JPS63144117A - 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 - Google Patents
磁気記録用磁性粉体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS63144117A JPS63144117A JP61289247A JP28924786A JPS63144117A JP S63144117 A JPS63144117 A JP S63144117A JP 61289247 A JP61289247 A JP 61289247A JP 28924786 A JP28924786 A JP 28924786A JP S63144117 A JPS63144117 A JP S63144117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- magnetic powder
- magnetic recording
- magnetic
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 title claims abstract description 36
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 title claims abstract description 34
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims abstract description 38
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 claims abstract description 12
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052596 spinel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000011029 spinel Substances 0.000 claims abstract description 6
- CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N Fe2+ Chemical compound [Fe+2] CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 4
- 229910001448 ferrous ion Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 239000000243 solution Substances 0.000 claims abstract description 3
- 238000003756 stirring Methods 0.000 claims abstract 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 16
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 9
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 8
- SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N iron(II,III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]O[Fe]=O SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 235000003891 ferrous sulphate Nutrition 0.000 claims description 2
- 239000011790 ferrous sulphate Substances 0.000 claims description 2
- NMCUIPGRVMDVDB-UHFFFAOYSA-L iron dichloride Chemical compound Cl[Fe]Cl NMCUIPGRVMDVDB-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 2
- 229910000359 iron(II) sulfate Inorganic materials 0.000 claims description 2
- KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M Potassium hydroxide Chemical compound [OH-].[K+] KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims 6
- 229960002089 ferrous chloride Drugs 0.000 claims 1
- -1 ferrous sulfate salt Chemical class 0.000 claims 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 claims 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 abstract description 9
- 239000003513 alkali Substances 0.000 abstract 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N oxobarium;oxo(oxoferriooxy)iron Chemical compound [Ba]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000005587 bubbling Effects 0.000 description 2
- 239000012153 distilled water Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 2
- 229910021577 Iron(II) chloride Inorganic materials 0.000 description 1
