JPH0342240B2 - - Google Patents

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JPH0342240B2
JPH0342240B2 JP58104310A JP10431083A JPH0342240B2 JP H0342240 B2 JPH0342240 B2 JP H0342240B2 JP 58104310 A JP58104310 A JP 58104310A JP 10431083 A JP10431083 A JP 10431083A JP H0342240 B2 JPH0342240 B2 JP H0342240B2
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spring
hub
flange
disc
coil spring
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は中,大型船においてエンジンよりプ
ロペラに動力を伝達する動力伝達装置に関する。
一般に、中,大型船のエンジンとプロペラとを
結ぶ動力伝達装置には次のような性能が要求され
る。
(イ) スラスト軸、中間軸、プロペラ軸などで構成
される伝動軸系は数〜十数mと長いため、軸管
でかなり大きな偏心量を調整しなければならな
い。偏心量を小さくするためには厳しい加工お
よび組立て精度を要する。
(ロ) エンジンのトルク変動によつて軸系に加わる
ねじり振動の周波数はエンジンの加速、減速に
より大きく変化し、このようなねじり振動を減
衰しなければならない。
(ハ) 船倉の空間を有効に使用するため、継手は出
来るだけ短くする必要がある。
従来の動力伝達装置には、エンジンから伝動軸
系にトルク変動が及ぶのを防ぐため流体継手を備
えたものがある。しかし、流体継手は高価である
うえ、軸間の偏心を吸収することはできない。流
体継手に代るものとしてゴムまたはばねの弾性を
利用した弾性継手がある。弾性継手は振動の減衰
および軸間の偏心吸収の作用を備えている。しか
し、中大型船では多きな動力を長い軸間で伝達し
なければならず、従来の弾性継手を備えた動力伝
達装置では上記(イ),(ロ)および(ハ)について十分な性
能が得られなかつた。
この発明は上記のような問題を解決するために
なされたもので、軸間の大きな偏心を吸収するこ
とができ、伝動軸系のねじり振動を減衰すること
ができるとともに大きなトルクが伝達でき、しか
も小型軽量で安価であり、かつ軸方向の寸法を大
幅に短縮できる舶用動力伝達装置を提供しようと
するものである。
この発明の舶用動力伝達装置はエンジンとプロ
ペラとを連結する伝動軸の中間に次のように構成
された軸継手を備えている。軸継手は円周方向に
一定の間隔をおいて複数の長穴を設けたフランジ
を有する第1のハブと、端部にフランジを有する
第2ハブと、一端部に前記第1ハブの長穴に対応
する部分に切欠きを有し、他端部に設けられたフ
ランジにより第2ハブのフランジに固定された円
筒状の接続ピースと、フランジ接線方向に向き合
うように組み合わされた対をなすばね受座と、対
をなすばね受座の間に取り付けられたコイルばね
および皿バネ積層体とからなつている。前記第2
ハブのフランジおよび接続ピースろフランジのフ
ランジのうちの一つに前記第1ハブの長穴に対応
する部分に切欠きが設けられている。ばね受座は
長穴および切欠きの円弧面に接する半円筒面を持
つている。また、接続ピースは内部に第1ハブの
フランジを軸心のずれを調整するに適当な空〓を
おいて収納している。さらに、ばね受座は第1ハ
ブのフランジの長穴を貫通し、両端部が前記二つ
の切欠きにより支持されている。上記コイルばね
は、ばね受座のばね受け面から突出するガイドに
案内されて支持されている。また、上記皿ばね積
層体の内周面がコイルばねの外周面の緩くはめ合
つている。
この発明の動力伝達装置は上記のように構成さ
れた軸継手を備えていることを特徴としている。
この軸継手において、第1ハブと第2ハブとはば
ね受座ならびにコイルばねおよび皿ばね積層体を
介して連結されている。すなわち、二つのハブは
ばね等の弾性体を介して直接連結されていない。
したがつて、第1ハブ、第2ハブおよび接続ピー
スの相互間に、中間軸、プロペラ軸間の偏心を調
