JPS62259563A - 麹を使用する醸造食品の製造法 - Google Patents

麹を使用する醸造食品の製造法

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JPS62259563A
JPS62259563A JP61098180A JP9818086A JPS62259563A JP S62259563 A JPS62259563 A JP S62259563A JP 61098180 A JP61098180 A JP 61098180A JP 9818086 A JP9818086 A JP 9818086A JP S62259563 A JPS62259563 A JP S62259563A
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koji
food
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sake
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今安 聰
Koji Suginami
杉並 孝二
Kaoru Oishi
大石 薫
Akihiro Motomatsu
本松 彰博
Nobuko Satobi
佐飛 伸子
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Gekkeikan Sake Co Ltd
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GETSUKEIKAN KK
Gekkeikan Sake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用性〕 本発明は原料利用率が高く、製品の歩留りの向上した食
品の製造法に関し、詳しくは、麹を使用する食°品、た
とえば清酒、焼酎または昧りんのような酒類、食酢、み
そあるいは醤油などの食品の製造法に関する。
〔技術の背景および従来技術の説明〕
食品の製造に使用される麹は、穀類を粒状のままで製麹
する固体培養法によって製造されていて、粒状の穀類の
表面に麹菌が生育しているものである。このような粒状
の穀類の麹を使用する食品の製造では、多量の粕が生成
し、それによって製品の歩留りが低下し、これが原料利
用率の低下になっている。
このような製品の歩留りおよび原料利用率の低下は、麹
の製造、すなわち製麹過程において穀類を粒状のまま使
用し、その表面に麹菌が生育するので、粒状の穀類の内
部にあるデン粉は、蒸きょうによってα−デン粉に変え
られていても、麹菌の酵素で分解される以前に分解し難
いβ−デン粉に戻りやすいので、分解されないデン粉が
粕に残り、それによって製品の歩留りおよび原料利用率
が低下すると考えられる。
本発明者らは、麹を使用する食品の製造について永年研
究を続けているが、粒体の磨を水の存在において微粒化
し、店全体を乳液状の流体にすると、製品の歩留りおよ
び原料利用率の向上することを見出し、この知見に基づ
いて本発明に到達した。
〔発明の目的および発明の要約〕
本発明の目的は、製品の歩留りが高く、原料利用率の向
上した食品を提供することにある。
本発明は、麹を使用する食品の製造において、麹として
流状他店を使用し、それによって製品の歩留りおよび原
料利用率を向上することからなる食品の製造法である。
本発明において、謡として使用する流状他店は、乳液状
の流体の麹であって、麹を食品製造の原料水、製造また
は中間製品の一部、他の溶媒などの液体媒質に入れ、強
力撹拌または磨砕などの手段によって麹を微細化して、
全体を乳液状にすることによって製造することができる
。また前記の流状他店は、麹を液体媒質に入れ、麹自体
が持っている酵素のみならず、他の起源の液化型アミラ
ーゼ、粘化型アミラーゼ、プロテアーゼ類、カルボキシ
ペプチダーゼ類またはこれらの混合物により全体を溶解
することによって製造することもできる。さらに前記の
流状他店は、麹に水を加え、麹の酵素を水で抽出し、得
られた残渣を液体媒質に入れ、強力撹拌または磨砕など
の手段によって残渣を微細化するか、あるいは前記で得
られた残渣を液化型アミラーゼ、糖化型アミラーゼ、プ
ロテアーゼ類、カルボキシペプチダーゼ類またはこれら
の混合物によって液化し、先に抽出された酵素の抽出液
と合することによってつくることもできる。
本発明は、清酒の醸造、焼酎の製造における原料酒の醸
造、昧りん、食酢、みそまたは醤油の製造に利用するこ
とができ、これらの製造において、原料利用率を向上し
、それによって製品の歩留りを向上することができる。
〔発明の詳細な説明〕
本明細書における麹の「流状化jは、固体状の麹が液体
媒質中で微細化して分散し、全体が乳液状または液状と
なり、液体と同様の挙動を示すようになることをいう。
麹の流状化によって麹を構成する微生物の菌体、ii!
