JP3273553B2 - 表皮一体発泡体成形座席およびその製造方法 - Google Patents

表皮一体発泡体成形座席およびその製造方法

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JP3273553B2 JP34084497A JP34084497A JP3273553B2 JP 3273553 B2 JP3273553 B2 JP 3273553B2 JP 34084497 A JP34084497 A JP 34084497A JP 34084497 A JP34084497 A JP 34084497A JP 3273553 B2 JP3273553 B2 JP 3273553B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自動車用をはじめ
とした,フォークリフトやトラクター等の各種産業車輌
の座席,事務用あるいは家具用の椅子に関し,特に座席
の表皮材が発泡体と一体となった座席およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】表皮
材が発泡体と一体となった座席は従来から製造されてい
るが,その典型的な例が,特公平1-34077号に開示され
ており,本個法に示された座席の断面を図1に示す。座
席1は,座席の形状をもつ発泡体2の天井部に表皮材Aの
天井表皮部分3を一体に取りつけ,その天井表皮材3の両
側に,縫合により取り付けられた側面表皮部分4,4’に
より座席の側面を覆って形成されている。
【0003】この従来の座席の製造方法を図2を参照し
て説明する。図2には,この従来の座席の製造に使用す
る発泡成形型5の概略断面が示されている。発泡成形型5
は,座席の底面を形成する上型6,座席の側面を形成す
る中型7,および座席の凹凸のある天井部を形成し,複
数の通気孔8’が設けられ,その内部に排気室8”となる
空洞をもつ下型8とから構成される。
【0004】この発泡成形型において,まず上型6およ
び中型7を持ち上げ,天井表皮部分3と,その両側に縫合
された側面表皮部分4,4’とからなる表皮材Aを,両側
面表皮部分4,4’が型の外に垂れるように下型8に被
せ,中型7をその上から押さえつけて留め付ける。
【0005】通常使用される表皮材Aは,織物組織また
は編み物組織などの通気性のある生地材の裏面にスラブ
ウレタンフォームBがバッキング加工され,さらにその
スラブウレタンフォームの裏面に,非通気特性にするた
めのウレタンフィルムCがバッキング加工されている
(図2の拡大図を参照)。
【0006】上記のように,表皮材Aが配置された状態
で,下型8の真空室8”を真空排気すると,表皮材は非通
気性となっているため,その天井表皮部分3は下型8の上
面へと吸引され,下型の上面に沿った状態になる。その
間に,液状発泡性混合物を型内に注入し,上型6を閉じ
る。液状発泡性混合物の重合硬化が完了した後に,型5
から取り出すと,図1に示されたような,天井表皮部分
3が発泡体2の天井部に一体的に取り付けられた座席が完
成する。
【0007】この従来の製造方法により製造された座席
は,天井表皮部分が発泡体と一体化することから,シワ
のない安定した外観品質と,優れた耐久性をもつものに
なることが期待される。
【0008】しかしながら,天井表皮材は,織物組織,
編み物組織などの通気性のある生地材を使用しているに
も拘わらず,裏面に非通気性のウレタンフィルムをバッ
キングしていることから,座席の天井面,すなわち人の
接する面が非通気性となり,着座中に蒸れるといる問題
が生じている。
【0009】また,製造中に,バッキングのウレタンフ
ィルムが破けたり,ピンホールが生じると,発泡過程で
その部分から液状発泡性混合物が発泡内圧の作用で,生
地材の表面にしみ出し,外観不良となる。
【0010】さらに,ウレタンフィルムは弾性特性に優
れた素材であり,ウレタンフィルムがバッキング加工さ
れた表皮材は,真空吸引により下型の凹凸をもつ上面に
柔軟に沿い,したがって所望の凹凸もつ天井形状をもつ
座席を製造することができるものの,そのウレタンフィ
ルムの優れた弾性特性のために,ウレタンフィルムのも
つ復元力により,表皮材と一体となった発泡体から成る
座席の表面形状は次第に崩れてしまうという問題が生じ
る。
【0011】従来の座席の製造において,表皮材の裏面
にスラブウレタンフォームのみをバッキング加工し,ウ
レタンフィルムを利用しない二層構造の表皮材の利用が
試みられている。ウレタンフィルムがバッキング加工さ
れていないと,表皮材は通気性を有するため,図2に示
