JPS62261277A - 画像デ−タの変倍処理装置 - Google Patents

画像デ−タの変倍処理装置

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JPS62261277A
JPS62261277A JP61104014A JP10401486A JPS62261277A JP S62261277 A JPS62261277 A JP S62261277A JP 61104014 A JP61104014 A JP 61104014A JP 10401486 A JP10401486 A JP 10401486A JP S62261277 A JPS62261277 A JP S62261277A
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JP
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image data
data
magnification
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sampling
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JP61104014A
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Kouichi Kamon
宏一 賀門
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■技術分野 本発明は、ディジタルコピア、ファクシミリあるいはそ
の他の画像処理装置等に用いる画像データの変倍処理装
置に関する。
■従来技術 第7図に、従来の画像読み取り装置の1つの外観を示す
。この画像読み取り装置は、複写機の上部を切り取った
様な形状である。コンタクトガラス2上に原稿が載せら
れ、これが原稿圧板3で押えられる。操作部4には、読
み取りスタートボタン、濃度選択キー等、数種のキーと
設定状態や動作状態等を表示する数種のディスプレイが
備わっており、種々の機能の設定ができるようになって
いる。
スタートボタンを押すことによって読み取りを開始し1
画像信号を得ることができる。
第8図および第9図に、第7図に示す画像読み取り装置
の代表的な構成の、特に読み取り光学系を示し、第8図
は密着型イメージセンサを使用した場合の光学系を、第
9図は縮少型イメージセンサを使用した場合の光学系を
示す。なお、この他にも原稿が移動して光学系が固定の
ものがある。
第8図に示すような密着型イメージセンサを用いる場合
、光学系は等倍光学系となる。蛍光灯5によってコンタ
クトガラス2上の原稿面が照射され、その反射光8が、
セルホックレンズ6を通ってイメージセンサ7に入る。
イメージセンサ7は、原稿幅(第8図では奥行き方向、
すなわち主走査方向X)と同じ又はその以上の幅を持ち
幅方向1ラインの画像データが一度に読み取られる。
1ラインのサンプリング数およびサンプリングピッチP
xは、イメージセンサの画素数によって決まる。1ライ
ンのデータを読み終わると、蛍光灯5、セルホックレン
ズ6、イメージセンサ7を一体とするキャリッジ9が矢
印(副走査方向Y)の方向に駆動され1次のラインが読
まれる。なお、副走査方向Yに連続してキャリッジ9を
駆動する態様もある。ライン間のピッチpyは、キャリ
ッジ9の速度、センサー7の電荷蓄積時間等によって決
るが、通常は、前述のサンプリングピッチpyと同じに
設定される。
第9図に示すように縮少型イメージセンサを用いる場合
は、レンズ14によって、光学像の原稿幅がイメージセ
ンサのサイズに合うように、縮少される。第9図ではミ
ラー3枚使用しているが。
2枚構成あるいは5枚構成なども考えられる。主走査方
向Xの読み取りに関しては、密着型センサを使用したと
きと、同じである。副走査方向Yには、蛍光灯10と第
1ミラー11を一体にした第1キヤリツジと、ミラー1
2および13を一体とする第2キヤリツジとが各々独立
して、コンタクトガラス板2上の原稿からレンズ14ま
での光路長が一定となるように駆動される。
ここで、従来の変倍方式は、主走査方向Xに関しては、
光学系の光路長を変えて縮少率を変化させることにより
行ない、副走査方向Yに関しては。
移動体の速度を変化させることで行なっていた。
しかし、この方法は、第8図のような密着型のセンサー
を用いる場合採用できない。
また、第9図に示す縮少型センサーの場合でも、レンズ
14やセンサー7の位置を変える移動量が大きい割に変
倍率があまり変わらないなど、変倍率の範囲が構造的に
制限されたり、また、レンズ14、センサー7の移動精
度および位置調整機構などに、精密な機構を用いなけれ
ばならず、粗い機構では、読取画像が変形するなどの大
きな問題があった。
これらの従来の問題を考えて、最近では光学変倍の変わ
りに、等倍読み取りデータから、変倍後のデータを予測
算出して変倍画像データを得る画像処理、いわゆる電気
的変倍が使われるようになってきた。
しかし、現在提案されている電気的変倍は、変倍の精度
に問題があったり、精度よく変倍すれば、ハードウェア
が複雑になり、1%きざみ等のいわゆるズーム変倍や、
広範囲の変倍率に対応することが難かしかったりする間
層があった。
また、画像をスキャナで読むと、読取データで表わされ
る画像の空間周波数特性が変わり、画像が劣化する。そ
こで従来は、読取画像データを所要の段階でMTF (
Modulation Transfer Funct
ion )補正(概略でボケ画像の修復)を行なう。こ
れは例えば、第12a図に示すように係数パターン(フ
ィルタ)を定めて、例えば第12b図に示す注目画素デ
ータ0ik(ここでは濃度を示すデータ)を、Mik=
■・Oi−1k+%’0ik−1+W’0ik= 1 
+Z−Oi+1 k+X・oikなるデータMikに補
正する。補正係数V−Z(フィルタ係数)は例えば第1
3b図に示すような値とされる。これらの補正係数は、
原画像データの空間周波数特性(サンプリング密度)に
対応した適値があるので1通常、スキャナの原画像サン
プリング密度に対応した値に設定されている。
したがって、変倍時の新サンプリング周波数(原画像対
応での変倍画像データのサンプリンク密度)に対しては
、適正なMTF補正特性が異なるものとなり、補正係数
を変える必要がある。特に、後述の本願発明の実施例の
ように、 50〜400%の広範囲な変倍範囲に、等倍
時の補正係数(第13b図)をそのまま適用させるのは
むつかしい。
これを無視して、同じ補正係数(第13b図)で縮小倍
率や拡大倍率でMTF補正を行なうと、拡大時にMTF
補正による画像エッチの強調のしすぎで1画像の振動現
象(縞模様)が起こる。これを防止するためには、変倍
率に対応して、例えば第13a図〜第13d図に示すよ
うに、変倍率対応の補正係数を用意しておき、設定され
た変倍率に応じた補正係数を選択してM T F補正す
ればよい。
しかし、補間計算による変倍画像データ演算とMTF補
正のそれぞれにハードウェア又は演算プログラムを必要
とし、それらが複雑となる。
■目的 本発明は、比較的に高い精度、比較的に微細な変倍率お
よび比較的に広範囲の変倍率で1画像データを変倍し、
かつMTF補正の不適合を防止することを目的とし、更
に、変倍演算およびM T F補正演算に要する手段を
低減することを目的とする。
まず本願発明の後述の実施例で実行する変倍の基本思想
を説明する。
たとえば、第8図あるいは第9図に示す画像読取装置で
得る画像データ(以下、原画像データという)は、主走
査方向Xの画素数をNとし、副走査方向Yの画素数をM
とすると、画像データの原画像対応の分布は、第10図
のように考えることができる。第10図で主走査方向に
R%の倍率で変倍すると(N XR/ l OO)個の
新データ(以下変倍画像データという)ができることに
なる。
ここで、代表的な変倍アルゴリズム3つの方法について
述べておく。ここでは、電気変倍は主走査方向のみとし
ているため、以下の説明もそれに準する。
まず、どの方式でも変倍後の新サンプリング点−Q−の
位置を認識し、新サンプリング点−9−の周囲数画素の
旧サンプリング点の原画像データ及びそれらの距離を求
める必要がある。
第11図に示すように、新すンプリング点立が原画像デ
ータのS1jとSlj+1との間にあり、それぞれと−
9−の距離がrl、r7であるとし、原画像データのサ
ンプリングピッチをPとする。
■最近接画素置換法 −9一点の変倍画像データとして、−9−に最も近い位
置の原画像データを設定する方法であり、第11図で r1≦r2 ならば 0ik=Sij r 1 ) r 2  ならば 0ik=Sij+tと
いうようにおきかえる方法である。すなわち、変倍画像
のサンプリング点−9−に最も近い原画像のサンプリン
グ点の画像データを、該点−Q−の変倍画像データOi
kとする。Oikは、ここでは濃度を示すデータである
■近接画素間距離線形配分法 立と原画像データの隣接画素間の距離に応じて濃度レベ
ルを配分する方法である。第11図で変倍画像データO
ikは、 0ik=(1−r 1 /P)Sij+(1−r 2 
/P)Sij+ 1− (1)より求める。
■3次関数コンボリューション法 第5図に示すような補間関数h(γ)によって、補間計
算を行なう。
h(γ)は、サンプリングピッチPで規格化されたγに
対して下式のように近似される。
1−21γ12+1γ130≦1γ1≦1h(γ)=4
−81γl”+51γ12−1γ131≦)γ1≦20
2≦1γI ・・・(2) このh(γ)を使って変倍画像データ01jは、0ik
= (h(1+r1 /P)Sij−1+h(rl /
P)Sij+h(r2 /P)Sij + 1 +h(
1+r2/P)Sij−1−2)/ (h(1+r 1
/P)+h(r1/P)+h(r2/P)+h(1+r
2/P)〕      ・・・(3)上記■、■、■の
他にも、近接画素距離反比例法、近接画素面積配分法な
どの方法があるが比較的■に類似しているのでここでは
、上記■、■。
■を代表例と考える。
これらの方法はすべて比較的古くから知られており、主
にコンピュータ画像処理分野で実用化されていた。
コンピュータ画像処理など、画像データを一担頁メモリ
等の高容量メモリに格納した後変倍処理するような場合
はこれらの方法は、簡単に利用できるが、頁メモリを持
