JPS6226923B2 - - Google Patents

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JPS6226923B2
JPS6226923B2 JP53152896A JP15289678A JPS6226923B2 JP S6226923 B2 JPS6226923 B2 JP S6226923B2 JP 53152896 A JP53152896 A JP 53152896A JP 15289678 A JP15289678 A JP 15289678A JP S6226923 B2 JPS6226923 B2 JP S6226923B2
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JP
Japan
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temperature
air
cooling
air blowing
calculating
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Application number
JP53152896A
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JPS5579711A (en
Inventor
Yasushi Kojima
Sadaichi Nabeta
Kazuo Kojima
Ryukichi Yokoyama
Toshitaka Fujiwara
Fumio Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP15289678A priority Critical patent/JPS5579711A/ja
Publication of JPS5579711A publication Critical patent/JPS5579711A/ja
Publication of JPS6226923B2 publication Critical patent/JPS6226923B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は車両などの空調制御におけるコンプレ
ツサの駆動を節減する車両用空調制様御装置に関
するものである。 従来、自動車用のエアコンでは、車室内の空気
または新鮮な外気を吸入し、その吸入空気を除湿
冷却し、その後にエアミツクスダンパにて分流さ
れた一部の冷却空気を加熱し、その加熱空気と前
記エアミツクスダンパにて分流された冷却空気と
を混合して車室内へ吹出している。このエアコン
において、前記エアミツクスダンパの開度に応じ
て空気冷却のための冷却器への冷媒を圧縮するコ
ンプレツサの駆動を断続させ、このコンプレツサ
の駆動を節減するものがある。 しかしながら、従来のものでは、コンプレツサ
の省動力制御を単に、上記空気の冷却と加熱によ
り温度調節を行う温度調節量に応じて行うもので
あつたため、上記温度調節量が加熱作用を強める
ように決定された場合には、自動的にコンプレツ
サが停止されてしまい、その結果、冷却器による
除湿作用が停止されてしまいます。したがつてこ
の時乗員が除湿作用を望んでいても、十分な除湿
ができないという問題が生じる。 このため本願発明では、乗員の除湿要求を満足
させると共に、車室内の温度を目標温度に維持す
る温度調節を満足させる範囲内でコンプレツサの
省動力制御を行うことを目的とする。 そこで、本発明では、この目的を達成するため
に、第6図に示すように、 車両のエンジンの駆動力を受けて冷媒を圧縮す
るコンプレツサの仕事量を調節する仕事量調節手
段Mwと、 車室内に連通する通風路中に設けられ、前記コ
ンプレツサにて圧縮された冷媒を蒸発せしめるこ
とにより、周囲空気を冷却する冷却器11と、 前記通風路中に設けられ、周囲空気を加熱する
加熱器12と、 前記冷却器11による空気の冷却作用と前記加
熱器12による空気の加熱作用の度合を調節する
ことにより前記車室に供給される空気の温度調節