された,真空排気を行うための通気孔をもつ下型を利用
することができない。
【0012】このような通気性のある表皮材を利用する
ときは,図3に示されているように,真空排気を行わな
い発泡成形型,つまり真空排気用の通気孔をもたない発
泡成形型5において,表皮材Aの天井表皮部分3’を幾つ
かに分割裁断し,それらを縫製して発泡成形型の下型8a
の凹凸のある上面の形状に沿った形に形成し,そして型
内に配置し,液状発泡性混合物を投入し,上型6’を閉
じて発泡固形化が完了後,型から取り出す。
【0013】このような通気性のある表皮材を使用する
と,着座中に蒸れが生じると言う問題はなくなる。
【0014】しかし,液状発泡性混合物の発泡による圧
力により,液状発泡性混合物がスラブウレタンフォーム
の中を通り表皮材まで浸透することを防止するために,
通気度が低いか,または厚手のスラブウレタンフォーム
を生地材の裏面にバッキング加工せざるを得ない。
【0015】また,液体発泡性混合物の発泡成形の過程
で,その混合物が発泡内圧の作用により,表皮材まで達
しないものの,スラブウレタンフォームの内部に浸透
し,固形化するため,表皮材の柔軟性が失われ,硬い表
面触感をもつ座席になるという問題がある。
【0016】このようなスラブウレタンフォームへの浸
透を防止するために,その裏面にウレタンフィルムをバ
ッキング加工した表皮材を,図3に示した真空排気のた
めの通気孔をもたない発泡成形型の下型の上面に沿うよ
うに分割裁断し,縫製して形状付け,図3において説明
したように座席を製造する試みもある。
【0017】しかし,ウレタンフィルムを使用する以
上,蒸れの問題はあり,さらに,発泡内圧により縫い目
から液状発泡性混合物が表皮材の表面ににじみ出る問題
も発生する。
【0018】上記説明してきた液状発泡性混合物は,表
皮材と一体となる発泡体とから成る発泡製品や発泡体単
独の発泡製品の形成に使用されるが,この混合物は,発
泡成形型への投入後,化学反応を起こしCO2を激しく放
出しながら(ガス反応),つまり発泡しながら体積を急
速に膨張する。そしてガス反応は終了がするが,その終
了後,タックフリーに至るまでの間は,粘弾性流動状態
にあり(図11を参照),外部からの力を作用すると容
易に変形できる。
【0019】このような液状発泡性混合物を利用するこ
とで,前述のように単独では吸引作用により発泡成形型
形状に形作ることができない通気性のある表皮材も利用
できる。すなわち,図2に示す発泡成形型内に通気性の
ある表皮材を配置し,その上から液状発泡性混合物を投
入する。そして,液状発泡性混合物が,上記のようにガ
ス反応は終了しているが,タックフリーに至るまでのま
だ粘弾性流動状態(発泡体であるが重合反応がまだ未完
成の状態)であるときに,表皮材に吸引作用を加える
と,その吸引作用が発泡体に及び,流動性が残っている
発泡体が吸引側に引きつけられる。そのときの引き寄せ
力により表皮材が発泡成形型に押し付けられ,表皮材を
発泡成形型の表面形状に形付けることができる。
【0020】ところが発泡体に吸引作用を加えた際に,
発泡体内部が負圧になると,大気圧の作用で重合反応が
未完成の発泡体はつぶれてしまう。この現象は,発泡体
内の気泡が独立の場合(したがって,発泡体は非通気性
となっている),発泡体全体が吸引側に引き付けられ,
より顕著なものとなる。
【0021】通常発泡体単独の発泡製品は,上型と下型
とから成る発泡成形型の下型内に液状発泡性混合物を投
入し,ガス反応の過程で体積が膨張することにより,型
からあふれでないように上型を閉じる。その間,液状発
泡性混合物は発泡成形型内での発泡のため,自由な発泡
は妨げられる(オーバーパックという)。反応ガスは発
泡体の外部に出ることができず,発泡体のセル構造は反
応ガスを封じ込めた独立気泡となる。そして,発泡体の
重合硬化が完了後,発泡成形型から取り出すことで製造
される。取り出した時点での発泡製品には,前記のよう
に内部には反応ガスが封じ込められた独立気泡が形成さ
れ,そのまま放置すると,発泡製品は収縮現象を起こ
す。この現象を回避するために発泡製品を発泡成形型か
ら取り出した直後に,発泡製品を加圧圧縮するなど外力
を加え,物理的に発泡セル膜を破り,連続気泡にする必
要がある(クラッシングという)。
【0022】この現象は,表皮材と一体で発泡体を発泡
成形した場合も同様であり,液状発泡性混合物がガス反
応の過程で,上型を閉じて発泡成形すると,発泡体は未
だ重合硬化が完了していない粘弾性流動状態であって
も,内部気泡は独立気泡となる。したがって,表皮材側
から吸引作用を加えると,発泡体は全体が吸引側に引き
寄せられていまい,この状態で重合硬化が進むので,出
