JPS62263214A - ブロック共重合体の製造方法 - Google Patents

ブロック共重合体の製造方法

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JPS62263214A
JPS62263214A JP10615686A JP10615686A JPS62263214A JP S62263214 A JPS62263214 A JP S62263214A JP 10615686 A JP10615686 A JP 10615686A JP 10615686 A JP10615686 A JP 10615686A JP S62263214 A JPS62263214 A JP S62263214A
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JP
Japan
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formula
polymer
compound
group
general formula
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Pending
Application number
JP10615686A
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English (en)
Inventor
Teruo Fujimoto
藤本 輝雄
Mikio Shiono
巳喜男 塩野
Osamu Watanabe
修 渡辺
Atsushi Takano
高野 敦志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なブロック共重合体及びその製法に関し
、特に、種々の機能性高分子材料、硬化性樹脂材料等の
製造の中間体などとして有用であるブロック共重合体及
びその製法に関する。
〔従来の技術〕
複数の種類のブロック鎖からなり、特定のブロック鎖が
側鎖に多数のエチレン性不飽和基を有する線状のブロッ
ク共重合体は、側鎖の反応性を利用することにより種々
の機能性高分子化合物を製造する上で有用であると期待
されるが、従来このようなブロック共重合体もその製法
も知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明の目的は、前記のごとき、特定のブロック
鎖に多数のエチレン性不飽和基を有しているブロック共
重合体およびその製法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち1本発明は。
一般式(り 〔式中−R1は水素原子、メチル基又はエチル基であり
 R2とR3は同一でも異なってもよく01〜C1のア
ルキル基又はフェニル基であり、nは0〜4の整数であ
る〕 で表わされる繰返し単位からなり、好ましくは重合度1
0以上の重合体ブロック鎖と。
一般式(II) 〔式中、R4は水素原子、メチル基又はエチル基であり
1Mは、式−C1l=CJ−−C(CHz):C112
,−COOCHz。
−COOC211,で表わされる基及びフェニル基から
選ばれる少なくとも1種である〕 で表わされる繰返し単位からなる重合体ブロック鎖の少
なくとも1種とからなるブロック共重合体を提供するも
のである。
上記の本発明のブロック共重合体の製造は、例えば、 一般式(m) 〔式中 Hl、 R2,R3及びnは前記のとおりであ
る〕で表わされるアルケニルシリル基含有スチレン化合
物と、 一般式(IV) CH2=CR’         ・・・(IV)〔式
中、R4とMは前記のとおり〕 で表わされる化合物 から選ばれる少なくとも1種とを、有機金属化合物を開
始剤としてアニオン重合法により逐次付加させる方法で
あって、少なくとも一般式(III)のアルケニルシリ
ル基含有スチレン化合物の重合を第3級アミンの存在下
で行なう ことにより実施することができる。
上記製法に用いられる一般式(m)の化合物の具体例と
しては、4−ビニルフェニルジメチルビニルシラン、4
−ビニルフェニルジメチルアリルシラン4−ビニルフェ
ニルジメチル−1−ブテニルシラン、4−(1−メチル
エチニル)フェニルジメチルビニルシラン、4−(1−
メチルエチニル)フェニルジメチルアリルシラン、4−
ビニルフェニル・メチル・エチル・ビニルシラン、4−
ビニルフェニル・メチル・フェニル・ビニルシラン等が
挙げられ,1つの重合体ブロック鎖に1種含まれていれ
ばよい.これら一般式(III)の化合物は、本発明の
