JPS62269597A

JPS62269597A - スピ−カ装置

Info

Publication number: JPS62269597A
Application number: JP11405986A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Sakai; 新一酒井
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-05-19
Filing date: 1986-05-19
Publication date: 1987-11-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明はステレオ音響装置におけるスピーカ装置に係
り、特にスピーカの放射方向を所望の方向に設定するこ
とができるスピーカ装置に関するものである。

［従来の技術］従来、この種のスピーカ装置として、例えば「スピーカ
＆エンクロージャー百科」（昭５４年８月、誠文堂新光
社発行）と題する文献の第４４頁に記載されている第５
図に示すごときものがあった。図はそのスピーカ装置の
正面図を示す。

図において、（１）はスピーカ装置の上部キャビネット
、（２）はスピーカ装置の下部キャビネット、（３）は
上部キャビネット（１）に取り付けられた高音用のスピ
ーカ、（４）は下部キャビネット（２）に取り付けられ
た低音用のスピーカである。

このような構成からなる従来のスピーカ装置は。

スピータ（３）及び（４）からなる複合型（マルチウェ
イ）システムと称するものもあり、それぞれは分離され
た上部キャビネット（１）及び下部キャビネット（２）
に収められている。また、この装置では、上部キャビネ
ット（１）の位置は下部キャビネット（２）に対して固
定され、または可動にされている。

［発明の解決しようとする問題点コ従来のスピーカ装置は以上のように構成されていたので
、上部キャビネットが固定されている場合は、これに収
容されている高音用のスピーカにおける音の放射方向を
自在に変えることは困難であり、また上部キャビネット
が固定されていない場合であっても、その向きを変更す
るのに手数を要し、再生する音楽等のソースに適合した
最−適な音場を簡単に得ることは困難であるという問題
点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、上部キャビネットに収められているスピーカ
の音の放射方向を任意の時点で任意の方向に容易に設定
することができるスピーカ装置を得ることを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］この発明に係るスピーカ装置は、第１のキャビネットに
第１のスピーカ及びモータにより駆動される回転力の伝
達機構を収容し、第２のキャビネットに第２のスピーカ
を収容するとともに、第２のキャビネットの音の向きを
変更すべく上記第２のキャビネットを指定した回転位置
に設定するときは、制御装置によりモータを起動して上
記伝達機構の作動により上記第２のスピーカの音の放射
方向を変更させ、指定した回転位置に到達したときは上
記モータの回転を停止させるようにしたものである。

［作　用コこの発明における制御装置は、音響効果を高めるために
第１のスピーカに関連される第２のスピーカの音の放射
方向を変更するときに向き変更指令が入力され、これに
応答してモータを駆動し。

上記第２のスピーカが所望の方向に設定されたときは、
モータを停止する。

［実施例コ以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明のスピーカ装置の断面図を示す。

図において、（１０）はモータであり、小型の交流サー
ボ・モータ、直流サーボ・モータ、またはステッピング
・モータが使用される。　（１１）はモータ（１０）の
回転軸に結合された歯車、（１２）は歯車（１１）と噛
み合い、これよりも大きな半径及び歯数を有する歯車、
（１３）は歯車（１２）に一端を固定し、他端を上部キ
ャビネット（１）に固定された回転軸、（１４）は下部
キャビネット（２）に取り付けられ、回転軸（１３）を
軸支する軸受、　（１８）はモータ（１０）を下部キャ
ビネット（２）に対して固定する固定具である。（２０
）は歯車（１２）の回転角度を検出するセンサーであり
。

発光ダイオードからなる発光部と、フォトトランジスタ
からなる受光部とを有し、発光部の光が歯車（１２）の
下面に張り付けられている反射物により固射されて受光
部により受光されるように、下部キャビネット（２）内
、かつ歯車（１２）の下面に対向して１２置される。　
（３０）はセンサー（２０）及びモータ（１０）に接続
された制御装置であり、下部キャビネット（２）の側壁
に取り付けられ、センサー（２０）の出力信号の、例え
ばパルスをカウントし、そのカウント数に従ってモータ
（１０）の動作を制御するものであり、センサー（２０
）とともに制御装置を構成するものである。（１００）
は駆動機構であり、歯車（１１）、歯車（１２）、回転
軸（１３）及び軸受（１４）を含む。

この実施例では第１のスピーカをスピーカ（４）とし、
第２のスピーカをスピーカ（３）、第１のキャビネット
を下部キャビネット（２）、第２のキャビネットを上部
キャビネット（１）として以下説明する。

このような構成からなる本発明のスピーカ装置につき、
以下その動作について説明する。制御装置（３０）に向
き変更指令を入力することにより、モータ（１０）が通
電され、例えば時計方向に回転を開始すると、その回転
力が歯車（１１）、歯車（１２）及び回転軸（１３）を
介して上部キャビネット（１）に伝達される９これによ
って、上部キャビネット（１）が時計方向に回転をし、
スピーカ（３）の音の放射面の向きを変更させる。歯車
（１１）の回転は、センサー　（２０）により検出され
ており、その出力信号は制御袋［（３０）に導かれる。