整するに十分な空〓を設けることができる。
また、トルクを伝達するばねに皿ばねを使用し
ている。伝達トルクが変動する際、皿ばねは隣り
のものと滑り合い、このときの摩擦により振動を
減衰する。また、皿ばねの寸法および重ね方を変
えることにより、広い範囲にわたつてばね定数を
変えることができる。さらに、異なつた寸法の皿
ばねを組み合わせることにより非線形の特性を持
つたばねを得ることができる。これらのことから
広い範囲のねじり振動周派数に対して振動を吸収
することができる。
さらに、軸継手が偏心を吸収しながらトルクを
伝達する際、ばね受座はこれの半円筒面により長
穴および切欠きの円弧面を転動し、向かい合つた
ばね受座は違いにずれる。この結果、積層された
皿ばねも互いにずれる。皿ばねが大きくずれて皿
ばね積層体が横座屈すると、所要のばね特性は発
揮されない、つまり広範囲の周派数にわたつてね
じり振動を吸収できないことになる。しかし、コ
イルばねはばね受座のずれに応じて湾曲し、皿ば
ね積層体をガイドするので、皿ばね積層体の横座
屈は防止される。また、コイルばねと皿ばね積層
体とによりトルク伝達の荷重を負担するので、大
きなトルクを伝達することもできる。
以下、この発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は動力伝達装置の概略を示すもので、エ
ンジン1は減速機2に、中間軸3およびプロペラ
軸4を介してプロペラ5に接続されている。エン
ジン1と減速機2とはこの発明の特徴とする軸継
手6を介して接続されている。なお、中間軸3と
プロペラ軸4とは通常のフランジ継手7により接
続されており、中間層3は軸受8によつて支持さ
れている。プロペラ軸4は軸受9によつて支持さ
れている。
第2図および第3図は上記軸継手6の詳細を示
している。
第2図および第3図に示すように、軸継手6
は、主として第1ハブ21、第2ハブ28、接続
ピース35、ばね受座43、組合せばね67およ
び押え板53,55とから構成されている。第1
ハブ21および第2ハブ28にそれぞれキー10
などによりエンジン1および減速機2が連結され
る。
第1ハブ21は円筒部22の先端にフランジ2
3を一体として設けてあり、フランジ23には円
周方向に沿つて90゜づつの間隔をおき4個の長穴
24を設けてある。長穴24は円弧状の側面25
を有している。
第2ハブ28は円筒部29の先端にフランジ3
0を一体として設けてある。このフランジ30に
は上記第1ハブフランジ23の長穴24に対応す
る位置に円弧状の側面32を有する切欠き31を
設けてある。
接続ピース35は円筒部36の一端に外径方向
に突出するフランジ37と他端に内径方向に突出
するフランジ38とを設けてある。フランジ38
には前記第1ハブフランジ23の長穴24に対応
する位置に円弧状の側面40を有する切欠き39
を設けてある。なお、第1ハブフランジ23は各
部材が軸継手として組み立てられたときに接続ピ
ース35の円筒部36内に収納される。
ばね受座43は第5図に示すように半円筒面4
4を有し、平面45に長手方向の中心線rに沿つ
て2個の円筒状ガイド46を設けてある。ガイド
46の基部周りに環状のガイド溝47が設けられ
ている。組合せねば67は第5図に示すようにコ
イルばね69および皿ばね積層体71とからなつ
ている。コイルばね69は向い合つた一対のばね
受座43の間に、内周面がガイド46に案内され
るようにして取り付けられている。そして、皿ば
ね積層体71はこれの内周面がコイルばね69の
外周面に緩くはめ合うようにして両ばね受座65
の間に取り付けられている。
上記の皿ばね積層体71は内、外径が大体にお
いて等しい第1の皿ばね72および第2の皿ばね
73をそれぞれ少くとも1枚並列に重ねた皿ばね
の組の複数を直列に積み重ねて構成されている。
そして、第2の皿ばね73は第1の皿ばね72
に比べてばね定数が小さく、かつばね板面の傾斜
角が大きい。
上記のように皿ばね積層体71はコイルばね6
9に遊合しているので、コイルばね69は皿ばね
積層体71のガイドの役割を果たす。例えば、軸
継手6が偏心を吸収しながらトルクを伝達する際
に、向い合つたばね受座43が互いにずれてコイ
ルばね69の軸線が湾曲しても、コイルばね69
は皿ぱね積層体をガイドし、皿ばね積層体71の
横座屈を防止する。また、コイルばね69と皿ば
