JPH0345681B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

(1) 発明の技術分野 成形体成形において、成形時に泥しようをドク
ターブレードなどの成形装置内で、一定の温度に
するものである。 (2) 従来技術と問題点 従来のグリーンシートの成形法では泥しようの
温度がロツト毎に変化するため、泥しようの粘度
変化により成形したグリーンシートのロツト毎の
厚さのばらつきが大きいと云う欠点がある。 (3) 発明の目的 本発明は泥しようの温度をいつも一定にして泥
しようの粘度を一定に制御して成形するために、
成形体厚さをいつも一定にすることができる成形
体の成形方法を提供することである。すなわち歩
留りの向上にある。 (4) 発明の構成 ドクターブレードの泥しようを入れる部分を温
水により加熱し、この部分に注がれた泥しようの
温度を一定にする成形方法により達せられる。 (5) 発明の実施例 以下本発明につき実施例を上げて説明する。 ガラス−セラミツク組成の原料粉末にバインダ
系を加え、ボールミリングにより泥しようを作製
した。この泥しようを減圧装置内で脱泡と粘度調
整を行なつた。この時の泥しようの温度は５℃で
あつた。次に第１図に示したように、25℃の温水
を循環させたドクタブレード２内に泥しよう３を
注ぎ、0.3mmの厚さの成形体３′をキヤリアフイル
ム５上に成形した。この方法によつて５回成形し
た結果、表に示したように厚さが殆ど変化してな
い成形体を得ることができた。

【表】 成形装置の加熱方法を変えても、効果は同じで
ある。 即ち、温水の代りに他の液体、もしくは電熱型
のモータを用いても良い。 (6) 発明の効果 厚さのロツト毎のばらつきを小さくできるので
歩留りの向上を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の成形体形成法を示す図であ
る。 第１図において、１は温水、２はドクタブレー
ド、３は泥しよう、３′は成形体、４はキヤリア
フイルムを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ セラミツクあるいは金属等の粉末を有機バイ
   ンダおよび有機溶剤と共に混練して泥しようと
   し、この泥しようを前部に刃を有する成形装置
   （ドクタブレード装置）を用いて移動フイルム上
   へ連続的に流して、所定の厚さの成形体を得る方
   法において、泥しようを流し込む部分を均一に加
   熱した成形装置を用いることを特徴とする成形体
   の形成方法。