来上がった発泡製品の表皮材は発泡成形型の表面形状に
そって形作られるが,収縮現象によりつぶれた発泡体と
なってしまう。
【0023】表皮材に吸引作用を加える際に,発泡体全
体にその作用が及ぶのを防止するためには,吸引時点で
発泡体内の気泡を連続気泡とし,発泡体を通気性のある
状態にする必要があるが,この時点では重合硬化が未完
成の粘弾性流動状態であり,上述したクラッシング作用
を加えることができない。
【0024】このように,液状発泡性混合物がもつ特
性,すなわち粘弾性流動状態において容易な変形が可能
となることを利用しても,従来の製造方法では通気性の
ある表皮材と一体となる発泡製品を製造することができ
ない。
【0025】そこで,発明は上記課題を解決するために
なされたもので,その目的は連続気泡をもつ,表皮と一
体となる発泡体からなる座席およびその製造方法を提供
することである。
【0026】本発明の他の目的は,発泡成形型の表面形
状にそって形作られる表皮と一体となる発泡体からなる
座席およびその製造方法を提供することである。
【0027】さらに,本発明の目的は,吸引作用を利用
して成形される表皮と一体となる発泡体からなる座席お
よびその製造方法を提供することである。
【0028】さらに,本発明の他の目的は,通気性のあ
る表皮材を使用した,表皮と一体となる発泡体からなる
座席およびその製造方法を提供することである。
【0029】さらに,本発明の他の目的は,通気性のな
い表皮材を使用した,表皮と一体となる発泡体からなる
座席およびその製造方法を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の,表皮材と一体となる発泡体から成る座席を製造す
る方法は,i)座席の形状をもつ発泡体を形成するため
のキャビティーが画成される発泡成形型であって,上部
に設けられた開口を開閉する開閉・加圧部を有する発泡
成形型の内部壁にそって表皮材の少なくとも一部を配置
する工程と,ii)発泡成形型内に液状発泡性混合物を投
入し,発泡成形型の開口を閉鎖することなく,液状発泡
性混合物のガス反応による自由発泡をさせる工程と,ii
i)自由発泡をした液状発泡性混合物を,そのガス反応
は終了しているがまだ粘弾性流動状態にあるときに,開
閉・加圧部により開口を閉じるとともに,加圧,成形す
る工程とを含む。
【0031】本発明の表皮材と一体となる発泡体から成
る座席は,その発泡体は座席の形状をもつ発泡体を形成
するためのキャビティーが画成される発泡成形型であっ
て,上部に設けられた開口を開閉する開閉・加圧部を有
する発泡成形型の内部壁にそって表皮材の少なくとも一
部を配置し,その上から液状発泡性混合物を投入し,発
泡成形型の開口を閉鎖することなく,ガス反応による自
由発泡をさせ,ガス反応は終了しているがまだ粘弾性流
動状態にあるときに,開閉部により開口を閉じるととも
に,加圧して成形されるものである。
【0032】このように,投入された液状発泡性混合物
は発泡成形型内で自由発泡できることから,ガス反応の
最終段階(すなわち,体積が最大限膨張した時点)で,
発泡体全体についてではないが,一部の気泡セルが反応
ガス圧により膜が破れ,独立気泡から連続気泡に移行す
る。したがって,液状発泡性混合物の重合硬化後に発泡
成形型より取り出された座席は収縮現象によりつぶれが
防止される。
【0033】ここで,使用する表皮材の少なくとも一部
は,発泡成形型の内部壁と整合するように,形作っても
よい。
【0034】また,表皮材の裏面にはスラブウレタンフ
ォームがバッキング加工されることが望ましい。前述し
たように,液状発泡性混合物は自由発泡することから,
その内部に発泡圧が生じず,そのためスラブウレタンフ
ォームの内部に浸透せず,表皮材の柔軟性が失われな
い。
【0035】なお,スラブウレタンフォームをバッキン
グ加工された表皮材に対し,その裏面のスラブウレタン
フォームへの液状発泡性混合物の浸透を緩和するため
に,液状発泡性混合物中に予め空気,または液体CO2を
投入することが望ましい。
【0036】表皮材としては,通気性のあるものも非通
気性のものも使用できる。
【0037】発泡成形型は,表皮材が配置される内部壁
の少なくとも一部分に通気孔を有することが望ましい。
好適には,発泡成形型の通気孔は,発泡体の吸引成形部
に対応する位置にある。
【0038】表皮材が非通気性のものであるときは,発
泡成形型内に配置された表皮材を通気孔を通して吸引し
た後に,液状発泡性混合物が発泡成形型内に投入され
る。
【0039】表皮材が通気性の有するものであるとき
は,表皮材の上に投入され,自由発泡をした液状発泡性
