JPS62270082A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばビデオテープレコーダのような記録再
生装置に適用するのに最適なテープカセットであって、
特に、上下ハーフにて構成されるカセット筐体内に回転
自在に収納された一対のリールの外周に夫々歯部を形成
し、これら両リールの中間部に対して出入り自在となる
ように摺動自在に構成されたリールストッパーを設け、
このリールストッパーに設けた弾性を有する一対の係止
爪を上記両リールの両歯部に夫々係合させて、これら両
リールのテープ繰出し方向の回転を規制するように構成
したテープカセットに関するものである。

〔背景技術とその問題点〕

周知のようにこの種テープカセットには、その非使用時
に振動や衝撃等によってリールがテープ繰出し方向に回
転して、テープが不測に弛むことを防止するために、リ
ールの回転をロックしておくリールストッパーが設けら
れている。このリールストッパーは弾性を有する一対の
係止爪を、両リールの外周に形成された歯部に夫々係合
させて、両リールの回転をロックするものである。とこ
ろで両リールの歯部はリールの下フランジに形成され夕
ものであり、はぼ下ハーフの底面壁土に位置されている
。従らて従来からリールストッパーの両係止爪はその上
下方向の下部で歯部と係合されているものであった。し
かしこの従来の構造では、歯部との係合が両係止爪の下
部で行なわれるため、係止爪の弾性が有効に作用せず、
往々にして保合が外れてしまったり、場合によっては係
止爪が破損されてしまうという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上述のような欠点を是正することができるテ
ープカセットを提供しよ“うとするものである。

〔発明の概要〕

本発明は、上述したテープカセットにおいて、上記リー
ルストッパーの上記両係止爪を上下方向のほぼ中間位置
で上記両リールの両歯部に係合させるように構成したテ
ープカセットであって、両係止爪の先端が歯部と係合さ
れる際に、両係止爪全体の弾性を有効に作用させること
ができて歯部との保合が極めて確実に行われる。また両
係止爪が破損されるようなことも防止できる。

〔実施例〕

以下本発明をビデオテープレコーダ用のテープカセット
に適用した一実施例を図面に基づいて説明する。

先ず第１図に示すように、テープカセットのカセット筺
体１は合成樹脂成形された上下ハーフ２．３を嵌合させ
て成り、このカセット筐体１内には磁気テープ（以下単
にテープと記載する）４が巻装された左右一対のり−ル
５．６が回転自在に収納されている。そしてテープ４は
カセット筺体１の前面間ロアに沿ってパスされていて、
テープカセットをビデオテープレコーダ（図示せず）の
カセット装着位置に装着すると、カセット筐体１の底面
開口８内でテープ４の内側にローディング手段が挿入さ
れて、以後そのローディング手段にてテープ４がローデ
ィングされるように構成されている。なお９は前面間ロ
アを覆う前蓋、１０及び１１はリール５及び６のリール
ハブ、１２及び１３は下ハーフ３の底面壁３ａに設けら
れた左右一対のリール嵌合孔であり、これら両リール嵌
合孔１２．１３に前記両リールハブ１０．１１の下端部
が夫々回転自在に嵌合されている。

次に第１図〜第３図に示すように、上記両リール５．６
の夫・々の下フランジ５ａ、６ａの外周部には歯部１５
．１６が形成されている。一方力セット筐体ｌの下ハー
フ３の底面壁３ａにはリールストッパー１７が設けられ
ている。このリールストッパー１７は両リール５．６の
中間部１８の後方側に配置されていて、その左右両側に
は下ハーフ３の底面壁３ａと一体を成す平行な一対のガ
イド壁１９．２０が設けられている。そしてリールスト
ッパー１７はこれら両ガイド壁１９．２０に案内されつ
つ、上記中間部１８に対して出入り自在となるように前
後方向（第２図で矢印ａ及びｂ方向）に摺動自在とされ
ている。

しかして第４図に示すように、前記リールストッパー１
７は合成樹脂にてほぼ直方体状に成形されたもので、そ
の前端部には前記両歯部１５．１６と係合される左右一
対の係止爪２２．２３が設けられている。これら両係止
爪２２．２３は合成樹脂から成るリールストッパー１７
と一体に成形されたものであって、適度の弾性を有する
ように肉薄に成形されている。そして両係止爪２２．２
３はこれらの先４２２ａ、２３ａに至るに従ってこれら
の間隔が拡大されるように先広がり状に傾斜されている
。またリールストッパー１７の両係止爪２２．２３とは
反対側である後端面１７ａの上端には、後端面１７ａ側
に下がっていくテーバ面２４が設けられている。そして
後端面１７ａの下端には段部形状で突出部２５が設けら
れている。

一方前記リールストッパー１７を押圧して前記中間部側
１８に摺動させる付勢手段が板ばね２７である。この板
ばね２７は弾性を存する金属のばね板材にてほぼ長方形
状に成形されたものであって、そのほぼ中央から長手方
向には切起こしによる押圧片２８が一体に設けられてい
る。また板ばね２７の左右両端には折曲片２９．３０が
一体に設けられている。

