JPS62265123A - スピネルフエライトコ−テイング配向性ヘキサゴナルフエライト板状粉体の製造方法 - Google Patents

スピネルフエライトコ−テイング配向性ヘキサゴナルフエライト板状粉体の製造方法

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JPS62265123A
JPS62265123A JP10792086A JP10792086A JPS62265123A JP S62265123 A JPS62265123 A JP S62265123A JP 10792086 A JP10792086 A JP 10792086A JP 10792086 A JP10792086 A JP 10792086A JP S62265123 A JPS62265123 A JP S62265123A
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JP
Japan
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powder
ferrite
plate
spinel
hexagonal ferrite
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Pending
Application number
JP10792086A
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English (en)
Inventor
Hideo Torii
秀雄 鳥井
Masaki Aoki
正樹 青木
Yukio Terada
幸男 寺田
Hideyuki Okinaka
秀行 沖中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、表面にスピネル型フェライトをコーティング
した結晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造
方法に関する。
従来の技術 結晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体、すなわち
、バリウムフェライト(B a F e l!OB )
やストロンチウムフェライト (S r F e□0.
)の結晶学的に0面((100f)面)が成長した結晶
配向性板状粒子の製造方法として、水熱合成法やガラス
結晶化法などの方法が確立されており、現在、これらの
方法で上記の板状粉体が製造されている(たとえば、エ
ム、キャマ、ビーニーエルエル、シーエイティーエム。
ニスオーシー、ジエイピーエヌ、、 49(71,18
55(1976) CM、 Kiyama。
Bull、Chem、Soc、Jpn、、 49(71
,1855(1976)]およびオー、クボ、ティー、
イドアンドエイチ、ヨコヤマ、アイ、イー、イー、イー
、ティーアールエーエヌエス、エムエージーエヌ、、エ
ムニージー−18+61゜1122(1982) [O
,Kubo、T、Ido and H,Yokoyam
a、TEEETrans、Magn、、すに財却、  
1122(1982)] )。
一方、磁気記録用粉体として、一般的に用いられる針状
のr−Fe203粉体において、磁気特性の改善を目的
に、同針状粒子表面にコバルトフェライトをコーティン
グする技術が確立されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のように、高密度記録用磁性粉とし
て使用される結晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉
体の製造は確立されているにもかかわらず、各種の特性
改善がはかれると考えられるところの前記板状粉体のそ
れぞれの粒子表面にスピネル型フェライトをコーティン
グした構造の板状粉体の製造方法は確立されていない。
本発明は、表面にスピネル型フェライトをコーティング
した結晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造
方法を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 未発明は、スピネル型酸化鉄を形成する金属イオンと二
価の鉄イオンおよび硝酸イオン、さらに、0面が発達し
た配向性のヘキサゴナルフェライト板状粒子粉体を含む
けん濁液に、高濃度のアルカリ水溶液を加えた混合けん
/15液をオートクレービングすることによって、スピ
ネル型フェライトがコーティングされた0面の発達した
配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造を行なう
ものである。
作用 バリウムフェライト板状粉体などのヘキサゴナルフェラ
イト板状微粉体は、近年、塗布型の高密度磁気記録メデ
ィア用材料の磁性粉体として注目されている。
しかしながら、従来から磁気記録メディア用磁性粉体と
しては、スピネル構造の酸化鉄微粉体が使用されており
、この粉体を塗料化するために用いる有機バインダーと
同様のものを上記のヘキサゴナルフェライト板状粉体に
対して用いた場合、うまく分散させ得なかった。
本発明は、スピネル型フェライトをコーティングした結
晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状扮体の1!遣方法