混合物とその表皮材とを,その液状発泡性混合物が,ガ
ス反応は終了しているが,まだ粘弾性流動状態にあると
きに,通気孔を通して吸引しながら,加圧,成形する。
自由発泡した液状発泡性混合物は,その気泡が独立気泡
から連続気泡に移行し,通気性をもつことから,吸引作
用により,表皮材を発泡成形型の表面形状に押し付けて
形作るが,全体は吸引側に引き寄せられない。したがっ
て,表皮材は,発泡成形型の表面の形状にそって形作ら
れる一方で,発泡体はつぶれることがない。
【0040】さらに,発泡成形型の通気孔は複数個と
し,その一部が発泡体の吸引成形部に対応する位置にあ
り,その通気孔を通して吸引が行われ,他の通気孔では
発泡成形型の内外の通気が自由となることが望ましい。
【0041】吸引作用により液状発泡性混合物と表皮材
を引き寄せることができるが,同時に発泡した液状発泡
性混合物は内部に負圧が生じ,連続気泡となってもその
重合反応が未完成であるため,つぶれかねないが,他の
通気孔から発泡成形型そして混合物内に空気が供給され
内部が負圧になることが防止される。
【0042】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施の形態
を説明する。
【0043】図4は本発明で使用する発泡成形型20の断
面を示す。発泡成形型20は座席の天井面を形成する内部
壁下面21’を有する下型21と,座席の側面を形成する内
部壁側面22’および底面の一部を形成する内部壁面22”
を有する中型22と,残りの底面を形成する内部壁上面2
3’を有する上型23とで構成され,それら内部壁面によ
り,内部に座席の形状をもつ発泡体を形成するキャビテ
ィーが画成される。
【0044】この下型21の内部壁面の形状は,座席の天
井面の形状を形成するために,形状の変化に富む凹凸
(たとえば,座席の天井面に形成される溝を形成するた
めのもの)が設けられ,さらにその内部壁面にほぼ全体
に通気孔24が設けられている。凹凸のある部分の通気孔
24Aは以下で説明する吸引作用を加えるためのものであ
り,他の通気孔24Bは発泡成形型20の内外の通気を自由
にするものである。
【0045】通気孔24の外側には,排気室24A’が設け
られ真空源25に連結されている。したがって,真空源25
の駆動により,排気室24A’内が排気され,通気孔24Aを
通して発泡成形型20内が排気される。
【0046】図5は,本発明で使用できる他の発泡成形
型の断面図を示す。この発泡成形型30の下型31は図4の
下型と同様であるが,中型32は座席の側面を形成する内
部壁面のみを有し,座席の底面は上型33により形成され
る。上型33には開口部33’が設けられ,蓋部34により開
口部33’が開閉可能になっている。
【0047】ここで,使用する表皮材の一つは,織物組
織または編み物組織などのような通気性のある生地の裏
面にスラブウレタンフォームでバッキング加工したもの
で,天井表皮部分35とその外周に縫合された側面表皮部
分36,36’とからなる表皮材37(図6)で,天井表皮部
分35が下型21の内部壁下面21’に,側面表皮部分36,3
6’が型の外に位置するように配置し,中型22を閉じて
留め付ける。
【0048】上型23があけられた発泡成形型20内に液状
発泡性混合物Lを投入する。この液状発泡性混合物はウ
レタンフォーム,ポリユレヤフォームの反応性樹脂から
なり(これに限らず,これと同等またはそれ以上の高反
応混合物も使用できる),図11に示されているよう
に,化学反応を起こしながら状態が変化するものであ
る。すなわち,この図の線106により示されているよう
に,液状発泡性混合物は,直ちに化学反応を起こし,CO
2を激しく放出しながら,つまり発泡しながら体積を急
速に膨張する(発泡領域)。次に,ガス反応が終了した
後(ライズタイム),線107により示されている間,粘
弾性流動状態が続く。続いて,タックフリーといわれる
点108を境に重合硬化が始まり,やがて完全に固形化(1
09)し,発泡体が形成される。この粘弾性流動状態にお
いては,外力により容易に変形するといる特性をもつ。
【0049】投入後,ガス反応期間中,上型23を閉じ
ず,自由発泡を行わせる。すると,図7に示されている
ように,発泡体Pは最大限まで体積膨張できる,開口部
よりもりあがった状態となる(このもりあがった部分を
余剰部分P’とする)。
【0050】発泡成形型20の下型21の表面付近では,発
泡体Pは天井表皮部分35を下型21の内部壁下面21’に押
し当てるほどの力はなく,表皮材37と内部壁下面21’と
の間に空間が38ある。
【0051】このような空間38は,表皮材37を発泡成形