ね積層体71とによりトルク伝達の荷重を負担す
るので大きなトルクを伝達することができる。
また、皿ばね積層体71はばね定数の異なる皿
ばねを組み合わせている。予圧時に必要な撓みは
主としてばね定数の小さい、やわらかな第2の皿
ばね73で得ることができる。すなわち、第2の
皿ばね73のばね板面の傾斜角は第1の皿ばね7
2のそれより大きいので、無負荷のとき並列に重
ねられた両皿ばね72,73のばね板面の間に〓
間がある。したがつて、予圧時にはやわらかな第
2の皿ばね73が大きく撓む。
荷重が増すと、ついには第1の皿ばね72およ
びこれに並列に重なり合う第2の皿ばね73のば
ね板面は密着し、荷重は両皿ばねにより負担され
る。第2の皿ばね73の撓みは第1の皿ばね72
によつて制限されるので、第2の皿ばね73に過
大な応力が生じることはない。
また、第1および第2の皿ばねは並列に重ねら
れているので皿ばね積層体の全長を短くすること
ができる。
押え板53および55は環状をなし、それぞれ
第2ハブ28のフランジ30および接続ピース3
5のフランジ38に取り付けられる。
たわみ軸継手6は上記の各部材により次のよう
に組み立てられている。
第1ハブ21および第2ハブ28はそれぞれの
フランジ23やおよび30が向い合うようにして
配置され、第1ハブフランジ23を収納するよう
にして接続ピース35が第2ハブフランジ30に
ボルト・ナツト42によつて固定されている。こ
のとき、第1ハブフランジ21の長穴24、第2
ハブフランジ30の切欠き31および接続ピース
35のフランジ38の切欠き39は軸継手の軸方
向に沿つて開口するように並び、ばね受座43お
よび組合わせばね67の収容部60を形成してい
る。ばね受座43は対となつて向い合つており、
その間に組合せばね67が介装されている。そし
て、ばね受座43と組合せばね67とのセツト
は、ばね軸が上記各フランジの接線方向に沿うよ
うにして上記収容部60内に挿入されている。ば
ね受座43は、円筒面44の両端部がそれぞれ第
2ハブフランジ30の切欠き31の円弧面32お
よび接続ピースフランジ38に切欠き39の円弧
面40によつて支持され、円筒面44の中央部が
第1ハブフランジ21の長穴24の円弧面25に
よつて支持される。また、押え板53をボルト5
4により第2ハブフランジ30に、押え板58を
ボルト56により接続ピース35のフランジ38
にそれぞれ固着してあり、ばね受座43が収容部
60から抜け出るのを防止している。
上記のような構成において、軸心調整作用時に
第1ハブフランジ21が、第2ハブフランジ30
と接続ピース35とが形成する空間61内で自由
に運動できるように、適当な間〓a,bを設けて
ある。同様に、ばね受座43と他の部材との間に
軸心調整に必要な間〓c,dを設けてある。
次に、上記のように構成されたたわみ軸継手の
作用について説明する。
今、回転力が作用して第1ハブ21と第2ハブ
28が相対的に回転すると、回転方向の如何にか
かわらず第1ハブ21と、第2ハブ28とは、円
周方向に相対的に変位し2個のばね受座43、に
て両端を支持された組合せばね67のばね高さは
変位前より小さくなる。したがつて、組合せばね
67のばね高さは回転方向の如何んにかかわらず
圧縮されることになる。
エンジンから減速機に伝達される回転力が次第
に大きくなると組合せばね67は次第に強く圧縮
され遂には密着するようになる。
このようにエンジン1からの回転力は第1ハブ
21、ばね受座43、組合せばね67、ばね受座
43、第2ハブフランジ30と接続ピース35、
第2ハブ28、減速機2と順次伝達される。
この間伝達トルクの変動に応じ、組合せばね6
7の圧縮力に相当する力で平衡を常に保ち乍ら回
転するので起動時あるいは衝撃的負荷等による衝
撃エネルギーは組合せばね67の弾性変形として
吸収され緩衝される。
大なる回転トルクが作用する場合には組合せば
ね67は完全に密着して回転が伝達されるのでこ
れを避けるためには組合せばね67の密着時の応
力を弾性限内に設計しておけばよい。こうすれば
長期間の使用に対しても組合せばね67の破損は
生じない。
第6図および第7図はこの作用を説明するもの
で、第6図はエンジン1と減速機2間に円周方向
の相対的回転の生じた場合の模型図、第7図はそ
の場合のばねの説明図である。第6図において角
度αは第1ハブに対する第2ハブ28の回転角を
