JPS62296501A - 磁性粉体の製造方法 - Google Patents

磁性粉体の製造方法

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JPS62296501A
JPS62296501A JP61140736A JP14073686A JPS62296501A JP S62296501 A JPS62296501 A JP S62296501A JP 61140736 A JP61140736 A JP 61140736A JP 14073686 A JP14073686 A JP 14073686A JP S62296501 A JPS62296501 A JP S62296501A
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plate
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magnetic
hexagonal ferrite
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秀雄 鳥井
Masaki Aoki
正樹 青木
Yukio Terada
幸男 寺田
Hideyuki Okinaka
秀行 沖中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、表面にγ−Fe403型スピネル結晶構造鉄
酸化物をコーティングした結晶配向性ヘキサゴナルフェ
ライト板状からなる磁性粉体の製造方法に関する。
従来の技術 結晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状磁性微粉体、例
えば、バリウムフェライト(BaFe+□0.、)板状
微粉体は結晶学的に0面1007り面)が成長した結晶
配向性形状を示し、磁気スピンがこの0面に垂直方向を
向いていることから、近年、高密度記録方式として注目
されている垂直磁気記録方式の塗布型媒体の磁性粉体と
して研究が盛んである〔藤原立雄他;アイ イー イー
 イー トランザクション オン マグネチソクス(I
EF。
E Trans、 on Magn) M A G−2
1巻5号、1480ページ(1985年)〕。
上述のバリウムフェライト板状微粒子粉体の製造方法と
して、水熱合成法やガラス結晶化法などが確立されてお
り〔例えば、木山雅雄、プレタンオン ケミカル ソサ
イエティ オン ジャパン(Bull、Chem、So
c、Jpn)49巻7号、1855ページ(1976年
)、および 井戸忠信、アイ イー イー イー トラ
ンザクション オン マグネチソクス(T EEE T
rans、 on Magn)MA G−18巻6号、
1)22ページ(1982年)〕、現在、これらの方法
で上記バリうムフェライト板状1)1i粒子粉体の製造
がなされている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のバリウムフェライト板状微粒子磁
性粉体を塗布した磁気記録媒体は、高周波数領域の磁気
記録特性は優れているが、低周波数領域では従来の長手
方向磁気記録方式の媒体であるr  FezO3(ガン
マ酸化鉄)型磁性粉体を用いたものに劣る欠点がある。
本発明は、ヘキサゴナルフェライ]・板状微粉体の上述
の欠点を克服するものであり、表面にスピネル型酸化鉄
γ−Fe、0.をコーティングした0面結晶配向性ヘキ
サゴナルフェライト板状粉体の製造方法を提供すること
を目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は、二価の鉄イオンと硝酸イオン、および0面が
発達した配向性のヘキサゴナルフェライト板状粒子粉体
を含むけん濁液に、高濃度のアルカリ水溶液を加えた混
合けん濁液をオートクレービングすることによってFe
5Oa  (四三酸化鉄)系スピネル型フェライトがコ
ーティングされたベキサゴナルフェライト板状粉体を合
成し、さらにこれを酸化雰囲気で加熱処理することによ
って、γ−Fe20.型スピネル型鉄酸化物で表面をコ
ーティングされたC面発達の配向性ヘキサゴナルフェラ
イト板状粉体の製造を行なうものである。
作用 本発明は、スピネル型フェライトr−Fe203が全面
にコーティングされたC面発達の配向性ヘキサゴナルフ
ェライト板状粉体の製造方法であるので、この製造方法
によって合成された板状粉体を塗布型磁気記録メディア
用磁性粉体として用いた場合、製造された磁気テープ等
の塗布型磁気記録メディアは広い周波数範囲で優れた再
生出力を得ることが出来、かつ磁性塗料化する際、従来
のバインダー系を用いても良好な分散性を示すので、塗
布した場合、充填密度が高い優れた塗布型磁気記録メデ
ィアを製造することが可能になる。
実施例 以下に、本発明の一実施例の磁性粉体の製造方法につい
て述べる。
水熱合成法で製造された粉体であり、組成中の鉄(Il
l)イオンの一部をコバルト−チタン陽イオンベアで置
換した組成を持つマグネットプランバイト構造の六角板
状のBaFe12O+、乾燥微粉体(保持力iHc =
 7200e、飽和磁化as =52.8 emu/ 
g。
平均粒径0.12μm、アスペクト比(径/厚み)10
)を100g秤取し、内容積1500mlの丸底フラス
コ中で3モル/Ilの濃度の水酸化ナトリウム水溶液1
0100Oと混合し、70℃で3時間攪拌した後、その
まま、100m1/分の流量で窒素ガスを吹き込みなが
ら、48時間室温で放置した。
得られたBaFe12O+q 微粒子を含むアルカリ懸
濁液を撹拌してよく分散した状態で2001秤取し、こ
