JPS62272264A - 電子写真感光体及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は電子写真用感光体、特に感度、応答速度などの
特性に優れた機能分離型電子写真感光体及びその製造方
法に関するものである。

（従来の技術） 電子写真感光体は、たとえば特開昭５７−１４８２５５
号公報に開示されているように数多くの文献に記載され
ており、よく知られている。この公報には、有機電子写
真感光体の一般的構成が記載されており、感光体として （イ）導電性支持体上に電荷発生物質と電荷輸送媒体か
ら成る光導電層を設けるもの、 （ロ）導電性支持体上に電荷輸送層を設け、この層上に
電荷発生層を積層した２層から成る光導電層を設けたも
の、 （ハ）或はこの逆に電荷発生層の上に電荷輸送層を積層
した２Ｍから成る光導電層を設けたものが開示されてい
る。

一方、ディ・エム・パイ（Ｄ、Ｍ、Ｐａ１）及びジェイ
・ヤナス（Ｊ、Ｙａｎｕｓ）による「ホトグラフィック
・サイエンス曝アンドーエンジニアリンク（Ｐｈｏｔｏ
ｇ−ｒａｐｈｉｃ　５ｃｉｅｎｃｅ　ａｎｄ　Ｅｎｇｉ
ｎｅｅｒｉｎｇ）　ｌ　２７（１）、１４Ｎ１９（１９
８３）には、最近の傾向として電荷発生及び電荷輸送ａ
俺を導電性支持体上に積層した２層で実施する２層積層
構造体が使用されることが記載されている。この電子写
真用感光体は電荷発生を行う部分と電荷輸送を行う部分
を別々の材料に分担させるものが一般的であり、これら
の材料のうち電荷輸送を分担する部分は電荷輸送材料と
バインダポリマの混合物から成っていること、感光体の
応答速度を早くするためにはキャリヤ移動度の速い材料
を使うことと、バインダポリマに対する電荷輸送材料の
割合を増加すること、またこのようにすれば残留電位が
小さくなり、コントラスト電位が大きく取れることがこ
の文献において明らかにされている。

一方、前記特開昭５７−１４１３２５５号公報には、前
記の電荷発生と電荷輸送を別々の層に分担させた２層構
造の感光体の説明の内で、電荷輸送物質を不活性樹脂バ
インダの溶液中に溶解させた均一の溶液を支持体または
電荷発生層上に塗布、乾燥し電荷輸送層を作成すること
が記載されている。そして電荷輸送層のバインダポリマ
としてポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタ
ール、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリロニ
トリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリケトン、
ポリアクリルアミド、ブチラール樹脂、エステル、ポリ
ウレタン、エポキシ、フェノール樹脂が例示されている
。またこれらのバインダポリマと電荷輸送材料を塗布す
るために溶解する有機溶媒の例としてベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロルベンゼン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン、メタノール、エタノール
、インプロパツール、酢酸エチル、メチルセロソルブ、
四塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホ午シトが挙げられている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、電荷輸送材料は不安定なものが多く、特にこれ
を溶媒に溶解した状態では、保存中に劣化が生じ、その
後に塗布した感光体の応答特性の悪化、感度の低下、残
留電位の増加などが生じることが多かった。特にバイン
ダポリマ中にポリマ合成の際に用いられた触媒が存在す
る場合、または溶媒が塩素系溶媒の場合に生じやすかっ
た。この劣化は見かけ上コーティング溶液が茶色に着色
することで現れることが多いという問題点があった。従
ってこの発明では、電荷輸送材料がバインダポリマと共
に溶媒に溶解した状態にあるコーティング溶液の劣化を
防止し、このコーティング溶液を用いることにより、感
度、応答速度などの特性の改善された電子写真感光体及
びその製造方法を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は電荷輸送材料とバインダポリマを有機溶媒に溶
解したコーティング溶液に特定の劣化防止剤を添加し、
このコーティング溶液を用いて電荷輸送部分を形成する
ことにより上記目的が達成されることを知見したことに
基づくものである。

従って本発明は、導電性支持体にに電荷発生を行う部分
と１を荷輸送を行う部分を別々の材料に分担させて形成
した機能分離型電ｆ写真感光体において、電荷輸送部分
に次の・般式、 Ｈ （式中のＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒａ及びＲ５は２つ以ヒが
同じものか、またはそれぞれ異なるもので水素原ｆ、ハ
ロゲン原そ、水酸基、アミン基、などのアルキル基で置
換されたアミノ基。