たず専用のハードウェアでこれらの処理を行なうには、
種々制限がでてくる。
ディジタルコピアや、ファクシミリ等で読み取り時に変
倍を行なう場合は、ラスター走査(ライン単位)で入力
されたデータを変倍処理後もラスター走査(ライン単位
)で行なう必要があり、また、データクロック(画素同
期パルス)は、どんな倍率でも一定である必要がある。
つまり、変倍処理後のデータは、光学的な変倍を行なっ
たのと同じ形式、同じスピードでなくてはならない。す
なわちリアルタイム処理を要する。
このことは、デジタルコピアシステム、あるいはファク
シミリシステム全体として、変倍を考えられる場合は、
異ってくる。
たとえば、プリンターの印字速度を変倍時変えることが
できたら、変倍後のデータクロツタも変えることができ
る。また、伝送を行なうようなシステムでは、変倍後の
ラスタ走査データでなくてもよい。
しかし、読み取り装置として、あるいは変倍処理を独立
させて変倍を考える場合は、前記のような、ラスター走
査処理の制限がつく。
以後に説明する本発明の実施例は、これらの制限を受け
る読み取り装置に適用可能な変倍装置である。
第5図および第6図は、この制限を満たす変倍前データ
及び変倍後データのタイムチャートの例である。これら
において、LSYNCは、水平周期信号(ライン同期パ
ルス:副走査同期パルス)で、この信号1周期の間に主
走査方向1ラインの画像データを読み取る。DCLKは
、データクロツタ(画素同期パルス)である。第5図に
示すタイミングで、変倍前データ(画素単位)Yが、 
LS’/NCの周期内に、SiO”SiNまで、 DC
LKに同期して変倍処理部に入力されるとする。
その結果、変倍処理されたデータZが出力されるが出力
は、データYより遅れてもよいが、必ずDCLKに同期
しなくてはならない。また、遅れ時間(t2−tl)は
、特に制限はないが、ライン間で変化してはならず、t
2及びtlは常に一定でなければならない。
また、ライン単位でのデータの入出力においても、第6
図のように、ラインバッファメモリRAMI、RAM2
読出しデータ(入力)は書込データ(出力)より遅れて
もかまわない。
とにかく、最も重要で、最も困難なことは、どんな倍率
でも、変倍画像データをDCLKに同期させることであ
る。
数種類の固定倍率での変倍ならば、このような要求を比
較的容易に実現しやすいが、特に最近の複写システム等
では、広範囲の変倍率、そして、ズーム変倍といわれる
1%程度の小きざみな倍率変動が要求されており、デジ
タルコピアやファクシミリ等でもこれらの要求に答える
必要がでてきた。したがって、先に挙げた変倍方法を実
際に適用する上で、前求の要求を満すのがむづかしくな
っている。
■構成 本発明の変倍処理装置は、指定倍率に対応した。
変倍画像データ作成のための原画像データサンプリング
位置情報Jiおよびサンプリング位置と変倍画像データ
割当て位置との差を示す差情報Riを演算する演算手段
;演算した原画像データサンプリング位置情報に基づい
て原画像データのサンプリング指定位置を指定するサン
プリング位置指定手段;サンプリング指定位置の原画像
データを摘出するサンプリング手段;および、サンプリ
ング手段が摘出した原画像データを、差情報Ri対応の
補間演算L:MTF補正演算を併合したMTF補正変倍
演算式に代入して、変倍とMTF補正を同時に施した変
倍画像データを得る変倍画像データ設定手段;を備える
これによれば、Riに基づく補間計算による変倍画像デ
ータ演算が、隣接原画像データ複数個をパラメータとし
、またMTF補正演算が同様に隣接画像データ複数個を
パラメータとするのに着目して、補間演算にMTF補正
演算を併合したMTF補正変倍演算式で一気に、MTF
補正した変倍画像データを得るので、演算ステップが大
幅に低減し、その分、これらの演算に要する手段の数が
低減する。
本発明の実施例では、上記の通りリアルタイム処理を実
行するために、また主走査方向と副走査方向の異る変倍
率でも最適な画質を得るために、第1演算手段で、10
0i/(指定倍率R(%)〕:Ji十Ri、iは整数、
0≦Rl < 1 r J xは整数、なる整数Jiお
よび小数R上を演算し;第1サンプリング位置指定手段
で、原画像データの画素単位を定めるデータクロックに
同期してiを1づつ変更すると共に、R< 100の場
合は、Ji−Ji−t=2で原画像データのサンプリン
グ指定位置xを2大きい数に、Ji−Ji−1==1で
前記指定位置Xを1大きい数に指定し、R≧100の場
合は、Ji−Ji−1=1で位置Xを1大きい数に、J
i−Ji−1=0で位置Xをそのままの数に指定し;第
1サンプリング手段で、前記データクロックをカウント
して、前記指定位置Xの原画像データとそれに隣接する
1以上の画像データを摘出し;第1変倍画像データ設定
手段で、前記データクロックに同期して、Rj、前記指
定位置Xの原画像データおよびそ九に隣接する1以上の
原画像データの3者の相関で位置iの変倍画像データを
定める。
これによれば、上記第1演算手段と第1サンプリング位
置指定手段で、主走査方向の変倍パーセントRxに対応
したピッチで原画像データのサンプリング位置Xが指定
され、上記第1サンプリング手段が該位置Xとそれに隣
接する位置の原画像データを摘出し、第1変倍画像デー
タ設定手段が、所定のロジック、例えば■をMTF補正
演算併用に変形したもの、の処理で変倍画像データを設
定する。上記第1サンプリング位置指定手段、第1サン
プリング手段および第1変倍画像データ設定手段はすべ
て、原画像データのデータクロックDCLKに同期して
動作するので、変倍画像データは該データクロックDC
LKに同期したものである。すなわちリアルタイム処理
で変倍画像データが得られる。
したがって、ラスター走査形で変倍画像データを処理し
得る。
上記第1演算手段は、データクロックDCLKが1パル
ス現われる毎に、iを1大きい数にしてJiおよびRi
を演算してもよいし、また、実際の画像読取の前に、i
 = O〜Rx−1のそれぞれの、JlおよびRiを予
め演算しておき、これらのデータをRAM3などのメモ
リに格納しておいて、データクロックDCLKに同期し
て、順次に、iを1大きい数に変更して、その数に対応
付けられているJiおよびRiを読み出すようにしても
よい。いずれにしても、JiおよびRiが、データクロ
ックDCLKに同期して順次に特定されることになる。
前記第1演算手段で前記の通り、100f/[指定倍率
Rx(%)〕=Ji+RL  iは整数、0≦Ri <
 l pJiは整数、なる整数Jiおよび小数Ri,と
いう形で最大の整数Jiが演算され、このJiと先に演
算した整数JiであるJi−1に基づいて、前記第1サ
ンプリング位置指定手段により原画像データのサンプリ
ング位置X(すなわちJi)が指定されるので、変倍率
Rx(%)は、■を最小単位とする任意の数および範囲
に設定し得る。すなわち、1%単位のズーム変倍が実現
され、しかも変倍可能範囲を極く広く設定し得る。なお
、後述する本発明の実施例では、変倍率を1%単位とし
て、Rx=50%から400%を設定可能範囲としてい
る。
以上に説明した、主走査方向の処理要素と同様な処理論
理で、副走査方向のサンプリング位置情報を副走査方向
の変倍率指定値Ryに基づいて演算する第2演算手段、
サンプリング指定位置yを指定する第2サンプリング位
置指定手段、および。
指定位置yのデータを摘出する第2サンプリング手段が
備わっており、前述の主走査方向の処理の説明における
データクロックDCLKをラインクロックLS’/NC
と読み替えた形で、データを摘出する。
本発明の一実施例では、1542分の原画像データを格
納するメモリ手段:該メモリ手段を書込み/読出しに交
互に設定する手段;該メモリ手段に書込み/読み出し位
置X与えるアドレスカウント手段:を備える。すなわち
ラインバッファメモリを備える。
そして、第1サンプリング位置指定手段は、該メモリ手
段に書込みのときは、原画像データの画素111位を定
めるデータクロックDCLKをカウントパルスとして該
アドレスカウント手段に与え、該メモリ手段より読み出
しのときはデータクロックDCLKの1パルス毎にiを
1大きい数にすると共に、Rx<100の場合は、Ji
−Ji−1=2ではデータクロックDC+、にの2倍の
周波数のカウントパルス2DCLKを、Ji−Ji−、
=lでデータクロック1)CL Kを、カウントパルス
としてアトレスカラン1〜手段に与え、Rx≧100の
場合は、Ji−Ji−+=1でデータクロックDCLK
をアドレスカウント手段に与え、Ji−Ji−r=oで
はアドレスカウント手段へのカウントパルスを遮断して
、原画像データの読出し位置Xを指定するものとする。
第1演算手段は、原画像の読取に先立って、100i/
(指定倍率Rx (%)〕=Ji+Ri、i=0〜Rx
−1゜0≦Ri<1.Jiは整数、なる整数Jiおよび
小数Ri対応のX指定用のデータ(Ai)および変倍画
像データ演算用のデータ(B1)を演算し、RAM3に
格納するものとする。画像読取を開始すると、1をアド
レスとしてRAM3よりデータを読み出して、サンプリ
ング位置指定手段と変倍画像データ設定手段に与える。
変倍画像データ設定手段は、先の通り、前記データクロ
ックDCLKに同期して、Ri(データB])、メモリ
手段より読み出した指定位Exの原画像データおよびそ
れに隣接する1以上の原画像データの3者の相関で位置
iの変倍画像データを定める変倍画像データ設定手段と
する。
すなわちこの実施例では、■ラインの原画像データをバ
ッファメモリに格納し、その読出しアドレスをコントロ
ールして原画像データの読出しサンプリングを行って、
変倍画像データを得る。縮少時の画像データの読出しア
ドレスの変更量、すなわち変倍率に対応した原画像デー
タの読出しピッチは、バッファメモリの読出しアドレス
カウンタに与えるカウントクロックを、データクロック
DCLKと、それの2倍の周波数のクロック2DCLに
と切換えることにより行なう。
本発明のもう1つの実施例では、前述の実施例と同様に
ラインバッファメモリを備えるが、その読出しアドレス
は、アドレスカウント手段;アップダウンカウント手段
:およびアドレスカウント手段のカウントデータとアッ
プダウンカウント手段のカウントデータの和をラインバ
ッファメモリにアドレスデータとして与える加算手段:
で設定する。
そしてサンプリング位置指定手段は、該メモリ手段に書
込みのときは、原画像データの画素単位を定めるデータ
クロックDCLKをカウントパルスとして該アドレスカ
