JPS6226281B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6226281B2
JPS6226281B2 JP15175079A JP15175079A JPS6226281B2 JP S6226281 B2 JPS6226281 B2 JP S6226281B2 JP 15175079 A JP15175079 A JP 15175079A JP 15175079 A JP15175079 A JP 15175079A JP S6226281 B2 JPS6226281 B2 JP S6226281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clay
molding
plaster mold
rotary
contact area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15175079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5675812A (en
Inventor
Minoru Niwa
Shuzo Sumino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP15175079A priority Critical patent/JPS5675812A/ja
Publication of JPS5675812A publication Critical patent/JPS5675812A/ja
Publication of JPS6226281B2 publication Critical patent/JPS6226281B2/ja
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陶磁器のローラマシン方式による成形
法並びにその装置に関するもので、品質の均一化
と、消費エネルギーの削減を目的とするものであ
る。
従来陶磁器の成形例えば皿、カツプ等の製造方
法としては、ロクロ成形或はローラマシン成形法
と、鋳込み成形法とが行なわれている。しかして
上記ローラマシン成形法は少品種多量生産方式に
多く利用されているが、寸法、形状、表面美観等
の点で品質の均一性に欠ける欠点があつた。例え
ば製品誤差を±0.5%にするためには相当厳密な
製造工程の管理が必要であつた。
陶磁器製品の製造工程で坏土調製以降画付まで
の工程は大別して成形と焼成の重要な2工程が必
要であるが、焼成工程においては近年トンネル窯
の計測制御の発達によりその焼成条件が殆んど一
定に得られるようになり、これによる品質の不均
一性は一掃されている。しかし成形条件の方は成
形性とか坏土の可塑性とか技術的に把握し難い物
性が主要因となつているためその管理に困難があ
り、これが製品の品質にばらつきの原因となつて
いる。
現在ローラマシン成形法では、回転する型上に
坏土を載せてこれを回転鏝により圧延して成形す
る方法が採られており、この場合回転鏝をそのま
まで圧延するノーヒーター方式と加熱するヒータ
ー方式とがあるが、ノーヒーター方式では鏝に坏
土の付着が劇しく成形表面の仕上りをよくするた
めには、坏土の水分を少なくする必要がある。そ
のため、これによる欠点がいろいろと発生するの
で多くはヒーター方式により回転鏝を電熱或いは
ガスバーナーにより100℃程度に加熱して用い
る。しかしこの加熱された鏝の温度分布が一定で
ないと成形品の形状に歪みや表面密度の不均一な
どを生じて焼成後の精度のばらつきが多くなつて
製品歩留りを悪くする。しかして鏝表面温度の検
出とそれによる鏝表面温度の自動調節が複雑なた
め、一般には熟練者の勘によつて鏝温度の調節が
なされているために上記した回転鏝の温度分布の
均一化は極めて困難であると共に多量の熱源即ち
エネルギーを要し、又装置そのものも複雑になり
且つ故障などの多いという欠点があつた。
本発明方法は、坏土と回転鏝との接触領域に気
体膜を生ずる程度に石膏型の回転を高速とし或は
上記接触領域に気体を供給して坏土と回転鏝との
間の付着力を小さくする気体膜を形成させつつ成
形することを特徴とするものである。
石膏型上の坏土を回転鏝で成形する際、坏土を
回転鏝に付着させないためには坏土と回転鏝との
間の付着力を坏土と石膏型との間の付着力より小
さくすればよい。そこで本発明では坏土と回転鏝
との接触領域に、坏土と回転鏝との間の付着力を
小さくするための気体膜を形成させる。本発明の
一方法においては、石膏型の回転数を従来より増
加してその回転速度を約2倍程度にして坏土と回
転鏝間の接触領域に気体膜を形成させる。
例えばコーヒーまたは紅茶用カツプの成形の場
合は通常の回転速度が、450〜600r.p.m.であるか
ら、約2倍の900〜1200r.p.m.で使用する。
一般に坏土を有する石膏型を回転させると、空
気は多少の粘性をもつているので坏土の表面に触
れている空気は坏土に接触した状態で流動し、型
中心部の空気も又これにつれて石膏型の回転方向
に流動する、その流速は中心部に従い遅くなる。
そこで石膏型の回転数を例えば坏土を投入した内
径10cmの石膏型を従来の回転数の約2倍の
1000rpmで回転すると、周速度は、0.1×3.14×
1000=314m/minとなり、ほぼ5m/secの速さ
になる。そこでこの型内で型と同一方向に回転す
る回転鏝を坏土に接近させると、前記高速度の気
流は圧縮された状態となつて坏土と鏝の間の間隙
に気体膜を形成する。この場合回転鏝の速度を坏
土の速度とほぼ同じにすることが気体膜を形成す
るために好ましい。
上記方法においては、石膏型の回転によつて生
ずる気流を利用しているが、次に気体を積極的に
供給する他の方法について説明する。
この方法では、斜め下方に向けて坏土と回転鏝
との接触領域に流速が約7〜10m/sec程度で圧
縮空気を供給し気体膜を形成しつつ成形する。更
に別の方法では、気体(特に圧縮しない)を予め
加熱し、吹き出し口において約70〜100℃程度と
して供給することにより坏土と回転鏝との接触領
域に温気体の膜を形成させる。これによつて坏土
が回転鏝へ付着するのを防止することができる。