感光体を製造するに当り、電荷輸送層を電荷輸送材料と
バインダポリマを有機溶媒に溶解した溶液中にＬ記式（
１）の３価フェノールまたはその誘導体を劣化防止剤と
して添加してコーティング溶液として用い、導電性支持
体上或は導電性支持体上の電荷発生層上に塗布、乾燥し
て形成することを特徴とする。

本発明の方法に用いるコーティング溶液を形成するため
の電荷輸送材料、バインダポリマ及び有機溶媒は、従来
用いられているものを用いることが出来、式（１）で表
される劣化防止剤は電荷輸送材料とバインダポリマと溶
媒の合計の重量に対し０．０００１％以上好ましくは０
．１〜ｏ、ｏｏｔ％添加する。劣化防止剤がｏ、ｏｏｏ
ｔ重量％より少なくなると添加する効果が得られず、一
方、上限は使用する溶媒に対する溶解度で決まるもので
通常１重量％より多くする必要はない、また本発明の方
法においては感光体の応答特性を良くする上でバインダ
ポリマと電荷輸送材料の混合割合は重量比で４：１〜１
：１の範囲とするのが好ましい。

などのアルキル基で置換されたアミノ基、などの低級ア
ルキル基、アリール基、−ｏｃｏｃＨ３ナト（７）　７
　シロ＊　シ基、−０ＣＨ３、−０Ｃ２Ｈ５などのフル
コキシ基を示し、かつＲ１−Ｒ５の内のいずれか２つは
必ず水酸基を示す）で表される３価フェノールまたはそ
の誘導体が劣化防止剤として添加されていることを特徴
とする電子写真感光体に関するものである。

本発明の電子写真感光体は式（１）の３価フェノールま
たはその誘導体が劣化防止剤として電荷輸送材料に含ま
れているため応答速度が速く、残留電位が小さく、高感
度という優れた特性を有するものである。

本発明はまた上記電子写真感光体の製造方法に関するも
のであり、この方法は導電性支持体上に電荷発生を行う
部分と電荷輸送を行う部分を別々の材料に分担させて形
成する機１駈分ｇＩ型電子写真一般に、電荷輸送層の形
成に用いるコーティング溶液に添加剤を加えると、作成
した感光体の特性が悪化することが多かったが、本発明
における防止剤はこのような悪影響を及ぼすことなく、
添加により感光体の特性が飛躍的に向上する。

（作用） この発明によればコーティング溶液中に劣化防止剤が添
加されているので、この溶液が保存中に劣化することが
ない。

（実施例） 以下、この発明の電子写真感光体及びその製造方法の実
施例につき説明する。しかしながら、以下に述べるこの
発明の実施例はこの発明の範囲内の好ましい指定の使用
材料、数値的条件及び配置関係で説明しであるが、これ
らは単なる例示にすぎずこの発明はこれらの使用材料、
数値的条件及び配置関係にのみに限定されるものでない
こと明らかである。

釆」ｕｌｌ アルミニウム基村上に、インジウムフタロシアニン（特
開昭５９−４４０５４号公報）の黒着膜を０．２ｇｍ形
成し、電荷発生層を形成した。

この電荷発生層とに、下記の組成の電荷輸送層形成用コ
ーティング溶液１〜１２を用いて、１５１Ｌｍの電荷発
生層をディップコーティング法で形成して実施例の電子
写真感光体１−１２を得た。

これ等の感光体の断面構造を第１図に示す０図面中１１
はアルミニウム基材、１２はインジウムフタロシアニン
蒸着層、厚さ０．２Ｂｍ、１３は電荷輸送層、厚さ１５
ルｍである。

