JPS6227543Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6227543Y2
JPS6227543Y2 JP1981104123U JP10412381U JPS6227543Y2 JP S6227543 Y2 JPS6227543 Y2 JP S6227543Y2 JP 1981104123 U JP1981104123 U JP 1981104123U JP 10412381 U JP10412381 U JP 10412381U JP S6227543 Y2 JPS6227543 Y2 JP S6227543Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetation
bag
soil
slope
pine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981104123U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5810944U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10412381U priority Critical patent/JPS5810944U/ja
Publication of JPS5810944U publication Critical patent/JPS5810944U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6227543Y2 publication Critical patent/JPS6227543Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 本考案は、土木工事等によつて造成された法面
を保護する植生材の改良に関するものである。
本考案の目的とするところは、従来から法面の
保護に使用されている植生マツトや植生袋の欠点
を補い、法面の全面緑化が短時間で効率よく行わ
れるようにした植生材を提供することにある。
従来技術 従来、土木工事等によつて造成された法面を保
護する植生マツトや植生袋は周知であるが、この
植生マツトや植生袋には次のような欠点がある。
(イ) 植生マツトは、法面に貼付けられて目串によ
り固定されているだけであるから、乾燥に弱
く、しかもマツトが法面に密着していないとマ
ツトと法面との間に形成される隙間を雨水が流
れたり、あるいはその隙間に風が入つて保温、
保湿の効果が減少し、さらには強風により法面
から剥がれて飛散するといつた事故が発生する
おそれがある。
(ロ) 植生袋は、法面に段々に切られた水平溝に埋
設されるものであるから、植生袋の列間の法面
は露出したままであり、雨水により表土が洗掘
浸食され易く、また法面が全面緑化されるまで
には最底3〜4年かかる。さらに、植生袋では
植物種子、肥料、土壌改良剤等からなる植生土
が袋内で片寄り易く、植生袋の全面から均一に
発芽しにくい。また、マツト体の端縁に係着し
た袋体に二重構造のものがなかつたので、袋体
の経年変化が早かつた。
このように、植生マツト及び植生袋には夫々欠
点があり、さらに改良が要望されていた。
考案の構成 本考案は、植物種子、肥料、土壌改良剤からな
る植生土を内包するマツト体と袋体とを縫着、接
着等の手段で係着したもので、以下実施例につい
て説明する。
第1図及び第2図において、マツト体1は、水
溶性の紙、むしろ等の基材2の表面に芝等の植物
種子、肥料、その他土壌改良剤等からなる植生土
3を均一に散布し、これを水溶性の薄紙からなる
被覆材4で被覆したものである。袋体5は、水溶
性の紙袋6に植物種子、肥料、その他土壌改良剤
等からなる植生土3を充填し、その紙袋6複数個
をさらに網袋8に収容して二重構造の袋体5を形
成したものである。網袋8は長さ方向へ所定の間
隔で1ないし数個所縫着して網袋8を仕切り、内
容物が網袋8内で片寄らないようにする。紙袋6
は網袋8に収容するのではなく、網に包んでもよ
いことは勿論である。
前記マツト体1の端縁と袋体5の周面とを縫着
あるいは接着等の手段で係着し、分離しないよう
にする。
マツト体1は前記実施例のほか、第3図及び第
4図に示すものがあり、夫々について説明する。
第3図に示すものは、基材2の表面に植生土3を
均一に散布し、その上にネツト9を敷き、さらに
その上に被覆材4を貼付けたものである。第4図
に示すものは、不織布10の繊維間に形成された
空間に植生土3を包含させ、その不織布10を基
材2上に敷き、その上にネツト9及び被覆材4を
貼付けたものである。
本考案の植生材により法面の保護を行うには、
第5図に示すように、法面Aの等高線に沿つてほ
ぼ水平に溝11を段々に切り、その溝11へ袋体
5を埋設し、袋体5の両端を目串で固定する。マ
ツト体1は法面Aに密着させて数個所を目串で固
定する。マツト体1の上縁は上方の植生材の袋体
5に重ねると、強風が吹きつけても法面から剥が
れることはない。マツト体1の表面には適量の覆
土を散布し、袋体5と溝11との隙間には目土を
詰める。
尚、上記施工法では袋体5をマツト体1の下部
に位置させて法面に貼付けたが、袋体5をマツト
体1の上部に位置させて法面に貼付けることは勿
論である。
考案の効果 本考案は、植生土を内包するマツト体と袋体と
を分離しないように係着した植生材であるから、
次のような利点を有する。
(イ) 法面全面を被覆できるから、短時間で全面緑
化が可能となる。
(ロ) マツト体の一端は袋体に係着されているか
ら、マツト体が強風であおられても法面から剥
がれにくく、さらにマツト体の他端を別の植生
材の袋体に重ねるようにすれば法面から剥がれ
て飛散することはない。
(ハ) 法面の乾燥が続き従来の植生マツトでは種子
が枯死し易い場合であつても、法面の溝に埋設
される袋体は乾燥しにくく、種子は発芽し、緑
化は可能となる。
(ニ) 法面全面が被覆されるから雨水による法面の
洗掘侵食がない。
(ホ) 袋体は長さ方向に所定の間隔で仕切つてある
ので内容物の片寄りがなく、発芽は均一に行わ
れる。
(ヘ) 袋体は植生土を内包した複数個の紙袋を網袋
に包蔵して二重構造としたので、袋体が経年変
化しにくく、従つて植生材の寿命が著しく延び
た。
(ト) マツト体の植生土を不織布の繊維間に包含さ
せたので、マツト体が強靭となり、植生土から
の養分が長期にわたり侵出し効果が持続する。
(チ) また、法面に袋体をのせたので、養分が法面
上に滞留するため、施肥効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の斜視図、第2図は第
1図のX−X線矢視拡大断面図、第3図及び第4
図はマツト体の別例の断面図、第5図は施工要領
を示す断面図である。 主要部分の符号の説明、1……マツト体、2…
…基材、3……植生土、4……被覆材、5……袋
体、6……紙袋、8……網袋、9……ネツト、1
0……不織布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基材2と被覆材4との間に植生土3を介在さ
    せたマツト体1の端縁と、網袋8に植生土3を
    内包した複数個の紙袋6を包蔵して二重構造と
    した袋体5の周面とを係着し、マツト体1の植
    生土3と被覆材4との間にネツト9を介在さ
    せ、かつマツト体1の植生土3を不織布10の
    繊維間に包含させた植生材。 (2) 袋体5を長さ方向へ所定の間隔で仕切つた実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の植生材。
JP10412381U 1981-07-14 1981-07-14 植生材 Granted JPS5810944U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10412381U JPS5810944U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 植生材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10412381U JPS5810944U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 植生材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5810944U JPS5810944U (ja) 1983-01-24
JPS6227543Y2 true JPS6227543Y2 (ja) 1987-07-15