次に第２図及び第４図に示すように、前記両ガイド壁１
９．２０の外側には一体にリブ３２．３３が設けられて
いて、両ガイド壁１９．２０の外側は両リブ３２．３３
によってほぼ三角形状に仕切られている。なお両ガイド
壁１９．２０の後端部１９ａ、２０ａは下ハーフ３の後
面壁３ｂとは接続されておらず、第２図に示すように、
後面壁３ｂから所定距離らほど離間させられている。

そして一方のガイド壁１９の後端側には切欠き３４が設
けられている。また下ハーフ３の後面壁３ｂの内側でほ
ぼ三角形状に仕切られた部分の左右両端近傍には、一対
の係止部３５．３６が一体に設けられている。そして両
係止部３５．３６は第２図に示すように、前述の離間距
離！１とほぼ等しい長さ１２で後面壁３ｂの内側から突
設されている。なお両ガイド壁１９．２０の後端部１９
ａ。

２０ａの上端と両係止部３５．３６の上端とには、夫々
テーパ面３７．３８及び３９．４０が形成されている。

一方下ハーフ３の底面壁３ａで前記リールストッパー１
７が摺動される摺動面、即ち両ガイド壁Ｉ９．２０間及
びその前方には凹部４２が設けられている。

次に上述のように構成されたリールストッパー１７及び
その付勢手段である板ばね２７の組立てについて説明す
る。

先ず第４図〜第６図に示すように、リールストッパー１
７を両ガイド壁１９．２０間の凹部４２上に載置させる
。そしてこのリールストッパー１７の後部に上方から板
ばね２７を挿入させる。しかしてこの際に板ばね２７を
極めて簡単かつ確実にリールストッパー１７の後部に挿
入させることができる。即ち板ばね２７は両ガイド壁１
９．２０の後端部１９ａ、２０ａと下ハーフ３の後面壁
３ｂに突設された両係止部３５．３６との間に挿入され
るが、第６図に矢印Ｃで示すように、板ばね２７の押圧
片２８の先＠２８ａはリールストッパー１７の後端面１
７ａの上端に設けられたテーパ面２４にて案内されて、
リールストッパー１７の押圧位置である後端面１７ａに
滑り込まされる。

従って板ばね２７の押圧片２８にそのばね力に抗して初
期応力を加えておく必要はなく、その挿入作業を掻めて
簡単に行うことができる。また第２図に示すように、両
ガイド壁１９．２０の後端部１９ａ、２０ａが下ハーフ
３の後面壁３ｂから離間されている距離１１と、両係止
部３５．３６が後面壁３ｂから突設されている距離ｉ２
がほぼ等しくされているため、板ばね２７はそのほぼ中
央が後方に若干撓んだ状態で確実に係止される。そして
板ばね２７の左右両端の折曲片２９．３０は両係止部３
５．３６の外側に位置されている。従って板ばね２７を
前後左右のガタつきがな（極めて確実に係止させること
ができる。なお板ばね２７は両ガイド壁１９．２０の後
端部１９ａ、２０ａの上端と両係止部３５．３６の上端
とに夫々形成されたテーパ面３７．３８及び３９．４ｏ
によって、極めて節単に挿入させることができる。

以上のように構成され、かつ組立てられたテープカセッ
トは、先ず常時は第２図で実際にて示すようにリールス
トッパー１７の両係止爪２２．２３の先端２２ａ、２３
ａが、板ばね２７の押圧片２８のばね力によって一対の
歯部１５．１６と係合している。そしてリール５の第２
図で矢印ｄ方向の回動が係止爪２２によって、またリー
ル６の第２図で矢印ｅ方向の回動が係止爪２３によって
夫々阻止される。従ってこの状態においてテープカセッ
トに振動等が加わっても、前面間ロアに沿ってバスされ
たテープ４が緩むことがない。また一対のリール５．６
のリールハブ１０，１１に衝撃等が加わってリール５又
は６に第２図で矢印ｄ方向又はｅ方向の回動力が加わる
ことがあっても、リール５又は６のロックが外れること
がない。

次にテープカセットをビデオテープレコーダのカセット
装着位置に装着して記録釦又は再生相等の−テ５−プ走
行操作用押ｉ口（何れも図示せず）を操作す、ると、両
リール５．６のロックが解除される。

即ちテープカセットをカセット装着位置に装着すると第
３図に示すように、カセット装着位置に設けられたロッ
ク解除用ピン４４が下ハーフ３の凹部４２に設けられた
ピン挿通孔４５を通してリールストッパー１７に設けら
れたピン挿入孔４６に挿入される。そしてテープ走行操
作用押粕を操作すると、ロック解除用ピン４４が自動的
に第３図で仮想線にて示す位置に往動してロックされる
。

