JPS62268640A - 食品容器 - Google Patents

食品容器

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JPS62268640A
JPS62268640A JP61114166A JP11416686A JPS62268640A JP S62268640 A JPS62268640 A JP S62268640A JP 61114166 A JP61114166 A JP 61114166A JP 11416686 A JP11416686 A JP 11416686A JP S62268640 A JPS62268640 A JP S62268640A
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JP
Japan
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food
layer
polyolefin resin
ethylene
plastic
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JP61114166A
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JPH0515381B2 (ja
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一樹 山田
裕孝 角田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的
【産業上の利用分野】
本発明は、食品のフレーバー成分が食品容器に吸収され
て風味が落ちることを防止した、食品容器に関する。 [従来の技術] 近年、液体や粘稠性食品の容器として、従来がら使用さ
れているガラスビン、金属缶だけでなく、プラスチック
フィルムの積層材からなる容器や、紙とプラスチックと
からなる、ピラードカツプとよばれる複合容器などが使
用されるようになってきた。 これに伴ない、食品の風味の低下が問題になっている。  とくに、柑橘系果汁またはそれを多く含む食品の場合
、そのフレーバー成分を構成しているd−リモネンなど
のテルペン系炭化水素は、包装材料に広く使用されてい
るポリオレフィン樹脂に吸収されやすい。 そのほかの
柑橘系のテルペンに属するα−ピネンやミルセン、およ
びリンゴ系のフレーバー成分の酢酸イソアミル、バナナ
系の酢酸ヘキシルなどについても、事情は同じである。  保存中に食品のフレーバー成分が著しく減少したり、
バランスがくずれたりすれば、食品の風味が劣ってくる
ことは避けられない。 ポリオレフィン樹脂の代りに、ポリエステルやポリアミ
ドなどの溶解度パラメーターの高い樹脂を使用すれば、
フレーバー成分の吸収は少いが、ヒートシール強度が低
いため液体食品用の包装材料には適さず、かつコスト高
でもおる。 (発明が解決しようとする問題点1 本発明の目的は、上記した当業技術の行き詰り状態を打
破し、液体や粘稠性食品のフレーバー成分が食品容器に
吸収され風味が落ちることを最少限に抑えた食品容器を
提供することにある。 発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明の食品容器は、最内面がポリオレフィン樹脂の層
でおる積層材からなる食品容器において、充填する食品
のff1100%(重量)に対して、ポリオレフィン樹
脂の量を0.5%以下にしたことを特徴とする。 ポリオレフィン樹脂は、ヒートシールの容易な点で、ポ
リエチレン、とくに低密度ポリエチレンが好適である。  これ以外にも、ポリプロピレン、エチレン−2−オレ
フィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマーその他のエチレン系共重合体が使用できる。 好ましい態様においては、ポリオレフィン樹脂の層の外
側に、食品フレーバー成分の吸収率の低いプラスチック
の層を積層した材料を使用する。 食品フレーバー成分の吸収率の低いプラスチックとして
は、ポリアミド、ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ロニトリルおよびポリスチレンからえらんだものを使用
すればよい。 このプラスチックの層とポリオレフィン樹脂の層との積
層は、コエクストルージョン法によればよい。 この方
法によれば、厚さ30μ以下のポリオレフィン樹脂の層
の製膜も容易にでき、じ−トシール強度も強くなる。 この場合、必要ならばプラスチックの層とポリオレフィ
ン樹脂の層との間に、常用の接着剤の層を、たとえば三
層コエクストルージョン法により設けて二層間の接着強
度を強めることができる。 本発明の食品容器としては、四方シールのアルミニウム
積層材のパウチ、バックインボックス、ピラードカツプ
、テトラブリック、グーペルトップ型紙容器、スタンデ
ィングパウチなどがある。 (作 用1 発明者らは、種々研究の結果、食品のフレーバー成分が
保存中に失なわれる♀は、食品容器の内面に広く使用さ
れているポリオレフィン樹脂の酊に依存することを確認
し、充填する食品の最100%(重量)に対して、ポリ
オレフィン樹脂の量を0.5%以下の少量に止めれば、
容器に吸収される食品フレーバー成分の量が少なく、実
質上は風味を保てることを知った。 例をあげると、果
汁100%のオレンジジュース20Od人りパウチでは
、ポリオレフィン樹脂の層の厚さを10〜30μ程度に
したものは、上記の条件をみたす。 ポリオレフィン樹脂の層の外側に、食品フレーバー成分
の吸収率の低いプラスチックの層を積層した態様におい
ては、フレーバー成分がポリオレフィン樹脂の層に吸収
されても外側のプラスチックの層で遮断され外部へ逃げ
ないので、それ以上の吸収が進まない。 ポリオレフィ
ン樹脂の層が薄いと、一般にヒートシール強度が低いが
、外側にプラスチックの層があれば、ヒートシール強度
が高い。 [実施例11 1(実施例) エチレン−酢酸ビニル共重合体40μ/
塩化ビニリデンコートポリアミド15μ/エチレン−酢
酸ビニル共重合体50μの積層フィルムと、エチレン−
酢酸ビニル共重合体80μのフィルムとを重ね合せ、四
方をヒートシールし注出口を付けたバッグインボックス
内袋とよばれる570X570mの袋を形成した。 この袋をγ線で殺菌し、無菌充填機「DN−ABJ  
(大日本印刷)を使用して、この袋に果汁100%の濃