をする温度調節手段M1と、 前記車室の目標温度を設定する温度設定器31
0と、 前記車室の実際の温度を検出する車室温センサ
320と、 前記冷却器の冷却能力を変化させる冷却率を設
定する冷却率設定器520と、 前記温度設定器310にて設定された目標温度
および前記車室温センサ320にて検出された車
室温に基づいて、前記車室に供給する必要空気吹
出温度を演算する必要空気吹出温度演算手段M2
と、 この必要空気吹出温度に基づいて、前記温度調
節手段M1の調節量を演算する温度調節量演算手
段M3と、 前記冷却率設定器520にて設定された冷却率
に基づいて前記冷却器11にて冷却される空気の
温度を演算する冷却温度演算手段M4と、 この冷却温度演算手段にて演算された冷却温度
が、前記必要空気吹出温度演算手段M2にて演算
された必要空気吹出温度より低いことを判定した
時、前記冷却温度に基づいて前記仕事量調節手段
の調節量を演算すると共、前記必要空気吹出温度
が前記冷却温度より低いことを判定した時、前記
必要空気吹出温度に基づいて前記仕事量調節手段
Mwの調節量を演算する仕事量調節量演算手段M
5と、 を備えるという技術手段を採用する。 以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。 第1図はその一実施例を示す全体構成図で、自
動車用のエアコンを示している。この第1図にお
いて、10はプロワモータ、11は冷房装置の圧
縮した冷媒の冷媒蒸発器よりなる冷却器としての
エバポレータ、12はエンジン冷却水を熱源とす
る加熱器で、通風ダクト13内でエバポレータ1
1の下流に直列に設けてある。14は温度調節部
材をなすダンパで、加熱器12を通る空気とバイ
パス通路15を通る空気との割合を調節すること
により加熱器12による加熱量を調節するもので
ある。 16はダンパ14を開閉させるダイヤフラム作
動器、17はこのダイヤフラム作動器16に供給
する負圧を調整する負圧調整器で、負圧電磁弁1
8、大気電磁弁19を内蔵し、この負圧電磁弁1
8および大気電磁弁19によつて負圧管20およ
び大気開放管21をそれぞれ開放する構造にして
ある。そして、ダンパ14は図示しないばねによ
つて加熱器12の通路を閉じるようにしており、
負圧電磁弁18が開かれダイヤフラム作動器16
に負圧が加わるとダイヤフラム作動器16の操作
力が前記ばね力に抗して加熱器の通路を徐々に開
くように作動する。両電磁弁18,19が閉じて
いるときはダイヤフラム作動器16の操作力は一
定となつてダンパ14を停止させ、また大気電磁
弁19が開くとダイヤフラム作動器16の操作力
は弱められダンパ14は前記ばね力によつて加熱
器12の通路を閉じる。すなわち、負圧電磁弁1
8が開くと空気調和装置の吹出空気温度は上昇
し、大気電磁弁19が開くと吹出空気温度は下降
する。なお、ダンパ14の開度Arは加熱器12
の通路を閉じるに従つて小さくなるものとする。
300は演算装置、310は自動車の車室内の目
標温度を設定しこの目標温度に応じた信号311
を発生する温度設定器、320は自動車車室内の
実際の温度を測定しこの測定温度に応じた信号3
21を発生する車室温測定器、500は外気温の
実際の温度を測定してこの測定温度に応じた信号
501を発生する外気温測定器510はエバポレ
ータ11吹出空気の実際の温度を測定し、この測
定温度に応じた信号511を発生する冷却温測定
器、520はエバポレータ11による冷却率を設
定しこの設定値に応じた信号521を発生する冷
却率設定器、530はモード選定スイツチで、設
定器520による手動設定に基いてコンプレツサ
599の稼動率を変化させるか、或は外気温に応
じてウインドが曇らない程度に自動的に除湿能力
設定値を算出し、コンプレツサ599を稼動させ
るモードに選定するのか、或はコンプレツサ59
9を常時停止し、温度制御可能な場合にのみ温度
制御を行なうモードを選定するかを決める各モー
ド信号531を発生するものである。540は内
気循環、外気導入を検出して信号541を発生す
る内外気検出器で、内外気切替ダンパ(図示せ
ず)に連動するスイツチにて構成している。34
7は演算装置300の指令信号348を受けてコ