従ってリールストッパー１７が板ばね２７の押圧片２８
のばね力に抗して第２図で矢印す方向に移動して仮想線
に示す位置に至り、両係止爪２２．２３の先端２２ａ、
２３ａが両リール５．６の歯部１５．１６から外れる。

次に停止釦（図示せず）を操作すると、ロック解除用ピ
ン４４の第３図で仮想線で示された往動位置でのロック
が解除される。するとリールストッパー１７が板ばね２
７の押圧片２８のばね力によって第２図で矢印ａ方向に
復動されて、再び実線で示すように両係止爪２２．２３
の先端２２ａ、２３ａが両リール５．６の歯部１５．１
６に係合されて、両リール５．６を再び確実にロックす
る。

なお上述のようにリールストッパー１７が往復動される
際に、板ばね２７の押圧片２８はガイド壁１９の後端側
に設けられた切欠き３４部分にて往復動されることにな
る。

しかして上述のように両リール５．６のロック及びロッ
ク解除が繰返されても、リールストッパー１７の両係止
爪２２．２３は常に確実に両り一部５．６の歯部１５．
１６と係合される。即ち第３図に示すように、リールス
トッパー１７は下ハーフ３の底面壁３ａに設けられた凹
部４２内にて摺動されるため、両係止爪２２．２３の先
端２２ａ、２３ａを常に上下方向のほぼ中間位置（高さ
ｈの位置）で両リール５．６の歯部１５．１６に係合さ
せることができる。従って両係止爪２２．２３の先端２
２ａ、２３ａが歯部１５．１６と係合される際に、両係
止爪２２．２３全体の弾性を有効に作用させることがで
きて歯部１５．１６との保合が極めて確実に行われる。

また両係止爪２２．２３が破損されるようなことも防止
できる。

なお本実施例ではリールストッパー１７の後端面１７ａ
の下端に突出部２５が設けられているため、テープカセ
ットに振動や衝撃等が加わってリールストッパー１７が
不測に凹部４２から浮き上がるようなことがあっても、
突出部２５が板ばね２７の押圧片２８の先端２８ａによ
って規制される。

従ってリールストッパー１７が凹部４２から抜は出てし
まうこともない。

なお本発明で言う一対の弾性を有する係止爪が設けられ
たリールストッパーは、実施例で示したものに限らず、
種々変形が可能である。また実施例では仮ばねの付勢手
段によって、リールストッパーを押圧摺動させたが、リ
ールストッパーを仮ばねと一体に構成することも可能で
ある。

〔応用例〕

以上本発明の一実施例に付き述べたが、本発明はビデオ
テープレコーダ以外の各種記録再生装置や、その他各種
の情報処理用のテープカセットに通用可能である。

〔発明の効果〕

本発明は上述したように、上記リールスト・ツバ−の上
記両係止爪を上下方向のほぼ中間位置で上記両リールの
両歯部に係合させるように構成したテープカセットであ
る。そして本発明によれば、両係止爪の先端が歯部と係
合される際に、両係止爪全体の弾性を有効に作用させる
ことができて歯部との保合が極めて確実に行われる。ま
た両係止爪が破損されるようなことも防止できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明をビデオテープレコーダ用のテープカセッ
トに適用した一実施例を示したものであって、第１図は
テープカセットの上ハーフを一部切欠いて示した平面図
、第２図は要部の拡大平面図、第３図は第２図の■−■
線での断面図、第４図は要部の分解斜視図、第５図は要
部の組立て状態での斜視図、第６図は付勢手段の挿入を
説明する第３図と同様な断面図である。 なお図面に用いた符号において、 １・・・−・・−・−・−カセント筐体２−・−・−・
・−・・−・−上ハーフ３−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−一下ハーフ３ａ−・・−・−・−・−下ハ
ーフの底面壁４・−・・−・−・・・−・・・・−磁気
テープ５．６−−−−・−・−−−−−−リール１５、
１６−−−−−・・−・歯部 １７・・・・−・・・・・・・・−・・−・・ＩＪ−）
ＬスＩ−ツバ−１８・・−−−−−・・・−・−・−中
間部２２．２３・・−・−・−・−係止爪 ４２−・−・・−・・−・・−・・・−・凹部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上下ハーフにて構成されるカセット筐体内に回転自在に
   収納された一対のリールの外周に夫々歯部を形成し、こ
   れら両リールの中間部に対して出入り自在となるように
   摺動自在に構成されたリールストッパーを設け、このリ
   ールストッパーに設けた弾性を有する一対の係止爪を上
   記両リールの両歯部に夫々係合させて、これら両リール
   のテープ繰出し方向の回転を規制するように構成したテ
   ープカセットにおいて、 上記リールストッパーの上記両係止爪を上下方向のほぼ
   中間位置で上記両リールの両歯部に係合させるように構
   成したことを特徴とするテープカセット。