制御装置（３０）はセンサー（２０）の出力信号のパル
スが上部キャビネット（１）の向きに対応する数に達す
ると、モータ（１０）の回転を停止させる。上記制御装
置（３０）は、この他に、上部キャビネット（１）及び
下部キャビネット（２）の向きを同一方向に揃える場合
や、上部キャビネット（１）の最大回転角度を規定する
場合の制御装置も行なう。

なお、第１図に示した実施例では、センサー（２０）を
歯車（１２）に対向して設けたが、第２図に示すように
、センサー（２０）を下部キャビネット（２）の上面に
設置し、この下部キャビネット（２）の下部に反射部を
張り付け、第１図に示した実施例のように上部キャビネ
ット（１）の回転位置を直接検出するようにしてもよい
。

また、第１図に示した実施例では、センサー（２０）を
歯車（１２）に対向して設けたが、センサー（２０）を
回転軸（１３）に対向して設置し、回転軸（１３）に反
射部を張り付け、第１図に示した実施例のようにして回
転軸（１３）の回転位置を検出するようにしてもよい。

また、第１図に示した実施例では、２個のセンサー（２
０）の場合について説明したが、このセンサーは複数設
けてもよく、上部キャビネット（１）の回転角度の設定
位置に対応してその数を適当に選択することができる。

また、第１図に示した実施例では、センサー（２０）が
光学的な素子からなる場合を説明したが、センサーとし
ては電磁的、または静電的に検出するものであってもよ
い。

また、第１図に示した実施例では、歯車（１１）及び歯
車（１２）を介してモータ（１０）の回転力を回転軸（
１３）に伝達したが、歯車の枚数及び減速比は適当に選
択することができ、またこのような歯車に代わってベル
トにより駆動してもよく、更にモータの回転軸と回転軸
（１３）を共有する構造にしてもよい。

また、第１図に示した実施例では、制御装置（３０）を
下部キャビネット（２）内に設置した場合を示したが、
第３図に示すように、その外部に設置してもよい。この
場合には視聴者が制御装置（３０）に操作部（３１）を
接続し、操作部（３１）を介して制御装置（３０）に向
き変更指令を入力してもよい。また、制御装置（３０）
と操作部（３１）との間の接続は図示のような線によっ
てもよく、また光や、超音波による無線により接続して
もよい。

また、第１図に示した実施例では、上部キャビネット（
１）及び下部キャビネット（２）がそれぞれ１つであっ
たが、第４図に示すように、左右に一対づつ設け、制御
装置（３０）により共通に制御するように構成してもよ
い。

また、第１図に示した実施例では、下部キャビネット（
２）及び上部キャビネット（１）をそれぞれ特定のプロ
グラムの低音用及び高音用スピーカとしたが、この発明
はこのような構成に限定されるものではなく、それぞれ
別個のチャンネルの音声信号を再生するものであっても
よく、スピーカ・キャビネットの積み重ね数は、２段以
上であってもよい。

このように第１図に示す実施例に上記のように変形及び
変更を行なっても、いずれも第１図に示した実施例と同
様の効果を奏する。

［発明の効果コ以上のように、この発明によれば、第１のスピータに関
連される第２のスピーカの音の放射方向をモータにより
駆動して所望の方向に設定するように構成したので、視
聴者が必要に応じてスピーカの音の放射方向を選択する
ための設定操作を簡単にすることができ、音響効果を高
めるための音場創出処理が容易となるなどの効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるスピーカ装置の構造
を示す断面図、第２図はこの発明の第２の実施例による
スピーカ装置の構造を示す断面図、第３図はこの発明の
第３の実施例によるスピーカ装置を示す配置図、第４図
はこの発明の第４の実施例によるスピーカ装置の配置を
示す配置図、第５図は従来のスピーカ装置の配置を示す
配置図である。図において、（１）は上部キャビネット（第２のキャビ
ネット）、（２）は下部キャビネット（第１のキャビネ
ット）、　（３）（４）はスピーカ（第２のスピーカ、
第１のスピーカ）、（１０）はモータ、　（１１）は両
車、（２０）はセンサー、（３０）は制健装置、（１０
０）は駆動機構である。なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）第１のスピーカ及びモータにより駆動される回転
力の伝達機構を収容した第１のキャビネットと、第２の
スピーカを収容するとともに、上記伝達機構を介して上
記第１のキャビネットに結合され、上記モータの駆動に
より上記第２のスピーカの音との放射方向を変更させる
第２のキャビネットと、向き変更指令に応答して上記モ
ータを起動し、上記第２のキャビネットが上記向き変更
指令により指定された方向に到達したときは上記モータ
の回転を停止させる制御装置とを備えたことを特徴とす
るスピーカ装置。
（２）上記伝達機構は複数の歯車からなることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載のスピーカ装置。
（３）上記伝達機構はベルトからなることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載のスピーカ装置。
（４）上記制御装置は第１のキャビネットの回転位置を
検出するセンサーを有し、上記センサーの出力信号に従
ってモータを運転することを特徴とする特許請求の範囲
第１項ないし第３項記載のスピーカ装置。
（５）上記制御装置は第１のキャビネット内に設けられ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第
３項記載のスピーカ装置。
（６）上記制御装置は第１のキャビネット外に設けられ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第
３項記載のスピーカ装置。