コーティング　液組成 コーティング溶液ｌ （イ）バインダポリマ：ポリエステル樹脂（バイロン２
００　　東洋紡（株） 製、商品名）　　　ｆ３００ｇ （ロ）ＴＬ荷輸送材料：　１，２，３．４−テトラヒド
ロキノリン−Ｂ−カルボ午ジア ルデヒドヒドラゾン誘導体 （特開昭８０−１４８２４８号公報） （西南香料産業（株）製） （ハ）溶媒：クロロホルム（０，５％分解防止用エチル
アルコール含有） （特級、関東化学（株）製）　２ＱＯＯｍ文（ニ）劣化
防止剤：　１，２．３−　トリヒドロキシベンゼン　（
東京化成（株）製）０．２ｇ １”１ｌ−１ コーティング溶液２ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　　Ｅｉ
ＯＯｇ（ロ）式（２）のヒドラゾン　　　　　　３００
ｇ（ハ）ジオキサン　　　　　　　　　　２５００ｍ文
シクロへキサノン　　　　　　　　５００ｍ文（ニ）　
１，２．３−トリヒドロキシベンゼン　　０．３ｇコー
ティング溶液３ （イ）バインダポリマ、ポリカーボネート（レキサン１
４１．エンジニアリングプラスチックス（株）製、商品
名）　　　　　　　４００　ｇ（ロ）式（２）のヒドラ
ゾン　　　　　　４００ｇ（ハ）クロロホルム　　　　
　　　　　２０００ｍ文（ニ）　１，２．３−トリヒド
ロキシベンゼン　　０．２　ｇコーティング溶液４ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　８００
　ｇ（ロ）式（２）のヒドラゾ７　　　　　２００ｇ（
ハ）トルエン、ＥＬＳ　（関東化学（株）製）８００ｍ
文 メチルエチルケトン、ＥＬＳ　（関東化学（株）製）　
　　　　　　　　　　　　３００ｍ文酢酸ブチル、ＥＬ
Ｓ　（関東化学（株）製）６００ｍ文 シクロヘキサノン、特級（関東化学（株）製）　　　　
　　　　　　　　　　　３００ｍ１（ニ）　１，２．３
−トリヒドロキシベンゼン　　０．２　ｇコーティング
溶液５ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　６００
　　ｇ（ロ）電荷輸送材料：ｐ−ジエチルアミノベンズ
アルデヒドジフェニルヒド ラゾン （炬南香料産業（株）製） （特開昭８０−１４８２４８号公報） ００ｇ （八）トルエン　　　　　　　　　　　　９００ｍ文メ
チルエチルケトン　　　　　　　３００ｍ文酢酸ブチル
　　　　　　　　　　　ＥｔＯＯｍ交シクロヘキサノン
　　　　　　　　３００ｍ１（ニ）　１，２．３−トリ
ヒドロキシベンゼン　　０．２ｇコーティング溶液６ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　８００
　　ｇ（ロ）式（２）のヒドラゾン　　　　　　３００
　ｇ（ハ）ジクロルメタン　　　　　　　　２０００　
ｍ立（ニ）　１，２．３−トリヒドロキシベンゼン　　
０．２ｇコーティング溶液７ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　８００
　　ｇ（ロ）電荷輸送材料：１−フェニル−３（ｐ−ジ
エチルアミノスチリル）＝ ５−（ｐ−ジエチルアミノ フェニル）−２−ピラゾリ ン（西南香料産業（株） 製）　　　　　　　　Ｚｏｏ　ｇ （ハ）クロロホルム　　　　　　　　　２０００ｍ文（
ニ）　１，２．３−　トリヒドロキシベンゼン　０．２
　ｇコーティング溶液８ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　　Ｂｏ
ｏ　　ｇ（ロ）式（２）のヒドラゾン　　　　　　３０
０ｇ（ハ）クロロホルム　　　　　　　　　２０００ｍ
文（ニ）　１．２．４−）リヒド、ロキシベンゼン（財
京化成（株）製）　　　　０．２　ｇＯｌ−１ （イ）・バイロン２００　　　　　　　　　　　　８０
０　　ｇ（ロ）式（２）のヒドラゾン　　　　　　３０
０　ｇ（ハ）クロロホルム　　　　　　　　　２０００
ｍ　１（＝）　１，３．５−ト＋）ヒドロキシベンゼン
（東京化成（株）製）　　　　０．２　ｇＯ）−１ コーティング溶液ｌＯ （イ）バイロン２００　　　　　　　　　　　　　Ｂｏ
ｏ　　ｇ（ロ）式（２）のヒドラゾン　　　　　　３０
０ｇ（ハ）クロロホルム　　　　　　　　　２０００ｍ
１（ニ）　３，４．５−１リヒドロキシトルエン（東京
化成（株）製）　　　　０．３　ｇＯｉ コーティング溶液１１ （イ）バインダポリマ（ポリエステル、アドヒーシブ４
９０００デュポン社製、商品名）　ｓｏｏ　ｇ（ロ）式
（２）のヒドラゾン　　　　　　３００ｇ（ハ）クロロ
ホルム　　　　　　　　　３０００ｍ文（ニ）　１，２
．３−トリヒドロキシベンゼン　　０．２　ｇコーティ
ング溶液１２ （イ）バインダポリマ（ポリエステル、ＮＡＰ樹脂樹脂
２化淵化学工業）製）　　　　８００ｇ（ロ）式（２）
のとドラシン　　　　　　３００ｇ（ハ）ジクロルメタ
ン　　　　　　　　３０００ｍ文（ニ）　１，２．３−
）リヒドロキシルベンゼン　０．２ｇ次に比較のため劣
化防止剤を添加しなかった以外は実施例の感光体１〜１
２と同様の成分から成る比較例の感光体１０１〜１１２
を作製した。これらの感光体の光減衰特性をＧＥＮＴＥ
Ｃ社製光減衰特性測定システムを用いて測定した。表面
電位は、ＴＲＥＣ社３６２Ａ型透光プローブ付き高速表
面電位計を用い測定し、この結果をＡＵＴＮＩＣ３社Ｓ
１２型テジタルメモリに蓄積し、解析した。

