JPS62276061A - パイル編物及びその製造方法 - Google Patents

パイル編物及びその製造方法

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JPS62276061A
JPS62276061A JP11917986A JP11917986A JPS62276061A JP S62276061 A JPS62276061 A JP S62276061A JP 11917986 A JP11917986 A JP 11917986A JP 11917986 A JP11917986 A JP 11917986A JP S62276061 A JPS62276061 A JP S62276061A
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JP
Japan
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pile
knitted fabric
yarn
spinning speed
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP11917986A
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English (en)
Inventor
一雄 古家
秀雄 池永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野〕 本発明は風合がソフトなパイル編物に関する。
〔従来の技術とその問題点〕。
一般に従来のナイロン等の合成繊維をパイル糸として用
いてパイル製品を製造すると、パイル糸の強度が高いた
め、基布にかかる外力が大きくパイルの起毛が均一に行
われないと云う問題点があった。またパイル製品の立毛
面を積極的に均一にするために剪毛等により先端を切断
せしめて立毛パイルの先端がカットされたものを用いる
ものが多いが、一般のポリアミド繊維を用いるものでは
、パイル先端の力、ット性が悪く、特に裁断、縫製の際
にパイル先端に繊維屑、はこりなどのゴミが付着し易く
、取れにくいという欠点があり、大きな問題点となって
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は従来技術の問題点を解決し、均−起毛又は剪毛
によるパイル面の高品位化を実現し、ソフト風合を持ち
、ゴミの付着しにくいパイル編物及びその製造方法を提
供する事を目的とする。
本発明は少なくとも30%以上のパイル糸が、4000
 a/min以上の紡糸速度で紡糸されたポリアミド系
合成繊維で構成されているパイル編物を提供する。さら
に本発明は30%以上のパイル糸が、4000 a/m
in以上の紡糸速度で紡糸されたポリアミド系合成繊維
で構成されている編物のパイル糸面を染色加工の前また
は/および後に起毛または/および剪毛を施すことを特
徴とするパイル編物の製造方法を提供する。
本発明でいうポリアミド系合成繊維は、通常ナイロン6
、ナイロン66と称されるものが代表的な例であるが、
一般にポリアミドに使用される添加剤、例えば艶消剤、
安定剤、制電剤等を含んでもよい。また重合度について
は通常の繊維形成用の範囲内であれば、特に制限はない
し、本発明の目的に損わない範囲内で、少量の他の成分
との共重合も勿論可能である。
しかしながら、本発明に用いるポリアミド系合成繊維は
、紡糸ヘッドの中の紡糸口金より紡糸され大気中で冷却
され固化する際、その紡糸速度が4000 m/min
以上の高速である必要がある。この代表的な一例は特開
昭57−143514などがある。高速で紡糸する事で
糸条の性質は、例えば紡速1600m/min以下、延
伸倍率3.5倍以下程度の従来の低速紡糸の糸と比較し
、大幅に異なってくる。例えば、初期ヤング率が約60
%程度低下し、強度が20%程度低下し、伸度が50%
程度向上する。
又、熱水収縮率、乾熱収縮率が従来の糸条にくらべ極端
に低いのも大きな特徴である。これら紡糸速度が400
0111/ min以上で紡糸された糸条は、パイル編
物の従来の欠点を解消するのに最適である事を本発明者
らは見い出し本発明に到達した。即ち、従来の糸条はデ
ニール当りの強度が高い為、績糸をパイル糸に用いて編
物を形成し、起毛してパイルを引き出す時に基布に大き
な力がかかり編物が経方向に変形し、均一な起毛が難し
い。これに対し、本発明のパイル編物は、パイル糸に低
強力糸を用いるため編物の変形が少なく均一な起毛が可
能となる。また本発明のパイル編物は、熱水収縮率が低
い為、染色工程でパイルが短かくなるような問題もなく
、剪毛してパイル面を仕上げるときも低強力中えの高品
位が得られる。
本発明のパイル編物は、パイル糸の100%に4000
111/min以上の紡糸速度で紡糸された糸条を用い
る場合は当然であるが、別の糸条、例えば従来のポリア
ミド系合成繊維、従来のポリエステル系合成繊維等を交
編したり、交撚、混繊したものを用いてもよい。しかし
ながら、30%以上(重量比)のパイル糸が4000 
m’/l1lin以上の紡糸速度で紡糸されたポリアミ
ド系合成繊維で構成されている必要がある。30%未虜
の場合では、起毛斑が発生しはじめ、パイル風合いも硬
くなってしまう。
次に本発明に云うパイル編物とは、地糸とパイル糸より
形成された編物であって、地糸又は地糸とパイル糸の一
部で基布部が形成されているものなら特に限定はない。
またバイフレの形態もループのものでも力゛入トされた
ものであってもよい。例えば、2枚乃至3枚筬をもつ経
編機で地糸とパイル糸を給糸し、編成した編地のシンカ
ーループ面(パイル面)を起毛加工しパイルを編地から
掻き出して製造する場合、特殊シンカー等の補助装置を
備えた丸編機でパイルを形成しながら編成して製造する
場合、さらにループパイルを剪毛してカット状に製造す