であるので、この製造方法により合成した板状粉体は内
部はヘキサゴナルフェライトであるが、表面はスピネル
型フェライトであるために、この粉体を塗布型磁気記録
メディア用磁性粉体として用いる場合、従来のスピネル
型酸化鉄磁性粉体の有機バインダーを用いて、十分にう
まく磁性粒子を分散させ得、塗料化できることから、塗
布型磁気記録メディア用磁性塗料に容易に成るという作
用がなされる。
実施例 以下に、本発明の一実施例のスピネルフェライトコーテ
ィング配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造方
法について述べる。
硝酸第二鉄(Fe (No8) 8 ’ 9H20)1
45.4 gと、硝酸バリウム(Ba(No8)2)9
.41gを水に溶解した金属塩水溶液300mj!に、
12mol/ 1の濃度の水酸化ナトリウム水溶液20
0s+ Itを混合して作製したコロイド状けん濁液を
210℃で2時間オートクレービングする方法で、0面
が発達した結晶配向バリウムフェライト板状粒子微粉体
を合成した。このようにして得られたバリウムフェライ
ト板状粒子微粉体を十分に水洗浄して乾燥した。
一方、硫酸第一鉄(F e S Oz  ・7 H2O
)15・Ogを窒素ガス雰囲気で蒸留することによって
得られた窒素ガス霞換水に?8解した水溶液lQQml
に、あらかじめ上記のバリウムフェライト板状粒子微粉
体33・Ogを2 mol/ 1の濃度の水酸化ナトリ
ウム水溶液200 II+1にけん濁させたアルカリ性
けん濁液を加えて混合してコロイド状けん濁液を作製し
た。これにさらに6 mol/ 1の硝酸カリウム水溶
液50mff1を加えてよく混合し、得られたけん濁液
を100〜250℃の種にの温度で2時間オートクレー
ビングした。得られた沈澱物を十分に水洗し、乾燥して
、試料粉体とした。
上記のオートクレービングの温度が100〜200℃の
範囲で作製された試料粉体はX線回折を行なうことによ
って、0面が発達したバリウムフェライト(BaFel
!0.)とスピネル型フェライトであるマグネタイト(
Fe304)の二相混合相であることがわかった。一方
、210〜250℃の範囲のオートクレーブ温度で作製
された試料粉体は、マグネタイト相が存在しないことが
わかった。前記の100〜200℃で得られたそれぞれ
の試料粉体粒子は、走査型電子顕微鏡で観察することに
よって、はじめに作製したバリウムフェライト板状粒子
の粒子表面上に細かな板状粒子が成長したような平板状
粒子であることがわかった。また、同粉体粒子を電子線
回折することによって、この板状形状の粒子は、板状面
がバリウムフェライトの(001)面であり、その上に
スピネル型フェライトのマグネタイトが成長したもので
あることがわかった。
同粉体の有機バインダーに対する分散性について1大騒
した。160℃のオートクレービングでマグネタイトを
コーティングした同粉体を2gを秤取し、通常の塗布型
磁気記録用粉体のスピネル型酸化鉄粉体の分散剤として
用いられるレシチンに分散させて沈降試験を行なった。
比較のために、湿式法で合成したマグネタイト(F e
 304)粉体と、本実施例のはじめに記した水熱合成
法で合成した0面が発達したバリウムフェライト板状粒
子粉体の2種類の粉体も同様の分散沈降試験を行なった
。その結果を図に示した。
図においては本発明の粉体、2はマグネタイト粉体、3
はバリウムフェライト粉体の結果である。
図から明らかなように、本発明のスピネル型フェライト
コーティング板状バリウムフェライト粉体1は、マグネ
タイト粉体2と同様の良好な分散特性を示し、分散性の
悪いバリウムフェライト粉体3と大きく異なり、この粉
体の表面にスピネルフェライトをコーティングすること
で分散特性が大幅に改善されていることがわかった。
なお、板状ヘキサゴナルフェライト微粉体としてバリウ
ムフェライト(Ba0・6Fe203)と同じ結晶構造
をもつヘキサゴナルフエライトで、化学組成がBaのか
わりにSrあるいはPbからなる粉体、あるいは、Fe
のかわりに、CoとTiの組み合わせやCuとZrの組
み合わせの金属元素で置換した組成の板状粉体を用いた
場合も、実施例に示した方法でスピネルフェライトコー
ティング配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体を製造
できた。また、ベキサゴナルフェライト板状粉体にコー
ティングすべきスピネルフェライトとしては、実施例に
示したFe8o、のFeの一部が Go+、Ni  2
◆、   Mn  2÷   M  g  2◆、Zn
”。
Cr+、  V+、  G e +、 T i ’十で
置換されたスピネル型結晶構造のフェライトがオートク
レービング前のけん濁液作製時に用いる試薬として上記
の各種の金属イオンを含む塩の種類を選ぶことによって
コーティング可能であることがわかった。
さらにオートクレービング前のけん濁液作製に用いるア
ルカリ水溶液が、実施例の水酸化ナトリウム(NaOH
)のかわりに水酸化カリウム(KOH)を含む水溶液を
使用しても同様のスピネルフェライトコーティングヘキ
サゴナルフェライト板状粉体が製造できることもわかっ
た。
発明の効果 以上に述べてきたように、本発明の製造方法によれば、
スピネル型フェライトを表面に成長させたC面発達の板
状ヘキサゴナルフェライト粒子粉体、すなわち、スピネ
ルフェライトコーティング配向性ヘキサゴナルフェライ
ト板状粉体を容易に製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の製造方法による粉体のレシチンに対する