ウント手段に与え、該メモリ手段より読み出しのときは
、RX<100の場合は、アップダウンカウント手段に
アンプ指示してアドレスカウント手段にデータクロック
DCLKをカラン1−パルスとして与え、かつJi−J
i−1=2ではアラ、 プダウンカウント手段にもデー
タクロックDCLKを与えJi−Ji−1=1ではアッ
プダウンカウント手段にはカウントパルスを与えず、R
x上100の場合は、アップダウンカウント手段をダウ
ン指示してアドレスカウント手段にデータクロックDC
LKを与え、かつ、Ji−Ji−1=lでデータクロッ
クDCLKをアップダウンカウント手段には与えず、J
i−Ji−+=oではアップダウンカウント手段にもデ
ータクロックDCLKを与えて、原画像データの読出し
位Fixを指定するものとする。
すなわち、変倍率に応じて、データクロックDCLKの
カウント数を増減して、ラインバッファメモリの読出し
位置Xを定める。
以上の読み出し位置Xの設定と同様に、副走査方向の読
み出し位置yの設定も行なう。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
第1a図に本発明の第1実施例を、第3図に第2実施例
を示す。まず、これらの実施例の概要を説明する。
第1a図を参照すると、第1a図に示す装置(ただしプ
リンタPRTは除外する)は、デジタルコピア用として
も、ファクシミリ用としても使用できる読み取り装置で
あって、第7図に示す外装に組込まれているものである
。そのスキャナSCRは。
A3原稿を400dpi (画素/インチ)の密度、6
ビツト/画素(64階調)で読み取り、シェーディング
補正、MTF補正等を行なって、この6ビツト原画像デ
ータを、プリンター用あるいは伝送用に1″か1101
1の2値信号/画素に変換して出力する装置である。な
お、これらの読み取り密度及び階調数は一例であり、4
00dpi、 64階調でなくてもよい。
原稿面DOCを光lf!Xsの光によって照射し、その
反射光を、A3原稿横方向(297mm)を400dp
iで読むため、5000画素のイメージセンサ7が受け
る。
イメージセンサ7でFC稿DOCの光信号が電気信号に
変換され、増幅器22で所定のレベルの信号に増巾され
る。次に、この濃度によって電圧レベルの異なるアナロ
グ信号は、A/D変換器23で6ビツトのデジタル信号
、すなわち画像データに変換される。
次に、5000画素のセンサ7の各素子の感度のバラツ
キ及び、A3原稿横方向での光源5の照度ムラを補正す
るシェーティング補正が、回路24で行なわれる。
変倍処理は、第1a図に示す実施例においては、このシ
ェーテング補正のあとに行なう。すなわち主走査方向変
倍演算器28で主走査方向Xの変倍処理およびMTF補
正をし、次いで副走査変倍演算器29でまず副走査方向
Yの変倍処理およびMTF補正を行なう。これらの変倍
・MTF補正処理は、シェーディング補正回路24の前
に行なうことも可能である。
演算器28による主走査方向Xの変倍処理およびMTF
補正のあと1回路29で副走査方向Yの変倍処理および
MTF補正を行ない、そのあと変倍画像データを、2値
化回路30であるスレッシュレベルによって11111
か11011かに2値化し、プリンターPRT(あるい
は伝送処理部)へ出力する。又は1階調処理器31で、
中間調表現がある1″かIT OITかに変換してプリ
ンタPRT (あるいは伝送処理部)へ出力する。なお
、第1a図にはプリンタPRTに出力する態様を示して
いる。
このような画像データの流れの中で主走査方向Xの変倍
処理およびMTF補正は、第1a図においては、概略で
パラレル6ビツトのラッチ251−254〜演算器28
.マイクロプロセッサ35゜ItAM3およびサンプリ
ング回路64.65で構成される主走査方向変倍・MT
F補正処理装置で実行される。
この主走査方向変倍・MTF補正補正外理装置および副
走査変倍演算器29はそれぞれ、変倍後の新サンプリン
グ点iの位置を決める機能、新すンプリング点i周辺の
原画像データ位置Xおよびyの原画像データを摘出する
機能、及び新サンプリング点iと、摘出した原画像デー
タ位置Xおよびy(Ji)との距離と摘出データとより
、変倍画像データをMTF補正した形で計算する機能を
有する6変倍・MTF補正演算器28の構成は第1b図
に示す。
副走査方向Yの変倍およびMTF補正は、副走査変倍・
MTF補正演算器29が行なう。副走査変倍・MTF補
正演算器29の構成は第1C図に示す。
第1a図において、まず、ラッチ251〜254゜デー
タ分配器26.ラインバッファメモリとしてのRAML
、RAM2およびデータセレクタ27は、将来、サンプ
リング点Xを決定して画像データを摘出し、変倍画像デ
ータの演算を行なうとき、変倍画像データ演算に参照す
る同一ライン上の複数個の原画像データを一度にとり出
すために、5画素ごとにまとめておくところである。
例えば、第11図で新すンプリング点立がSijとSi
j+1の間にある場合、データセレクタ27より、  
51j−2+ 5Ij−1+ Sxj、 SIJや1お
よびSIJ+2を一度にとり出すということである。
この実施例では、前述した方式■の周辺4画素による補
間法を、同時にMTF補正を実行する形に変形し、これ
に伴って連続する5画素のデータを用いる。
具体的な方法は、データクロックDCLKに同期して順
次入力される原画像データY(第5図)をDCLKにて
ラッチ251〜254にメモリ(それぞれがDCLKの
1パルス周期の遅延メモリ)することにより実施できる
。5画素なら4段のラッチ251〜254によって実現
可能である。
次にラインメモリ用のRAMIおよびRAM2であるが
、ここは、5画素のデータのまとまりを5000コ格納
するメモリで、入力、出力で2段構成とし、一方(RA
MI)が入力のときは、もう一方(RAM2)は出力。
1つのラインが終わると入出力を逆にするという構成で
ある。これは、ライン同期パルスLSYNCで反転動作
をするTフリップフロップ36の出力aをデータ分配器
26に与えて、aがHのとき、データ分配器26を入出
力としてRAM1を書込(W)に指定し、もう1つの出
力すをデータセレクタ27に与えてbがLのとき、デー
タセレクタ27をB出力としてRAM2を読出しくR)
とすることにより行なわれる。
これらのラインメモリRA M 1 、 RA M 2
のアドレスであるが、入力時(書込)は、 DCLに周
期でカウンタ38,43をカウントアツプして得られる
アドレスをそのまま使用するが、出力時(読出)、この
アドレスを変化させる。出力時のアドレスがすなわち変
倍画像データのサンプリング点i直前の原画像データサ
ンプリング位[x = J iである。
変倍画像データのサンプリング点iが、ある時、Sij
とSij+1の間にあり、その次のサンプリング点が、
もう一度S1jとSijや1の間にある時は。
読出しアドレスカウンタを止め、Sijや2とS 1j
+ 3の間に移ったときは、読出しアドレスカウンタは
2つ進め、Sijや1とS ij + 2の間に移った
ときは、読出しアドレスカウンタを通常通り1つ進める
拡大時(Rx≧100)は、該カウンタを1つ進める動
作と、該カウンタを止めておく動作によって新サンプリ
ング点の位置を決める。縮少時(Rx <100)は、
該カウンタを1つ進める動作と2つ進める動作の組合せ
によって位置を決める。縮少は本装置では50%までで
考えているので、該カウンタは1つ進めるか2つ進める
かで良いが、50%より小さな縮少のときは、3つ以上
進める場合もあり得る。
どこで、読出しアドレスカウンタをいくつ進めるかとい
う情報は、倍率Rx%によってマイクロプロセッサ35
で予め計算されている。変倍画像データのサンプリング
点iの直前の原画像データ位置Xは、スタート位置を0
とし、原画像のサンプリングピッチPを1とし、倍率を
Rx (%)とすると、 100 i / Rx= J i+ Ri  =44)
i =0.1,2,3.・・・ Ji:整数、Ri:小数 の整数Jiとなる。
すなわち、サンプリング点iがSijとSlj+1の間
にあるとすると、原画像データのサンプリング位置xは
Jiとなる。そこで、iの増加とともに、100 i 
/ Rxの整数部Jiが1つ増えるときは。
読出しアドレスカウンタも1つ進め、iの増加で100
 i / Rxの整数部Jiが2つ増えるときは、該カ
ウンタも2つ進め、100 i / Rxの整数部Ji
が1つも進まない場合は、該カウンタも進めないように
すればよい。また、 100 i / Rxのの小数部
Riは、Sijとi対応位置−9−との距離γ1になる
この距離データγ1は後の変倍画像データ演算で使うこ
とになる。
マイクロプロセッサ35は、上記(4)式でi=0〜R
x−1までを計算する。すなわち、i=0での(4)式
の演算による整数Joおよび小数RO。
i=1での(4)式の演算による整数Jiおよび小数R
i,i=2での(4)式の演算による整数J2および小
数R2,・・・、1=Rx−1での(4)式の演算によ
る整数JR−tおよび小数RR−1を演算する。このよ
うにi=0〜Rx−1までのみの整数Jiおよび小数R
iのみを演算すると、これを原画像データのライン長全
体に適用できる。すなわち、すべての場合で、変倍画像
データのサンプリング点はRxコ毎の周期になるため、
1=Rxにはi=oの値を、1=Rx+1ではi=1の
値を。
i”Rx+2ではi=2の値を、・・・以下同様に割り
当てればよい。
副走査方向の処理でも、変倍率RYで同様にJiおよび
Riを演算して、サンプリングラインを設定すればよい
本発明の後述の全実施例では、i=0〜Rx−1゜i=
0〜Ry−1のJlおよびRiの計算は、読み取り動作
開始より前に1倍率Rx、Ry(%)が指定されたとき
に行なわれ、Rx対応と、Rx対応の、JiおよびRi
が、ハードウェアにマツチした形のデータAiおよびB
iに変換されてRx対応のものはRAM3 (第1a図
)に、Rx対応のものはRAM4  (第1C図)に書
き込まれる。画像読取が開始されると、すなわち変倍処
理時に、データクロックDCLにと同期してiを1づつ
大きい値に変更して、i対応のデータ(Ai、Bi)が
IIAM3より読み′出され、ライン同期パルスLSY
NCと同期してアドレスを1づつ大きい値に変更して第
iライン対応のデータ (Ai、 Bi)がRAM4よ
り読み出される。
なお、別の実施態様として、上記計算を行なう専用のマ
イクロプロセッサ、あるいは演算手段を設け、変倍処理