ンプレツサ599駆動、停止のための電磁クラツ
チをオン・オフ制御する駆動信号349を出力す
るスイツチ回路、330,340は演算装置30
0よりの指令信号331,341を増幅して負圧
電磁弁18、大気電磁弁19の駆動信号332,
342を出力する増幅回路、350はダンパ14
の開度を検出して駆動信号332,342を制御
するためのダンパ開度検出器であり、演算装置3
00は温度設定器310、冷却率設定器520よ
りの設定信号311,521および温度測定器3
20,500,510よりの測定信号321,5
01,511およびモード選定スイツチ530の
信号531に基いて、コンプレツサ599の稼動
率を算出し、その駆動信号349を発生させると
ともに、車室温度を目標温度に調整するためのダ
ンパ14の開度を演算し、このダンパ開度を実現
するべく負圧電磁弁18、大気電磁弁19の駆動
信号332,342を発生させる。 第2図は第1図中の電気制御系の詳細を示すブ
ロツク線図である。演算装置300は予め定めた
制御プログラムに従つたソフトウエアにて演算処
理を実行する、いわゆるマイクロコンピユータと
称される公知のデジタルコンピユータにて構成し
てある。 30は予め定められた制御プログラムに従つて
演算処理を行う中央処理装置(以下CPU)、31
はCPU30における演算処理を1ステツプずつ
進行させるための基準クロツク信号をCPU30
に与える基準発振器(以下OSC)である。32
は前記制御プログラムが格納されておりCPU3
0の進行命令ごとに制御プログラムを出力する読
出専用メモリ(以下ROM)、33は各種データの
一時記憶を行う読出および書込可能なメモリ(以
下RAM)である。34は主演算部と入出力端末
部とを結合するインターフエース(以下I/O回
路)、35は各種データのアドレスを指令するア
ドレスバス、36は制御プログラム、入出力デー
タ、演算データ等の各種データを伝送する双方向
データバス、37はROM32、RAM33、およ
びI/O回路34の動作状態を指令するコントロ
ールバスである。 38はI/O回路34を介してのCPU30の
命令に従つて温度設定器310、冷却率設定器5
20、温度測定器320,500,510、ダン
パ開度検出器350の各信号のうちの1つを選択
するアナログマルチプレクサ(以下MPX)、39
はMPX38にて選択された信号を2進コードに
変換するアナログ−デジタル変換回路(以下A/
D回路)である。温度設定器310および冷却率
設定器520はポテンシオメータ312,522
と抵抗313,314,523,524との直列
回路に一定直流電圧Vcを印加してポテンシオメ
ータ312,522の操作位置に応じた直流電圧
を線311,521の信号とする構成である。温
度測定器320,500,510は感熱抵抗32
2,502,512と抵抗323,503,51
3とのそれぞれの直列回路に一定直流電圧Vcを
印加して分圧点に環境温度すなわち車室内温度、
外気温度、冷却温度に応じた直流電圧を生じ線3
21,501,511の信号とする構成である。
また、ダンパ開度検出器350はダンパ14の開
閉に連動して操作位置が変わるポテンシオメータ
352と抵抗353,354との直列回路に一定
直流電圧Vcを印加してポテンシオメータ352
の操作位置に応じた直流電圧を信号351とする
構成である。モード選定スイツチ530は、冷却
率設定器500の設定値による制御を行なう手動
除湿能力選定スイツチ532、外気温に応じてウ
インドの曇りを防ぐ程度の除湿能力となるコンプ
レツサ599の稼動率を算出して制御するための
自動除湿能力選定スイツチ533、常時コンプレ
ツサ599を停止状態のままにして温度制御可能
な範囲で制御するための停止選定スイツチ534
の3種のスイツチを有しており、かつ2つ以上の
スイツチが同時にオン状態とは成り得ない様な構
造となつている。また、各スイツチはオン時にア
ースレベル(0)、オフ時に高レベル(1)となる様
構成されている。そして、各々の信号531a,
531b,531cはI/O回路34に加わる。
内外気検出器540は内気式のときアースレベル
(0)、外気式のとき高レベル(1)になり、その信号