縮還元オレンジジュースを20g無菌充填した。 2(実施例) ポリエステル12μ/アルミニウム9μ
/延伸ナイロン15μ/低密度ポリエチレン60μの積
層フィルムを過酸化水素で殺菌し、三方シールした25
0X360mの袋を形成シタ。 無菌充@1arDN−
ABRJ  (大日本印刷)を使用して、この袋に果汁
100%溌縮還元オレンジジュースを3.1!無菌充填
した。 3(比較例) 上記の1と同じ材料で370X370m
の袋を形成した。 この袋に、実施例1と同様の方法で
、果汁100%の濃縮還元オレンジジュースを5.1!
無菌充填した。 4(比較例) 無菌室内で1g缶に果汁100%の濃縮
還元オレンジジュースを1.1!充填した。 上記の1〜4の充填物を温度20’Cで10日間保存後
、ヘッドスペースのガスクロマトグラフィーで分析して
、d−リモネン量を測定した。 その結果を、容器内の
ポリエチレン量の果汁に対する割合とともに示す。 No   ポリエチレンiD−リモネン量1  0.3
9(%)  0.61 (g/ρ)2  0.33  
  0.68 3  0.65    0.35 4     0    0.75 これらのサンプルについての官能テスト結果は、下記の
とおりである。 No   新鮮なフレーバー    味1      
あ  リ         良 好2      あ 
 リ         良 好3      な  し
         不 良4      あ  リ  
       良 好[実施例2] 5(実施例〉 ポリエステル12μ/アルミニウム9μ
/無延伸ナイロン30μ/接着剤層10μ/低密度ポリ
エチレン10μの積層フィルムを調製した。 その方法
は、まずポリエステルとアルミニウムをドライラミネー
ション法により貼り合せ、三層コエクストルージョン法
で無延伸ナイロン/接着剤層/低密度ポリエチレンの三
層フィルムを形成し、次に上記のアルミニウム面と無延
伸ナイロン面とを、ドライラミネーション法により貼り
合せるものである。 6(実施例) ポリエステル12μ/アルミニウム9μ
/無延伸ナイロン10μ/接着剤層10μ/低密度ポリ
エチレン20μの積層フィルムを、Nα5と同じ方法で
調製した。 7(実施例) ポリエステル12μ/アルミニウム9μ
/無延伸ナイロン30μ/接着剤層10μ/低密度ポリ
エチレン20μの積層フィルムを、Nα5と同じ方法で
調製した。 8(比較例〉 ポリエステル12μ/アルミニウム9μ
/低密度ポリエチレン15μの積層フィルムを調製した
。 その方法は、まずポリエステルとアルミニウムをド
ライラミネーション法により貼り合せ、その後アルミニ
ウム面にエクストルージョンコート法で低密度ポリエチ
レンを塗布するものでおる。 9(比較例) ポリエステル12μ/アルミニウム9μ
/低密度ポリエチレン30μの積層フィルムを、Nα8
と同じ方法で調製した。 10(比較例) ポリエステル12μ/アルミニウム9
μ/低密度ポリエチレン60μの積層フィルムを、Nα
8と同じ方法で調製した。 11(比較例) ポリエステル12μ/アルミニウム9
μ/低密度ポリエチレン100μの積層フィルムを、N
α8と同じ方法で調製した。 上記のNα5〜7(実施例)およびNα8〜11(比較
例)の積層フィルムのヒートシール強度をテンシロン引
張試験機で測定した結果を下表に示す。 Nα      ヒートシール強度 5    4.9(Kg/15m幅) 6   4.3 7   5.2 8    0.75 9    0.90 10    2.4 11    3.1 次に、この積層フィルムの各々を三方シールして内寸l
lX16cmの袋を形成し、この各々の袋に果汁100
%のオレンジジュースを200d充填した。 この充填
物を温度3°Cで7日間保存後、ヘッドスペースの空気
をガスクロマトグラフィーで分析して、その中のd−リ
モネン量を測定した。 なお、ガラスビンに果汁100%のオレンジジュースを
200d充填し、同条件下で測定したd−リモネン量を
初期値とした。 その結果を、低密度ポリエチレンの層の厚さとの関係を
もって、図面に示す。 Nα5における厚さは、接着剤
層と低密度ポリエチレンとの合計の厚さ20μで、Nα
6およびNα7の厚さは、やはり合計の厚さ30μで、
それぞれプロットした。 発明の効果 本発明の食品容器を使用すれば、液体や粘稠性食品のフ
レーバー成分が食品容器に吸収されることが最少限に止
まり、食品の風味が落ちることを実質上防止できる。 
従って、この食品容器は、柑橘系などの果汁飲料やジャ
ムなどの粘稠性食品の容器として最適である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の食品容器の効果を示すグラフでおる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)最内面がポリオレフィン樹脂の層である積層材か
    らなる食品容器において、充填する食品の量100%(
    重量)に対して、ポリオレフィン樹脂の量を0.5%以
    下にしたことを特徴とする食品容器。
  2. (2)ポリオレフィン樹脂として、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、エチレン−2−オレフィン共重合体、エチ
    レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマーおよびその他
    のエチレン系共重合体からえらんだものを使用した特許
    請求の範囲第1項に記載の食品容器。
  3. (3)ポリオレフィン樹脂の層の外側に、食品フレーバ
    ー成分の吸収率の低いプラスチックの恒を積層した特許
    請求の範囲第1項に記載の食品容器。
  4. (4)食品フレーバー成分の吸収率の低いプラスチック
    として、ポリアミド、ポリエステル、エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール、ポリア
    クリロニトリルおよびポリスチレンからえらんだものを
    使用した特許請求の範囲第3項に記載の食品容器。
  5. (5)ポリオレフィン樹脂の層とプラスチックの層との
    層間に接着剤の層を設けた特許請求の範囲第3項に記載
    の食品容器。
JP61114166A 1986-05-19 1986-05-19 食品容器 Granted JPS62268640A (ja)

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