!粒の構成成分は微細状になって液体媒質に分散し、そ
れによって流状化された店全体が液体と同様の挙動を示
す。
麹の流状化によって、麹の基質の穀粒の構成成分は、麹
を構成する微生物(麹菌)の産生ずる酵素の作用を容易
に受けるようになり、それによって麹における原料利用
率を向上する。
流状化した麹の未溶解残渣はそのままでも、また濾別し
て透明な液体としても同じ効果が得られる。
以下において参考例および実施例を示して、本発明をさ
らに詳細に説明する。
参考例 比較の対象として常法により清酒を醸造した。
■麹の調製 通常の清酒の醸造と同様にして、酒造米を用いて洗米、
浸漬、水切り、蒸きようおよび製麹を行ない1.麹を得
た。
■清酒の醸造 上述の仕込配合において、酒母として、協会7号酵母を
使用し、その6×109個の酵母菌体および10倍希釈
の乳酸4艷を籾温に加え、籾温の温度を14°C1踊り
の温度を15°C1伸添の温度を10〜11°C1およ
び留部の温度を8〜9℃として、それぞれの仕込を行な
い、留部後に1日当り1℃の割合で15°Cになるまで
昇温した後、15°Cの一定温度において発酵させた。
笛部から20日後に、もろみを小型圧搾濾過機に入れ、
最高空気圧6Kit /’ tr&において、宝地醸造
と同様に圧搾して、清酒と酒粕に分離し、上槽した。
実施例1 参考例と同様にして製麹して得た米麹を水で流状化して
清酒を醸造した。
■流状他店の調製 米麹に、麹米重量の2倍量の水を加え、ミキサーにおい
て10分間乳液状になるまで撹砕し、流状他店を得た。
■清酒の醸造および上槽酒の分析 流状他店の調製に使用した麹米の量を麹米の量とし、流
状他店の調製に使用した水とそれ以外に加えた水の合計
量を汲水の量とし、参考例と同様にして、清酒を醸造し
、上槽した。
上槽酒の一般成分、粕歩合および酒化率は第2表に示す
とおりであった。
第2表によると、麹を乳液状に撹砕することにより、粕
歩合が2.4%減少するとともに、白米1000 g当
りの生成アルコールが4−増加したことがわかる。
官能検査の結果によると、参考例の清酒(対照)と実施
例1の清酒における酒質の有意差はなかった。
実施例2 麹をそれ自体が持っている酵素により流状化し、清酒を
醸造した。
■試験lの流状他店の調製 参考例と同様にして製麹した麹に、麹米重量の2倍量の
水を加え、55℃において3時間反応させ、試験1の麹
の流状化液を得た。
■試験2の流状他店の調製 試験1と同様にして調製した流状他店をミキサーに入れ
、10分間、乳液状になるまで撹砕し、試験2の流状他
店を得た。
(清酒の醸造および上槽酒の分析) 試験lの流状他店および試験2の流状他店を、それぞれ
麹として使用し、それぞれの流状他店の調製に使用した
水と汲水の合計量を清酒の醸造における汲水量として、
参考例と同様にして、それぞれの清酒を醸造し、上槽し
た。上槽した清酒の一般成分、粕歩合および酒化率は第
3表に示すとおりであった。
第3表によると、麹を55℃において数時間反応させる
ことにより、粕歩合は2.8%減少し、白米1000 
g当りの生成アルコールが6耐増加したことがわかる。
また流状他店をさらにミキサーで撹砕することにより、
粕歩合は3゜1%減少し、白米100〇−当りの生成ア
ルコールが7ml増加したことがわかる。
これらの清酒の官能検査の結果によ乙と、いずれの清酒
も酒質に有意差はなかった。
実施例3 麹の酵素を抽出した後、残渣を水で流状化し、清酒を醸
造した。
■流状化部の調製 参考例と同様にして製麹した麹に、各仕込段階の汲水の
半量を加え、室温において1時間マグネチックスターラ
ーで撹拌し、麹の酵素を抽出した。
その後15メツシユの篩によって液から残渣を分附し、
得られた残渣に、残りの汲水を加え、これをミキサーに
入れ、10分間乳液状になるまで撹砕した。得られた乳
液に、麹米重量のI / 2000の量(たとえば籾温
の場合は30■)の耐熱性アミラーゼを加え、95°C
以上の温度において1時間反応させた捷、冷却し、先に
分離した酵素液と合わせて流状他店とした。
■清酒の醸造および上槽酒の分析 流駄他店を麹とし、流状他店の調製に使用した水および