- 241000276425 Xiphophorus maculatus Species 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001422 barium ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009770 conventional sintering Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 1
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 229910052598 goethite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010335 hydrothermal treatment Methods 0.000 description 1
- AEIXRCIKZIZYPM-UHFFFAOYSA-M hydroxy(oxo)iron Chemical compound [O][Fe]O AEIXRCIKZIZYPM-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- BAUYGSIQEAFULO-UHFFFAOYSA-L iron(2+) sulfate (anhydrous) Chemical compound [Fe+2].[O-]S([O-])(=O)=O BAUYGSIQEAFULO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、スピネル型フェライトとC軸配向性の板状ヘ
キサゴナルフェライト微粒子を複合化した磁気記録用磁
性粉体およびその製造方法に関する。
キサゴナルフェライト微粒子を複合化した磁気記録用磁
性粉体およびその製造方法に関する。
従来の技術
近年、大きな磁化Mと適切な保磁力Hcを有する磁気異
方性の大きな強磁性粉体が、従来の記録用磁性材料とし
て用いられている針状の強磁性材料にかわって、記録用
材料、特に垂直磁気記録用メディア材料として期待され
ている。
方性の大きな強磁性粉体が、従来の記録用磁性材料とし
て用いられている針状の強磁性材料にかわって、記録用
材料、特に垂直磁気記録用メディア材料として期待され
ている。
一般には、ヘキサゴナルフェライトの中でも、マグネト
ブランバイト型構造のBaフェライト(s a F e
tl o B )が、垂直磁気記録用メディア材料と
して注目を浴びている。従来からのBaフェライトの製
造方法としてはBaイオンと三価のFeイオンを含むア
ルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で水熱処理すること
による方法が、よく知られており、反応条件を種種変化
させることによって粒子径0.05〜1.0μm程度を
有す板状のBaフェライトが得られている。
ブランバイト型構造のBaフェライト(s a F e
tl o B )が、垂直磁気記録用メディア材料と
して注目を浴びている。従来からのBaフェライトの製
造方法としてはBaイオンと三価のFeイオンを含むア
ルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で水熱処理すること
による方法が、よく知られており、反応条件を種種変化
させることによって粒子径0.05〜1.0μm程度を
有す板状のBaフェライトが得られている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、例えば、従来の焼結法で得られるBaフ
ェライトは、大きな磁化を存するが、保磁力が、150
0〜40000eと非常に大きく、磁気記録用には適し
ていない。磁気記録用として好ましくは、400〜90
00e程度の保磁力が望ましい、そのため、Baフェラ
イトの保磁力を低減する手段としてBaフェライトの結
晶中の三価のFeイオンを別のカチオン(例えば、C0
2◆−Ti’◆+ Cu2+ −z ra+)で置換
する方法があるが、保磁力を大きな幅で制御できる反面
、磁化も小さくなる欠点があった。
ェライトは、大きな磁化を存するが、保磁力が、150
0〜40000eと非常に大きく、磁気記録用には適し
ていない。磁気記録用として好ましくは、400〜90
00e程度の保磁力が望ましい、そのため、Baフェラ
イトの保磁力を低減する手段としてBaフェライトの結
晶中の三価のFeイオンを別のカチオン(例えば、C0
2◆−Ti’◆+ Cu2+ −z ra+)で置換
する方法があるが、保磁力を大きな幅で制御できる反面
、磁化も小さくなる欠点があった。
さらに、前記水熱処理法により得られる板状13aフ工
ライHk粒子は、磁気記録用に適した粒径0.3μm以
下の微粒子が得られるものの大きな磁化を得るには、保
磁力が15000e以上になってしまう欠点があった。
ライHk粒子は、磁気記録用に適した粒径0.3μm以
下の微粒子が得られるものの大きな磁化を得るには、保
磁力が15000e以上になってしまう欠点があった。
また、上述の板状f3aフェライトti粒子磁性粉体を
塗布した磁気記録媒体は、高周波数領域の磁気記録特性
には優れているが、低周波数領域では従来の面内方向磁
気記録方式の媒体であるところのγ−F e 20 a
型磁性粉体を用いたものに劣るという欠点があった。
塗布した磁気記録媒体は、高周波数領域の磁気記録特性
には優れているが、低周波数領域では従来の面内方向磁
気記録方式の媒体であるところのγ−F e 20 a
型磁性粉体を用いたものに劣るという欠点があった。
本発明は、前記問題点を改善するものであり、スピネル
型フェライトとC軸結高配同性のヘキサゴナルフェライ
ト板状微粒子を複合化した磁気記録用磁性粉体およびそ
の製造方法を提供するものである。
型フェライトとC軸結高配同性のヘキサゴナルフェライ
ト板状微粒子を複合化した磁気記録用磁性粉体およびそ
の製造方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段
本発明は、前記問題点を解決するため、スピネル型フェ
ライトとC軸結高配同性の板状ヘキサゴナルフェライト
微粒子を複合化したものであり、第一鉄イオンの溶存す
る水溶液と、C軸が発達した配向性の板状へキサゴナシ
フ1541粒子を含む懸濁液に、アルカリ水溶液を加え