541をI/O回路34に加える。スイツチング
回路347はI/O回路34を介してCPU30
の命令に従つてコンプレツサ599を駆動するパ
ワーソースを供給する回路である。 400,410はI/O回路34を介しての
CPU30の命令に従つて負圧電磁弁18、大気
電磁弁19を駆動するための指令信号331,3
41を出力するフリツプフロツプ(以下FF)で
ある。 上記のように、ROM32は第1図のダンパ1
4の開度を制御するための負圧電磁弁18、大気
電磁弁19の開閉およびコンプレツサ599の駆
動、停止を決める演算処理の手順をステツプ単位
にて順次記録した制御プログラムを格納してお
り、この制御プログラムに従いOSC31よりの
基準クロツク信号に同期してCPU30が演算処
理を実行し、その演算処理途中の各種データの一
時記憶および読出しのためにRAM33を利用し
ている。その演算処理に必要な目標温度を示す信
号、目標冷却率を示す信号、各モード信号、内外
気検出信号と各部の測定温度を示す信号およびダ
ンパの開度を示す信号は、温度設定器310、冷
却率設定器520、各温度測定器320,50
0,510、モード選定スイツテ530、内外気
検出器540よりMPX38、A/D回路39、
I/O回路34を或は直接I/O回路34を介し
て入力しており、それらの入力信号に基く演算処
理結果のコンプレツサ599の駆動、停止を指令
する信号348をI/O回路34よりスイツチン
グ回路347へ送出し、電磁弁18,19の弁、
閉弁を指令する信号401,402,403を
I/O回路34よりFF400,410に送り出
している。 40は車載バツテリ電源、41はフユーズ、4
2はイグニツシヨンスイツチ、43は空気調和装
置の始動スイツチで、これらスイツチ42,43
が閉成されるとプロワモータ10が駆動されると
同時に定電圧回路45によつて一定の電圧Vcが
発生し、ブロツクで示した各構成要素に電源供給
する。なお、CPU30はこの定電圧電源が供給
されると自動的に演算処理を開始するものであ
る。 次に第3図はROM32に格納されておりCPU
30の作動開始とともに遂次読出されて実行され
る演算処理の制御プログラムの流れを示す演算流
れ図であり、第2図の制御系における作動をこの
演算流れ図に従つて説明する。イグニツシヨンキ
ースイツチ42を閉成し始動スイツチ43を閉成
すると、CPU30はプログラムの開始ステツプ
100より演算処理を開始して初期設定ステツプ
101に進む。この初期設定ステツプ101にお
いては、RAM33内の所定アドレスに設定した
レジスタTaoHに初期値TaoH=80がセツトさ
れ、コンプレツサ599の駆動、停止を制御する
電磁クラツチの通電を初期には暫定的にオン(通
電)にしておく。次のデータ入力ステツプ102
においては、温度測定器320,500,510
で測定した車室温Tr、外気温Tam、エバポレー
タ吹出空気の冷却温Ta、温度設定器310で設
定した設定温度Tset、冷却率設定器で設定した
値Kd(ただし、このKdは除湿能力となる冷却率
が最大の時
〔0〕、最少の時は〔1〕、その間はリ
ニアに変化する。)、ダンパ開度検出器350で検
出したダンパ開度Ar、そしてモード選定スイツ
チ530の手動か、自動か、常時オフかを選定す
るスイツチ532の信号S1、スイツチ533の信
号S2、スイツチ534の信号S3、内外気検出器5
40の信号S4をそれぞれRAM33の所定アドレ
スに記憶する。そして、次の計算ステツプ103
に進み、データ入力ステツプ102で入力した各
データに基いて空気調和装置より吹出す要求吹出
空気温度Taoの算出をTao=Kset・Tset−Kr・
Tr−Kam−Tam+Cの計算式にて行なう。その
後、判定ステツプ104にてモード選定スイツチ
530が手動モードになつているか否かを判定
し、イエス(yes)であれば外気判定ステツプ1
05へ、ノー(no)であれば自動判定ステツプ
105aへ行く。そして、外気判定ステツプ10
5では内外気検出器540の信号にて外気導入
か、内気循環かを判定し、内気式であればステツ
プ106において仮エバポレータ吹出空気温Tin
を車室温Trに等しくし、次のステツプ107へ