それ以外に加えた水の合計量を清酒の醸造における汲水
量として、参考例と同様にして、清酒を醸造し、上槽し
た。上槽した清酒の一般成分、゛粕歩合および酒化率は
第4表に示すとおりであった。
第4表によると、麹の酵素を抽出した残渣を乳液状につ
ぶし、耐熱性の液化酵素で充分反応させたものを抽出し
た酵素とともに麹として使用することによって、粕歩合
は3.6%減少し、白米1000 g当りの生成アルコ
ールがIOmjl増加したことがわかる。
この清酒の官能検査によると、参考例の清酒(対照)に
比べて、非常にされやかで、軽いタッチのものであった
実施例4 (流状他店の調製) 参考例とぼ様にして製麹した麹に、汲水のうち麹米重量
の2倍の量の水を加え、ミキサーで10分間乳液状にな
るまで撹砕し、さらに麹米重量の1 / 2000の量
(たとえば籾温の場合は30■)の耐熱性液化アミラー
ゼを加え、95℃以上の温度において1時間反応させた
後、冷却し、流状他店とした。
(清酒の醸造および上槽酒の分析) 流状他店を麹とし、流状他店の調製に使用し却水および
それ以外に加えた水の合計量を清酒の醸造における汲水
′量として、初悉時に市販の清酒もろみ用糖化型酵素0
.5gを加え、参考例と同様にして、清酒を醸造し、上
槽した。上槽した清酒の一般成分、粕歩合および酒化率
は第5表に示すとおりであった。
(以下余白) 第5表 清酒の一般成分、酒化率および粕歩合第5表に
よると、麹に他の起源の酵素を加え、麹自林の酵素は失
活するが、加えた酵素は失活しない温度で麹を流′Jf
化したものを麹として仕込み、さらに他の起源の酵素を
加えて清酒を醸造することにより、粕歩合は4.9%、
白米+000 (i当りの生成アルコールが12d増加
することがわかる。
この清酒の官能検査の結果によると、参考例(対照)に
比べて、されやかなタッチのものであった。
実施例5 流状化した麹を使用して焼酎を製造した。
■対照区の焼酎の製造 白米200gを使用し、通常の清酒の醸造と同様にして
製麹し、麹を得た。
上白W800gに汲水20009を加え、耐熱性液化ア
ミラーゼ0.8gおよびプロテアーゼを加え、95°C
以上の温度において60分反応させた後、冷却した。
この反応液に先に調製した麹を加え、これに協会7号酵
母の菌体6×109個および10倍に希釈した乳酸4艷
を加え、20℃において10日間発酵した後、もろみを
小型圧搾濾過機に入れ、最高空気圧6 、0 K9 /
 caにおいて圧搾し、得られた濾液をエバポレーター
に入れ、40℃において減圧蒸留して、30%の焼酎 1000−を得た。
■試験区−1の焼酎の製造 対照区の焼酎の製造と同様にして製麹して得た麹に水4
00gを加え、これをミキサーにおいて10分間撹砕し
て、総べての麹の粒子を100メツシュ篩通過とし、流
状化した麹を得た。
この流状化した麹を使用したこと以外は、対照区の焼酎
の製造と同様にして、30%の焼酎1017−を得た。
■試験区−2の焼酎の製造 対照区の焼酎の製造と同様にして得た上白糖の液化液に
、対照区の焼酎の製造と同様にして得た麹の全量を加え
、55°Cの温度において、−夜麹の液化および糖化を
行なった後、20°Cに冷却した。これに協会7号酵母
の菌体6×10 個および10倍に希釈した乳酸4艷を
加え、208CにおいてlO日間発酵した後、もろみを
小型圧搾濾過機に入れ、最高空気圧6.oKg/caに
おいて圧搾し、得られた濾液をエバポレーターに入れ、
40°Cにおいて減圧蒸留して、30%の焼酎1020
−を得た。
(対照区の焼酎との比較) 試験区−1の焼酎のaaにおいて、麹に水を加えて流状
化することにより、原料10001当りの生成アルコー
ルが5ml増加し、また試験区−2の焼酎の製造におい
て、麹を流状化することにより、原料1000++tl
!当りの生成アルコールが6耐増加した。
これらの試験区−1の焼酎、試験区−2の焼酎および対
照区の焼酎の官能検査によると、いずれも有意差はなか
った。
実施例6 流状化して得た麹を使用して、昧りんを製造した。
■対照区の味りんの製造 第6表 仕込配合 白  米           soo g麹米   