と並行してデータクロックDCLKと同期して(4)式
を計算し、またライン同期クロックLSYNCと同期し
て(4)式を計算し、100i/ Rx、 Ryの整数
部Jiすなわち原画像データサンプリング位fix、お
よび、ラインサンプリング位置y、をそのままアドレス
とし、小数部Riを、変倍画像データ演算用パラメータ
である距雛データr1として使うようにしてもよい。
次に、ラインバッファRAMI、RAM2からの原画像
データの読出しと、変倍画像データ演算との関係を説明
する。
第1a図に示す実施例は、5画素の原画像データS1J
 −2r 5Ij−1+ Sxj、 Slj+ 1およ
びSlj+2とRiに基づいて変倍画像データを演算す
るものである。ラインメモリRAMIとRAM2には、
6ビツトの原画像データを同時に5画素分、ライン単位
で交互にそのままDCLKに同期させて入力し、この入
力において、ラッチ256〜251で5ij−2r 5
ij−1、Sijおよび5llj+1 を得ると共に、
ランチを介さないでS ij + 2を得て、それぞれ
6ビツトの5Ij−2+ 5jJ−1+ SL、ll+
Sij+1およびS lj + 2を並べて30ビツト
データとして1ワード30ビツトのデータをライン単位
で、RAM 1とRAM2に交互に書込み、一方を書込
みにしているときに他方から1ワード(30ビツト)単
位でデータを読み出すので、演算器28には、一度にS
lj −2r 5IJ−1r SIJ+ S1jや1お
よびSijや、が与えられる。
ここでRAM1が書込状態(a=H,b=L)の時は、
通常動作でDCLKを周期にアドレスカウンタ38が進
んでいくようになっているが、RAM 1が出力状態(
a = L 、 b = H)のときの、原画像データ
のサンプリング位[x(Ji)の画像データ読出しのた
めの、読出しアドレスの設定方式について説明する。
まず、第1の方法は、アドレスカウンタへのカウントク
ロックの周波数を変えてしまう方法である。データクロ
ックDCLKの周波数をfoとすると。
Rx%変倍時の周波数f8は、 f R= f o ・100/R(Hz ) ・・・(
5)となる。
この方式では、foに対するf8のズレが、原画像と変
倍画像のサンプリング点のズレそのもになるので、正確
かつ確実である。RAMI、2の読み出し時、アドレス
カウンタをfRで動かし、RAMI、2の出力を再びD
CLKでサンプル(ラッチ)することによって、所望の
合成データを得ることができる。この方法であれば、先
に述べた(4)式の計算結果で整数Jiについての情報
は不要となる。しかして、この態様では、変倍率Rx%
を例えば50〜400%とし、Rxの最小単位を1%と
すると、350組のパルスf R= f 0400/R
xが必要となる。これは専用のマイクロプロセッサで作
成する。
第2の方法は、まず、前述の(4)式の計算結果で整数
Jiに注目し、前の変倍画像データサンプリング位置X
1−1と今回のサンプリング位711 X iとで、 (1)縮少時 整数部が1つ増加している(J i −J i−1=1
)とき  A l = X(整数部が2つ増加している
(Ji−Ji−1=2)とき  Ai=L(2)拡大時 整数部が1つ増加している(Ji−Ji−1=1)とき
  Ai=H整数部が増加していない(Ji−Ji−1
=0)とき   Ai=Lなる数列[Ailを、i =
O〜Rx  1まで定義し、RAM3 (第1a図)に
書き込んでおく (読み取り前)。同様に、副走査方向
についても1=0〜Ry−1まで演算してRAM4  
(第1c図)に書込んでおく。これは第1a図および第
3図の実施例の両者に共通である。
そして、第3図の実施例では、カウントパルスとして、
データクロックDCLKと、DCLKの2倍の周波数の
パルス2DCLにを用意する。変倍画像データ演算のと
き、AjはRAM3から読み出し、読み出しはi =O
−・Rx−1をくりかえし読み出す。この第3図の実施
例では、縮少時(Rx<100)は、ラインメモリ(R
AMI又はR,4M2)の読出しのためのアドレスカウ
ンタ(38又は43)のカウントパルスは、Ai=Hの
とき    DCLK Ai=Lのとき    2DCLK になるように切り替える。拡大時(Rx上100)は、
アドレスカウンタ38又は43のカウントパルスは、A
iとDCLKのAND(論理積)とすることによって、
Ai=Hのときカウントアツプ、Ai=Lのときカウン
トせず、のようにする。以上は、副走査方向の指定倍率
Ryについても同様である。
本発明の全実施例は、RAM3およびRAM 4を有し
、RAM3およびRAM4は、マイクロプロセッサ35
で計算したRxおよびRyに関する(4)式の結果に基
づく前述のAiを格納する。これらのRAM3およびR
AM4には、更に、データBiをも格納する。B1の内
容は後述する。
このように、画像読取前にRAM3およびRAM4にA
iを格納しておき、画像読取中にRAM3よりデータク
ロックDCLKに同期して、またRAM4よりラインク
ロックLSYNCに同期して、AiおよびBiを読み出
して、Aiに基づいて主走査方向Xの読出しアドレスを
設定すると、RAMIおよびRAM2より、同時に隣接
データSlj −2+ Slj −1r Slj+ S
tj+ 1およびSlj+2が読み出されることと相伴
って、後述するように、変倍画像データを演算する演算
器28゜29の構成が簡単になる。なお、 RAM4よ
り読み出したデータAiでは副走査方向Yのラインデー
タの摘出位置を定める。
第3図の実施例のカウントパルスの切換方式では、拡大
時(Rx、Ry≧100)、 Ai=Lのとき、カウン
タ38,43のENABLE端子をLにして、カウント
をストップさせてもよい。
第3の方法は、第1a図に示す実施例で実行するもので
ある。アドレスカウンタ38.43自身は、データクロ
ックDCLKによるカウントアツプを続ける。そしてア
ドレスカウンタ38.43と別にもう1つこちらはアッ
プダウンカウンタ39,44を設け、拡大時(Rx上1
00)はダウン指定し、縮小時(Rx>100)は、ア
ップ指定する。そしてこのアップダウンカウンタ39.
44は、Ai=Lのときだけカウントするように、DC
LKとAiのAND (論理積)を入力する。
これによって、例えば縮小時、まず最初のAi==して
アップダウンカウンタ39.44を1にし。
加算器37.42で、アドレスカウンタ38゜43の値
に1をたして、RAMI、RAM2の読出しアドレスと
する。更に゛、次のAi=Lでアップダウンカウンタ3
9.44を2にして、アドレスカウンタ38.43のカ
ウント値とたす、というようにしてサンプリング点の位
置x(Ji)を決めていく。
拡大の場合は、読出しアドレスをシフトせずに読み出す
必要があり、このときアドレスカウンタ38゜43はカ
ウントアツプするのでこれを補償するため、逆にAi=
Lで1つずつ引いていくように、アップダウンカウンタ
39.44を減算していく。
副走査方向のサンプリング位置指定も上記と同様である
次に主走査方向の変倍画像データ(X変倍画像データ)
演算について説明する。なお、副走査方向の変倍画像デ
ータ演算(Y変倍画像データ演算)も同様である。
■近接画素距離線形配分法 この方式は、前述の(1)式の計算を行なう。この場合
問題となるのは、距離r 1 / pあるいはr2/P
の精度である。小数点第1位まで、つまり、0.1きざ
み程度で考えれば良いかもっと細かく見る必要があるか
、あるいはPを4分割した程度すなわち0.25きざみ
くらいでも良いかということである。この間層は、デジ
タルコピアシステムとしであるいはファクシミリシステ
ムとして、どこまで精度が必要かという問題であり、デ
ジタルコピアやファクシミリシステムでの、所要画像品
質に対応する。演算処理から見れば、r 1 / P 
+r2/Pが、2のべき乗の逆数であるので好ましい。
これは、1/2 、1/4 、1/8 、等の演算は、
対象データのビットシフトのみで可能であるからである
そこでまず(4)式の演算結果より、Ri=r1/Pを
0.25(1/4)きざみに分ける。すなわち、Riの
最小単位を178として、Riの領域区分を174とす
る。
−例として、次のように分けてみる。
0≦r1 /P<1/8のとき、Ri==r1 /P=
O,Bi=01/8≦rt /P<3/8のとき、Ri
=rt /P=1/4. Bi=1378≦r1/P<
5/8のとき、Ri=r1/P=1/2.Bi=25/
8≦r1 /P<7/8のとき、Ri=rt /P=3
/4. Bi=3ここで、7/8≦rz/P<1のとき
は、主とSlj+1とが同じ位置ということになるので
、そういう分類を作ってBi=4とする方法もあるが、
この場合にはBiに3ビツトが必要になるので、ハード
ウェア構成上からは、この場合Xを1つ繰り上げ、整数
Jiを1つ大きい値とし、小数Riを0にして、−Q−
がSij+iとS lj + 2の間にあって、Bi=
0とするのが、B1が2ビツトの信号で済むので好まし
い。この■を実施する場合には、この81をAiと共に
、RAM3の同じアドレスに書き込む。
4つに分けた距離(Bi=O〜4)によって、A−3i
j+B−Sij+ 1=Oik・・・(6)ただし、A
はr 1 / Pに対応する係数。
Bはr27Pに対応する係数。
S ij 、 S ijヤ、は6ビツトデータの内容。
Oikは変倍画像データ(6ビツト)の内容。
である。
のAとBとが決まるため、X方向変倍画像データ演算器
80XBm’、 4通り(7)A−5ijとB−Sij
+tを計算すればよいが、 MTF補正を加えるために
(6)式を変形し、更に、計算に用いる画素数を多くす
る必要がある。Biに対応する係数AおよびBは次の第
1表に示すように設定すればよい。
第1表 1/2.1/4など2のべき乗の逆数は、信号線のビッ
トシフトのみで得られるため、ハード構成が非常に楽に
なる。
■三次関数コンボリューション この方式は前述の(3)式に示すように非常に複雑な計
算を必要とし、ハードウェア化しこけ不向きなようであ
るが、前述■の方式と比べても、精度の良い変倍ができ
る。
この方式も■の場合と同様に距離の精度の回頭があるが
、ここでも■のようにγ1/pを4つに分割した場合を
考える。
分割方法も■と全く同様とする。
前述の(3)式は、簡単に書き直すと、A−5ij−1
+B−3ij+C,−3ij+1+I)Sijや2=O
ik・・・(7)となる。なお、(3)式の分母は規格
化係数であるので、バラメタータから除外できる。
前述の(2)式から、γ+ /P= 0 、1/4. 