方法によると、分子中の2個のエチレン性不飽和基のう
ちベンゼン環に結合したもののみが優先的に重合し、ア
ルケニルシリル基に含まれるビニル基は反応せずに残っ
て、一般式(1)で表わされる繰返し単位からなる重合
体ブロック鎖を生成する。該重合体ブロック鎖は、これ
を中間体として機能性高分子材料を製造する上では1重
合度10以上が一般に好ましい。
他方の重合体ブロック鎖の形成に用いられる一般式(I
V)のモノマー化合物の具体例は、ブタジェン、イソプ
レン等のジエン:スチレン、α−メチルスチレン等のビ
ニル芳香族炭化水素化合物;そして、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート等のアクリル酸エステル、メタクリル
酸エステルが挙げられる。
上記製法に用いられる開始剤の有機金属化合物としては
1例えば、クミルセシウム、クミルカリウム、ベンジル
ナトリウム、ベンジルカリウム、ベンジルセシウム等の
有機アルカリ金属が挙げられ、特にクミルセシウムが好
ましい、開始剤の使用量は、仕込モノマー化合物量とと
もに得られる重合体の分子量を決定するので、所望分子
量に応じて選択すべきであり1通常、反応溶液中でto
−2〜10−’mol/ Q、のオーダーの濃度になる
ようにする。
また、第3級アミンの種類は特に制限されず。
例えば、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、ト
リn−プロピルアミン、メチルジロープロピルアミン等
のトリアルキルアミン;N−メチルピロリジン、N−メ
チルピペリジン等の環式第3級アミン;N、N、N’、
N’−テトラメチルエチレンジアミン、1,2−ジメト
キシエタン等の第3級ジアミンなどが挙げられ、特にN
−メチルピロリジン及びトルエチルアミンが好ましく、
N−メチルピロリジンが最も好ましい、この第3級アミ
ンは開始剤の有機金属化合物に対し等モル−10倍モル
の範囲で用いるのが好ましい、これら第3級アミンを反
応系に存在せしめることにより、一般式(m)のアルケ
ニルシリル基含有化合物の重合過程においてベンゼン環
に結合したエチレン性不飽和基が優先的に重合し。
アルケニルシリル基に含まれるビニル基は反応しないで
得られる重合体中に残る。
重合は一般に有機溶媒中で行ない、使用できる有機溶媒
の例としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、テト
ラヒドロピラン、ジメトキシエタン、ジグライム等のエ
ーテル系溶媒が好ましく、特にテトラヒドロフランが好
ましい、これらの溶媒は1種単独でも2種以上の混合系
としても用いることができる。
重合に供するモノマー化合物の反応溶液中の濃度は、1
〜10重量%が適切であり1重合反応は圧力10−’T
orr以下の高真空下又は精製して水分等の反応に対す
る有害物質を除去したアルゴン、窒素等の不活性ガス雰
囲気中、約−78〜−20℃の温度において撹拌下に行
なうことが好ましい。
重合を開始する際には、反応器に溶媒、開始剤、第3級
アミン及び最初の七ツマー化合物を仕込み、通常約10
分〜1時間程度の反応によりアニオン重合が進行し重合
体ブロック鎖が生成する0次に反応系に第2のモノマー
化合物を通常溶媒で希釈して添加し重合をさらに進め、
必要に応じ第3のモノマー化合物の重合を同様に逐次行
なう。このとき、最初のモノマー化合物として一般式(
II+)のアルケニルシリル基含有化合物を用い、第2
の七ツマー化合物として一般式(■)の化合物を用いて
もよいし、その逆でもよい、ただし、一般式(rV)の
化合物のうちアクリレート及びメタクリレートは最初の
七ツマー化合物として用いることはできない、というの
は生成するこれらアクリレートなどの化合物の重合体ブ
ロック鎖末端のアニオンは活性が低いので他のモノマー
化合物を加えて別の重合体ブロック鎖を延長させること
が不可能だからである。したがって、アクリレートなど
の化合物をモノマーとする重合体ブロック鎖は最後のブ
ロックとしてのみブロック共重合体に導入することがで
きる。一般式(1)の単位からなる重合体ブロック鎖を
A、一般式(n)の繰返し単位からなる重合体ブロック
鎖をB、B’・・・などとすると、上記の制約の下に重
合させるモノマー化合物の順序を選択することにより、
随意に、 AB型、BA型、BAB型、BAB’型等の
ブロック共重合体を裏造することができる。
所要の重合が終了したら、例えば、メタノール、エチル
ブロマイド等の停止剤を反応系に添加して反応を停止さ
せる0反応混合物を例えばメタノール中に注ぐことによ
り生成したブロック共重合体を沈殿させ、分離し、洗浄
