JPH0633218Y2 - ディスクカップリングの取付用ハブ - Google Patents

ディスクカップリングの取付用ハブ

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JPH0633218Y2
JPH0633218Y2 JP1989030924U JP3092489U JPH0633218Y2 JP H0633218 Y2 JPH0633218 Y2 JP H0633218Y2 JP 1989030924 U JP1989030924 U JP 1989030924U JP 3092489 U JP3092489 U JP 3092489U JP H0633218 Y2 JPH0633218 Y2 JP H0633218Y2
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JP
Japan
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hub
bolt
disc
hole
pressure
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Application number
JP1989030924U
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JPH02122218U (ja
Inventor
俊二 藤井
Original Assignee
株式会社椿本エマソン
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ディスクカップリングの取付用ハブ、より具
体的には、駆動側から被動側に可撓性ディスクを介して
トルクを伝達する継手を、一方の軸に摩擦結合素子を介
して取付けるためのハブに関する。
従来技術及びその課題 前記のようなカップリングは、その構成上、バッククラ
ッシュなしで動力を伝達することができ、その特徴を生
かすため、一方のハブを軸に締結する際に、テーパ面を
組合わせた摩擦結合素子(締結装置)が使用される。そ
こで、この摩擦結合素子に軸方向の加圧力を与える加圧
フランジと複数の加圧ボルトが必要となる。
このような組合せにおいて、ハブの外径寸法が摩擦結合
素子より発生する分力に対して強度的に充分であって
も、前記加圧ボルト用のタップ穴を確保するために、さ
らに大きな外径を要求されることがある。その場合、従
来は、ハブの全長にわたって必要な径まで増径し、第4
図に示すハブ40のように、連結用ボルト42と干渉す
る部分のみフライス加工等により削り取るか、第5図に
示すハブ41のように、ボルト穴43を避けるように鍛
造により角型にしたりしていた。
しかし、このような方法では、切削、フライス加工(又
は鍛造)、トリルタップ穴加工と工程が増加し、コスト
高となり、しかもハブ全長にわたって不要な箇所まで増
径されているため、重量及び慣性モーメント(GD
の増加をもたらすとともに、偏心荷重が発生しやすいと
いう問題点がある。
課題を解決するための手段 本考案は、一対のハブをディスクを介して連結するため
の連結ボルトが貫通する連結ボルト用孔を具えた第1円
板状部分を一方の端部に、摩擦結合素子の加圧フランジ
を加圧する加圧ボルトがねじ込まれる加圧ボルト用孔を
具えた第2円板状部分を他方の端部にそれぞれ有し、前
記第1、第2円板状部分の中間部に前記連結ボルトにね
じ込まれるナットを受け入れる凹部を形成し、前記加圧
ボルト用孔は前記凹部の底部より外方に形成されている
ディスクカップリングの取付用ハブにより前記課題を解
決した。
作用 本考案のハブは、一対のハブを連結する連結ボルト用孔
を具えた部分と、摩擦結合素子の加圧フランジ用の加圧
ボルト用の孔を具えた部分のみが拡径した円板状部分と
なっている。各々の第1、第2円板状部分の間は凹所と
して形成され、このように、不要な部分の増径を排除し
た結果、ハブの質量と慣性モーメントを小さく抑えるこ
とができる。
さらに、単に旋削加工だけでハブの製作ができるので、
偏心荷重発生要因も無くなる。
実施例 第1図は、本考案によるハブ10を、一端において連結
用ボルト(連結ボルト)22によりディスク24を介し
て他方のハブ20に、他端において摩擦結合素子36、
加圧フランジ34及び加圧ボルト32を介して軸30に
締結した実施例を示している。
ハブ10単体は、第2図及び第3図に示すように、円筒
状部分12の両端において拡径した円板状部分(第1、
第2円板状部分)14,16を有し、円筒状部分12の
一端の軸孔11には、摩擦係合素子が入る段部13が形
成されている。各々の円板状部分14,16の間は環状
の凹所18である。円板状部分14,16を両端に形成
することにより、逆に言えば、環状の凹所18を形成す
ることにより、質量、ひいては慣性モーメントが小さく
なっている。