L/2.3/4の4つの場合でA、B、CおよびDを計
算すると、次のようになる。
この係数をもとにして、■の場合と同様に、4通りのA
−3ij−1+  B−5ij、C−3ij++ +D
−3ijヤ、(Sij等は0〜63)を用意しておき、
Biによって1つずつ選択して4つを加算する方式があ
る。ただし、この場合は、■のときと違ってそれぞれの
計算が若干めんどうであり、ハードウェアも少し複雑に
なる。
そこで、ハードウェアの負担を少しでも軽くするため、
係数A、B、CおよびDを次の第2表のように近似して
、書き直す。ただし、このとき、A+B+C+D= 1
になることが必要である。
、  第2表 この方が、係数の分母が8以下で、ハードウェアによる
計数はかなり楽になる。
次にMTF補正を説明する。
従来の方法では、倍率対応で補正係数を予め設定してお
く。すなわち、第13a図〜第13d図に示す補正係数
(フィルタ係数)を設定したMTF補正演算式を揃えて
、倍率Rでその1つを特定して変倍画像データ演算の前
又は後に、MTF補正する。
第12a図に示す補正係数(フィルタ係数)V〜Zと、
第12b図に示す画像データ分布から。
注目画像データOikのMTF補正した値Mikは、M
ik=Y・Oi−1k+%’ 0ik−1+W・Oik
+ 1+Z・Oi−1k+X・Oik・・・(8) となる。これは、 Mik=  v・0i−1k+LOik+1+X/2・
Oik+Y・0ik−1+Z−Oi−1k+X/2・O
ikであるので、X方向のみのMFT補正では、Mik
=  V−0ik−1+W’ 0ik−1+X/2・O
ik・・・(9) をMTF補正した値とすればよい6Y方向のみのM F
 T補正では、 Mik=Y・Oi−t k+Z・Oi −1に+X/:
L Oik・・・(10) をM’FT補正した値とすればよい。
補正係数を変える従来考えられる前述の方法とは別に本
発明では、変倍計算時にMTF補正をも加味した演算を
行なう。第6図のh (r)は、入力系のMTF補正が
100%であるとした場合の、変倍画像データ演算(上
述の■)で用いる補間開数である。
ところが実際のスキャナでは、読取スピードや、密度に
よっても変わるが、10〜40%程度である。
後述する実施例が対象とするスキャナSCRでは約15
%くらいになり、この周波数応答性H(ω)は。
近似的に、第14図に示す曲線となる。この曲線は、 一〇、2ω2 H(ω)= e       (H(π)=0.14)
と近似でき、このフーリエ変換により得られる補間係数
h (r)を第15図に示す。このh (r)を用いて
第(3)式でOikを求めることによって、M T F
補正を行った形で変倍処理が行なわれる。ここで、■方
式で行ったように、r1/P=0.1/411/213
/4の4つに分け、第(7)式の係数A−Dを求める。
この場合、ハードウェアが簡単で計算が容易な計数に近
似する。またこのとき、S1jと立の位置が一致した場
合は第(7)式の項以外に5ij−1の項も必要になり
、結局、 E−Sij−2+A−5月−1 +B−5月十C−5i
j+1 +D−3月+2=Oik・・・(11) となる。このOikは、X方向の変倍画像データ演算お
よびMFT補正が済んだものであるので、X方向M T
 F補正済変倍画像データMikである。
係数A−Eは次の第3表のようになる。
第3表 これは■を実行する、第2表の係数を用いるX方向変倍
画像データ演算の場合よりも、1つ多い係数を用いて、
X方向変倍画像データ演算およびX方向MTF補正演算
を同時に行ない得ることを示している。この第3表に示
す係数に基づいたMTF補正を施こしたX方向変倍画像
データ演算を、第1a図に示す実施例で行う。
以上、主走査方向Xの変倍画像データ演算およびMTF
補正演算につき説明した。副走査方向Yの変倍画像デー
タ演算およびMTF補正演算も同様に行なう。両者の相
違は、原画像データを主走査方向Xの並びに着目して演
算するか、副走査方向Yの並びに着目して演算するか、
の違いである。
次に本発明の実施例のハードウェア構成と動作を説明す
る。
第1実施例(第1a図〜第2c図) 第1a図に示す第1実施例において、スキャナSCRで
読み取られた原画像データは1ライン毎にシェーディン
グ補正回路24に、1ライン分のデータにおいては、パ
ラレル6ビツ1〜(6ビツトが1画素の濃度を示す1ワ
ードである)単位で、シリアルに与えられ、回路24が
同様なデータ士3成および同様な転送形式で、ライン同
期パルスし5YNCの1周期の間に1ライン分を、ライ
ン中の各ワードはデータクロックDCLKに同期して、
ラッチ251〜254およびデータ分配器26に与える
。回路25の出力が、ある画素のデータSlj+2であ
るとき、ラッチ254〜251ノ出力はそれぞれS 1
j−1−1p S lj+Sijや1+SIJ+2であ
り、これらのデータが、パラレル30ビツトでデータ分
配器26に与えられる。
一方、Tフリップフロップ36が、ライン同期パルスL
S’l’NCの1パルスの到来毎にその出力Q、Qの信
号レベルを反転するので、例えば第1ラインのデータが
与えられているときは、データ分配器26は入力30ビ
ツトをRAMIに与え、かつRAMIは書込みに指定さ
れる。このときデータセレクタ27は入力端Bの30ビ
ツトデータを演算器28に与え、RAM2は読み出しに
指定される。第2ラインのデータがデータ分配器26に
与えられているときは、データ分配器26は入力30ビ
ツトをRAM2に与え、かつRAM2は書き込みに指定
される。このときデータセレクタ27は入力端Aの30
ビツトデータを演算器28に与え、RAMIは読み出し
に指定される。
このようにして、第nラインの隣接5画素のデータがパ
ラレルにRAMIに書込まれ、その間第n−1ラインの
隣接5画素のデータがパラレルにRAM2より読み出さ
れる。第n+1ラインの隣接5画素のデータはパラレル
にRAM2に書込まれ、その間第nラインの隣接5画素
のデータがパラレルにRAMIより読み出される。以下
同様に、RAMIとRAM2が、ライン同期パルスLS
YNCで切換えられて、交互に書込および読み出しに指
定される。このようにして、第nラインの隣接5画素の
データをパラレルに組合せた30ビツトデータをnAM
l又はRAM2に書込んでいるときに、第n−1ライン
の隣接5画素のデータをパラレルに組合せた30ビツト
データが、RAM2又はRAMIより読み出されて演算
器28に与えられる。すなわち、演算器28には、回路
24が出力するデータより、ちょうど1ライン分遅れて
、隣接5画素のデータを並べた形で原画像データが与え
られる。このように、データのバッファメモリRAMI
、RAM2への入力に対して、それよりのデータの読み
出しはちょうど1ライン分遅れる。
RAM 1の読み書きアドレスはサンプリング回路64
が、また、RAM2の読み書きアドレスはサンプリング
回路65が定める。
まずサンプリング回路64について説明すると、RAM
Iを書込みに指定しているときには、信号a=H,b=
Lであり、アンドゲート40がオフ(ゲート開)であっ
てアップダウンカウンタ39にはカウントパルスが与え
られず、その出力は0を示すものに留まる。アドレスカ
ウンタ38にはデータクロックDCLKがカウントパル
スとして与えられるので、データクロックDCLKの1
パルスの到来毎に1カウントアツプする。加算器37は
、カウンタ39および38のカウントデータを加算して
、和データをRAMIに、アドレスデータとして与える
。これにより、隣接5画素のデータをパラレルにした3
0ビツトデータが、データクロックDCLKに同期して
、順次にRAMIに書込まれる。すなわち1ライン分の
データのすべてがRAMIに書込まれる。
RAMIが読み出しに指定されているときには、a=L
、b=Hであるので、信号CがLのときにアンドゲート
40がオン(ゲート開)で、アップダウンカウンタ39
にデータクロックDCLKがカウントパルスとして与え
られる。信号d1=H(縮少)であるとアップカウント
し、d、=L(拡大)であるとダウンカウントする。信
号Cはすでに説明したデータAiであり、カウント停止
/進行を制御するものである。読み出しのときには、カ
ウンタ39および38のカウント値の和がRAMIの読
み出しアドレスとなる。c=Lの場合、di=Hのとき
にはDCLKが1パルス現われる毎に、カウンタ39が
1カウントアツプして、RAMIの読み出しアドレスが
2進み、dl=LのときにはDCLKが1パルス現われ
る毎に、カウンタ39が1カウントダウンして、RAM
Iの読み出しアドレスが停止することに注目されたい。
c=Aiである。
サンプリング回路65は、64と全く同じ構成であるが
、アンドゲート45に、b信号でなくa信号が加わる点
が異る。これは、RAMIを読み出しくb=H,a=L
)としているときにはRA M 2は書込みとし、RA
MIを書込み(b=L、a=H)としているときにRA
M2を読み出しにして、読み出しアドレスをカウンタ4
4と43のカラン1−値の和とするためである。
二二でAiについて説明する。マイクロプロセッサ35
が、画像読取スタート指示(STがLがらHに変化)に
応答して、指定された変倍率Rx%を読み、これに基づ
いて、i=0〜Rx=1のそれぞれにつき、Jiおよび
Riを演算して、Rx (100(縮少)の場合は、J
i−Ji−1≧2でAiをLとし、Ji−Ji−1≦1
でAiをHとし、Rx上100(拡大)の場合は、Ji
  Ji−1≧lでAユをHとし、Ji  Ji−1≦
0でAiをLとし、Riの値に対応して第3表のように
データBiを設定し、AiおよびBiを、RAM3 (
第1a図)のアドレスiにメモリする。このメモリ動作
において、マイクロプロセッサ35は、i=0対応のデ
ータAnおよびBoを書込む前にオアゲート49に1パ
ルスを与えて、Rxを示すデータをアドレスカウンタ4
8にロードする。そしてA。およびBoをRAM3に与
えると、オアゲート51に1パルス与えて、アドレスカ
ウンタ48を1インクレメントして、i=1対応のデー
タAiおよびB1をRAM3に与えて次にオアゲート5
Iに1パルスを与える。このような動作を1=Rx−1
まで行なう。これにより、RAM3のアドレス0にi 
= O対応のデータAoおよびBOが、アドレスlにi
=1対応のデータAiおよびB1が、・・・アドレスR
x−1に1=Rx−1対応のデータA R−1およびB
R−1が書込まれていることになる。
なお、上述の説明は、副走査方向のRYに対応したAi
およびBiの処理およびそれらのRAM4への書込みに
ついても当てはまる。ただし、RxはRyと、RAl’