型20に配置したとき,天井表示部分35を下方に押し付
け,内部壁下面21’になじませることで減少させること
ができる。
【0052】発泡体Pは,図7に示されているように,
上枠23が閉じていないため,そこでもりあがることにな
るが,自由発泡により形成されるために,一部の気泡セ
ルが反応ガス圧により膜が破れ,連続気泡になり,通気
性のある発泡体となる。
【0053】同時に,発泡体内部には大きな発泡内圧が
発生しないことから,裏面のスラブウレタンフォームへ
の液状発泡性混合物への浸透が最小限に抑えられ,表皮
材の柔軟性は失われず,座席の表面触感が悪化する現象
を回避できる。
【0054】液状発泡性混合物Lを発泡成形型20内に投
入するとき,欠肉のない発泡体を形成するためには,液
状発泡性混合物Lを発泡成形型内に満遍なく充填するこ
とから,もりあがり部分P’が生じることになるが,発
泡成形型のキャビティーの容積,形状,発泡体の発泡倍
率に応じて,できるだけ小さくなるよに液状混合物の投
入量を制御することが望ましい。
【0055】図7に示された発泡成形型は,通常の発泡
製品を作製する場合と同様に,発泡成形型の所望の場所
に,ガス抜き孔39を設け,発泡型内への混合物のLの投
入を手助けすることもできる。
【0056】この実施例では,スラブウレタンフォーム
でバッキング加工した表皮材を使用したが,このような
バッキング加工は,本発明の必須の要件ではない。バッ
キング加工のない織物等を表皮材として使用することが
できる。液状発泡性混合物は前述のように自由発泡を起
こさせることから,発泡内圧が実質的に発生せず,表皮
材が織物組織等であっても混合物がそこを通過して表側
に出るようなことはない。
【0057】液状発泡性混合物のガス反応が終了し,最
大限体積膨張した状態の発泡体は,粘弾性流動状態で,
しかも重合硬化の極初期の段階であり,容易に加圧圧縮
できる。さらに体積膨張の過程が終了し,圧縮作用に対
する反応ガス圧による反作用が消滅した段階でもある。
この状態のとき,図8に示されているように,上型23を
閉じると,もりあがった部分P’は容易に発泡成形型20
内に押し戻すことができる。
【0058】さらに,発泡体Pは,タックフリーに至る
までの間は粘弾性流動状態(図11)にあり,この段階
で,真空源25を駆動し排気室24A’を排気すると,吸引
孔24Aにより,発泡成形型20内が吸引され,発泡体Pは表
皮材37の天井表皮部分35とともに吸引側に引き寄せら
れ,そのときの引き寄せ力により表皮材は下型21の内部
壁下面21’に押し当てられ,その下面形状にそったもの
となる。
【0059】また,この時点の発泡体Pは,自由発泡に
よりセル膜が破れ,通気性のある状態になっており,吸
引作用を加えたも全体が吸引側に引き寄せられることも
ない。さらに,下型21に設けられた通気孔24Bから発泡
成形型20内に外気が供給され,発泡体内部は負圧になら
ないので,吸引作用により発泡体がつぶれされる現象も
生じない。
【0060】この状態を維持し,そして発泡体の重合硬
化が完了後,発泡成形型より取り出すと,通気性があ
り,かつ表面感触のより表皮材と一体となった座席が完
成する。
【0061】この実施例における発泡成形型20におい
て,通気孔を下型21の内部壁全体に設け,通気孔24Aを
吸引のために使用し,通気孔24Bを発泡成形型の内外の
自由な通気のために使用したが,たとえば,座席の天井
部の形状がさほど変化せず,比較的なめらかであるとき
は,吸引作用は小さくても初期の目的を達成できること
から,少なくとも吸引作用を加えて成形する必要のある
部分(吸引成形部)に対応する位置に通気孔を設け,そ
の通気孔を通して吸引を行い,発泡成形型の内外の自由
な通気のための通気孔は不要となる。
【0062】以上説明してきた実施例は,表皮材として
織物組織,編み物組織等通気性のある生地を使用し,通
気性のある座席の製造方法に関してであるが,本発明に
基づく製造方法は,PVCレーザや天然皮革等の非通気性
の素材を表皮材とし,通気性はないものの,表面感触の
よい表皮材と一体となった座席の製造に適用できる。た
だし,この場合でも,PVCレーザや天然皮革等の非通気
性の素材の裏面には,スラブウレタンフォームをバッキ
ング加工することが望ましい。
【0063】このような非通気性の素材を表皮材として
使用するときは,発泡体がなくとも表皮材を吸引できる
ので,まず表皮材を発泡成形型内に配置し,吸引作用を
加え,下型の内部壁下面に密着させ,上型が開いた発泡
成形型内に液状発泡性混合物を投入し,自由発泡をさ
せ,体積膨張が完了した後に上型を閉じて,発泡体を重
合硬化させる。この場合,表皮材は非通気性のものであ