れに1.0モル/1の硫酸第二鉄(FeSO4)水溶液
40m1を加え、さらに6.0モル/lの硝酸カリウム
(KNO3)水溶液をl0m1加えてコロイド状懸濁液
を作成した。
得られたコロイド状アルカリ懸濁液をオートクレーブ容
器に入れ、内容物をプロペラ式回転攪拌しながら、16
0℃で2時間水熱反応を行なった。
得られた沈殿生成微粉体は、充分に水洗後、乾燥した。
得られた乾燥粉体のX線回折パターンは、BaFe1□
0.、とFe3O4の混合物であることを示していた。
また、同粉体を透過型電子顕微鏡で観察した結果、表面
上に三角形板状の小さな粒子でおおわれた六角板状粒子
形状をしていることがわかった。すなわち、同粉体は、
表面がスピネル型酸化鉄Fe50.粒子でコーティング
された六角板状のBaFe12O19粒子であることが
わかった。
このようにして得られた乾燥粉体を空気中、180℃で
24時間熱処理した。熱処理後の粉体のX線回折パター
ンはBaFe12O+qと格子定数が上記の乾燥粉体よ
りわずかに小さなスピネル型化合物を示していた。
上述の方法で製造された熱処理後の粉体を塩化ビニル・
酢酸ビニル系ポリマーとウレタン系ポリマーからなるバ
インダーとレシチン系有機化合物の分散剤等を含む系を
用いて塗料化し、PETフィルムに塗布し乾燥後、熱ロ
ールに通して、試料磁気テープを作製した。
比較のために、本実施例の粉体の原料として用いたコー
ティング未処理の種のBaFe、□019粒子粉体を用
いて上記と同様にして塗料化した磁性塗料を用いて、比
較試料磁気テープを作製した。また、平均粒径0.08
μm、アスペクト比が3で保持力1Hc= 7200e
、飽和磁化σs =56.3 emu/ gのBaPe
+20+q粒子粉体も同様にして磁気テープを作製し、
無配向の比較試料磁気テープを作製した。
作製した試料磁気テープの記録再生出力の周波数特性を
測定した。それぞれの試料磁気テープの出力特性の結果
を図に示した。本発明の磁性粉を用いて作製した試料磁
気テープの記録再生出力の周波数特性は、図では+al
で、コーティング未処理のBaFe1□019粒子磁性
粉体を用いて作製した試料磁気テープの出力特性を(b
)で、形状の異なったBaFe+□01)粒子磁性粉体
を用いて作製した試料磁気テープの出力特性を(C)で
示した。測定にはギャップ長0.28μm、トラック幅
21μm、巻数24ターンのメタルリングヘッドを用い
て相対速度3.1m/Sの条件で測定した。信号の記録
、再生とも上記の同じヘッドを用いた。
本実施例で記録再生出力特性測定に用いたヘッドは通常
の長手方向記録に用いる形状のリングへソドであるので
、記録に関与するテープ上の磁気スピンの水平成分につ
いての書き込みに対しては効率が良いが垂直成分に対し
ては効率が悪いと考えられる。
本実施例では、本発明の粉体を用いて作製したテープお
よび比較のために本発明の原料の板状粉体を用いて作製
した磁気テープは、PETフィルム上に板状磁性粉が配
向して塗布されて磁気チープになっていると考えられる
ので、テープ上の磁気スピンは主に垂直成分であり、水
平成分は少ないと考えられる。
一方、同じく比較のために作製した無配向のBaFe1
□019粉体によるテープは、磁気スピンの水平成分と
垂直成分が同等に存在していると考えられる。したがっ
て、本実施例で用いたリングヘッドで記録再生出力を測
定すると無配向のBaFe、□01゜粉体を用いて作製
した磁気テープの出力特性に比べて、水平磁気成分の少
ない垂直磁気配向テープの出力特性は不利になることは
明らかであり、図のように、配向性の異なる2種類の比
較試料磁気テープ間で測定値(図の曲線Tblと(C)
)が異なったものと考えられる。
同じ磁気ヘッドを用いて同じ条件で再生出力を検討して
も、このように磁気テープの垂直磁化の割合や性質と磁
気ヘッドの特性の間のマツチングの相違によって記録再
生出力が大きく異なるので、出力の大きさの絶対値を直
接比較し、良否を判断するのは困難であるが、周波数す
なわち記録波長に対する再生出力の変化のしがたを評価
するのは可能である。
図に示すように、バリウムフェライト磁気テープ各試料
を比較して、本発明の磁性粉を用いた試料の記録再生出
力ピークの位置が短波長から長波長側まで広がっており
、広範囲な周波数で優れた再生出力特性をもっことがわ
がる。すなわち、本発明の磁性粉を用いた磁気テープに
おいては、バリウムフェライト磁性粉体を使用した磁気
メディアの特徴である高周波領域での再生出力特性の良
好さは、バリウムフェライト磁性粉のテープとほとんど
変わらず、かつ、バリウムフェライト磁性粉体の大きな
欠点であった低周波数領域での再生出力特性も優れたも
のであることがわかる。本発明の磁性粉体を用いた磁気
記録メディアは広い周波数領域において安定した再生出
力を示す優れた粉体であることがわかった。
なお、上述実施例で、コロイド状アルカリ懸濁液をオー
トクレービングする温度を200.180.14帆12
0、100℃のそれぞれの各温度に設定して2時間反応
を行なって得られた粉体を空気中で熱処理して作製した
粉体も、実施例と同様の性質の磁性粉体が得られたが、
オートクレービングする温度を220、240℃にして
、以下同様にして作製した粉体を用いて作製した磁気テ
ープは、記録再生出力が著しく低下していた。
上述の実施例で用いたコバルト−チタン陽イオンペアで
置換したBaFe12O+q粒子のかわりに、組成中の
鉄イオンの一部を銅−ジルコン陽イオンペアで置換した
組成を持つBaFe+□01.乾燥微粉体(保持力iH
c = 7100e、飽和磁化σs =52.9 em
u/g、アスペクト比8.5)を用いた場合も、実施例