行く。また、自動判定ステツプ105の結果が外
気式の場合はステツプ108へ行き、仮エバポレ
ータ吹出空気温Tinを外気温Tamに等しくし、次
のステツプ107へ行く。本実施例では特別に吸
込温度検出装置を設けず、内気式の時は車室温
Tr、外気式の時は外気温Tamを吸込空気温とし
て代用使用しているため、このステツプ106,
108において実情に合わせて補正してもよい。
スツプ107では、目標冷却率Kd(MAXで0、
MINで1)と仮エバポレータ吹出空気温Tinより
実際のエバポレータ吹出空気温Tin′をいくつにす
るか算出し、演算後に次の判定ステツプ109へ
行く。判定ステツプ104の判別結果が手動でな
い(S1≠0)場合は自動判定ステツプ105aへ
行き、自動かどうかを判定し、その判定がyes
(S2=0)の時には次のステツプ110へ行く
が、NO(S2≠0)の時はステツプ117へ行
く。ステツプ110ではウインドが曇らない程度
に除湿するのに必要なエバポレータ吹出空気温
Tin′を外気温Tamに応じて求める。このとき、
外気温より低い、或は等しい温度まで空気を冷却
除湿後、必要温度まで暖房することによりウイン
ドの曇りを防止する点を考慮してエバポレータ吹
出空気温Tin′を外気温Tamと等しくして演算す
る。ステツプ110を処理後判定ステツプ109
へ行く。この判定ステツプ109は計算ステツプ
103で求めた要求吹出空気温Taoがステツプ1
08,106、或は110で決めた吹出温Tin′よ
り低いか否かを判定し、低い(yes)場合には次
のステツプ111でTin′=Taoに補正して次のス
テツプ112へ行く。また、判定ステツプ109
の結果が高い(no)場合には何ら補正を加えず
判定ステツプ111aを通つてステツプ112へ
進む。この判定ステツプ111aは目標除湿能力
が最少となるKd=1の時に判定ステツプ111
bに進み、手動モード(S1=0)のときステツプ
117に進みコンプレツサ599を停止して温度
制御をする様に判定する。これをステツプ109
においてTao≦Tin′でない、つまりエアーミツク
スダンパがMAX COOL(0%)ではないときに
はコンプレツサ599を停止しても制御可能なた
めである。またステツプ111bで手動モードで
はないと判定した時には何も処理せずステツプ1
12へ行く。このステツプ112では上記の各演
算ステツプにて算出したエバポレータ吹出温度
Tin′を基準にしてコンプレツサ599の電磁クラ
ツチをオン・オフさせるとともにそのヒステリシ
スを設定計算する。このとき、TESHは電磁クラ
ツチをオンさせる下限で、TESLはオフさせる上
限である。次の判定ステツプ113では測定器5
10にて測定した実際のエバポレータ吹出温Ta
が前述したTESHより高いかを判定する部分で、
高い場合(yes)には判定ステツプ114をへて
指令ステツプ115へ行き電磁クラツチへの出力
をオンにする。そして、次のステツプ116へ行
く。また、ステツプ114は、クラツチオンにす
る条件として外気温Tamが0℃より高い時のみ
という条件を追加判定し、外気温Tamが0℃よ
り低い時(no)では指令ステツプ117へ行
き、クラツチをオフに制御する。また、ステツプ
113でTa>TESHでない時(no)には、ステ
ツプ118へ行き、実際のエバポレータ吹出空気
温TaがTESLより低いかを判定する。この判定
がyesであれば、クラツチをオフする指令ステツ
プ117へ行き、またnoの時には何の処理もせ
ずに次のステツプ116へ行く。よつて、始動後
1回目に何も処理しない判定結果が出た場合には
初期設定ステツプ101の初期設定のクラツチ出
力オンが使用されることになる。他方、ステツプ
116では要求吹出温Taoが初期設定したヒータ
の最高吹出温TaoHより高いか否かを判定し、高
い(yes)場合にはステツプ119で、エアーミ
ツクスダンパ開度Aoを100%に固定する。また、
ステツプ116の判定がNOの時にはステツプ1
20へ行く。このステツプ120では要求吹出温
Taoが実際のエバポレータ吹出空気温Taより低
いかどうかを判定する。もし低い(yes)場合は
ステツプ121へ行き、エアーミツクスダンパ開
