JP2519490Y2 - スリットを具えた可撓性ディスクによるフレキシブルカップリング - Google Patents

スリットを具えた可撓性ディスクによるフレキシブルカップリング

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JP2519490Y2
JP2519490Y2 JP1822992U JP1822992U JP2519490Y2 JP 2519490 Y2 JP2519490 Y2 JP 2519490Y2 JP 1822992 U JP1822992 U JP 1822992U JP 1822992 U JP1822992 U JP 1822992U JP 2519490 Y2 JP2519490 Y2 JP 2519490Y2
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JP
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hub
disk
inverted
disc
shaped slit
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健之 鈴木
文男 畑田
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サーボモータ等を利用
して精密なトルク伝動を行うときに使用されるバックラ
ッシュのないフレキシブルカップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】サーボモータ等を利用して精密伝動を行
うためのフレキシブルカップリングはバックラッシュの
ないことが必要とされる。そして、角度誤差及び偏心誤
差を吸収する機能も要求される。従来、この種のフレキ
シブルカップリングとして、図4に示されるベローズカ
ップリング40、図5に示されるヘリカルカップリング
45がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のカッ
プリング40,45は、ハブ41,42間にベローズ4
3等を有するため、軸方向に長くなり、また、伝達でき
るトルクはさほど大きくない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、一対のハブ
と、一方のハブに取付けられる孔と他方のハブに取付け
られる孔を周方向で交互に具えた環状のディスクと、前
記ハブと前記ディスクを固定するための複数のボルトと
を有してなり、前記ディスクが、隣合う孔の間において
外縁から形成された逆T字状のスリットと内縁から前記
逆T字状のスリットを両側から挟むように形成された一
対の逆L字状のスリットとを有するフレキシブルカップ
リングにより前記課題を解決した。
【0005】
【作用】一方のハブは駆動軸側に、他方のハブは被動軸
側に、例えばキー及びキー溝を利用して固定される。軸
に角度誤差及び/又は偏心誤差があると、ハブ間のディ
スクがこれを吸収する。ディスクは上記のスリットを有
し、優れた可撓性を与える。駆動軸が回転されると、デ
ィスクはスリット以外の部分で回転トルクを伝達する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図3に示されるように、本考案のフレキシブルカ
ップリング10は、一対のハブ11,12、環状のディ
スク20及び複数のボルト16を有してなる。各々のハ
ブ11,12は、例えばキー及びキー溝を利用して、駆
動軸及び被動軸に取付けられる。各々のハブ11,12
は、一対のボルト貫通孔13,13を有するとともに、
ナット18,18をゆるく収納する大きさの一対の逃げ
孔14,14を周方向で交互に有する。
【0007】ディスク20は、図1及び図3に示される
ように、4つのボルト貫通孔21,22,23,24を
有する。ボルト貫通孔21,23はディスク20を一方
のハブ11に、ボルト貫通孔22,24はディスク20
を他方のハブ12に取付けるためのものである。ディス
ク20とハブ11,12とは、ボルト16、ワッシャ1
7,18及びナット19により固定されるようになって
いる。ワッシャ17はボルト16の頭部側において、ハ
ブ11,12とディスク20との間隔を定める。ワッシ
ャ18はワッシャ17よりも厚い。これは、ボルト16
の螺子部に螺合するナット19が逃げ孔14に没入して
しまうとレンチ等で掴むことができないので、ナット1
9がハブ11,12の軸方向外側に来るようにするため
である。
【0008】図2に示されるように、ディスク20は、