る場合等があげられる。
〔実施例〕         ゛ 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例中において、ゴミの取れやすさは次の測定法によ
り判定した。
測定試料片を20cll×20cImに採取し、パイル
面を上にして、45″の角度に設置し、パイル面の上、
高さ15cmから、1.2m/11にカットした単糸3
dのナイロン繊維屑を0.5g散布する。次にベルベッ
トを水平におき、パイル面上に5g/−の荷重を1分間
のせ、除重後、パイル面を下に向けて枠に1定し、高さ
10□cI11より50gの分銅を5回落下させた後、
パイル面上に付着している繊維屑の数を測定し、led
当りに付着している個数を算出した。この個数が少ない
程、ゴミが敢れやすいこ□とを表わす。
ゴミの取れやすさ判定基準 0:ゴミがほとんど付着していない。
0〜2個/d Δ:ゴミがわずかに付着。3〜15個/cIil×:ゴ
ミがかなり付着。15個以上/cdまたパイル面のソフ
ト性を定量化するために圧縮率(J l5−L−101
8)を測定した。ただし、測定感度を高めるため、初荷
重0.5g/a(、荷重10g/cj1に変更して実施
した。
実施例1.比較例1 紡糸速度が1500 va/ min (従来速度によ
る比較例)、4000 m/win 、 6000 m
/minのポリアミド合成繊維70d/ 30fをパイ
ル糸とし、紡糸速度が1500a/minのポリアミド
合成繊維50d /2orを地糸に使用して、2枚筬仕
様の経編機で第1図に示す編組織で編地を編成した。紡
速1500m /minは延伸工程をへて通常の物性を
有する糸にした。用いたパイル糸の強度、伸度、初期ヤ
ング率、熱水収縮率を表1に示し、編成時の条件を表2
に示す。得られた編地を通常の起毛機を用いて起毛し、
次いで液流染色機で98℃40分染色し乾燥後仕上セッ
トし、経編バイル織物をえた。生地物性として、生機中
にたいする起毛後の巾、ソフト風合いを示す圧縮率、同
一起毛条件下でのパイル長、染色仕上後のパイル長、ゴ
ミの取れやすさを測定し表3に示す。
得られた編地のうち、紡糸速度4000m/ll1in
、 6000a/minのポリアミド合成繊維をパイル
糸に用いた編地はパイル長も長く、ソフトで且つゴミが
取れやすく高品位のものであった。
(以下余白) 表1 表2 表3 [・ lO− 実施例2.比較例2 実施例1で使用したパイル糸と地糸で同様の編地を編成
した。該編地を起毛加工するに際し、起毛後のパイル長
ががどの試料も等しくなるように起毛回数を変更し、起
毛後のパイル長をいずれも3.2fiに設定した。得ら
れたパイル編物を同様に染色加工したのち、パイル長2
.4鶴になるように剪毛加工した。剪毛を深くする事で
染色時のパイル糸の収縮挙動の差を無視できるようにし
て圧縮率を測定し、又ハンドリングによって風合いを調
べた。その結果、やはり紡糸速度1500m/Win 
(比較例2)と4000m/min以上の糸条で圧縮率
に10%程度の差がみられ、繊細でソフトなパイル編物
であった。
実施例3.比較例3 紡糸速度5000a/minのポリアミド系合成繊維7
0d /30fと従来のポリアミド繊維70d /30
f (紡速1500 m+/+++inで紡糸したのち
延伸した糸条)を整経時に1:10(比較例5000 
a/min糸条の混率=9%)、1:2(同様に33%
)、2:1(同様67%)の割合で配列し、実施例1と
同様のパイル編地を作成した。得られた編地の圧縮率と
ゴミの取れやすさを測定したところ表4)、1:2の割
合以上で交編したパイル編地は、ソフトでゴミも取れや
すく、初期の目的を達していた。
表4 〔発明の効果〕 パイル糸が低強力糸であるため起毛しやすくパイル立ち
が極めて良好でまた基布の変形も少ない。
剪毛でも同様の効果が認められ、さらに熱水収縮率が低
い事から染色後もパイルが長く保つことができる。さら
に初期ヤング率が低いため、パイル風合いがソフト化し
、ゴミが取れやすいと云うラメリットもある。これはパ
イル糸の少なくとも30%が4000 a+/+win
の紡糸速度の糸である必要がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のパイル編物の編組織図であ
る。 特許出願人  旭化成工業株式会社 −13= 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)30%以上のパイル糸が4000m/min以上
    の紡糸速度で紡糸されたポリアミド系合成繊維で構成さ
    れていることを特徴とするパイル編物(2)30%以上
    のパイル糸が4000a/min以上の紡糸速度で紡糸
    されたポリアミド系合成繊維で構成されている編物のパ
    イル糸面を、染色加工の前または/および後に起毛また
    は/および剪毛を施すことを特徴とするパイル編物の製
    造方法
JP11917986A 1986-05-26 1986-05-26 パイル編物及びその製造方法 Pending JPS62276061A (ja)

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ID=14754864

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280650A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd 起毛経編布帛

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008280650A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd 起毛経編布帛

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