度Aoを0%に固定する。判別結果がnoの時には
ステツプ122へ行き、次式でエアーミツクスダ
ンパ開度Aoを算出する。 Ao=100(Tao−Ta)/TaoH−Ta ステツプ123〜127は、吹出空気温度Tao
を得るべくダンパ14の開度Aoを調節する処理
を示すものである。ステツプ123と125は、
ステツプ102で読み込んだ実際のダンパ開度
Arが吹出空気温度Taoを得るためのダンパ開A0
±aoの範囲と一致しているか否かを判定するもの
で、aoはダンパ14の調節位置Aoに若干の範囲
を付加して開度制御を安定化させるべくいわゆる
不感帯を設けるための数値である。 そして、ステツプ123において実際のダンパ
開度Arの方が大きいと判定されると、ステツプ
124に進んで大気電磁弁19の開弁を指令しダ
ンパ14に作用するダイヤフラム作動器16の負
圧力をゆるめ、ダンパ開度Arを小さくする。ま
たステツプ125において実際のダンパ開度Ar
の方が小さいと判定されると、ステツプ126に
進んで負圧電磁弁18の開弁を指令しダンパ14
に作用するダイヤフラム作動器16の負圧力を高
める。ダンパ開度Arが調節範囲Ao±aoに入ると
ステツプ127において両電磁弁18,19の閉
弁が指令される。これらの指令は、I/O回路3
4を介してFF400,410を制御する信号4
01,402,403となる。 信号402はステツプ124の処理によつて出
力され、FF410をセツトすることによつて大
気電磁弁19の開弁指令信号341を発生する。
また、この信号402はORゲート404を介し
てFF400のリセツト信号となるため負圧電磁
弁18はそれ以前に開弁していても閉弁となる。
信号401はステツプ126の処理によつて出力
され、FF400をセツトして負圧電磁弁18の
開弁指令信号331を発生させるとともに、OR
ゲート405を介してFF410をリセツトし大
気電磁弁19がそれ以前に開弁であつても閉弁さ
せる。信号403はステツプ127の処理によつ
て出力され、FF400,410をリセツトする
ことによつて負圧電磁弁18、大気電磁弁19の
開弁、閉弁状態に係わらず両電磁弁とも閉弁させ
る。ステツプ124,126,127のいずれか
の処理が終了すると、データ入力ステツプ102
にもどる。 次に、第4図の特性図および第5図の説明図に
従つて全体作動を説明する。 この第4図は要求吹出空気温Taoに対するダン
パ開度Aoの特性を示す特性図、第5図はコンプ
レツサの3種の稼動率を示す説明図である。 まず、モード選定スイツチ530を手動モー
ド、つまりS1=0(他のS2,S3≠0)の時の作動
について説明する。今、外気導入式で外気温
Tam=20℃、目標車室温Tset=25℃、要求吹出
温Tao=40℃で、ちようど車室温Trが25℃に安定
しているとする。この時、除温能力を示す冷却率
の設定をMAX(Kd=0)とMIN(Kd=1)の中
間つまりKd=0.5となる様設定すると、第3図の
ステツプ107において、Tinは外気温Tam=20
℃で外気導入(S4=1)であるため20℃となり、
計算によるエバポレータ吹出温Tin′は20×0.5=
10℃となる。つまり、コンプレツサ599はエバ
ポレータ11の実際の吹出空気温Taが10±0.5℃
以内となる様駆動、停止を行なうため、要求吹出
空気温Taoとエアーミツクスダンパ開度Aoの関
係は第4図aの特性線になり、実際のダンパ開度
Aoは43%となる。今、この時のコンプレツサ5
99の駆動、停止が第5図aの稼動率50%であつ
たとすると、この状態から冷却率設定KdをMAX
つまりKd=0に近づけて行くと、第4図のTaは
矢印イの様に0℃に向つて変化し、特性線aがb
に近づき、エアーミツクスダンパ14の安定点は
HOT側(100%側)へ移動する。この時、コンプ
レツサ599のオン・オフの状態は第5図bの如
く稼動率が高くなる。 次に、冷却率設定KdをMIN1に近づけて行く
と、第4図のTaは矢印ロの様に20℃に向つて変
化し、特性線aはcに近づく。そして、エアーミ
ツクスダンパ14はCOOL側(0%側)へ移動す
る。この時、コンプレツサ599のオン・オフ状
態は第5図cの様に稼動率が少なくなり、Kd=