得た結果を第２図及び表１と表２に示す。第２図は前記
コーティング溶液１を用いて作製した実施例の感光体ｌ
と劣化防止剤を含まない溶液を用いて作製した比較例の
感光体１０１の双方の応答特性を比較したものである０
曲線すが１．２．３−トリヒドロキシベンゼンを添加し
た場合、曲線ａが添加しなかった場合である。第２図の
露光条件は、８００　ｎ　ｍノ１５０　ｇＷ／　ｃ　ｍ
２の光を２０ｍ　ｓｅｃ間照射したものである。

第２図の曲線すのように劣化防止剤の存在により、応答
速度が速くなり、初期電位ｅｏｏ　ｖが１００Ｖに減衰
するまでの時間は０．１４秒であるが、劣化防止剤なし
の曲線ａの場合は約１．８秒を要した。

第２図のデータはコーティング溶液を調合した後、透明
ガラス容器に入れ、室内光下に一週間放置した後の溶液
を用いて作成した感光体のものである。また劣化防止剤
の存在は、応答速度以外の他の特性に悪影響を与えるこ
とは全くなかった。

また第３図に露光パワーを変化させて２０ｍ５ｅｃの光
パルスを照射した場合の光による放電特性（Ｐｈｏｔｏ
　　Ｉｎｄｕｃｅｄ　　Ｄｉｓｃｈａ−ｒｇｅ　　Ｃｕ
ｒｖｅ）を示す、第２図と同様に曲線ｄが劣化防止剤１
，２．３−トリヒドロキシベンゼンの存在するもの、曲
線Ｃが劣化防止剤の含まれないものである０表面電位は
光パルス照射後０．５ｓｅｃ後の値を用いた。第３図か
ら曲線ｄの半減露光量で表した感度は、０．５　ｕＬＪ
　／　ｃ　ｍ２であったが、曲線Ｃは０．９　ＪＬ　Ｊ
　／　ｃ　ｍ２であり、劣化防止剤の存在する方が感度
が高かった。

次の表１に実施例の感光体１〜１２と表２に比較例の劣
化防止剤のないものを用いた感光体の特性を示す、これ
らの表の値はコーティング溶液を調合した後、透明ガラ
ス容器に入れ、室内光下に一週間放置した後のものをコ
ーティングした感光体のものである。

上記表１の感光体１〜１２のように３価フェノールまた
はその誘導体を劣化防止剤として添加した感光体は、応
答速度が著しく速くなり、感度も高くなる。さらに残留
電位も小さい値となる。

この理由は電荷輸送層中の電荷輸送材料の劣化生成物に
よるトラップが減少し、電荷輸送が効率良く行われるた
めと考えられる。すなわち本発明の添加剤は電荷輸送材
料及び溶媒の分解を抑制す表１ 表２ 尚、上述した実施例を、アルミニウム基材とに−［荷発
生層と電荷輸送層とを順次の電子写真感光体とした例で
説明した。しかし、この発明の電子写真感光体を第４図
に示すようにアルミニウム基材りに電荷輸送層を設け、
この電荷輸送層上に電荷発生層を設けた構造のものとし
ても良い。このような場合であれば、電荷発生層とに、
電子写真感光体に耐刷性を持たせ、かつ電荷輸送層が可
癒なオーバーコート層１４を設ける。このオーバーコー
ト層１４を、バインダポリマと、例えばトリニトロフル
オレノンとを重量比で１：ｌに混合しこれらを例えばト
リクレンに溶解された溶液をコーティングすることによ
って形成することが出来る。

又、このオーバーコート層の層厚を２〜３４ｍとするの
が好適である。尚、このオーバーコート層のバインダポ
リマとしてはポリエステル、ポリカーボネート等を用い
ることができる。

