JPH0341149Y2 - - Google Patents

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JPH0341149Y2
JPH0341149Y2 JP1312187U JP1312187U JPH0341149Y2 JP H0341149 Y2 JPH0341149 Y2 JP H0341149Y2 JP 1312187 U JP1312187 U JP 1312187U JP 1312187 U JP1312187 U JP 1312187U JP H0341149 Y2 JPH0341149 Y2 JP H0341149Y2
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JP
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side cover
gear
sleeve
divided
rotary power
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回転動力を伝達する回転動力軸継手の
改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の回転動力軸継手、例えば歯車型軸継手に
おいては、対向する歯車に噛合する内歯車を有し
てなるスリーブの端部にシール部を形成していた
が、潤滑油の交換、歯部の清掃及び点検が困難で
ある等の理由から、端部にシール部材の供給され
たサイドカバーを設けることが行われている。
ところが、従来例に係る歯車型軸継手に使用す
るサイドカバーはリング状となつており、しかも
その内径がスリーブの外径より小さくなつている
ので、容易に取り外すことができず、従つて歯部
の点検あるいは老化した潤滑油を清掃しようとす
る場合、サイドカバーがモータあるいは減速機等
の側面に当たつて障害となり、歯部の点検清掃が
行えないという問題点があつた。
そこで、本出願人は実願昭61−141075号に記載
の歯車型軸継手を提案し、これを第4図及び第5
図に示す。
図に示すように実願昭61−141075号記載の歯車
型軸継手10は、対向する歯車11,12と、該
歯車11,12に噛合するスリーブ13,14
と、該スリーブ13,14の両側部に配設される
サイドカバー15,16とを有して構成されてい
る。
そして、上記サイドカバー15(16も同じ)
は第5図に示すように、二分割された分割サイド
カバー15a,15bからなり、その接合部には
S字状の係合部17,18,19,20が設けら
れ、シール剤を塗布して組み立てることによつて
シールを行う構造となつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記実願昭61−141075号に記載した
歯車型軸継手10の分割分割サイドカバー15
a,15bの端部の係合部17〜20がS字に状
になつているので、その加工に手間がかかり、取
付に対しても一旦S字部を係合させた後、ボルト
によつてスリーブ13,14に取付けるので、そ
の取付けが面倒であるという問題点があつた。
そして、上記係合部17〜20のシールには適
当なシール剤を使用しているが、そのシール状態
は幾何学的形状によつて定まるので、運転中に振
動等によつて油漏れが生じるという問題点があ
り、このような問題点は歯車型軸継手以外の回転
動力軸継手においても、潤滑油を使用する場合は
共通に生じる問題点であつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、加工が容易でオイル漏れ等がなく、しかも
取付けも容易な回転動力軸継手を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的に沿う本考案に係る回転動力軸継手
は、内部に夫々動力伝達軸が嵌入する軸孔が形成
された内筒を同軸上に対向させて配設すると共
に、上記内筒に噛合する内刃が形成されたスリー
ブによつて上記内筒とスリーブとを連結し、しか
も上記スリーブの端部にはシール用のサイドカバ
ーがネジ取付されている回転動力軸継手におい
て、上記サイドカバーを直線状に2分割し、その
分割端面にシール部材を貼着すると共に、上記サ
イドカバーの嵌入部に上記スリーブの端部に設け
られたテーパー部に係合するテーパー部を設けて
構成されている。
ここに、例えば、内筒は歯車からなり、スリー
ブ内面には該歯車に噛合する内歯車が形成されて
いるものであつても良いが、本考案はこれらに限
定されるものではない。
また、シール部材とは例えばゴムあるいは弾力
性のある接着剤等をいう。
〔作用〕
本考案に係る回転動力軸継手は、対向する内筒
を内刃が形成されたスリーブによつて連結し、し
かもこのスリーブの端部のシール用のサイドカバ
ーは2分割され、しかもその分割端面にはシール
部材が貼着されている。従つて、これによつて分
割されたサイドカバーは連続状のリングとなつて
この接合部からは油漏れが生じることはない。
また、分割されたサイドカバーの嵌入部にはス
リーブの端部に設けられたテーパー部に係合する
テーパー部が設けられているので、取付ネジを締
めることによつて上記サイドカバーの径が小さく
なり、従つて、サイドカバーの分割端面の弾性部
材を押圧するので確実にシールができることにな
る。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ本考案を具
体化した一実施例につき説明し、本考案の理解に
供する。
ここに、第1図は本考案に係る回転動力軸継手
の一例である歯車型軸継手の半断面図、第2図は
上記実施例に係る歯車型軸継手に使用するサイド
カバーの断面図、第3図は上記サイドカバーの正
面図を示す。
第1図に示すように、上記実施例に係る歯車型
軸継手22は、対向する内筒の一例である歯車2
3,24と、該歯車23,24を連結し内部に内
刃の一例である内歯車が形成されているスリーブ
25,26と、その端部に取付られるサイドカバ
ー27,28とを有して構成されている。以下、
これらについて詳しく説明する。
上記歯車23,24は内部に軸孔29,30を
有し、図示しない動力伝達軸が嵌入するようにな
つており、上記歯車23,24に夫々噛合するス
リーブ25,26が設けられ、これらのスリーブ
25,26は接合するフランジ部31,32の部
分においてネジ33によつて連結されている。
上記スリーブ25,26の端部にはサイドカバ