次に本発明の方法を実施するための装置の一実
施例を示す。第1図、第2図において、1はロク
ロであり、軸2により支持され且つ回転が与えら
れる。このロクロ1に支持されて石膏型3が共に
回転するよう取付けられ、この中で坏土4が製品
形状に略々相似な形で成形される。
5は回転鏝であり、軸受6に支持され且つ軸7
によつてロクロ1と同一方向に回転される。そし
てこの坏土4と回転鏝5との接触領域8に向かい
且つ回転方向と同一の方向に向かつて斜め上方に
開口する圧縮気体吹込装置9例えばノズルを設け
る。このノズルは成形品の大小により変化するが
口径が約10mmとし約7〜10m/secの風速が得ら
れるものが好ましい。
ノズルは上記実施例の如くその吹き出し口が1
個のものでもよいが、接触領域8に沿う石膏型3
の中空部分に位置してパイプを設けて、これに直
線状に複数個の小孔を穿つた圧縮気体吹込装置を
用いて接触領域8に向つて均一な吹き込みを行な
つてもよい。
本発明は上記の如く、坏土と回転鏝間の接触領
域に薄い気体膜を形成することによつて坏土の回
転鏝への付着を防止するものであるから、成形表
面が美しくなり不均一な成形圧延がなくなつて密
度組織が均一となり焼成後の製品も又精度よくし
かも均一なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の具体的な装置の実施例を示
したもので、第1図は切断正面図、第2図は切断
平面図である。 符号、1はロクロ、3は石膏型、4は坏土、5
は回転鏝、8は接触領域、9は圧縮気体吹込装置
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロクロ上に載置された石膏型の中に坏土を入
    れて石膏型を回転し、回転鏝を前記坏土に接触さ
    せて坏土を圧延成形する陶磁器成形方法におい
    て、坏土と回転鏝との接触領域に、坏土と回転鏝
    との間の付着力を小さくするための薄い気体膜を
    形成させつつ成形することを特徴とする陶磁器を
    成形する方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    石膏型の回転速度を通常速度の約2倍とすること
    により前記気体膜を形成させることを特徴とする
    陶磁器の成形方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    坏土と回転鏝との接触領域に向つて圧縮空気を吹
    き込むことによつて前記気体膜を形成させること
    を特徴とする陶磁器製品の成形方法。 4 特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法
    において、坏土と回転鏝との接触領域に加温気体
    を吹き込むことによつて、前記気膜を形成させる
    ことを特徴とする陶磁器製品の成形方法。 5 ロクロ上に載置された石膏型の中に坏土を入
    れて石膏型を回転し、回転鏝と前記坏土との接触
    領域に、坏土と回転鏝との間の付着力を小さくす
    る気体膜を形成するために、前記領域に向つて吹
    出し口を有する圧縮気体吹込装置を設けたことを
    特徴とする陶磁器製品の成形装置。
JP15175079A 1979-11-22 1979-11-22 Method and device for molding pottery product Granted JPS5675812A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15175079A JPS5675812A (en) 1979-11-22 1979-11-22 Method and device for molding pottery product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15175079A JPS5675812A (en) 1979-11-22 1979-11-22 Method and device for molding pottery product

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5675812A JPS5675812A (en) 1981-06-23
JPS6226281B2 true JPS6226281B2 (ja) 1987-06-08

Family

ID=15525461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15175079A Granted JPS5675812A (en) 1979-11-22 1979-11-22 Method and device for molding pottery product

Country Status (1)

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JP (1) JPS5675812A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6189006A (ja) * 1984-10-08 1986-05-07 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 陶磁器食器類坏土のロクロ回転式圧延成形法及び回転成形鏝
JPH0622804B2 (ja) * 1985-10-08 1994-03-30 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 陶磁器類の低温加熱回転圧延方法及びその装置
JPH04292903A (ja) * 1991-03-22 1992-10-16 Ngk Insulators Ltd 厚肉陶磁器製品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5675812A (en) 1981-06-23

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