けることを特徴とするたわみ軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60057789A JPH06100233B2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | たわみ軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60057789A JPH06100233B2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | たわみ軸継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61218832A JPS61218832A (ja) | 1986-09-29 |
JPH06100233B2 true JPH06100233B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=13065648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60057789A Expired - Lifetime JPH06100233B2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | たわみ軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100233B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6054197A (en) * | 1997-09-19 | 2000-04-25 | State University Of New York At Albany | Structural elements |
JP3725492B2 (ja) | 2002-05-29 | 2005-12-14 | 川崎重工業株式会社 | 圧縮型弾性継手装置 |
US8485908B2 (en) * | 2011-07-20 | 2013-07-16 | Walker Manufacturing | Flexible coupler |
JP6384134B2 (ja) * | 2014-06-11 | 2018-09-05 | オイレス工業株式会社 | 電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025586U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-21 | 株式会社小松製作所 | 装軌式車両のスプロケツト装置 |
-
1985
- 1985-03-22 JP JP60057789A patent/JPH06100233B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61218832A (ja) | 1986-09-29 |
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