隣合う孔の間(例えば、孔21と孔24との間)におい
て、外縁から形成された逆T字状のスリット25と、内
縁から逆T字状のスリット25を両側から挟むように形
成された一対の逆L字状のスリット26,26とを有す
る。逆T字状のスリット25及び逆L字状のスリット2
6,26によって、ディスク20には、隣合うボルト貫
通孔の間に残存部分として、一対の外縁周方向梁部分3
1,31、一対の中間周方向梁部分32,32、内縁周
方向梁部分33、外縁周方向梁部分31と中間周方向梁
部分32とをつなぐ一対の外側半径方向梁部分34,3
4、及び、中間周方向梁部分32と内縁周方向梁部分3
3とをつなぐ内側半径方向梁部分35,35が形成され
る。
【0009】半径方向梁部分34,35の幅W4,W5
は周方向梁部分31,32,33の幅W1,W2,W3
より大きい。本実施例の場合、3つの周方向梁部分3
1,32,33の幅W1,W2,W3は同一で、2つの
半径方向梁部分34,35の幅W4,W5は同一である
が、半径方向梁部分34,35が周方向梁部分31,3
2,33より大きければ、周方向梁部分同士は異なる幅
でもよく、また、半径方向梁部分同士は異なる幅でもよ
い。
【0010】上記のフレキシブルカップリング10が駆
動軸及び被動軸に取付けられると、逆T字状のスリット
25及び逆L字状のスリット26,26により、各々の
周方向梁部分31,32,33及び半径方向梁部分3
4,35がばね要素として作用し、角度誤差及び偏心誤
差はこれらの部分において確実に吸収される。
【0011】駆動軸が回転すると、トルクは一方のハブ
11からディスク20を介して他方のハブ12に伝達さ
れる。ディスク20は、比較的幅の大きい半径方向梁部
分34,35を有するので、この部分においては剛性が
高い。周方向梁部分31,32,33には圧縮応力又は
引張応力が作用するのみであるから、比較的細くてもト
ルクは確実に伝達される。このように、本考案のフレキ
シブルカップリング10は、従来のものに比べても剛性
の面において遜色なく機能する。
【0012】なお、一対の外側半径方向梁部分34,3
4の隙間、及び、内側半径方向梁部分35のボルト貫通
孔側の隙間は、偏心時に接触しない程度に定められてい
る。また、ディスク20の厚みは、必要とする捩り剛性
と可撓性が得られるように選定される。
【0013】
【考案の効果】ディスクを利用しているためバックラッ
シュがないほか、本考案のフレキシブルカップリング
は、次の顕著な効果を奏する。 (1)ハブ間にはディスクが介在するだけであるから、軸
方向の長さを非常に短くすることができる。従って、ス
ペースの少ないところでフレキシブルカップリングが要
求される場合に好適である。 (2)ディスクに逆T字状のスリット及び逆L字状のスリ
ットを形成するという簡単な構成によって、大きな角度
誤差及び偏心誤差を吸収することができる。 (3)構造が簡素であって、部品点数を削減することがで
きるとともに、慣性モーメントも小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるフレキシブルカップリングの構成
要素であるディスクの正面図である。
【図2】図1のディスクの部分拡大正面図である。
【図3】本考案によるフレキシブルカップリングの分解
斜視図である。
【図4】従来例であるベローズカップリングの正面図で
ある。
【図5】従来例であるヘリカルカップリングの正面図で
ある。
【符号の説明】
10 フレキシブルカップリング 11,12 ハブ 16 ボルト 20 ディスク 21,22,23,24 ボルト貫通孔 25 逆T字状のスリット 26 逆L字状のスリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のハブと、一方のハブに取付けられ
    る孔と他方のハブに取付けられる孔を周方向で交互に具
    えた環状のディスクと、前記ハブと前記ディスクを固定
    するための複数のボルトとを有してなり、前記ディスク
    が、隣合う孔の間において外縁から形成された逆T字状
    のスリットと内縁から前記逆T字状のスリットを両側か
    ら挟むように形成された一対の逆L字状のスリットとを
    有することを特徴とする、フレキシブルカップリング。
JP1822992U 1992-02-28 1992-02-28 スリットを具えた可撓性ディスクによるフレキシブルカップリング Expired - Lifetime JP2519490Y2 (ja)

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