（発明の効果） 以り説明してきたように、本発明の電子写真感光体は、
電荷輸送部分に一般式（１）で示す３価フェノール、ま
たはその誘導体を劣化防止剤として添加したことにより
、感光体の応答特性と感度を飛躍的に改善することが出
来る。

また従来は、電荷輸送材料のコーティング溶液を調合し
た後、コーティング溶液の劣化があり。

長期にわたり、安定な品質の感光体を製造することは極
めて困難であったが、本発明による劣化防止剤をコーテ
ィング溶液に加えることにより、優れた品質の感光体を
長期にわたり安定に製造することができる。

ざらにコーテイング後の感光体の電荷輸送部分は前記劣
化防止剤である還元剤を含むことにより、酸素、オゾン
などのよる酸化を防止することが出来るという効果が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例及び比較例の感光体の断面図。 第２図は感光体ｌ及び１０１の光減衰特性を示す曲線図
、 第３図は感光体１及び１０１の光による放電特性を示す
曲線図、 第４図はこの発明の感光体の他の実施例を示す断面図で
ある。 １１・・・アルミニウム基材 １２・・・インジウムフタロシアニン蒸着層１３・・・
電荷輸送層 １４・・・オーバーコート層。 特　許　出　願　人　　　沖電気工業株式会社代理人　
ｙｆ埋十　　　　　大　　垣　　　孝　　。 ｌｌ　　アルミニウム隻ギ１ １２　　インジウムフタロシアニン盃蔦層１３゛電荷館
１蓬、池 二の゛李ヒ日月の１を８角１；４央１ろ省各写夏ダＳ、
光４（の断面図第１図 １４　°　　ンｒ−，＼°゛−コート屑こ　め　１月　
の　シソＪ　５夏　％　積−七Ｆのイセシカ史、屓！仔
り　乞　示す　吋ｒｈａ口第４図 表　６わ　ｊ【　イｉ乙　（Ｖ、） 衷面霜ゴ立ζＶ）

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）導電性支持体上に、電荷発生を行う部分と電荷輸
   送を行う部分を別々の材料に分担させて形成した機能分
   離型電子写真感光体において、電荷輸送部分に次の一般
   式、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（１） （式中のＲ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３、Ｒ＿４、及びＲ＿５
   は２つ以上が同じものか、またはそれぞれ異なるもので
   水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、アルキル
   基またはアシル基で置換されたアミノ基、低級アルキル
   基、アリール基、アシロキシ基、アルコキシ基を示し、
   かつＲ＿１〜Ｒ＿５の内いずれか２つは必ず水酸基を示
   す）で表される３価フェノールまたはその誘導体が劣化
   防止剤として添加されていることを特徴とする電子写真
   感光体。
2. （２）劣化防止剤が１，２，３−トリヒドロキシベンゼ
   ン、１，２，４−トリヒドロキシベンゼン、１，３，５
   −トリヒドロキシベンゼン、３，４，５−トリヒドロキ
   シトルエンである特許請求の範囲第１項記載の電子写真
   感光体。
3. （３）導電性支持体上に電荷発生を行う部分と電荷輸送
   を行う部分を別々の材料に分担させて形成する機能分離
   型電子写真感光体を製造するに当り、電荷輸送層を電荷
   輸送材料とバインダポリマを有機溶媒に溶解した溶液中
   に次の一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（２） （式中のＲ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３、Ｒ＿４及びＲ＿５は
   ２つ以上が同じものか、またはそれぞれ異なるもので水
   素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、アルキル基
   またはアシル基で置換されたアミノ基、低級アルキル基
   、アリール基、アシロキシ基、アルコキシ基を示し、か
   つＲ＿１〜Ｒ＿５の内いずれか２つは必ず水酸基を示す
   ）で表される３価フェノールまたはその誘導体を劣化防
   止剤として添加してコーティング溶液として用い、導電
   性支持体上或は導電性支持体上の電荷発生層上に塗布、
   乾燥して形成することを特徴とする電子写真感光体の製
   造方法。
4. （４）劣化防止剤をコーティング溶液に電荷輸送材料と
   バインダポリマと溶媒の合計に対して０．０００１重量
   ％以上添加する特許請求の範囲第３項記載の電子写真感
   光体の製造方法。
5. （５）劣化防止剤として１，２，３−トリヒドロキシベ
   ンゼン、１，２，４−トリヒドロキシベンゼン、１，３
   ，５−トリヒドロキシベンゼン、３，４，５−トリヒド
   ロキシトルエンを用いる特許請求の範囲第３項または第
   ４項記載の電子写真感光体の製造方法。