、乾燥することにより精製、単離することができる。
生成したブロック共重合体の収量は使用したモノマー化
合物に基づいてほぼ100%であり、分子量(動力学的
分子量)は七ツマー化合物の重合と開始剤のモル数から
容易に計算することができる。
また、数平均分子量(Mn)は膜浸透圧計を用いて測定
でき、目的通りのものが生成しているか否かの判断は赤
外吸収(IR)スペクトルおよびIH−NMRで行なう
ことができ、さらに分子量分布及び存在する可能性があ
るブロック共重合体の前駆体が含まれているか否かの評
価はゲルパーミェーションクロマトグラフィ(GPC)
で行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により一層詳細に説明する。
実施例1 10”@Tarrの高真空下で、IQのフラスコにテト
ラヒドロフラン532mQ、開始剤としてクミルセシウ
ム1.88X10−’molおよびN−メチルピロリジ
ン9.78 X 10−’++olを仕込んだ、この混
合溶液に、−78℃で85+++Qのテトラヒドロフラ
ンで希釈した12.9+nQのスチレンを添加し、30
分間撹拌しながら重合させた。この反応溶液は赤色を呈
した。
次に、78+onのテトラヒドロフランで希釈した16
.7mQの4−ビニルフェニルジメチルビニルシランを
添加した。この溶液を15分間撹拌し、重合を進めた。
この反応溶液も赤色を呈した。
重合終了後1反応混合物をメタノール中に注ぎ、得られ
た重合体を沈殿させた後分離し、乾燥して25gの白色
重合体を得た。
得られた重合体のIRスペクトルおよびI H−NMR
を測定したところ下記の特性吸収が示され、またGPC
溶出曲線は図1に示すとおりであった。
○ IR(cm−’):  820. 1250(Si
(CI(3)2;1600(SiCH=CH2) ; 
700.770.835<ベンゼン環) 0 ’H−NMR(δ、ppff+): 0.27(S
i(CHi)2); 5.8゜6.0(SiCH=CH
2); 6.5.7.0(ベンゼン環)LH−NMRの
結果より、共重合体は、スチレン44%、4−ビニルフ
ェニルジメチルビニルシラン56%からなること、そし
てGPC溶出曲線より単一重合体であることが確認され
た。この重合体のMnは14X104であった。
実施例2 10−’ Torrの高真空下で、IQのフラスコにテ
トラヒドロフラン560mA’、開始剤としてクミルセ
シウム1.31 X 10−’molおよびN−メチル
ピロリジン9.4X 10−’molを仕込んだ。この
混合溶液に、−78℃で12mQのテトラヒドロフラン
で希釈した1 3mQのスチレンを添加し30分間撹拌
下で重合させた。この溶液はすぐに赤色を呈した0次に
73mMのテトラヒドロフランで希釈した15mQの4
−ビニルフェニルジメチルアリルシランを添加し、この
溶液を15分間撹拌し重合を進めた。この溶液も赤色を
呈した。
重合終了後、反応混合物をメタノール中に注ぎ。
得られた重合体を沈殿させた後分離し、乾燥して24.
5 gの白色重合体が得られた。
得られた重合体のIRおよび’H−NMRの特性吸収は
次のとおりであった。
OIR(Oll−’): 820.1250(Si(C
ll、h); 1220゜1410(Si−C)+2−
);  1640  (C二C);  700. 77
0゜835(ベンゼン環) 0 ’)l−NMR(6、ppm)=0.26 (Si
(CHih); 1.6゜5.4.5.0(SiCH2
C)l=cHz); 6.5.7.0(ベンゼン環) 実施例3 10−’ Torrの高真空下でIQのフラスコに、テ
トラヒドロフラン226mL開始剤としてクミルセシウ
ム1.4 X 10−’molおよびN−メチルピロリ
ジン9.26X 10−’mol を仕込んだ、この混
合溶液に、−78℃で、132mQのテトラヒドロフラ
ンで希釈した4−ビニルフェニルジメチルビニルシラン
10.8@Qを添加し、15分間撹拌しながら重合させ
た。この溶液はすぐに赤色を呈した。次に8 、5@Q
のメチルメタクリレートを添加した。この溶液を15分
間撹拌し、重合を進めた0重合終了後、反応混合物をメ
タノール中に注ぎ得られた重合体を沈殿させて分離し、
乾燥して17gの白色重合体を得た。
得られた重合体のIRスペクトルおよびill−NMR
の特性吸収は次のとおりであった。
OIR(cmす): 1730(C=O); 1150
.1200(C−0−C);1390、1480(C−
CH3); 820゜1250(Sl(CH3)2);
 1600(SiC)I=CH2)○ ’H−NMR(
δ、ppm): :3.[5(ocl(3); 1−2
(α−メチル基); 0.27(SL(C1,h); 