13はRAM4と、データクロックはラインクロックと
読み替える。
そして画像読取をスキャナSCRに指示して、実際に画
像読取を開始したときには、ライン同期パルスLSYN
(1:でアドレスカウンタ48に指定倍率Rx%を示す
データがセットされて、データクロックDCLKが1パ
ルス現われる毎にカウンタ48が1インクレメントして
、DCLにが1パルス呪われる毎に読出しアドレスを1
づつ大きくする形で、i=o対応のデータAoおよびB
oがら1=R−1対応のデータA R−1およびBR−
1が順次に読み出されて、データAiは信号Cとして、
サンプリング回路64および65に与えられ、データB
1は演算器28のデータセレクタ111〜115(第1
b図)に与えられる。
データセレクタ111は、Bi=O〜3に対応して、第
3表のa −d FJの係数Eを5ij−2に乗算した
第(11)式左辺第1項の値を、データセレクタ112
は、B1=0〜3に対応して、第3表のa = d Q
の係数Aを5ij−1に乗算した第(11)式左辺第2
項の値を、データセレクタ113は、Bi=O〜3に対
応して、第3表のa −d Qの係数BISijに乗算
した第(11)式左辺第3項の値を、データセレクタ1
14は、B1=0〜3に対応して、第3表のa = d
欄の係数CをS1j+1に乗算した第(11)式左辺第
4項の値を、データセレクタ115は、Bi=O〜3に
対応して、第3表のa −d mlの係数りをSij+
2に乗算した第(11)式左辺第1項の値を、加算器1
16に出力する。加算器116がこれらの出力を加算し
た値を出力するので、加算器116は、Bi=0〜3に
対応して、B1=0のときには、第(1,1)式に第3
表のa&Iの係数を代入した演算値を、Bi=1のとき
には、第(11)式に第3表のb4!1の係数を代入し
た演算値を、Bi=2のときには、第(11)式に第3
表のc411の係数を代入した演算値を、また、Bi=
3のときには、第(11)式に第3表のdaの係数を代
入した演算値を、出力する。
この出力Mikが、主走査方向Xの画像データ変倍演算
およびMTF補正を施したものである。
変倍画像データMikは副走査変倍演算器29に与えら
れる。回路29で副走査方向Yの変倍処理およびMTF
補正を施されて、2値化回路30および階調処理器31
に与えられる。この実施例では、階調処理器31は、6
4種の、濃度対応の階調表現データ分布パターンを有す
るR OMと、64カウントで初期化するサイクリック
ラインカウンタおよび64カウントで初期化するサイク
リックデータクロックカウンタを有するものであり、該
ROMの読み出しアドレスを、M l k +ラインカ
ウントデータおよびデータクロックカウントデータで設
定する。すなわちMikでROMの1パターンを特定し
、そのパターンの主走査アドレスをデータクロックカウ
ンタで、また副走査アドレスをラインカウンタで特定し
て、該パターン中の1ビツト画像データを読み出す。マ
イクロプロセッサ35が2値化データ出力を指示してい
る(i=H)ときには、ゲート回路32〜34が2値化
回路30の出力を、階調データ出力を指示しているN 
=L)ときには階調処理器31の出力を、プリンタPR
Tに出力する。
第1b図に構成の詳細を示すX方向変倍・MTF補正演
算器28のデータセレクタ111の入力端aには、5i
j−2の上位4ビツト、すなわち1/4Sij−2が与
えられ、他の入力端には0を示すデータが与えられる。
すなわち、データセレクタ111には、第3表の係数E
を5ij−2に乗じた値が与えられる。5ij−1の上
位4ビツトすなわち1/4Sij、−1と上位3ビツト
すなわち1/8ビツトが加算器117に与えられ、加算
器117の出力すなわち3/8Sij−1が補数器12
3に与えられる。補数器は一3/8Sij−1を示すデ
ータをデータセレクタ112の入力端aに印加する。5
ij−1の全ビットが補数器124に与えられ、補数器
124が一5ij−1を示すデータをセレクタ112の
入力端すおよびCに印加する。同様にして、第3表に示
す係数をSij等に乗算し、第(11)式を演算するに
要する値を示すデータが加算器118〜122および補
数器125〜127からデータセレクタ113〜115
に与えられ、データセレクタ111〜115が、Biの
値、つまりはRiの値に対応した第3表の係数を、Si
j等に乗算した第(11)式左辺各項の値を出力し、加
算器116が、第(11)式演算値Mikを出力する。
これにより、X変倍・MTF演算器28では、指定倍率
Rxに応じた、MTF補正演算した変倍画像データMi
kが得られ、副走査方向変倍・MTF補正演算器29に
与えられる。
次に副走査変倍演算器29の構成を、第1c図を参照し
て説明する。
主走査方向Xの変倍演算およびMTF演算をした変倍画
像データMikは、データクロックDCLKに同期して
ラインバッファ811および演算器28Yに与えられる
ラインバッファ811の出力は演算器28Yとラインバ
ッファ812に与えられ、ラインバッファ812の出力
は演算器28Yとラインバッファ813に与えられ、ラ
インバッファ812の出力は演算fm 28 ’/とラ
インバッファ814に与えられる。これにより、演算器
28Yには、ラインは隣接し互に異るが、ライン方向で
は同一アドレスの画像データMj −2k、Mi−1k
、Mik、Mi+1 kおよびMi+2kが同時に与え
られる。
演算器28Yは28と全く同一構成であり、演算器28
に与えられる画像データ5Ij−2+s’J−1rS 
IJ r M lj −+−1およびS ij + 2
をそれぞれMi−2に、Mi−1k、Mik、Mi、 
1 kおよびMi=21(に入れ替えた形の第(11)
式の演算を実行し、演算値をゲート103に出力する。
RAM4には、RAM3にAiおよびBiを書込んだ後
に、Ryに基づいて演算したAiおよびB1が書込まれ
る。そして、画像読取時には、アドレスカウンタ48Y
がラインクロックLSYNCをカウントして、RAM4
の読み出しアドレスを定める。したがって、二二ではA
iおよびBiは、データクロックDCLKではなくライ
ンクロックLSYNCの1パルス毎(副走査の進行に合
せて)にiを1大きい値にしたもの(A x +Bi)
がRAM4より読み出される。
アドレスカウンタ43Y、アップダウンカウンタ44Y
アンドゲート45Yおよび加算器42Yは、概略で、主
走査方向のサンプリング回路65(第1a図)と同様な
構成であるが、データクロックDCLKではなく、ライ
ンクロックLS’VNCをカウントする。すなわち副走
査方向のサンプリング位@Yを定める。アドレスカウン
タ43Yのカウントデータは、1頁の画像読取開始を始
点とした、副走査位置を示し、加算器42Yの出力デー
タは、副走査方向のサンプリング位viyを示す。両デ
ータが合致すると、すなわち画像読取の副走査位置がサ
ンプリング位置yに合致すると、比較器102の出力が
Lから11になる。このHによりゲート103がゲート
オン(開)となり、演算器28Yの出力を次の2値化回
路30および階調処理器31に与える。すなわち、画像
走査ラインNo、がJi (y)のときに、演算器28
Yの出力を、演算処環データとして出力する。
次にマイクロプロセッサ35の変倍処理制御動作を第2
a図、第2b図および第2c図を参照して説明する。ま
ず第2a図を参照する。
電源が投入される(ステップ1)とマイクロプロセッサ
35は、入出力ポートを待機状態のレベルに設定し、内
部レジスタ、カウンタ:タイマ、フラグ等をクリアする
(ステップ2:以下カッコ内ではステップという語を省
略する)。
次に主走査方向のサンプリング位置情報演算と11AM
3への書込みのため、主走査方向の指定変倍率Rx%を
指示するデータRxを読んでレジスタRs xにメモリ
しく3x)、出力ポートgにLをセットする(4x)。
すなわちアンドゲート50をオフ(ゲート閉)として、
アドレスカウンタ48には、カウントパルスが外部から
与えられないように設定する。次に、出力ポートn1に
、レジスタRsxに格納している指定変倍率Rgx%を
示すデータをセットして(5x) 。
アドレスカウンタ48Xのプリセットデータ入力端Pに
加える。そして、出力ポートf1に1パルスを出力して
(6x)、アドレスカウンタ48XにRAMをロードす
る。これによりアドレスカウンタ48xが初期化(初期
アドレス設定)されたことになる。
次にマイクロプロセッサ35は、RWlを書込み指示レ
ベルに設定してIIAM3を書込みに設定しく7x)、
内部アドレスレジスタiの内容を0を示すものに設定(
レジスタクリア)する(8x)。これにより前述のi=
0を設定したことになる。次にレジスタjをクリアし、
レジスタBiおよびAiにHをセットする(9x)。そ
してRAM3にレジスタBiとAiの内容BiおよびA
iをメモリする(10x)。この段階では、i=oであ
るので、RAM3のアドレスRに、BO=HおよびAn
 =Hが書込まれたことになる。次にレジスタiの内容
を1インクレメントする(llx)。これによりiの値
が前より1大きい数値に変更されたことになる。次に、
iが2以上(この段階では2)であるので、100i/
Rsx = Ji + Riなる整数Jiおよび小数R
iを演算しく13x)、前回演算値レジスタj1−1に
今回演算値レジスタjiの内容を移して(14ax)、
今回演算値レジスタj1に、整数Jiをメモリしく14
bx)、次に第2b図に示すステップ41x〜50xで
、B1を設定し、ステップ18x〜25xでAiを設定
する。そして出力ポートh1に1パルスを出力して(2
2x)、 RAM3の書込みアドレスを1インクレメン
トして、書込みアドレスを進めて、ステップ10xでR
AM3に、前記設定したBiおよびAiを書込む。以下
同様に、iを1大きい数値に変更しく1lx)、Jiお
よびRiを演算しく13x)、それらとRsxに基づい
てBiおよびAiを設定しく41x〜50x、 18x
〜25x)、RAM3の書込みアドレスを更新して(2
2x)、B1およびAiをRAM3に書込む(10x)
。このようにして、i =Rsx+ 1になると、1=
0−Rsx−1のそれぞれに対応するBiおよびAiを
すべてRAM3に書込んだことになるので、ステップ1
2xから第2c図のステップ60に進む。
ステップ60は、ステップ3x〜25xと同様なステッ
プで構成されるが、それらのステップ3x〜25xの中
の、RsxをRsyと、nlをnlと、flをf2と、
RAM3をRAM4と、111をh2と、売み替えたも