るから,吸引作用は発泡体に及ばず,したがって,発泡
成形型の内外を自由に通気できるようにする通気孔(図
4における通気孔24B)は不要となる。また,僅かな吸
引作用で表皮材を下型の内部壁下面に吸着できることか
ら,通気孔も吸引成形部に対応する位置付近にあればよ
い。
【0064】このように製造された座席は,通気性は無
いものの,液状発泡性混合物のガス反応過程で,表皮材
に大きな発泡内圧が作用せず,裏面に設けたスラブウレ
タンフォームへの液状発泡性混合物の浸透が最小限に止
まり,表皮材の柔軟性が損なわれることがない。
【0065】いままで説明してきた表皮材の天井部分は
一つの表皮材だけからなるが,図3に関連して説明した
予め複数の部分を縫合して,発泡成形型の表面形状にそ
った形に形成した表皮材をも使用できる。この場合の発
泡成形型は図3に示された発泡成形型と似たものとなる
が,図9に示されているように発泡成形型40は液状発泡
性混合物の自由発泡を行わせるために,上型44には開口
部43’が形成され,その開口部を開閉する蓋43を有す
る。
【0066】図9に示されているような,天井表皮部分
35aと側面表皮材36a,36a’との縫い目45,45’にそっ
て下型41と中型42とにより天井表皮部分の外周を留め付
ける方法の外に,図10に示されているように,発泡成
形型50を,座席の天井面と側面を形成する下型51と,液
状発泡性混合物を投入し,自由発泡をおこなわせるため
の開口53’を有し,その開口を開閉する蓋53とで座席の
底面を形成する上型54とで構成し,表皮材の側面表皮部
分36a,36a’の下端末外周を下型51と上型54とで止め付
けることもできる。
【0067】この実施の形態では,表皮材は予め発泡成
形型の内部壁表面形状にそった形に形成されたものを使
用するので,吸引作用を利用する必要はないが,表皮材
の発泡成形型の内部壁表面への密着をより確実なものと
するために,通気孔を有する下型を使用して吸引作用を
加えてもよい。
【0068】また,表皮材を予め発泡成形型の内部壁表
面に沿った形に形成するために,前記の表皮材の分断縫
合の外に,三次元編み機により表皮材を発泡成形型の内
部壁表面形状にそった形に形成することも可能である。
【0069】
【実施例】本発明にしたがって,具体的に座席は以下の
通りに製造された。
【0070】液状発泡性混合物は以下の配合処方(重量
部数)のものを使用した。
【0071】 EP-828(三井化学製・ポリオール) 80 POP-31-28(三井化学製・ポリオール) 20 H2O 3.2 トリエタノールアミン 2.0 ジェタノールアミン 0.5 TEDA-L-33 0.5 NIAX A-1 0.15 カオライザー No.25 0.15 SF-2969 0.5 MC-83(三井化学製・MDI) 68 この配合処方におけるポリオール側に体積比で25%の空
気を投入した(エアローディング)。このように空気を
投入すると,液状発泡性混合物の反応作用の極初期の段
階での,泡生成を早める。さらに,発泡成形型への投入
を開始した段階での,液状発泡性混合物の粘度を高め,
表皮材裏面に設けられるスラブウレタンフォームへの浸
透をより緩和させるのに有効となる。
【0072】このような空気の投入に代え,ポリオール
側に液体CO2を投入することで,同様の効果が得られ
る。
【0073】表皮材としては,通気性のある生地材の裏
面に,2mmのスラブウレタンフォームをバッキング加
工(ラミネート加工)したものを使用した。
【0074】この表皮材を発泡成形型に配置し,その上
に上記液状発泡性混合物を投入した。混合物のガス反応
は投入後55秒後に終わり,体積が最大限まで膨張した。
ガス反応の終了後,5秒経過の時点で上型(蓋)を閉
じ,さらに5秒経過後に下型からの吸引を開始し,この
状態で1分保持し,製品を発泡成形型より取り出した。
この間発泡成形型を60℃に加温した。
【0075】こうして製造された座席は,通気性をもつ
表皮材と一体化し,発泡形成型の内部壁形状にしたがっ
た形状をもつものとなった。
【0076】
【効果】本発明にしたがって,発泡成形型に投入された
液状発泡性混合物は自由発泡をすることから,発泡体内
部の気泡が独立気泡から連続気泡に移行し,その結果収
縮現象によるつぶれが防止され,所期の形状をもつ,表
皮材と一体となって座席を製造することができる。さら
に,自由発泡後に加圧,成形を行うことから,発泡内圧
による発泡体の表皮材の内部への浸透が抑えられ,その
結果表皮材の柔軟性が失われない。さらにまた,吸引作
用を加えて発泡成形型の形状にそった発泡体を成形する
際に,発泡体全体が吸引側に引き寄せられることによる