た混合液を酸化性雰囲気中で反応処理することにより作
製される磁気記録用磁性粉体より成るものである。
ライトとC軸結高配同性の板状ヘキサゴナルフェライト
微粒子を複合化したものであり、第一鉄イオンの溶存す
る水溶液と、C軸が発達した配向性の板状へキサゴナシ
フ1541粒子を含む懸濁液に、アルカリ水溶液を加え
た混合液を酸化性雰囲気中で反応処理することにより作
製される磁気記録用磁性粉体より成るものである。
作用
本発明は、スピネル型フェライトとC軸結高配向性の板
状へキサゴナルフエライHAt粒子を複合化した磁性粉
体に関してであり、この粉体を塗布型磁気記録メディア
用磁性粉体として用いた場合、広い周波数範囲で優れた
再生出力を得ることができ、かつ保磁力の温度変化を低
減でき、優れた磁気記録メディア媒体を提供することが
可能となる。
状へキサゴナルフエライHAt粒子を複合化した磁性粉
体に関してであり、この粉体を塗布型磁気記録メディア
用磁性粉体として用いた場合、広い周波数範囲で優れた
再生出力を得ることができ、かつ保磁力の温度変化を低
減でき、優れた磁気記録メディア媒体を提供することが
可能となる。
以上のように、本発明の磁気記録用磁性粉体は、スピネ
ル型フェライトとC軸結高配同性の板状へキサゴナルフ
エライト微粒子とを複合化したものであり、磁気記録用
に通し、しかも磁気特性に優れた、かつ耐環境性に冨む
磁気記録メディア用磁性粉体を提供できる。
ル型フェライトとC軸結高配同性の板状へキサゴナルフ
エライト微粒子とを複合化したものであり、磁気記録用
に通し、しかも磁気特性に優れた、かつ耐環境性に冨む
磁気記録メディア用磁性粉体を提供できる。
実施例
以下、本発明の一実施例の磁気記録用磁性粉体およびそ
の製造方法について、述べる。
の製造方法について、述べる。
マグネトブランバイト構造の六角板状
BaFe1!Os4粒子(保磁力Hc−11500e。
飽和磁化Ms=54.Oen+u/g、粒径0.110
I m s粒子厚み0.013μm、比表面積5A=3
7、On(/g)を22.0g採取し、予め窒素ガスで
バブリングすることにより溶存酸素を除去した蒸溜水3
00 cc中に窒素ガスを通じつつ、反応容器中で懸濁
させた後、これに17.0gの硫酸第一鉄(FeSO,
−7H20)を300 CCの蒸溜水に溶かした溶液を
添加する。
I m s粒子厚み0.013μm、比表面積5A=3
7、On(/g)を22.0g採取し、予め窒素ガスで
バブリングすることにより溶存酸素を除去した蒸溜水3
00 cc中に窒素ガスを通じつつ、反応容器中で懸濁
させた後、これに17.0gの硫酸第一鉄(FeSO,
−7H20)を300 CCの蒸溜水に溶かした溶液を
添加する。
さらに2N−水酸化ナトリウム150ccを加え、コロ
イド状懸濁液を作製した。上記のコロイド状懸濁液を含
む反応容器を加熱し、70℃まで窒素ガスでバブリング
しながら昇温し、70℃に保ちつつ、窒素ガスを空気に
切り換えた後、10時間保持し反応を完了させた。得ら
れた反応溶液を濾過し、濾過により得た沈澱物を水洗・
乾燥することにより目的の磁気記録用磁性粉体を得た。
イド状懸濁液を作製した。上記のコロイド状懸濁液を含
む反応容器を加熱し、70℃まで窒素ガスでバブリング
しながら昇温し、70℃に保ちつつ、窒素ガスを空気に
切り換えた後、10時間保持し反応を完了させた。得ら
れた反応溶液を濾過し、濾過により得た沈澱物を水洗・
乾燥することにより目的の磁気記録用磁性粉体を得た。
以上のようにして、得られた磁性粉体について磁気特性
の測定を行った結果、保磁力HCm8100e、 飽和
磁化Ms −61,4esu /gであった。得られた
黒褐色の磁性粉体のxvA回折パターンを第1図に示し
た。さらに、X線回折法で調べた生成磁性粉体の構成結
晶相を各反応温度に対して、表1に示した。
の測定を行った結果、保磁力HCm8100e、 飽和
磁化Ms −61,4esu /gであった。得られた
黒褐色の磁性粉体のxvA回折パターンを第1図に示し
た。さらに、X線回折法で調べた生成磁性粉体の構成結
晶相を各反応温度に対して、表1に示した。
表 ま
ただし、表1中のBaFは、バリウムフェライトを、s
pは、スピネル型フェライトのマグネタイトを、ct−
Gは、ゲーサイトCa−Fed(OH))を、Xは未知
相をそれぞれ示している。
pは、スピネル型フェライトのマグネタイトを、ct−
Gは、ゲーサイトCa−Fed(OH))を、Xは未知
相をそれぞれ示している。
また、70℃で作製した磁性粉体の透過型電子顕微鏡に
よる観察から、六角板状粒子の表面上に三角形状粒子が
膜状に成長しているのが見られた(第2図参照)。
よる観察から、六角板状粒子の表面上に三角形状粒子が
膜状に成長しているのが見られた(第2図参照)。
第2図からも明らかなように、このことは(001)面
配向性のバリウムフェライト粒子表面に、スピネル型フ
ェライトであるマグネタイト粒子の(111)面がエビ
クキシャルに成長していることを示しており、スピネル
型フェライトとバリウムフェライトが複合化されている
ことを示唆している。
配向性のバリウムフェライト粒子表面に、スピネル型フ
ェライトであるマグネタイト粒子の(111)面がエビ
クキシャルに成長していることを示しており、スピネル
型フェライトとバリウムフェライトが複合化されている
ことを示唆している。
以上のように本実施例によれば、スピネル型フェライト
とC軸結高配向性の板状へキサゴナルフエライト微粒子
とが複合化した磁性粉体となっているので、磁気記録用
材料に適した保磁力を有し、磁化の大きい優れた磁性粉
体を得ることができる。
とC軸結高配向性の板状へキサゴナルフエライト微粒子
とが複合化した磁性粉体となっているので、磁気記録用
材料に適した保磁力を有し、磁化の大きい優れた磁性粉
体を得ることができる。
なお、本実施例において、BaFeユ○、のかわりにB
a 1−X−q S r x P b Y F e
a O5(Os;x≦1.0≦y≦1)のように表示さ
れるヘキサゴナルフェライト粉体を用いた場合も上述と
同様の結果を得た。
a 1−X−q S r x P b Y F e
a O5(Os;x≦1.0≦y≦1)のように表示さ
れるヘキサゴナルフェライト粉体を用いた場合も上述と
同様の結果を得た。
さらに、本実施例において、Fe2◆の溶存する水溶液
をFeCl2 ・xH2Oに、アルカリ水溶液をKOH
にそれぞれ代えた場合にも上述と同様の磁気記録用磁性
粉体が得られた。
をFeCl2 ・xH2Oに、アルカリ水溶液をKOH