のである。すなわち、副走査力、・の指定変倍率Ryに
基づいてサンプリング位置情報Aiおよび変倍演算情報
Biを演算して、これらの情報をi対応でIIAM4に
書込む。そしてステップ60から画像読取時の変倍処理
制御に進む。なお、ステップ8xから9xに進んだとき
に、rlAM3のアドレス0にAO=Hを書込んでいる
が、これはJi−Ji−1に正確に対応しない。なぜな
ら、この段階ではJi−1が不明であるからである。し
かし、iをRsx−1としたときには、次(i=Rsx
)にカウンタ48XのRsxカウントオーバを示すキャ
リーでカウンタ411Xを初期化してiを0に戻すので
、i=0と1=Rsxとは同じである。そこで、i=0
におけるAoの演算を1=Rsxのものに置換し得る。
そして1=Rsx−1のときのJR−1をJl−1とし
て用い得る。そこで、ステップ12xでは、1=Rsx
まで、AiおよびBiの演算とRAM3へのメモリを完
了したかを見ている。すなわち1=0〜Rsx−1まで
Ai、Biをメモリすればよいが、更にi”Rsx(こ
れはi=0と同義)でもAi、Biを演算しメモリする
ようにしている。この1=Rsxでは、力ウンタ48X
がRsxをカウントオーバして、RA M 3の書込ア
ドレスを0にしているので、ステップ9Xで書込んだB
OおよびAOが、B Pt5x、A R5Xに書替えら
れることになる。これにより、ステップ9x。
10xで書込んだAOが正確な値に更新されたことにな
る。
第1c図において、ステップ60から画像読取時の変倍
処理制御に進むと、画像読取スタート指示信号STが、
読取開始を指示すHになるのを待ち(26) 、読取開
始指示が到来しない間は、入力されている倍率指示デー
タRx、Ryを読んでそれがレジスタRsx、Rsyに
格納している値と同じか否かをチェックする(27)。
同じでないと、指定倍率Rx又はRYが変更されたこと
になるので、第1b図のステップ3Xに戻って、また同
様に、新しい指定倍率Rxに対応した、データB1およ
びAiの演算とRAM3への書込み、ならびにRyに対
応した、データB1およびAlの原質とRAM4への書
込みを行なう。
画像読取スタート指示信号STがHになると、スキャナ
SCRがレディであるかをチェックしく28) 。
プリンタPRTがレディであるかをチェックして(29
)、いずれかがレディでないと、両者がレディになるの
を待つ。
スキャナSCRおよびプリンタPItT共にレディであ
ると、2値画像処理(ドキュメント二文章画像処理)が
指示されている場合には出力ポートiにHをセットして
(31)2値化回路30の出力をプリンタPRTに与え
るようにゲート回路32〜34を設定し、階調画像処理
(写真画像処理)が指示されている場合には出力ポート
iにLをセットして(32)階調処理器31の出力をプ
リンタPRTに与えるようにゲート回路32〜3・1を
設定する。
次にマイクロプロセッサ35は、指定変倍率レジスタR
sxの内容を参照して、縮少が指定されているか拡大が
指定されているかをチェックしく33x)、縮少が指定
されているときには出力ポートd1に■]をセットして
(34x)、アップダウンカウンタ39および44をア
ップカウントに設定する。Rsxにより拡大が指定され
ているときには出力ポートd1にLをセットして(35
)、アップダウンカウンタ39および44をダウンカウ
ントに設定する。そしてRAM3を読み出しにセットす
る(36x)。
また、ステップ70で、これと同様なロジックにより、
iyに関しても縮少か拡大かを判定して、カウンタ44
Yのアップ/ダウンを指定する。ステップ70は、ステ
ップ33x〜36xと同様なステップで構成される。た
だし、これらのステップ33x〜36xの内容の、Rs
xをRsyと、dlをdlと、またRAM3をRA旧と
読み替えたものである。
次に出力ポートgにHをセットして(37)、アンドゲ
ートsox、yをオン(ゲート開)とする。次にスキャ
ナSCRおよびプリンタPRTへHレベルのスタート信
号ATSを与える(38)。
ATSがHになったのに応答してスキャナSCRが画a
読取を開始し、ライン同期パルスLSYNC,データク
ロックDCLにおよび原画像データを、ライン単位で順
次にシリアルに出力し、例えば奇数番ラインのデータが
IIIA旧に書込まれ、偶数番ラインのデータがrlA
M2に書込まれ、奇数番ラインのデータがRAM 1に
書込まれているときに偶数番ラインのデータがRAM2
より読み出され、偶数番ラインのデータがRA M 2
に書込まれているときに奇数番ラインのデータがRAM
Iより読み出される。すなわち第6図に示す形で原画像
データがラインバッファメモリRA旧、RAM2に書込
まれ、またそれから読み出される。
この画像読取の間、アドレスカウンタ48Xが、ライン
同期パルスLSYNCおよびそれ自身が発生するカウン
トオーバ信号(指定倍率Rsx%の数値のカウントをす
る毎に発せられる)により初期化され、それからデータ
クロックDCLKをカウントアツプする。これによりア
ドレスカウンタ48XがRAM3に与えるアドレスは、
ライン同期パルスLS¥NCが1パルス到来するとOに
なり、次にDCLKが1パルス現われる毎に順次に1人
きい値になり、最大数Rsx−1の次には、アドレスカ
ウンタ48Xのカウントオーバに次には、アドレスカウ
ンタ48Xのカウントオーバによる初期化でまたOにな
り、またDCLKの到来毎に1大きい値になる。ライン
同期パルスLS’/NCの一周期の間にこれが繰り返え
される。
RAM3が読み出しに設定されているので、Aiおよび
Bi、 i = O〜Rx −1+がi=oから順次に
RAM3より読み出され、1=Rx−1まで読み出され
るとまたi=0から読み出されるという具合に、DCL
にに同期して順次に読み出され、Ajは信号Cとしてイ
ンバータ41および46に、Biはデータセレクタ28
aに与えられる。
c=Ai=)((縮少時でJi−Ji−t≦1、拡大時
Ji−Ji−t≧1)のときには、アンドゲート40゜
45がオフ(ゲート閉)になるのでカウンタ39.44
のカウント値が動かず、原画像データのサンプリングピ
ッチ(P=1)と同じサンプリングピッチで変倍画像デ
ータがサンプリングされる。この期間では。
画像倍率は1である。すなわち変倍画像データは。
原画像データとなる(間引いたり、あるいは2度書きし
たりしたものでない)。
c=Ai=L(縮少時でJi−Ji−t≧2、拡大時J
iJi−1<1)の場合には、縮少のときではカウンタ
39,44がアップカウントであるので、アドレスカウ
ンタ38.43がカウントアツプするのと同じくカウン
タ39,44がカウントアツプするので、DCLKの1
パルスの到来でRAMI、2の読出しアドレスが2大き
くなり、原画像データを1画素飛びにサンプリングする
ことになる。拡大のときではカウンタ39 、33がダ
ウ°ンカウントであるので、アドレスカウンタ38.4
3がカウントアツプするのと逆にカウンタ39,44が
カウントダウンするので、DCLKが到来してもRAM
I、2の読み出しアドレスは動かず、原画像データの同
一画素のデータを繰り返してサンプリングすることにな
る。
第1c図に示す副走査変倍演算器29においては、上述
のRAM3の読み出しを、データクロックDCLにのカ
ウントではなく、ラインクロックLSYNCのカウント
にした形で、RAM4より、データAiおよびBiが読
み出されて、Aiがインバータ46Yで反転されてアン
ドゲート45Yに印加され、Biが演算器28Yに与え
られる。これにより、副走査方向においても、上述の主
走査方向のサンプリングと同様に画像データ(この場合
、主走査方向の変倍処理をした中間データ)のサンプリ
ングが行われる。そしてサンプリングされた画像データ
が、副走査方向の変倍・MTF補正される。
このように、副走査変倍演算器29では、RAM4に読
み込んでいる、Ry対応のデータAiとBiに基づいて
画像データのサンプリングおよび変倍画像データ演算・
MTF補正をするので、主走査方向の変倍画像データ演
算およびMTF補正と、副走査方向の変倍画像データ演
算およびMTF補正とは、それぞれ独立であり、Rxと
Ryとが異っていても、それぞれ、RxおよびRyに適
合した形で行なわれる。
本発明のもう1つの実施例の、前述の実施例(第1a図
〜第2c図)と異る構成部分のみを第3図に示す。この
第2実施例は、サンプリング回路64および65に特徴
があるものであって、その他の部分は第1実施例(第1
a図)と同じである。
第3図に示すサンプリング回路64は、RAMIを書込
みに指定しているとき(a=H,b=L)には、アンド
ゲート68と69がオフであって、アンドゲート67が
オンであるので、アドレスカウンタ38を、DCLにで
カウントアツプする。すなわち、DCLKが1パルス到
来する毎に、原画像データをRAMIに読込む。RAM
 1を読み出しに指定しているとき(a=L、b=H)
には、アンドゲート67がオフであり、縮少(d=H)
のときにはアンドゲート68もオフであって、データA
iに対応して、それがトIのときにはDCLKを、Ai
がT、のときには2DCLKを、アンドゲート71又は
72とオアゲー1−70およびアントゲ−1−69なら
びにオアゲート66を通してカウンタに与える。拡大(
d = L)のときには、アンドゲート69がオフであ
り。
AiがHのときにDCLにがアンドゲート68を通して
またオアゲー1−66を通してカウンタ38に与えられ
れ、AiがLのときにはクロックはカウンタ38に与え
られない。
サンプリング回路65も64と同じ41成であるが、信
号aとbとを入れ変えてアントゲート74と。
75および76に与えるようにしている。これはRAM
Iの書込みのときRAM2が読み出しで、RAM1の読
み出しのときにRAM2が書込みとなるからである。
以上のサンプリング回路64および65の構成および動
作により、第2実施例においても、第1実施例(第1a
図)と同じ態様で、 RAMI、2の書込みと。
RAMI、2の読み出しサンプリングが行なわれる。す
なわち、第1実施例ではアップダウンカウンタ39゜4
4と加算器31.42で、縮少時の、原画像データの1
つ飛びのサンプリングを、 DCLKを2重にカウント
してアドレスをDCLKの1パルス当り2進めて行なう
ようにしているが、第2実施例では、この場合、2DC
LKをアドレスカウンタに与えて、DCLKが1パルス
発生するときにアドレスカウンタを2カウントアツプし
て、アドレスをDCLKの1パルス当り2進めて行なう
ようにしている。
以上の通り本発明の実施例では、画像データの変倍指定