なお、円筒状部分12の外周部分は、凹部の底部でもあ
る。
第1の円板状部分14には、他方のハブ20との連結の
ための連結用ボルト22用の2つの貫通孔15が設けら
れている。第2の円板状部分16には、加圧ボルト32
用の4つのタップ孔17が設けられている。第2の円板
状部分16は、加圧フランジ34取付用のボスとして機
能する。貫通孔15とねじ孔17は位相が異なる。
円筒状部分12の外径は、連結用ボルト22用のナット
26を締め付けるための工具と干渉しない径である。こ
の径によって段部13に挿入される摩擦結合素子36の
サイズが決定される。凹所18の長さは、連結用ボルト
22が第1の円板状部分14から突出する量によって定
められる。ねじ孔17のピッチ円径は、ねじ孔17に差
し込まれる加圧ボルト32が円筒状部分12の外周と干
渉しないように定められる。第2の円板状部分16の厚
みは、ねじ孔17の径を考慮し、摩擦結合素子36の締
結力に耐えうるだけの厚みに定められる。
ハブ10と他方のハブ20との連結は、連結用ボルト2
2を他方のハブ20側からディスク24,ワッシャ28
を介在させて第1の円板状部分14に挿入し、凹所18
に位置するナット26との間で連結用ボルト22を締め
付けて行なう。このようなディスクカップリングの連結
方法は周知であるから、詳細な説明は省略する。一方、
ハブ10と軸30との接続は、段部13に摩擦結合素子
36を挿入し、加圧フランジ34を加圧ボルト32で締
め付けて行なう。このような締結機構も周知であるか
ら、説明は省略する。
考案の効果 本考案のハブは以上のような構成であるから、連結ボル
トにねじ込まれるナットが凹部に受け入れられるように
なっているため、第1円板状部分の直径を小さくするこ
とができ、ハブの直径方向の寸法を小さくすることがで
きる。
第2円板状部分を形成することによって、加圧ボルト用
孔が凹部の底部より外方に形成することが可能になり、
その結果、ハブの中間部に加圧ボルト用孔を形成する必
要がなくなったので該中間部を厚肉にすることが不要に
なり、第2円板状部分に加圧ボルトをねじ込むことがで
きるので、ハブ内に押し込まれる摩擦結合素子の充分な
締結力を得るための肉厚強度を確保することができ、ハ
ブの質量と慣性モーメントを小さくすることができる。
また、ハブの形状は各構成部分とも環状であるので、旋
削加工のみで廉価に製作することができる。そして、偏
心荷重の発生原因となるフライス加工等も必要としない
ことから、回転時において、振動やガタが発生すること
も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のハブの使用状態における断面図、第2
図はハブ単体の断面図であり第3図の2−2線断面、第
3図は第2図の右側面図、第4図及び第5図は従来のハ
ブの正面図である。 10…ハブ 14…円板状部分 16…円板状部分 18…凹所、22…連結用ボルト 24…ディスク、30…軸 32…加圧ボルト 34…加圧フランジ 36…摩擦結合素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のハブをディスクを介して連結するた
    めの連結ボルトが貫通する連結ボルト用孔を具えた第1
    円板状部分を一方の端部に、摩擦結合素子の加圧フラン
    ジを加圧する加圧ボルトがねじ込まれる加圧ボルト用孔
    を具えた第2円板状部分を他方の端部にそれぞれ有し、
    前記第1、第2円板状部分の中間部に前記連結ボルトに
    ねじ込まれるナットを受け入れる凹部を形成し、前記加
    圧ボルト用孔は前記凹部の底部より外方に形成されてい
    ることを特徴とする、ディスクカップリングの取付用ハ
    ブ。
JP1989030924U 1989-03-20 1989-03-20 ディスクカップリングの取付用ハブ Expired - Lifetime JPH0633218Y2 (ja)

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JPH02122218U JPH02122218U (ja) 1990-10-05
JPH0633218Y2 true JPH0633218Y2 (ja) 1994-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066251Y2 (ja) * 1986-08-16 1994-02-16 三木プ−リ株式会社 板ばねカツプリングの軸固定装置
JPH0341149Y2 (ja) * 1987-01-30 1991-08-29

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JPH02122218U (ja) 1990-10-05

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