5−8.6−0(SiC)l=ch ) ’H−NMRにより4−ビニルフェニルジメチルビニル
シラン55%、メチルメタアクリレート45%からなる
共重合体であることがわかった。また、GPC溶出曲線
は、図1と同様の形態をなして単一重合体であることが
確認された。この重合体のMnは12.5xlO’であ
った。
実施例4 處 10−’Torrの高真空下で、2Qのフラスコにテト
ラヒドロフラン970mM、開始剤としてクミルセシウ
ム1.30 X 10−’molおよびN−メチルピロ
リジン9.5X IP’molを仕込んだ、この混合溶
液に一78℃で8 、8+++1のブタジ゛エンを添加
し、2時間撹拌下で重合させた0次に8011112の
THFで希釈した13.4@Qの4=ビニルフエニルジ
メチルビニルシランを添加し、15分間攪拌下で重合さ
せた。この溶液は赤色を呈した0次に90−のTHFで
希釈した12.2a+Qのスチレンを添加し、さらに1
0分間撹拌下で重合させた。
この溶液も赤色を呈した0重合終了後、反応混合物をメ
タノール中に注ぎ、得られた重合体を沈殿させた後分離
し、乾燥して28gの白色重合体を得た。
得られた重合体のIRおよび’II−NMRの特性吸収
は次のとおりであった。
OIR(an−’): 905.990(−C)l=c
H2); 1640(C=C);820、1250(S
i(CIl、h); 1600(SiC)l=c)12
) ;700、770.835(ベンゼン環)0 ’H
−NMR(5、ppm): 5.4.5.0(−CI(
=CH2);0.27(Si(CI3)2); 5.8
.6.0(SiCH:CH2);6.5.7.0(ベン
ゼン環) ’H−NMRの結果よりブタジェン20%、4−ビニル
フェニルジメチルビニルシラン42%、スチレン38%
からなるブロック共重合体であることがわかった。
また、GPC溶出曲線は図1と同様にシャープな単一の
ピークを示し、単一重合体であることが確認された。こ
の重合体のMnは22X10’であった。
実施例5 10−’Torrの高真空下で、IQのフラスコにテト
ラヒドロフラン419mQ、開始剤としてクミルセシウ
ム1.31 X 10−’molおよびN−メチルピロ
リジン9、13 X 10−’molを仕込んだ、この
混合溶液に一78℃で8 、8m12のブタジェンを添
加し、2時間撹拌し重合させた0次Lニー 61mA 
(7) T HF テ希釈した13.4@Qの4−ビニ
ルフェニルジメチルビニルシランを添加し20分間撹拌
し重合させた。この溶液は赤色を呈した0重合終了後反
応混合物をメタノール中に注ぎ、得られた重合体を沈殿
させた後分離し、乾燥して17gの白色重合体を得た。
。 得られた重合体のIRスペクトル及びl H−NMRの
特性吸収を下に示す、また、GPC溶出曲線は図1  
 ゛と同様にシャープな単一のピークを示した。
OIR(01−’): 905.990 (−CH=C
H12)、 1640(C=C);820、1250(
SL(CH3)2); 1600(SiC)l=cl(
2)0 ’)I−NMR(δ、 ppa+): 5.4
.5.0(−CH=CH2):2.1.1.2(CH2
Cl−) ; 0.27(SL(CH3)z);5.8
.6.0(SiCH=CH2) ’II−NMRよりブタジェン32%、4−ビニルフェ
ニルジメチルビニルシラン68%からなるブロック共重
合体であること、そしてGPC溶出曲線より単一重合体
であることが確認された。この重合体のMnは13 X
 10’であった。
合成例1 ・加 、によるグラフト・ブロック 重合 の韮 実施例1で得られたブロック共重合体2gをトルエン1
00−に溶解し、これにウンデカメチル−1−ヒドロペ
ンタシロキサン4.4gおよび塩化白金酸触媒3滴を加
え、窒素雰囲気下に、撹拌しながら6時間加熱還流させ
た0次いで室温に冷却後1反応混合物を約10倍量のメ
タノール中に注いで重合体を沈殿させた。重合体を濾別
し、メタノールでよく洗浄後、減圧乾燥した。乾燥した
重合体をベンゼンに溶解させ、メタノール中で再沈殿さ
せた。
この再沈操作を都合2回行ない、最後にベンゼン溶液か
ら凍結乾燥させると付加反応率50%の粉末状ポリマー
4.0 gが得られた。
得られたブロック・グラフト共重合体のグラフト鎖のI
R1’ H−NMRにおける吸収位置は次のとおりであ
った。
OIR(an−’):  840. 1250(Si(
Cll、)z):  1060(SiO5i) 0  ’II−NMR(δ、ppm):  0.05(
Si(CH+h)合成例2 実施例1で得られたブロック共重合体ポリ(スチレン−
b−4−ビニルフェニルジメチルビニルシラン) 1.
