JPS62267111A - サンドイツチパネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、家具用、建築用の板材、壁材等として用い
られるサンドイッチパネルの製造方法に関する。

（従来の技術） 前記サンドイッチパネルとしては、第５図の断面図に示
す構造からなるものが広く用いられている。このサンド
イッチパネルＰは、硬質ウレタンフオームからなる芯材
１を、鋼板又は合板等からなる面材３と、鋼材又は木材
等からなる側壁材５とによって包囲したものである。

従来、かかるサンドイッチパネルＰの製造は第６図のよ
うにして行われている。その製造方法は、側壁材５に固
着された面材３．３をプレス装置７によって外側からプ
レスし、面材と側壁材とによって囲まれた空間９内で硬
質ウレタンフォー原料１ａを発泡させて前記芯材ｌを形
成し、発泡終了後プレスを解除して、前記構造からなる
サンドイッチパネルＰを取り出するものである。

、（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、発泡終了時点硬質ウレタンフオーム内に
は発泡時に発生した発泡ガスが加圧状態で充満しており
、しかも、発泡時の発熱によって硬質ウレタンフオーム
が高温となって柔らかいので、取り出しのためのプレス
解除により、硬質ウレタンフオーム即ち芯材ｌが第７図
のように外方へふくらむことがあり、サンドイッチパネ
ルの外観が損なわれることがしばしばであった。また、
そのふくらみの発生を減らそうとすると、ウレタンフオ
ームの冷却を待ってサンドイッチパネルＰを取り出さね
ばならず、製造時間が長くなり、生産性が低下する問題
が生じる。

この発明は、前記問題点の解決を可能とするサンドイッ
チパネルの製造方法を提供するものである。

（問題点を解決するための手段） この発明は、側壁材と二つの面材とによって囲まれだ空
間内で硬質ウレタンフオームからなる芯材を発泡成形す
るサンドイッチパネルの製造方法において、両面材を外
方からプレスした状態で硬質ウレタンフオームの発泡を
行ない、その発泡終了後に前記空間内の気体を外部へ吸
引し、その後プレス解除を行うことを特徴とするもので
ある。

（作用） 前記空間内における硬質ウレタンフオームの発泡終了時
、その硬質ウレタンフオーム内には、その発泡時に発生
した発泡ガスが加圧圧縮状態で充満している。その発泡
ガスは、前記空間内の気体を外部へ吸引することによっ
てその空間外、即ちサンドイッチパネル外に放出される
。その結果、面材のプレス解除によって硬質ウレタンフ
オーム、即ち芯材がふくらむことがなく、サンドイッチ
パネルの外観が損なわれる虞れがなくなる。特に硬質ウ
レタンフオームを連通気孔の割合が多いタイプとする場
合にこの効果が大となる。

（実施例） 以下この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図乃至第４図はこの発明一実施例における製造工程
を示す断面図であり、第１図はプレス時、第２図は硬質
ウレタンフオーム原料の注入・発泡時、第３図は空間内
気体の吸引時、第４図はプレス解除時を示す。

１０は面材であり、鋼板、合板等からなる。又、１２は
側壁材であり、鋼材、木材等からなり、その一つの側壁
材には原料注入用兼気体吸引用の孔１４が設けられてい
る。なお、注入用の孔と気体吸引用の孔とを別に設けて
もよい。この側壁材１２に面材ｌＯ包囲が釘等で固着さ
れ、側壁材１２と面材ｌＯとによって囲まれた空間１６
が形成される。又、面材１０の大きさ等によっては、適
宜の間隔でリブ１８が面材１０．１０間に配設される場
合もある。そのリブ１８は、空間１６内に注入される硬
質ウレタンフオーム原料の流れ、発泡等を妨げないよう
に例えば部分的に設けられる。２０はプレス装置である
。このプレス装置２０によって面材１０が外方からプレ
スされる。そして、側壁材の孔にセットされた注入ノズ
ル２２から硬質ウレタンフオーム原料２４ａが空間１６
内に注入される。

注入された硬質ウレタンフオーム原料２４ａは、熱及び
ガスを発生しながら発泡し、空間１６を満たして硬質ウ
レタンフオームとなり、芯材２４を形成する。発生した
発泡ガスは、空間１６内における芯材２４（硬質ウレタ
ンフオーム）の気孔内に、過剰かつ圧縮加圧状態で充満
する。硬質ウレタンフオームの気孔は、連通気孔と独立
気孔とから構成され、その二種類の気孔の割合は、主に
硬質ウレタンフオーム原料の配合によって定まる。

発泡反応終了後、側壁材の孔１４にセットされた吸引用
ホース２５、減圧タンク２６、真空ポンプ２８等からな
る吸引装置によって、前記空間１６内の気体を外部へ吸
引する。これによって、空間１６内における芯材２４（
硬質ウレタンフオーム）の気孔内を満たしていた過剰か
つ加圧状態の発泡ガスが、サンドイッチパネル外へ放出
されることとなり、芯材２４をふくらませて、面材ｌＯ
を外方へ膨出させようとする内部圧力が除去される。

その後、プレスを解除してサンドイッチパネル３０を取
り出す。

（発明の効果） 、この発明は、面材と側壁材とによって囲まれた空間内
で硬質ウレタン７オームを発泡させた後に、その空間内
の気体を外部へ吸引することとしたために、芯材内の過
剰かつ加圧状態の発泡ガスの除去が可能となり、プレス
解除後に芯材及び面材のふくらみを生じる虞れのない、
表面の凹凸が少ないサンドイッチパネルを得ることがで
きたのである。又、プレス解除後に芯材のふくらみによ
る面材の変形を生じる虞れがないため、薄い面材を用い
ることができ、全体の厚み及び重量を小とすることもで
きるのである。更に、硬質ウレタンフオームが自然冷却
されるまでサンドイッチパネルの取り出しを待つ必要が
ないので、製造時間が短い効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は、この発明一実施例における製造工
程を示す断面図、第５図は従来方法により得られたサン
ドイッチパネルの断面図、第６図は従来方法による製造
時を示す断面図、第７図は従来方法によって得られたサ
ンドイッチパネルの問題点を示す断面図である。 １０　　面材、１２　　側壁材、２４　　芯材特許出願
人　　　井上エムチーピー株式会社第１図 第２図 ０　′　○

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 側壁材と二つの面材とによって囲まれた空間内で硬質ウ
   レタンフォームからなる芯材を発泡成形するサンドイッ
   チパネルの製造方法において、両面材を外方からプレス
   した状態で硬質ウレタンフォームの発泡を行い、その発
   泡終了後に前記空間内の気体を外部へ吸引し、その後プ
   レス解除を行うことを特徴とするサンドイッチパネルの
   製造方法。