つぶれが防止され,所期の形状をもつ座席を製造するこ
とができる。
【0077】また,本発明の製造方法では,自由発泡に
より発泡内圧が緩和されるために,発泡成形型は従来の
ように剛性を必要とせず,簡素化された安価なものを使
用できる。
【0078】また,さらに本発明の製造方法に従うこと
により,表皮材は通気性があるものでも,通気性のない
ものでも使用でき,需要者の種々の要求にそった座席を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の製造方法により製造された,表皮材と一
体となった座席の断面図を示す。
【図2】通気性のある生地の裏面をスラブウレタンフォ
ーム,さらにウレタンフィルムでバッキング加工してな
る表皮材を配置した,従来の発泡成形型の断面を示す。
【図3】従来の製造方法において,吸引作用を利用しな
い従来の発泡成形型の断面を示す。
【図4】本発明の製造方法において使用する,上型が開
閉自在となった発泡成形型の断面を示す。
【図5】本発明の製造方法において使用できる,他の発
泡成形型の断面を示す。
【図6】本発明の製造方法にしたがって,表皮材が配置
された図4の発泡成形型内に,液状発泡性混合物を投入
した状態を示す。
【図7】図6の型において,液状発泡性混合物が自由発
泡をし,開口部よりもりあがった状態を示す。
【図8】本発明の製造方法にしたがって,自由発泡後
に,上型を閉じて発泡体を加圧,成形した状態を示す。
【図9】本発明の製造方法に使用できる,縫合され,形
状付けられた表皮材が配置された他の発泡成形型の断面
を示す。
【図10】本発明の製造方法に使用できる,縫合され,
形状付けられた表皮材が配置された,他の発泡成形型の
断面を示す。
【図11】本発明に使用する液状発泡性混合物の発泡工
程および硬化工程を示すグラフである。
【符号の説明】
20 発泡成形型 21 下型 22 中型 23 上型 24A 通気孔 24B 通気孔 35 天井表皮部分 36,36’ 側面表皮部分 38 空間 39 ガス抜き孔 P 発泡体 P’ もりあがり部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:58 B29L 31:58 (56)参考文献 特開 昭58−218989(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 - 39/12 B29C 39/22 - 39/42 A47C 7/18 B68G 7/00 - 7/06

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材と一体となる発泡体から成る座席
    を製造する方法であって, i)座席の形状をもつ発泡体を形成するためのキャビテ
    ィーが画成される発泡成形型であって,上部に設けられ
    た開口を開閉する開閉・加圧部を有する発泡成形型の内
    部壁にそって前記表皮材の少なくとも一部を配置する工
    程と, ii)前記発泡成形型内に液状発泡性混合物を投入し,前
    記発泡成形型の前記開口を閉鎖することなく,液状発泡
    性混合物のガス反応による自由発泡をさせる工程と, iii)自由発泡をした前記液状発泡性混合物を,そのガ
    ス反応は終了しているがまだ粘弾性流動状態にあるとき
    に,前記開閉・加圧部により前記開口を閉じるととも
    に,加圧,成形する工程と,を含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって,前記表
    皮材の少なくとも一部が,前記発泡成形型の内部壁と整
    合するように,形作られることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法であって,前記表
    皮材の裏面がスラブウレタンフォームでバッキング加工
    されている,ことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法であって,さらに
    前記表皮材の裏面のスラブウレタンフォームへの前記液
    状発泡性混合物の浸透を緩和するために,前記液状発泡
    性混合物中に予め空気,または液体CO2を投入する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または3に記載の方法であっ
    て,前記表皮材が通気性を有し,前記発泡成形型が,前
    記表皮材が配置される発泡成形型の内部壁の少なくとも
    一部分に通気孔を有し,前記iii)の加圧,成形する工
