JPH0735142Y2 - 軸継手 - Google Patents

軸継手

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JPH0735142Y2
JPH0735142Y2 JP6346092U JP6346092U JPH0735142Y2 JP H0735142 Y2 JPH0735142 Y2 JP H0735142Y2 JP 6346092 U JP6346092 U JP 6346092U JP 6346092 U JP6346092 U JP 6346092U JP H0735142 Y2 JPH0735142 Y2 JP H0735142Y2
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JP
Japan
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hub
shaft
shaft coupling
pair
tightening
Prior art date
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JP6346092U
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English (en)
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JPH0628348U (ja
Inventor
孝久 小川
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、工作機械等に使用さ
れる軸継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工精度の要求される工作機械には、一
般にサーボモータおよびボールスクリュー軸等が使用さ
れ、これらの回転軸同士の結合は、ガタを発生させやす
いキーを使用しない構造の軸継手が用いられる。この軸
継手の構造の概略断面図を図2に示す。
【0003】図2を参照して、10は、サーボモータの
回転軸70が嵌入する第1ハブで、20は、ボールスク
リュー軸80が嵌入する第2ハブである。第1ハブ10
の内周には、サーボモータの回転軸70を第1ハブ10
に対して固定するシュパンリング30が挿入されてい
る。サーボモータの回転軸70は、上記シュパンリング
30と、当該シュパンリング30を締付ける加圧リング
40とを挿通させて第1ハブ10に嵌入される。加圧リ
ング40は、4本のリーマボルト90を均等に締付けて
第1ハブ10に近接させられることにより、上記シュパ
ンリング30を圧縮する。圧縮された上記シュパンリン
グ30は、その周方向内方に押しつぶされるように変形
し、サーボモータの回転軸70を締付けて、当該サーボ
モータの回転軸70を第1ハブ10に対して固定する。
【0004】第2ハブ20も第1ハブ10と同様に、内
周にボールスクリュー軸80を第2ハブ20に対して固
定するシュパンリング30が挿入され、加圧リング40
を用いてボールスクリュー軸80を、上記サーボモータ
の回転軸70の場合と全く同様の要領で第2ハブ20に
固定する。第1ハブ10と第2ハブ20とは、両者間に
介在されたディスクパック6を介してリーマボルト51
とロックナット53とで締結され、サーボモータの回転
トルクをボールスクリュー軸80に伝達する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の軸継手で
は、軸継手と軸との結合は、シュパンリング30と、こ
れを締め込む加圧リング40とを用いるので部品点数が
多く、コストが高くつくと共に重量が重い。又、上記第
1ハブ10、第2ハブ20、シュパンリング30および
加圧リング40が鋼製であることも相まって、一層軸継
手の重量が重くなっている。従って、軸継手が高速回転
した場合には、当該軸継手の僅かな偏心が、大きな振動
の原因となる。
【0006】又、部品点数が多いと共に、加圧リング4
0を多数のリーマボルト90で締付ける必要があり、し
かも各リーマボルト90を僅かずつ均等に締付ける必要
があるので、軸継手の組付けに要する工数が増え、一層
コストが高くつくという問題があった。そこで、本考案
の目的は、軽量且つ組付けが容易でコストの安い軸継手
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係る軸継手
は、入力軸が嵌入され、一端部に鍔部を有する第1ハブ
と、出力軸が嵌入され、一端部に鍔部を有する第2ハブ
とを備え、上記各ハブの鍔部同士がディスクパックを介
して連結される軸継手において、上記各ハブが、軽量金
属製のダイキャスト品であると共に、その他端部から軸
方向に沿って形成された少なくとも1条のスリットと、
当該スリットの両側に相対する状態で、径方向外方に突
設された一対の突部とを備え、上記一対の突部に、当該
突部同士を近接させてハブを縮径させる締付けボルトを
少なくとも一方の突部を挿通させた状態で設けたことを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、上記ハブが軽量金属からなる
ダイキャスト品であるので、ハブを軽量化することがで
きる。又、締付けボルトを用いて突部同士を近接させて
ハブを縮径させるだけで、入力軸および出力軸を軸継手
に対して固定することができるので、軸継手と各軸とを
容易に、且つ最適な締付力で固定することができると共
に、従来のシュパンリングや加圧リング等の軸を固定す
るための特別の部品が不必要になる。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの考案の一実施例の軸継手Aを示す一
部切欠断面図である。この実施例の軸継手Aは、同径の
入力軸Cと出力軸Dとを、同軸上でトルク伝達を行う形
式の軸継手である。
【0010】1は入力軸Cが嵌入する円筒状の第1ハブ
1で、2は出力軸Dが嵌入する円筒状の第2ハブ2であ
る。6は、ディスクパックであって、第1ハブ1と第2
ハブ2とを連結する連結媒介部材であり、ステンレス製
等の円盤状部材である。第1ハブ1は全体がアルミニウ
ム、マグネシウム等の軽量金属をダイキャスト成形する
ことにより一体製作されており、円筒状のボス部12
と、当該ボス部12の根元部14に形成された一対の鍔
部11とを有する。上記ボス部12には、その先端部1
5からボス部12の軸線に沿って、ボス部12を縮径さ
せるための所定長さと所定の幅とを有する相対する一対
のスリット3が設けられている。更に、ボス部12の外
周の各スリット3を挟んで対向する両側部分には、一対
の突部13がそれぞれ突設されている。この各一対の突
部13には、締付けボルト16が挿通されており、この
締付けボルト16の先端には、当該一対の突部13を締
付けて上記ボス部12を縮径させるべくナット17がね
じ込まれている。又、入力軸Cが嵌入するボス部12の
内面12aは、入力軸Cの軸径に対し例えば、はめあい