にそれぞれ代えた場合にも上述と同様の磁気記録用磁性
粉体が得られた。
発明の効果
以上に述べてきたように、従来のr F e 20
aの抱える保磁力Hcの温度特性の悪い点、垂直磁気記
録用バリウムフェライトの抱えるHeの制御、飽和磁化
Msの低い点などの問題点のため、従来の磁気記録用磁
性粉体では超高密度化に対しては不利であったが、本発
明によれば、スピネル型フェライトとC軸結高配同性の
板状へキサゴナシフ1941粒子とが複合化された磁性
粉体であるので、両フェライトのHeの温度特性を相殺
することができ、広範囲に渡ってHcが安定となり、か
つ磁化の大きい磁性粉体を提供することができるので、
その効果は絶大である。
aの抱える保磁力Hcの温度特性の悪い点、垂直磁気記
録用バリウムフェライトの抱えるHeの制御、飽和磁化
Msの低い点などの問題点のため、従来の磁気記録用磁
性粉体では超高密度化に対しては不利であったが、本発
明によれば、スピネル型フェライトとC軸結高配同性の
板状へキサゴナシフ1941粒子とが複合化された磁性
粉体であるので、両フェライトのHeの温度特性を相殺
することができ、広範囲に渡ってHcが安定となり、か
つ磁化の大きい磁性粉体を提供することができるので、
その効果は絶大である。
第1図は本発明の一実施例における磁気記録用磁性粉体
のX線回折パターン、第2図は本発明の一実施例におけ
る磁気記録用磁性粉体の透過型電子顕微鏡の拡大図であ
る。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名第1図 5− δαFξ+20fQ S−Fe304 第2図 0、(pm
のX線回折パターン、第2図は本発明の一実施例におけ
る磁気記録用磁性粉体の透過型電子顕微鏡の拡大図であ
る。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名第1図 5− δαFξ+20fQ S−Fe304 第2図 0、(pm
Claims (7)
- (1)スピネル型フェライトとc軸結晶配向性の板状ヘ
キサゴナルフェライト微粒子を複合化したことを特徴と
する磁気記録用磁性粉体。 - (2)スピネル型フェライトが、Fe_3O_4(マグ
ネタイト)であり、結晶学的に(111)面が発達して
いることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
磁気記録用磁性粉体。 - (3)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粒子とし
てMO・6Fe_2O_3(ただしMはBa、Sr、P
bからなる群より選ばれる一種、あるいは二種以上共存
の金属元素で表わされる)で構成されるマグネットプラ
ンバイト型フェライト微粒子であることを特徴とする特
許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録用磁性粉体。 - (4)配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粒子が、
結晶学的に、c面((001)面)が発達した板状粉体
であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
の磁気記録用磁性粉体。 - (5)Fe^2^+(第一鉄イオン)の溶存する水溶液
中に、配向性の板状ヘキサゴナルフェライト微粒子を懸
濁させ、さらに、アルカリ水溶液を加えて得られた混合
懸濁液を非酸化性雰囲気中で撹拌し、さらに溶液温度5
0〜100℃において酸化性雰囲気中で撹拌しつつ、反
応処理し作製することを特徴とする磁気記録用磁性粉体
の製造方法。 - (6)Fe^2^+(第一鉄イオン)の溶存する水溶液
が、FeSO_4・7H_2O(硫酸第一鉄塩)、Fe
Cl_2・xH_2O(塩化第一鉄塩)のいずれかであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項記載の磁
気記録用磁性粉体の製造方法。 - (7)アルカリ水溶液が、NaOH(水酸化ナトリウム
)、あるいはKOH(水酸化カリウム)であることを特
徴とする特許請求の範囲第(5)項記載の磁気記録用磁
性粉体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61289247A JPS63144117A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61289247A JPS63144117A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63144117A true JPS63144117A (ja) | 1988-06-16 |
Family
ID=17740680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61289247A Pending JPS63144117A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63144117A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63144119A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
JPS63252930A (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヘキサゴナルフエライト磁性粉体 |
JPH0238317A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 酸化物系磁性粉体とその製造方法とそれを用いた記録媒体 |
WO2017191725A1 (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | パウダーテック株式会社 | フェライト粉末、樹脂組成物、電磁波シールド材、電子回路基板、電子回路部品及び電子機器筐体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60255628A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-17 | Toda Kogyo Corp | 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末及びその製造法 |