200g 汲水   70〇− 95%アルコール   280 TLl。
第6表の仕込配合において、常法により仕込み、306
Cにおいて17日間反応させた扱、もろみを遠心分離機
に入れ、5000rpI11において15分間遠心分離
し、昧りん615−を得た。
■試験区−1の味りんの製造 ■の麹に水400−を加え、55°Cにおいて3時間反
応させた後、30℃に冷却し、麹の流状化液を得、これ
を麹として、■と同様にして、昧りんを製造し、昧りん
660−を得た。
■試験区−2の昧りんの製造 白米800gを常法により水に浸漬し、水切りした後、
これに汲水700Mを加え、これをミキサーにおいて1
0分間すべての粒子が100メツシユ篩を通過するよう
に撹砕した。これに耐熱性液化アミラーゼ0.4gおよ
び耐熱性プロテアーゼ250■を加え、95°C以上の
温度において60分間反応を行なった後30℃に冷却し
た。これに麹米200gからつくった麹を加え、■と同
様にして、昧りんを製造し、昧りん1350−を得た。
■試験区−3の昧りんの製造 白米800gを■と同様にして反応させ、これに麹米2
00gからつくった麹を加え、55℃において5時間反
応させた後、30°Cに冷却し、■と同様にして、昧り
んを製造し、昧りん1400−を得た。
■試験区−4の昧りんの製造 白米800gを■と同様にして液化+7.これに四段用
塘化酵51j0.4gを加え、さらに麹を加え、301
Cに冷却した後、■と同様にして、昧りんを製造し、味
りん1502−を得た。
■結 果 昧りんの製造において、麹に対して流状化反応を行なう
と、製品の味りんの量が45耐増加し、原料の白米に対
して流状化反応を行なうと、製品の味りんの量が約80
0耐増加するとともに、反応に要する日数が大巾に減少
した。
これらの昧りんの官能検査を行なったが、これらの間に
有意差はなかった。
実施例7 (醤油の製造) 第7表 仕込配合 脱脂大豆  55m1 小   麦   45m1 吸  水  120d(食塩24%) ■原料処冊 30%加水した大豆をオートクレーブに入れ、1、OK
g/、Jにおいて10分間蒸煮した後、瞬時に常圧に戻
し、25°Cに冷却した。
小麦をフライパンにおいてIO分間炒し、25℃に冷却
した。
■製 麹 前記■において処理した脱脂大豆ならびに小麦を混合し
、アスペルギルス・ソーヤ (Aspergillus 5ojae )  (rh
o 3283 )の胞子を10 〜10  個散布して
、麹蓋法により、4日間256Cの定温において製麹し
た。
0発 酵 ■−1通常の醤油 前記の■で得た麹をビーカーに取り、24%食塩水12
0−を加え、258Cの定温において6ケ月間発酵した
■−2試験区−1 前記の■で得た麹をビーカーに取り、24%食塩水12
0m1を加え、ミキサーにおい7+10分間磨砕した後
、25°Cの定温において6ケ月間発酵した。
■−3試験区−2 前記の試験区−1でミキサー処理した後、−夜400C
において処理した。その後25°Cの定温において6ケ
月間発酵した。
■−4試験区−3 前記の■で得た麹をビーカーに取り、24%食塩水12
0allを加え、ミキサーにおいて10分間磨砕した後
、耐熱性液化酵素50■と耐熱性プロテアーゼioof
ngを加え、75℃において一夜反応したffl、25
6Cの定温において6ケ月間発酵した。
■圧 搾 各熟成もろみを濾布に入れ、最高圧力60Kg/ ca
において48時間圧搾して、醤油と粕に分離した。
それぞれの醤油の量は第8表に示すとおりであった。
(以下余白) 第8表 醤油の量 試験法    醤油の量(ml) 通常の醤油   +96 試験法−1198 試験法−2200 試験法−3205 第8表の結果によると、麹を流状化することによって、
原料の利用率が向上することがわかる。
■官能検査 それぞれの醤油について、18名のパネラ−によって官
能検査を行なったところ、通常の醤油と各試験区の醤油
の間に留意差を見出すことができなかった。
実施例8 (食酢の製造) ■種菌の培養 グルコース6%、酵母エキス1%、ポリペプチド0.4
%および炭酸カルシウム0.1%の培地(pH: 7.