5gを高真空下で70m+Qのテトラヒドロフランで溶
解した。一方、枝分子鎖となるポリイソプレニルアニオ
ンは30mQのテトラヒドロフラン中で6X 10−’
molのクミルセシウムを開始剤としてttgのイソプ
レンをリビングアニオン重合し合成した。
、グラフト共重合は、高真空下でテトラヒドロフランL
40mnを溶媒とし、−78℃でポリ(スチレン−b−
4−ビニルフェニルジメチルビニルシラン)のテトラヒ
ドロフラン溶液とポリイソプレニルアニオンを加え、2
4時間撹拌して行なった。生成物を、反応終了後1反応
混合物をメタノール中で沈殿させて分離した。得られた
重合体をシクロヘキサン−n−ブタノール系で分別沈殿
することにより精製し、 4.5gのグラフト重合体を
単離した。この重合体のGPC溶出曲線はシャープな単
一のピークからなり、分子量が単分散であることが確認
された。また、この重合体のMnは43 X 10’で
あった。
得られたブロック・グラフト共重合体のグラフト鎖のI
R1’H−NMRにおける吸収位置は次のとおりであっ
た。
1650 (C−C)、  1380 (C−(J(3
)2.2.1.50 (−CIl□−aト)〔発明の効
果〕 本発明のブロック共重合体は、その重合体プローノ /
7鎖の 11と i、τ/1+11IA t:  rテ
′広性の7Jし4そrニルシリル基を有する重合体であ
ることから、その反応性を利用して種々の機能性高分子
材料を製造する上で中間体として有用である。例えば、
アルケニルシリル基にa索富化性を有するオルガノポリ
シロキサンをグラフト結合させる一方、他の重合体ブロ
ック鎖として剛性の高い成分を用いるなど種々の組合わ
せが可能である。また、このブロック共重合体は分子量
の単分散性が高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) 〔式中、R^1は水素原子、メチル基又はエチル基であ
    り、R^2とR^3は同一でも異なってもよくC_1〜
    C_3のアルキル基又はフェニル基であり、nは0〜4
    の整数である〕 で表わされる繰返し単位からなる重合体ブロック鎖と、 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) 〔式中、R^4は水素原子、メチル基又はエチル基、M
    は、式−CH=CH_2、−C(CH_3)=CH_2
    、−COOCH_3、−COOC_2H_5で表わされ
    る基およびフェニル基から選ばれる少なくとも1種であ
    る〕 で表わされる繰返し単位からなる重合体ブロック鎖の少
    なくとも1種とからなるブロック共重合体。 2)一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びnは前記のとおり
    である〕で表わされるアルケニルシリル基含有スチレン
    化合物と、 一般式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(IV) 〔式中、R^4とMは前記のとおりである〕で表わされ
    る化合物から選ばれる少なくとも1種とを、有機金属化
    合物を開始剤としてアニオン重合法により逐次付加させ
    る方法であって、少なくとも一般式(III)のアルケニ
    ルシリル基含有スチレン化合物の重合を第3級アミンの
    存在下で行なうことからなる特許請求の範囲第1項に記
    載のブロック共重合体の製法。
JP10615686A 1986-05-09 1986-05-09 ブロック共重合体の製造方法 Pending JPS62263214A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023210562A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 Agc株式会社 硬化性重合体、硬化性組成物、プリプレグ、積層体、金属張積層板および配線基板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023210562A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 Agc株式会社 硬化性重合体、硬化性組成物、プリプレグ、積層体、金属張積層板および配線基板

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