1においては完全に停止したままになる。ただ
し、Kd=1でコンプレツサ599が停止してい
ても要求吹出空気温がTaより低くなつた場合に
は、第3図のステツプ109,111に示す補正
を行なうためコンプレツサ599は必要に応じて
自動的に稼動をはじめ、必要な吹出温を得ること
ができる。この時エアーミツクスダンパ14は0
%となつている。以上の様に手動モードにした時
には第5図に示す様に冷却率設定器520によ
り、コンプレツサ599の稼動率、つまり除湿能
力を示す冷却率を変化させることができ、かつこ
の稼動率制御に基いて温度制御を行なうことが可
能である。 次に、モード選定スイツチを自動(S2=0)の
時について説明する。この場合は、第3図のステ
ツプ105a,110に示す様に一旦吸込空気を
外気温Tamまで冷却し、その後に必要な吹出空
気温度まで暖房して制御している。つまり、その
時々の外気温Tamによつて第4図の特性を決め
る一つの要素Taを自動的に変化させている。本
実施例においては外気温Tamと等しい温度まで
冷却しているが、少し低めに冷却しても良い。 次に、コンプレツサ常時停止モードを選定(S3
=0)した場合について説明する。この場合はコ
ンプレツサ599が停止したままになり、第4図
の特性を決めるTaがその時の吸込空気温によつ
て決まり、要求吹出空気温TaoがTaより低くな
つた場合にも、コンプレツサ599は作動せずに
演算処理を行なつている。しかしこの場合には、
エアーミツクスダンパ14の開度が0%となつて
おり、コンプレツサ599も作動していないので
要求吹出空気温は得られず、目標設定温に対して
車室温が次第にずれる。この状態において、演算
処理を継続してエアミツクスダンパ14の開度を
0%に保持しているため、乗員がモード選定スイ
ツチ530の切替操作にてスイツチ532或は5
33を投入した場合には、直ちにコンプレツサ5
99が駆動状態になり、エアーミツクスダンパ1
4は無駄な動きを行なうことなく今までの開度に
ほぼ等しい開度から制御を開始することが可能に
なる。 なお、上述の実施例においてはモード選定スイ
ツチ530および内外気検出器540の各スイツ
チ信号をI/O回路34に直接加えるものを示し
たが、その途中にチヤタリング防止のための整形
回路を設けてもよい。 また、温度設定器310、車室温測定器32
0、外気温測定器500、冷却温測定器510、
冷却率設定器520、ダンパ開度検出器350と
マルチプレクサ38との間に各信号レベルを調整
し、ノイズを除去する前置増幅回路を設けても良
い。 本実施例では第4図のエアーミツクスダンパ開
度100%(MAX HOT)時の吹出空気温TaoHを
80℃に固定に説明したが、エンジン水温或はヒー
タ吹出空気温を検出してTaoHを変化させ、それ
に応じてTaとTaoH間の曲線に補正を加えて制御
しても良い。その方法の一例として本実施例で説
明した様に直線で処理したあとに、温度調整部材
特有の曲線のフイルタを追加して補正すれば良
い。 また、コンプレツサ599が作動している時の
吸込空気温、つまり熱交換器に流入する前に空気
温を特別な検出装置を設けず、外気導入時には外
気温、内気循環時には車室温で代用したが、新し
く吸込空気温検出器を設けても良い。 上述した実施例では演算処理のくり返しとして
ステツプ124,126、或は127から直ちに
データ入力ステツプ102に戻るようにし、デジ
タルコンピユータの演算速度のみに依存した周期
で制御しているが、別に設けた時計などの手段に
より演算周期を決定してもよい。例えば、ステツ
プ124,126、或は127からステツプ10
2へ戻る過程に時計から発生する周期信号を判定
するステツプを挿入すればよい。 また、温度調節部材となるアクチエータとして
は実施例に示した構成に限定するものではなく、
各種の温度制御装置に使用される種々の型式の温
度調節部材を制御可能であればよい。 以上述べたように本発明によれば、冷却器にて
冷却される空気の冷却温度が必要空気吹出温度よ
り低い場合は、コンプレツサの仕事量は、温度調
節量とは独立してこの冷却温度に基づいて決めら
れるため、冷却率設定器の冷却率を、前記冷却温
度を低くするように設定すると、通風路中の空気