倍率Rx、Ryに対応したMTF補正演算を行なうので
、変倍処理による画像劣化が低減する。
のみならず、主走査方向の変倍画像データ演算と。
主走査方向のMTF補正演算を対にして実行し、かつ副
走査方向の変倍画像データ演算し、副走査方向のMTF
補正演算を対にして実行するようにしているので、主走
査方向の変倍率Rxと副走査方向の変倍率Ryとが異っ
ても、主走査方向および副走査方向共に、最適なMTF
補正が行なわれ、画像全体の、変倍による画質低下が低
減する。
■効果 以上の通り本願発明では、変倍画像データ演算のための
演算式をMTF補正演算をもする形に変形して、1つの
式で同時に変倍画像データ演算およびMTF補正演算を
行なうので1画像データ処理の演算ステップ数が大幅に
低減し、その分、これらの演算に要する手段の数が低減
する。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本発明の第1実施例の構成を示すブロック
図である。 第1b図は、第1a図に示す演算器28の構成を示すブ
ロック図である。 第1c図は、第1a図に示す演算器29の構成を示すブ
ロック図である。 第2a図、第2b図および第2c図は、第1a図に示す
マイクロプロセッサ35の変倍処理制御動作を示すフロ
ーチャートである。 ″  第3図は、本発明の第4実施例の要部を示すブロ
ック図である。 第4図は、変倍画像データを演算する3次関数コンボリ
ューション法で用いる補間関数の値を示すグラフであり
、横軸は原画像データのサンプリング位置に対する変倍
画像データに割り当てるサンプリング位置のずれ量を示
し、縦軸は補間関数の値を示す。 第5図は、第1a図に示すスキャナSCRの画像読取出
力であるデータ■と同期クロックLS’/NC。 DCLKおよびラッチ25の出力であるデータZの関係
を示すタイムチャートである。 第6図は、第1a図に示すラインバッファメモリRI側
1.RAM2の書込みデータ、読み出しデータとライン
同期パルスLS’/NCとの関係を示すタイムチャート
である。 第7図は、従来の画像読取装置の外観を示す斜視図であ
る。 第8図は、従来の1つの画像読取装置の主機械構成要素
を示す側面図である。 第9図は、従来のもう1つの画像読取装置の主機械構成
要素を示す側面図である。 第10図は、従来の電気的手法による画像データ変倍の
ために、1頁分の原画像データをメモリに格納した場合
の、メモリ上における画■データ分布を、画像対応で示
す平面図である。 第11図は、近接画素間距雛線形配分法により変倍画像
データを演算する場合の、原画像データのサンプリング
位置と変倍画像データのサンプリング位置との関係を示
す平面図である。 第12a図は、従来のM T F補正の補正係数分布を
示す平面図である。 第12b図は、MTF補正における補正画素と補正に参
照する画素の分布を示す平面図である。 第13a図、第13b図、第13c図および第13d図
は、MTF補正係数の分布を示す平面図である。 第14図は、第1a図に示すスキャナSCRの。 周波数応答性を示すグラフである。 第15図は、MTF補正を加味した変倍演算補間係数を
示すグラフである。 1:画像読取袋rIi2:コンタクトガラス板3:原稿
圧板     4:S件部 5:蛍光灯      6:セルホツクレンズ7:イメ
ージセンサ  8:反射光 9:キャリッジ  11〜13:反射光14:レンズ 
    SCR:スキャナ28:主走査変倍演算器(変
倍画像データ設定手段)29:副走査変倍演算器(変倍
画像データ設定手段)OOC:原稿 35:マイクロプロセッサ(演算手段、サンプリング位
置指定手段) 64.657サンプリング回路(サンプリング手段)(
42Y〜46’/、102,103 :サンプリング手
段)111〜115:データセレクタ 垢4■ 兜5v 第6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)指定倍率に対応した、変倍画像データ作成のため
    の原画像データサンプリング位置情報Jiおよびサンプ
    リング位置と変倍画像データ割当て位置との差を示す差
    情報Riを演算する演算手段;演算した原画像データサ
    ンプリング位置情報に基づいて原画像データのサンプリ
    ング指定位置を指定するサンプリング位置指定手段; サンプリング指定位置の原画像データを摘出するサンプ
    リング手段;および、 サンプリング手段が摘出した原画像データを、差情報R
    i対応の補間演算にMTF補正演算を併合したMTF補
    正変倍演算式に代入して、変倍とMTF補正を同時に施
    した変倍画像データを得る変倍画像データ設定手段; を備える画像データの変倍処理装置。
  2. (2)演算手段は、100i/〔指定倍率R(%)〕=
    Ji+Ri、iは整数、0≦Ri<1、Jiは整数、な
    る整数Jiおよび小数Riを演算する演算手段であり;
    サンプリング位置指定手段は、原画像データの画素単位
    を定めるデータクロック、ラインクロックに同期してi
    を1づつ変更すると共に、 R<100の場合は、Ji−Ji_−_1=2で原画像
    データのサンプリング指定位置を2大きい数に、Ji−
    Ji_−_1=1で前記指定位置を1大きい数に指定し
    、R≧100の場合は、Ji−Ji_−_1=1で前記
    指定位置を1大きい数に、Ji−Ji_−_1=0で前
    記指定位置をそのままの数に指定するものであり; サンプリング手段は、前記データクロック、ラインクロ
    ックをカウントして、前記指定位置の原価像データとそ
    れに隣接する1以上の画像データを摘出するものであり
    ;および、 変倍画像データ設定手段は、前記データクロック、ライ
    ンクロックに同期して、Ri、前記指定位置の原画像デ
    ータおよびそれに隣接する1以上の原画像データの3者
    の相関で位置iの変倍画像データを定めるものである; 前記特許請求の範囲第(1)項記載の、画像データの変
    倍処理装置。
  3. (3)変倍画像データ設定手段は、変倍画像データを、
    Ri、指定位置の原画像データならびに、その前後各2
    個計5個の原画像データをパラメータとする3次関数コ
    ンボリューシヨン式で得る前記特許請求の範囲第(1)
    項記載の画像データの変倍処理装置。
  4. (4)サンプリング手段は:1ライン分の原画像データ
    を格納するバッフアメモリ手段;該バッフアメモリ手段
    を書込み/読出しに交互に設定する手段;該バッフアメ
    モリ手段に書込み/読み出し位置を与えるアドレスカウ
    ント手段;該バッフアメモリ手段に書込みのときは、デ
    ータクロックDCLKをカウントパルスとして該アドレ
    スカウント手段に与え、該メモリ手段より読み出しのと
    きはデータクロックDCLKに同期してiを1づつ変更
    すると共に、R<100の場合は、Aiに対応してデー
    タクロックDCLKの2倍の周波数のカウントパルス2
    DCLKとデータクロックDCLKの一方を、カウント
    パルスとしてアドレスカウント手段に与え、R≧100
    の場合は、Aiに対応してデータクロックDCLKのア
    ドレスカウント手段への印加/遮断をして、原画像デー
    タの読出し位置を指定する読出し制御手段;でなる、前
    記特許請求の範囲第(1)項、第(2)項又は第(3)
    項記載の、画像データの変倍処理装置。
  5. (5)サンプリング手段は:1ライン分の原画像データ
    を格納するバッフアメモリ手段;該バッフアメモリ手段
    を書込み/読出しに交互に設定する手段;アドレスカウ
    ント手段;アップダウンカウント手段;アドレスカウン
    ト手段のカウントデータとアップダウンカウント手段の
    カウントデータの和を該バッフアメモリ手段にアドレス
    データとして与える加算手段;該バッフアメモリ手段に
    書込みのときは、データクロックDCLKをカウントパ
    ルスとして該アドレスカウント手段に与え、該バッフア
    メモリ手段より読み出しのときはデータクロックDCL
    Kに同期してiを1づつ変更すると共に、R<100の
    場合は、アップダウンカウント手段にアップ指示してア
    ドレスカウント手段にデータクロックDCLKをカウン
    トパルスとして与え、かつAiに対応してアップダウン
    カウント手段へのDCLKの印加/遮断をし、R≧10
    0の場合は、アップダウンカウント手段をダウン指示し
    てアドレスカウント手段にデータクロックDCLKを与
    え、かつ、Aiに対応してデータクロックDCLKのア
    ップダウンカウント手段への印加/遮断をして、原画像
    データの読出し位置を指定する読み出し制御手段;でな
    る前記特許請求の範囲第(1)項、第(2)項又は第(
    3)項記載の、画像データの変倍処理装置。
JP61104014A 1986-04-30 1986-05-07 画像デ−タの変倍処理装置 Pending JPS62261277A (ja)

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US07/044,420 US4827433A (en) 1986-04-30 1987-04-30 Processing device for changing magnification of image data

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03165663A (ja) * 1989-11-24 1991-07-17 Dainippon Printing Co Ltd 画素密度変換方法及び装置

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JPS57168580A (en) * 1981-04-09 1982-10-16 Ricoh Co Ltd Picture processor
JPS5961371A (ja) * 1982-09-08 1984-04-07 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 電気信号の時間圧縮および/または伸長装置

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