公差H7で仕上げられており、入力軸Cとボス部12と
の間にガタを発生させないようにしている。
【0011】又、上記鍔部11と、突部13とは、第1
ハブ1が回転したときの回転バランスを確保するために
互いに直交する方向に突設されている。第2ハブ2につ
いても、全体が軽量金属製のダイキャスト品であり、第
1ハブ1と同様のボス部22、互いに対向した一対の鍔
部21、図示しない所定長さの一対のスリット、当該ス
リットを挟んで対向した二対の突部23および当該突部
23を締付ける締付けボルト16と図示しないナット1
7とが構成されている。
【0012】本実施例では、第1ハブ1と第2ハブ2と
は同一の部品であり、互いに対向して90度位相をずら
した状態で連結されている。これらのハブ1,2の連結
は、リーマボルト51,座金52およびロックナット5
3を用いて、各ハブ1,2の鍔部11,21を上記ディ
スクパック6に締結することにより行っている。第1ハ
ブ1に挿入された入力軸Cは、上記一対の突部13に挿
通された締付けボルト16とナット17とを用いて当該
突部13を締付けて近接させることにより、第1ハブ1
に対し固定される。出力軸Dについても全く同様に、出
力軸Dは、上記第2ハブ2に設けられた一対の突部23
同士を、締付けボルト16とナット17とを用いて締付
けてボス部22を縮径させることにより、第2ハブ2に
対し固定される。以上により、入力軸と出力軸とは連結
され、トルクが伝達される。
【0013】この実施例によれば、第1ハブ1および第
2ハブ2を軽量金属からなるダイキャスト品により形成
しているので、軽量化されたハブを提供できる。又、上
記両ハブ1,2のボス部12,22に一体形成された突
部13,23を、それぞれボルト16とナット17とを
用いて締付けて近接させるだけで入力軸Cおよび出力軸
Dを上記両ハブ1,2に対し最適な締付力で固定するこ
とができ、各軸C,Dを軸継手Aに固定するための特別
の部品が不必要となり、軸継手Aを構成する部品点数を
減少させることができ、引いてはコストダウンを達成す
ることができる。
【0014】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、ボス部12,21に形成されたスリット
3および突部13,23は、少なくとも一か所に設けら
れていれば良い。この場合は、軸継手A全体の回転バラ
ンスが崩れるので、これを修正するために、当該スリッ
ト3および突部13,23が設けられた位置に対して対
称位置に肉厚部を設ける等の配慮が必要である。
【0015】又、突部13,23を締付ける締付けボル
ト16としては、一対の突部13,23のいずれか一方
を挿通させた状態で、他方の突部13,23に形成され
た雌ねじにねじ込んでも良い。その他、この考案の要旨
を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことができ
る。
【0016】
【考案の効果】この考案によれば、入出力軸が嵌入され
る各ハブを軽量金属からなるダイキャスト品にて構成
し、軸継手全体としての重量を軽量化したので、軸の高
速回転時において、軸継手の偏心による振動の発生を極
力抑えることができる。又、ハブと一体に形成された突
部をボルトにより締付けてハブを縮径させることにより
軸を軸継手に固定するので、従来のシュパンリングや加
圧リングが不要となる。このため部品点数が少なくなり
軸継手の製作コストを下げることができると共に、軽量
化が図れる。
【0017】更に、一対の突部同士を締付けボルトによ
って締付けるだけで入出力軸を確実に固定することがで
きるので、軸継手の組付けが容易となり、組付けに要す
る時間を短縮することができ、より一層コストを下げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る軸継手の一部切欠断面
図である。
【図2】従来の軸継手の概略断面図である。
【符号の説明】
1 第1ハブ 11 鍔部 12 ボス部 13 突部 16 締付けボルト 17 ナット 2 第2ハブ 21 鍔部 22 ボス部 23 突部 3 スリット 6 ディスクパック A 軸継手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸が嵌入され、一端部に鍔部を有する
    第1ハブと、 出力軸が嵌入され、一端部に鍔部を有する第2ハブとを
    備え、 上記各ハブの鍔部同士がディスクパックを介して連結さ
    れる軸継手において、 上記各ハブが、軽量金属製のダイキャスト品であると共
    に、その他端部から軸方向に沿って形成された少なくと
    も1条のスリットと、 当該スリットの両側に相対する状態で、径方向外方に突
    設された一対の突部とを備え、 上記一対の突部に、当該突部同士を近接させてハブを縮
    径させる締付けボルトを少なくとも一方の突部を挿通さ
    せた状態で設けたことを特徴とする軸継手。
JP6346092U 1992-09-10 1992-09-10 軸継手 Expired - Lifetime JPH0735142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6346092U JPH0735142Y2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 軸継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6346092U JPH0735142Y2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 軸継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0628348U JPH0628348U (ja) 1994-04-15
JPH0735142Y2 true JPH0735142Y2 (ja) 1995-08-09

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ID=13229878

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JP6346092U Expired - Lifetime JPH0735142Y2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 軸継手

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JP5447808B2 (ja) * 2009-08-20 2014-03-19 独立行政法人 国立印刷局 凹版印刷機のワイピングローラ駆動装置

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JPH0628348U (ja) 1994-04-15

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