は冷却器にて十分除湿される。この時、加熱器に
て加熱される度合は、大きくするように制御され
るため、車室内の温度は目標温度に維持される。 また、必要空気吹出温度が冷却温度より低い場
合は、コンプレツサの仕事量は、必要空気吹出温
度に基づいて調節されるため、目標温度および冷
却温度が比較的高く設定されていると、必要空気
吹出温度も高くなり、コンプレツサの仕事量は減
少し、省動力効果が得られる。 このように本願発明では、乗員の除湿要求を満
足させると共に、車室内の温度を目標温度に維持
する温度制御を満足させる範囲内でコンプレツサ
の省動力が可能になるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図は第1図中の要部詳細構成を示すブロツク
線図、第3図は第2図中の演算装置の制御プログ
ラムによる演算処理を示す演算流れ図、第4図は
本発明の作動説明に供する特性図、第5図は本発
明のコンプレツサ稼動率を示す説明図であり、第
6図は本発明の構成を示すブロツク図である。 11……冷却器をなすエバポレータ、13……
通風ダクト、14……エアーミツクスダンパ、3
00……空調制御の演算装置、520……冷却率
設定器、599……コンプレツサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両のエンジンの駆動力を受けて冷媒を圧縮
    するコンプレツサの仕事量を調節する仕事量調節
    手段と、 車室内に連通する通風路中に設けられ、前記コ
    ンプレツサにて圧縮された冷媒を蒸発せしめるこ
    とにより、周囲空気を冷却する冷却器と、 前記通風路中に設けられ、周囲空気を加熱する
    加熱器と、 前記冷却器による空気の冷却作用と前記加熱器
    による空気の加熱作用の度合を調節することによ
    り前記車室に供給される空気の温度調節をする温
    度調節手段と、 前記車室の目標温度を設定する温度設定器と、 前記車室の実際の温度を検出する車室温センサ
    と、 前記冷却器の冷却能力を変化させる冷却率を設
    定する冷却率設定器と、 前記温度設定器にて設定された目標温度および
    前記車室温センサにて検出された車室温に基づい
    て、前記車室に供給する必要空気吹出温度を演算
    する必要空気吹出温度演算手段と、 この必要空気吹出温度に基づいて、前記温度調
    節手段の調節量を演算する温度調節量演算手段
    と、 前記冷却率設定器にて設定された冷却率に基づ
    いて前記冷却器にて冷却される空気の温度を演算
    する冷却温度演算手段と、 この冷却温度演算手段にて演算された冷却温度
    が、前記必要空気吹出温度演算手段にて演算され
    た必要空気吹出温度より低いことを判定した時、
    前記冷却温度に基づいて前記仕事量調節手段の調
    節量を演算すると共に、前記必要空気吹出温度が
    前記冷却温度より低いことを判定した時、前記必
    要空気吹出温度に基づいて前記仕事量調節手段の
    調節量を演算する仕事量調節演算手段と を備えることを特徴とする車両用空調制御装
    置。 2 前記仕事量調節手段は、前記エンジンの駆動
    力を、前記仕事量調節量演算手段にて演算された
    時間だけ前記コンプレツサに伝達せしめる電磁ク
    ラツチであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の車両用空調制御装置。
JP15289678A 1978-12-08 1978-12-08 Controlling method for energy saving type air-conditioner Granted JPS5579711A (en)

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JPH01318311A (ja) * 1988-06-17 1989-12-22 Fujitsu Ltd 振動子応用デバイス

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