ー27,28の嵌入部34,35が形成されてい
る。上記サイドカバー27(28においも同じ)
は第2図(本図は第3図において矢視A−A断面
を示す)、第3図に示すように2分割された分割
サイドカバー36,37によつて構成され内側に
はOリング溝38,39が形成され、その外側に
はテーパー部40,41が形成されている。
上記スリーブ25,26の嵌入部34,35に
は上記テーパー部40,41に係合するテーパー
部が形成され、該サイドカバー27,28が嵌合
するようになつている。
一方、上記サイドカバー27(28においても
同じ)の分割端面42,43の一方には弾性部材
の一例である図示しない薄いゴム板からなるシー
ル部材が焼付けられていると共に、その表面には
所定間隔で取付ネジ用の段付き孔44が形成され
て、スリーブ25にネジ取付できるようになつて
いる。
また、上記サイドカバー27のスリーブ25と
の当接面45にはゴム(あるいはゴム系接着材)
からなるシール部材46が貼着(焼付けも含む)
されて、該サイドカバー27を取付けた場合、当
接面45から油漏れしないようになつている。
ここで、この実施例においては当接面45にシ
ール部材46を配設して油漏れの防止を図つてい
るが、この面にOリング溝を形成するかあるいは
円筒部材47に図示しないOリング溝を形成して
所定のOリングを嵌入させ油漏れの防止を図るこ
とも可能である。
なお、この実施例においてはサイドカバー27
(28においても同じ)を中央からフライス等に
よつて切断することによつて分割している。従つ
てフライスの刃の厚みtだけ欠損していることに
なるが、この部分は分割端面42,43となり、
しかもシール部材が充填されるので特に支障はな
く、上記加工は極めて簡単に行えることになる。
続いて、上記実施例に係る歯車型軸継手22の
使用方法及び作用につき更に詳しく説明すると、
図示しない駆動軸に歯車23,24を装着した
後、スリーブ25,26を被せてネジ33によつ
て固定する。
次に分割サイドカバー36,37の分割端面4
2,43にシール部材を挟むようにし、しかも当
接面45にリング状にシール部材46が配設され
ているのを確認して、夫々のサイドカバー27,
28をスリーブ25,26の嵌入部34,35に
所定位置で嵌入させてネジ止めする。
ここで、ネジを締めると、上記サイドカバー2
7,28が嵌入部34,35の内側に入つていく
ので、全体としてのサイドカバー27,28の径
も小さくなり、従つて分割端面42,43のシー
ル部材も押圧されると同時に、シール部材46も
押圧されるので完全を油漏れを防ぐことができ
る。
一方、該歯車型軸継手22を分解する場合は、
上記サイドカバー27,28を固定しているネジ
を外し、該サイドカバー27,28を2分割する
ことによつて容易に外すことができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る回転動力軸継手は以上の説明から
も明らかなように、サイドカバーが2分割されて
いるのでその取付取外しが容易となる。
またその外側にはテーパー部が形成されている
ので、ネジを締め込むと同時に接合端部も押圧さ
れて確実なシールを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転動力軸継手の一例で
ある歯車型軸継手の半断面図、第2図は上記実施
例に係る歯車型軸継手に使用するサイドカバーの
断面図、第3図は上記サイドカバーの正面図、第
4図は従来例に係る歯車型軸継手の半断面図、第
5図は上記従来例に使用した歯車型軸継手のサイ
ドカバーの正面図である。 符号の説明、22……歯車型軸継手(回転動力
軸継手)、23,24……歯車、25,26……
スリーブ、27,28……サイドカバー、34,
35……嵌入部、36,37……分割サイドカバ
ー、40,41……テーパー部、42,43……
分割端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に夫々動力伝達軸が嵌入する軸孔が形成
    された内筒を同軸上に対向させて配設すると共
    に、上記内筒に噛合する内刃が形成されたスリ
    ーブによつて上記内筒とスリーブとを連結し、
    しかも上記スリーブの端部にはシール用のサイ
    ドカバーがネジ取付されている回転動力軸継手
    において、上記サイドカバーを直線状に2分割
    し、その分割端面にシール部材を貼着すると共
    に、上記サイドカバーの嵌入部に上記スリーブ
    の端部に設けられたテーパー部に係合するテー
    パー部を設けたことを特徴とする歯車型軸継
    手。 (2) 内筒は歯車からなり、スリーブ内面には該歯
    車に噛合する内歯車が形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の回転動力軸継手。
JP1312187U 1987-01-30 1987-01-30 Expired JPH0341149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312187U JPH0341149Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312187U JPH0341149Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63121821U JPS63121821U (ja) 1988-08-08
JPH0341149Y2 true JPH0341149Y2 (ja) 1991-08-29

Family

ID=30801887

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1312187U Expired JPH0341149Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633218Y2 (ja) * 1989-03-20 1994-08-31 株式会社椿本エマソン ディスクカップリングの取付用ハブ

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Publication number Publication date
JPS63121821U (ja) 1988-08-08

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