表している。
使用状況により組合せばね67のたわみ特性を
適正に選択すれば動力伝達系に対し、入力源又は
出力源より生じる各種の衝撃作用を緩衝し、各部
品を保護することができる。
次に、この軸継手の可撓作用について説明す
る。前記のように各部材間には空〓a,b,cお
よびdが設けてあるので、その範囲内では両軸間
の軸心の狂い、即ち両軸心の喰い違い、両軸心の
斜交及び両軸心の軸方向変位の3種の軸心の狂い
はすべて調整されることになる。
先ず、両軸間の軸心の喰い違いについて説明す
る。第8図は無負荷状態におけるエンジンと減速
機軸に軸心の喰い違いδが生じた場合の軸心調整
作用を説明するものである。
無負荷状態では、第2図に示す各空〓部a,
b,cの各位置における、接触に至るまでの許容
される変位量の大きさにより、エンジン1と減速
機2との軸心喰い違い量δが決定されるδ以下で
は自由に変位できる。
今、エンジン1により回転力が与えられるとそ
の大きさより組合せばね67の圧縮変形量は異る
が、いずれにしてもばね軸方向に圧縮される。
この場合、第1ハブフランジ23の長穴43の
円弧面25、変位した第2ハブフランジ28の切
欠き31の円弧面32および接続ピースフランジ
38の切欠き39の円弧面40のそれぞれと、ば
ね受座43の半円筒面44との間の空〓は組合せ
ばね67の圧縮により大きくなつている。したが
つて、ばね受座43の半円筒面44が上記各円弧
面25,32,40のいずれか接触してこのばね
受座43と隣り合うばね受座43(両ばね受座の
ばね軸はお互いに対して大体において直角であ
る。)のばね軸に対して直角方向の変位、すなわ
ち、第2ハブフランジ28に対する第1ハブフラ
ンジ23の軸心の喰違いを制限することはない。
このようにして両軸間の軸心の喰い違いは無負
荷状態においてもエンジン1から減速機2に回転
が伝達される間においても円滑に除去される。
次に、両軸心の軸方向の変位δ′であるが、これ
は第1ハブフランジ23が第2ハブフランジ30
または接続ピース35のフランジ35のいずれか
と、接触するまで即ち空〓bと同じ大きさだけ自
由に変位することができる。
第9図はこの場合の模型図である。軸方向変位
を行う際、ばね受座43と円弧面25,32,4
0との間の滑り、又は、組合せばね67のばね軸
方向に湾曲するような弾性変形のいずれかの作用
により、両軸間の変位に対し、軸方向変位の調整
作用を行う。
最後に両軸間の斜交であるが、斜交は回転角の
各位置において順次変化する量をもつた軸心の喰
い違いと、軸方向変位の合成された変位と孝えら
れるので上記のような作用の組合せにより同じく
無負荷状態においても、回転中においても調整さ
れることになる。さらに斜交作用の際ばね受座4
3の斜交により端部の接触による干渉を避けるた
め押え板53,55との間に空〓cが設けてあ
る。第10図は斜交θが生じた場合の模型図であ
る。
次に、前記皿ばね積層体71を一般の皿ばね積
層体と比較して更に具体的に説明する。
皿ばねの製作仕様としてDIN(ドイツ工業規
格)の標準サイズを用いて説明する。
外径100mmφ×内径51mmφ×厚さ6mm×撓み2.2
mmの皿ばねを14枚直列に組合せた一般の皿ばね特
性を、第11図の荷重−撓み線図に符号Aで示し
ている。今、設計上の要求により予圧荷重として
516Kgを必要とすると、予圧量は、2.54mmとなり
長期間の繰返し変動負荷に対して、量的に不十分
である。
外径100mmφ×内径51mmφ×厚さ5mm×撓み2.8
mmの第2の皿ばねを10枚直列に重ね合せた一般の
皿ばね積層体(自由高さは78mmである)のばね特
性を、第11図に符号で示している。また、外
径100mmφ×内径51mmφ×厚さ2.7mm×撓み3.6mm
の第2の皿ばねだけをを10枚直列に重ね合せた皿
ばね積層体(自由高させは63mmである)のばね特
性を、第11図に符号で示している。
上記第1および第2の皿ばねを一枚づつ、同じ
方向に(並列に)組合せ、且つ、直列10枚の構成
にすると、自由高さは113mmとなり、前記一般の
皿ばね積層体の自由高さ114.8mmとほぼ同一とな
る。
この場合、ばね特性で示される第1の皿ばね
は内径の上下両面で接触すするのみである。ま
た、ばね特性で示される第2の皿ばねが一枚当
り撓み0.8mm、皿ばね積層体全体で8mm撓むと、
皿ばねは互に傾斜面で接触し、高さは105mmとな