    程が,前記自由発泡をした液状発泡性混合物と前記表皮
    材とを,前記通気孔を通して吸引することを含むことを
    特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法であって,前記発
    泡成形型の前記通気孔が,前記発泡体の吸引成形部に対
    応する位置にあることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の方法であって,前記発
    泡成形型の前記通気孔が複数あり,その一部が前記発泡
    体の吸引成形部に対応する位置にあり,その一部通気孔
    を通して吸引が行われ,他の通気孔では前記発泡成形型
    の内外の通気が自由となる,ことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または3に記載の方法であっ
    て,前記表皮材が,非通気性のものであり,前記発泡成
    形型が,前記表皮材が配置される発泡成形型の内部壁の
    少なくとも一部分に通気孔を有し,前記表皮材を前記発
    泡成形型内に配置した後に,前記表皮材を前記通気孔を
    通して吸引することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 表皮材と一体となる発泡体から成る座席
    であって,前記発泡体が,座席の形状をもつ発泡体を形
    成するためのキャビティーが画成される発泡成形型であ
    って,上部に設けられた開口を開閉する開閉・加圧部を
    有する発泡成形型の内部壁にそって前記表皮材の少なく
    とも一部を配置し,その上から液状発泡性混合物を投入
    し,前記発泡成形型の前記開口を閉鎖することなく,ガ
    ス反応による自由発泡をさせ,ガス反応は終了している
    がまだ粘弾性流動状態にあるときに,前記開閉部により
    前記開口を閉じるとともに,加圧して成形され,これに
    より前記表皮材と一体となることを特徴とする座席。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の座席であって,前記
    表皮材の少なくとも一部が,前記発泡成形型の内部壁と
    整合するように,形作られることを特徴とする座席。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の座席であって,前記
    表皮材の裏面がスラブウレタンフォームでバッキング加
    工されている,ことを特徴とする座席。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の座席であって,さ
    らに前記表皮材の裏面のスラブウレタンフォームへの前
    記液状発泡性混合物の浸透を緩和するために,前記液状
    発泡性混合物中に予め空気,または液体CO2を投入する
    工程を含むことを特徴とする座席。
  13. 【請求項13】 請求項9または11に記載の座席であ
    って,前記表皮材が通気性を有し,前記発泡成形型が,
    前記表皮材が配置される発泡成形型の内部壁の少なくと
    も一部分に通気孔を有し,加圧,成形するとき,前記自
    由発泡をした液状発泡性混合物と前記表皮材とを,前記
    通気孔を通して吸引することを特徴とする座席。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の座席であって,前
    記発泡成形型の前記通気孔が,前記発泡体の吸引成形部
    に対応する位置にあることを特徴とする座席。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の座席であって,前
    記発泡成形型の前記通気孔が複数あり,その一部が前記
    発泡体の吸引成形部に対応する位置にあり,その一部通
    気孔を通して吸引が行われ,他の通気孔では前記発泡成
    形型の内外の通気が自由となる,ことを特徴とする座
    席。
  16. 【請求項16】 請求項9または11に記載の座席であ
    って,前記表皮材が,非通気性のものであり,前記発泡
    成形型が,前記表皮材が配置される発泡成形型の内部壁
    部分の少なくとも一部分に通気孔を有し,前記表皮材を
    前記発泡成形型内に配置した後に,前記表皮材を前記通
    気孔を通して吸引することを特徴とする座席。
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