分散沈降試験結果のグラフである。 1・・・・・・本発明の粉体、2・・・・・・マグ皐タ
イト粉体、3・・・・・・バリウムフェライト粉体。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スピネル型酸化物を形成する金属イオンと二価の
    鉄イオンおよび硝酸イオンを含み、かつ配向性の板状ヘ
    キサゴナルフェライト微粉体を含むけん濁液に、高濃度
    のアルカリ水溶液を加えて作製した混合けん濁液をオー
    トクレービングすることによるスピネルフェライトコー
    ティング配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造
    方法。
  2. (2)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体とし
    てMO・6Fe_2O_3(ただし、MはBa、Brお
    よびPbからなる群より選ばれる1種、あるいは2種以
    上共存の金属元素で表わされる)で示される化学組成の
    マグネットプランバイト型フェライト粉体であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のスピネルフ
    ェライトコーティング配向性ヘキサゴナルフェライト板
    状粉体の製造方法。
  3. (3)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体とし
    てMO・6Fe_2O_3(ただし、MはBa、Brお
    よびPbからなる群より選ばれる1種、あるいは2種以
    上共存の金属元素で表わされる)で示される化学組成の
    マグネットプランバイト型フェライトの化学組成中の一
    部のFe元素を、CoとTiの一組の組み合わせ金属元
    素、あるいはCuとZrの一組の組み合わせ金属元素の
    いずれかと置換した組成のマグネットプランバイト型フ
    ェライト粉体であることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載のスピネルフェライトコーティング配向性
    ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造方法。
  4. (4)スピネル型酸化物を形成する金属イオンとして、
    Fe^2^+、Co^2^+、Ni^2^+、Mn^2
    ^+、Mg^2^+、Zn^2^+、Cr^3^+、V
    ^3^+、Ge^4^+、Ti^4^+のいずれか1種
    、あるいは2種以上共存の金属イオンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載のスピネルフェラ
    イトコーティング配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉
    体の製造方法。
  5. (5)オートクレービングを行なう温度として100〜
    200℃の範囲の温度であることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載のスピネルフェライトコーティン
    グ配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉体の製造方法。
  6. (6)アルカリ水溶液として、水酸化ナトリウム(Na
    OH)あるいは水酸化カリウム(KOH)のいずれかの
    水溶液を用いることを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項記載のスピネルフェライトコーティング配向性ヘキ
    サゴナルフェライト板状粉体の製造方法。
  7. (7)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体が、
    結晶学的にC面が発達した板状微粉体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載のスピネルフェラ
    イトコーティング配向性ヘキサゴナルフェライト板状粉
    体の製造方法。
JP10792086A 1986-05-12 1986-05-12 スピネルフエライトコ−テイング配向性ヘキサゴナルフエライト板状粉体の製造方法 Pending JPS62265123A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59169937A (ja) * 1983-03-14 1984-09-26 Hitachi Maxell Ltd 磁性粉末の製造方法
JPS59172148A (ja) * 1983-03-18 1984-09-28 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体
JPS60255628A (ja) * 1984-05-31 1985-12-17 Toda Kogyo Corp 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末及びその製造法

Patent Citations (3)

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