Family

ID=29898731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10412381U Granted JPS5810944U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 植生材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5810944U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4819926U (ja) * 1971-07-16 1973-03-07
JPS5130105A (ja) * 1974-09-04 1976-03-15 Nippon Shokusei Kk Shokuseikoho

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4819926U (ja) * 1971-07-16 1973-03-07
JPS5130105A (ja) * 1974-09-04 1976-03-15 Nippon Shokusei Kk Shokuseikoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5810944U (ja) 1983-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2143461A (en) Means for preventing soil erosion
JPS6227543Y2 (ja)
JP3590715B2 (ja) 植栽及び苗木生産用袋、袋苗、袋苗の製法
JP2789460B2 (ja) 植生袋体とそれを使用する法面の植栽工法
JP3477410B2 (ja) 法面緑化用の植生基盤材と法面の緑化工法
JPS5549428A (en) Vegetation cylinder and afforestation method
JP2001279674A (ja) 植栽用土のうの構造及び緑化方法
JPS60188532A (ja) 法面土留装置
JP2784757B2 (ja) 植生用マット
JPH09220024A (ja) 法面緑化のための植生決定方法及び植栽方法
JP3070152U (ja) マルチング材
JPS636260Y2 (ja)
JP3452185B2 (ja) 植生工法
JP3205720B2 (ja) 法面緑化用枠の設置構造及び法面緑化工法
JP3047346U (ja) マルチング材
JPH0526117Y2 (ja)
JPH084013A (ja) 緑化用土嚢袋及び緑化用土嚢
JPS585709Y2 (ja) 植生用材料を収容したネツトによる張芝体
JPS6136594Y2 (ja)
JPH0131619Y2 (ja)
JPS5923799Y2 (ja) 編柵用改良帯梢
JPH057490B2 (ja)
JPH0237859Y2 (ja)
JP3037025U (ja) マルチング材
JP3206897B2 (ja) ポケット付きマットおよびこれを用いた法面植生方法