JPS63139017A (ja) * | 1986-12-01 | 1988-06-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合型磁性粉体およびその製造方法 |
JPS63144119A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-12-04 JP JP61289247A patent/JPS63144117A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60255628A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-17 | Toda Kogyo Corp | 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末及びその製造法 |
JPS63139017A (ja) * | 1986-12-01 | 1988-06-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合型磁性粉体およびその製造方法 |
JPS63144119A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63144119A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 |
JPS63252930A (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヘキサゴナルフエライト磁性粉体 |
JPH0238317A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 酸化物系磁性粉体とその製造方法とそれを用いた記録媒体 |
WO2017191725A1 (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | パウダーテック株式会社 | フェライト粉末、樹脂組成物、電磁波シールド材、電子回路基板、電子回路部品及び電子機器筐体 |
JP2017200860A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | パウダーテック株式会社 | フェライト粉末、樹脂組成物、電磁波シールド材、電子回路基板、電子回路部品及び電子機器筐体 |
US11032955B2 (en) | 2016-05-02 | 2021-06-08 | Powdertech Co., Ltd. | Ferrite powder, resin composition, electromagnetic shielding material, electronic circuit substrate, electronic circuit component, and electronic device housing |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0123445B1 (en) | Barium ferrite particles for magnetic recording media | |
JPS63277523A (ja) | 板状磁性粉体の製造方法 | |
EP0164251B1 (en) | Barium ferrite particles for magnetic recording media | |
Sakai et al. | Preparation and magnetic properties of barium ferrite fine particles by the coprecipitation salt-catalysis method | |
Zalite et al. | The synthesis and characterization of nickel and cobalt ferrite nanopowders obtained by different methods | |
JPS6095902A (ja) | 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法 | |
JPS63144117A (ja) | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 | |
JP2574265B2 (ja) | 複合型磁性粉体およびその製造方法 | |
JPH033361B2 (ja) | ||
JPS63144119A (ja) | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 | |
JPS60255628A (ja) | 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末及びその製造法 | |
JPS63144118A (ja) | 複合型磁性粉体およびその製造方法 | |
JPH0359007B2 (ja) | ||
JPS63144120A (ja) | 磁気記録用磁性粉体およびその製造方法 | |
JP2656028B2 (ja) | 複合型フエライト粉体の製造方法 | |
JP3429881B2 (ja) | 複合型六方晶系フェライト磁性粉及びその製造方法 | |
KR970002098B1 (ko) | 바륨페라이트 미립자 분말의 제조방법 | |
JP2796189B2 (ja) | 針状バリウムフェライト磁性粉の製造法 | |
JPS6090829A (ja) | バリウムフエライトの処理法 | |
JP3328017B2 (ja) | 垂直磁気異方性を有する針状六方晶系フェライト磁性粉の製造方法 | |
KR920004999B1 (ko) | 철산화물형 판형상 자성분체와 그 제조방법 및 그 자성분체를 이용한 기록매체 | |
JPS62265123A (ja) | スピネルフエライトコ−テイング配向性ヘキサゴナルフエライト板状粉体の製造方法 | |
JPH0193427A (ja) | 板状ヘマタイト粒子粉末の製造方法 | |
JPH01203225A (ja) | 酸化物系板状磁性粉体 | |
JPS62296502A (ja) | 磁性粉体の製造方法 |