に示したものと同様のγ−Fe20..コーティング配
向性BaFeIzOI1粒子を製造することが可能であ
る。このようにして製造された粉体の記録再生出力特性
もおおよそ実施例図+a)と同じく、広い周波数領域に
わたって良好な出力を示していた。また、コーティング
する種のBaFe、□019粒子のかわりに、Ba1−
X−y Sr、 Pb、 FeIzO+qCO≦X≦1
.0≦y≦1)のように表示されるヘキサゴナルフェラ
イト粒子を用いた場合も上述と同様の磁性粉が製造でき
た。
さらに、オートクレービングで得たスピネルフェライト
コーティング配同性ヘキサゴナルフェライト板状粉体を
空気中、130℃で熱処理しても板状粉体表面のスピネ
ルフェライトはγ−Fe、O,化しなかったが、150
,160,200,230,250℃の温度で熱処理し
た場合、r−Fe203化し、Y−Fe、0.コーティ
ング配同性ヘキサゴナルフェライト板状粉体が得られる
ことがわかった。
発明の効果 以上に述べてきたように、本発明の製造方法によれば表
面にγ−Fe、O,型スピネル結晶構造鉄酸化物をコー
ティングした結晶配向性ヘキサゴナルフェライト板状磁
性粉体の製造が可能になり、この粉体を用いることによ
って広い周波数領域で高い再生出力が得られる磁気記録
メディアが製造できる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の製造方法による粉体を用いた磁気記録テ
ープおよび、比較例の粉体を用いた磁気記録テープの周
波数に対するヘッドの記録再生出力特性測定結果を示す
グラフである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二価の鉄イオンおよび硝酸イオンを含み、かつ配
    向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体を含むけん濁
    液に、高濃度のアルカリ水溶液を加えて作製した混合け
    ん濁液をオートクレービングする方法で製造されたスピ
    ネルフェライトコーティング配向性ヘキサゴナルフェラ
    イト板状粉体をさらに酸化雰囲気下で熱処理することに
    よる磁性粉体の製造方法。
  2. (2)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体が、
    MFe_1_2O_1_9(ただし、MはBa、Srお
    よびPbからなる群より選ばれる1種、あるいは2種以
    上共存の金属元素で表わされる)で示される化学組成の
    マグネットプランバイト型フェライト粉体であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁性粉体の
    製造方法。
  3. (3)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体が、
    MFe_1_2O_1_9(ただし、MはBa、Srお
    よびPbからなる群より選ばれる1種、あるいは2種以
    上共存の金属元素で表わされる)で示される化学組成の
    マグネットプランバイト型フェライトの化学組成中の一
    部のFe元素を、CoとTiの一組の組み合わせ金属元
    素、あるいはCuとZrの一組の組み合わせ金属元素の
    いずれかと置換した組成のマグネットプランバイト型フ
    ェライト粉体であることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の磁性粉体の製造方法。
  4. (4)オートクレービングを行なう温度として100℃
    〜200℃の範囲の温度であることを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載の磁性粉体の製造方法。
  5. (5)板状粉体を空気中で熱処理する温度が150℃〜
    250℃の範囲の温度であることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の磁性粉体の製造方法。
  6. (6)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粉体が、
    結晶学的にC面が発達した板状微粉体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁性粉体の製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0265133A2 (en) * 1986-10-13 1988-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Composite magnetic powder, method for producing the same and recording medium containing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0265133A2 (en) * 1986-10-13 1988-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Composite magnetic powder, method for producing the same and recording medium containing the same

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