0)  +000−にアセトバクター・アセティ(Ac
etobacter acetii )を植菌して35
℃において2日間培養して、種菌を得た。
■種酢の培養 参考例および実施例3の清酒をそれぞれ300 ml。
取り、各々に仕込水800d、殺菌した食酢1300艷
および種菌400m1を加え、35°Cにおいて20日
間通気撹拌しながら、培養した。
■食酢の発酵 参考例の清酒989−に水241.1dを加え、また実
施例3の清酒+007mjlに水2463rnllを加
え、それぞれに種酢3450 dずつを加え、35℃に
おいて30日間通気撹拌培着を行なった後、それぞれ小
型圧搾濾過機により、実地醸造と同様に、最高7に9 
/ caの圧力において、−夜圧搾し、食酢をそれぞれ
6800−および6900−の量において得た。
この結果、麹を流状化することにより、原料利用率を向
上しうろことがわかった。
■官能検査 18名のパネラ−による官能検査を行なったところ、実
施例3の清酒から得た食酢と通常の清酒から得た食酢の
間に有意差を見出すことができなかっ1−0 〔発明の効果〕 アルコール含有食品製造における原料利用率を向上し、
それによって製品の歩留りも向上する。
アルコール含有食品製造に要する期間を短縮することが
できる。
アルコール含有食品製造におけ乙原料を変更する必要が
なく、またその製造工程の変更も流状他店の調製だけで
あるから、食品衛生上および人体に対する影響における
問題はない。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)麹を使用する食品の製造において、麹として流状
    化麹を使用することを特徴とする食品の製造法。
  2. (2)流状化麹が、麹を液体媒質に入れ、酵素の失活し
    ない温度において、麹を微細化し、全体を液状にするこ
    とによりつくられたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の食品の製造法。
  3. (3)流状化麹が、麹を液体媒質に入れ、他の起源の酵
    素は失活するが、加えた酵素は失活しない温度で麹を流
    状化することによりつくられたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の食品の製造法。
  4. (4)液体媒質が、原料水の一部であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項または第3項に記載の食品の製
    造法。
  5. (5)液体媒質が、製品または製造過程の中間製品の一
    部であることを特徴とする特許請求の範囲第2項または
    第3項に記載の食品の製造法。
  6. (6)流状化麹が、麹に他の酵素を加え、麹に含まれる
    利用すべき成分を液化することによりつくられたもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の食
    品の製造法。
  7. (7)他の酵素が、液化型アミラーゼ、糖化型アミラー
    ゼ、プロテアーゼ類、カルボキシペプチダーゼ類および
    これらの混合物であることを特徴とする特許請求の範囲
    第6項に記載の食品の製造法。
  8. (8)流状化麹が、麹に水を加え、麹の酵素を抽出し、
    得られた残渣を液体媒質に入れ、残渣を微細化し、全体
    を液状にすることによりつくられたものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の食品の製造法。
  9. (9)流状化麹が、麹に水を加え、麹の酵素を抽出し、
    得られた残渣を液体媒質に入れ、液化型アミラーゼ、糖
    化型アミラーゼ、プロテアーゼ類およびカルボキシペプ
    チダーゼ類およびそれらの混合物からなる群より選択さ
    れる酵素を加えて残渣を微細化し、全体を液状にするこ
    とによりつくられたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の食品の製造法。
  10. (10)液体媒質が、原料水の一部であることを特徴と
    する特許請求の範囲第8項または第9項に記載の食品の
    製造法。
  11. (11)液体媒質が、製品または中間製品の一部である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第8項または第9項に
    記載の食品の製造法。
  12. (12)食品が、清酒であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載の食品の
    製造法。
  13. (13)食品が、焼酎であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載の食品の
    製造法。
  14. (14)食品が、味りんであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載の食品
    の製造法。
  15. (15)食品が、食酢であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載の食品の
    製造法。
  16. (16)食品が、醤油であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載の食品の
    製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007701A1 (ja) * 2005-07-11 2007-01-18 Asahi Breweries, Ltd. 液体麹を用いた穀類又は芋類の液化方法
JP5887605B1 (ja) * 2015-07-06 2016-03-16 啓雄 水井 みりん類、みりん類の製造方法

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