る。上記2種の皿ばねを組合せた皿ばね積層体の
ばね特性+は、第11図に示す如くばね特性
と通常使用範囲の516Kg〜3000Kgでは、ほぼ同
一である。
このように、異なつた2種類の皿ばねの組合せ
によると、従来のスペース以内で、又従来のばね
定数、負荷条件も変更しないで、予圧量のみを、
従来の3倍以上にすることが可能になり、予圧荷
重を少さく設定する必要のある場合には非常に有
効である。
この発明は上記実施例に限られるものではな
い。例えば、切欠き31を第2ハブ28のフラン
ジ30部分に設ける代りに接触ピース35のフラ
ンジ37部分に設けるようにしてもよい。また、
減速機2を用いない場合には、直接軸継手6をエ
ンジン1と伝動軸3との間に配置してもよい。さ
らに、皿ばねの外側にこれを案内するコイルばね
を取り付けてもよい。さらにまた、皿ばねの組に
おいて第1の皿ばね2枚と第2の皿ばね1枚とを
並列に重ねてもよい。また、第1および第2の皿
ばねの材質を変えて両皿ばねのばね定数を変える
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は動力伝達装置の概略図、第2図は第1
図の装置に取り付けられた軸継手の断面図、第3
図は第2図の正面図、第4図は第2図に示す軸継
手に用いられるばね受座の斜視図、第5図はばね
受座と組合せばねの例を示す断面図、第6図およ
び第7図は軸間に円周方向の相対的回転が生じた
場合における上記軸継手の作用説明図、第8図は
軸心のずれが生じた場合の作用説明図、第9図お
よび第10図はそれぞれ軸間において軸方向の変
位および軸心の斜交がある場合の模型図、ならび
に第11図は4種類の皿ばね積層体のばね特性を
比較して示す線図である。 1…エンジン、2…減速機、3,4…伝動軸、
5…プロペラ、6…軸継手、21…第1ハブ、2
3…第1ハブフランジ、24…長穴、28…第2
ハブ、30…第2ハブフランジ、31…第2ハブ
フランジの切欠き、35…接続ピース、37…接
続ピースのフランジ、39…接続ピースの切欠
き、43…ばね受座、44…半円筒面、46…ガ
イド、61…接続ピースの内部空間、67…組合
せばね、69…コイルばね、71…皿ばね積層
体、a,b,c,d…空〓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジン1とプロペラ5とを連結する伝動軸
    3,4の中間に軸継手6が設けられた舶用動力伝
    達装置において、前記軸継手が、円周方向に一定
    の間隔をおいて複数の長穴24を設けたフランジ
    23を有する第1ハブ21と、端部にフランジ3
    0を有する第2ハブ28と、一端部に前記第1ハ
    ブ21の長穴24に対応する部分に切欠き39を
    有し、他端部に設けられたフランジ37により第
    2ハブ28のフランジ30に固定された円筒状の
    接続ピース35と、フランジ接線方向に向き合う
    ように組み合わされた対をなすばね受座43と、
    対をなすばね受座43の間に介装されたコイルば
    ね69および皿ばね積層体71とからなり、前記
    第2ハブ28フランジ30および接続ピース35
    のフランジ37のうちの一つに前記第1ハブ21
    の長穴24に対応する部分に切欠き31が設けら
    れており、前記ばね受座43は長穴24および切
    欠き31,39の円弧面に接する半円筒面46を
    有しており、前記接続ピース35は内部61に第
    1ハブ21のフランジ23を軸心のずれを調整す
    る適当な空〓a,bをおいて収納しており、前記
    ばね受座43は第1ハブ21のフランジ23の長
    穴24を貫通し、前記切欠き31,39により両
    端部が支持されており、前記コイルばね69はば
    ね受座43のばね受け面45から突出するガイド
    46に案内されて支持され、前記皿ばね積層体7
    1の内周面がコイルばね69の外周面に緩くはめ
    合つているこを特徴とする舶用動力伝達装置。
JP10431083A 1983-06-13 1983-06-13 舶用動力伝達装置 Granted JPS59230899A (ja)

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